JP2706375B2 - フォークリフトの制御装置 - Google Patents

フォークリフトの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁油圧式で荷役作業
を操作できるフォークリフトの制御装置に関し、フォー
クの上昇を簡単に操作できるよう工夫したものである。
また、断線故障時には、自動上昇を禁止するようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁油圧式に操作できるフォーク
リフトの制御装置としては、例えば図10に示すものが
知られている(実開昭60−107405公報)。同図
に示すように油圧ポンプ01からの圧油は、電磁比例制
御弁02と、管路07を介して図示しないパワーステア
リング用の制御弁(図示省略)とに分流されている。電
磁比例制御弁02には、パイロット操作用の油室02a
が形成され、この油室02aにはパイロットピストン0
2bが摺動自在に嵌合されている。このパイロットピス
トン02bは、油路を切り換えるスプール02cと連結
している。パイロットピストン02b及びスプール02
cはそれぞれスプリング03a,03bに連結し、油圧
のない状態で中立位置に保持されている。パイロットピ
ストン02bの両側には、パイロット流入管路02d,
02eがそれぞれ設けられている。パイロット流入管路
02d,02eは、電磁開閉弁02f,02gを介して
パワーステアリング用の油圧系と接続している。従っ
て、電磁開閉弁02f,02gを開閉することにより、
パイロットピストン02b及びスプール02cが図中左
右に移動する。スプール02cが移動すると、このスプ
ール02cを介して作業機シリンダ04に圧油が給排さ
れ、作業機シリンダ04が伸縮する。スプール02cの
移動位置により、作業機シリンダ04に給排される圧油
の流量が調整され、その昇降速度が調整される。作業機
シリンダ04としては、フォーク(図示省略)を昇降さ
せるもの、傾斜させるもの等の各種のものが使用でき
る。
【0003】一方、電磁開閉弁02f,02gはコント
ローラ05からの流量制御信号により、開閉が制御され
る。コントローラ05は、作業機レバー06からのレバ
ー操作信号により流量制御信号を出力する。作業機レバ
ー06は、ポテンショメータを備えており、傾き角度及
び傾き方向に応じたレバー操作信号を出力する。作業機
レバー06は、中立位置では出力を出さない。従って、
作業機レバー06を操作することで、電磁開閉弁02
f,02gを開閉して電磁比例制御弁02から作業機シ
リンダ04に圧油が給排され、作業機シリンダ04が伸
縮してフォークの昇降、傾斜等が行われると共に作業機
レバー06の傾き角度を調整すると、作業機シリンダ0
4への圧油の流量が調整され昇降速度等を自在に制御す
ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のフォー
クリフトでは、フォークを上昇させながら走行操作(ハ
ンドル操作)をすることは、きわめて難かしい操作であ
った。つまり両操作を同時に行うには、作業機レバーを
傾けながらハンドルを操作しなければならなかったから
である。
【0005】またフォークを長揚程にわたり上昇させる
には、作業機レバーを長時間、傾けておかなければなら
ないので、オペレータの腕が疲れていた。このことはマ
スト高の高いフォークリフト(2段フルフリ型、3段フ
ルフリ型、高マスト型等)において特に問題であった。
【0006】本発明は、上記従来技術に鑑み、簡単な操
作でフォークを上昇させることのできるフォークリフト
の制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、傾き角に応じた値のレバー操作信号を出力
する作業機レバーと、レバー操作信号の値に応じた値の
流量制御信号を出力するコントローラと、流量制御信号
の値に応じた量の圧油を給排する電磁比例制御弁と、電
磁比例制御弁により圧油が給排されて伸縮してフォーク
を昇降するリフトシリンダと、を有するフォークリフト
において、自動上昇スイッチと、フォークの上昇上限位
置よりもやや低いセンサ検出位置にフォークが達したこ
とを検出する位置センサと、位置センサ用の信号線の断
線を検出する断線検出手段と、前記リフトシリンダへ圧
