JPH05222060A - 含ケイ素アゾール化合物 - Google Patents

含ケイ素アゾール化合物

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JPH05222060A
JPH05222060A JP4267234A JP26723492A JPH05222060A JP H05222060 A JPH05222060 A JP H05222060A JP 4267234 A JP4267234 A JP 4267234A JP 26723492 A JP26723492 A JP 26723492A JP H05222060 A JPH05222060 A JP H05222060A
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英雄 竹柴
Yasuhiko Kondo
泰彦 近藤
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昊 太田
Shigehiro Kato
重博 加藤
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
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    • C07F7/0812Compounds with Si-C or Si-Si linkages comprising at least one atom selected from the elements N, O, halogen, S, Se or Te comprising a heterocyclic ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N55/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, containing organic compounds containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen and sulfur

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アゾール複素環を有する優れた殺菌活性を示
す化合物を得ること。 【構成】 一般式(I) 【化11】 {A=1,2,4−トリアゾール−1−イル基等、n=
0、1、2、3、X=F、Cl、Br等、、R1 =低級
アルキル基等、R2 、R3 =低級アルキル基。}の化合
物と、その塩。 【効果】 安定した防除効果を示し、薬害も少ない上
に、非常に高い浸透移行性を有するという優れた農園芸
用殺菌活性及び医療用抗真菌活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた殺菌作用を有す
る新規な含ケイ素アゾール化合物及びその中間体に関す
る。
【0003】
【従来の技術】トリアゾール系及びイミダゾール系化合
物は、農園芸用殺菌活性及び抗真菌活性を有するものと
して多種知られており、そのひとつとして、三級アルコ
ールの部分構造を有する三級アルコール系トリアゾール
(イミダゾール)化合物がある。しかし、三級アルコー
ル系トリアゾール(イミダゾール)化合物のうち、ケイ
素基を有するものについては、次に示すものしか知られ
ていない。
【0004】すなわち、特開昭61−257975号公
報には植物生長調節剤として、多くの他の化合物と共に
含ケイ素トリアゾール化合物が記載されている。しか
し、具体的に記載されているのは実施例11の3−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−4−(1,2,4−トリアゾ
ール−1−イル)−1−トリメチルシリル−1−ペンチ
ンのみである。この化合物は、本発明の化合物の置換さ
れても良いフェニル基の代わりにt−ブチル基を有する
点、本発明がアルカン誘導体であるのに対しアルキン誘
導体である点、さらに、ケイ素基とトリアゾール(イミ
ダゾール)基とを結合する炭素鎖が本発明に比して長い
点で異なる。
【0005】GB2224278にも多くの他の化合物
と共に含ケイ素トリアゾール化合物が記載されている。
しかし、具体的に記載されているのは実施例4の3−
(2,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−トリメ
チルシリル−1−ブテンのみである。この化合物は、ケ
イ素基とトリアゾール(イミダゾール)基とを結合する
炭素鎖がブテンであり、本発明がプロパンであることか
ら、長さ及び不飽和の点で異なる。
【0006】Pestic. Sci. 29, 427-435 (1990) (J.-
F. Chollet ら)に殺菌剤として記載されている化合物
XX(4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシ−
5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−ト
リメチルシリル−1−ペンテン)は、プロパン鎖の置換
基としてビニル基を有する点が、本発明の化合物と異な
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上に掲げた先行技術
の化合物は、一般的に活性が低い。
【0008】アゾール環を有する殺菌活性化合物を実際
に農薬として使用するに際しては、より低薬量で活性を
示し、かつ薬害のない化合物が望ましい。又、最近省力
防除、作業者等に対する安全性が特に要望されている
が、浸透移行性を有する化合物はこの点で、非常に有利
である。例えば本発明の化合物を各種作物の種子に処理
したり、稲作では水田に水溶性のフィルムに包んで投げ
込むこと等により目的とする病害を有効に防除すること
ができる。
【0009】上記の先行技術に記載の化合物は、浸透移
行活性を全く示さないものがほとんどであり、またそれ
らは殺菌活性においても効果が十分でない。唯一Pesti
c. Sci. 29, 427-435 (1990) (J.-F. Chollet ら)に
記載の4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシ−
5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−ト
リメチルシリル−1−ペンテンの一異性体は浸透移行活
性を有するが、その浸透移行活性及び殺菌活性は、本発
明の近似化合物(実施例3、化合物番号2)に比して著
しく低いものである。また、この化合物のもう一方の異
性体は浸透移行活性を全く示さない。
【0010】さらに付け加えれば、J.-F. Chollet らは
不飽和炭化水素基を有する化合物(特にアリル基を有す
る化合物)が最も高活性であると示唆しているが、本発
明の化合物は不飽和炭化水素基を有しておらず、これら
先行技術からは全く予想されるものではない。
【0011】本発明者等は、アゾール複素環を有する誘
導体の合成とその生理活性について永年に亘り鋭意研究
を行なった結果、既知のアゾール系殺菌剤とは全く構造
を異にする新規なケイ素原子を含有する化合物が、安定
した防除効果を示し、薬害も少ない上に、中には非常に
高い浸透移行性を有する化合物があり、優れた農園芸用
殺菌活性及び医療用抗真菌活性を有することを見出し、
本発明を完成した。
【0012】
【発明の構成】
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0014】
【化4】
【0015】{式中、Aは、1,2,4−トリアゾール
−1−イル基又はイミダゾール−1−イル基を示し、n
は、0、1、2又は3を示し(nが2又は3の時、それ
ぞれのXは異なっていてもよい)、Xは、ハロゲン原
子、フェニル基、同一若しくは異なった1乃至3個のハ
ロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6個のアル
キル基又は同一若しくは異なった1乃至3個のハロゲン
で置換されていてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ
基(このアルコキシ基は、結合している炭素原子を共に
して5−又は6−員のジオキソラノ又はジオキサノのヘ
テロ環を形成してもよい)を示し、R1 は、炭素数1乃
至4個のアルキル基又は同一若しくは異なった1乃至3
個のハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基を
示し、R2 及びR3 は、炭素数1乃至4個のアルキル基
を示す。}で表わされる新規な含ケイ素アゾール化合物
及びその塩、その中間体である一般式(V)
【0016】
【化5】
【0017】{式中、Yは、塩素原子、臭素原子又は沃
素原子を示し、n、X、R1 、R2 及びR3 は、前記と
同意義を示す。}で表わされる化合物及び一般式(V
I)
【0018】
【化6】
【0019】{式中、n、X、R1 、R2 及びR3 は、
前記と同意義を示す。}で表わされる化合物、並びに、
一般式(I)で表される化合物を有効成分として含有す
る農園芸用殺菌剤組成物及び医療用殺菌剤組成物であ
る。
【0020】上記式中、Xにおける「炭素数1乃至6個
のアルキル基」とは、例えばメチル、エチル、n-プロピ
ル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、s-ブチル、
t-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、2-メチルブチ
ル、ネオペンチル、1-エチルプロピル、n-ヘキシル、4-
メチルペンチル、3-メチルペンチル、2-メチルペンチ
ル、1-メチルペンチル、3,3-ジメチルブチル、2,2-ジメ
チルブチル、1,1-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチ
ル、1,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、2-エチ
ルブチルのような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖ア
ルキル基であり、好適には炭素数1乃至4個の直鎖又は
分枝鎖アルキル基であり、更に好適にはメチル又はエチ
ル基である。
【0021】上記式中、Xにおける「同一若しくは異な
った1乃至3個のハロゲンで置換されていてもよい炭素
数1乃至6個のアルキル基」とは、無置換の前記「低級
アルキル基」の他、例えばトリフルオロメチル、トリク
ロロメチル、ジフルオロメチル、ジクロロメチル、ジブ
