JPS62112765A - マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 - Google Patents
マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法Info
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- JPS62112765A JPS62112765A JP25104585A JP25104585A JPS62112765A JP S62112765 A JPS62112765 A JP S62112765A JP 25104585 A JP25104585 A JP 25104585A JP 25104585 A JP25104585 A JP 25104585A JP S62112765 A JPS62112765 A JP S62112765A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、永久磁石の製造法に関し、特に多結晶マンガ
ン−アルミニウム−炭素(Mn−Al−C)系合金磁石
による高性能な多jII着磁用Mn−Al−C合金磁石
の製造法に関するものである。
ン−アルミニウム−炭素(Mn−Al−C)系合金磁石
による高性能な多jII着磁用Mn−Al−C合金磁石
の製造法に関するものである。
(従来の技術)
Mn−Al−C系合金磁石は、主として強磁性相である
面心正方品(7相、LL、型規則格子)の組織で構成さ
れ、炭素Cを必須構成元素として含むものであり、不純
物以外に添加元素を含まない3元系および少量の添加元
素を含む4元系以上の多元系合金磁石が知られており、
これらを総称するものである。
面心正方品(7相、LL、型規則格子)の組織で構成さ
れ、炭素Cを必須構成元素として含むものであり、不純
物以外に添加元素を含まない3元系および少量の添加元
素を含む4元系以上の多元系合金磁石が知られており、
これらを総称するものである。
その製造法は、鋳造、熱処理によるもの以外に温間押出
加工等の温間塑性加工工程を含むものが知られている。
加工等の温間塑性加工工程を含むものが知られている。
特に後者は、高い磁気特性、機械的強度、耐候性、機械
加工性等の優れた性質を有する異方性磁石の製造法であ
る。
加工性等の優れた性質を有する異方性磁石の製造法であ
る。
また1Mn−Al−C系合金磁石を用いた多極着磁用合
金磁石の製造法としては、等方性磁石、圧縮加工による
もの(登録番号1011473号)、あらかじめ温間押
出加工等の公知の方法で得た一軸異方性の多結QMn−
Al−C系合金磁石に異方性方向への温間自由圧縮加工
によるもの(得られた磁石は面異方性磁石と称される。
金磁石の製造法としては、等方性磁石、圧縮加工による
もの(登録番号1011473号)、あらかじめ温間押
出加工等の公知の方法で得た一軸異方性の多結QMn−
Al−C系合金磁石に異方性方向への温間自由圧縮加工
によるもの(得られた磁石は面異方性磁石と称される。
特開昭56−119762号公報)、およびあらかじめ
異方性化した多結晶Mn −AI−C系合金磁石からな
る中空体状のビレットに特定の圧縮加工を施すものく特
開昭58−182208号公報)がある。
異方性化した多結晶Mn −AI−C系合金磁石からな
る中空体状のビレットに特定の圧縮加工を施すものく特
開昭58−182208号公報)がある。
(発明が解決しようとする問題点)
上述したあらかじめ異方性化した多結晶Mn −Al−
C系合金磁石からなる中空体状のビレットに特定の圧縮
加工を施すもの(特に、特開昭58−182208号公
報)では、つまり、あらかじめ異方性化した多結晶Mn
−Al−C系合金磁石からなる中空体状のビレットに、
ビレットの外周を拘束し、且つ少なくとも内周の一部分
を自由にした状態で。
C系合金磁石からなる中空体状のビレットに特定の圧縮
加工を施すもの(特に、特開昭58−182208号公
報)では、つまり、あらかじめ異方性化した多結晶Mn
−Al−C系合金磁石からなる中空体状のビレットに、
ビレットの外周を拘束し、且つ少なくとも内周の一部分
を自由にした状態で。
中空体の軸方向に圧縮加工を施す方法では、圧縮ひずみ
の増加により径方向の磁気特性が大きくなる。しかしな
がら上記の製造法では、内周部の圧縮ひずみが不足する
ため、内周面に多極着磁した場合に、表面磁束密度が充
分に得られないという問題があった。
の増加により径方向の磁気特性が大きくなる。しかしな
がら上記の製造法では、内周部の圧縮ひずみが不足する
ため、内周面に多極着磁した場合に、表面磁束密度が充
分に得られないという問題があった。
