JPH0522414Y2 - - Google Patents

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JPH0522414Y2
JPH0522414Y2 JP11105388U JP11105388U JPH0522414Y2 JP H0522414 Y2 JPH0522414 Y2 JP H0522414Y2 JP 11105388 U JP11105388 U JP 11105388U JP 11105388 U JP11105388 U JP 11105388U JP H0522414 Y2 JPH0522414 Y2 JP H0522414Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車用サンバイザに関するもの
である。
〔従来の技術〕
従来、自動車用サンバイザとしては第3図およ
び第4図に示すようなものが知られている。
これはコアワイヤaと、ホルダーbと、ステー
cと、ばね部材dとからフレーム部分が形成さ
れ、このフレーム部分が図示しないクツシヨン部
材および表皮などによつて覆われて基本構成され
たものである。上記コアワイヤaは環状に形成さ
れ、このコアワイヤaの両端部とホルダーbとは
スポツト溶接によつて互いに連結されている。そ
して上記ホルダーbにはステーcがX軸回りに回
転可能に挿入され、このステーcには横断面形状
がコ字状のばね部材dが上記ステーcの周面を挟
み付けるように外嵌されている。このばね部材d
の先端部fはホルダーbの開口縁部eの内側に嵌
入され、これによつて上記ばね部材dの先端部f
は互いに開かないように規制され、上記ステーc
には所定の挟み付け力(ステートルク)が作用す
る。
また上記ステーcの端部にはその周面に平面部
g(第4図参照)が形成され、この平面部gがば
ね部材dの内面間に挟まれることによりサンバイ
ザsがX軸に対する所定の回転位置に仮止めされ
るとともに、サンバイザsの回転操作に際して操
作者に節度感を与えるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の自動車用サンバイザにおいては、サ
ンバイザsをX軸回りに回転操作すると、ばね部
材dにはステーcの平面部gを乗越える際に上記
ばね部材dを互いに開く力が作用し、ホルダーb
の開口縁部eが塑性変形して外側方(第4図の2
点鎖線参照)に開きやすくなる。この開口縁部e
が変形するとステートルクが所定値よりも低下し
てしまい、このためサンバイザsを所定の位置に
保持することができず、このサンバイザsは垂れ
下がるおそれがある。これとともに操作者にとつ
ては所定の節度感が得られなくなるという問題が
ある。上記塑性変形を防止するためにホルダーを
ばね素材によつて形成することが考えられるが、
ホルダーbはその成形や溶接の容易性などの理由
から通常の鋼板により形成せざるを得ない。
またコアワイヤaの端部とホルダーbとはスポ
ツト溶接により連結されているが、このスポツト
溶接に手間がかかるために、溶接以外の手段によ
り連結することができる構造の開発が要請されて
いる。
この考案は、このような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、サンバイザを所定位
置に確実に仮止めすることができるとともに、組
立て作業を容易に行うことができる自動車用サン
バイザを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案では棒状
の芯材と、ステーと、この芯材およびステーが挿
入されるホルダーと、このホルダーの内部に配置
されるとともに上記ステーを挟み付けるばね部材
とを有し、上記ステーと芯材の一端部とは互いに
離れてほぼ平行にホルダー内に配置され、上記ば
ね部材はコ字状に形成され、このばね部材の両側
片の先端部には係止部が互いに交差可能に屈曲形
成され、この係止部は上記両側片の間にステーを
挟み付けた状態で互いに交差するとともに、互い
の外面間に上記芯材が挟み込まれるように芯材と
互いに係合されているように構成した。
〔作用〕
上記構成によれば、ばね部材の先端部の係止部
と芯材とが互いに係合することにより、ばね部材
の先端が開かないように規制され、このためステ
ートルクが低下することはなく、サンバイザを確
実に仮止めすることができる。
また上記ばね部材の先端部の係止部によつて芯
材が係合されているので上記芯材は位置固定さ
れ、従来行つていたスポツト溶接を省略すること
ができる。
〔実施例〕
第1図および第2図において、サンバイザSは
環状に屈曲形成されたコアワイヤ(棒状の芯材)
1と、ステー2と、これらを一体に連結するホル
ダー3と、ばね部材4とからフレーム部分が形成
され、このフレーム部分が図示しないクツシヨン