ロモメチル、フルオロメチル、クロロメチル、ブロモメ
チル、ヨードメチル、2,2,2-トリクロロエチル、2,2,2-
トリフルオロエチル、2-ブロモエチル、2-クロロエチ
ル、2-フルオロエチル、2,2-ジブロモエチル、3-クロロ
プロピル、3,3,3-トリフルオロプロピル、4-フルオロブ
チル、5,5,5-トリクロロペンチル、6,6,6-トリフルオロ
ヘキシルのような、前記「低級アルキル基」に同一又は
異なった1乃至3個のハロゲン原子が置換した基であ
る。このとき、同一又は異なった1乃至3個のハロゲン
で置換された低級アルキル基としては、好適には炭素数
1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基に同一のハロゲ
ン原子が1乃至3個置換した基であり、更に好適にはメ
チル又はエチル基に弗素原子又は塩素原子が1乃至3個
置換した基であり、最も好適にはトリフルオロメチル基
である。
【0022】上記式中、Xにおける「炭素数1乃至6個
のアルコキシ基」とは、例えばメトキシ、エトキシ、n-
プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、イソブトキ
シ、s-ブトキシ、t-ブトキシ、n-ペンチルオキシ、イソ
ペンチルオキシ、2-メチルブトキシ、ネオペンチルオキ
シ、1-エチルプロポキシ、n-ヘキシルオキシ、4-メチル
ペンチルオキシ、3-メチルペンチルオキシ、2-メチルペ
ンチルオキシ、1-メチルペンチルオキシ、3,3-ジメチル
ブトキシ、2,2-ジメチルブトキシ、1,1-ジメチルブトキ
シ、1,2-ジメチルブトキシ、1,3-ジメチルブトキシ、2,
3-ジメチルブトキシ、2-エチルブトキシのような炭素数
1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適
には炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基で
あり、更に好適にはメトキシ又はエトキシ基である。
【0023】上記式中、Xにおける「同一若しくは異な
った1乃至3個のハロゲンで置換されていてもよい炭素
数1乃至6個のアルコキシ基」とは、無置換の前記「低
級アルコキシ基」の他、例えばトリフルオロメトキシ、
トリクロロメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジクロロメ
トキシ、ジブロモメトキシ、フルオロメトキシ、クロロ
メトキシ、ブロモメトキシ、ヨードメトキシ、2,2,2-ト
リクロロエトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、2-ブ
ロモエトキシ、2-クロロエトキシ、2-フルオロエトキ
シ、2,2-ジブロモエトキシ、3-クロロプロポキシ、3,3,
3-トリフルオロプロポキシ、4-フルオロブトキシ、5,5,
5-トリクロロペンチルオキシ、6,6,6-トリフルオロヘキ
シルオキシのような前記「低級アルコキシ基」に同一又
は異なった1乃至3個のハロゲン原子が置換した基であ
る。このとき、同一又は異なった1乃至3個のハロゲン
で置換された低級アルコキシ基としては、好適には炭素
数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基に同一のハ
ロゲン原子が1乃至3個置換した基であり、更に好適に
はメトキシ又はエトキシ基に弗素原子又は塩素原子が1
乃至3個置換した基であり、最も好適にはトリフルオロ
メトキシ基である。
【0024】上記式中、Xにおける「アルコキシ基が形
成する5−又は6−員のジオキソラノ又はジオキサノの
ヘテロ環」は、ジオキソラン環又はジオキサン環であ
り、好適には5員のジオキソラン環である。
【0025】上記一般式(I)において、Aは、好適に
は1,2,4−トリアゾール−1−イル基である。
【0026】上記一般式(I)、(V)、(VI)にお
いて、nは、好適には0、1又は2であり、更に好適に
は0又は1であり、最も好適には1である。
【0027】上記一般式(I)、(V)、(VI)にお
いて、Xは、好適には弗素原子、塩素原子、臭素原子、
同一若しくは異なった1乃至3個のハロゲンで置換され
ていてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基又は同一若
しくは異なった1乃至3個のハロゲンで置換されていて
もよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基であり、より好
適には弗素原子、塩素原子、トリフルオロメチル基又は
メトキシ基であり、更に好適には弗素原子又は塩素原子
であり、より更に好適には弗素原子又は塩素原子であ
り、最も好適には、弗素原子である。
【0028】上記一般式(I)、(V)、(VI)にお
いて、Xの置換位置としては、好適にはベンゼン環の2
位、4位、又は2,4位であり、更に好適には4位であ
る。
【0029】上記一般式(I)、(V)、(VI)にお
いて、R1 は、好適には、炭素数1乃至4個のアルキル
基であり、更に好適には、メチル基又はエチル基であ
り、最も好適にはメチル基である。
【0030】上記一般式(V)において、Yは、好適に
は塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には塩素原子
である。
【0031】前記一般式(I)、(V)、(VI)にお
いて、(1)好適には、Aが、1,2,4−トリアゾー
ル−1−イル基、nが、0、1又は2、Xが、弗素原
子、塩素原子、臭素原子、同一若しくは異なった1乃至
3個のハロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6
個のアルキル基又は同一若しくは異なった1乃至3個の
ハロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6個のア
ルコキシ基、R1 、R2 及びR3 が、炭素数1乃至4個
のアルキル基である化合物又はその塩であり、(2)よ
り好適には、Aが、1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル基、nが、0、1又は2、Xが、弗素原子、塩素原
子、臭素原子、トリフルオロメチル基又はメトキシ基
(ベンゼン環の置換位置は2位及び/又は4位に限
る)、R1 、R及びR が、メチル基又はエチル基
である化合物又はその塩であり、(3)更に好適には、
Aが、1,2,4−トリアゾール−1−イル基、nが、
0、1又は2、Xが、弗素原子、塩素原子、臭素原子
(ベンゼン環の置換位置は2位及び/又は4位に限
る)、R1 、R2 及びR3 が、メチル基又はエチル基で
ある化合物であり、(4)より更に好適には、Aが、
1,2,4−トリアゾール−1−イル基、nが、0、1
又は2であり、Xが、弗素原子、塩素原子(ベンゼン環
の置換位置は2位及び/又は4位に限る)、R1 、R2
及びR3 が、メチル基である化合物であり、(5)最も
好適には、2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール又は、2−(4−クロロ
フェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノール
である。
【0032】本発明の化合物(I)は、塩にすることが
できる。そのような塩としては、好適には、弗化水素酸
塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロ
ゲン化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩
等の無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタ
ンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アル
キルスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエン
スルホン酸塩のようなアリ−ルスルホン酸塩、コハク酸
塩、蓚酸塩等の有機酸塩;及びサッカリンのような有機
酸アミド化合物との付加塩を挙げることができる。
【0033】以下、表1に、本発明の含ケイ素アゾール
系化合物を、表2及び表3に、その中間体を具体的に例
示するが、本発明はこれらに限られるものではない。
【0034】表において、Triは1,2,4−トリア
ゾール−1−イル基を、Imidはイミダゾール−1−
イル基を示し、Phはフェニル基を、Meはメチル基
を、Etはエチル基を、Prはn−プロピル基を、i-P
rはイソプロピル基を、Buはn−ブチル基を、Wは塩
を形成する場合の酸残基を示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【化7】
【0037】 ──────────────────────────────────── 化合物 A (X)n123 W 番号 ──────────────────────────────────── 1 Tri H Me Me Me − 2 Tri 4-Cl Me Me Me − 3 Tri 4-F Me Me Me − 4 Tri 4-Br Me Me Me − 5 Tri 4-Me Me Me Me − 6 Tri 4-CF3 Me Me Me − 7 Tri 4-OMe Me Me Me − 8 Tri 4-Ph Me Me Me − 9 Tri 4-OCF3 Me Me Me − 10 Tri 4-Et Me Me Me − 11 Tri 2,4-Cl2 Me Me Me − 12 Tri 2,4-F2 Me Me Me − 13 Tri 2-Cl,4-F Me Me Me − 14 Tri 2-F,4-Cl Me Me Me − 15 Tri 2-OMe Me Me Me − 16 Tri 2-Cl Me Me Me − 17 Tri 2-F Me Me Me − 18 Tri 2,6-Cl2 Me Me Me − 19 Tri 2,6-F2 Me Me Me − 20 Tri 2-Cl,6-F Me Me Me − 21 Tri 3-OMe Me Me Me − 22 Tri 3-Cl Me Me Me − 23 Tri 2,4,6-Cl3 Me Me Me − 24 Tri 2,4,6-Me3 Me Me Me − 25 Tri 4-CH(Me)2 Me Me Me − 26 Tri 4-Pr Me Me Me − 27 Tri 4-Bu Me Me Me − 28 Tri 4-OCF2 CF3 Me Me Me − 29 Tri 3,4-Cl2 Me Me Me − 