JP3054100U - ヒンジ装置 - Google Patents

ヒンジ装置

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JP3054100U
JP3054100U JP1998003299U JP329998U JP3054100U JP 3054100 U JP3054100 U JP 3054100U JP 1998003299 U JP1998003299 U JP 1998003299U JP 329998 U JP329998 U JP 329998U JP 3054100 U JP3054100 U JP 3054100U
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修志 永田
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永田販売株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の軸支承体においての連結軸の位置決めが
正確に行われて、他方部材の回動性を良好とすることが
できるヒンジ装置を提供する。 【解決手段】固定体cへ取り付ける一方部材1と、該一
方部材1へ連結軸2により回動自在に連結し、可動体b
へ取り付ける他方部材3とからなり、一方部材1は、主
体4の一側部に連設して、連結軸2の両端部をその略全
周を抱持するように袋状に形成した一対の軸支承体6と
を有し、他方部材3は、取付体9と、この取付体9の一
側部に連設して、一対の軸支承体6の間において連結軸
2に取り付けた回動体10とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貨物車両の荷台側板を、荷台フレームへ回動自在に取り付けるヒン ジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、貨物車両の荷台側板(ゲート)を、荷台フレームへ旋回自在に取り付け るヒンジ装置にあっては、図6,図7に示すようなものが知られている。
【0003】 このものは、荷台フレーム50に取り付けられる下部ヒンジ部材51と、ゲー ト52に取り付けられる上部ヒンジ部材53と、下部ヒンジ部材51の上部の連 結部54と上部ヒンジ部材53の下部連結部55に収容されて、両ヒンジ部材5 1,53を相対的に旋回自在に連結するピン56とからなる。
【0004】 そして、下部ヒンジ部材51の連結部54は、上部ヒンジ部材53の連結部5 5を中央に受け入れる切込み部57と、該切込み部57の両側にそれぞれ形成さ れたピン支持部58とを有し、ピン支持部58の各々は、ピン56の各端部を受 け入れて該ピン56の端面が露出しないように収容するピン受凹部59を有して いる。
【0005】 ピン支持部58の外面は、椀形状の曲面に形成されており、ピン56は、上部 ヒンジ部材53の下部連結部55に両端が出た状態で収容され、該ピン56の両 端は下部ヒンジ部材51のピン支持部58に収容され、該ピン支持部58の受け 入れ部59が荷台フレーム50によって閉じられる構成となっている。
【0006】 したがって、荷台フレーム50と上部ヒンジ部材53の下部連結部55との間 に隙間60ができてしまい、ゲート52を取り付けた後に、ピン56が移動して 図6に示すヒンジセンター(p−p線)が取れず、旋回不良を起こしたり、ゲー ト52にガタが生ずる欠点があった。
【0007】 そのため、ゲート52の旋回性が低下して、その旋回が重くなる問題点を有す るものであった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、前記した問題点を解決するためになされたもので、固定体へ取り付 ける一方部材と、該一方部材へ連結軸により回動自在に連結し、可動体へ取り付 ける他方部材とからなり、一方部材は、主体の一側部に連設して、連結軸の両端 部をその略全周を抱持するように袋状に形成した一対の軸支承体とを有し、他方 部材は、取付体と、この取付体の一側部に連設して、一対の軸支承体の間におい て連結軸に取り付けた回動体とを有することにより、一対の軸支承体においての 連結軸の位置決めが正確に行われて、他方部材の回動性を良好とすることができ るヒンジ装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本考案の手段は、 固定体へ取り付ける一方部材と、この一方部材へ連結軸により回動自在に連結 し、可動体へ取り付ける他方部材とからなるヒンジ装置にあって、 前記一方部材は、主体と、この主体の一側部に連設して、前記連結軸の両端部 をその略全周を抱持するように袋状に形成した一対の軸支承体とを有し、 前記他方部材は、取付体と、この取付体の一側部に連設して、前記一対の軸支 承体の間において前記連結軸に取り付けた回動体とを有するヒンジ装置の構成に ある。