本発明は上記の問題点を解決するもので、内周面に充分
な表面磁束密度が得られるMn−Al−C系合金磁石の
製造法を提供するものである。
な表面磁束密度が得られるMn−Al−C系合金磁石の
製造法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
上記の問題点を解決するために本発明は、あらかじめ異
方性化した多結晶Mn−Al−C系合金磁石からなる中
空体状のビレットに、ビレットの外周を拘束し、且つ少
なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレットの
内周部の圧縮ひずみが外周部圧縮ひずみより大きくなる
ような上下型を使用し、中空体の軸方向に圧縮加工を施
すものである。
方性化した多結晶Mn−Al−C系合金磁石からなる中
空体状のビレットに、ビレットの外周を拘束し、且つ少
なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレットの
内周部の圧縮ひずみが外周部圧縮ひずみより大きくなる
ような上下型を使用し、中空体の軸方向に圧縮加工を施
すものである。
(作 用)
上記のような製造法により、ビレットの内周部の圧縮ひ
ずみは外周部の圧縮ひずみに比べて著しく大きくなり同
じ圧縮比にかかわらずこれまでの公知の特定の圧縮加工
を施す方法より径方向の磁気特性が高くなる。
ずみは外周部の圧縮ひずみに比べて著しく大きくなり同
じ圧縮比にかかわらずこれまでの公知の特定の圧縮加工
を施す方法より径方向の磁気特性が高くなる。
(実施例)
本発明は、あらかじめ異方性化した多結晶Mn −AI
−C系合金磁石からなる中空体状のビレットに、530
〜830℃の温度で、ビレットの外周を拘束し、少なく
とも内周の一部分を自由にした状態で、ビレットの内周
部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよ
うに中空体の軸方向に圧縮加工を施すものである。
−C系合金磁石からなる中空体状のビレットに、530
〜830℃の温度で、ビレットの外周を拘束し、少なく
とも内周の一部分を自由にした状態で、ビレットの内周
部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよ
うに中空体の軸方向に圧縮加工を施すものである。
本発明の製造法の大部分は、前述の公知技術(特開昭5
8−182208号公報)と同様なので異なる圧縮加工
の部分についてのみ説明する。
8−182208号公報)と同様なので異なる圧縮加工
の部分についてのみ説明する。
上記公知技術の圧縮加工は、ビレットの外周を拘束し、
且つ少なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレ
ットを軸方向に圧縮加工するものである。
且つ少なくとも内周の一部分を自由にした状態で、ビレ
ットを軸方向に圧縮加工するものである。
一方、本発明の圧縮加工は前記の圧縮加工において、さ
らに、ビレットの内周部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひ
ずみより大きくなるようにビレットを軸方向に圧縮加工
するものである。
らに、ビレットの内周部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひ
ずみより大きくなるようにビレットを軸方向に圧縮加工
するものである。
前記の公知技術と同様に、ビレットが中空体の軸方向に
磁化容易軸を有する多結晶Mn−Al−C系合金磁石(
−軸異方性磁石)からなる場合は、圧縮加工時の圧縮ひ
ずみは対数ひずみの絶対値で0.05以上必要である。
磁化容易軸を有する多結晶Mn−Al−C系合金磁石(
−軸異方性磁石)からなる場合は、圧縮加工時の圧縮ひ
ずみは対数ひずみの絶対値で0.05以上必要である。
これは、圧縮加工前のビレットは圧縮ひずみを与える方
向に異方性化したものであり、多極着磁において高い磁
気特性を示すような構造の変化に最低0.05の圧縮ひ
ずみが必要であるためである。
向に異方性化したものであり、多極着磁において高い磁
気特性を示すような構造の変化に最低0.05の圧縮ひ
ずみが必要であるためである。
この圧縮加工の具体的な円筒形ビレットの場合゛につい
て、第1図により説明する。第1図(a)および(b)
はそれぞれ加工の前後の状態を示す要部断面図で、円筒
形ビレット1は、上ポンチ2と下ポンチ3および外型4
で圧縮加工される。第1図(a)に示すように、前記公
知技術との相異点は、上ポンチ2および下ポンチ3の端
面(ポンチ端面)が平面ではなく円錐面であることにあ