30 Tri 3,4-F2 Me Me Me − 31 Tri 3,4-Br2 Me Me Me − 32 Tri 4-CH2 F Me Me Me − 33 Tri 4-CHF2 Me Me Me − 34 Tri 4-OCH2 F Me Me Me − 35 Tri 4-OCHF2 Me Me Me − 36 Tri 4-OCF2 Br Me Me Me − 37 Tri 4-CF2 Cl Me Me Me − 38 Tri 3,5-Cl2 ,4-OCF3 Me Me Me − 39 Imid H Me Me Me − 40 Imid 4-Cl Me Me Me − 41 Imid 4-F Me Me Me − 42 Imid 4-Br Me Me Me − 43 Imid 4-Me Me Me Me − 44 Imid 4-CF3 Me Me Me − 45 Imid 4-OMe Me Me Me − 46 Imid 4-Ph Me Me Me − 47 Imid 4-OCF3 Me Me Me − 48 Imid 4-Et Me Me Me − 49 Imid 2,4-Cl2 Me Me Me − 50 Imid 2,4-F2 Me Me Me − 51 Imid 2-Cl,4-F Me Me Me − 52 Imid 2-F,4-Cl Me Me Me − 53 Imid 2-OMe Me Me Me − 54 Imid 2-Cl Me Me Me − 55 Imid 2-F Me Me Me − 56 Imid 2,6-Cl2 Me Me Me − 57 Imid 2,6-F2 Me Me Me − 58 Imid 2-Cl,6-F Me Me Me − 59 Imid 3-OMe Me Me Me − 60 Imid 3-Cl Me Me Me − 61 Tri 3-Br Me Me Me − 62 Tri 3-Me Me Me Me − 63 Tri 2,5-Cl2 Me Me Me − 64 Tri 2,3,4-Cl3 Me Me Me − 65 Tri 2,4,5-Cl3 Me Me Me − 66 Tri 3 −OCH2 O−4 Me Me Me − 67 Tri 4-Cl Ph Me Me − 68 Tri 4-F Ph Me Me − 69 Tri 4-F 4-Cl−Ph Me Me − 70 Tri 4-F Et Me Me − 71 Tri 4-F Pr Me Me − 72 Tri 4-F i-Pr Me Me − 73 Tri 4-F Bu Me Me − 74 Tri 4-F Me Me Me 1/2{(COOH)2} 75 Tri 4-F Me Me Me HNO3 76 Tri 4-F Me Me Me 1/2(H2SO4) 77 Tri 4-F Me Me Me HCl 78 Tri 4-F Me Me Me サッカリン 79 Tri 4-Cl Me Me Me 1/2{(COOH)2} 80 Tri 4-Cl Me Me Me HNO3 81 Tri 4-Cl Me Me Me 1/2(H2SO4) 82 Tri 4-Cl Me Me Me HCl 83 Tri 4-Cl Me Me Me サッカリン 84 Imid 4-F Me Me Me サッカリン 85 Imid 4-Cl Me Me Me サッカリン 86 Tri 4-F Et Et Et − ────────────────────────────────────
【0038】
【表2】
【0039】
【化8】
【0040】 ─────────────────────────────── 化合物 Y (X)n123 番号 ─────────────────────────────── 101 Cl H Me Me Me 102 Cl 4-Cl Me Me Me 103 Cl 4-F Me Me Me 104 Cl 4-Br Me Me Me 105 Cl 4-Me Me Me Me 106 Cl 4-CF3 Me Me Me 107 Cl 4-OMe Me Me Me 108 Cl 4-Ph Me Me Me 109 Cl 4-OCF3 Me Me Me 110 Cl 4-Et Me Me Me 111 Cl 2,4-Cl2 Me Me Me 112 Cl 2,4-F2 Me Me Me 113 Br 2-Cl,4-F Me Me Me 114 Cl 2-F,4-Cl Me Me Me 115 Cl 2-OMe Me Me Me 116 Cl 2-Cl Me Me Me 117 Cl 2-F Me Me Me 118 Cl 2,6-Cl2 Me Me Me 119 Cl 2,6-F2 Me Me Me 120 Cl 2-Cl,6-F Me Me Me 121 Br 3-OMe Me Me Me 122 Cl 3-Cl Me Me Me 123 Cl 2,4,6-Cl3 Me Me Me 124 Cl 2,4,6-Me3 Me Me Me 125 Cl 4-CH(Me)2 Me Me Me 126 Cl 4-Pr Me Me Me 127 Cl 4-Bu Me Me Me 128 Cl 4-OCF2 CF3 Me Me Me 129 Cl 3,4-Cl2 Me Me Me 130 Cl 3,4-F2 Me Me Me 131 Cl 3,4-Br2 Me Me Me 132 Cl 4-CH2 F Me Me Me 133 Cl 4-CHF2 Me Me Me 134 Cl 4-OCH2 F Me Me Me 135 Cl 4-OCHF2 Me Me Me 136 Cl 4-OCF2 Br Me Me Me 137 Cl 4-CF2 Cl Me Me Me 138 Cl 3,5-Cl2 ,4-OCF3 Me Me Me 139 Br H Me Me Me 140 Br 4-Cl Me Me Me 141 Br 4-F Me Me Me 142 Br 4-Br Me Me Me 143 I 4-Me Me Me Me 144 Br 4-CF3 Me Me Me 145 Br 4-OMe Me Me Me 146 Br 4-Ph Me Me Me 147 I 4-OCF3 Me Me Me 148 Br 4-Et Me Me Me 149 Br 2,4-Cl2 Me Me Me 150 Br 2,4-F2 Me Me Me 151 I 2-Cl,4-F Me Me Me 152 Br 2-F,4-Cl Me Me Me 153 Br 2-OMe Me Me Me 154 Br 2-Cl Me Me Me 155 I 2-F Me Me Me 156 Br 2,6-Cl2 Me Me Me 157 Br 2,6-F2 Me Me Me 158 Br 2-Cl,6-F Me Me Me 159 I 3-OMe Me Me Me 160 Br 3-Cl Me Me Me 161 Br 3-Br Me Me Me 162 Br 3-Me Me Me Me 163 Br 2,5-Cl2 Me Me Me 164 Br 2,3,4-Cl3 Me Me Me 165 Cl 2,4,5-Cl3 Me Me Me 166 Br 3 −OCH2 O−4 Me Me Me 167 Cl 4-Cl Ph Me Me 168 Cl 4-F Ph Me Me 169 Cl 4-F 4-Cl−Ph Me Me 170 Cl 4-F Et Me Me 171 Cl 4-F Pr Me Me 172 Cl 4-F Bu Me Me 173 Br 4-Me Me Me Me 174 Br 2-F Me Me Me ───────────────────────────────
【0041】
【表3】
【0042】
【化9】
【0043】 ─────────────────────────────── 化合物 (X)n123 番号 ─────────────────────────────── 201 H Me Me Me 202 4-Cl Me Me Me 203 4-F Me Me Me 204 4-Br Me Me Me 205 4-CF3 Me Me Me 206 4-OCF3 Me Me Me 207 2,4-Cl2 Me Me Me 208 2,4-F2 Me Me Me 209 2-Cl,4-F Me Me Me 210 2-F,4-Cl Me Me Me 211 2-Cl Me Me Me 212 2-F Me Me Me 213 2,6-Cl2 Me Me Me 214 2,6-F2 Me Me Me 215 2-Cl,6-F Me Me Me 216 3-Cl Me Me Me 217 3,4-Cl2 Me Me Me 218 4-OCH2 F Me Me Me 219 4-OCF2 H Me Me Me 220 4-Cl Et Me Me 221 4-F Et Me Me 222 4-Br Et Me Me 223 4-CF3 Et Me Me 224 4-OCF3 Et Me Me 225 2,4-Cl2 Et Me Me 226 2,4-F2 Et Me Me 227 2-Cl Et Me Me 228 2-F Et Me Me 229 2,6-Cl2 Et Me Me 230 2,6-F2 Et Me Me 231 4-Me Me Me Me 232 4-F Ph Me Me 233 4-F 4-Cl−Ph Me Me 234 4-F Pr Me Me 235 4-F i-Pr Me Me 236 4-F Bu Me Me 237 4-Cl Bu Me Me 238 4-Cl Et Et Et ─────────────────────────────── 上記の例示化合物のうち、好適には1、2、3、4、
5、6、9、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19番の化合物であり、更に好適には1、
2、3、6、11、12、13、14番の化合物であ
り、最も好適には2、3、12番の化合物である。
【0044】本発明の化合物は、以下のスキームに示す
製造方法により製造される。
【0045】
【化10】
【0046】{上記スキームにおいて、A、X、Y、
n、R1 、R2 及びR3 は、前記と同意義を示し、Mは
リチウム原子、基MgCl又は基MgBrを示す。}以
下、各工程を更に詳しく説明する。
【0047】(A法)工程A−1は、ケトン(II)
に、シリル化合物(III)を付加することにより、付
加体(I’)を製造する工程である。
【0048】ケトン(II)は、特公昭63−4607
5号公報に記載の方法に準じて製造することができる。
【0049】シリル化合物(III)は、ハロメチルト
リメチルシリルと金属マグネシウム又は金属リチウムか
ら常法によって得られる。
【0050】本工程は、溶媒の存在下に行なわれる。
【0051】本工程で用いられる式(III)で表され
る有機金属化合物の量は、式(II)の化合物に対して
