JPS62247052A - マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 - Google Patents

マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法

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JPS62247052A
JPS62247052A JP8855286A JP8855286A JPS62247052A JP S62247052 A JPS62247052 A JP S62247052A JP 8855286 A JP8855286 A JP 8855286A JP 8855286 A JP8855286 A JP 8855286A JP S62247052 A JPS62247052 A JP S62247052A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、永久磁石の製造法に係り、とくに多結晶マン
ガン−アルミニウム−炭i(Mn−ム1−C)系合金磁
石による多極着磁用Mn−ム1−C系合全磁石の製造法
に関する。
従来の技術 Mn−ムl−C系磁石用合金は、68〜73質量チ(以
下単にチで表わす)のMnと(殉Mn −6,6)〜(
%Mn−22,2)%のCと残部のムlからなり、不純
物以外に添加元素を含まない3元系及び少量の添加元素
を含む4元系以上の多元系磁石用合金が知られており、
これらを総称するものである。
同様に、Mn−ム1−C系合金磁石は、主として強磁性
相である面心正方晶(τ相、Ll、型規則格子)の組織
で構成され、Cを必須構成元素として含むものであり、
不純物以外に添加元素を含まない3元系及び少量の添加
元素を含む4元系以上の多元系合金磁石が知られており
、これらを総称するものである。
その製造法としては、鋳造・熱処理によるもの以外に押
出加工等の塑性加工工程を含むものが知られている。特
に後者は、高い磁気特性、機械的強度、耐候性、機械加
工性等の優れた性質を有する異方性磁石の製造法として
知られている。
また、Mn−ムl−C系磁石用合金と用いた多極着磁用
合金磁石の製造法としては、等方性磁石、圧縮加工によ
るもの(特許第1011473号)、及びMn−ムl−
C系磁石用合金からなる中空体状のビレットに特定の圧
縮加工を施すもの(特開昭58−192303号公報)
が知られている。
発明が解決しようとする問題点 前述したMn−ムl−C系磁石用合金からなる中空体状
のビレットに特定の圧縮加工を施すもの(特に、特開昭
5i8−192303号公報)では、つまり、Mn−ム
l−C系磁石用合金からなる中空体状のビレットに、少
なくともビレットの外周および内周の一部分を自由にし
た状態で、ビレットの軸方向に圧縮加工を施す方法では
、得られた磁石は径方向に磁化容易方向を有する。この
異方性構造は外周あるいは内周面に多極着磁して用いる
のに必ずしも望ましい異方性構造ではない。
問題点を解決するための手段 以上述べてきた問題点を解決するために本発明は、Mn
−ムl−C系磁石用合金からなる中空体状のビレットに
、少なくともビレットの外周および内周の一部分を自由
にした状態で、ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部
の圧縮ひずみより大きくなるようにビレットの軸方向に
圧縮加工を施すものである。
作用 前述した方法によって、つまり前述した特定の圧縮加工
において、ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧
縮ひずみより大きくなるようにビレットの軸方向に圧縮
加工を施すことによって、これまでの公知の特定の圧縮
加工を施す方法と異なり、磁石の外周部では径方向に磁
化容易方向を有し、内周部では周方向に磁化容易方向を
有する磁石が得られる。
実施例 本発明は、Mn−ムl−C系磁石用合金からなる中空体
状のビレットに、630〜830℃の温度で、少なくと
もビレットの外周および内周の一部分を自由にした状態
で、ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひず
みより大きくなるようにビレットの軸方向に圧縮加工を
施すものである。
本発明の製造法の大部分は、前記の公知技術(特開昭5
8−192303号公報)と同様である。
前記公知技術の圧縮加工は、少なくともビレットの外周
および内周の一部分を自由にした状態で、ビレットの軸
方向に圧縮加工を施すものである。
一方、本発明の圧縮加工は前記の圧縮加工において、さ
らにビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひず
みより大きくなるようにビレットの軸方向に圧縮加工を
施すものである。
この圧縮加工の具体的な例を以下に説明する。
まず第1の方法は、円筒ビレットの軸方向に第1図に示
した金型を用いて、自由圧縮加工を施す方法である。第
1図は(a)に加工前の状態の断面を示す。1はビレッ
ト、2,3はポンチである。第1図(IL)に示すよう
に、前記公知技術と異なる点は、ポンチ2およびポンチ
3のビレットと接触する面(ポンチ端面)が平面ではな
く傾斜面であることである。このポンチ2およびポンチ
3を用いて、ビレット1の軸方向に加圧することによっ
