JPH0777283A - 圧力制御弁用パイロット段 - Google Patents
圧力制御弁用パイロット段Info
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- JPH0777283A JPH0777283A JP6181177A JP18117794A JPH0777283A JP H0777283 A JPH0777283 A JP H0777283A JP 6181177 A JP6181177 A JP 6181177A JP 18117794 A JP18117794 A JP 18117794A JP H0777283 A JPH0777283 A JP H0777283A
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- pressure
- control
- pilot
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K17/00—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
- F16K17/02—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
- F16K17/04—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded
- F16K17/10—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded with auxiliary valve for fluid operation of the main valve
- F16K17/105—Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side spring-loaded with auxiliary valve for fluid operation of the main valve using choking or throttling means to control the fluid operation of the main valve
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/2496—Self-proportioning or correlating systems
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- Y10T137/2605—Pressure responsive
- Y10T137/2622—Bypass or relief valve responsive to pressure downstream of outlet valve
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- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
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- Y10T137/7764—Choked or throttled pressure type
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- Y10T137/7722—Line condition change responsive valves
- Y10T137/7781—With separate connected fluid reactor surface
- Y10T137/7782—With manual or external control for line valve
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Safety Valves (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動調節可能なパイロット制御式圧力制御弁
及びパイロット制御式定比圧力制御弁の両方において特
性を改善したパイロット段の提供。 【構成】 圧力制御弁用のパイロット段は、軸線方向に
移動自在の弁ピストン(110)を有し、この弁ピスト
ンは、一方の側で弁チャンバ(132)を境界付け、閉
鎖コーン(104)用の弁座(140)を含む。弁ピス
トン(110)は、弁座(140)の自由断面よりもか
なり大きい作動面を圧力チャンバ(164)内に有す
る。この圧力チャンバ(164)を加圧することによっ
て、圧力設定ばね(106)の閉鎖力とは反対方向の大
きな液圧力が弁ピストン(110)に及ぼされる。ハウ
ジングストップ(130)が、弁ピストン(110)の
軸線方向第1端部分をこの液圧力の方向で固定する。パ
イロット制御段は、手動調節可能な圧力制御弁及び定比
圧力制御弁の両方で特性を改善する。
及びパイロット制御式定比圧力制御弁の両方において特
性を改善したパイロット段の提供。 【構成】 圧力制御弁用のパイロット段は、軸線方向に
移動自在の弁ピストン(110)を有し、この弁ピスト
ンは、一方の側で弁チャンバ(132)を境界付け、閉
鎖コーン(104)用の弁座(140)を含む。弁ピス
トン(110)は、弁座(140)の自由断面よりもか
なり大きい作動面を圧力チャンバ(164)内に有す
る。この圧力チャンバ(164)を加圧することによっ
て、圧力設定ばね(106)の閉鎖力とは反対方向の大
きな液圧力が弁ピストン(110)に及ぼされる。ハウ
ジングストップ(130)が、弁ピストン(110)の
軸線方向第1端部分をこの液圧力の方向で固定する。パ
イロット制御段は、手動調節可能な圧力制御弁及び定比
圧力制御弁の両方で特性を改善する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力制御弁用のパイロ
ット段に関する。
ット段に関する。
【0002】本発明は、更に詳細には、第1制御チャン
ネルに連結された弁チャンバ、弁チャンバ内で軸線方向
に移動自在であり且つ弁チャンバ内に係合する閉鎖要
素、弁座、及び閉鎖要素に弁座の方向で閉鎖力を及ぼす
ように閉鎖要素と関連した圧力設定ばねを有する、圧力
制御弁用パイロット段に関する。
ネルに連結された弁チャンバ、弁チャンバ内で軸線方向
に移動自在であり且つ弁チャンバ内に係合する閉鎖要
素、弁座、及び閉鎖要素に弁座の方向で閉鎖力を及ぼす
ように閉鎖要素と関連した圧力設定ばねを有する、圧力
制御弁用パイロット段に関する。
【0003】
【従来の技術】液圧システムの圧力制御弁の機能は、シ
ステム圧力を予め設定された特定の圧力レベルに制限す
ることである。この予め設定された値に到ると、圧力制
御弁が応答し、余分の容積流れ(即ち及び流量と負荷流
量との差)をタンクに戻す。流量が比較的大きい場合に
は、圧力制御弁にはパイロット段が設けられる。
ステム圧力を予め設定された特定の圧力レベルに制限す
ることである。この予め設定された値に到ると、圧力制
御弁が応答し、余分の容積流れ(即ち及び流量と負荷流
量との差)をタンクに戻す。流量が比較的大きい場合に
は、圧力制御弁にはパイロット段が設けられる。
【0004】パイロット段は、上文中に説明したよう
に、圧力設定ばね用の手動調節手段を有するのがよい。
このようなパイロット段が制御可能な方向弁と組み合わ
されている場合には、圧力制御機能を無圧循環に切り換
えることができる。この切り換えは、パイロット段を方
向弁で液圧的に短絡させることによって行われる。しか
しながら、この短絡に対する主段の反応が速過ぎる場合
には、望ましからぬ圧力ピークが液圧システム中に生じ
る。
に、圧力設定ばね用の手動調節手段を有するのがよい。
このようなパイロット段が制御可能な方向弁と組み合わ
されている場合には、圧力制御機能を無圧循環に切り換
えることができる。この切り換えは、パイロット段を方
向弁で液圧的に短絡させることによって行われる。しか
しながら、この短絡に対する主段の反応が速過ぎる場合
には、望ましからぬ圧力ピークが液圧システム中に生じ
る。
【0005】パイロット段は、上述のように、圧力を調
節するための比例作動コイルを更に有するのがよい。作
動コイルの作動力が限られているため、弁座の自由断面
は、比例パイロット段において、主調節式パイロット段
よりも小さくなければならない。しかしながら、弁座の
断面が比較的小さいと、主段を通る流量の増大に伴って
液圧システム中に望ましからぬ圧力上昇が生じる。
節するための比例作動コイルを更に有するのがよい。作
動コイルの作動力が限られているため、弁座の自由断面
は、比例パイロット段において、主調節式パイロット段
よりも小さくなければならない。しかしながら、弁座の
断面が比較的小さいと、主段を通る流量の増大に伴って
液圧システム中に望ましからぬ圧力上昇が生じる。
【0006】定比圧力制御弁は、大抵の場合、手動調節
可能なばね負荷式圧力解放弁を備えている。このような
追加の圧力解放弁の目的は、液圧システム中に過剰の圧
力を不可避的に生ぜしめる比例作動コイルの高い制御電
流から液圧システムを保護することである。しかしなが
ら、この追加の圧力解放弁は、追加の費用及び空間を必
要とする。
可能なばね負荷式圧力解放弁を備えている。このような
追加の圧力解放弁の目的は、液圧システム中に過剰の圧
力を不可避的に生ぜしめる比例作動コイルの高い制御電
流から液圧システムを保護することである。しかしなが
ら、この追加の圧力解放弁は、追加の費用及び空間を必
要とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、手動
調節可能なパイロット制御式圧力制御弁及びパイロット