好適には1乃至10当量であり、更に好適には1乃至2
当量である。
【0052】使用される溶媒としては、反応を阻害しな
いものであれば特に限定はないが、好適には、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン、
テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキ
サン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(TH
F)、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテ
ル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等のアミド
類又はこれらの混合溶媒であり、更に好適には、エーテ
ル類である。
【0053】反応温度は、通常−20℃乃至80℃であ
り、好適には、10℃乃至40℃である。
【0054】反応時間は、主に反応温度、原料化合物及
び使用される溶媒の種類によって異なるが、通常5分間
乃至24時間であり、好適には3時間乃至10時間であ
る。
【0055】工程A−2は、付加体(I’)を弱酸で処
理することにより本願発明の化合物(I)を遊離させる
工程である。通常は工程A−1の反応混合物を水に溶か
し、適当量の飽和NH4 Clを添加し、適当な溶媒で抽
出することによって行なわれる。
【0056】(B法)工程B−1は、ケトン(IV)
に、シリル化合物(III)を付加することにより、付
加体(V’)を製造する工程であり、工程A−1に準じ
て行なうことができる。
【0057】工程B−2は、付加体(V’)より化合物
(V)を遊離させる工程であり、工程A−2に準じて行
なうことができる。
【0058】工程B−3は、化合物(V)に、過剰の1,
2,4-トリアゾール又はイミダゾールを塩基の存在下に反
応させ、本発明化合物(I)を得る工程である。
【0059】反応は、溶媒中、一般式(V)の化合物に
対して1当量以上の1,2,4-トリアゾール又はイミダゾー
ルを、1当量以上の塩基の存在下に反応させるか、又
は、1,2,4-トリアゾール又はイミダゾールの塩基塩を反
応させることにより行なわれる。
【0060】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
ようなエーテル類;メタノール、エタノール、n-プロパ
ノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノ
ール、t-ブタノール、イソアミルアルコール、ジエチレ
ングリコール、グリセリン、オクタノール、シクロヘキ
サノール、メチルセルソルブ、のようなアルコール類;
ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合物
類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニト
リル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、1,
3-ジメチル-2- イミダゾリジノンのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシド、スルホランのようなスルホキシド
類であり、更に好適には、ホルムアミド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホ
ロトリアミド、1,3-ジメチル-2- イミダゾリジノンのよ
うなアミド類である。
【0061】使用される塩基としては、通常の反応にお
いて塩基として使用されるものであれば特に限定はない
が、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなア
ルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカ
リ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸化物;ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ボタシウム-t
- ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類、ト
リエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエ
チルアミン、N-メチルモルホリン、ピリジン、4-(N,N-
ジメチルアミノ)ピリジン、N,N-ジメチルアニリン、N,
N-ジエチルアニリン、1,5-ジアザビシクロ[4.3.0] ノナ
-5- エン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン(DABC
O) 、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0] ウンデク-7- エン(DB
U) のような有機塩基類又はブチルリチウム、リチウム
ジイソプロピルアミドのような有機金属塩基類であり、
更に好適には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのような
アルカリ金属炭酸塩である。
【0062】尚、反応を効果的に行わせるために、ベン
ジルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラブチルア
ンモニウムクロリドのような第4級アンモニウム塩類、
ヨウ化ナトリウム、臭化ナトリウム、臭化リチウムのよ
うなハロゲン化アルカリ土類金属、ジベンゾ-18-クラウ
ン-6- のようなクラウンエーテル類、溶媒の乾燥に用い
る3Å又は4Åのモレキュラーシーブ等を添加すること
もできる。
【0063】反応温度は−78℃乃至200℃で行なわ
れるが、好適には、−20℃乃至150℃である。
【0064】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常1時間
乃至24時間であり、好適には2乃至10時間である。
【0065】(IV)のケトンは、Beilsteins Handbuc
h der Organischen Chemie, 7 , 285, 7, 283 に記載さ
れた方法に準じて製造することができる。
【0066】(C法)工程C−1は、工程B−1で生成
した付加体(V′)を含む反応混合物に添加物を加える
ことにより化合物(VI)を得る工程である。
【0067】使用される添加物としては、キレート能の
ある高極性溶媒であれば特に限定はないが、例えば、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジ
エチレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;ジメチルスルホキシド、スルホランのようなスルホ
キシド類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジンのようなアミド
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチル−i−ブチ
ルケトンのようなケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類等を挙げられるが、好
適にはジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミド
である。
【0068】ジベンゾ−18−クラウン−6のようなク
ラウンエーテル類を共存させる場合には、ベンゼン、ト
ルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類を使用する
こともできる。
【0069】反応温度は−50℃乃至50℃で行なわれ
るが、好適には−20℃乃至30℃である。
【0070】反応時間は、主に反応温度により異なる
が、通常10分間乃至24時間であり、好適には20分
間乃至2時間である。
【0071】添加物の量は付加体(V′)に十分にキレ
ートする量なら特に限定はないが、付加体(V′)を生
成する時に使用される溶媒がエチルエーテルであり、添
加する溶媒がジメチルホルムアミドの場合は容量でエチ
ルエーテルの1%乃至60%好適には5%乃至30%で
ある。
【0072】添加物の添加後、ヘキサンのような低極性
溶媒を加えた後に水を注加して分液抽出することによ
り、目的のエポキシ化合物(VI)を効率よく単離する
ことができる。逆に水を先に加え、ヘキサン抽出する
と、化合物(VI)の分解が起こり好ましくない。
【0073】工程C−2は、化合物(V)を塩基で処理
してエポキシド(VI)を製造する工程である。
【0074】使用される塩基としては、反応を阻害しな
いものであれば特に限定はないが、アゾール類のリチウ
ム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が
好適である。
【0075】使用されるアゾール類としては、イミダゾ
ール;1,2,4−トリアゾールが好適である。更にピ
ロリジン、ピペラジン、モルホリン等の環状二級アミン
のアルカリ金属塩も使用され、好適にはピロリジンのナ
トリウム塩である。
【0076】使用される塩基の量は反応を阻害しない限
り特に限定はなく、0.8乃至1.5当量であるが好適
には1乃至1.2当量である。
【0077】使用される溶媒としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
ようなエーテル類;メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブ
タノール、t−ブタノール、イソアミルアルコール、ジ
エチレングリコール、グリセリン、オクタノール、シク
ロヘキサノール、メチルセルソルブ、のようなアルコー
ル類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化
合物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのような
ニトリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミ
ド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンのような
アミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランのような
スルホキシド類であり、更に好適には、ホルムアミド、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサ
メチルホスホロトリアミド、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノンのようなアミド類である。
【0078】反応温度は−78℃乃至200℃で行なわ
れるが、好適には、−20℃乃至150℃である。
【0079】反応時間は、主に反応温度、原料化合物又
は使用される溶媒の種類によって異なるが、通常10分
間乃至24時間であり、好適には30分間乃至2時間で
ある。
【0080】反応終了後、化合物(VI)の抽出は工程
C−1と同様に、ヘキサンのような低極性抽出溶媒を反
応混合物に加えた後に、水を注加して分液抽出すること
が好ましい。
【0081】工程C−3は化合物(VI)に1当量以上
の1,2,4−トリアゾール又はイミダゾールを1当量
以上の塩基の存在下に反応させるか又は、1,2,4−
トリアゾール又はイミダゾールの塩基塩を反応させ、本
発明化合物(I)を得る工程であり、工程B−3に準じ
て行なうことが出来る。
【0082】好適には1当量の1,2,4−トリアゾー
ル又はイミダゾールと共に1当量の1,2,4−トリア
ゾール又はイミダゾールの塩基塩とを反応させることに
よって行なわれる。
【0083】上記各工程の反応終了後、反応目的物は常
法により、反応混合物から採取される。例えば、反応混
合物に水と混和しない有機溶剤を加え水洗後、溶剤を留
去することによって得られる。得られた目的化合物は、
必要ならば、常法、例えば、再結晶、再沈殿、ならびに
クロマトグラフィー等によって更に精製される。
【0084】本発明の化合物(I)の塩を製造する工程
は、A法、B法又はC法で製造した本願化合物(I)を
含む反応混合物の抽出濃縮物、又は化合物(I)を適当
な溶媒に溶解させた液に酸を加えることによって行なわ
れる。
【0085】反応に使用される酸は、弗化水素酸、塩
酸、臭化水素酸、沃化水素酸のようなハロゲン化水素
酸、硝酸、過塩素酸、硫酸、燐酸等の無機酸;メタンス
ルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸のような低級アルキルスルホン酸、ベンゼンスル
ホン酸、p-トルエンスルホン酸のようなアリ−ルスルホ
ン酸、コハク酸、蓚酸等の有機酸塩;及びサッカリンの
ような有機酸アミド化合物を挙げることができる。
【0086】酸は、通常1当量乃至10当量用いられ、
好適には1当量乃至5当量である。
【0087】反応に使用される溶媒は、本反応を阻害し
ない限り特に限定はないが、好適には、エーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、
ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等
のアルコール類を挙げることができる。
【0088】反応温度は、−20℃乃至50℃である
が、好適には−10℃乃至30℃である。
【0089】反応時間は、用いられる温度又は溶媒の種
類によって異なるが、通常10分間乃至1時間である。
【0090】生成した塩は常法によって単離される。即
ち、結晶として析出する場合は濾取によって、水溶性の
塩の場合には、有機溶媒と水との分液によって水溶液と
して単離される。
【0091】
【発明の効果】本発明化合物は農業用殺菌剤として用い
られ、宿主植物に被害を与えることなく、植物の病気に
対して治療的且つ予防的効果を示す。
【0092】即ち、本願発明化合物は極めて高い浸透移
行性を示すので、茎葉散布剤としてのみならず、従来ト
リアゾール化合物として実用化されていない水面施用剤
としても、稲作での重要病害である稲紋枯病を始めとす
る多くの菌核病及びいもち病を特に強力に防除すること
ができる。
【0093】又、土壌処理或いは種子処理剤として
は、イネ、ムギ、ビート、棉、野菜類等各種作物の苗立
枯病やジャガイモ黒あざ病等のリゾクトニア病に特に有
効である他、各種作物のフリウム病やバーティシリウ
ム病及びムギ類の眼紋病、立枯病、黒穂病、セプトリア
病等の土壌伝染性病害や種子伝染性病害を有効に防除す
ることができる。
【0094】更に、茎葉散布剤としては各種作物のうど
んこ病、さび病、黒星病等多くの空気伝染性病害にも有
効である。
【0095】一方、実用薬量では稲、麦、トマト、ジャ
ガイモ、棉、ナス、キュウリ、インゲン等の作物は薬害
を受けることはない。
【0096】更に、果樹園、非農耕地、山林等において
も殺菌剤として有効に使用することができる。
【0097】又、木材の防カビ、防腐剤として、更に医
療用抗真菌剤としても使用することができる。
【0098】本発明の化合物は、担体及び必要に応じて
他の補助剤と混合して、農業用殺菌剤として通常用いら
れる製剤形態、例えば、粉剤、粗粉剤、微粒剤、粒剤、
水和剤、フロアブル剤、乳剤、水溶液剤、水溶剤、油懸
濁剤等に調製されて使用される。もちろん、精製の任意
の段階で精製を中止し、粗製物を有効成分とすることも
できる。
【0099】ここでいう担体とは、処理すべき部位へ有
効成分化合物の到達性を助け、又、有効成分化合物の貯
蔵、輸送或いは取り扱いを容易にするために、農業用殺
菌剤中に混合される合成又は天然の無機若しくは有機物
質を意味する。
【0100】適当な固体担体としては、カオリナイト
群、モンモリロナイト群又はアタバルジャイト群等で代
表されるクレー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽石、パ
ーミュキライト、石こう、炭酸カルシウム、ドロマイ
ト、珪藻土、マグネシウム石灰、燐灰石、ゼオライト、
無水珪酸、合成珪酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、
タバコ粉、クルミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロ
ース等の植物性有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリアルキレングリコー
ル、ケトン樹脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマ
ルガム等の合成又は天然の高分子化合物、カルナパロ
ウ、蜜ロウ等のワックス類、或いは尿素等が挙げられ
る。
【0101】適当な液体担体としては、ケロシン、鉱
油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフイン系若
しくはナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタリン等の
芳香族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、トリクロ
ルエチレン、モノクロルベンゼン、o−クロルトルエン
等の塩素化炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフラン
のようなエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフエノ
ン、イソホロン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコ
ールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル等のエステル類、メタノール、n−ヘキサノール、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、エチ
レングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテル
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒或いは水等が挙げられる。
【0102】乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調
節、有効成分安定化、流動性改良、防錆等の目的で使用
される界面活性剤は、非イオン性、陰イオン性、陽イオ
ン性及び両性イオン性のいずれのものをも使用しうる
が、通常は非イオン性及び/ 又は陰イオン性のものが使
用される。
【0103】適当な非イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オ
レイルアルコール等の高級アルコールにエチレンオキシ
ドを重合付加させたもの、イソオクチルフェノール、ノ
ニルフェノール等のアルキルフェノールにエチレンオキ
シドを重合付加させたもの、ブチルナフトール、オクチ
ルナフトール等のアルキルナフトールにエチレンオキシ
ドを重合付加させたもの、パルミチン酸、ステアリン
酸、オレイン酸等の高級脂肪酸にエチレンオキシドを重
合付加させたもの、ステアリン燐酸、ジラウリル燐酸等
のモノ若しくはジアルキル燐酸にエチレンオキシドを重
合付加させたもの、ドデシルアミン、ステアリン酸アミ
ド等のアミンにエチレンオキシドを重合付加させたも
の、ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ル及びそれにエチレンオキシドを重合付加させたもの、
エチレンオキシドとプロピレンオキシドを重合付加させ
たもの等が挙げられる。適当な陰イオン性界面活性剤と
しては、例えば、ラウリン硫酸ナトリウム、オレイルア
ルコール硫酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステ
ル塩、スルホこはく酸ジオクチルエステルナトリウム、
2−エチルヘキセンスルホン酸ナトリウム等のアルキル
スルホン酸塩、イソプロピルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、メチレンビスナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム等のアリールスルホン酸塩等が挙
げられる。
【0104】更に、本発明の農業用殺菌剤には製剤の性
状を改善し、生物効果を高める目的で、カゼイン、ゼラ
チン、アルブミン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、カルボ
キシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分子化
合物や他の補助剤を併用することもできる。
【0105】上記の担体及び種々の補助剤は製剤の剤
型、適用場面等を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独
に或いは組合せて適宜使用される。
【0106】粉剤は、例えば、有効成分化合物を通常0.