油を給排する管路に配設されて、この管路内の圧油の圧
力を検出する油圧センサを備えるとともに、前記コント
ローラは、油圧センサで検出した圧力を基にフォークに
積んだ荷物の荷重を求め、更にレバー操作信号の値が零
であるときに自動上昇スイッチが投入されると、荷重が
異なっていても、上昇初期ではフォークの上昇スピード
が徐々に増加し、上昇中期ではフォークの上昇スピード
が一定となり、フォークがセンサ検出位置を通り過ぎた
ことを前記位置センサが検出した以降の上昇後期ではフ
ォークの上昇スピードが徐々に減少して停止するようあ
らかじめ設定した特性に沿いフォークが上昇するよう
に、荷重を加味して流量制御信号の値をコントロールす
る機能を有するとともに、前記断線検出手段が位置セン
サ用の信号線の断線を検出したときには、自動上昇スイ
ッチが投入されてもフォークの上昇を禁止する機能を有
することを特徴とする。
【0008】
【作用】作業機レバーが中立位置にあるときに自動上昇
スイッチを押すとフォークが自動的に上昇し、フォーク
が上限近くに達するとフォークが停止する。また、断線
検出手段が位置センサ用の信号線の断線を検出すると、
自動上昇は禁止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明について、図面に示す実施例を
参照して詳細に説明する。図1〜図9に本発明の一実施
例を示す。図7は、本実施例に適用するフォークリフト
の一例を示す斜視図である。同図に示すようにリフトシ
リンダ1は左右一対のアウターマスト2に固定され、ピ
ストンロッド1aの伸縮に伴いアウターマスト2をガイ
ドとして左右一対のインナーマスト3を昇降するように
なっている。この時、アウターマスト2は車体7の前方
で車体7に固定してある。この結果、インナーマスト3
の昇降に伴いチェーンに懸架してあるブラケット5及び
直接荷物を積載するフォーク4からなる昇降部が昇降す
る。チルトシリンダ8は、アウターマスト2及びインナ
ーマスト3と共に昇降部を前方(反車体7側)及び後方
(車体7側)に傾動する為のものである。即ち、荷降ろ
しの場合には前方に傾動すると共に荷上げの場合及び荷
物の運搬時には後方に傾動し、夫々の作業性を良好に保
つとともに安全性も確保するようになっている。
【0010】作業機レバー9a,9bは、これらをオペ
レータが操作することにより、コントローラ10及び電
磁比例制御弁11を介してリフトシリンダ1及びチルト
シリンダ8の動作を制御するものであり、緊急停止を行
う為の安全スイッチ12とともにジョイスティックボッ
クス13に収納してある。更にジョイスティックボック
ス13には自動上昇スイッチ24及びマニュアルスイッ
チ26を備えている。作業機レバー9c,9d,9eは
各種のアタッチメント、例えば、ロールクランプ、ベー
ルクランプ等を取り付けた場合に対処するものである。
シートスイッチ14は運転席15にオペレータが座った
時に動作するスイッチで、その出力信号はコントローラ
10に出力する。
【0011】図8は上記フォークリフトの制御装置の一
例を示すブロックである。同図に示すように、作業機レ
バー9aはポテンショメータで形成されており、電流値
が操作量に比例するレバー操作信号S1 をコントローラ
10に送出する。コントローラ10は、レバー操作信号
1 に基づき電磁比例制御弁11のスプールの開度を調
整する流量制御信号S2 を送出する。電磁比例制御弁1
1は流量制御信号S2の大きさに比例してスプールを移
動させて、油圧管路16を流れる圧油の流量を制御して
リフトシリンダ1の動作速度を作業機レバー9aの操作
量に対応するように制御する。またリフトシリンダ1の
近傍にはリフトシリンダの位置を検出する位置センサ2
5が備えられている。この位置センサ25は、フォーク
4がフォークの上限位置よりやや低いセンサ検出位置に
きたときに、検出信号を出力する。
【0012】油圧センサ17は油圧管路16に配設して
あり、この油圧管路16の油圧を表す油圧信号S3 を送
出する。コントローラ10は油圧信号S3 を処理してリ
フトシリンダ1に作用する負荷荷重を演算する。更に、
コントローラ10は、警告灯18とともにコンソールボ
ックス19に収めてあるスタータスイッチ20の投入に
より、バッテリ21から電力を供給されて動作すると共
に、安全スイッチ12を操作したとき及びシートスイッ
