JPH0736209U - 減圧弁 - Google Patents

減圧弁

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JPH0736209U
JPH0736209U JP6635093U JP6635093U JPH0736209U JP H0736209 U JPH0736209 U JP H0736209U JP 6635093 U JP6635093 U JP 6635093U JP 6635093 U JP6635093 U JP 6635093U JP H0736209 U JPH0736209 U JP H0736209U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次側圧力の設定精度を高める。 【構成】 弁箱11内で入口孔12と出口孔13との間
に、減圧弁室14と減圧弁座15と受圧作動室17とを
直列状に設ける。上記の減圧弁室14に挿入した減圧部
材19を閉弁バネ21によって上記の減圧弁座15へ閉
止弾圧する。上記の受圧作動室17に挿入したピストン
26を圧力設定バネ29によって減圧部材19へ弾圧す
る。上記ピストン26を左向きに押圧する流体圧力と上
記の圧力設定バネ29の右向き弾圧力との力の釣合いに
よって、伝動ロッド35を介して上記の減圧部材19を
開閉操作する。上記の減圧部材19の閉弁移動の終期に
は、その減圧部材19に設けた絞り部分45が、上記の
減圧弁室14の周壁に設けた絞り用嵌合孔41へ嵌合し
始める。これにより、上記の入口孔12の高圧流体は、上
記の両者41・45の嵌合隙間を通る間に大きな流動抵
抗が与えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、減圧弁に関し、その二次側圧力の設定精度を高める技術である。
【0002】
【従来の技術】
一般に、減圧弁は、次のように構成されている。 弁箱内で入口孔と出口孔との間に、減圧弁室と減圧弁座と受圧作動室とを直列 状に設け、上記の減圧弁室に減圧部材を挿入するとともに上記の受圧作動室にピ ストンを挿入し、そのピストンを上記の減圧部材へ向けて弾圧する圧力設定バネ を設けたものである。上記の圧力設定バネの弾圧力と上記ピストンに作用する開 弁用流体圧力との力の釣り合いによって、上記の減圧弁座に対して上記の減圧部 材を開閉移動させることにより、上記の出口孔の二次側圧力が変動してもその二 次側圧力を設定範囲内に保つのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来技術では次の問題が生じていた。 開弁状態の減圧部材が減圧弁座へ向けて閉弁移動する時には、入口孔の高圧流 体が減圧部材と減圧弁座との間の減圧隙間を勢いよく通って受圧作動室へ供給さ れる。このため、上記の減圧部材が閉弁し終える前に、上記の受圧作動室の圧力 が、前記の圧力設定バネで設定された圧力を越えて勢いよく上昇してしまう。そ の結果、出口孔の二次側圧力が設定値を越えて過剰に上昇する。 本考案は、減圧弁の二次側圧力の設定精度を高めることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために減圧弁を次のように構成した。 (請求項1の考案) 例えば、図1から図4、又は図5と図6に示すように、 弁箱11内に、減圧弁室14と減圧弁座15とロッド孔16と受圧作動室17 とを直列状に設け、上記の減圧弁室14に挿入した減圧部材19を上記の減圧弁 座15へ向けて弾圧する閉弁バネ21を設け、上記の受圧作動室17に保密状に 挿入した受圧部材26を上記の減圧部材19へ向けて弾圧する圧力設定バネ29 を設け、上記ロッド孔16に挿入した伝動ロッド35によって上記の受圧部材2 6を上記の減圧部材19へ連接して構成した、減圧弁において、 上記の減圧弁室14の周壁と上記ロッド孔16の周壁との少なくとも一方の周 壁に絞り用嵌合孔41を設け、上記の減圧部材19の周面と上記の伝動ロッド3 5の周面との少なくとも一方の周面に、上記の減圧部材19の閉弁移動の終期に 上記の絞り用嵌合孔41へ嵌入される絞り部分45を設け、上記の絞り用嵌合孔 41と上記の絞り部分45との嵌合隙間によって絞り路47を構成したものであ る。