1 乃至25重量部含有し、残部は固体担体である。
【0107】水和剤は、例えば、有効成分化合物を通常
1 乃至80重量部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤で
あって、必要に応じて保護コロイド剤、チキソトロビー
剤、消泡剤等が加えられる。
【0108】粒剤は、例えば、有効成分化合物を通常1
乃至35重量部含有し、残部は大部分が固体担体である。
【0109】使用する場合において、他の殺菌剤、殺虫
剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥
料、土壌改良剤等と混合し、適用範囲を拡大し、省力化
を図ることもできる。
【0110】その処理量は、気象条件、製剤形態、処理
時期、処理方法、場所、対象病害、対象作物等により異
なるが、通常、有効成分として、1アール当たり0.1 g
乃至100 g であり、好ましくは、5 g 乃至40 gであり、
乳剤、水和剤、懸濁剤等は、通常、その所定量を1アー
ル当たり1リットル乃至10リットルの水(所望によ
り、界面活性剤、ポリオキシエチレン樹脂酸、リグニン
スルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメタンジス
ルホン酸塩、パラフィンのような展着剤を添加でき
る。)で希釈して処理し、粒剤等は、通常なんら希釈す
ることなく処理する。
【0111】以下に、製剤例、実施例及び試験例を示
し、更に本発明を詳しく説明する。
【0112】
【製剤例】
【0113】
【製剤例1】 (水和剤)化合物番号3の化合物80%、ナトリウムア
ルキルナフタレンスルホネ−ト2%、ナトリウムリグニ
ンスルホネ−ト2%、合成アモルファスシリカ3%、カ
オリナイト13%を混合し、ハンマ−ミルで粉砕し、再
び混合して包装した。
【0114】
【製剤例2】 (水和剤)化合物番号2の化合物25%、ナトリウムド
デシルベンゼンスルホネート2.5%、ナトリウムリグ
ニンスルホネート2.5%及び珪藻土55%、合成アモ
ルファスシリカ15%を混合粉砕して水和剤とした。
【0115】
【製剤例3】 (乳剤)化合物番号3の化合物15%、シクロヘキサノ
ン35%、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
11%、カルシウムドデシルベンゼンスルホネート4%
及びメチルナフタリン35%を均一に溶解し乳剤とし
た。
【0116】
【製剤例4】 (乳剤)化合物番号12の化合物15%、カルシウムド
デシルベンゼンスルホネ−トと非イオン系界面活性剤と
のブレンド25%、キシレン60%を合わせ、撹拌して
活性成分を溶解させた。
【0117】
【製剤例5】 (粒剤)化合物番号3の化合物5%、ナトリウムラウリ
ルサルフェート2%、ナトリウムリグニンスルホネート
5%、ナトリウムカルボキシメチルセルロース2%及び
クレー86%を均一に混合し粉砕する。この混合物10
0重量部に水20重量部を加えて練合し、押出式造粒機
を用いて、14〜32メッシュの粒状に加工した後、乾
燥して粒剤とした。
【0118】
【製剤例6】 (粒剤)化合物番号2の化合物5%、ベントナイト30
%、タルク62%、ナトリウムリグニンスルホネート2
%及びナトリウムドデシルベンゼンスルホネート1%を
均一に混合し粉砕する。この混合物100重量部に水2
0重量部を加えて練合し、押出式造粒機を用いて、14
〜32メッシュの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とし
た。
【0119】
【製剤例7】 (粒剤)化合物番号12の化合物4%、ベントナイト3
0%、クレー63%、ポリビニルアルコール1%及びナ
トリウムドデシルベンゼンスルホネート2%を均一に混
合し粉砕する。この混合物100重量部に水20重量部
を加えて練合し、押出式造粒機を用いて、14〜32メッシ
ュの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とした。
【0120】
【製剤例8】 (粒剤)化合物番号3の化合物4%、ベントナイト35
%、タルク58.8%、ナトリウムアルキルナフタリン
スルホネート2%及びナトリウムジオクチルスルホサク
シネート0.2%を均一に混合し粉砕する。この混合物
100重量部に水20重量部を加えて練合し、押出式造
粒機を用いて、14〜32メッシュの粒状に加工した
後、乾燥して粒剤とした。
【0121】
【製剤例9】 (粒剤)化合物番号12の化合物5%、ホワイトカーボ
ン1%、ナトリウムリグニンスルホネート5%、クレー
84%及びナトリウムカルボキシメチルセルロース5%
をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合わせた後、造
粒乾燥して粒剤とした。
【0122】
【製剤例10】 (粉剤)化合物番号3の化合物2%、珪藻土5%及びク
レー93%を均一に混合粉砕して粉剤とした。
【0123】
【製剤例11】 (液剤)化合物番号2の化合物10%、ナトリウムドデ
シルベンゼンスルホネート2%及び水88%を溶解させ
て液剤とした。
【0124】
【製剤例12】 (液剤)化合物番号3の化合物30%、ジメチルスルホ
キサイド70%を合わせ、撹拌して溶液を得た。
【0125】
【製剤例13】 (粒剤)ベントナイト30%、タルク64.5%、ナト
リウムジオクチルスルホサクシネート0.5%を均一に
混合する。混合物95部に水18部を加えて練合し、押
し出し造粒機を用いて造粒、乾燥したのち、ふるい分け
て14〜32メッシュの粒状キャリヤーを得た。この粒
状キャリヤー95%に化合物番号12の化合物5%を加
えて吸収させ、均一に混合して粒剤とした。
【0126】
【製剤例14】 (粒剤)クレー86%、ナトリウムジオクチルスルホサ
クシネート0.5%、デキストリン7%、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルロース1.5%を均一に混合する。
混合物95部に水14部を加えて練合し、押し出し造粒
機を用いて造粒、乾燥したのち、ふるい分けて14〜3
2メッシュの粒状キャリヤーを得た。この粒状キャリヤ
ー95%に化合物番号2の化合物5%を加えて吸収さ
せ、均一に混合して粒剤とした。
【0127】
【製剤例15】 (フロアブル)ナトリウムドデシルベンゼンスルホネー
ト1%、ナトリウムナフタリンスルホネートの縮合物5
%を水41.8%中に溶解した中に化合物番号3の化合
物30%を懸濁させる。懸濁液をサンドミルで粉砕し、
平均粒子径1.5μm とした。別に、キサンタンガム
0.2%、マグネシウムアルミノシリケート2%を水2
0%に溶解、分散させた液を調製し、先の粉砕スラリー
に加え均一に攪拌して懸濁型のフロアブルを得た。
【0128】
【製剤例16】 (フロアブル)化合物番号3の化合物5%、ポリオキシ
エチレンノニルフェニルエーテル3.5%、カルシウム
ドデシルベンゼンスルホネート1.5%を均一に溶解し
た。攪拌下、水56.65%にこの溶液を加え乳化させ
たのち、ホモゲナイザーを用いて微細な乳化液とした。
別にキサンタンガム0.35%、マグネシウムアルミノ
シリケート3%を水30%に溶解、分散させた液を調製
し、先の乳化液と合わせて均一に攪拌し、乳化型のフロ
アブルを得た。
【0129】
【製剤例17】 (顆粒水和剤)化合物番号2の化合物60%、ナトリウ
ムリグニンスルホネート15%、クレー17%、粒状炭
酸カルシウム5%、ナトリウムドデシルベンゼンスルホ
ネート3%を混合し、ジェットミルを用いて粉砕した。
粉砕品を流動層造粒乾燥機に仕込み、水を噴霧しながら
造粒し、乾燥したのち、32〜100メッシュ区分をふ
るい分けて顆粒水和剤を得た。
【0130】
【実施例】
【0131】
【実施例1】 2−フェニル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール
−1−イル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノー
ル(化合物番号1) エーテル(50ml)中へ、2−(1H−1,2,4−ト
リアゾール−1−イル)アセトフェノン(0.505
g,2.7ミリモル)を加え、溶液を窒素気流下で室温
攪拌、トリメチルシリルメチルマグネシウムクロライド
(テトラヒドロフラン1mol 溶液13.5ml,13.5
ミリモル)を、反応混合物の温度が25℃を越えない速
度で滴下した。添加した混合物を室温で30分間攪拌
後、次いで6時間加熱還流し、後、冷却し、氷水(10
0ml)に注加、5%塩酸でpH6として酢酸エチル(3×
50ml)で抽出した。有機層を合わせ飽和食塩水(3×
50ml)で水洗いし、有機層を乾燥(Na2So4) 、留去す
ると粗油状物が得られる、精製はシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1→2:
1)に付し、表題の化合物を得た。
【0132】0.112g(収率15%)(製法A) 融点86〜87℃ NMR スペクトル(CDCl3) δppm :-0.20(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.5Hz), 1.41(1H,d,J=14.5Hz), 4.48(1H,d,J=1
4.8Hz), 4.58(1H,d,J=14.8Hz), 7.35-7.24(5H,m), 7.97
(1H,s), 8.59(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 276(M+), 260, 193
【0133】
【実施例2】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号3) ジメチルホルムアミド(60ml)中へ、60%水素化ナ
トリウム(1.62g,0.04モル)を添加し、混合
溶液を氷水で冷却攪拌下1,2,4−トリアゾール
(2.91g,0.04モル)を添加する。反応混合物
をさらに室温で30分間攪拌し、次いで実施例40で得
られた1−クロル−2−(4−フルオロフェニル)−3
−トリメチルシリル−2−プロパノール(5.5g,
0.021モル)を添加し、混合物を90℃で30分間
加熱攪拌する。次いで冷却し、氷水(200ml) に注加
し、酢酸エチル(300ml) で抽出し、酢酸エチル層を
飽和食塩水(100ml×3)で水洗いし、酢酸エチル層
を乾燥(Na2SO4 )、留去すると粗油状物を得、さらにシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキ
サン=1:5→1:1→2:1)に付し、表題の化合物
を得た。
【0134】2.9g(収率47%)(製法B) 融点118〜119℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.16(1
H,d,J=14.5Hz), 1.33(1H,d,J=14.5Hz), 4.36(1H,d,J=1
4.0Hz), 4.43(1H,d,J=14.0Hz), 6.93-7.01(2H,m), 7.26
-7.31(2H,m), 7.91(1H,s), 7.99(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 293(M+), 278, 211 以下実施例1(製法A)及び実施例2(製法B)と同様
にして以下の化合物を得た。
【0135】
【実施例3】 2−(4−クロロフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号2) 20mg,収率7%,融点108〜110℃ NMR スペクトル(CDCl3) δppm :-0.19(9H,s), 1.15(1
H,d,J=14.5Hz), 1.31(1H,d,J=14.5Hz), 4.35(2H,s),7.1
7-7.33(4H,m), 7.80(1H,s), 7.88(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 309(M), 294,
227, 211
【0136】
【実施例4】 2−(4−ブロモフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号4) 75mg,収率11%,融点120〜121℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.2
0(1H,d,J=14.5Hz), 1.35(1H,d,J=14.5Hz), 4.43(1H,d,J
=13.9Hz), 4.51(1H,d,J=13.9Hz), 7.25(2H,d,J=8.1Hz),
7.41(1H,d,J=8.1Hz), 7.96(1H,s), 8.50(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 353(M+), 273, 257
【0137】
【実施例5】 2−(4−メチルフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号5) 10mg,収率4%,融点101℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.15(1
H,d,J=14.4Hz), 1.36(1H,d,J=14.4Hz), 2.30(3H,s), 4.