制御式定比圧力制御弁の両方において特性を改善したパ
イロット段を提供することである。
調節可能なパイロット制御式圧力制御弁及びパイロット
制御式定比圧力制御弁の両方において特性を改善したパ
イロット段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この問
題点は、前記弁チャンバの軸線方向の一方の側を境界付
け、そこに前記弁座を形成し、前記弁座が自由断面を有
する、軸線方向に移動自在の弁ピストンと、前記弁座の
前記自由断面を第2制御チャンネルに連結する、前記弁
ピストンを通る連結チャンネルと、第3制御チャンネル
に連結された圧力チャンバとを有し、前記弁ピストン
は、前記圧力チャンバ内に前記弁座の前記自由断面より
もかなり大きい作動面を有し、これによって、前記圧力
チャンバを加圧することによって、前記圧力設定ばねの
閉鎖力と反対方向の静水圧力を前記弁ピストンに及ぼ
し、更に、前記弁ピストンの軸線方向第1端部分を前記
静水圧力の方向で固定する、前記弁ピストン用のハウジ
ングストップを有することを特徴とする、従来技術部分
に記載したパイロット段によって解決される。
題点は、前記弁チャンバの軸線方向の一方の側を境界付
け、そこに前記弁座を形成し、前記弁座が自由断面を有
する、軸線方向に移動自在の弁ピストンと、前記弁座の
前記自由断面を第2制御チャンネルに連結する、前記弁
ピストンを通る連結チャンネルと、第3制御チャンネル
に連結された圧力チャンバとを有し、前記弁ピストン
は、前記圧力チャンバ内に前記弁座の前記自由断面より
もかなり大きい作動面を有し、これによって、前記圧力
チャンバを加圧することによって、前記圧力設定ばねの
閉鎖力と反対方向の静水圧力を前記弁ピストンに及ぼ
し、更に、前記弁ピストンの軸線方向第1端部分を前記
静水圧力の方向で固定する、前記弁ピストン用のハウジ
ングストップを有することを特徴とする、従来技術部分
に記載したパイロット段によって解決される。
【0009】本発明によるパイロット段では、前記圧力
チャンバ内の圧力を調節することによって圧力設定ばね
の予負荷を最大値と最小値との間で連続的に変化させる
ことができる。圧力設定ばねの最大予負荷は、弁ピスト
ンがハウジングストップに当接した軸線方向第1端位置
にあるときに得られる。圧力チャンバ内の圧力が過度に
高い場合でも、この最大圧力設定を越えることはできな
い。
チャンバ内の圧力を調節することによって圧力設定ばね
の予負荷を最大値と最小値との間で連続的に変化させる
ことができる。圧力設定ばねの最大予負荷は、弁ピスト
ンがハウジングストップに当接した軸線方向第1端位置
にあるときに得られる。圧力チャンバ内の圧力が過度に
高い場合でも、この最大圧力設定を越えることはできな
い。
【0010】本発明によるパイロット段では、弁座の自
由断面は手動調節可能なパイロット断面におけるのと同
じであるのがよい。確かに、圧力チャンバの弁ピストン
の作動面と弁座の自由断面との間の大きさの差が大きい
場合には、以下の利点が得られる。即ち、(a)圧力チ
ャンバ内の低圧が、圧力設定ばねの予負荷を増大するた
めの大きな力をつくりだし、(b)弁座に及ぼされる連
結チャンネル内の大きな制御圧力が、第3制御チャンネ
ルを通して圧力チャンバを空にするための圧力チャンバ
内の圧力上昇を小さくし、従って、弁ピストンが結果的
に非常に効果的に減衰される。
由断面は手動調節可能なパイロット断面におけるのと同
じであるのがよい。確かに、圧力チャンバの弁ピストン
の作動面と弁座の自由断面との間の大きさの差が大きい
場合には、以下の利点が得られる。即ち、(a)圧力チ
ャンバ内の低圧が、圧力設定ばねの予負荷を増大するた
めの大きな力をつくりだし、(b)弁座に及ぼされる連
結チャンネル内の大きな制御圧力が、第3制御チャンネ
ルを通して圧力チャンバを空にするための圧力チャンバ
内の圧力上昇を小さくし、従って、弁ピストンが結果的
に非常に効果的に減衰される。
【0011】従って、弁座の自由断面は、手動調節可能
なパイロット制御式圧力制御弁及びパイロット制御式定
比圧力制御弁の両方において機能上の不都合を生じるこ
となく、大きくすることができる。
なパイロット制御式圧力制御弁及びパイロット制御式定
比圧力制御弁の両方において機能上の不都合を生じるこ
となく、大きくすることができる。
【0012】閉鎖要素は、好ましくは、弁ピストンの内
を軸線方向に案内される減衰ピストンにしっかりと連結
された閉鎖コーンである。かくして、閉鎖コーンの完全
な軸線方向案内が保証され、閉鎖コーンの開閉運動の追
加の減衰が行われる。
を軸線方向に案内される減衰ピストンにしっかりと連結
された閉鎖コーンである。かくして、閉鎖コーンの完全
な軸線方向案内が保証され、閉鎖コーンの開閉運動の追
加の減衰が行われる。
【0013】本発明の好ましい実施例では、弁ピストン
は第1及び2の断面領域を有し、これらの断面領域は、
両方とも、弁ピストン用の案内ボア内で軸線方向にシー
ルされている。これらの断面領域は、案内ボア内に環状
内チャンバを構成し、このチャンバに弁座への連結チャ
ンネルが開放している。この環状内チャンバは、第2制
御チャンネルに連結されている。
は第1及び2の断面領域を有し、これらの断面領域は、
両方とも、弁ピストン用の案内ボア内で軸線方向にシー
ルされている。これらの断面領域は、案内ボア内に環状
内チャンバを構成し、このチャンバに弁座への連結チャ
ンネルが開放している。この環状内チャンバは、第2制
御チャンネルに連結されている。
【0014】本発明によるパイロット段は、主段のハウ
ジング上に取付けられる独立した弁、例えばプレート弁
であるか或いは、主段と共通のハウジングに直接一体化
されているのがよい。
ジング上に取付けられる独立した弁、例えばプレート弁
であるか或いは、主段と共通のハウジングに直接一体化
されているのがよい。
【0015】更に、本発明は、液圧システム内に圧力ピ
ークを生じることなく例えば制御信号で圧力開放状態に
切り換えることのできる手動調節可能なパイロット制御
式圧力制御弁を提供する。
ークを生じることなく例えば制御信号で圧力開放状態に
切り換えることのできる手動調節可能なパイロット制御
式圧力制御弁を提供する。
【0016】この手動調節可能なパイロット制御式圧力
制御弁は、液圧システムに連結された第1主流れポー
ト、リリーフチャンネルでタンクに連結された第2主流
れポート、及び制御チャンバを備えた主段と、前記圧力
設定ばね用の手動調節可能な手段を有し、前記第1制御
チャンネルが前記タンクに連結され、前記第2制御チャ
ンネルが前記液圧システム及び前記主段の前記制御チャ
ンバに連結された請求項1乃至4のうちのいずれか一項
に記載のパイロット段と、前記パイロット弁の前記圧力
チャンバを前記液圧システム内の圧力で制御圧力チャン
ネルを通して加圧できる第1位置及び前記パイロット弁
の前記圧力チャンバを制御タンクチャンネルを通して前
記タンクに連結する第2位置を有する、前記第3制御チ
ャンネルに連結された方向弁とを有する。
制御弁は、液圧システムに連結された第1主流れポー
ト、リリーフチャンネルでタンクに連結された第2主流
れポート、及び制御チャンバを備えた主段と、前記圧力
設定ばね用の手動調節可能な手段を有し、前記第1制御
チャンネルが前記タンクに連結され、前記第2制御チャ
ンネルが前記液圧システム及び前記主段の前記制御チャ
ンバに連結された請求項1乃至4のうちのいずれか一項
に記載のパイロット段と、前記パイロット弁の前記圧力
チャンバを前記液圧システム内の圧力で制御圧力チャン
ネルを通して加圧できる第1位置及び前記パイロット弁
の前記圧力チャンバを制御タンクチャンネルを通して前
記タンクに連結する第2位置を有する、前記第3制御チ
ャンネルに連結された方向弁とを有する。
【0017】この圧力制御弁によって、圧力を解放する
ための制御信号に対する主段の応答速度を下げることが
でき、その結果、障害となる圧力ピークが液圧システム
からの圧力の解放時に生じない。
ための制御信号に対する主段の応答速度を下げることが
でき、その結果、障害となる圧力ピークが液圧システム
からの圧力の解放時に生じない。
【0018】有利には、圧力を解放するための制御信号
に対する主段の時応答を更に制御するため、排出スロッ
トルが制御タンクチャンネルに挿入されている。本発明
によるパイロット段によれば、不当に小さい自由断面を
持つスロットルを選択することなく、液圧システムの圧
力解放相を調節できるということは理解されよう。
に対する主段の時応答を更に制御するため、排出スロッ
トルが制御タンクチャンネルに挿入されている。本発明
によるパイロット段によれば、不当に小さい自由断面を
持つスロットルを選択することなく、液圧システムの圧
力解放相を調節できるということは理解されよう。
【0019】有利には、入口スロットルが前記制御圧力
チャンネルに挿入されている。この入口スロットルによ
って、液圧システム中の圧力発生相を圧力解放相とは別
個に調節できる。
チャンネルに挿入されている。この入口スロットルによ
って、液圧システム中の圧力発生相を圧力解放相とは別
個に調節できる。
【0020】更に、本発明は、弁の挙動が優れており、
最大圧力を越えないようにする機械的保護装置が一体化
されたパイロット制御式定比圧力制御弁を提供する。
最大圧力を越えないようにする機械的保護装置が一体化
されたパイロット制御式定比圧力制御弁を提供する。
【0021】このパイロット制御式定比圧力制御弁は、
液圧システムに連結された第1主流れポート、リリーフ
チャンネルでタンクに連結された第2主流れポート、及
び制御チャンバを備えた主段と、前記圧力設定ばね用の
手動調節可能な手段を有し、前記第1制御チャンネルが
前記タンクに連結され、前記第2制御チャンネルが前記
液圧システム及び前記主段の前記制御チャンバに連結さ
れた、上文中に説明した本発明によるパイロット段と、