る。この上下ポンチ2および3により、円筒形ビレット
1は軸方向に圧縮加工されて、第1図(b)に示す外周
部の高さが内周部の高さより大きい口状の円筒形のビレ
ット5が得られる。すなわち、ビレットの内周部の圧縮
ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるように圧縮
加工を施したことになる。なお、圧縮ひずみとは、ビレ
ットの軸方向のひずみをいう。
て、第1図により説明する。第1図(a)および(b)
はそれぞれ加工の前後の状態を示す要部断面図で、円筒
形ビレット1は、上ポンチ2と下ポンチ3および外型4
で圧縮加工される。第1図(a)に示すように、前記公
知技術との相異点は、上ポンチ2および下ポンチ3の端
面(ポンチ端面)が平面ではなく円錐面であることにあ
る。この上下ポンチ2および3により、円筒形ビレット
1は軸方向に圧縮加工されて、第1図(b)に示す外周
部の高さが内周部の高さより大きい口状の円筒形のビレ
ット5が得られる。すなわち、ビレットの内周部の圧縮
ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるように圧縮
加工を施したことになる。なお、圧縮ひずみとは、ビレ
ットの軸方向のひずみをいう。
次に、本発明の代表的な別の両端面が円錐面の円筒形ビ
レットの圧縮加工について、第2図により説明する。第
2図(a)および(b)はそれぞれ第1図(a)および
(b)と同様に加工の前後の状態を示す要部断面図であ
る。第2図が第1図と異なる点は、上ポンチ2および下
ポンチ3の端面(ポンチ端面)が平面であり、且つ円筒
形ビレット6の外周部の最初の高さが内周部の高さより
小さいことである。
レットの圧縮加工について、第2図により説明する。第
2図(a)および(b)はそれぞれ第1図(a)および
(b)と同様に加工の前後の状態を示す要部断面図であ
る。第2図が第1図と異なる点は、上ポンチ2および下
ポンチ3の端面(ポンチ端面)が平面であり、且つ円筒
形ビレット6の外周部の最初の高さが内周部の高さより
小さいことである。
第2図(b)に示すように、加工後のビレット7はほぼ
円筒体状となり、ビレットの外周部の高さと内周部の高
さはほぼ等しくなる。この場合もビレットの内周部の圧
縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるように圧
縮加工を施したことになる。
円筒体状となり、ビレットの外周部の高さと内周部の高
さはほぼ等しくなる。この場合もビレットの内周部の圧
縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるように圧
縮加工を施したことになる。
以上述べてきたように、本発明は前記公知技術(特開昭
58−182208号公報)に示された圧縮加工とほと
んど同じであるが、ビレットの端面あるいはポンチの端
面を円錐面とすることによって、この特定の圧縮加工に
おいてビレットの内周部の圧縮ひずみを外周部の圧縮ひ
ずみより大きくするように圧縮加工を施し、公知技術と
同じ圧縮比でも径方向の磁気特性を高くすることができ
る。
58−182208号公報)に示された圧縮加工とほと
んど同じであるが、ビレットの端面あるいはポンチの端
面を円錐面とすることによって、この特定の圧縮加工に
おいてビレットの内周部の圧縮ひずみを外周部の圧縮ひ
ずみより大きくするように圧縮加工を施し、公知技術と
同じ圧縮比でも径方向の磁気特性を高くすることができ
る。
また、上記の二つの例の組合せでも、ビレットの内周部
の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよう
圧縮加工を施すことができる。すなわち、第1図に示し
た金型と、第2図に示し−ビレット6を用い圧縮加工を
施す方法である。
の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよう
圧縮加工を施すことができる。すなわち、第1図に示し
た金型と、第2図に示し−ビレット6を用い圧縮加工を
施す方法である。
上述した例では、ポンチあるいはビレットの端面が円錐
面であったが、他に階段状面(段付き形状)、平面千円
錐面あるいはこれらの組合せなどあり、さらに段付きに
するポンチあるいはビレットの端面は両面でも片面でも
よい。必要なことはビレットの内周部の圧縮ひずみが外
周部の圧縮ひずみより大きくなるようにビレットを軸方
向に圧縮加工することである。これによって、これまで
の方法と同じ圧縮比でも径方向の磁気特性が高くなる。
面であったが、他に階段状面(段付き形状)、平面千円
錐面あるいはこれらの組合せなどあり、さらに段付きに
