JPS6330588Y2 - - Google Patents

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JPS6330588Y2
JPS6330588Y2 JP1980038337U JP3833780U JPS6330588Y2 JP S6330588 Y2 JPS6330588 Y2 JP S6330588Y2 JP 1980038337 U JP1980038337 U JP 1980038337U JP 3833780 U JP3833780 U JP 3833780U JP S6330588 Y2 JPS6330588 Y2 JP S6330588Y2
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JP
Japan
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joint
stem
plate
groove
frictional resistance
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JP1980038337U
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JPS56138650U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、車両用安全ベルトの連結要素の改
良に関するものである。
従来、車両用安全ベルトの連結要素としては、
第1図に示すように、車体側に取付けられる取付
部材1と、バツクルに連結される連結部材2と
を、合成繊維を束ねた可撓性のループ状ベルト部
材3で連結すると共に、該取付部材1と連結部材
2とを隔離してベルト部材3を伸長状態に保持す
ると同時に該ベルト部材3を被覆する合成樹脂製
のカバー部材4を設けたものが幾種か提案されて
いる。
上記従来の連結要素は、カバー部材に自立性を
持たせることができ、連結要素を一定位置に保持
して、使用に便利で安価なものであるが、自立性
ある合成樹脂製のカバー部材を身体に合わせて屈
曲させ、その位置に保持することができないの
で、使用時の快適性を損うという問題があつた。
また、実開昭53−19925号公報では、コアに素
線を巻きつけ、それら三者間の摩擦により屈曲が
保持される安全ベルト用掛け止めワイヤが提案さ
れているが、素線の巻きつけ力の設定が非常に困
難である。すなわち、巻きつけ力が大きいと摩擦
大のために屈曲保持力は大きくなるが曲げにくく
なり、逆に巻きつけ力が小さいと摩擦小のために
曲げやすくなるが屈曲保持力は小さくなる。さら
に、大きな曲げは、その構成上困難であるうえ、
コストが非常に高くつくという問題があつた。
この考案は、上記従来の問題を解決するために
なされたもので、取付部を後端に形成したステム
と、連結部材を先端に取付けたプレートとを、摩
擦抵抗で屈曲位置に保持可能な屈曲機構で連結し
て、自立性、屈曲性に優れ、かつ安価な連結要素
を提供することを基本的な特徴とし、さらに屈曲
機構が、ジヨイントを備え、該ジヨイントの一方
には上記ステムを、他方には上記プレートを各々
回動可能に枢着し、各々の枢着部分には摩擦抵抗
を生ぜしめるべく該ジヨイントと上記ステム間及
びジヨイントと上記プレート間に各々弾性部材が
圧接されて配置され、該ステムと該プレートを屈
曲位置に保持すると共に、互いに直交する該ステ
ムの該ジヨイントへの枢着軸と該プレートの該ジ
ヨイントへの枢着軸を備え、ジヨイントの弾性部
材との間に発生する摩擦抵抗でステムとプレート
とを屈曲位置に保持するように構成して、構造が
簡単で強度も強く、かつ組付けが容易となるよう
に工夫したものである。
以下、この考案の実施例を添附図面に従つて詳
細に説明する。
各図において、車体側にボルト等で取付けられ
るボルト孔5aを有する取付部5bを後端5cに
形成した鉄等の金属製ステム5と、相手となる金
具に着脱自在に連結されるバツクル等の連結部材
6を先端7aに取付けた鉄等の金属製プレート7
とを備え、該プレート7の後端7bと上記ステム
5の先端5dとを、摩擦抵抗で屈曲位置に保持可
能な屈曲機構8A,8Bで連結している。
第1実施例の屈曲機構8Aは、第2図および第
3図に示すように、ステム5側に縦溝9を形成
し、プレート7側に縦溝9と直交する横溝10を
形成した四角体状の鉄等の金属ジヨイント11を
備え、各溝9,10の底面に、中央を外方へ湾曲
させたコ字状の板ばね部材12,12をそれぞれ
嵌め込んで配置し、後述のリベツト13とともに
固定する一方、90度にひねつて縦位置にしたステ
ム5の先端5dを、ジヨイント11の縦溝9に嵌
合して、板ばね部材12の湾曲部に接触させた状
態で、先端5dのリベツト孔5eに、ジヨイント
11のリベツト孔11a,11aとともにリベツ
ト13を挿通させてかしめつけ、ステム5を枢着
すると共に、上記プレート7の後端7bを、ジヨ
イント11の横溝10に嵌合して、板ばね部材1
2の湾曲部に接触させた状態で、後端7bのリベ
ツト孔7cに、ジヨイント11のリベツト孔11
b,11bとともにリベツト13を挿通させてか
しめつけ、プレート7を枢着して、ステム5とプ
レート7を連結して構成している。
上記構成であれば、ジヨイント11の板ばね部
材12,12との間でステム5とプレート7に大
きな摩擦抵抗が発生するようになり、従つて、プ
レート7側を屈曲機構8Aで身体に合わせて屈曲
させることができ、摩擦抵抗でその屈曲位置に確
実に保持することができる。上記屈曲機構8A
は、屈曲の自由度が大きく、身体により一致させ
て屈曲できるようになる。
第4図に示す第2実施例の屈曲機構8Bは、ス
テム5側に縦溝15を形成し、プレート7側に平
面部16を形成したコ字状の鉄等の金属ジヨイン
ト17を備える一方、90度にひねつて縦位置にし
たステム5の先端5dを、両側に弾性ワツシヤー
18,18を当てて縦溝15に嵌合して、先端5
dのリベツト孔5eに、ジヨイント17のリベツ
ト孔17a,17aとともにリベツト19を挿通
させてかしめつけ、ステム5を枢着すると共に、
上記プレート7の折曲した後端7bを、弾性ワツ
シヤー18を介して平面部16に当て止めて、後
端7bのリベツト孔7cに、ジヨイント17のリ
ベツト孔17cとともにリベツト19を挿通させ
てかしめつけ、プレート7を枢着して、ステム5
とプレート7を連結して構成している。
上記構成であれば、ジヨイント17の弾性ワツ
シヤー18との間でステム5とプレート7に大き
な摩擦抵抗が発生するようになり、従つて、プレ
ート7側を屈曲機構8Bで身体に合わせて屈曲さ
せることができ、摩擦抵抗でその屈曲位置に確実
に保持することができる。上記屈曲機構8Bは、
屈曲の自由度が大きく、身体により一致させて屈
曲できるようになる。
上記各実施例の屈曲機構8A,8Bは、図示の
ように単独で用いてもよいが、ステム5側とプレ
ート7側とで異なる屈曲機構を結合若しくは組合
