JPH0634225U - 高圧トランス - Google Patents

高圧トランス

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JPH0634225U
JPH0634225U JP6784092U JP6784092U JPH0634225U JP H0634225 U JPH0634225 U JP H0634225U JP 6784092 U JP6784092 U JP 6784092U JP 6784092 U JP6784092 U JP 6784092U JP H0634225 U JPH0634225 U JP H0634225U
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JP
Japan
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core
bobbin
terminal
distance
voltage transformer
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Pending
Application number
JP6784092U
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English (en)
Inventor
豊 池田
彦 太田
晃 佐藤
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ボビンの端子とコアとの間の耐圧
を高くした高圧トランスに関し、高圧トランスの端子と
コアとの間の沿面距離および空間距離が所定値以上にな
るように当該コアのカドをカットし、高圧トランスの耐
圧を簡単な構造で向上させると共に部品点数や製造工数
を削減および実装面積を小さくすることを目的とする。 【構成】 巻線を巻くと共に絶縁性のボビン1と、この
ボビン1に巻いた巻線の端を接続する当該ボビン1の端
に設けた端子4と、ボビン1に挿入して磁気回路を構成
し、端子4に面する部分の沿面距離および空間距離が所
定値以上になるようにカットしたコア2とを備えて高圧
トランスを構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボビンの端子とコアとの間の耐圧を高くした高圧トランスに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、高圧トランスは、図3の(a)および(b)に示すように、巻線23を 巻いたボビン21にE型のコア22を組み込んだ構造となっている。この際、コ ア22とボビン21の端子24との間の距離が図示のようにxしか取れず、必要 な耐圧が得られなかった。
【0003】 必要な耐圧を得るため、従来、図3の(c)および(d)に示すように、ボビ ン21の幅を広くしてコア22とボビン21の端子24との間の距離xを必要な 距離だけ確保するようにしていた。
【0004】 また、SMD構造(表面実装構造)の場合、上記コア22とボビン21の端子 24との間の距離xを確保する代わりに、図3の(e)および(f)に示すよう に、コア22とボビン21の間に絶縁シート25を入れることにより、小型化を 図っていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、上述した前者の図3の(c)および(d)や後者の図3の(e)およ び(f)に示すように対策して必要な距離xあるいは絶縁シート25を挿入して 耐圧を確保していた。このため、前者によれば、ボビン21が大きくなり、実装 面積が増加し、小型化が困難になってしまう問題があった。
【0006】 後者によれば、 (1) 絶縁シート25の厚さの分だけ高圧トランスの高さが高くなり、薄型 化が困難となってしまうという問題があった。
【0007】 (2) 部品点数が増加して、その結果、高価格になってしまう問題があった 。 (3) 絶縁シート25を組み込む工程数が増え、その結果、高価格となって しまう問題があった。
【0008】 本考案は、これらの問題を解決するため、高圧トランスの端子とコアとの間の 沿面距離および空間距離が所定値以上になるように当該コアのカドをカットし、 高圧トランスの耐圧を簡単な構造で向上させると共に部品点数や製造工数を削減 および実装面積を小さくすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。 図1において、ボビン1は、巻線を巻く絶縁性のものである。
【0010】 コア2は、ボビン1に挿入して磁気回路を構成し、端子4に面する部分の沿面 距離および空間距離が所定値以上になるようにカットしたものである。 端子4は、ボビン1に巻いた巻線の端を接続する当該ボビン1の端に設けた端 子である。
【0011】
【作用】
本考案は、図1に示すように、ボビン1に巻いた巻線3の端を当該ボビン1の 端子4に接続した状態で、コア2をボビン1に挿入して磁気回路を構成し、端子 4に面する部分の沿面距離および空間距離が所定値以上になるようにコア2のカ ドをカットし、高圧トランスを構成するようにしている。
【0012】 この際、コア2をカットする形状として、コア2と端子4に面する部分との沿 面距離および空間距離とがほぼ等しくなる、あるいは沿面距離が空間距離よりも 大となるようにしている。
【0013】 従って、高圧トランスの端子4とコア2との間の沿面距離および空間距離が所 定値以上になるようにコア2のカドをカットすることにより、高圧トランスの耐 圧を簡単な構造で向上させると共に部品点数や製造工数を削減および実装面積の 小さくすることが可能となる。
【0014】
【実施例】
次に、図1および図2を用いて本考案の実施例の構成を順次詳細に説明する。 図1は、本考案の1実施例構成図を示す。
【0015】 図1の(a)は、本考案に係わる高圧トランスの斜視図を示す。 図1に(a)において、ボビン1は、巻線3を巻くための絶縁性の枠であって 、端に図示のように端子を持つものである。
【0016】 コア2は、ボビン1に挿入して磁気回路を構成し、端子4に面する部分の沿面 距離および空間距離が所定値以上になるようにカットしたものである。ここでは 、E型のコア2であって、当該コア2の真中にボビン1を挿入して反対側からも E型のコア2を挿入して固定すると共に、端子4に面した部分を図示のように、 カットし、沿面距離および空間距離が所定距値以上になるようにし、指定された 耐圧が得られるようにする。カットは、図示のように、ボビン1に端子4を設け た部分のコア2について全て行う。