するポンチあるいはビレットの端面は両面でも片面でも
よい。必要なことはビレットの内周部の圧縮ひずみが外
周部の圧縮ひずみより大きくなるようにビレットを軸方
向に圧縮加工することである。これによって、これまで
の方法と同じ圧縮比でも径方向の磁気特性が高くなる。
内周部の圧縮ひずみと外周での圧縮ひずみの差を大きく
するほど、その効果は大きくなる。
するほど、その効果は大きくなる。
上述圧縮加工は、530〜830℃の温度範囲で可能で
あるが、温度が780℃を越えると磁気特性がかなり低
下した。より望ましい温度範囲とは560〜760℃で
あった。
あるが、温度が780℃を越えると磁気特性がかなり低
下した。より望ましい温度範囲とは560〜760℃で
あった。
次に、本発明による更に具体的な実施例4例について説
明する。
明する。
(実施例 1)
配合組成で69.5%のマンガンMn、29.3%のア
ルミニウムAl、 0.5%の炭素C及び0.7%のニ
ッケルNxを溶解後、直径50mm、長さ40mmの円
柱ビレットを鋳造した。この円柱ビレットを温度110
0℃で2時間加熱し、温度600℃まで風冷し、そのま
ま30分間保持した後、室温まで放冷する熱処理を行な
った。
ルミニウムAl、 0.5%の炭素C及び0.7%のニ
ッケルNxを溶解後、直径50mm、長さ40mmの円
柱ビレットを鋳造した。この円柱ビレットを温度110
0℃で2時間加熱し、温度600℃まで風冷し、そのま
ま30分間保持した後、室温まで放冷する熱処理を行な
った。
次に、720℃の温度で、潤滑剤を用いて押出加工を行
い直径32mm、長さ98inの棒材を得た。次に、こ
の棒材を切断および切削加工して、外径30nn、内径
20mm、外周部の長さ20mm、内周部の長さ30m
の両端が円錐面を有する円筒形ビレット6にした。
い直径32mm、長さ98inの棒材を得た。次に、こ
の棒材を切断および切削加工して、外径30nn、内径
20mm、外周部の長さ20mm、内周部の長さ30m
の両端が円錐面を有する円筒形ビレット6にした。
次に、第2図に示した内径30mmの外型を用いて円筒
形ビレット6の外周面を拘束し、且つ、内周を自由な状
態にして、潤滑剤を用い680℃の温度で。
形ビレット6の外周面を拘束し、且つ、内周を自由な状
態にして、潤滑剤を用い680℃の温度で。
円筒形ビレット6の長さが15mmになるまで圧縮加工
を行ない、第2図(b)に示す円筒形のビレット7を得
た。
を行ない、第2図(b)に示す円筒形のビレット7を得
た。
この円筒体状のビレット7を外径29mmに切削加工し
て、内周面に12極の多極着磁を施した。着磁は200
0pFのオイルコンデンサーを用い、1500Vでパル
ス着磁し、その表面磁束密度をホール素子で測定した。
て、内周面に12極の多極着磁を施した。着磁は200
0pFのオイルコンデンサーを用い、1500Vでパル
ス着磁し、その表面磁束密度をホール素子で測定した。
比較のために、上述の棒材を切断および切削加工して、
外径30mm、内径20mm、長さ25mn+の両端面
が平面の円筒形ビレットにし、これを潤滑剤を用いて、
上記と同じく第2図に示す金型を用い円筒形ビレットの
長さが15mになるまで圧縮加工を行ない、さらに、同
様な切削加工を施して、着磁し、表面磁束密度を測定し
た。
外径30mm、内径20mm、長さ25mn+の両端面
が平面の円筒形ビレットにし、これを潤滑剤を用いて、
上記と同じく第2図に示す金型を用い円筒形ビレットの
長さが15mになるまで圧縮加工を行ない、さらに、同
様な切削加工を施して、着磁し、表面磁束密度を測定し
た。
これら両者の値を比較した結果、本発明の方法で得た磁
石の内周面の表面磁束密度は、比較のために作製した磁
石のそれの約1.2倍であった。
石の内周面の表面磁束密度は、比較のために作製した磁
石のそれの約1.2倍であった。
さらに、本発明による上記の着磁した磁石をビレット8
として、第3図に示すように、内周面と段の肩面でビレ
ット8の外周部を拘束する拘束外型9、この拘束外型9
の中を摺動する直径が24nw。
として、第3図に示すように、内周面と段の肩面でビレ
ット8の外周部を拘束する拘束外型9、この拘束外型9
の中を摺動する直径が24nw。
の可動ポンチ10および下型11から構成された金型を
用い、680℃の温度で潤滑剤を用いてビレット8の内
周部の長さが10+mになるまで圧縮加工を施し、第3
図(b)に示した片面に段付き凹みを有する円筒形のビ
レット12を得た。このビレット12を内径18IIW
I+に切削加工を施した後、上記と同様に内周面に多極
着磁して、この局部的な圧縮加工の前・後の表面磁束密
度を比較した結果、加工後の方が0.2kG高くなった
。