て、ビレット1は軸方向に圧縮加工されて第1図(b)
に示す状態になる。第1図(b)に示したように加工後
のビレット1の外周部の高さは内周部の高さより小さい
。つまり、ビレット1の外周部の圧縮ひずみが内周部の
圧縮ひずみより大きくなるようにビレット1の軸方向に
圧縮加工を施したことになる。
圧縮ひずみとは、ビレット1の軸方向のひずみをいう。
第1の方法の別の圧縮加工の例をビレット1の断面形状
をリング状として説明すると、第2図(IL)に第1図
と同様に加工前の状態の断面を示す。第2図(IL)に
示すように第1図と異なる点は、ポンチ2およびポンチ
3のポンチ端面は平面であり、加工前のビレット1の外
周部の高さが内周部の高さよシ大きいことである。第2
図(b)に加工後の状態を示す。加工後のビレット1は
ほぼ円筒体状となり、ビレット1の外周部の高さと内周
部の高さはほぼ一致する。この場合も同様に、ビレット
1の外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひずみより大き
くなるようにビレット1の軸方向に圧縮加工を施したこ
とになる。
第2の方法は、第1の方法で得た、圧縮加工を施したビ
レット1の一部分に軸方向に圧縮加工を施す方法であり
、この方法は前記公知技術と同じである。
第3の方法は、ビレット1の外周部の圧縮ひずみが内周
部の圧縮ひずみより大きくなるようにビレット1の軸方
向に自由圧縮加工(圧縮加工1、第1の方法)を施した
後、ビレット1の外周を拘束した状態で、しかも内周を
自由にした状態で、ビレット1の軸方向に圧縮加工(圧
縮加工2)する方法で、この一連の圧縮加工の一例を第
3図に示す。第3図は(IL)に加工前の状態の断面を
示す。
1はビレット、2,3はポンチ、4は外型である。
第3図(a)に示すように、前記公知技術と異なる点は
、ポンチ2およびポンチ3のポンチ端面が平面ではなく
傾斜面であることである。このポンチ2゜3を用いて、
ビレット1の軸方向に加圧することによって、ビレット
1は軸方向に圧縮加工されて第1図(b)に示す状態(
圧縮加工1終了)になり、更に圧縮加工を行なうと第3
図(C)に示したようになる。圧縮加工後のビレット1
の外周部の高さは内周部の高さより小さい。つまり、こ
の場合もビレット1の外周部の圧縮ひずみが内周部の圧
縮ひずみより大きくなるようにビレット1の軸方向に圧
縮加工を施したことになる。
第3の方法の代表的な別の例をビレット1の断面形状を
リング状として説明すると、第4図(&)に第3図と同
様に加工前の状態の断面を示す。第4図(a)に示すよ
うに第3図と異なる点は、ポンチ2およびポンチ3のポ
ンチ端面は平面であり、圧縮加工前のビレット1の外周
部の高さが内周部の高さよシ大きいことである。第4図
中)に圧縮加工1の加工後の状態を示す。加工後のビレ
ット1はほぼ円筒体状となり、ビレット1の外周部の高
さと内周部の高さはほぼ一致する。この場合も同様に、
ビレット1の外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひずみ
より大きくなるようにビレット1の軸方向に圧縮加工を
施したことになる。さらに、圧縮加工を行なうと第4図
(0)に示した状態になる。
第4の方法は、第3の方法で得たビレット1を更に、ビ
レット1の一部分に軸方向に圧縮加工を施す方法であシ
、この方法は前記公知技術と同じである。
以上述べてきた様に、本発明は前記公知技術(特開昭5
8−192306号公報)に示された圧縮加工とほとん
ど同じであるがビレット1端面を傾斜面あるいはポンチ
端面を傾斜面にすることによって、この特定の圧縮加工
において、ビレット1の外周部の圧縮ひずみが内周部の
圧縮ひずみより大きくなるようにビレット1の軸方向に
圧縮加工を施すことができ、これによって、磁石の外周
部では径方向に磁化容易方向を有し、内周部では周方向
に磁化容易方向を有する異方性構造となり、外周多極着
磁に適した磁石が得られる。
前記の二つの例の組み合わせでも、ビレット1の外周部
の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひずみより大きくなるよう
にビレット1の軸方向に圧縮加工を施すことができる。
つまり、第1図に示したボンチ2.3よりなる金型(ポ
ンチ端面が傾斜面)を用いて、第2図に示したビレット
1(ビレット端面が傾斜面)を圧縮加工する方法である
前述した例では、ポンチ2.3端面あるいはビレット1
端面が傾斜面であったが、他に階段状面(段付き形状)
、平面士傾斜面あるいは以上の組み合わせなどあり、さ
らに凹凸状にするポンチ2゜3あるいはビレット1端面
は両面でも片面でもよい。必要なことはビレット1の外
周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひずみより大きくなる
ようにビレット1の軸方向に圧縮加工を施すことである
これによって、磁石の外周部では径方向に磁化容易方向
を有し、内周部では周方向に磁化容易方向を有する異方
性構造となり、外周多極着磁に適した磁石が得られる。
前述したような圧縮加工の可能な温度範囲については、
530〜830 ℃の温度領域において、加工が行えた
が、780℃を越える温度では、磁気特性がかなり低下
した。よシ望ましい温度範囲としては560〜760℃
であった。
次に本発明の更に具体的な実施例について説明する。
実施例1(第2図) 配合組成で69.5%のMn、29.3%のム1.0.
