JPH0449417Y2 - - Google Patents

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JPH0449417Y2
JPH0449417Y2 JP18058185U JP18058185U JPH0449417Y2 JP H0449417 Y2 JPH0449417 Y2 JP H0449417Y2 JP 18058185 U JP18058185 U JP 18058185U JP 18058185 U JP18058185 U JP 18058185U JP H0449417 Y2 JPH0449417 Y2 JP H0449417Y2
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piston
fluid passage
cylinder
pressure
passage
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、流体回路の圧力制御に際して発生
する衝撃圧力を緩和する圧力調整弁に関する。
〈従来の技術〉 上述のような衝撃圧力を緩和する圧力調整弁と
して、特公昭49−15571号公報に示されたものが
存在する。これは、第2図に示すように、第1の
シリンダ部及び第1,第2の流体通路を有する外
殻と、第1のシリンダ部に収容され前面に第1の
流体通路から第2の流体通路へ向う流路を開閉す
る弁部を有し背面に開口する第2のシリンダ部を
内部に有し第2のシリンダ部から第1の流体通路
へ向う第1の絞り通路を有する第1のピストン
と、第1のピストンを閉弁方向に押圧する第1の
発条と、第2のシリンダ部に収容された第2のピ
ストンと、第2のピストンを上記絞り通路方向へ
押圧する第2の発条とを有するものである。
上述の装置において、弁部の有効面積をA、第
2のシリンダの断面積をB、第1の発条の押圧力
をE、第2の発条の押圧力をFとすると、第1の
流体通路に加わる圧力Pの上昇の初期において
は、 P1=E+F/A をPが越えると開弁し、第1の流体通路から第2
の流体通路へ圧力のリリーフが行われる。一方、
第1の絞り通路を経て第2のシリンダ内に流体が
徐々に流入するために、シリンダ2内の圧力Q
は、 Q=F/B なる関係にあるが、第2のピストンの移動によつ
て第2の発条が圧縮されてその押圧力Fが増大す
る結果、Qの値も次第に増大する。従つてリリー
フ圧力は、 P2=P1+Q=E+F/A+F/B となり、第2の発条の押圧力Fの増大に伴つて増
大する。最後に第2のピストンがストツパに衝突
するなどして移動の限界に達すると、リリーフ圧
力は、 P3=E/A−B に維持される。流体回路は上述の最終的リリーフ
圧力P3によつて駆動されることになるので、流
体回路の動作開始時の圧力の衝撃的上昇と機械的
運動の衝撃的始動を緩和することができる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述の圧力調整弁は、リリーフ圧力をP1から
P3へなだらかに移行させるものであるから、設
計に際して重要な事項は、初期リリーフ圧力と最
終リリーフ圧力を油圧回路に適合させることであ
る。ところで、初期リリーフ圧力P1及び最終リ
リーフ圧力P3の何れにも弁部の有効断面積Aが
関係しているが、この面積Aは、この圧力調整弁
が他の圧力制御弁と共に共通の外殻ブロツク内に
形成され、第1のシリンダの径が他の圧力制御弁
と同寸法に運ばれることが多いために、自由に決
定し難い。そのために使用する油圧機器に上述の
圧力調整弁を適合させることが難かしかつた。
また、リリーフ圧力が最終値P3に落着く直前
に往々にしてオーバーシユートが起こるが、これ
を外部から調整することが出来なかつた。
この考案は、上述の圧力調整弁の設計の自由度
を拡げて、容易に使用する油圧機器に適合するも
のが得られるようにすると共に、リリーフ圧力の
オーバーシユートが起こらないように外部調節を
可能にすることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> この考案においては、上述の従来の圧力調整弁
が有している第1及び第2のシリンダ部、第1及
び第2のピストン、第1及び第2の発条、第1及
び第2の流体通路に加えて、第1のピストンから
前面へ伸延する第3のピストンと、第3のピスト
ンを収容する第3のシリンダ部と、第3のシリン
ダ部の先端に位置する第3の流体通路と、第2の
流体通路と第3の流体通路とを連結する絞り通路
とが存在する。
〈作用〉 第1の流体通路に加わる圧力Pの上昇の初期に
おいては、圧力Pが P1=E+F/A−C を越えると開弁が行われて、油圧機器に加わる圧
力をPに維持する。そして、リリーフ圧力が時間
と共に増大する結果、或る時間後にはリリーフ圧
力が、 P3=E/A−B−C に到達し、油圧機器はこの圧力のもとで動作を行
う。従つて、油圧機器に加わる作動圧力が衝撃的
に増大するのを防ぐことができる。
ここで、リリーフ圧力の初期値P1及び最終値
P3を決定する因子の中に第3のピストンの断面
積Cが含まれているので、圧力調整弁の設計に際