わせて成る屈曲機構を用いることも可能である。
また、上記各実施例では、ステム5とプレート
7とを連結するものであるが、必要に応じてステ
ム5またはプレート7を複数に分割してもよく、
その場合に、各分割部分を連結する屈曲機構8
A,8Bは、同種のものでも異種のものでも組合
わせて用いることができる。
以上の説明からも明らかなように、この考案
は、ステムとプレートとを、摩擦抵抗で屈曲位置
に保持可能な屈曲機構で連結するようにしたか
ら、自立性とともに屈曲性にも優れ、安価になる
一方、屈曲機構が、ステムとプレートを連結する
ジヨイントのばね部材との間に発生する摩擦抵抗
を利用するようにしたから、構造が簡単で、組付
性も良好である等、種々の効果を有し、実用上の
価値が大きいものである。
また、この考案では、弾性部材を介してステム
とプレートとジヨイント間に摩擦抵抗が生じるよ
うになつており、摩擦抵抗が弾性部材、ステムま
たはプレート間、弾性部材とジヨイント間で決め
られ、前記実開昭53−19925号公報に記載の従来
技術のように、素線同志またはコア間の様々な要
因が摩擦抵抗を決めるわけではないので、摩擦抵
抗の設定が容易で、構造も簡単であり、さらに、
ステムとプレートはジヨイントに枢着軸で回動可
能に枢着されているので、回転角度(曲げ)も大
きく設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の連結要素の断面図、第2図は第
1実施例の連結要素の分解斜視図、第3図は第2
図の要部断面図、第4図は第2実施例の連結要素
の分解斜視図である。 5……ステム、5b……取付部、5c……後
端、5d……先端、6……連結部材、7………プ
レート、7a……先端、7b……後端、8A,8
B……屈曲機構、9……縦溝、10……横溝、1
1……ジヨイント、12……板ばね部材、13…
…リベツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 取付部を後端部に形成したステムと、連結部
    材を先端に取り付けたプレートとを、摩擦抵抗
    で屈曲位置に保持可能な屈曲機構で連結したも
    のであつて、 上記屈曲機構はジヨイントを備え、該ジヨイ
    ントの一方には上記ステムを、他方には上記プ
    レートを各々回動可能に枢着し、各々の枢着部
    分には摩擦抵抗を生ぜしめるべく該ジヨイント
    と上記ステム間及び該ジヨイントと上記プレー
    ト間に各々弾性部材が圧接されて配置され、該
    ステムと該プレートを屈曲位置に保持すると共
    に、互いに直交する該ステムの該ジヨイントへ
    の枢着軸と該プレートの該ジヨイントへの枢着
    軸を備えたことを特徴とする車両用安全ベルト
    の連結要素。 (2) 前記ジヨイントは、ステム側に縦溝を、プレ
    ート側に横溝を備え、上記ステムの先端を該縦
    溝に、上記プレートの後端を該横溝に各々嵌合
    してリベツトで枢着したことを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の車両用安全ベ
    ルトの連結要素。 (3) 上記屈曲機構の弾性部材が、上記ジヨイント
    の各溝底面に配設されたばね部材でなり、上記
    ステムの先端を、上記ばね部材に接触させなが
    ら縦溝に嵌合してリベツトで枢着すると共に、
    上記プレートの後端を、上記ばね部材に接触さ
    せながら横溝に嵌合してリベツトで枢着して、
    ジヨイントのばね部材との間に発生する摩擦抵
    抗でステムとプレートとを屈曲位置に保持する
    ようにしたことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の車両用安全ベルトの連結要
    素。 (4) 上記ジヨイントはコ字形状をなし、その溝内
    に前記ステムおよびプレートの一方を回動可能
    に枢着し、その底面に前記ステムおよびプレー
    トの他方を回動可能に枢着したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用
    安全ベルトの連結要素。
JP1980038337U 1980-03-24 1980-03-24 Expired JPS6330588Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980038337U JPS6330588Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

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JP1980038337U JPS6330588Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

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Publication Number Publication Date
JPS56138650U JPS56138650U (ja) 1981-10-20
JPS6330588Y2 true JPS6330588Y2 (ja) 1988-08-16

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ID=29633856

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JP1980038337U Expired JPS6330588Y2 (ja) 1980-03-24 1980-03-24

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60127264U (ja) * 1984-02-06 1985-08-27 株式会社東海理化電機製作所 シ−トベルト装置用インナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319925B2 (ja) * 1972-04-05 1978-06-23

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JPS5625695Y2 (ja) * 1976-07-28 1981-06-18

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JPS5319925B2 (ja) * 1972-04-05 1978-06-23

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JPS56138650U (ja) 1981-10-20

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