【0010】 また、 固定体へ取り付ける一方部材と、この一方部材へ連結軸により回動自在に連結 し、可動体へ取り付ける他方部材とからなるヒンジ装置にあって、 前記一方部材は、主体と、この主体の一側部においてその端部を主体裏側へ曲 げ返すように連設して、前記連結軸の両端部をその略全周を抱持するように袋状 にかしめにより形成した一対の軸支承体とを有し、 該一対の軸支承体における巻き込み端部と、この巻き込み端部の前記主体にお ける対応部とに溶着部を設けて、 前記他方部材は、取付体と、この取付体の一側部に連設して、前記一対の軸支 承体の間において前記連結軸に取り付けた回動体とを有するヒンジ装置の構成に ある。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に関するヒンジ装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図1〜図4においてAはヒンジ装置で、貨物車両の荷台側板bを、荷台フレー ムcへ回動自在に取り付けるもので、所定間隔で多数個が設けられるものであっ て、荷台フレームである固定体cへ取り付ける一方部材1と、この一方部材1へ 連結軸2により回動自在に連結し、貨物車両の荷台側板である可動体bへ取り付 ける他方部材3とにより基本的に構成される。
【0013】 そして、前記した一方部材1は、主体4と、この主体4の一側部において、そ の端部5を主体4の裏側へ曲げ返すよう(巻き込むように)に連設して、円筒体 のピン状に形成された連結軸2の両端部を、その略全周を抱持するように袋状に かしめにより形成した一対の軸支承体6,6とを有していて、連結軸2の外端部 はこの一対の軸支承体6,6が被覆して露出しないようにしてある。
【0014】 そして、該一対の軸支承体6,6における巻き込み端部5,5と、この巻き込 み端部5,5の主体4における対応部7,7とに溶着部8,8を設けてある。
【0015】 なお、この溶着部8は必ずしも必要ではないもので、この溶接を施さない場合 もあって、十分な強度を得ることもできる。
【0016】 更に、一対の軸支承体6,6の内面と、連結軸2の端部とに必要に応じて溶着 8aを施すこともある。
【0017】 前記した他方部材3は、取付体9と、この取付体9の一側部に連設して、一対 の軸支承体6,6の間において、連結軸2へ外装するように取り付けた回動体1 0とを有する。
【0018】 この回転体10は、取付体9を外端部へ向かって延設して円筒状に巻き込んだ 形状であって、連結軸2に対して遊合状態で挿嵌されていて、該回転体10を中 心として回動自在となる。
【0019】 なお、該回転体10の巻き込み端部と取付体9の対応部とに、図1に示すよう に、溶着11を施すこともある。
【0020】 また、一方部材1の主体4と、他方部材3の取付体9とには、荷台フレームc と荷台側板bとへ固着するねじ等の止着部材12の通孔13,14が複数箇所に 設けられている。
【0021】 したがって、前記のように構成される本考案実施例のヒンジ装置Aは、以下に 述べる作用を奏する。
【0022】 まず、連結軸2へ他方部材3の回転体10を挿嵌した後、図5に示すように、 一方部材1の軸支承体6をその巻き込み端部5が曲げられてない状態において、 回転体10の両側に突出している連結軸2を軸支承体6に形成されている隙間1 5へ挿し入れるもので、この軸支承体6は、プレス機による絞り加工等により行 われる。
【0023】 なお、この一対の軸支承体6,6の外側端部6b,6bを、すなわち、連結軸 2の端部を覆っている袋状部6bは、比較的大きなアール状(あるいは、45度 斜截)に形成することで、他物との接触時の、他物等の損傷を可及的に減少させ ることができる安全対策が採られている。
【0024】 そして、延びている巻き込み端部5を連結軸2に沿って巻き曲げれば、図3に 示すように、略円筒状に連結軸2へ巻き込まれる。