【0005】 (請求項2の考案) 例えば、図7又は図8に示すように、 弁箱11内に、減圧弁室14と減圧弁座15とロッド孔16と受圧作動室17 とを直列状に設け、上記の減圧弁室14に挿入した減圧部材19を上記の減圧弁 座15へ向けて弾圧する閉弁バネ21を設け、上記の受圧作動室17に保密状に 挿入した受圧部材26を上記の減圧部材19へ向けて弾圧する圧力設定バネ29 を設け、上記ロッド孔16に挿入した伝動ロッド35によって上記の受圧部材2 6を上記の減圧部材19へ連接して構成した、減圧弁において、 上記の減圧弁室14の周壁と上記ロッド孔16の周壁との少なくとも一方の周 壁に閉止弁座51を設け、その閉止弁座51に対して開閉移動される閉止部材5 2を上記の減圧部材19と上記の伝動ロッド35との少なくとも一方の部材に外 嵌し、上記の閉止部材52の端面に所定の接当隙間Cをあけて対面する操作部5 3を上記の少なくとも一方の部材に設けるとともに、同上の閉止部材52を上記 の閉止弁座51へ向けて弾圧する閉止バネ54を設け、上記の閉止弁座51をバ イパスする絞り路55を上記の閉止部材52に設けて構成したものである。
【0006】
【作用】 (請求項1の考案) 例えば、図1又は図6に示すように、次のように作用する。
【0007】 開弁状態の減圧部材19が閉弁移動する時には、その閉弁移動の初期から中期 には、図1(a)又は図6(a)に示すように、入口孔12の高圧流体が減圧弁座1 5と減圧部材19との間の減圧隙間を通って受圧作動室17へ勢いよく供給され ていく。しかし、上記の減圧部材19の閉弁移動の終期には、図1(b)又は図6 (b)に示すように、絞り部分45が絞り用嵌合孔41へ嵌合し始めるので、上記 の入口孔12の高圧流体がこれら両者41・45間に形成した絞り路47を通っ て流れるようになる。その高圧流体は、上記の絞り路47と前記の減圧隙間との 両者によって大きな流動抵抗が付与されるので、受圧作動室17の圧力の上昇速 度が緩やかになり、出口孔13の二次側圧力も微速度で上昇していく。
【0008】 (請求項2の考案) 例えば、図7又は図8に示すように、次のように作用する。 開弁状態の減圧部材19が閉弁移動する時には、その閉弁移動の初期から中期 には、入口孔12の高圧流体が閉止弁座51と閉止部材52との間の閉止隙間と、 減圧弁座15と減圧部材19との間の減圧隙間とを通って受圧作動室17へ勢い よく供給されていく。しかし、上記の減圧部材19の閉弁移動の終期には、上記 の閉止部材52が閉止弁座51に閉止接当するので、上記の入口孔12の高圧流 体が閉止部材52の絞り路55を通って流れるようになる。その高圧流体は、上 記の絞り路55と前記の減圧隙間との両者によって大きな流動抵抗が付与される ので、受圧作動室17の圧力の上昇速度が緩やかになり、出口孔13の二次側圧 力も微速度で上昇していく。
【0009】
【実施例】
(第1実施例) 図1から図4は本考案の第1実施例を示している。まず、図3によって、本考 案の減圧弁を設けた油圧クランプ装置の構成を説明する。
【0010】 工作機械のテーブル1の上面に保持用ブロック2が固定され、そのブロック2 に載置したワーク3が左右の油圧シリンダ4・5によって押圧固定される。左側 の油圧シリンダ4は、上記ワーク3の厚肉部分3aを強力に押圧するものであっ て、油圧源Pへ直接に接続される。右側の油圧シリンダ5は、上記ワーク3の薄 肉部分3bを歪まないように軽く押圧するものであって、減圧弁6を経て上記の 油圧源Pへ接続される。