(P)ポート、(T)ポート、及び(B)ポートを有
し、前記(P)ポートが制御圧力チャンネルで前記液圧
システムに連結され、前記(T)ポートが制御タンクチ
ャンネルで前記タンクに連結され、前記(B)ポートが
前記パイロット段の前記第3制御チャンネルに連結され
ている定比圧力調整弁とを有し、前記定比圧力調整弁が
前記パイロット段の前記圧力チャンバを制御入力信号制
に合わせて加圧する。
液圧システムに連結された第1主流れポート、リリーフ
チャンネルでタンクに連結された第2主流れポート、及
び制御チャンバを備えた主段と、前記圧力設定ばね用の
手動調節可能な手段を有し、前記第1制御チャンネルが
前記タンクに連結され、前記第2制御チャンネルが前記
液圧システム及び前記主段の前記制御チャンバに連結さ
れた、上文中に説明した本発明によるパイロット段と、
(P)ポート、(T)ポート、及び(B)ポートを有
し、前記(P)ポートが制御圧力チャンネルで前記液圧
システムに連結され、前記(T)ポートが制御タンクチ
ャンネルで前記タンクに連結され、前記(B)ポートが
前記パイロット段の前記第3制御チャンネルに連結され
ている定比圧力調整弁とを有し、前記定比圧力調整弁が
前記パイロット段の前記圧力チャンバを制御入力信号制
に合わせて加圧する。
【0022】本発明によるパイロット断面の弁座の自由
断面が比較的大きいため、連結チャンネル内につくりだ
された、弁座に作用する制御圧力は、このパイロット断
面を通る流量から比較的に独立している。このことは、
液圧システム内の圧力が主段を通る流れから更に独立し
ているということを意味する。
断面が比較的大きいため、連結チャンネル内につくりだ
された、弁座に作用する制御圧力は、このパイロット断
面を通る流量から比較的に独立している。このことは、
液圧システム内の圧力が主段を通る流れから更に独立し
ているということを意味する。
【0023】パイロット制御式定比圧力制御弁の圧力を
非常に正確に調節するのが望ましい場合には、本発明に
よるパイロット段には、有利には、弁ピストンの位置を
検出するための移動センサが設けられる。弁ピストンの
この位置は、閉ループ位置制御回路で、予め設定された
所望の値の信号と比例して調節される。従って、圧力設
定ばねの予負荷は非常に高精度で制御される。
非常に正確に調節するのが望ましい場合には、本発明に
よるパイロット段には、有利には、弁ピストンの位置を
検出するための移動センサが設けられる。弁ピストンの
この位置は、閉ループ位置制御回路で、予め設定された
所望の値の信号と比例して調節される。従って、圧力設
定ばねの予負荷は非常に高精度で制御される。
【0024】本発明の別の利点及び特徴は、添付図面に
関する以下の説明から明らかである。この説明には、本
発明によるパイロット段の好ましい実施例の詳細な説
明、このようなパイロット段の圧力制御弁での用途の幾
つかの例、及び当該技術分野の現状の比較説明が含まれ
る。
関する以下の説明から明らかである。この説明には、本
発明によるパイロット段の好ましい実施例の詳細な説
明、このようなパイロット段の圧力制御弁での用途の幾
つかの例、及び当該技術分野の現状の比較説明が含まれ
る。
【0025】
【実施例】先ず最初に、従来技術のパイロット制御式圧
力制御弁の欠点及び問題点を図1及び図2を参照して簡
単に説明する。図1及び図2には圧力制御弁10が示し
てある。この弁10は、主ピストン12、主弁座13、
主ピストンばね14、及び主制御チャンバ16からな
る。圧力制御弁10の目的は、液圧システム18に許容
不能な高圧が加わらないように保護し、及び/又は調節
済みの予め設定された圧力を一定に保つことである。こ
の目的のため、液圧システム18は圧力制御弁10を介
してリリーフチャンネル20によって無圧タンク22に
連結されている。
力制御弁の欠点及び問題点を図1及び図2を参照して簡
単に説明する。図1及び図2には圧力制御弁10が示し
てある。この弁10は、主ピストン12、主弁座13、
主ピストンばね14、及び主制御チャンバ16からな
る。圧力制御弁10の目的は、液圧システム18に許容
不能な高圧が加わらないように保護し、及び/又は調節
済みの予め設定された圧力を一定に保つことである。こ
の目的のため、液圧システム18は圧力制御弁10を介
してリリーフチャンネル20によって無圧タンク22に
連結されている。
【0026】参照番号24は、手動式圧力調節装置を備
えたパイロット弁を示す。この弁は、弁座26及び閉鎖
コーン28を有する。閉鎖コーン28は、弁チャンバ3
0内で軸線方向に移動自在であり、弁座26と密封係合
できる。手動調節可能な圧力設定ばね32が、閉鎖コー
ン28に弁座26の方向で閉鎖力を及ぼすように、閉鎖
コーン28と関連している。弁チャンバ30は、第1制
御チャンネル34でタンク22に連結されている。第2
制御チャンネル36は一端が弁座26に開放している。
第2制御チャンネル36の他端は、第3制御チャンネル
38で主制御チャンバ16に液圧的に連結されており、
第4制御チャンネル40で液圧システム18に液圧的に
連結されている。
えたパイロット弁を示す。この弁は、弁座26及び閉鎖
コーン28を有する。閉鎖コーン28は、弁チャンバ3
0内で軸線方向に移動自在であり、弁座26と密封係合
できる。手動調節可能な圧力設定ばね32が、閉鎖コー
ン28に弁座26の方向で閉鎖力を及ぼすように、閉鎖
コーン28と関連している。弁チャンバ30は、第1制
御チャンネル34でタンク22に連結されている。第2
制御チャンネル36は一端が弁座26に開放している。
第2制御チャンネル36の他端は、第3制御チャンネル
38で主制御チャンバ16に液圧的に連結されており、
第4制御チャンネル40で液圧システム18に液圧的に
連結されている。
【0027】液圧システム18内のシステム圧力pE
が、圧力設定ばね32で設定された開放圧力以下である
場合には、パイロット弁24は閉じており、主制御チャ
ンバ16がシステム圧力pE で加圧される。主ピストン
12が、弁座13の自由断面とほぼ一致する主制御面即
ちパイロット領域42を主制御チャンバ16内に有する
ため、主ピストン12は、静水圧的に均衡し、主ピスト
ンばね14でその弁座13に押付けられ、シールを形成
する。従って、リリーフチャンネル20を介する液圧シ
ステム18とタンク22との間の連結は閉鎖される。
が、圧力設定ばね32で設定された開放圧力以下である
場合には、パイロット弁24は閉じており、主制御チャ
ンバ16がシステム圧力pE で加圧される。主ピストン
12が、弁座13の自由断面とほぼ一致する主制御面即
ちパイロット領域42を主制御チャンバ16内に有する
ため、主ピストン12は、静水圧的に均衡し、主ピスト
ンばね14でその弁座13に押付けられ、シールを形成
する。従って、リリーフチャンネル20を介する液圧シ
ステム18とタンク22との間の連結は閉鎖される。
【0028】液圧システム18内のシステム圧力pE
が、圧力設定ばね32によって設定された開放圧力を越
えると、閉鎖コーン28が圧力設定ばね32に抗して開
放し、弁チャンバ30及び第1制御チャンネル34を介
してパイロットオイルをタンク22に排出できる。パイ
ロットオイルを液圧システム18から第4制御チャンネ
ル40を通して入れることは第1スロットル44によっ
て制限される。比較的一定の制御圧力が第2制御チャン
ネル36及び主制御チャンバ16内につくりだされる。
システム圧力pE が連続的に上昇する場合には、最終的
に主ピストン12が開放し、液圧システム18がリリー
フチャンネル20を介してタンク22に連結され、その
結果、システム圧力が制限される。
が、圧力設定ばね32によって設定された開放圧力を越
えると、閉鎖コーン28が圧力設定ばね32に抗して開
放し、弁チャンバ30及び第1制御チャンネル34を介
してパイロットオイルをタンク22に排出できる。パイ
ロットオイルを液圧システム18から第4制御チャンネ
ル40を通して入れることは第1スロットル44によっ
て制限される。比較的一定の制御圧力が第2制御チャン
ネル36及び主制御チャンバ16内につくりだされる。
システム圧力pE が連続的に上昇する場合には、最終的
に主ピストン12が開放し、液圧システム18がリリー
フチャンネル20を介してタンク22に連結され、その
結果、システム圧力が制限される。
【0029】図1では、液圧システム18は、電磁作動
式方向弁46(例えば戻しばねを備えた2/2方向弁)
への制御信号によって、要求に応じて減圧できる。この
方向弁46は、パイロット弁24と並列に液圧的に連結
されている。方向弁46を電磁的に開放すると、主制御
チャンバ16がタンク22に解放される。換言すると、
パイロット弁24を迂回することによって、パイロット
弁24の圧力調節機能を無効にする。主制御ピストン1
2は、その主制御面42を圧力を解放するために開放
し、液圧システム18内の流れが、リリーフチャンネル
20へ逸らされる。液圧システム18内につくりだされ
たシステム圧力は、主ピストンばね14及びパイロット
システム内に配置されたスロットル44、48、50の
反対力で決まる。
式方向弁46(例えば戻しばねを備えた2/2方向弁)
への制御信号によって、要求に応じて減圧できる。この
方向弁46は、パイロット弁24と並列に液圧的に連結
されている。方向弁46を電磁的に開放すると、主制御
チャンバ16がタンク22に解放される。換言すると、
パイロット弁24を迂回することによって、パイロット
弁24の圧力調節機能を無効にする。主制御ピストン1
2は、その主制御面42を圧力を解放するために開放
し、液圧システム18内の流れが、リリーフチャンネル
20へ逸らされる。液圧システム18内につくりだされ
たシステム圧力は、主ピストンばね14及びパイロット
システム内に配置されたスロットル44、48、50の
反対力で決まる。
【0030】図1の液圧システム18の従来技術では、
