JP2551006Y2 - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents

電気接続箱の取付構造

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JP2551006Y2
JP2551006Y2 JP1991045776U JP4577691U JP2551006Y2 JP 2551006 Y2 JP2551006 Y2 JP 2551006Y2 JP 1991045776 U JP1991045776 U JP 1991045776U JP 4577691 U JP4577691 U JP 4577691U JP 2551006 Y2 JP2551006 Y2 JP 2551006Y2
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electric connection
connection box
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正美 坂元
圭一 尾▲崎▼
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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Mazda Motor Corp
Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車などに用いられ
る電気接続箱の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、従来の電気接続箱の取
付構造を示す図である(実開平2−56750号公報参
照)。これらの図において、電気接続箱51はジャンク
ションブロック、フューズブロックなどの電気部品を総
称するものであり、車体パネル等の壁面52の長手方向
2個所で取付けられる。壁面52に固着された第1支持
部53はその端部に平坦面を有する軸部58を2個直交
するように設けており、一方、電気接続箱51の2又状
の第1取付部55は、軸部58の平坦面が進入するスリ
ット59と、軸部58と嵌合する軸受部57とを設けて
ある。第2支持部54は、壁面52の長手方向に所定距
離をおいて固着され、これと、電気接続箱51の第2取
付部56とは挿入後ロックする取付け構造となってい
る。この従来の電気接続箱51の取付方法は、図7の鎖
線で示すように電気接続箱51を壁面52に直角にして
第1取付部55の軸受部57に第1支持部53の軸部5
8をスリット59を介して挿着し、然る後、実線で示す
位置まで回転し、第2取付部56に第2支持部54を挿
入ロックして取付けを行なうものである。従来の場合
は、これにより、車体装置部品60の先取付があって
も、電気接続箱51の後取付が簡単にできるようにして
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のものは、電気接続箱の車両への後取付が簡単にでき
るものであるが、軸受部と軸部にクリアランスがあるた
め、ガタを生じ、振動による異音を生ずる等の不具合が
あった。
【0004】そこで、この考案は、車両組付け後にガタ
を生ぜず、振動による異音を発生しない電気接続箱の取
付構造を提案することにより、前記不具合をなくするこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記目的を
達成するため、車体等構造物の壁面の長手方向に第1、
第2支持部を設け、電気接続箱の第1、第2取付部を前
記第1、第2支持部に取付け、前記電気接続箱を壁面に
取付けるようにした電気接続箱の取付構造において、第
1支持部又は第1取付部のいずれか一方を、弾性体を有
する長手方向短径の異方形断面形状であって長径方向に
開放部のある軸受部に構成すると共に、他方を、前記電
気接続箱が前記壁面の長手方向に対してほぼ直交する状
態で前記開放部に挿入し得るものであって、前記軸受部
の断面形状と対応する断面形状を有する軸部に構成し、
前記軸部を開放部に挿入してからほぼ直角に回転し第2
取付部を第2支持部に固く取付けるようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】例えば、壁面側支持部を軸受部に電気接続箱側
取付部を軸部としたときに、電気接続箱を壁面にほぼ直
交した状態にて装着すれば、軸受部と軸部が対応した断
面形状であるため、軸受を軸受部にたやすく挿入でき
る。次に、電気接続箱をほぼ90度回転して壁面に平行
にして他側を取付けたときには、軸部が長手方向で長径
となるため、その方向で短径の軸受部の弾性体の弾力を
受ける。これにより、電気接続箱の軸部が軸受部にしっ
かりと保持されるので、ガタがなくなる。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1〜図3によ
り説明する。まず、構成を説明する。電気接続箱1は図
1に示すように、ジャンクションブロックなどの電気部
品であることは従来同様であるが、図中左側の取付方法
においては、従来と異なる。即ち、壁面2にボルト10
で固着された第1支持部3は、S点でスポット溶接され
た2枚の板ばね3a,3bからでき、自由端側が開放さ
れ、互いに向きあって楕円形状を呈する、弯曲板ばねか
らなる軸受部7を構成するようになっている。軸受部7
の楕円形状は、自由状態で壁面2の長手方向(矢印Xで
示す)において短径aであり、これと直交する方向にお
いて長径bである。そして、軸受部7は短径aより小さ
い寸法の開放部7aを設けてあり、図3(a),(b)
及び(c)に示すように、これにより後述のように、こ
こに挿入され、かつ、直交状態に回転された状態の軸部
8に弾力を及ぼすような弾性体としての役目も持ってい
る。つまり、この実施例では軸受部7は弾性体を兼用し
ているものである。
【0008】電気接続箱1の第1取付部5は、箱本体1
aの左端面から一体に延出する2又状の腕9同士を先端
