JPH0522684Y2 - - Google Patents

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JPH0522684Y2
JPH0522684Y2 JP1357788U JP1357788U JPH0522684Y2 JP H0522684 Y2 JPH0522684 Y2 JP H0522684Y2 JP 1357788 U JP1357788 U JP 1357788U JP 1357788 U JP1357788 U JP 1357788U JP H0522684 Y2 JPH0522684 Y2 JP H0522684Y2
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spool
spring
hydraulic pressure
force
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、自動変速機の油圧緩和装置に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 従来の自動変速機の油圧緩和装置として、例え
ば米国特許第3583422号に示されるものがある。
これに示される自動変速機の油圧緩和装置は、ス
プールと、アキユムレータピストンと、スプリン
グとを有している。スプールは調圧弁として構成
されており、スプリング力及びスロツトル再調整
圧に対向するように油圧を調圧する。このスプー
ルによつて調圧された調整圧がアキユムレータピ
ストンに作用し、これをストロークさせるように
接続されている。スプリングはアキユムレータピ
ストンとスプールとの間に配置されており、アキ
ユムレータピストンのストロークに応じてスプリ
ング力が増大する。従つて、時間の経過と共にス
プールによつて調圧される調整圧が上昇してい
く。この調整圧が所定の摩擦要素に供給されるの
で、摩擦要素の時間の経過に従つて徐々に増大し
ていく調整圧によつて締結されることになる。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような従来の自動変速機
の油圧緩和装置には、変速がトルクフエーズから
イナーシヤフエーズに切換わる際、トルクがオー
バーシユートし、変速フイーリングが好ましくな
いという問題点がある。すなわち、この油圧緩和
装置では、アキユムレータピストンのストローク
に伴なつて直線的に増大する油圧が得られ、アキ
ユムレータピストンがストロークを開始する付近
の油圧値によりトルクフエーズからイナーシヤフ
エーズへの切換えが行われるため、比較的トルク
容量が大きくなりトルクのオーバーシユートが発
生し、上述のような問題点が発生する。本考案
は、上記のような問題点を解決することを目的と
している。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案は、油圧緩和装置によつて得られる油圧
特性を途中で折れ曲がる2段階のものとし、最初
の段階の油圧を低くすることにより、上記課題を
解決する。すなわち、本考案による自動変速機の
油圧緩和装置は、共通の弁穴に挿入された第1ス
プール10及び第2スプール12と、両者間に配
置される第1スプリング14とを有し、体1スプ
ールは第1スプリング配置側から作用する軸方向
力に対向するように油圧を調圧する調圧弁として
構成されており、これによつて調圧された調整圧
が第2スプールに第1スプリングの力に対向する
向きに作用するように接続され、またこの調整圧
が所定の摩擦要素に供給される自動変速機の油圧
緩和装置を対象とするものであり、第2スプール
に第1スブリングの力に対向する向きの力を作用
可能な第2スプリング38が設けられており、第
2スプリングは第2スプールが第1スプール側に
所定量移動した状態では自由状態となつて第2ス
プールに力を作用しないように構成されている。
(ホ) 作用 調整圧が低い最初の段階では第2スプールは第
1スプールから離れた位置にあり、第2スプリン
グは圧縮状態にあつて第2スプールに押し力を作
用している。このため、第1スプリングのバネ定
数が小さくなつているのと同様の状態となつてい
る。従つて、調整圧は低い値から比較的急速に立
上がる。次いで、第2スプールが第1スプール側
に移動し第2スプリングが自由状態になると、第
1スプリングの作用のみによつて調整圧が上昇し
ていく。この場合には、バネ定数が比較的大きく
なつているので調整圧は緩やかに上昇していく。
上述のように第2スプリングが作用する段階とこ
れが作用しない段階との2段階で調整圧は折れ曲
がる。従つて、最初の段階の油圧を低く設定する
ことができる。この低い油圧によつてトルクフエ
ーズからイナーシヤフエーズへの変化が発生する
ので、トルクのオーバーシユートの発生を防止し
て変速フイーリングを良好なものとすることがで
きる。なお、第1スプールと第2スプールとの間
に自由長の短かい第3スプリングを配置すること
によつても上述と同様の折れ曲がり特性を得るこ
とができる。
(ヘ) 実施例 (第1実施例) 第1〜3図に本考案の第1実施例を示す。第1
スプール10と第2スプール12とが同一の弁穴
内に配置されており、両者間に第1スプリング1
4が配置されている。第1スプール10は2つの
ランド10a及び10bを有している。第2スプ
ール12は単一のランドによつて形成されてい
る。弁穴には6つのポート16,18,20,2
2,24及び26が設けられている。ポート16
及びポート20はクラツチ28と接続された油路
30と連通している。ポート16の入口にはオリ
フイス32が設けられている。ポート18はシフ
トバルブから変速のための油圧が供給される油路
34と連通している。ポート22及びポート24
はドレーンポートである。ポート26も前述の油
路30と連通している。ポート26の入口にはオ
リフイス36が設けられている。ポート16,1
8,20及び22の位置、及び第1スプール10
のランド10a及び10bの寸法関係は、第1ス
プール10が調圧弁として作用するように構成さ
れている。すなわち、ポート16の油圧は第1ス
プリング14から作用する力につり合う大きさと
なる。第2スプール12の第1スプリング14配
置側とは反対側に第2スプリング38が配置して
ある。第2スプリング38の自由長は比較的短く
設定してあり、第2スプール12が第1図中で所
定量左方向へ移動すると、第2スプール12に第
2スプリング38の力が作用しなくなるように設
定してある。
次に、この実施例の作用について説明する。図
示してないシフトバルブが切換わり油路34に油