5%のC及び0.7%のNi を溶解鋳造し、外径30
Jff、内径16u、外周部の長さ25羽、内周部の長
さ20Hの両端面が傾斜面のビレット1を作製した。こ
のビレット1に1100°Cで2時間保持した後、60
0℃まで風冷し、e o O℃で30分間保持した後、
室温まで放冷する熱処理を施した。次に、潤滑剤を介し
て、第2図に示したようなポンチ2,3よシなる金型を
用いて、ビレット1の外周および内周を自由な状態にし
て、680′Cの温度で、円筒ビレット1の長さが12
Hまでの圧縮加工を行った。
加工後のビレット1を外径40rMに切削加工した後、
外周表面に24極の外周着磁した。着磁は20oOμF
のオイルコンデンサーを用い、16o。
Vでパルス着磁した。外周表面の表面磁束密度をホール
素子で測定した。
比較のために、前記と同じ配合組成のMn、ム1゜Cお
よびNiを溶解鋳造し、外径30ff、内径16H1長
さ22.5fJlの円筒ビレット1を作製し、前記と同
じ熱処理を行った。次に、潤滑剤を介して、前記と同じ
長さが12ffまでの圧縮加工を行った。さらに前記と
同様に切削加工した後、着磁し、表面磁束密度を測定し
た。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.2倍であった。
さらに、本発明のさきほど着磁した磁石を第5図に示す
ような固定用ポンチ5.可動ポンチ6゜下型7よりなる
金型を用いて、6800Cの温度で、ビレット1の外周
部のみを圧縮加工した。第6図(a)は加工前の状態を
示し、第6図(b)は加工後の状態を示す。固定用ポン
チ5と下型7によって、ビレット1を固定及び拘束し、
可動ポンチ6でビレット1を加圧することにより第5図
(b)に示す状態になり、これによってビレット1の外
周部のみが圧縮加工される。なおポンチ6の直径(ポン
チ8の内径)は35ffである。圧縮加工後の外周部の
長さは8ffであった。加工後のビレット1を外径40
ffに切削加工した後、前記と同様に着磁して、この圧
縮加工の前・後で表面磁束密度の値を比較すると、加工
後の方が0.2 kG高くなった。
実施例2(第1図) 配合組成で69.4%ノMn、 29.3%のム110
.5%OC%0.7%のNi及び0.1%ノTiを溶解
鋳造し、外径30ff、内径16H1長さ26nの円筒
ビレット1を作製し、実施例1と同じ熱処理を行った。
次に、潤滑剤を介して、第1図に示したようなポンチ2
,3よりなる金型を用いて、680℃の温度で、ビレッ
ト1の内周部の長さが15ffまでの圧縮加工を行った
。なお第1図において、ポンチ端面の傾斜角(α)は1
0°である。
加工後のビレット1を外径4011nlに切削加工した
後、実施例1と同様に24極の外周着磁し、表面磁束密
度を測定した。
比較のために、前述した配合組成と同じ配合組成のMn
、ム1.c、NiおよびT工を溶解鋳造し、外径30f
fff、内径18ffff、長さ25朋の円筒ビレット
を作製し、前記と同じ熱処理を行った。次に、潤滑剤を
介して、実施例1で使用した金型を用いて、長さが15
MMまでの圧縮加工を行った。さらに前記と同様に切削
加工した後、着磁し、表面磁束密度を測定した。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.2倍であった。
さらに、本実施例のさきほど着磁した磁石を実施例1と
同様に、外周部のみを長さが1offまでの圧縮加工し
た。加工後のビレット1を外径4゜闘に切削加工した後
、同様に着磁して、この圧縮加工の前・後で表面磁束密
度の値を比較すると、加工後の方が0.2 k G高く
なった。