【0011】 上記の減圧弁6は、図2の縦断面図に示すように、次のように構成される。 弁箱11は、右側のケース本体11aと左側のカバー筒11bとを備える。上 記ケース本体11a内で、一次側圧力の入口孔12から二次側圧力の出口孔13 までの間に、減圧弁室14と減圧弁座15とロッド孔16と受圧作動室17とが 直列状に設けられる。
【0012】 上記の減圧弁室14に減圧部材19が左右方向へ摺動自在に挿入される。その 減圧弁室14の左右両側空間が、上記の減圧部材19の周側部分に設けた流路2 0によって連通される。上記の減圧部材19を前記の減圧弁座15へ向けて弾圧 する閉弁バネ21が、入口側フィルタ22と上記の減圧部材19との間に装着さ れる。符号23は出口側フィルタである。
【0013】 前記の受圧作動室17は、左右に設けた大径孔24と小径孔25とを備える。 その大径孔24に受圧ピストン26が左右方向へ摺動自在で油密状に挿入され、 その受圧ピストン26から右向きに突設したガイド用ロッド27が上記の小径孔 25に挿入される。
【0014】 上記の受圧ピストン26を前記の減圧部材19へ向けて弾圧する圧力設定バネ 29が前記カバー筒11b内に装着される。その圧力設定バネ29は、大径バネ 30と小径バネ31とからなる。符号32は二次側圧力設定用の調節ボルトで、 符号33はロックナットである。 前記のガイド用ロッド27から減圧部材19へ向けて伝動ロッド35が突設さ れ、その伝動ロッド35が前記ロッド孔16内に挿入される。
【0015】 上記の構成において、上記の減圧部材19の閉弁移動の終期に前記の流路20 を絞るための手段が設けられる。 即ち、前記の減圧弁室14は、左右方向に連通させた大径室38と小径室39 とによって構成され、その小径室39の周壁に絞り用嵌合孔41が設けられる。 また、前記の減圧部材19は、上記の大径室38に挿入される大径部分43と上 記の小径室39に挿入される小径部分44とからなる。その小径部分44に形成 した貫通孔20aと周溝20bと横溝20cとによって前記の流路20が構成さ れている。
【0016】 上記の貫通孔20aと周溝20bとの間で上記の小径部分44の周面に絞り部 分45が設けられ、減圧部材19の閉弁移動の終期に上記の絞り部分45が前記 の嵌合孔41に嵌入される。上記の絞り用嵌合孔41と上記の絞り部分45との 嵌合隙間によって絞り路47が構成される。
【0017】 上記の減圧弁6は、図1の模式図に示すように次のように作動する。 図1(a)の全開状態では、入口孔12に油圧力が加わってないため受圧作動
室 17には圧力が作用してない。このため、圧力設定バネ29が受圧ピストン26 と伝動ロッド35とを介して減圧部材19を減圧弁座15から離間させ、これら 両者間に大きな減圧隙間が形成されている。 上記の入口孔12に油圧力を加えると、その入口孔12の圧油が流路20と上 記の大きな減圧隙間を通って受圧作動室17内へ流入するので、その受圧作動室 17の圧力が急速に上昇していく。これにより、受圧ピストン26及び伝動ロッ ド35が左向きに急速に移動され、閉弁バネ21が減圧部材19を急速に閉弁移 動させていく。
【0018】 すると、図1(b)に示すように、上記の閉弁移動の終期に、前記の絞り部分4 5が前記の絞り用嵌合孔41へ嵌合し始める。これにより、入口孔12の圧油が これら両者41・45間の絞り路47を通って流れるようになる。その圧油は、 上記の絞り路47と小さくなった減圧隙間との両者によって大きな流動抵抗が付 与されるので、受圧作動室17の圧力の上昇速度が緩やかになる。これに伴って、 上記の受圧ピストン26及び伝動ロッド35の移動速度も緩やかになり、減圧部 材19が緩やかに閉弁移動されていく。これにより、出口孔13の圧力も微速度 で上昇していく。 その出口孔13の圧力が設定圧力に上昇すると、図1(c)に示すように、上記 の減圧部材19が減圧弁座15に閉止接当するので、その出口孔13の油圧力が 設定値よりも上昇するのを阻止する。