用い、680℃の温度で潤滑剤を用いてビレット8の内
周部の長さが10+mになるまで圧縮加工を施し、第3
図(b)に示した片面に段付き凹みを有する円筒形のビ
レット12を得た。このビレット12を内径18IIW
I+に切削加工を施した後、上記と同様に内周面に多極
着磁して、この局部的な圧縮加工の前・後の表面磁束密
度を比較した結果、加工後の方が0.2kG高くなった
。
(実施例 2)
配合組成出69,4%のマンガンMn、29.3%のア
ルミニウムAI、0.5%の炭素C10,7%のニッケ
ルNiおよび0.1%のチタンTiを溶解後、直径50
na、長さ40mmの円柱ビレットを鋳造した。、この
円柱ビレットに実施例1と同じ熱処理を施した。次に、
潤滑剤を用いて、720℃の温度で、押出加工を行い、
直径321m、長さ98nwoの棒材を得た。この棒材
を切断および切削加工して、外径30mm、内径20n
m。
ルミニウムAI、0.5%の炭素C10,7%のニッケ
ルNiおよび0.1%のチタンTiを溶解後、直径50
na、長さ40mmの円柱ビレットを鋳造した。、この
円柱ビレットに実施例1と同じ熱処理を施した。次に、
潤滑剤を用いて、720℃の温度で、押出加工を行い、
直径321m、長さ98nwoの棒材を得た。この棒材
を切断および切削加工して、外径30mm、内径20n
m。
長さ20mmの両端面が平面の円筒形ビレット1とし、
次にこの円筒形ビレット1を潤滑剤を用いて第1図に示
した内径が30mmの外型を用いて外周面を拘束し、且
つ、内周を自由な状態にして傾斜角αが20°の円錐面
で端面を、構成した上下ポンチ2および3を用い、68
0℃の温度で1円筒ビレットの外周部の長さが13.3
mmになるまで圧縮加工を行なった・ この圧縮加工を施したビレット5の内径を18mmまで
切削加工して、実施例1と同じ着磁装置を用い内周面に
18極の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素
子測定した。
次にこの円筒形ビレット1を潤滑剤を用いて第1図に示
した内径が30mmの外型を用いて外周面を拘束し、且
つ、内周を自由な状態にして傾斜角αが20°の円錐面
で端面を、構成した上下ポンチ2および3を用い、68
0℃の温度で1円筒ビレットの外周部の長さが13.3
mmになるまで圧縮加工を行なった・ この圧縮加工を施したビレット5の内径を18mmまで
切削加工して、実施例1と同じ着磁装置を用い内周面に
18極の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素
子測定した。
比較のために、前述した、押出棒を切断および切削加工
して、外周30mm、内周20mm、長さ20III1
1の円筒形ビレット1にした。この円筒形ビレットを潤
滑剤を用いて、第2図に示した金型を使用し、円筒ビレ
ット1の長さが13.3nmになるまで圧縮加工を行い
、さらに、上記と同寸法に内周面を切削加工を施して、
着磁し、表面磁束密度を測定した。
して、外周30mm、内周20mm、長さ20III1
1の円筒形ビレット1にした。この円筒形ビレットを潤
滑剤を用いて、第2図に示した金型を使用し、円筒ビレ
ット1の長さが13.3nmになるまで圧縮加工を行い
、さらに、上記と同寸法に内周面を切削加工を施して、
着磁し、表面磁束密度を測定した。
これら両者の値を比較した結果、本発明の方法で得た磁
石の表面磁束密度は、比較のために作製した磁石のそれ
の1.2倍であった。
石の表面磁束密度は、比較のために作製した磁石のそれ
の1.2倍であった。
さらに、本発明のによる上記の着磁した磁石をビレット
8とし実施例1と同様に、第3図に示した金型を用い、
ビレット8の外周部のみを長さが10mmになるまで圧
縮加工した。圧縮加工後、内径が18mmになるまで切
削加工を施して同様に着磁し、内周部の局部的な圧縮加
工の前・後の表面磁束密度を比較した結果、加工後の方
が0.2kG高くなった。
8とし実施例1と同様に、第3図に示した金型を用い、
ビレット8の外周部のみを長さが10mmになるまで圧
縮加工した。圧縮加工後、内径が18mmになるまで切
削加工を施して同様に着磁し、内周部の局部的な圧縮加
工の前・後の表面磁束密度を比較した結果、加工後の方
が0.2kG高くなった。
(実施例 3)
実施例1で得た棒材を切断および切削加工して得た、外
径30na、内径20m両端面に形成した段部p1径2
5mm、外周部の長さ20n*、内周部の長さ30mm
の、両端面に階段状の段付き部を有する円筒形ビレット
を用いて、実施例1第2図に示た平面の端部を有する上
下ポンチ2および3で、外周部の長さが15mmになる
まで圧縮加工を行なった後、内径を18nmに切削加工