減圧は、満足のいく結果を得ることができない。主ピス
トン12は、非常に突然に応答して、パイロット弁24
と短絡し、ほんの数ミリ秒開放するため、解放衝撃が生
じ、これに対応してリリーフチャンネル20内で流量の
突然の増大が起こる。このような解放衝撃は、騒音を生
じるばかりでなく、例えばフィルタ、冷却器、シール、
及び固定要素に対する損傷のような、システムにおける
障害を引き起こし、或いはシステムに連結された機械に
望ましからぬ振動を生じる。主制御チャンバ16の出口
に挿入されたスロットル48、及びパイロット弁24の
タンクチャンネルに挿入されたスロットル50ですら、
多くの場合、主ピストン12の開放移動を不適切に減速
するに過ぎない。実際、スロットル48、50の自由断
面は、汚染物粒子がこれらのスロットルを塞ぐことのな
いように、最小でなければならない。
減圧は、満足のいく結果を得ることができない。主ピス
トン12は、非常に突然に応答して、パイロット弁24
と短絡し、ほんの数ミリ秒開放するため、解放衝撃が生
じ、これに対応してリリーフチャンネル20内で流量の
突然の増大が起こる。このような解放衝撃は、騒音を生
じるばかりでなく、例えばフィルタ、冷却器、シール、
及び固定要素に対する損傷のような、システムにおける
障害を引き起こし、或いはシステムに連結された機械に
望ましからぬ振動を生じる。主制御チャンバ16の出口
に挿入されたスロットル48、及びパイロット弁24の
タンクチャンネルに挿入されたスロットル50ですら、
多くの場合、主ピストン12の開放移動を不適切に減速
するに過ぎない。実際、スロットル48、50の自由断
面は、汚染物粒子がこれらのスロットルを塞ぐことのな
いように、最小でなければならない。
【0031】図2の従来技術の弁10は、独立した機械
式圧力解放装置を有するパイロット制御式定比圧力制御
弁として使用される。パイロット弁24と同様のパイロ
ット弁に参照番号52が附してあり、このパイロット弁
は、弁座54及び閉鎖コーン56を有する。この閉鎖コ
ーン56は、弁チャンバ58内で軸線方向に移動自在で
あり、弁座54と密封係合する。パイロット弁52は、
パイロット弁24の手動調節可能な圧力設定ばね32の
代わりに電気的に制御可能な比例作動コイル60を有
し、このコイルは、閉鎖コーン56の閉鎖力を電気制御
電流62と比例して発生する。閉鎖コーン56に作用す
る閉鎖力がパイロット弁52の開放圧力を決定し、従っ
て圧力制御弁10の主制御チャンバ16内の圧力を決定
するため、液圧システム18内の圧力pE を電気制御電
流62に比例して連続的に変化させることができる。変
形例では、比例作動コイル60は、閉鎖コーン56に弁
座54の方向で閉鎖力を及ぼす圧力ばね(図示せず)に
作用し、このばねの押圧力、及びかくして液圧システム
18内の圧力pE を連続的に制御する。両実施例には、
比例作動コイル60の作動力が限られている(一般的に
は約60N乃至100N)ため、弁座54の自由断面を
比較的小さく設計しなければならないという欠点があ
る。弁座54の自由断面は、通常は、手動調節可能なパ
イロット弁24の弁座26の自由断面の約七分の一乃至
十分の一である。これにより、弁座54の流れ断面がか
なり小さくなり、これにともなって圧力損失がパイロッ
ト弁52で生じる。このため、主制御チャンバ16内の
圧力が制御チャンネル40内の流れの変動の影響を非常
に受けやすい。制御チャンネル40内の流れの変動は、
例えば、圧力制御弁10を通る流れの増大により、主ピ
ストン12に閉鎖方向で作用する流れ力が高くなるため
であると説明できる。液圧システム内の圧力pE が増大
すると、制御チャンネル40内の流量が減少する。その
結果、システム圧力pE が増大し、圧力制御弁10を通
る流量Qが増大する。パイロット制御弁52での圧力損
失が大きければ大きい程、パイロット制御式圧力制御弁
10の特性曲線(Q;pE )の傾きが急になる。従っ
て、比例作動コイルが作動するパイロット段の弁座の自
由断面が、一般的には、手動調節可能なパイロット弁よ
り小さいということは残念なことである。
式圧力解放装置を有するパイロット制御式定比圧力制御
弁として使用される。パイロット弁24と同様のパイロ
ット弁に参照番号52が附してあり、このパイロット弁
は、弁座54及び閉鎖コーン56を有する。この閉鎖コ
ーン56は、弁チャンバ58内で軸線方向に移動自在で
あり、弁座54と密封係合する。パイロット弁52は、
パイロット弁24の手動調節可能な圧力設定ばね32の
代わりに電気的に制御可能な比例作動コイル60を有
し、このコイルは、閉鎖コーン56の閉鎖力を電気制御
電流62と比例して発生する。閉鎖コーン56に作用す
る閉鎖力がパイロット弁52の開放圧力を決定し、従っ
て圧力制御弁10の主制御チャンバ16内の圧力を決定
するため、液圧システム18内の圧力pE を電気制御電
流62に比例して連続的に変化させることができる。変
形例では、比例作動コイル60は、閉鎖コーン56に弁
座54の方向で閉鎖力を及ぼす圧力ばね(図示せず)に
作用し、このばねの押圧力、及びかくして液圧システム
18内の圧力pE を連続的に制御する。両実施例には、
比例作動コイル60の作動力が限られている(一般的に
は約60N乃至100N)ため、弁座54の自由断面を
比較的小さく設計しなければならないという欠点があ
る。弁座54の自由断面は、通常は、手動調節可能なパ
イロット弁24の弁座26の自由断面の約七分の一乃至
十分の一である。これにより、弁座54の流れ断面がか
なり小さくなり、これにともなって圧力損失がパイロッ
ト弁52で生じる。このため、主制御チャンバ16内の
圧力が制御チャンネル40内の流れの変動の影響を非常
に受けやすい。制御チャンネル40内の流れの変動は、
例えば、圧力制御弁10を通る流れの増大により、主ピ
ストン12に閉鎖方向で作用する流れ力が高くなるため
であると説明できる。液圧システム内の圧力pE が増大
すると、制御チャンネル40内の流量が減少する。その
結果、システム圧力pE が増大し、圧力制御弁10を通
る流量Qが増大する。パイロット制御弁52での圧力損
失が大きければ大きい程、パイロット制御式圧力制御弁
10の特性曲線(Q;pE )の傾きが急になる。従っ
て、比例作動コイルが作動するパイロット段の弁座の自
由断面が、一般的には、手動調節可能なパイロット弁よ
り小さいということは残念なことである。
【0032】図2では、手動調節可能なパイロット弁2
4' がパイロット弁52と並列に配置されている。パイ
ロット弁24' の目的は、液圧システム18に過大な圧
力が加わらないように保護することである。このような
高圧は、例えば、比例作動コイル60の誤った制御(例
えば過大な制御電流62)によって引き起こされる。こ
のパイロット弁24' は、その弁座26' 、閉鎖コーン
28' 、弁チャンバ30' 、及び圧力設定ばね32' に
ついて、機能及び構造が図1のパイロット弁24と対応
している。このような第2弁24' を圧力制御弁10の
パイロット部分に組み込むには、追加の費用及び空間を
必要とする。
4' がパイロット弁52と並列に配置されている。パイ
ロット弁24' の目的は、液圧システム18に過大な圧
力が加わらないように保護することである。このような
高圧は、例えば、比例作動コイル60の誤った制御(例
えば過大な制御電流62)によって引き起こされる。こ
のパイロット弁24' は、その弁座26' 、閉鎖コーン
28' 、弁チャンバ30' 、及び圧力設定ばね32' に
ついて、機能及び構造が図1のパイロット弁24と対応
している。このような第2弁24' を圧力制御弁10の
パイロット部分に組み込むには、追加の費用及び空間を
必要とする。
【0033】本発明によるパイロット弁の好ましい実施
例を図3及び図4を参照して説明する。弁100は、以
下に列挙する主要要素からなる。即ち、弁ハウジング1
02、閉鎖コーン104のような閉鎖要素、圧力設定ば
ね106、圧力設定ばね106用の調節手段108、弁
ピストン110、及び弁ピストン110用の弁スリーブ
112からなる。
例を図3及び図4を参照して説明する。弁100は、以
下に列挙する主要要素からなる。即ち、弁ハウジング1
02、閉鎖コーン104のような閉鎖要素、圧力設定ば
ね106、圧力設定ばね106用の調節手段108、弁
ピストン110、及び弁ピストン110用の弁スリーブ
112からなる。
【0034】弁スリーブ112は、弁ハウジング102
の第1段付きボア116に密封をなして挿入されてい
る。閉鎖ストッパー114がこの第1段付きボア116
を軸線方向でシールすると同時に弁スリーブ112をそ
の内部に固定する。第2段付きボア118が段付きボア
116を弁ハウジング102を通して軸線方向に延長す
る。第2段付きボア118の断面は、第1段付きボア1
16よりも小さい。この第2段付きボア118は、調節
手段108、例えば、ねじスピンドルを備えた従来の手
動作動式調節機構、によって軸線方向にシールされてい
る。圧力設定ばね106は、第1端が調節手段108の
ばねプレート120に当接し、第2端が閉鎖コーン10
4の肩面122に当接し、従って、閉鎖コーン104に
第1段付きボア116の方向で弾性力を及ぼす。この力
は、調節手段108によって手動で調節できる。
の第1段付きボア116に密封をなして挿入されてい
る。閉鎖ストッパー114がこの第1段付きボア116
を軸線方向でシールすると同時に弁スリーブ112をそ
の内部に固定する。第2段付きボア118が段付きボア
116を弁ハウジング102を通して軸線方向に延長す
る。第2段付きボア118の断面は、第1段付きボア1
16よりも小さい。この第2段付きボア118は、調節
手段108、例えば、ねじスピンドルを備えた従来の手
動作動式調節機構、によって軸線方向にシールされてい
る。圧力設定ばね106は、第1端が調節手段108の