【0025】 このとき、巻き込み端部5は、連結軸2へかしめ付けられるように巻き曲げら れて、軸支承体6が形成されるものであるから、連結軸2は、図4において示さ れる矢印pの方向へ強い押付力が働いて、軸支承体6の内壁側6aに該連結軸2 の両端部が確実で均一に当接して位置決めされるため、両軸支承体6,6におい て連結軸2の軸心精度(芯が一致する)が出る。
【0026】 また、必要に応じて、一対の軸支承体6,6における巻き込み端部5,5と、 この巻き込み端部5,5の主体4における対応部7,7とに溶着部8,8を設け る。
【0027】 このヒンジ装置Aの使用にあっては、図3に示すように、一方部材1の主体4 を荷台フレームcへねじ等の止着部材12により固着し、他方部材3の取付体9 を、荷台側板bへねじ等の止着部材12により固着する。
【0028】 そして、荷台側板bの開閉においては、その回動が連結軸2を中心として円滑 に行われるもので、該連結軸2は一方部材1の一対の軸支承体6,6によりその 略全周部が抱持された状態で支承されているため、該連結軸2が軸方向へ妄動し たり、その軸心がずれて荷台側板bにガタを生じたりして、該荷台側板bの作動 不良を起こすおそれがない。
【0029】 特に、軸支承部6は、連結軸2の両端部を、その略全周を抱持するように袋状 にかしめにより形成されているため、連結軸2の軸受構成として大きな保持力が 得られて強度が増し、一方部材1の板厚を薄くすることができて、ヒンジ装置A の加工が容易となると共に、全体のコストダウンを図ることができる。
【0030】
【考案の効果】
前述のように構成される本考案は、連結軸を支持する一対の軸支承体を、一方 部材における主体の一側部に連設して、前記連結軸の両端部をその略全周を抱持 するように袋状に形成することにより、連結軸を支承したときの軸心精度が向上 し、一方部材の回動性が良好となると共に、連結軸の固定が確実となって、一方 部材の回動時に、連結軸の移動等によるガタを生じない格別な効果を奏するもの である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に関するヒンジ装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】図1における連結部を破断して示す背面図であ
る。
【図3】図2におけるZ−Z線で断面した取付状態の側
面図である。
【図4】図2におけるY−Y線で断面した説明図であ
る。
【図5】図1におけるヒンジ装置Aの組立状態を示す説
明図である。
【図6】従来のヒンジ装置を示す正面図である。
【図7】図6における取付状態を示す一部をX−X線で
断面した側面図である。
【符号の説明】
A ヒンジ装置 b 可動体 c 固定体 1 一方部材 2 連結軸 3 他方部材 4 主体 6 軸支承体 9 取付体 10 回動体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体へ取り付ける一方部材と、この一
    方部材へ連結軸により回動自在に連結し、可動体へ取り
    付ける他方部材とからなるヒンジ装置にあって、 前記一方部材は、主体と、この主体の一側部に連設し
    て、前記連結軸の両端部をその略全周を抱持するように
    袋状に形成した一対の軸支承体とを有し、 前記他方部材は、取付体と、この取付体の一側部に連設
    して、前記一対の軸支承体の間において前記連結軸に取
    り付けた回動体とを有することを特徴とするヒンジ装
    置。
  2. 【請求項2】 固定体へ取り付ける一方部材と、この一
    方部材へ連結軸により回動自在に連結し、可動体へ取り
    付ける他方部材とからなるヒンジ装置にあって、 前記一方部材は、主体と、この主体の一側部においてそ
    の端部を主体裏側へ曲げ返すように連設して、前記連結
    軸の両端部をその略全周を抱持するように袋状にかしめ
    により形成した一対の軸支承体とを有し、 該一対の軸支承体における巻き込み端部と、この巻き込
    み端部の前記主体における対応部とに溶着部を設けて、 前記他方部材は、取付体と、この取付体の一側部に連設
    して、前記一対の軸支承体の間において前記連結軸に取
    り付けた回動体とを有することを特徴とするヒンジ装
    置。
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