チ14が動作せず離席状態のときには流量制御信号S2
の電流値を零として電磁比例制御弁11の開度が零とな
るように制御する。尚、図中、22は油圧ポンプ、23
は作動油源である。
【0013】図1は本実施例の主要部を抽出した制御装
置を示すブロック図である。同図中、図7及び図8と同
一部分には同一符号を付し重複する説明は省略する。ま
た図1のコントローラ10の内部は、機能ブロックで示
している。
【0014】図1の制御装置による制御の概要を先に説
明し、詳細動作はその後にする。本制御では作業機レバ
ー9aが中立位置にあるときに自動上昇スイッチ24を
投入すると(図1参照)、フォーク4が図2に示す特性
に沿い自動的に上昇し、フォーク4がセンサ検出位置H
S を通過すると停止するようにしている。つまり図2に
おいて、フォーク4は期間Iでは上昇速度が徐々に増し
ながら上昇し、期間IIでは一定速度で上昇し、フォーク
4がセンサ検出位置HS になったことを位置センサ25
(図1,図8参照)が検出したときに、期間III の状態
に移行して上昇速度が徐々に減じフォーク4を停止させ
ている。また詳細は図9を参照して説明するが、位置セ
ンサ25用の信号線が断線したときには、自動上昇スイ
ッチ24を投入しても、フォーク4の自動上昇は禁止さ
れる。
【0015】本制御では荷重が異なっても図2に示す特
性に沿いフォーク4を上昇させるため、図3に特性α,
βで示すように、上昇の初期及び後期においては、荷重
が小さいときには流量制御信号S2 の値を小さくして電
磁比例制御弁11の給油開口を狭くし、荷重が大きいと
きには流量制御信号S2 の値を大きくして電磁比例制御
弁11の給油開口を大きくしている。このため、荷重が
異なってもほぼ図2に示す特性に沿いフォーク4の上昇
を行うことができるのである。
【0016】次に本発明の実施例の正常時(非断線時)
の制御の詳細を、図1,図4〜図6を基に説明する。な
お、図4の動作ステップは、符号「S」を用いて示して
いる。
【0017】まず、イニシアライズ後に作業機レバー9
aが中立位置にあるかどうかを判断する(S1)。作業
機レバー9aが上げ方向に投入されているときには、リ
フトシリンダ1のピストンロッド1aを上昇させるよう
指示する流量制御信号S2 を電磁比例制御弁11に送っ
てフォーク上昇制御をし(S2)、下げ方向に投入され
ているときには下降させるよう指示する流量制御信号S
2 を電磁比例制御弁11に送ってフォーク下降制御(S
3)をする。作業機レバー9aが中立位置にあり、か
つ、自動上昇制御モードでなく自動上昇スイッチ24が
投入されていないとき(S1,S4,S5)には、流量
制御信号S2 の値を零にしてフォーク4をその位置に停
止させる中立制御をする(S6)。
【0018】図1に示す荷重/増速制御量対応テーブル
102には図5に示す増速値計算特性が記憶され、荷重
/減速制御量対応テーブル105には図6に示す減速値
計算特性が記憶されている。一方、増速制御量抽出手段
101、減速制御量抽出手段104は、油圧センサ17
から送られてくる油圧信号S3 から、フォーク4に積載
されている荷物の荷重を演算する。そして自動上昇スイ
ッチ24が投入されると、増速制御量抽出手段101
は、演算した荷重と対応テーブル102の特性からその
ときの荷重に応じた増速値を求め、上限値出力手段10
3は、エンジン回転数に応じた上限値を出力し、減速制
御量抽出手段104は、演算した荷重と対応テーブル1
05の特性からそのときの荷重に応じた減速値を求める
(S7)。更に自動制御フラグ及び増速フラグをセット
し、求めた増速値を初期値として出力する(S7)。
【0019】制御量出力手段107は、増速制御量抽出
手段101から初回の増速値を受けると増速モード(S
8)に入り、増速値で示す速度でリフトシリンダ1のピ
ストンロッド1aが上昇するよう指示する流量制御信号
2 を出力する。このためピストンロッド1aが上昇し
はじめる。増速制御量抽出手段101の増速値は、一
旦、記憶手段108に記憶されてから、再び増速制御量
抽出手段101に戻される。そして1制御サイクル経過
すると、増速制御量抽出手段101から出力される出力
値は、前回値に増速値を加えたものとなる(S9)。こ
のため制御量出力手段107から出力される流量制御信
号S2 の値は徐々に増加し、ピストンロッド1aの上昇
速度、つまりフォーク4の上昇速度は徐々に増加してい
