JPS5920777Y2 - 一体成形插込プラグ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプラグの栓刃と中子がプラグ外被に対して回動
する挿込プラグの改良構造に関するものである。

その目的とするところは、一体成形のこの種挿込プラグ
において、栓刃が外方に拡がる欠点に鑑み、加工簡単な
板状端子金具を使用し、この板状端子金具のコード引人
口側を延伸して、外被の一体成形部に埋込まれる部分を
充分大きくすることによって栓刃の外方拡がりを防止す
ることである。

本考案を図面により説明すれば、第１図は本考案の一体
成形挿込プラグの要部断面の正面図、第２図は、第１図
の上面図、第３図は挿込栓刃を外被に対し９０°回動し
た状態の中央断面図、第４図は外被を施す前のプラグ本
体の斜視図を示す。

図中１，１′は挿込プラグの栓刃、２，２′はコード３
を半田付等で接続した端子金具で、栓刃１，１′と端子
金具２，２′は回動自在にかしめ付けされている。

４は端子金具２，２′に回動自在に取付けたプラグ栓刃
１，１′を保持して、栓刃１，１′と共に、端子金具２
．２′に対して回動する中子である。

プラグ栓刃１．１′は中子の両側壁に設けた凹み部５，
５′に嵌合させである。

端子金具２，２′はコード３と接続する側６を延伸させ
て、第４図に示すように組込まれたプラグ本体に、第１
図に示すように、熱可塑性樹脂で一体に成形の外被７を
施したとき、この端子金具の延伸部６が成形外被の中に
埋込まれるようにしである。

８はコード接続側と反対側の端子金具２，２′のかぎ状
折曲部で、このかぎ状折曲部も外被に埋込まれるように
しである。

９は外被７の上面側Ａ又は下面側Ｂをコ字形に一体につ
ないだ外被部分である。

本考案は以上のように構成されているので、端子はプレ
ス加工で容易に形成できる板状のものを使用でき、第４
図に示すように、回動自在に取付けられた栓刃と端子金
具を中子の両側の凹み部に嵌合して組込まれたプラグ本
体に、第１図に示すように、外被中に埋込めば、端子金
具とコードは外被中に埋込まれ、栓刃は端子金具に対し
て回動自在にかしめ付けされているので、栓刃と中子は
第３図に示すように外被に対して９０°回動させること
ができる。

その際、栓刃に外方に拡がる力が加えられても端子金具
の延伸部が外被中に埋込まれているので、この埋込まれ
た延伸部分の抵抗力によって栓刃の拡がりを防止できる
ものである。

なお栓刃の外方拡がりは外被壁をコ字状に連結しておけ
ば、この連結壁部によってさらに効果的防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一体成形挿込プラグの要部断面の要
部断面の正面図、第２図は第１図の上面図、第３図は挿
込栓刃を外被に対し９０°回動した状態の中央断面図、
第４図は外被を施す前のプラグ本体の斜視図を示す。 １．１′・・・・・・プラグの栓刃、２，２′・・・・
・・端子金具、３・・・・・・コード、４・・・・・・
中子、５，５′・・・・・・中子両側の凹み部、６・・
・・・・端子金具の延伸部、７・・・・・・外被、９・
・・・・・外被のコ字状っなぎ部。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）プラグの栓刃１，１′と端子金具２，２′とを回
   動自在にかしめ、該栓刃１，１′で弁子４を挟持して、
   端子金具２，２′に対して栓刃及び中子が回動する挿込
   プラグにおいて、端子金具２，２′をコード３の人口方
   向に延伸し、該延伸部６を外被７の一体成形部に埋込ま
   せて、その埋込まれる部分を大きくなした一体成形挿込
   プラグ。
2. （２）前記第１項記載の一体成形プラグにおいて一体成
   形外被７の上面側Ａ又は下面側Ｂの一方をコ字形に外被
   間をつないだことを特徴とする一体成形挿込プラグ。