JPH05226156A - チップコイル - Google Patents

チップコイル

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JPH05226156A
JPH05226156A JP4023602A JP2360292A JPH05226156A JP H05226156 A JPH05226156 A JP H05226156A JP 4023602 A JP4023602 A JP 4023602A JP 2360292 A JP2360292 A JP 2360292A JP H05226156 A JPH05226156 A JP H05226156A
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JP
Japan
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core
winding
press
chip coil
press molding
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JP4023602A
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JP3116513B2 (ja
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Shinji Wakamatsu
伸治 若松
Tetsuya Morinaga
哲也 森長
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
Yasuhiro Hosokawa
康博 細川
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアを安価に量産できて小型化が可能であ
り、芯線の密着/整列巻きが容易で、直流抵抗が小さ
く、Q値の高いチップコイルを得ること。 【構成】 芯線5を巻き付けるためのコア1をプレス成
形法で製造した。コア1の巻芯部2にはプレス成形の際
杵によるプレス方向と直交する方向に受面2cを有す
る。巻芯部2の断面形状は円形に近く、芯線5はほぼ円
形に巻き付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インダクタとして使用
されるチップコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のチップコイルに用いられる
コアとしては、図4及び図5に示すように、ドラム型コ
ア20及びプレス成形コア30が知られている。ドラム
型コア20は巻芯部21が断面円形であり、芯線を巻芯
部21に隙間なく密着/整列して巻き付けることがで
き、巻数が多くとれると共に、巻線が短くてすむために
直流抵抗が小さくQ値の高いチップコイルを得ることが
できる。しかし、製造に際しては研削加工によるため、
量産ができずにコストが高くつき、しかも小型化に限界
を有している。
【0003】一方、プレス型コア30はプレス成形によ
るため、安価に量産することができ、小型化が可能であ
る。しかし、角型をしているため、巻芯部31に芯線3
5を密着/整列して巻き回すことができず、デッドスペ
ースd2が生じ、インダクタンスが低下する。また、巻
線が長くなって直流抵抗が大きく、かつ、Q値も低くな
る。さらに、芯線35が巻芯部31の角で鋭角的に曲が
り、芯線35に傷が付きやすい。
【0004】即ち、コアのタイプとしては、チップコイ
ルの特性に関して前者のドラム型コア20が好ましく、
製法上は後者のプレス型コア30が好ましい。そこで、
ドラム型コア20をプレス成形で製造することが考えら
れる。この場合、図7に示すように、臼41,41の間
に杵42,42を矢印X,X方向から押し込み、コア2
0を成形することとなる。しかし、杵42の側部42’
の肉厚が薄いため、この部分で破損する。一方、プレス
型コアの巻芯部の断面形状を円形に近づけるため、八角
形とすることも考えられる。しかし、この場合も、図8
に示すように、杵42の側部42’が破損するおそれを
有している。
【0005】
【発明の目的、構成、作用】そこで、本発明の目的は、
コアを安価に量産できて小型化が可能であり、芯線の密
着/整列巻きが容易で、直流抵抗が小さく、Q値の高い
チップコイルを提供することにある。以上の目的を達成
するため、本発明に係るチップコイルは、プレス成形の
際に杵によるプレス方向と直交する方向にプレス受面を
有するコアを備えたことを特徴とする。
【0006】即ち、コアの巻芯部はプレス受面を有し、
好ましくは断面形状が12角形をなしている。コアがプ
レス受面を有することによりプレス成形用の杵に薄肉部
がなくなり、杵が破損するおそれが解消される。しか
も、巻芯部の断面形状が円形に近くなり、チップコイル