実施例3 実施例1と同じ配合組成のMn、ムl、CおよびNiを
溶解鋳造し、外径30ff、内径16jff、外トを作
製し、実施例1と同じ熱処理を行った。このビレットを
用いて実施例1と同じ圧縮加工を行った。加工後のビレ
ットの長さは12mであった。
加工後のビレットを外径4011rjlに切削加工した
後、実施例1と同様に24極の外周着磁し、表面磁束密
度を測定して、実施例1で比較のために作製した磁石と
比較した。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.3倍であった。
さらに、本実施例のさきほど着磁した磁石を実施例1と
同様に、外周部のみを長さが8Bまでの圧縮加工した。
加工後のビレットを外径40ffに切削加工した後、前
記と同様に着磁して、この圧縮加工の前・後で表面磁束
密度の値を比較すると、加工後の方が0.2kG高くな
った。
実施例4〔第6図〕 実施例2と同じ配合組成のMn、ムl、C,Niおよび
Tiを溶解鋳造し、外径30jff、内径16jff、
長さ251ffの円筒ビレットを作製し、実施例1と同
じ熱処理をした。
次に、潤滑剤を介して、第6図に示したようなポンチ2
.3よりなる金型を用いてビレット1の外周および内周
の一部を自由な状態にして、68゜°Cの温度で、ビレ
ット1の内周部の長さが17ffまでの圧縮加工を行っ
た。なお第6図において、ポンチ端面の段付き部の径は
3Off、段差は2.6nである。
加工後のビレット1を外径40nに切削加工した後、実
施例1と同様に24極の外周着磁し、表面磁束密度を測
定して、実施例2で比較のために作製した磁石と比較し
た。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.3倍であった。
さらに、本実施例のさきほど着磁した磁石を実施例1と
同様に、外周部のみを長さが8ffまでの圧縮加工した
。加工後のビレット1を外径4o1nlに切削加工した
後、前記と同様に着磁して、この圧縮加工の前・後で表
面磁束密度の値を比較すると、加工後の方が0.2kG
高くなった。
実施例5(第4図) 実施例1と同じ配合組成のMn、ムl、CおよびNiを
溶解鋳造し、外径301111、内径161’lf、外
周部の長さ25jff、内周部の長さ20ffの両端面
が傾斜面のビレット1を作製し、実施例1と同じ熱処理
をした。次に、潤滑剤を介して、第4図に示したような
ポンチ2,3、外型4よりなる金型を用いてビレット1
の外周および内周を自由な状態にして、680°Cの温
度で、ビレット1の長さが16fiまでの圧縮加工を行
った。なお第4図において、外型4の内径は34ffで
ある。
この圧縮加工を施したビレットを外径33ffに切削し
た後、実施例1と同様に24極の外周着磁し、表面磁束
密度を測定した。
比較のために、前記と同じ配合組成のMn、ム1゜Cお
よびN1を溶解鋳造し、外径30H1内径16ff、長
さ22.15ffの円筒ビレットを作製し、前記と同じ
熱処理をした。次に潤滑剤を介して、前記と同じ圧縮加
工を行った。加工後の長さは15HMであった。さらに
前記と同様に切削した後、着磁し、表面磁束密度を測定
した。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.2倍であった。
さらに、本実施例のさきほど着磁した磁石を実施例1と
同様に、外周部のみを圧縮加工した。なおポンチ6の直
径は29jlI+であり、加工後の外周部の長さは1o
ffであった。加工後のビレット1を外径33ffに切
削した後、前記と同様に着磁して、この圧縮加工の前・
後で表面磁束密度の値を比較すると、加工後の方が0.