ばねプレート120に当接し、第2端が閉鎖コーン10
4の肩面122に当接し、従って、閉鎖コーン104に
第1段付きボア116の方向で弾性力を及ぼす。この力
は、調節手段108によって手動で調節できる。
【0035】特に、弁スリーブ112、弁ピストン11
0、及び閉鎖コーン104を含むパイロット弁100の
左側の内側部分を、図4を参照して詳細に説明する。弁
ピストン110は、弁スリーブ112の案内ボア124
内で軸線方向に移動自在である。即ち、弁ピストン11
0は、その第1端面126が弁ハウジング102のハウ
ジングストップである環状肩面130に当接した軸線方
向第1端位置と、その第2端面128が閉鎖ストッパー
114に当接した軸線方向第2端位置との間で移動自在
である。案内ボア124と軸線方向に連続した弁チャン
バ132の断面は、案内ボア124の断面よりも小さ
く、かくして肩面130を形成する。図4では、弁ピス
トンは、その軸線方向第1端位置に配置されている。第
1制御チャンネル133が弁チャンバ132内に開放し
ている。
0、及び閉鎖コーン104を含むパイロット弁100の
左側の内側部分を、図4を参照して詳細に説明する。弁
ピストン110は、弁スリーブ112の案内ボア124
内で軸線方向に移動自在である。即ち、弁ピストン11
0は、その第1端面126が弁ハウジング102のハウ
ジングストップである環状肩面130に当接した軸線方
向第1端位置と、その第2端面128が閉鎖ストッパー
114に当接した軸線方向第2端位置との間で移動自在
である。案内ボア124と軸線方向に連続した弁チャン
バ132の断面は、案内ボア124の断面よりも小さ
く、かくして肩面130を形成する。図4では、弁ピス
トンは、その軸線方向第1端位置に配置されている。第
1制御チャンネル133が弁チャンバ132内に開放し
ている。
【0036】閉鎖コーン104は、有利には、減衰ピス
トン134にしっかりと連結されている。このピストン
134は、有利には、その自由端の案内延長部136に
よって、弁ピストン110の案内ボア138内を軸線方
向に案内される。この減衰ピストン134は、閉鎖コー
ン104の夫々の移動方向と反対方向に減衰力がつくり
だされるように、例えば案内延長部136に設けられた
平らな表面(図示せず)によって液圧流体を押し退けな
ければならない。案内ボア138の第1端(又はその軸
線方向に連続した部分)は、一端が弁ピストン110の
第1端面126に開放しており、閉鎖コーン104が積
極的に係合する弁座140の自由断面をこの端面に形成
する。適当に適合させた弁座を備えた球形又はプレート
形状の弁座を閉鎖コーン104の代わりに設けてもよ
い。有利には、開放ばね141が閉鎖コーン104と弁
ピストン110の第1端面126との間に設けられてい
る。
トン134にしっかりと連結されている。このピストン
134は、有利には、その自由端の案内延長部136に
よって、弁ピストン110の案内ボア138内を軸線方
向に案内される。この減衰ピストン134は、閉鎖コー
ン104の夫々の移動方向と反対方向に減衰力がつくり
だされるように、例えば案内延長部136に設けられた
平らな表面(図示せず)によって液圧流体を押し退けな
ければならない。案内ボア138の第1端(又はその軸
線方向に連続した部分)は、一端が弁ピストン110の
第1端面126に開放しており、閉鎖コーン104が積
極的に係合する弁座140の自由断面をこの端面に形成
する。適当に適合させた弁座を備えた球形又はプレート
形状の弁座を閉鎖コーン104の代わりに設けてもよ
い。有利には、開放ばね141が閉鎖コーン104と弁
ピストン110の第1端面126との間に設けられてい
る。
【0037】案内ボア138はその反対端が軸線方向に
シールされている。案内延長部136と閉鎖コーン10
4との間の減衰ピストン134の断面が案内ボア138
よりもかなり小さいため、減衰ピストン134と案内ボ
ア138との間に弁座140まで延びる環状断面の連結
チャンネル142が構成される。弁ピストン110に設
けられた横ボア144が連結チャンネル142を環状内
チャンバ146に連結する。環状内チャンバ146は、
案内ボア124内で、弁ピストン110の第1断面領域
148と第2断面領域150との間で軸線方向に密封を
なして境界付けられている。環状内チャンバ146は、
弁スリーブ112に設けられた対応する連結開口部15
2及び弁スリーブ112と第1段付きボア116との間
に構成された環状外チャンバ154を通して第2制御チ
ャンネル156に連結されている。
シールされている。案内延長部136と閉鎖コーン10
4との間の減衰ピストン134の断面が案内ボア138
よりもかなり小さいため、減衰ピストン134と案内ボ
ア138との間に弁座140まで延びる環状断面の連結
チャンネル142が構成される。弁ピストン110に設
けられた横ボア144が連結チャンネル142を環状内
チャンバ146に連結する。環状内チャンバ146は、
案内ボア124内で、弁ピストン110の第1断面領域
148と第2断面領域150との間で軸線方向に密封を
なして境界付けられている。環状内チャンバ146は、
弁スリーブ112に設けられた対応する連結開口部15
2及び弁スリーブ112と第1段付きボア116との間
に構成された環状外チャンバ154を通して第2制御チ
ャンネル156に連結されている。
【0038】第3制御チャンネル158が、別の環状外
チャンバ160及び弁スリーブ112に設けられた別の
連結開口部162によって圧力チャンバ164に連結さ
れている。この圧力チャンバ164は、弁スリーブ11
2の案内ボア124内に、一方では閉鎖ストッパー14
によって、他方では弁ピストン110の第2端面128
によって境界付けられている。かくして、弁ピストン
は、この圧力チャンバ164内に圧力作動面を有する。
この面の面積は、案内ボア124の断面と一致する。こ
の面積は、弁座140の自由断面の10倍以上である。
チャンバ160及び弁スリーブ112に設けられた別の
連結開口部162によって圧力チャンバ164に連結さ
れている。この圧力チャンバ164は、弁スリーブ11
2の案内ボア124内に、一方では閉鎖ストッパー14
によって、他方では弁ピストン110の第2端面128
によって境界付けられている。かくして、弁ピストン
は、この圧力チャンバ164内に圧力作動面を有する。
この面の面積は、案内ボア124の断面と一致する。こ
の面積は、弁座140の自由断面の10倍以上である。
【0039】上述の構造を、本発明の基本的概念から逸
脱することなく、構造的に変更してもよいということは
勿論のことである。かくして、例えば、減衰ピストン1
34をなくして弁ピストン110の外側に閉鎖コーン1
04の案内体を設けてもよい。弁スリーブ112をなく
してもよい。当業者には、弁ピストン110の二つの端
ストップの構造に関する別の解決策もまた明らかであ
る。
脱することなく、構造的に変更してもよいということは
勿論のことである。かくして、例えば、減衰ピストン1
34をなくして弁ピストン110の外側に閉鎖コーン1
04の案内体を設けてもよい。弁スリーブ112をなく
してもよい。当業者には、弁ピストン110の二つの端
ストップの構造に関する別の解決策もまた明らかであ
る。
【0040】図3及び図4に示すパイロット弁100の
作動態様及び重要な利点を、弁の三つの異なる実施例を
示す図5、図6、及び図7を参照して説明する。
作動態様及び重要な利点を、弁の三つの異なる実施例を
示す図5、図6、及び図7を参照して説明する。
【0041】図5、図6、及び図7の弁の実施例では、
圧力制御弁10を主段として備えた各場合で本発明によ
るパイロット弁100が使用されている。主段を説明す
る目的で、図1及び図2を参照する。同じ要素には同じ
参照番号が附してある。パイロット弁100の部品に関
する参照番号は図3及び図4に示してある。図面の輻輳
を回避するため、これらの参照番号は図5、図6、及び
図7には組み込んでない。従って、以下の説明を更によ
く理解するため、図3及び図4を考慮に入れなければな
らない。
圧力制御弁10を主段として備えた各場合で本発明によ
るパイロット弁100が使用されている。主段を説明す
る目的で、図1及び図2を参照する。同じ要素には同じ
参照番号が附してある。パイロット弁100の部品に関
する参照番号は図3及び図4に示してある。図面の輻輳
を回避するため、これらの参照番号は図5、図6、及び
図7には組み込んでない。従って、以下の説明を更によ
く理解するため、図3及び図4を考慮に入れなければな
らない。
【0042】図5では、開放圧力を手動で調節するパイ
ロット制御式圧力制御弁をパイロット弁100が圧力制
御弁(主段弁)10とともに形成する。閉鎖コーン10
4に作用する閉鎖力は、調節手段108によって圧力設
定ばね106に予め負荷を加えることによって設定され
る。パイロット弁100の第1制御チャンネル133
は、タンク22に連結されている。パイロット弁100
の第2制御チャンネル156は、パイロットオイル圧力
ポート166を通して液圧システム18に連結されてお
り、そのため、閉鎖コーン104は、システム圧力pE
でその弁座140に押付けられる。第2制御チャンネル
156は、同様に、主制御チャンバポート168によっ
て主制御チャンバ16に連結されている。システム圧力
pE が、調節手段108で設定された開放圧力よりも低
い場合には、主制御チャンバ16は、パイロットオイル
圧力ポート166及び主制御チャンバポート168を通
してシステム圧力pE で加圧される。主制御面42の面
積及び主弁座13の断面積が等しい場合には、主ピスト
ン12は液圧的に均衡し、ピストンばね14で主弁座1
3に押付けられてシールを形成する。
ロット制御式圧力制御弁をパイロット弁100が圧力制
御弁(主段弁)10とともに形成する。閉鎖コーン10
4に作用する閉鎖力は、調節手段108によって圧力設