【0019】 上記の図1(c)の閉弁状態において、上記の出口孔13の油圧力が低下してい くと、その低下速度が小さい場合には、受圧ピストン26の右向き移動速度も小 さい。このため、図1(b)に示すように、上記の減圧部材19の減圧隙間が小さ くて、入口孔12の圧油が前記の絞り路47を通過する。その圧油は、上記の絞 り路47と上記の減圧隙間との両者によって絞られるので、出口孔13の油圧力 が緩やかに上昇する。
【0020】 上記の調節作動を繰り返すことによって、出口孔13の圧力が設定値に保たれ る。上述のように、減圧部材19の閉弁移動の終期に絞り路47が形成されるの で、出口孔13の二次側圧力の過剰上昇を防止できる。このため、図4中の実線 図に示すように、その出口孔13の二次側圧力の変動幅が小さくなる。 なお、同上の図4中の一点鎖線図は、従来の減圧弁の二次側圧力の変化を示し ている。この従来例のように減圧隙間だけを設けた場合には、二次側圧力が過剰 に上昇して変動幅も大きいという弊害があるが、本考案によれば上記の弊害を防 止できる。
【0021】 なお、同上の図1(c)の閉弁状態において、上記の出口孔13の油圧力の低下 速度が大きい場合には、受圧ピストン26の右向き移動速度も大きい。このため、 図1(a)に示すように、上記の減圧部材19の開弁リフトが大きくて、前記の絞 り用嵌合孔41と絞り部分45との嵌合が解除される。これにより、その圧油は、 大きな減圧隙間を通って受圧作動室17へ急速に流入するので、出口孔13の油 圧力が急速に上昇され始める。その出口孔13の圧力が設定値の近くまで上昇す ると、前記の図1(b)に示すように、前記の絞り路47が形成されるので、出口 孔13の油圧力の上昇速度が低下されるのである。
【0022】 図5及び図6、図7、図8は、それぞれ別の実施例を示し、上記の第1実施例 とは異なる構成について説明する。なお、これら別の実施例においては、上記の 第1実施例と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付けてある。
【0023】 (第2実施例) 第5図と第6図は、第2実施例を示し、第5図は減圧弁の縦断面図で、第6図 はその減圧弁の作動説明図である。 前記の絞り用嵌合孔41が前記ロッド孔16の周壁に設けられ、前記の絞り部 分45が伝動ロッド35の周面に設けられる。これら絞り用嵌合孔41と上記の 絞り部分45との嵌合隙間によって絞り路47が構成される。
【0024】 上記の減圧弁6は、図6の模式図に示すように次のように作動する。 図6(a)の全開状態で入口孔12に油圧力を加えると、受圧作動室17の圧力 が急速に上昇していくので、伝動ロッド35が左向きに急速に移動されて、閉弁 バネ21が減圧部材19を急速に閉弁移動させていく。 これにより、図6(b)に示すように、上記の閉弁移動の終期に、前記の絞り部 分45が前記の絞り用嵌合孔41へ嵌合し始める。すると、入口孔12の圧油が これら両者41・45間の絞り路47を通って流れるようになる。 そして、出口孔13の圧力が設定圧力に上昇すると、図6(c)に示すように、 上記の減圧部材19が減圧弁座15に閉止接当するので、その出口孔13の油圧 力が設定値よりも上昇するのを阻止する。
【0025】 (第3実施例) 図7に示すように、上記の減圧弁室14の周壁に閉止弁座51が設けられる。 また、前記の減圧部材19に、筒状の閉止部材52が左右方向へ油密摺動自在に 外嵌される。これにより、その閉止部材52の左端面が上記の閉止弁座51に開 閉移動される。さらに、上記の減圧部材19の左部を拡径した操作部53が、上記 の閉止部材52の左端面に所定の接当隙間Cをあけて対面される。上記の閉止部 材52は、上記の操作部53の右向き移動によって閉止弁座51から離間可能に されるとともに、閉止バネ54によって同上の閉止弁座51へ向けて弾圧される。 上記の閉止弁座51をバイパスする絞り路55が上記の閉止部材52に設けられ る。