して、実施例1と同じ着磁装置を用いて内周面に18極
の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素子で測
定し、実施例1で比較のために作製した磁石と比較した
。
径30na、内径20m両端面に形成した段部p1径2
5mm、外周部の長さ20n*、内周部の長さ30mm
の、両端面に階段状の段付き部を有する円筒形ビレット
を用いて、実施例1第2図に示た平面の端部を有する上
下ポンチ2および3で、外周部の長さが15mmになる
まで圧縮加工を行なった後、内径を18nmに切削加工
して、実施例1と同じ着磁装置を用いて内周面に18極
の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素子で測
定し、実施例1で比較のために作製した磁石と比較した
。
両者を比較した結果、本発明の方法で得た磁石の表面磁
束密度は、比較のために作製した磁石のそれの約1.2
倍であった。
束密度は、比較のために作製した磁石のそれの約1.2
倍であった。
さらに、本発明による上記の着磁した磁石をビレット8
として、実施例1と同様に、第3図に示した金型を用い
て、ビレットの内周部の長さが10閣になるまで、圧縮
加工した後、内径18mmになるまで切削加工を施し、
上記と同様に着磁して、内周部の局部的な圧縮加工の前
・後の表面磁束密度を比較した結果、加工後の方が0.
2kG高くなった。
として、実施例1と同様に、第3図に示した金型を用い
て、ビレットの内周部の長さが10閣になるまで、圧縮
加工した後、内径18mmになるまで切削加工を施し、
上記と同様に着磁して、内周部の局部的な圧縮加工の前
・後の表面磁束密度を比較した結果、加工後の方が0.
2kG高くなった。
(実施例 4)
実施例2で得た棒材を切断および切削加工して、外径3
0mm、内径20m、長さ20nwaの円筒形ビレット
1にした。次に、第4図に示したような内径が301の
外型を即いて円筒形ビレットの外周面を拘束し、且つ内
周を自由な状態にし、さらに上下ポンチ2および3の端
面に外径24mm、段差2.5mmの突起を設けて68
0℃の温度で1円筒形ビレット1の外周部の長さが13
.3mmになるまで圧縮加工を行い、第4図(b)に示
す、両端に段付き凹みを有する円筒形のビレット13を
得た。
0mm、内径20m、長さ20nwaの円筒形ビレット
1にした。次に、第4図に示したような内径が301の
外型を即いて円筒形ビレットの外周面を拘束し、且つ内
周を自由な状態にし、さらに上下ポンチ2および3の端
面に外径24mm、段差2.5mmの突起を設けて68
0℃の温度で1円筒形ビレット1の外周部の長さが13
.3mmになるまで圧縮加工を行い、第4図(b)に示
す、両端に段付き凹みを有する円筒形のビレット13を
得た。
このビレット13を内径が18mmになるように切削加
工して、実施例1と同じ着磁装置を使用し内周面に18
極の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素子で
測定し、実施例2で比較のために作製した磁石と比較し
た。
工して、実施例1と同じ着磁装置を使用し内周面に18
極の多極着磁を施し、その表面磁束密度をホール素子で
測定し、実施例2で比較のために作製した磁石と比較し
た。
これら両者を比較した結果2本発明の方法で得た磁石の
表面磁束密度は、比較のために作製した磁石のそれの約
1.2倍であった。
表面磁束密度は、比較のために作製した磁石のそれの約
1.2倍であった。
さらに、本発明による上記の着磁した磁石をビレットと
して実施例1と同様に、第3図に示した金型を用いビレ
ットの内周部のみを長さが10mmになるまで圧縮加工
した後、内径を18mmに切削加工を施して、前記と同
様に着磁して、内周部の局部的な圧縮加工の前・後の表
面磁束密度を比較した結果、加工後の方が0.2kG高
くなった。
して実施例1と同様に、第3図に示した金型を用いビレ
ットの内周部のみを長さが10mmになるまで圧縮加工
した後、内径を18mmに切削加工を施して、前記と同
様に着磁して、内周部の局部的な圧縮加工の前・後の表
面磁束密度を比較した結果、加工後の方が0.2kG高
くなった。
以上、Mn−At−C系合金磁石の組成については、ニ
ッケルNiを添加した4元系と、ニッケルNiおよびチ
タンTiを添加の5元系のものについてのみ示したが、
Mn−AI−C系合金磁石の基本組成である3元系につ
いても圧縮加工後の磁石の磁気特性に若干の差は認めら
れたが、公知の圧縮加工による方法より上述したような
磁気特性の向上が認められた。
ッケルNiを添加した4元系と、ニッケルNiおよびチ
タンTiを添加の5元系のものについてのみ示したが、