35(1H,d,J=14.0Hz), 4.43(1H,d,J=14.0Hz), 7.07(2H,d
d,J=8.3,1.8Hz), 7.18(2H,dd,J=8.3Hz,J=1.8Hz), 7.90
(2H,s) マススペクトル(M/Z) : 289(M+), 274, 256, 207
【0138】
【実施例6】 2−(4−エチルフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号10) 13.7mg,収率4.0%,融点80〜81℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.16(9H,s), 1.23(3
H,t,J=7.6Hz), 1.74(1H,d,J=14.1Hz), 1.95(1H,d,J=14.
1Hz), 2.64(2H,q,J=7.6Hz), 4.11(1H,d,J=12.1Hz), 4.3
8(1H,d,J=12.1Hz), 7.05(2H,dd,J=8.5,2.0Hz), 7.90(2
H,dd,J=8.5,2.0Hz), 8.11(1H,s),8.48(1H,s)マススペクトル (M/Z) : 303(M+), 272, 131
【0139】
【実施例7】 2−(4−フエニルフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号8) 74.7mg,収率16%,融点97〜100℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.6Hz), 1.42(1H,d,J=14.6Hz), 4.50(2H,s), 7.
33-7.62(9H,m), 7.96(1H,s), 8.34(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 351(M+), 269, 179
【0140】
【実施例8】 2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号6) 26mg,収率8%,融点144℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.5Hz), 1.34(1H,d,J=14.5Hz), 4.44(1H,d,J=1
4.8Hz), 4.45(1H,d,J=14.8Hz), 7.93(1H,s), 8.10(1H,
s) マススペクトル(M/Z) : 344(M+1)+, 328, 261, 234, 1
71
【0141】
【実施例9】 2−(4−メトキシフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号7) 22mg,収率13%,融点85〜87℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.14(9H,s), 1.72(1
H,d,J=14.5Hz), 1.93(1H,d,J=14.5Hz), 3.81(3H,s), 4.
11(1H,d,J=11.9Hz), 4.33(1H,d,J=11.9Hz), 6.88(2H,d
d,J=9.0,2.2Hz), 7.08(2H,dd,J=9.0,2.2Hz), 8.01(1H,
s), 8.19(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 305(M), 290,
274, 133
【0142】
【実施例10】 2−(3−メトキシフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号21) 112mg,収率12%,融点91〜92℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.1
5(1H,d,J=14.4Hz), 1.25(1H,d,J=14.4Hz), 3.77(3H,s),
4.39(2H,s), 6.78(1H,m), 6.86(2H,m), 7.22(1H,m),
7.84(1H,s), 7.89(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 305(M+), 290, 275, 221
【0143】
【実施例11】 2−(2−メトキシフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号15) 64mg,収率12%,融点135〜136℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.197(9H,s), 1.78(1
H,d,J=14.1Hz), 2.26(1H,d,J=14.1Hz), 3.60(3H,s), 4.
02(1H,d,J=11.7Hz), 4.56(1H,d,J=11.7Hz), 6.85-7.02
(2H,m), 7.14-7.33(2H,m),7.92(1H,s), 8.25(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 305(M+), 290, 275, 221
【0144】
【実施例12】 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチ
ルシリル−2−プロパノール(化合物番号12) 742mg,収率26.5%,融点112〜114℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.23(1
H,d,J=14.5Hz), 1.48(1H,dd,J=14.5,2.0Hz), 4.41(1H,
d,J=13.7Hz), 4.43-4.72(1H,br), 4.69(1H,d,J=13.7H
z), 6.69-6.79(2H,m), 7.40-7.49(1H,m), 7.83(1H,s),
7.87(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 312(M+1), 29
6, 229
【0145】
【実施例13】 2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシ
リル−2−プロパノール(化合物番号11) 35mg,収率4.1%,融点 136〜137℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.10(9H,s), 1.3
6(1H,d,J=14.5Hz), 2.04(1H,d,J=14.5Hz), 4.60(1H,d,J
=14.0Hz), 5.38(1H,d,J=14.0Hz), 7.30(1H,dd,J=8.1H
z), 7.42-7.5(1H,m), 7.78(1H,d,J=8.1Hz), 7.98(1H,
s), 8.04(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 344(M+), 326, 261, 214
【0146】
【実施例14】 2−(2−フルオロ−4−クロロフェニル)−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号14) 19mg,収率6%,融点129〜130℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.164(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.6Hz), 1.50(1H,dd,J=14.6,1.9Hz), 4.48(1H,
d,J=13.7Hz), 4.74(1H,d,J=13.8Hz), 4.51-4.77(1H,b
r), 6.99-7.05(2H,m), 7.37-7.45(1H,m), 7.87(1H,s),
8.21(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 327(M+), 312, 245, 155
【0147】
【実施例15】 2−(2−クロロ−4−フルオロフェニル)−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号13) 40mg,収率5%,融点139〜140℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.6Hz), 2.04(1H,d,J=14.6Hz), 4.53(1H,d,J=1
4.0Hz), 5.34(1H,d,J=14.0Hz), 6.87(1H,ddd,J=9.0,8.
2,6.3Hz), 7.06(1H,dd,J=8.2,2.7Hz), 7.65(1H,dd,J=9.
0,6.3Hz), 7.86(1H,s), 8.23(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 327(M+), 312, 245, 155
【0148】
【実施例16】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,3−
イミダゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−2
−プロパノール(化合物番号41) 15mg,収率5%,アモルファス NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.21(1
H,d,J=16.1Hz), 1.42(1H,d,J=16.1Hz), 3.95(2H,bs),
6.95-7.05(2H,m), 7.12(2H,s), 7.25-7.35(2H,m), 7.72
(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 293(M+1)+, 277, 211, 203
【0149】
【実施例17】 2−(3,4−ジクロルフェニル)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシ
リル−2−プロパノール(化合物番号29) 180mg,収率27% 融点127〜128℃ マススペクトル(M/Z) : 343, 328, 261, 245, 171
【0150】
【実施例18】 2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(1H−
1,3−イミダゾール−1−イル)−3−トリメチルシ
リル−2−プロパノール(化合物番号50) 140mg,収率97% 融点147〜148℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.12(1
H,d,J=15.0Hz), 1.64(1H,d,J=15.0Hz), 4.19(1H,d,J=1
4.2Hz), 4.31(1H,d,J=14.2Hz), 6.72-6.89(4H,m), 7.38
-7.50(2H,m) マススペクトル(M/Z) : 310, 295, 22
9, 139
【0151】
【実施例19】 2−フェニル−1−(1H−1,3−イミダゾール−1
−イル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノール
(化合物番号39) 512mg,収率93% 融点154〜156℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.195(9H,s), 1.