で連結する軸部8から構成される。軸部8は図3(b)
にも示すように、長手方向Xに直角な状態に電気接続箱
1があるとき、軸受部7の楕円形状と対応するような楕
円、つまりX方向に短径を有する楕円の断面形状を有す
る。そして、軸部8の楕円の寸法は軸受部7の楕円寸法
より若干小さめにしておくが、図3(c)に示すよう
に、軸部8を直角に回転させたときは、長径で軸受部7
の弯曲板ばねが広がり、軸部8にばねによる圧縮荷重を
及ぼすように楕円度を決定するものである。
【0009】そして、電気接続箱1の右側の第2取付部
6の第2支持部4への取付は、左側軸を中心としての回
転時に板材の第2支持部4が枠部材の第2取付部6の枠
板6aとロック材6bの間に入りロックされることによ
り行ない、これを解除するには、ばね付きボタン6cを
押して行なうように構成する。
【0010】次に、前記実施例の作用を説明する。車体
壁面2には予め第1支持部3及び第2支持部4が図1の
ように固着されている。これに電気接続箱1を装着する
場合は、まず、電気接続箱1を図1の鎖線に示すよう
に、軸部8を図中上方に向けて長手方向Xに対して直角
になる状態とし、図3(a)及び(b)に示すように、
軸部8の短径部分を矢印のように、軸受部7の開放部7
aに押しこみ、楕円同士が嵌合するようにする。その
後、電気接続箱1を90度、矢印のように回転した上で
他側の第2取付部6を第2支持部4に挿入しロックし、
図1の実線の状態とする。この状態においては、図3
(c)に示すように、軸部8の長径は軸受部7の弯曲板
ばねを押し広げた恰好となるので、板ばねの弾性力を圧
縮荷重として受け、前後左右上下及び回転のいずれの方
向にも動かず、固く保持されることになる。
【0011】このため、重量物の電気部品が電気接続箱
1に収納されていても、車体壁面2にしっかり固定され
るので、振動に対しても、可動せず、異音を発生するこ
ともない。そして、装着の際においても、直交状態で挿
入し、その後、回転してロックするだけでよいので、装
着容易となるものである。
【0012】図4には、他の実施例を示す。この実施例
は、軸部11が前実施例と異なり、十字状断面としただ
けであり、その他は前実施例と同様である。この実施例
の場合は、楕円の4隅を切欠いた断面形状の軸部である
ため、回転時の摩擦力が前実施例より小さくなり、従っ
て、その分、回転装着が更に良好になるものである。
【0013】図5には、更に、他の実施例を示す。この
実施例は、軸受部12が前実施例と異なる。即ち、この
円筒状軸受部12内には、2枚の板ばね13,15が差
しこまれ、この板ばね13,15の内包形状を縦長楕円
状としたものである。この実施例においても前実施例と
同様の作用を果すものである。
【0014】なお、この考案は、前記各実施例の支持部
側に軸部を構成し、電気接続箱の取付部側に軸受部を構
成しても、同様に成立するものである。
【0015】
【考案の効果】以上に説明したように、この考案によれ
ば、電気接続箱の車両組み付け後のガタがなくなり、振
動による異音の発生を防止することができ、又、装着も
容易に行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の電気接続箱の取付状態を示す正面図
である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】(a),(b)は図2のIII −III 線による断
面図、(c)は軸挿入回転後の状態の断面図である。
【図4】他の実施例による軸部の断面図である。
【図5】他の実施例による軸受部の断面である。
【図6】従来のものの要部の斜視図である。
【図7】従来のものの電気接続箱の取付状態を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 電気接続箱 2 車体の壁面 3 第1支持部(板ばね) 4 第2支持部 5 第1取付部 6 第2取付部 7 軸受部(弯曲板ばね:弾性体) 8 軸部 9 腕部 10 ボルト 11 軸部 12 軸受部 13 板ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 水野 治彦 (56)参考文献 実開 平3−45023(JP,U) 実開 平2−32423(JP,U) 実開 平2−56750(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体等構造物の壁面の長手方向に第1、
    第2支持部を設け、電気接続箱の第1、第2取付部を前
    記第1、第2支持部に取付け、前記電気接続箱を壁面に
    取付けるようにした電気接続箱の取付構造において、第
    1支持部又は第1取付部のいずれか一方を、弾性体を有
    する長手方向短径の異方形断面形状であって長径方向に
    開放部のある軸受部に構成すると共に、他方を、前記電
    気接続箱が前記壁面の長手方向に対してほぼ直交する状
    態で前記開放部に挿入し得るものであって、前記軸受部
    の断面形状と対応する断面形状を有する軸部に構成し、
    前記軸部を開放部に挿入してからほぼ直角に回転し第2
    取付部を第2支持部に固く取付けるようにしたことを特
    徴とする電気接続箱の取付構造。
JP1991045776U 1991-06-18 1991-06-18 電気接続箱の取付構造 Expired - Fee Related JP2551006Y2 (ja)

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JPH04137951U JPH04137951U (ja) 1992-12-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0522414Y2 (ja) * 1988-08-24 1993-06-08
JP3045023U (ja) * 1997-07-02 1998-01-23 有限会社フジヨシ電機 配電盤防護装置

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