【0026】 図示の閉弁状態において、出口孔13の油圧力が設定値よりも低下すると、ま ず、伝動ロッド35が右向きに移動して減圧部材19を開弁させる。その開弁リ フトが設定値よりも小さい場合には、前記の閉止部材52は閉止弁座51に接当 されたままに保たれる。このため、入口孔12の圧油は、絞り路55を通り、そ の後、減圧弁座15と減圧部材19との間の減圧隙間によって減圧される。前記 の開弁リフトが設定値以上になった場合には、前記の操作部53が閉止部材52 の左端面を閉止弁座51から離間させる。
【0027】 このため、入口孔12の圧油が、上記の閉止部材52と閉止弁座51との間の 閉止隙間を通って受圧作動室17へ急速に供給されていく。これによって出口孔 13の油圧力が上昇していくと、まず、減圧部材19と閉止部材52とが各バネ 21・54によって左側へ閉弁移動されていく。すると、その閉弁移動の終期に、 まず、閉止弁座51に閉止部材52が閉止接当されて、入口孔12の圧油が絞り 路55だけを通って減圧隙間へ供給されるようになり、その後、減圧部材19が 減圧弁座15に閉止接当するのである。
【0028】 (第4実施例) 図8に示すように、前記の閉止弁座51が前記ロッド孔16の周壁に設けられ る。また、前記の伝動ロッド35に閉止部材52が左右方向へ油密摺動自在に外 嵌され、その閉止部材52が上記の閉止弁座51に開閉移動される。上記の閉止 部材52は、上記の伝動ロッド35に設けた操作部53によって上記の閉止弁座 51から離間可能とされ、閉止バネ54によって同上の閉止弁座51へ向けて弾 圧される。さらに、上記の閉止弁座51をバイパスする絞り路55が上記の閉止 部材52に設けられる。 なお、この第4実施例の減圧弁も、前記の図7の第3実施例とほぼ同様に作動 する。
【0029】 上記の各実施例において、絞り路47・55は、減圧弁座15の一次側と二次 側との一方だけに設けることに代えて、その一次側と二次側との両方に設けても よい。 また、前記の伝動ロッド35は、減圧部材19に固定してもよく、その減圧部 材19や受圧ピストン26とは別体であってもよい。 上記の受圧ピストン26に代えて金属製のダイヤフラムやベローズを用いるこ とも可能である。 さらに、作動流体は、圧油に代えて、他の種類の液体であってもよく、空気等 のガス体であってもよい。
【0030】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成され作用することから次の効果を奏する。 (請求項1の考案) 減圧部材の閉弁移動の終期に、絞り部分を絞り用嵌合孔へ嵌合させることによ り、その嵌合隙間によって構成した絞り路と減圧隙間との両者によって高圧流体 に大きな流動抵抗を付与できる。このため、受圧作動室の圧力の上昇速度を緩や かにして、二次側圧力の過剰上昇を防止できる。その結果、減圧弁の二次側圧力 の設定精度が高まる。
【0031】 (請求項2の考案) 減圧部材の閉弁移動の終期に、閉止部材を閉止弁座に閉止接当させることによ り、その閉止部材に設けた絞り流路と減圧隙間との両者によって高圧流体に大き な流動抵抗を付与できる。このため、上述の請求項1の考案と同様に、受圧作動 室の圧力の上昇速度を緩やかにして、二次側圧力の過剰上昇を防止できる。その 結果、減圧弁の二次側圧力の設定精度が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の減圧弁の作動説明図であ
って、図1(a)は全開状態を示し、図1(b)は閉弁移動
の終期状態を示し、図1(c)は閉弁状態を示している。
【図2】上記の減圧弁の縦断面図である。
【図3】上記の減圧弁を設けた油圧クランプ装置の回路
図である。
【図4】上記の減圧弁の二次側圧力の変化を示す図であ
る。
【図5】第2実施例の減圧弁を示し、前記の図2に相当
する部分図である。