定ばね106に予め負荷を加えることによって設定され
る。パイロット弁100の第1制御チャンネル133
は、タンク22に連結されている。パイロット弁100
の第2制御チャンネル156は、パイロットオイル圧力
ポート166を通して液圧システム18に連結されてお
り、そのため、閉鎖コーン104は、システム圧力pE
でその弁座140に押付けられる。第2制御チャンネル
156は、同様に、主制御チャンバポート168によっ
て主制御チャンバ16に連結されている。システム圧力
pE が、調節手段108で設定された開放圧力よりも低
い場合には、主制御チャンバ16は、パイロットオイル
圧力ポート166及び主制御チャンバポート168を通
してシステム圧力pE で加圧される。主制御面42の面
積及び主弁座13の断面積が等しい場合には、主ピスト
ン12は液圧的に均衡し、ピストンばね14で主弁座1
3に押付けられてシールを形成する。
【0043】参照番号170は、4/2方向弁(ISO
1219による図案で示す)を示し、この方向弁は、電
磁作動式であり、四つのポート(A)、(B)、
(P)、及び(T)、及び二つの制御位置を有し、基本
位置がばね力で決定される。方向弁170の二つの制御
位置のうちの一方の制御位置では、パイロット弁100
の圧力チャンバ164が方向弁170及び弁ハウジング
102を通る制御圧力チャンネル172を通してパイロ
ットオイル圧力ポート166に連結されている(制御圧
力チャンネル172の一部だけを弁ハウジング102に
示す)。従って、パイロット弁100の弁ピストン11
0が肩面130に大きな力で押付けられる。
1219による図案で示す)を示し、この方向弁は、電
磁作動式であり、四つのポート(A)、(B)、
(P)、及び(T)、及び二つの制御位置を有し、基本
位置がばね力で決定される。方向弁170の二つの制御
位置のうちの一方の制御位置では、パイロット弁100
の圧力チャンバ164が方向弁170及び弁ハウジング
102を通る制御圧力チャンネル172を通してパイロ
ットオイル圧力ポート166に連結されている(制御圧
力チャンネル172の一部だけを弁ハウジング102に
示す)。従って、パイロット弁100の弁ピストン11
0が肩面130に大きな力で押付けられる。
【0044】液圧システム18内のシステム圧力pE
が、設定された開放圧力を越えると、閉鎖コーン104
が弁座140から持ち上げられる。パイロットオイル圧
力ポート166内の入口スロットル174で制限された
パイロットオイルの流れは、弁座140及び第1制御チ
ャンネル133を通ってタンク22に流入する。従っ
て、弁座140に到る連結チャンネル142内では、制
御圧力はほぼ一定である。制御圧力pC は、主制御チャ
ンバ連結部168を通して主制御ピストン12の主制御
面42に作用する。システム圧力が増大し続ける場合に
は、主ピストンに開放方向に作用する液圧力が、閉鎖方
向に作用する主ピストンばね14のばね力よりも最終的
に大きくなる。この際、主ピストン12がその弁座13
から持ち上がり、流れがリリーフチャンネル20を通し
てタンク22に逸らされる。かくして圧力制御の効果が
得られる。主制御チャンバ連結部168の減衰スロット
ル176が主ピストン12の移動を減衰する。システム
圧力と主ピストンばね14が決定する制御圧力との圧力
差が、入口スロットル174の流れ断面と組み合わさっ
てパイロット弁100を取るパイロットオイルの流れを
決定する。入口スロットル174及び減衰スロットル1
76は、圧力変動のない安定した作動挙動及び主弁10
を通る流れが増大するときにシステム圧力がほとんど上
昇しない特性曲線(Q、pE )が得られるように最適の
方法で互いに適合されていなければならないということ
は勿論のことである。
が、設定された開放圧力を越えると、閉鎖コーン104
が弁座140から持ち上げられる。パイロットオイル圧
力ポート166内の入口スロットル174で制限された
パイロットオイルの流れは、弁座140及び第1制御チ
ャンネル133を通ってタンク22に流入する。従っ
て、弁座140に到る連結チャンネル142内では、制
御圧力はほぼ一定である。制御圧力pC は、主制御チャ
ンバ連結部168を通して主制御ピストン12の主制御
面42に作用する。システム圧力が増大し続ける場合に
は、主ピストンに開放方向に作用する液圧力が、閉鎖方
向に作用する主ピストンばね14のばね力よりも最終的
に大きくなる。この際、主ピストン12がその弁座13
から持ち上がり、流れがリリーフチャンネル20を通し
てタンク22に逸らされる。かくして圧力制御の効果が
得られる。主制御チャンバ連結部168の減衰スロット
ル176が主ピストン12の移動を減衰する。システム
圧力と主ピストンばね14が決定する制御圧力との圧力
差が、入口スロットル174の流れ断面と組み合わさっ
てパイロット弁100を取るパイロットオイルの流れを
決定する。入口スロットル174及び減衰スロットル1
76は、圧力変動のない安定した作動挙動及び主弁10
を通る流れが増大するときにシステム圧力がほとんど上
昇しない特性曲線(Q、pE )が得られるように最適の
方法で互いに適合されていなければならないということ
は勿論のことである。
【0045】パイロット弁100の作動態様は、ここま
では、図1のパイロット弁24とそれほど変わるところ
がない。しかしながら、本発明のパイロット弁100と
従来技術のパイロット弁24との間の主要な相違点は、
圧力制御弁10及びリリーフチャンネル20を通してタ
ンク22への液圧システム18の電気作動式圧力解放に
ある。
では、図1のパイロット弁24とそれほど変わるところ
がない。しかしながら、本発明のパイロット弁100と
従来技術のパイロット弁24との間の主要な相違点は、
圧力制御弁10及びリリーフチャンネル20を通してタ
ンク22への液圧システム18の電気作動式圧力解放に
ある。
【0046】4/2方向弁170は、その二つの作用ポ
ート(A)及び(B)で第3制御チャンネル158に連
結されている。方向弁170に電流を流してないときに
減圧を行おうとする場合には、作用ポート(A)の連結
を図5に示すようにストッパーで閉鎖する。しかしなが
ら、方向弁170が賦勢されているときに減圧を行おう
とする場合には、作用ポート(B)との連結をストッパ
ー(図示せず)で閉鎖する。両方の場合において、液圧
システム18を減圧状態に切り換える場合、パイロット
弁100の圧力チャンバ164を方向弁170で制御タ
ンクチャンネル178を通してタンク22に減圧する。
タンクチャンネル178は、例えば、図5に示すよう
に、第1制御チャンネル133を通してタンク22に連
結されたパイロット弁100の弁チャンバ132に開放
している。4/2方向弁の代わりに、3/2方向弁を使
用してもよいということは勿論である。
ート(A)及び(B)で第3制御チャンネル158に連
結されている。方向弁170に電流を流してないときに
減圧を行おうとする場合には、作用ポート(A)の連結
を図5に示すようにストッパーで閉鎖する。しかしなが
ら、方向弁170が賦勢されているときに減圧を行おう
とする場合には、作用ポート(B)との連結をストッパ
ー(図示せず)で閉鎖する。両方の場合において、液圧
システム18を減圧状態に切り換える場合、パイロット
弁100の圧力チャンバ164を方向弁170で制御タ
ンクチャンネル178を通してタンク22に減圧する。
タンクチャンネル178は、例えば、図5に示すよう
に、第1制御チャンネル133を通してタンク22に連
結されたパイロット弁100の弁チャンバ132に開放
している。4/2方向弁の代わりに、3/2方向弁を使
用してもよいということは勿論である。
【0047】弁ピストン110に閉鎖ストッパー114
の方向で力Fが作用する。この力Fのモジュラスは、F
=pC ×AS である。ここで、pC は、圧力設定ばね1
06によって予め設定された開放圧力(又は制御圧力)
であり、AS は弁座140の自由断面である。この力
は、減圧状態に切り換える際に、弁ピストン110を閉
鎖ストッパー114の方向に移動するのに利用できる。
圧力チャンバ164からのパイロットオイルは、第3制
御チャンネル158を通り、方向弁170及び制御タン
クチャンネル178を通ってタンク22に押し込まれ
る。この場合には、利用できる力Fが圧力チャンバ16
4内に圧力pC よりも係数k=AS /AD だけ小さい圧
力を生じるため、弁ピストン110の移動は非常にゆっ
くりとしている。ここで、AD は弁スリーブ112の案
内ボア124の断面積である。弁ピストン110の移動
速度は、排出スロットル180を制御タンクチャンネル
178に設置することによって更に低速にできる。
の方向で力Fが作用する。この力Fのモジュラスは、F
=pC ×AS である。ここで、pC は、圧力設定ばね1
06によって予め設定された開放圧力(又は制御圧力)
であり、AS は弁座140の自由断面である。この力
は、減圧状態に切り換える際に、弁ピストン110を閉
鎖ストッパー114の方向に移動するのに利用できる。
圧力チャンバ164からのパイロットオイルは、第3制
御チャンネル158を通り、方向弁170及び制御タン
クチャンネル178を通ってタンク22に押し込まれ
る。この場合には、利用できる力Fが圧力チャンバ16
4内に圧力pC よりも係数k=AS /AD だけ小さい圧
力を生じるため、弁ピストン110の移動は非常にゆっ
くりとしている。ここで、AD は弁スリーブ112の案
内ボア124の断面積である。弁ピストン110の移動
速度は、排出スロットル180を制御タンクチャンネル
178に設置することによって更に低速にできる。
【0048】圧力設定ばね106は、弁ピストン110
が閉鎖ストッパー114の方向でカバーする距離に比例
して緩む。従って、設定された開放圧力、及びかくして
圧力制御弁10の主制御チャンバ16の制御圧力が減少