はドラム型コアを使用した場合と同様に良好な特性を発
揮する。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係るチップコイルの実施例に
つき、添付図面を参照して説明する。図1はチップコイ
ルのコア1を示し、芯線5を巻き付けるための巻芯部2
と上下端に設けた鍔部3,4とからなる。コア1はフェ
ライトやアルミナの粉末を主成分として以下に示すよう
にプレス成形法にて一体的に成形したものである。ま
た、巻芯部2はその断面形状が12角形をなし、側面2
a,2a,2a,2aと傾斜面2b,2b,2b,2b
と、プレス受面2c,2c,2c,2cとで構成されて
いる。
【0008】コア1のプレス成形には図2に示す臼1
1,11と杵12,12を用いて行われる。臼11,1
1は定位置に固定され、杵12,12を矢印X,X方向
に臼11,11の間に押し込むことによりコア1をプレ
ス成形する。杵12,12の先端部は巻芯部2の側面に
対応した形状を有し、プレス成形時に側部12’に応力
が作用しても、本実施例では巻芯部2に受面2cを有す
るため、側部12’が肉厚であり、破損するおそれはな
い。
【0009】前記巻芯部2に芯線5を巻き付けた状態は
図1(c)に示されている。本実施例ではプレス型コア
であるにも拘らず、巻芯部2の断面形状はドラム型コア
の円形に近く、芯線5は従来例である図6と比較しても
明らかなように、鋭角的に曲がることなく、滑らかに円
形に巻き付けられ、芯線5が損傷することがない。ま
た、デッドスペースは図6に示すd2からd1に減少し
ている。さらに、巻線の長さが短くて済み、直流抵抗及
びQ値がドラム型コアを使用した場合と同じレベルにな
る。
【0010】具体的には、巻線占拠率Pは下式で表わさ
れ、 P=(D2×M)/S D:巻線仕上がり外径 M:最大巻数 S:巻線断面積 従来の1.5mm角のプレス型コアにあっては巻線占拠
率が42.1%であったものが、本実施例の如く12角
形とすれば51.8%に向上した。また、直流抵抗は1
0%程度低下した。さらに、整列巻きが容易になり、巻
線の分布容量が30%程度小さくなった。
【0011】なお、本発明に係るチップコイルは前記実
施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変更可能である。例えば、巻芯部2の断面形状におい
て、傾斜面2bの角度は任意であり、図3に示すように
面2b’がプレス受面2cと直角であってもよい。ま
た、面2b,2b’,2cが連続した階段状とされてい
てもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、プレス成形の際に杵によるプレス方向と直交す
る方向にプレス受面を有するコアの巻芯部に芯線を巻き
付けたため、コアの巻芯部はプレス成形品にも拘らず円
形に近い形状を有し、密着/整列巻きが容易となり、芯
線の損傷が防止され、直流抵抗が減少すると共にQ値が
向上する。即ち、本発明はドラム型コアを使用すること
による良好な特性を、小型化が可能で安価に量産できる
プレス型コアを使用することによって発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチップコイルの一実施例に使用さ
れるコアを示し、(a)は正面図、(b)はそのA−
A’断面図、(c)はコアに芯線を巻き付けた状態を示
す断面図。
【図2】図1に示したコアのプレス成形を説明するため
の断面図。
【図3】コアの変形例を示す断面図。
【図4】従来のドラム型コアを示す斜視図。
【図5】従来のプレス型コアを示す斜視図。
【図6】図5に示したコアに芯線を巻き付けた状態を示
す断面図。
【図7】ドラム型コアをプレス成形する場合を説明する
ための断面図。
【図8】断面8角形のコアをプレス成形する場合を説明
するための断面図。
【符号の説明】
1…コア 2…巻芯部 2a…プレス受面 3,4…鍔部 5…芯線 11…臼 12…杵
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細川 康博 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻芯部の両端に鍔部を有するコアと、前
    記巻芯部に巻き付けた巻線とからなるチップコイルにお
    いて、 前記コアはプレス成形法にて一体的に成形され、巻芯部
    にプレス成形の際に杵によるプレス方向と直交する方向
    にプレス受面を有すること、 を特徴とするチップコイル。
JP04023602A 1992-02-10 1992-02-10 チップコイル及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3116513B2 (ja)

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