圧が供給されると、この油圧が油路30に供給さ
れ、クラツチ28の油圧は急速に立上がり始める
(第3図における時間t1)。油路30の油圧が所定
値p1まで立上がると、ポート16に作用する油圧
が第1スプリング14から作用する力につり合う
状態となり、第1スプール10は調圧状態とな
る。油路30の油圧はポート26にも供給されて
おり、この油圧による力と第2スプリング38に
よる力とが第2スプール12に作用するので、第
2スプール12はポート26の油圧が比較的低い
段階から図中左方向へストロークを開始する。こ
の第2スプール12の図中左方向への移動に応じ
て第1スプール10によつて調圧される油路30
の油圧が上昇していく。第2スプール12が第2
スプリング38の自由長寸法を越える位置まで移
動すると、第2スプリング38が第2スプール1
2に作用していた力が消滅する(第3図の時間t2
及び油圧p2)。これ以降は第2スプール12はポ
ート26に作用する油圧による力と第1スプリン
グ14の力とのバランスに応じて移動していく。
第2スプリング38の力が作用しなくなるため、
第2スプール12は比較的緩やかに移動してい
く。これにより油路30の油圧は緩やかに上昇
し、第2図に示すように、第2スプール12が第
1スプール10に接触し、これを最も左側位置ま
で押圧した状態とする。これにより油路30には
油路34の油圧がそのまま供給される(第3図の
時間t3)。結局、クラツチ28に供給される油圧
は第3図に示すように、時間t1〜t2の段階と時間
t2〜t3の段階の2段階に折れ曲がつた状態で増大
していく。従つて、時間t1〜t2の間はクラツチ2
8には比較的低い油圧が作用する。従つて、トル
クフエーズからイナーシヤフエーズへ切換わる際
のトルクのオーバーシユートの発生が防止され、
良好な変速感を得ることができる。
(第2実施例) 第4図に本考案の第2実施例を示す。この第2
実施例は第3スプリング40を第1スプリング1
4と同心に配置したものである。ただし、第3ス
プリング40の自由長は第2スプール12が第4
図中で所定量左方向へ移動したとき圧縮され始め
る長さに設定してある。この第2実施例の場合も
第2スプール12に作用するスプリング力が第2
スプール12のストロークに応じて途中で変化す
るので、第1実施例と同様の作用を得ることがで
きる。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、第
1スプールによつて構成される調圧弁と、これに
よつて調整される油圧によつてストロークする第
2スフールと、によつて油圧の立上がりを緩和す
るようにした場合に、2本のスプリングを用い、
1本のスプリングは第2スプールの位置に応じて
力を作用しなくなる自由長に設定するようにした
ので、調圧弁による調整圧が折れ曲がり特性とな
り、油圧立上がりの最初の段階の油圧を低くして
変速シヨツクを低減することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す図、第2図
は第1図に示す自動変速機の油圧緩和装置の第2
スプールが移動した状態を示す図、第3図は第1
実施例によつて得られる油圧特性などを示す図、
第4図は本考案の第2実施例を示す図である。 10……第1スプール、12……第2スプー
ル、14……第1スプリング、38……第2スプ
リング、40……第3スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 共通の弁穴に挿入された第1スプール及び第
    2スプールと、両者間に配置される第1スプリ
    ングとを有し、第1スプールは第1スプリング
    配置側から作用する軸方向力に対向するように
    油圧を調圧する調圧弁として構成されており、
    これによつて調圧された調整圧が第2スプール
    に第1スプリングの力に対向する向きに作用す
    るように接続され、またこの調整圧が所定の摩
    擦要素に供給される自動変速機の油圧緩和装置
    において、 第2スプールに第1スプリングの力に対向す
    る向きの力を作用可能な第2スプリングが設け
    られており、第2スプリングは第2スプールが
    第1スプール側に所定量移動した状態では自由
    状態となつて第2スプールに力を作用しないよ
    うに構成されていることを特徴とする自動変速
    機の油圧緩和装置。 2 第2スプリングに代えて、第1スプールと第
    2スプールとの間に第3スプリングが配置され
    ており、第3スプリングは第1スプールと第2
    スプールとが所定寸法以上離れている状態では
    自由状態となつて力を作用しないように構成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動変速機の油圧緩和装置。
JP1357788U 1988-02-05 1988-02-05 Expired - Lifetime JPH0522684Y2 (ja)

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JP1357788U JPH0522684Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JP1357788U JPH0522684Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JPH01118240U JPH01118240U (ja) 1989-08-10
JPH0522684Y2 true JPH0522684Y2 (ja) 1993-06-10

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ID=31224004

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JP1357788U Expired - Lifetime JPH0522684Y2 (ja) 1988-02-05 1988-02-05

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JP2646863B2 (ja) * 1991-01-29 1997-08-27 日産自動車株式会社 変速機の油圧制御装置

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JPH01118240U (ja) 1989-08-10

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