する。圧力制御弁10は、リリーフチャンネル20に開
放しているが、常にパイロット弁100の制御が加わっ
た状態にある。
が閉鎖ストッパー114の方向でカバーする距離に比例
して緩む。従って、設定された開放圧力、及びかくして
圧力制御弁10の主制御チャンバ16の制御圧力が減少
する。圧力制御弁10は、リリーフチャンネル20に開
放しているが、常にパイロット弁100の制御が加わっ
た状態にある。
【0049】パイロット弁100の開放ばね141は、
制御チャンバ16内の制御圧力を完全に減少させるた
め、閉鎖コーン104が弁座140から適切に持ち上げ
られ、タンク22内にパイロットオイルを排出できるよ
うにする。このようにして、閉鎖コーン104に周知の
方法で閉鎖方向に作用する高い流れ力が加わった場合で
も、閉鎖コーン104が弁座140から適切に持ち上げ
られることが保証される。
制御チャンバ16内の制御圧力を完全に減少させるた
め、閉鎖コーン104が弁座140から適切に持ち上げ
られ、タンク22内にパイロットオイルを排出できるよ
うにする。このようにして、閉鎖コーン104に周知の
方法で閉鎖方向に作用する高い流れ力が加わった場合で
も、閉鎖コーン104が弁座140から適切に持ち上げ
られることが保証される。
【0050】本発明によるパイロット制御弁100によ
って減圧の進行に故意に影響を及ぼすことができる。即
ち、減圧速度を下げることができる。図5に示す実施例
では、減速係数kは、実際には、1:15に等しい。こ
れは、圧力チャンバ164で利用できる圧力が制御圧力
pC の十五分の一であるということを意味する。従っ
て、0.6mm乃至1mmのスロットル直径でこのようなゆ
っくりとした減圧時間を調節できるので減圧衝撃が全く
生じない。減圧は、圧力設定ばね106が時間に従って
制御された態様で弛緩することによって、即ち予め設定
された所望の圧力値が時間に従って制御された態様で減
少することによって、主段の主ピストン12の圧力調整
機能に干渉することなく、行われる。
って減圧の進行に故意に影響を及ぼすことができる。即
ち、減圧速度を下げることができる。図5に示す実施例
では、減速係数kは、実際には、1:15に等しい。こ
れは、圧力チャンバ164で利用できる圧力が制御圧力
pC の十五分の一であるということを意味する。従っ
て、0.6mm乃至1mmのスロットル直径でこのようなゆ
っくりとした減圧時間を調節できるので減圧衝撃が全く
生じない。減圧は、圧力設定ばね106が時間に従って
制御された態様で弛緩することによって、即ち予め設定
された所望の圧力値が時間に従って制御された態様で減
少することによって、主段の主ピストン12の圧力調整
機能に干渉することなく、行われる。
【0051】図1の従来技術の弁では、これを行うこと
はできない。高圧が加わった主制御チャンバ16の減圧
中、上文中に説明したように、パイロット弁24が方向
弁46によって短絡される。制御タンクチャンネルのス
ロットル50での大きな圧力差のため、主ピストン12
の開放移動は非常に限られた程度までしか減速できな
い。
はできない。高圧が加わった主制御チャンバ16の減圧
中、上文中に説明したように、パイロット弁24が方向
弁46によって短絡される。制御タンクチャンネルのス
ロットル50での大きな圧力差のため、主ピストン12
の開放移動は非常に限られた程度までしか減速できな
い。
【0052】パイロット弁100について、圧力チャン
ネル173に組み込んだ入口スロットル182によって
圧力形成相に影響を及ぼすこともできる。スロットル1
82の自由断面が弁ピストン110の軸線方向第1端位
置の方向での移動速度を決定し、及びかくして圧力形成
時間を決定する。従って、排出スロットル180及び入
口スロットル182の夫々で減圧及び圧力形成相に夫々
別々に影響を及ぼすことができる。
ネル173に組み込んだ入口スロットル182によって
圧力形成相に影響を及ぼすこともできる。スロットル1
82の自由断面が弁ピストン110の軸線方向第1端位
置の方向での移動速度を決定し、及びかくして圧力形成
時間を決定する。従って、排出スロットル180及び入
口スロットル182の夫々で減圧及び圧力形成相に夫々
別々に影響を及ぼすことができる。
【0053】図6に示す構成では、図5の4/2方向弁
170が三つのポート(B)、(P)、及び(T)及び
比例作動コイルを持つ比例圧力調整弁184に代えてあ
る。弁の基本位置は、ばね力によって決定される。
(B)ポートは第3制御チャンネル158に連結され、
(P)ポートは制御圧力チャンネル172に連結され、
(T)ポートは制御タンクチャンネル178に連結され
ている。(B)ポート内の圧力は、制御電流に比例して
低圧範囲(即ち0バール乃至12バール)に制御され
る。パイロット弁100の圧力チャンバ164は、比例
的に制御されたこの低圧によって加圧される。案内ボア
124と弁座140の自由断面との間の約15:1の面
積比により、圧力チャンバ164内の予め制御された低
圧が、弁ピストン110の移動により圧力設定ばね10
6に予め負荷を加えるのに十分であることが保証され
る。従って、制御圧力は、圧力設定ばね106によって
制御電流162に比例して制御され、液圧システム18
内のシステム圧力pE は、上述のように、この制御圧力
に比例して制御される。
170が三つのポート(B)、(P)、及び(T)及び
比例作動コイルを持つ比例圧力調整弁184に代えてあ
る。弁の基本位置は、ばね力によって決定される。
(B)ポートは第3制御チャンネル158に連結され、
(P)ポートは制御圧力チャンネル172に連結され、
(T)ポートは制御タンクチャンネル178に連結され
ている。(B)ポート内の圧力は、制御電流に比例して
低圧範囲(即ち0バール乃至12バール)に制御され
る。パイロット弁100の圧力チャンバ164は、比例
的に制御されたこの低圧によって加圧される。案内ボア
124と弁座140の自由断面との間の約15:1の面
積比により、圧力チャンバ164内の予め制御された低
圧が、弁ピストン110の移動により圧力設定ばね10
6に予め負荷を加えるのに十分であることが保証され
る。従って、制御圧力は、圧力設定ばね106によって
制御電流162に比例して制御され、液圧システム18
内のシステム圧力pE は、上述のように、この制御圧力
に比例して制御される。
【0054】最大システム圧力は、調節手段108で手
動で設定できる。この設定は、圧力調整弁184の制御
用電子装置とは別個に行われる。これらの制御用電子装
置でエラーが生じた場合、制御圧力は、調節手段108
で手動で設定された最大圧力を越えることができない。
確かに、弁ピストン110は、圧力チャンバ164内に
過剰な作動圧力がある場合でも、端部が肩面122に当
接するまでしか前進できない。従って、図2の線図に示
す追加の手動調節式パイロット弁は不必要である。これ
は、この機能が、既に、本発明によるパイロット弁10
0の基本的な機能であるためである。
動で設定できる。この設定は、圧力調整弁184の制御
用電子装置とは別個に行われる。これらの制御用電子装
置でエラーが生じた場合、制御圧力は、調節手段108
で手動で設定された最大圧力を越えることができない。
確かに、弁ピストン110は、圧力チャンバ164内に
過剰な作動圧力がある場合でも、端部が肩面122に当
接するまでしか前進できない。従って、図2の線図に示
す追加の手動調節式パイロット弁は不必要である。これ
は、この機能が、既に、本発明によるパイロット弁10
0の基本的な機能であるためである。
【0055】本発明によるパイロット弁100を使用す
ると、弁の流量Qの増大時のシステム圧力pE の上昇が
実質的に平坦な、図2に示す従来技術の弁装置と比べて
改善された弁特性(Q、pE )を得ることができる。こ
の利点は、パイロット弁100の弁座140の自由断面
が、比例作動コイルを持つ従来技術のパイロット弁と比
べて約10倍大きいことに帰すことができる。
ると、弁の流量Qの増大時のシステム圧力pE の上昇が
実質的に平坦な、図2に示す従来技術の弁装置と比べて
改善された弁特性(Q、pE )を得ることができる。こ
の利点は、パイロット弁100の弁座140の自由断面
が、比例作動コイルを持つ従来技術のパイロット弁と比
べて約10倍大きいことに帰すことができる。
【0056】図7は、パイロット制御式定比圧力制御弁
におけるパイロット弁100の別の用途を示す。パイロ
ット弁100の閉鎖ストッパー114を、弁ピストン1
10の正確な位置を検出してこの位置に比例した出力信
号を発生する移動センサ188に変えてある。この移動
センサ188は、例えば、ねじストッパーで弁ピストン
110に機械的に連結された気密誘導移動センサである
のがよい。
におけるパイロット弁100の別の用途を示す。パイロ
ット弁100の閉鎖ストッパー114を、弁ピストン1
10の正確な位置を検出してこの位置に比例した出力信
号を発生する移動センサ188に変えてある。この移動
センサ188は、例えば、ねじストッパーで弁ピストン
110に機械的に連結された気密誘導移動センサである
のがよい。
【0057】比例作動コイルを備えた比例移動弁192
は、(A)ポートで第2制御チャンネル156に連結さ
れ、(T)ポートで制御タンクチャンネル178に連結
され、(P)ポートでパイロット弁100の制御チャン
ネル172に連結されている。この場合、弁ピストン1
10の位置は、閉ループ制御回路で制御される。この目
的のため、移動センサ188の出力信号を所望の値と比
較し、比例圧力調整弁192をこれに対応して調節す
る。従って、上述のように、圧力設定ばね106の予負
荷を予め設定された所望の値に従って高い精度で連続的
に変化させることができ、液圧システム18内の対応す
るシステム圧力pE を調整する。パイロット弁100
は、調節精度の高い電気制御式定比圧力制御弁を構成す
る簡単な手段である。