く。この状態は図2の期間Iに対応する。
【0020】比較手段106は、増速制御量抽出手段1
01の出力値と、上限値出力手段103で求めた上限値
とを比較しており(S10)、出力値が上限値よりも大
きくなったら、上限値を制御量出力手段107に送る。
そして増速フラグをクリアし、保持フラグをセットする
(S11)。このような保持モード(S12)になると
制御量出力手段107は、上限値で示す速度でピストン
ロッド1aが上昇するよう指示する流量制御信号S2
出力する(S13)。このためピストンロッド1aひい
てはフォーク4は一定速度で上昇する。この状態は図2
の期間IIに対応する。
【0021】フォーク4が上昇してセンサ検出位置HS
に達したことを位置センサ25が検出したら(S1
4)、制御量出力手段107は、前回値から減速制御量
抽出手段104で求めた値に応じて流量制御信号S2
出力するとともに、保持フラグをクリアして減速モード
に入る(S15)。このためフォーク4の上昇速度が減
速しはじめる。減速制御量抽出手段104の減速値は、
一旦、記憶手段108に記憶されてから、再び減速制御
量抽出手段104に戻される。そして1制御サイクル経
過すると、減速制御量抽出手段104から出力される出
力値は、前回値から減速値を引いたものとなる(S1
6)。このため制御量出力手段107から出力される流
量制御信号S2 の値は徐々に減少し、ピストンロッド1
aの上昇速度、つまりフォーク4の上昇速度は徐々に減
少していく。減速制御量抽出手段104の出力値が、あ
らかじめ設定した停止値よりも小さくなったら(S1
7)、自動上昇制御フラグをクリアし(S18)、流量
制御信号S2 の値を零にして、リフトシリンダ1のピス
トンロッド1aを停止させてフォーク4を止める。この
ようにフォーク4が徐々に減速して停止する状態は、図
2の期間III に対応する。なお、断線検出手段110
は、位置センサ25の信号線の断線を検出するものであ
り、その具体構成及び機能は次に述べる。
【0022】ここで本実施例の断線時の制御を、図9を
基に説明する。図9のコントローラ10の内部は、ハー
ド構成ブロックで示している。コントローラ10のCP
U120は、クロック発生部121のクロックに同期し
て各種の演算処理をするものであり、メモリ122に記
憶したソフトウエアを用いて演算処理する。一方、作業
機レバー9aから出力されるレバー操作信号S 1 及び位
置センサ25から出力される検出信号は、A/Dコンバ
ータ123によりデジタル信号に変換されてからCPU
120へ送られる。自動上昇スイッチ24及びマニュア
ルスイッチ26の投入信号は、インターフェース124
を介してCPU120へ送られる。流量制御信号S
2 は、CPU120の制御に基づき、電磁弁駆動回路1
25から電磁比例制御弁11へ送られる。
【0023】更に、位置センサ25には抵抗R1が備え
られており、コントローラ10には抵抗R2が備えられ
ており、抵抗R1(抵抗値r1)及び抵抗R2(抵抗値
r2)が接続された位置センサ25用の信号線25aに
は、信号電圧Vが印加されている。そして抵抗R1,R
2並びにCPU120により断線検出手段が構成されて
いる。なお図9において、126は電源回路、50はバ
ッテリ、51は断線表示部である。
【0024】位置センサ25用の信号線25aが正常で
断線していないときには、位置センサ25がOFFにな
っていれば、A/Dコンバータ123を介して入力され
る電圧V1 は次のようになる。 V1 =V・r2/(r1+r2) そして、正常時に自動上昇スイッチ24が投入される
と、前述したような自動上昇が実行される。
【0025】位置センサ25用の信号線25aが断線し
たときには、A/Dコンバータ123を介して入力され
る電圧V1 はアース電位となる。このためCPU120
は、信号線25aが断線したことを検出する。この断線
時に自動上昇スイッチ24が投入されても、CPU12
0はフォーク4の上昇を禁止するような流量制御信号S
2 を出力し、フォーク4は上昇することなくそのときの
位置のまま保持される。仮に、断線時にフォーク4の自
動上昇を禁止しないとしたならば、フォーク4は自動上
昇スイッチ24の投入により上昇を開始するが、位置セ
ンサ25による検出ができないため、フォーク上端に衝
突してしまう不具合がある。本発明では、信号線25a