しては第3のピストンの径を適当に選択すること
によつて、リリーフ圧力の初期値を容易に決定す
ることができ、また第2及び第3のピストンの径
の選択によつて、リリーフ圧力の最終値を容易に
決定することができる。
更に、絞り弁の開口度を外部から調整すること
によつて、リリーフ圧力の変化速度を調節するこ
とができるから、リリーフ圧力が最終値に落着く
際のオーバーシユートを除くことができる。
〈実施例〉 第1図において、外殻1内には、シリンダ部2
と、その一端に位置する流体通路3と、これに弁
座4を隔てて隣接する流体通路5と、流体通路5
からシリンダ部2とは反対の方向へ伸びるシリン
ダ部6と、更にその先端に位置する流体通路7と
が形成されている。シリンダ部2内に挿入されて
いるピストン8には、背面(図における右側)に
開口するシリンダ部9が形成され、前面に弁座4
に当接する弁部10が形成され、更に弁部10か
らシリンダ部6内へピストン11が伸延する。弁
部10には、流体通路5とシリンダ部9とを連通
する絞り孔12が穿孔され、シリンダ部9内には
ピストン13が嵌入されている。シリンダ部2内
に収容した発条14及び15は、それぞれピスト
ン8及び13を背後から押圧する。流体通路3と
7との間には、逆止弁16及び絞り弁17が並列
に介在する。
第2図は比較のために従来の圧力調整弁を示
し、対応する部分は第1図と同一の符号で示して
いる。即わち、この考案が従来例と異る点は、シ
リンダ部6、流体通路7、ピストン11及び流体
通路3,7間の逆止弁16と絞り弁17の並列回
路を新設したことにある。
〈作用〉 弁部10の有効断面積をA、シリンダ部9及び
6の断面積をそれぞれB及びC、発条14及び1
5の押圧力をそれぞれE及びFとする。
第2図に示す従来例の場合の初期及び最終リリ
ーフ圧力P1,P3は、前述したように P1=E+F/A P3=E/A−B で表わされる。
第1図に示すこの考案の場合は、流体通路3と
7の圧力を同一とすると、 P1=E+F/A−C P3=E/A−B−C となる。シリンダ部6の径は、シリンダ部9の径
と同様に、共通の外殻ブロツク内に形成される他
の圧力制御弁等に無関係に定めることができるの
で、容易に所望のリリーフ圧力の初期値P1及び
最終値P3を決定できる。
なお、リリーフ圧力は最終値P3に落着く直前
に往々にしてオーバーシユートを生ずるが、絞り
弁17の開度を適当に調整することにより、初期
値P1から最終値P3へ至る時間をオーバーシユー
トが起らないように調節することができる。
〈考案の効果〉 以上のように、この考案によるときは、圧力調
整弁を使用油圧機器に適合させるための設計の自
由度を拡げて製作を容易にし、併せてリリーフ圧
力にオーバーシユートを生じさせないための外部
調整を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は従来例の縦断面図である。 1……外殻、2……第1のシリンダ部、3……
第2の流体通路、4……弁座、5……第1の流体
通路、6……第3のシリンダ部、7……第3の流
体通路、8……第1のピストン、9……第2のシ
リンダ部、10……弁部、11……第3のピスト
ン、12……第1の絞り通路、13……第2のピ
ストン、14……第1の発条、15……第2の発
条、17……絞り弁(第2の絞り通路)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のシリンダ部及び第1,第2の流体通路を
    有する外殻と、第1のシリンダ部に収容され前面
    に第1の流体通路から第2の流体通路へ向う流路
    を開閉する弁部を有し背面に開口する第2のシリ
    ンダ部を内部に有し第2のシリンダ部から第1の
    流体通路へ向う第1の絞り通路を有する第1のピ
    ストンと、第1のピストンを閉弁方向に押圧する
    第1の発条と、第2のシリンダ部に収容された第
    2のピストンと、第2のピストンを上記絞り通路
    方向へ押圧する第2の発条とを有し、更に、上記
    外殻には第1のピストンの前面に位置する第3の
    シリンダ部及び第3のシリンダ部に連なる第3の
    流体通路を設け、第1のピストンより伸延する第
    3のピストンを第3のシリンダ部内に設け、第2
    の流体通路と第3の流体通路との間に第2の絞り
    通路を設けたことを特徴とする圧力調整弁。
JP18058185U 1985-11-22 1985-11-22 Expired JPH0449417Y2 (ja)

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JP18058185U JPH0449417Y2 (ja) 1985-11-22 1985-11-22

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JPS6289576U JPS6289576U (ja) 1987-06-08
JPH0449417Y2 true JPH0449417Y2 (ja) 1992-11-20

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