Mn−AI−C系合金磁石の基本組成である3元系につ
いても圧縮加工後の磁石の磁気特性に若干の差は認めら
れたが、公知の圧縮加工による方法より上述したような
磁気特性の向上が認められた。
また、あらかじめ異方性化したMn−AI−C系合金磁
石として一軸異方性磁石を用いた例を示したが面異方性
磁石、径異方性磁石などを用いても同様であった。
石として一軸異方性磁石を用いた例を示したが面異方性
磁石、径異方性磁石などを用いても同様であった。
また、局部的な圧縮加工については、ビレットの内周部
のみを圧縮加工する方法のみ示したが、外周部のみ圧縮
加工した場合でも、同様に、磁気、特性の向上が認めら
れた。
のみを圧縮加工する方法のみ示したが、外周部のみ圧縮
加工した場合でも、同様に、磁気、特性の向上が認めら
れた。
さらに、ビレットおよびポンチ端面の形状については円
錐面および階段状の段付き形状の例を示したが平面千円
錐面あるいてこれらの組合わせなどでも従来の圧縮加工
に比べて磁気特性の向上が認められた。
錐面および階段状の段付き形状の例を示したが平面千円
錐面あるいてこれらの組合わせなどでも従来の圧縮加工
に比べて磁気特性の向上が認められた。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、あらかじめ異方
性化した多結晶Mn−AI−C系合金磁石からなる中空
体状のビレットに、ビレットの外周を拘束し、且つ少な
くとも内周の一部分を自由にした状態でビレットの内周
部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよ
うに中空体の軸方向に圧縮加工を施すことによって多極
着磁を施した場合に高い磁気特性を示す磁石を得ること
ができる。
性化した多結晶Mn−AI−C系合金磁石からなる中空
体状のビレットに、ビレットの外周を拘束し、且つ少な
くとも内周の一部分を自由にした状態でビレットの内周
部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大きくなるよ
うに中空体の軸方向に圧縮加工を施すことによって多極
着磁を施した場合に高い磁気特性を示す磁石を得ること
ができる。
本発明の製造法によれば、従来の方法に比べて、同じ圧
縮比に対して径方向の磁気特性が高くなり、しかも外周
部の圧縮ひずみと内周部の圧縮ひずみの差を大きくする
ほどその効果は大きい。
縮比に対して径方向の磁気特性が高くなり、しかも外周
部の圧縮ひずみと内周部の圧縮ひずみの差を大きくする
ほどその効果は大きい。
第1図ないし第4図は本発明による圧縮加工に用いられ
る金型とビレットの要部断面図である。 1.5,6,7,8,12.13・・・ ビレット、2
・・・上ポンチ、 3・・・下ポンチ。 4・・・外型、 9 ・・・拘束外型、10・・・可動
ポンチ、11・・・下型、 α・・・傾斜角。 特許出願人 松下電器産業株式会社 (○) 513・ 2 ・ 3・ 4図 ビレット L九゛ンIf (b) 千 λぐンケ
る金型とビレットの要部断面図である。 1.5,6,7,8,12.13・・・ ビレット、2
・・・上ポンチ、 3・・・下ポンチ。 4・・・外型、 9 ・・・拘束外型、10・・・可動
ポンチ、11・・・下型、 α・・・傾斜角。 特許出願人 松下電器産業株式会社 (○) 513・ 2 ・ 3・ 4図 ビレット L九゛ンIf (b) 千 λぐンケ
Claims (6)
- (1)あらかじめ異方性化した多結晶マンガン−アルミ
ニウム−炭素系合金磁石からなる中空体状のビレットに
、530〜830℃の温度で、ビレットの外周を拘束し
、且つ少なくとも内周の一部分を自由にした状態でビレ
ットの内周部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみより大
きくなるように中空体の軸方向に圧縮加工を施すことを
特徴とするマンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の
製造法。 - (2)ビレットが、中空体の軸方向に磁化要旨軸を有す
る多結晶マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石から
なり、しかも上記圧縮ひずみが対数ひずみの絶対値で0
.05以上である特許請求の範囲第(1)項記載のマン
ガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。 - (3)ビレットが、中空体の軸方向に垂直な平面に平行
に磁化容易軸を有し、しかも前記平面内では磁気的に等
方性であり、且つ上記軸方向と上記平面に平行な平面内
では異方性である多結晶マンガン−アルミニウム−炭素