部材および表皮により覆われて形成される。
上記ホルダー3はコアワイヤ1およびステー2
よりも大きい厚みを有するような板状に合成樹脂
によつて形成され、その長さ方向中央部にはばね
部材4の収容部31が上方および両側方に開口す
るように切欠き形成されている。
またこのホルダー3には、その上部にステー2
の保持穴32およびコアワイヤ1の一端部11の
挿入穴33、下部に上記コアワイヤ1の他端部1
2の挿入穴34がそれぞれ形成されている。上記
ステー2の保持穴32は、ホルダー3の長さ方向
一側から挿入したステー2がその一部を収容部3
1の上部に露出するとともに、上記ステー2がX
軸回りに回転可能に保持されるように形成されて
いる。
またコアワイヤ1の他端部12の挿入穴34
は、上記ステー2と同側から挿入した上記他端部
12がその一部を収容部31の下部に露出すると
ともに、上記ステー2と互いにほぼ平行に配置さ
れるように形成される。またコアワイヤ1の両端
部11,12の挿入穴33,34は上記コアワイ
ヤ1の直径とほぼ同じ内径を有し、この両端部1
1,12をやや圧入気味に挿入することによりそ
れぞれの位置固定が行われるようにしている。
ステー2には、ホルダー3の収容部31内に露
出する部分にその周面を削り取ることにより互い
に平行な一対の平面部21が形成され、この一対
の平面部21がばね部材4によつて挟み付けられ
ることにより、サンバイザSの所定位置への仮止
めが行われるようにしている。
ばね部材4は横断面形状がコ字状に形成され、
このばね部材4の両側片41a,41bには、そ
の先端部にコアワイヤ1のつかみ部(係止部)4
11a,411bが互いに近ずく方向に突出形成
されるとともに、このつかみ部411a,411
bは互いに交差してその外面間にコアワイヤ1を
両側から挟み込むように屈曲形成されている。こ
のつかみ部411a,411bは、両側片41
a,41bの先端部にくし歯状に配置されるとと
もに、互いに噛み合つて交差可能に構成され、こ
れらのつかみ部411a,411bは上記両側片
41a,41bを互いに近付く方向に押圧するこ
とにより上記つかみ部411が互いに開くように
構成されている(第2図における1点鎖線参照)。
上記ばね部材4は、ホルダー3の収容部31内
に配置され、その両側片41a,41bがステー
2の一対の平面部21を両側から挟み付けるとと
もに、つかみ部411a,411bが互いに交差
されてコアワイヤ1の他端部12を上記ステー3
とは互いに逆の側から挟み付けた状態に取付けら
れている。これによつて上記ばね部材4の両側片
41a,41bは、その先端が互いに開かないよ
うに規制されている。
上記構成の自動車用サンバイザを組立てるに
は、まずホルダー3の挿入穴33,34にコアワ
イヤ1の端部11,12を押込むことによりコア
ワイヤ1とホルダー3とを互いに連結し、ステー
2の端部を保持穴32に挿入させる。ついでばね
部材4の両側片41a,41bを互いに開き、内
部にステー2を位置させるように収容部31の上
方から嵌め込み、この両側片41a,41bを互
いに閉じるように押圧することによりつかみ部4
11a,411bを互いに開き(第2図の1点鎖
線参照)、このつかみ部411a,411bの間
にコアワイヤ1の他端部12を入れて離すことに
より上記つかみ部411a,411bの間に上記
他端部12を挟み込んで互いに係合させればよ
い。そしてこれら図示しないクツシヨン部材およ
び表皮などにより覆うことにより、サンバイザS
が形成される。
上記サンバイザSにおいては、ばね部材4の両
側片41a,41bの内面とステー2の平面部2
1とが接触した状態(第2図に実線で示す状態)
でサンバイザSはその位置に仮固定される。そし
てサンバイザSをX軸回りに回転操作(第2図の
3点鎖線の矢印参照)すると、両側片41a,4
1bにはステー2の周面によつて互いに開く方向
の力が作用する。ところが、上記両側片41a,
41bはその先端がコアワイヤ1の他端部12に
よつて開かないように規制され、しかも上記両側
片41a,41bを開く力が大きい程、上記他端
部12への挟み付け力が大きくなるので、両側片
41a,41bの先端が互いに開くことはなく、
これによりステー2に対して所定のステートルク
を確実に作用させることができる。
またサンバイザSをX軸回りに回転操作する
と、両側片41a,41bがステー2に挟み付け
力を作用させながら平面部21を乗越えることに
なり、これにより操作者に節度感を与えることが
できる。
さらにホルダー3が合成樹脂により形成されて
いるので、従来の金属板を折曲げ加工する場合と
比べて容易に製造することができ、また錆びの発
生やステー2との接触による異音の発生などを確
実に防止することができる。しかもコアワイヤ1
はその端部11,12をホルダー3の挿入穴3