【0017】 巻線3は、ボビン1に所定回数巻く巻線であって、本考案の高圧トランスの1 次巻線および2次巻線などである。 端子4は、ボビンの端に図示のように巻線3の端をカラゲル(巻き付ける)た めのものである。ヘリをカットしたコア2と、端子4に面する部分とのの間の距 離(沿面距離および空間距離)が所定値以上にし、必要な耐圧が得られるように している。
【0018】 図1の(b)は、図1の(a)の正面図を示す。ここでは、カットと記載した 部分について、コア2を図示のようにカットし、当該カットしたコア2と端子4 に面する部分との間の沿面距離および空間距離が所定値以上となるようにしてい る。
【0019】 図1の(c)は、図1の(a)の正面断面図を示す。ここで、カットと記載し た部分が本実施例に係わるコア2をカットして沿面距離および空間距離を所定値 以上としたものである。
【0020】 図1の(d)は、端子4とコア2との沿面距離および空間距離の要部を示す。 ここでは、コア2のボビン1の側の部分のスミを図示のように45°でカットす る。これにより、端子4のカラゲ5の部分から距離x0と、この点(端子4に面 する部分)から空間距離yの位置にコア2がある。一方、この点からの沿面距離 は(√2)×y=1.4yとなる。従って、この場合には、 空間距離y<沿面距離1.4y となる。
【0021】 図2は、本考案の沿面距離と空間距離の説明図を示す。 図2の(a)は、沿面距離>空間距離の具体例を示す。この具体例では、コア 2の背面下カド部で長さ(√2)Lのカットを行う(45°のカットを行う)。 これにより、図示のように、沿面距離で(√2)Lの増加となり、空間距離でL の増加となる。従って、この場合には、 沿面距離(√2)L>空間距離L となる。これら沿面距離(√2)Lおよび空間距離Lが、高圧トランスに必要な 耐圧を満たすようにLの値を決定し、当該Lの長さだけカド部をカットすればよ い。
【0022】 図2の(b)は、沿面距離=空間距離の具体例を示す。この具体例では、コア 2の背面下カド部を中心として半径Rの長さで削る。これにより、図示のように 、沿面距離でRの増加となり、空間距離でRの増加となる。従って、この場合に は、 沿面距離R=空間距離R となる。これら沿面距離Rおよび空間距離Rが、高圧トランスに必要な耐圧を満 たすようにRの値を決定し、当該Rの半径でカド部を削ればよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、高圧トランスの端子4とコア2との間 の沿面距離および空間距離が所定値以上になるようにコア2のカドをカットする 構成を採用しているため、高圧トランスの耐圧を簡単な構造で向上させることが できると共に、従来の図3の(c)から(f)に比して部品点数や製造工数を削 減および実装面積を小さくすることができる。これらにより、より薄型でありな がら、実装面積が小さい耐圧の高い高圧トランスを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例構成図である。
【図2】本考案の沿面距離および空間距離の説明図であ
る。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1:ボビン 2:コア 3:巻線 4:端子 5:カラゲ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビンの端子とコアとの間の耐圧を高くし
    た高圧トランスにおいて、 巻線を巻くと共に絶縁性のボビン(1)と、 このボビン(1)に巻いた巻線の端を接続する当該ボビ
    ン(1)の端に設けた端子(4)と、 ボビン(1)に挿入して磁気回路を構成し、上記端子
    (4)に面する部分の沿面距離および空間距離が所定値
    以上になるようにカットしたコア(2)とを備えたこと
    を特徴とする高圧トランス。
  2. 【請求項2】上記コア(2)をカットする形状として、
    コア(2)と端子(4)に面する部分との沿面距離およ
    び空間距離とがほぼ等しくなる、あるいは沿面距離が空
    間距離よりも大となるように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の高圧トランス。
JP6784092U 1992-09-30 1992-09-30 高圧トランス Pending JPH0634225U (ja)

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JP6784092U JPH0634225U (ja) 1992-09-30 1992-09-30 高圧トランス

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JP6784092U JPH0634225U (ja) 1992-09-30 1992-09-30 高圧トランス

Publications (1)

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JPH0634225U true JPH0634225U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13356555

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JP6784092U Pending JPH0634225U (ja) 1992-09-30 1992-09-30 高圧トランス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014160709A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Fdk Corp 横型面実装巻線部品

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05258969A (ja) * 1992-03-13 1993-10-08 Minebea Co Ltd 高電圧トランス用のコア
JPH069120B2 (ja) * 1986-08-20 1994-02-02 松下電器産業株式会社 音声メモリ装置

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