は、(A)ポートで第2制御チャンネル156に連結さ
れ、(T)ポートで制御タンクチャンネル178に連結
され、(P)ポートでパイロット弁100の制御チャン
ネル172に連結されている。この場合、弁ピストン1
10の位置は、閉ループ制御回路で制御される。この目
的のため、移動センサ188の出力信号を所望の値と比
較し、比例圧力調整弁192をこれに対応して調節す
る。従って、上述のように、圧力設定ばね106の予負
荷を予め設定された所望の値に従って高い精度で連続的
に変化させることができ、液圧システム18内の対応す
るシステム圧力pE を調整する。パイロット弁100
は、調節精度の高い電気制御式定比圧力制御弁を構成す
る簡単な手段である。
【図1】圧力を解放するための手動調節手段及び無圧循
環への切り換えを行う設備を備えた従来技術のパイロッ
ト制御式圧力制御弁の液圧レイアウトである。
環への切り換えを行う設備を備えた従来技術のパイロッ
ト制御式圧力制御弁の液圧レイアウトである。
【図2】最大圧力を越えないようにする追加の安全装置
を備えた従来技術の定比圧力制御弁の液圧レイアウトで
ある。
を備えた従来技術の定比圧力制御弁の液圧レイアウトで
ある。
【図3】本発明によるパイロット段の一実施例の断面図
である。
である。
【図4】図3の拡大詳細図である。
【図5】圧力を解放するための手動調節手段、及び制御
信号に応じて圧力を解放し圧力を形成するための設備を
備えた圧力制御弁における図3及び図4に示す本発明に
よるパイロット段を示す図である。
信号に応じて圧力を解放し圧力を形成するための設備を
備えた圧力制御弁における図3及び図4に示す本発明に
よるパイロット段を示す図である。
【図6】最大圧力を越えないようにする安全装置を一体
に備えた定比圧力制御弁における図3及び図4に示す本
発明によるパイロット段を示す図である。
に備えた定比圧力制御弁における図3及び図4に示す本
発明によるパイロット段を示す図である。
【図7】最大圧力を越えないようにする安全装置及び閉
ループ位置制御回路を一体に備えた圧力制御弁における
図3及び図4に示す本発明によるパイロット段を示す図
である。
ループ位置制御回路を一体に備えた圧力制御弁における
図3及び図4に示す本発明によるパイロット段を示す図
である。
10 圧力制御弁 16 手段制御チャンバ 18 液圧システム 20 リリーフチャンネル 22 無圧タンク 100 パイロット弁 104 閉鎖コーン 106 圧力設定ばね 108 調節手段 110 弁ピストン 112 弁スリーブ 124 案内ボア 130 環状肩面 133 第1制御チャンネル 134 減衰ピストン 138 案内ボア 140 弁座 141 開放ばね 142 連結チャンネル 144 横ボア 146 環状内チャンバ 148 第1断面領域 150 第2断面領域 152 連結開口部 154 環状外チャンバ 156 第2制御チャンネル 158 第3制御チャンネル 164 圧力チャンバ 170 4/2方向弁 172 制御圧力チャンネル 178 制御タンクチャンネル 180 排出スロットル 182 入口スロットル 184 比例圧力調整弁 188 移動センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルル・トラトベルガー ドイツ連邦共和国デー−47229 ドゥイス ブルク,マルティーニシュトラーセ 2 (72)発明者 カルル−ハインツ・ポスト ドイツ連邦共和国デー−41564 カールス ト,ローゼンシュトラーセ 15
Claims (9)
- 【請求項1】 第1制御チャンネル(133)に連結さ
れた弁チャンバ(132)、 弁座(140)、 前記弁座(140)と関連し、前記弁チャンバ(13
2)内で軸線方向に移動自在の閉鎖要素(104)、 前記閉鎖要素(104)に前記弁座(140)の方向で
閉鎖力を及ぼすように前記閉鎖要素(104)と関連し
た圧力設定ばね(106)を有する、 圧力制御弁用パイロット段において、 前記弁チャンバ(132)の軸線方向の一方の側を境界
付け、そこに前記弁座(140)を形成し、前記弁座
(140)が自由断面を有する、軸線方向に移動自在の
弁ピストン(110)と、 前記弁座(140)の前記自由断面を第2制御チャンネ
ル(156)に連結する、前記弁ピストン(110)を
通る連結チャンネル(142、144)と、 第3制御チャンネル(158)に連結された圧力チャン
バ(164)とを有し、前記弁ピストン(110)は、
前記圧力チャンバ(164)内に前記弁座(140)の
前記自由断面よりもかなり大きい作動面を有し、これに
よって、前記圧力チャンバ(164)を加圧することに
よって、前記圧力設定ばね(106)の閉鎖力と反対方
向の静水圧力を前記弁ピストン(110)に及ぼし、更
に、 前記弁ピストン(110)の軸線方向第1端部分を前記
静水圧力の方向で固定する、前記弁ピストン(110)
用のハウジングストップ(130)を有することを特徴
とする、パイロット段。 - 【請求項2】 前記閉鎖要素は、前記弁ピストン(11
0)の案内ボア(138)内を軸線方向に案内される減
衰ピストン(134)にしっかりと連結された閉鎖コー
ン(104)からなることを特徴とする、請求項1に記
載のパイロット段。 - 【請求項3】 前記弁ピストン(110)用の案内ボア
(124)と、 前記弁ピストン(110)上で軸線方向に間隔を隔てら
れ、前記案内ボア(124)に密封嵌合した第1及び第
2の断面領域(148、150)と、 前記案内ボア(124)内で前記弁ピストン(110)
の前記二つの断面領域(148、150)間に構成さ
れ、前記弁座(140)への前記連結チャンネル(14
2、144)が開放した、環状内チャンバ(146)
と、 前記環状内チャンバ(146)を前記第2制御チャンネ
ル(156)に連結するための手段とを有することを特
徴とする、請求項1又は2に記載のパイロット段。 - 【請求項4】 前記案内ボア(124)を内部に有する
弁スリーブ(112)と、 前記弁スリーブ(112)を取り囲む環状外チャンバ
(154)と、 前記環状内チャンバ(146)を前記環状外チャンバ
(154)に連結するため前記弁スリーブ(112)に
設けられた連結開口部(152)とを有し、前記第2制
御チャンネル(156)が前記環状外チャンバ(15
4)に開放していることを特徴とする、請求項3に記載
のパイロット段。 - 【請求項5】 液圧システム(18)に連結された第1
主流れポート、リリーフチャンネル(20)でタンク
(22)に連結された第2主流れポート、及び制御チャ
ンバ(16)を備えた主段(10)を有する、手動調節
可能なパイロット制御式圧力制御弁において、 前記圧力設定ばね(106)用の手動調節可能な手段
(108)を有し、前記第1制御チャンネル(133)
が前記タンク(22)に連結され、前記第2制御チャン
ネル(156)が前記液圧システム(18)及び前記主
段(10)の前記制御チャンバ(16)に連結された請
求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のパイロット
段(100)と、 前記パイロット弁(100)の前記圧力チャンバ(16
4)を前記液圧システム(18)内の圧力で制御圧力チ
ャンネル(172)を通して加圧できる第1位置及び前
記パイロット弁(100)の前記圧力チャンバ(16
4)を制御タンクチャンネル(178)を通して前記タ
ンク(22)に連結する第2位置を有する、前記第3制
御チャンネル(158)に連結された方向弁(170)
とを有することを特徴とする、手動調節可能なパイロッ
ト制御式圧力制御弁。 - 【請求項6】 排出スロットル(180)が前記制御タ
ンクチャンネル(178)に挿入されていることを特徴
とする、請求項5に記載の手動調節可能なパイロット制
御式圧力制御弁。 - 【請求項7】 入口スロットル(182)が前記制御圧
力チャンネル(172)に挿入されていることを特徴と
する、請求項5又は6に記載の手動調節可能なパイロッ
ト制御式圧力制御弁。 - 【請求項8】 液圧システム(18)に連結された第1
主流れポート、リリーフチャンネル(20)でタンク
(22)に連結された第2主流れポート、及び制御チャ
ンバ(16)を備えた主段(10)を有する、パイロッ
ト制御式圧力制御弁において、 前記圧力設定ばね(106)用の手動調節可能な手段
(108)を有し、前記第1制御チャンネル(133)
が前記タンク(22)に連結され、前記第2制御チャン
ネル(156)が前記液圧システム(18)及び前記主
段(10)の前記制御チャンバ(16)に連結された請
求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載のパイロット
段(100)と、 (P)ポート、(T)ポート、及び(B)ポートを有
し、前記(P)ポートは制御圧力チャンネル(172)
で前記液圧システム(18)に連結され、前記(T)ポ
ートは制御タンクチャンネル(178)で前記タンク
(22)に連結され、前記(B)ポートは前記パイロッ
ト段(100)の前記第3制御チャンネル(158)に
連結されている定比圧力調整弁(170、184)とを
有し、 前記定比圧力調整弁(170、184)が前記パイロッ
ト段(100)の前記圧力チャンバ(164)を制御入
力信号制に合わせて加圧する、パイロット制御式定比圧
力制御弁。 - 【請求項9】 前記弁ピストン(110)の位置を検出
するための移動センサ(188)が前記パイロット段
(100)に設けられ、前記弁ピストン(110)の位
置は、閉ループ位置制御回路で、予め設定された所望の
値の信号と比例して調節され、これによって、前記圧力
設定ばね(106)の予負荷を制御することを特徴とす
る、請求項8に記載のパイロット制御式定比圧力制御
弁。
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