3,34に圧入気味に押込むことによりホルダー
3との連結が行なわれるので、従来、コアワイヤ
a(第3図参照)の位置固定のために行なわれて
いたスポツト溶接を省略することができ、組立て
作業を容易にすることができる。
なお上記実施例ではホルダー3が合成樹脂によ
つて形成されている場合を示したが、これに限ら
ず、例えば従来と同様に金属板により形成しても
よい。この場合においても、ばね部材4によつて
ステー2に対して所定のステートルクを確実に作
用させることができるとともに、ばね部材4のつ
かみ部411a,411bとコアワイヤ1の他端
部12とが互いに係合することにより、コアワイ
ヤ1の位置固定を行うことができるので、ばね部
材4の位置固定用のスポツト溶接を省略してばね
部材の組立て作業を容易にすることができる。
また上記実施例では、はね部材4として板状の
ものを示したが、これに限らず、ばね部材を例え
ば線状のばね素材によつて形成してもよい。
〔考案の効果〕
この考案の自動車用サンバイザによれば、ばね
部材の先端部は芯材と互いに係合することによつ
て互いに開かないように確実に規制されるので、
所定のステートルクを確実に作用させることがで
きる。これによつてサンバイザを所定位置に確実
に仮止めすることができるとともに、サンバイザ
の回転操作に伴い操作者に節度感を確実に与える
ことができる。
また上記ばね部材の先端部と芯材とが互いに係
合することによりその芯材は位置固定され、これ
により上記芯材を固定するために従来行なわれて
いたスポツト溶接を省略することができ、従来の
サンバイザと比べてその組立て作業を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部を示す斜視
図、第2図は第1図の−線拡大断面説明図、
第3図は従来のサンバイザの要部を示す斜視図、
第4図は第3図の−線拡大断面説明図であ
る。 1……コアワイヤ、2……ステー、3……ホル
ダー、4……ばね部材、41a,41b……側
片、411a,411b……つかみ部、S……サ
ンバイザ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状の芯材と、ステーと、この芯材およびステ
    ーが挿入されるホルダーと、このホルダーの内部
    に配置されるとともに上記ステーを挟み付けるば
    ね部材とを有し、上記ステーと芯材の一端部とは
    互いに離れてほぼ平行にホルダー内に配置され、
    上記ばね部材はコ字状に形成され、このばね部材
    の両側片の先端部には係止部が互いに交差可能に
    屈曲形成され、この係止部は上記両側片の間にス
    テーを挟み付けた状態で互いに交差するととも
    に、互いの外面間に上記芯材が挟み込まれるよう
    に芯材と互いに係合されていることを特徴とする
    自動車用サンバイザ。
JP11105388U 1988-08-24 1988-08-24 Expired - Lifetime JPH0522414Y2 (ja)

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JP11105388U JPH0522414Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24

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JP11105388U JPH0522414Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24

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JPH0232423U JPH0232423U (ja) 1990-02-28
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JP11105388U Expired - Lifetime JPH0522414Y2 (ja) 1988-08-24 1988-08-24

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2551006Y2 (ja) * 1991-06-18 1997-10-22 矢崎総業株式会社 電気接続箱の取付構造
JP4021658B2 (ja) * 2001-12-18 2007-12-12 共和産業株式会社 車両用サンバイザ

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JPH0232423U (ja) 1990-02-28

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