【図6】その減圧弁の作動説明図であって、前記の図1
に相当する図である。
【図7】第3実施例の減圧弁を示し、上記の図5に相当
する図である。
【図8】第4実施例の減圧弁を示し、同上の図5に相当
する図である。
【符号の説明】
11…弁箱、14…減圧弁室、15…減圧弁座、16…
ロッド孔、17…受圧作動室、19…減圧部材、21…
閉弁バネ、26…受圧部材(受圧ピストン)、29…圧力
設定バネ、35…伝動ロッド、41…絞り用嵌合孔、4
5…絞り部分、51…閉止弁座、52…閉止部材、53
…操作部、54…閉止バネ、55…絞り路、C…接当隙
間。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱(11)内に、減圧弁室(14)と減圧弁座
    (15)とロッド孔(16)と受圧作動室(17)とを直列状に設
    け、上記の減圧弁室(14)に挿入した減圧部材(19)を上記
    の減圧弁座(15)へ向けて弾圧する閉弁バネ(21)を設け、
    上記の受圧作動室(17)に保密状に挿入した受圧部材(26)
    を上記の減圧部材(19)へ向けて弾圧する圧力設定バネ(2
    9)を設け、上記ロッド孔(16)に挿入した伝動ロッド(35)
    によって上記の受圧部材(26)を上記の減圧部材(19)へ連
    接して構成した減圧弁において、上記の減圧弁室(14)の
    周壁と上記ロッド孔(16)の周壁との少なくとも一方の周
    壁に絞り用嵌合孔(41)を設け、上記の減圧部材(19)の周
    面と上記の伝動ロッド(35)の周面との少なくとも一方の
    周面に、上記の減圧部材(19)の閉弁移動の終期に上記の
    絞り用嵌合孔(41)へ嵌入される絞り部分(45)を設け、上
    記の絞り用嵌合孔(41)と上記の絞り部分(45)との嵌合隙
    間によって絞り路(47)を構成した、ことを特徴とする減
    圧弁。
  2. 【請求項2】 弁箱(11)内に、減圧弁室(14)と減圧弁座
    (15)とロッド孔(16)と受圧作動室(17)とを直列状に設
    け、上記の減圧弁室(14)に挿入した減圧部材(19)を上記
    の減圧弁座(15)へ向けて弾圧する閉弁バネ(21)を設け、
    上記の受圧作動室(17)に保密状に挿入した受圧部材(26)
    を上記の減圧部材(19)へ向けて弾圧する圧力設定バネ(2
    9)を設け、上記ロッド孔(16)に挿入した伝動ロッド(35)
    によって上記の受圧部材(26)を上記の減圧部材(19)へ連
    接して構成した減圧弁において、上記の減圧弁室(14)の
    周壁と上記ロッド孔(16)の周壁との少なくとも一方の周
    壁に閉止弁座(51)を設け、その閉止弁座(51)に対して開
    閉移動される閉止部材(52)を上記の減圧部材(19)と上記
    の伝動ロッド(35)との少なくとも一方の部材に外嵌し、
    上記の閉止部材(52)の端面に所定の接当隙間(C)をあけ
    て対面する操作部(53)を上記の少なくとも一方の部材に
    設けるとともに、同上の閉止部材(52)を上記の閉止弁座
    (51)へ向けて弾圧する閉止バネ(54)を設け、上記の閉止
    弁座(51)をバイパスする絞り路(55)を上記の閉止部材(5
    2)に設けて構成した、ことを特徴とする減圧弁。
JP6635093U 1993-12-14 1993-12-14 減圧弁 Expired - Lifetime JP2583986Y2 (ja)

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JPH0736209U true JPH0736209U (ja) 1995-07-04
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