2kG高くなった。
実施例6(第3図) 実施例1と同じ配合組成のMn、ムl、CおよびNiを
溶解鋳造し、外径3Off、内径16fl、長さ25f
fの円筒ビレット1を作製し、実施例1と同じ熱処理を
した。次に潤滑剤を介して、第3図に示したようなポン
チ2,3、外径4よりなる金型を用いてビレット1の外
周および内周を自由な状態にして、680℃の温度で、
ビレット1の外周部ノ長さが13.3NMまでの圧縮加
工を行った。なおボスチ2,3端面の傾斜角(α)は1
0−外型4の内径は34Hである。
この圧縮加工を施したビレット1を外径33朋に切削加
工した後、実施例1と同様に24極の外周着磁した。表
面磁束密度を測定し、実施例6で比較のために作製した
磁石と比較した。
以上の両者の値を比較すると、本実施例の方法で得た磁
石の表面磁束密度の値は、比較のために作製した磁石の
それの約1.2倍であった。
さらに、本実施例のさきほど着磁した磁石を実施例1と
同様に、外周部のみを長さが10′Inl′1での圧縮
加工した。加工後のビレットを外径33ggに切削した
後、前記と同様に着磁して、この圧縮加工の前・後で表
面磁束密度の値を比較すると、加工後の方が0.2 k
G高くなった。
以上、Mn−ム1−C系磁石用合金の組成については、
N1添加の4元系とNi、T:L添加の6元系の磁気特
性に若干の差は認められたが、公知の圧縮加工による方
法より前述したような磁気特性の向上が認められた。
また、ビレットの一部分への圧縮加工については、ビレ
ットの外周部のみを圧縮加工する方法のみ示したが、内
周部のみ圧縮加工する場合でもよいが、この場合は磁石
全体を径方向に磁化容易方向を有するようにしたい場合
に有効である。
さらに、ビレットおよびポンチ端面の形状については傾
斜面および階段状の段付き形状の例を示したが平面+傾
斜面あるいは以上の組み合わせなどでも従来の圧縮加工
に比べて磁気特性の向上が認められた。また、凹凸状の
端面は両端面でも片端面でも有意差は認められなかった
発明の効果 本発明は、実施例によって述べたように、Mn−ム1−
c系磁石用合金からなる中空体状のビレットに、少なく
ともビレットの外周および内周の一部分を自由にした状
態で、ビレットの外周部のようにビレットの軸方向に圧
縮加工を施すもので、外周多極着磁を施した場合に高い
磁気特性を示す磁石を得ることができるものである。
またこの方法によって、磁石の外周部では径方向に磁化
容易方向を有し、内周部では周方向に磁化容易方向を有
する磁石を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は夫々本発明の実施例の断面図であ
る。 1・・・・・・ビレット、2.3・・・・・・ポンチ、
4・・・・・・外型、5・・・・・・固定用ポンチ、6
・・・・・・可動ポンチ、7・・・・・・下型、α・・
・・・・傾斜角。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 (α) (b) 第2図 <a> (b) 第5図 Cb) 第6図 (α) <b>

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マンガン−アルミニウム−炭素系磁石用合金から
    なる中空体状のビレットに、530〜830℃の温度で
    、少なくともビレットの外周および内周の一部分を自由
    にした状態で、ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部
    の圧縮ひずみより大きくなるようにビレットの軸方向に
    圧縮加工を施すマンガン−アルミニウム−炭素系合金磁
    石の製造法。
  2. (2)ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひ
    ずみが内周部の圧縮ひずみより大きくなるようにビレッ
    トの軸方向に圧縮加工を施した後、さらにビレットの一
    部分に圧縮加工を施す特許請求の範囲第1項記載のマン
    ガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。
  3. (3)ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひ
    ずみより大きくなるようにビレットの軸方向に圧縮加工
    を施し、さらにビレットの外周を拘束した状態で、しか
    も少なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレッ
    トの軸方向に圧縮加工を施す特許請求の範囲第1項記載
    のマンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。
  4. (4)ビレットの外周部の圧縮ひずみが内周部の圧縮ひ
    ずみより大きくなるようにビレットの軸方向に圧縮加工
    を施し、さらにビレットの外周を拘束した状態で、しか
    も少なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレッ
    トの軸方向に圧縮加工を施した後、さらにビレットの一
    部分に、ビレットの軸方向に圧縮加工を施す特許請求の
    範囲第1項に記載のマンガン−アルミニウム−炭素系合
    金磁石の製造法。
JP8855286A 1986-04-17 1986-04-17 マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 Expired - Lifetime JPH0663068B2 (ja)

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JP8855286A Expired - Lifetime JPH0663068B2 (ja) 1986-04-17 1986-04-17 マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05226156A (ja) * 1992-02-10 1993-09-03 Murata Mfg Co Ltd チップコイル

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JPH0663068B2 (ja) 1994-08-17

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