系合金磁石からなる特許請求の範囲第(1)項記載のマ
ンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。 - (4)あらかじめ異方性化した多結晶マンガン−アルミ
ニウム−炭素系合金磁石からなる中空体状のビレットに
、530〜830℃の温度で、ビレットの外周を拘束し
、且つ、少なくとも内周の一部分を自由にした状態で、
ビレットの内周部の圧縮ひずみが外周部の圧縮ひずみよ
り大きくなるように中空体の軸方向に圧縮加工を施した
後、さらにビレットの一部分に、中空体の軸方向に圧縮
加工を施すことを特徴とするマンガン−アルミニウム−
炭素系合金磁石の製造法。 - (5)ビレットが、中空体の軸方向に磁化容易軸を有す
る多結晶マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石から
なり、しかも上記圧縮ひずみが対数ひずみの絶対値で0
.05以上である特許請求の範囲第(4)項記載のマン
ガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。 - (6)ビレットが、中空体の軸方向に垂直な平面に平行
に磁化容易軸を有し、しかも上記平面内では磁気的に等
方性であり、且つ上記軸方向と上記平面に平行な平面内
では異方性である多結晶マンガン−アルミニウム−炭素
系合金磁石からなる特許請求の範囲第(4)項記載のマ
ンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251045A JPH06102820B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60251045A JPH06102820B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62112765A true JPS62112765A (ja) | 1987-05-23 |
JPH06102820B2 JPH06102820B2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=17216791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60251045A Expired - Lifetime JPH06102820B2 (ja) | 1985-11-09 | 1985-11-09 | マンガン−アルミニウム−炭素系合金磁石の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06102820B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006073741A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Daido Steel Co Ltd | リング状磁石素材の製造方法、それに用いる製造装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60130812A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マンガン・アルミニウム・炭素系合金磁石の製造法 |
-
1985
- 1985-11-09 JP JP60251045A patent/JPH06102820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60130812A (ja) * | 1983-12-20 | 1985-07-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マンガン・アルミニウム・炭素系合金磁石の製造法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006073741A (ja) * | 2004-09-01 | 2006-03-16 | Daido Steel Co Ltd | リング状磁石素材の製造方法、それに用いる製造装置 |
JP4561974B2 (ja) * | 2004-09-01 | 2010-10-13 | 大同特殊鋼株式会社 | リング状磁石素材の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06102820B2 (ja) | 1994-12-14 |
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