が断線したときには、自動上昇を禁止するので、かかる
不具合は生じない。
【0026】また、断線を検出したときには、断線表示
部51に断線が生じたことが表示される。なお断線が生
じたと判定されたときに、マニュアルスイッチ26を投
入すれば、作業機レバー9aの上昇指令によりフォーク
4の上昇ができるようにしている。
【0027】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば、自動上昇スイッチを投入するだけ
でリフトがスムーズに上昇し始める。リフト上昇中には
オペレータはハンドル操作に専念するか、エンジンのア
クセルコントロールをしてリフト上昇速度を調整でき
る。リフトはセンサ検出位置を通過するとショックなく
停止する。このように簡単な操作にてリフトの上昇がで
き作業効率が向上する。更に本発明では、位置センサ用
の信号線が断線したときには自動上昇を禁止するため、
安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の主要部を抽出した制御装置を
示すブロック図である。
【図2】本実施例によるフォークの上昇状態を示す特性
図である。
【図3】流量制御信号の調整状態を示す特性図である。
【図4】実施例の制御状態を示す制御フロー図である。
【図5】増速値計算特性を示す特性図である。
【図6】減速値計算特性を示す特性図である。
【図7】本発明を適用するフォークリフトを示す斜視図
である。
【図8】本発明の実施例に係る制御装置の全体を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の実施例の主要部を抽出した制御装置を
示すブロック図である。
【図10】従来の電磁油圧式フォークリフトの油圧系を
示す油圧回路である。
【符号の説明】
1 リフトシリンダ 1a ピストンロッド 4 フォーク 9a 作業機レバー 10 コントローラ 11 電磁比例制御弁 16 油圧管路 17 油圧センサ 24 自動上昇スイッチ 25 位置センサ 25a 信号線 26 マニュアルスイッチ 120 CPU R1,R2 抵抗 S1 レバー操作信号 S2 流量制御信号 S3 油圧信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・ エイチ・アイさがみハイテック株式会社 内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傾き角に応じた値のレバー操作信号を出
    力する作業機レバーと、レバー操作信号の値に応じた値
    の流量制御信号を出力するコントローラと、流量制御信
    号の値に応じた量の圧油を給排する電磁比例制御弁と、
    電磁比例制御弁により圧油が給排されて伸縮してフォー
    クを昇降するリフトシリンダと、を有するフォークリフ
    トにおいて、 自動上昇スイッチと、 フォークの上昇上限位置よりもやや低いセンサ検出位置
    にフォークが達したことを検出する位置センサと、 位置センサ用の信号線の断線を検出する断線検出手段
    と、 前記リフトシリンダへ圧油を給排する管路に配設され
    て、この管路内の圧油の圧力を検出する油圧センサを備
    えるとともに、 前記コントローラは、油圧センサで検出した圧力を基に
    フォークに積んだ荷物の荷重を求め、更にレバー操作信
    号の値が零であるときに自動上昇スイッチが投入される
    と、荷重が異なっていても、上昇初期ではフォークの上
    昇スピードが徐々に増加し、上昇中期ではフォークの上
    昇スピードが一定となり、フォークがセンサ検出位置を
    通り過ぎたことを前記位置センサが検出した以降の上昇
    後期ではフォークの上昇スピードが徐々に減少して停止
    するようあらかじめ設定した特性に沿いフォークが上昇
    するように、荷重を加味して流量制御信号の値をコント
    ロールする機能を有するとともに、前記断線検出手段が
    位置センサ用の信号線の断線を検出したときには、自動
    上昇スイッチが投入されてもフォークの上昇を禁止する
    機能を有することを特徴とするフォークリフトの制御装
    置。
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