19(1H,d,J=14.7Hz), 1.42(1H,d,J=14.7Hz), 4.09(1H,d,
J=14Hz), 4.17(1H,d,J=14Hz), 6.63(1H,s), 6.90(1H,
s), 7.23(1H,s), 7.29-7.35(5H,m) マススペクトル(M/Z) : 275, 259, 193, 185, 103
【0152】
【実施例20】 2−(4−クロルフェニル)−1−(1H−1,3−イ
ミダゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−2−
プロパノール(化合物番号40) 522mg,収率84% 融点173〜174℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.173(9H,s), 1.19(1
H,d,J=14.8Hz), 1.39(1H,d,J=14.8Hz), 4.09(2H,s), 6.
66(1H,s), 6.92(1H,s), 7.25(1H,s), 7.29-7.35(4H,m) マススペクトル(M/Z) : 309, 293, 227, 219, 137
【0153】
【実施例21】 2−(2,4−ジクロルフェニル)−1−(1H−1,
3−イミダゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号49) 408mg,収率59% 融点154〜156℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.177(9H,s), 1.08(1
H,d,J=15.1Hz), 2.12(1H,d,J=15.1Hz), 4.30(1H,d,J=1
4.3Hz), 4.64(1H,d,J=14.3Hz), 6.74(1H,s), 6.89(1H,
s), 7.21(1H,dd,J=2.2Hz,J=8.6Hz), 7.34(1H,s), 7.40
(1H,d,J=2.2Hz), 7.63(1H,d,J=8.6Hz) マススペクトル(M/Z) : 343, 327, 253
【0154】
【実施例22】 2−(4−メチルフェニル)−1−(1H−1,3−イ
ミダゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−2−
プロパノール(化合物番号43) 515mg,収率89% 融点172〜173℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.186(9H,s), 1.
17(1H,d,J=14.7Hz), 1.41(1H,d,J=14.7Hz), 2.34(3H,
s), 4.06(1H,d,J=15Hz), 4.14(1H,d,J=15Hz), 6.67(1H,
s), 6.93(1H,s), 7.22-7.11(5H,m) マススペクトル(M/Z) : 288, 273, 207, 199, 117
【0155】
【実施例23】 2−(2−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号17) 44mg,収率20% 融点97〜98℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.19(1
H,d,J=14.4Hz), 1.52(1H,dd,J=14.4Hz,J=1.7Hz), 4.43
(1H,d,J=13.7Hz), 4.49(1H,d,J=1.7Hz), 4.76(1H,d,J=1
3.7Hz), 6.92-7.06(2H,m), 7.15-7.21(1H,m), 7.41-7.4
5(1H,m), 7.81(1H,s), 7.82(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 293, 278, 211
【0156】
【実施例24】 2−(2−クロロフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号16) 3.8mg,収率2.3% 融点109〜111℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.21(1
H,d,J=14.6Hz), 1.93(1H,dd,J=14.6Hz,J=1.9Hz), 4.46
(1H,d,J=13.9Hz), 4.65(1H,d,J=1.9Hz), 5.28(1H,d,J=1
3.9Hz), 7.11-7.16(2H,m), 7.26-7.31(1H,m), 7.62-7.6
7(1H,m), 7.80(1H,s), 7.84(1H,s)マススペクトル (M/Z) : 309, 294, 227, 137
【0157】
【実施例25】 2−(3−ブロモフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号61) 345mg,収率49% 融点90〜91℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.13(1
H,d,J=14.5Hz), 1.30(1H,d,J=14.5Hz), 4.23(1H,s), 4.
36(2H,s), 7.15-7.38(3H,m), 7.51-7.53(1H,m), 7.78(1
H,s), 7.91(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 353, 340, 271, 181
【0158】
【実施例26】 2−(3−メチルフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール(化合物番号62) 60mg,収率13% 融点106〜109℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.12(1
H,d,J=14.5Hz), 1.34(1H,d,J=14.5Hz), 2.31(3H,s), 3.
94(1H,s), 4.37(2H,s), 6.99-7.14(4H,m), 7.72(1H,s),
7.89(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 289, 274, 207, 117
【0159】
【実施例27】 2−(2,5−ジクロルフェニル)−1−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシ
リル−2−プロパノール(化合物番号63) 7.2mg,収率2.7% 融点105〜107℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.14(9H,s), 1.20(1
H,d,J=14.6Hz), 1.86(1H,d,J=14.6Hz), 4.45(1H,d,J=1
3.9Hz), 4.82(1H,s), 5.24(1H,d,J=13.9Hz), 7.11(1H,d
d,J=2.5Hz,J=8.4Hz), 7.19(1H,d,J=8.4Hz), 7.69(1H,d,
J=2.5Hz), 7.48(1H,s), 7.87(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 343, 328, 26
1, 173
【0160】
【実施例28】 2−(2,3,4−トリクロルフェニル)−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号64) 11.4mg,収率5% 融点170〜172℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.15(9H,s), 1.2
4(1H,d,J=14.7Hz), 1.90(1H,dd,J=14.7Hz,J=1.8Hz), 4.
45(1H,d,J=14.1Hz), 4.96(1H,d,J=1.8Hz), 5.28(1H,d,J
=14.1Hz), 7.27(1H,d,J=8.8Hz), 7.59(1H,d,J=8.8Hz),
7.82(1H,s), 7.86(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 378, 362, 295, 207
【0161】
【実施例29】 2−(2,4,5−トリクロルフェニル)−1−(1H
−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号65) 9.9mg,収率4.4% 融点139〜141℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.13(9H,s), 1.21(1
H,d,J=14.7Hz), 1.80(1H,d,J=14.7Hz), 4.42(1H,d,J=1
4.0Hz), 4.93(1H,s), 5.18(1H,d,J=14.0Hz), 7.40(1H,
s), 7.80(1H,s), 7.86(1H,s),7.89(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 378, 363, 297, 252
【0162】
【実施例30】 2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号66) 49mg,収率22% 融点156〜157℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.118(9H,s), 1.68(1
H,d,J=14.6Hz), 1.89(1H,d,J=14.6Hz), 2.98-3.50(1H,b
r), 4.25(1H,d,J=7.1Hz), 4.15(1H,d,J=7.1Hz), 5.97(2
H,s), 6.58(1H,d,J=2.2Hz), 6.61(1H,dd,J=2.2Hz,J=8.4
Hz), 6.78(1H,d,J=8.4Hz), 7.99(1H,s), 8.18(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 319, 304, 288, 147
【0163】
【実施例31】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール蓚酸塩(化合物番号74) 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(59mg, 0.0002モル)のエーテル
(2ml)溶液に蓚酸(9mg,0.0001モル)を室温で加え
た。析出した結晶を濾取しエーテルで洗浄し目的物50
mgを得た。
【0164】収率74% 融点162〜163℃ NMR スペクトル (CD3OD)δppm :-0.199(9H,s), 1.31(1
H,d,J=14.8Hz), 1.56(1H,d,J=14.8Hz), 4.58(1H,d,J=1
4.0Hz), 4.71(1H,d,J=14.0Hz), 6.97-7.06(2H,m), 7.40
-7.47(2H,m), 8.40(1H,s),9.04(1H,s) 実施例31と同様にして次の化合物を合成した。
【0165】
【実施例32】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール硝酸塩(化合物番号75) 60mg,収率86% 融点158〜160℃ NMR スペクトル (CD3OD)δppm :−0.21(9H,
s), 1.29(1H,d,J=14.7Hz),
1.49(1H,d,J=14.7Hz), 4.45
(1H,d,J=14.1Hz), 4.55(1H,
d,J=14.1Hz), 6.95−7.04(2
H,m), 7.37−7.44(2H,m), 7.
85(1H,s), 8.17(1H,s)
【0166】
【実施例33】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール−サッカリン付加物(化合物番号7
8) 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(147mg, 0.0005モ
ル)及びサッカリン(92mg,0.0005モル)を室温で撹
拌しながらメタノール(5ml)に溶解した。次に反応混
合物を減圧下に溶媒をストリッピングにより濃縮した。
【0167】238mg,収率100% 融点107〜
108℃ NMR スペクトル (CD3OD)δppm :-0.21(9H,s),1.24(1H,
d,J=14.6Hz), 1.48(1H,d,J=14.6Hz), 4.48(1H,d,J=15.2
Hz), 4.54(1H,d,J=15.2Hz), 6.94-7.03(2H,m), 7.37-7.
44(2H,m), 7.84(1H,s), 7.87-8.03(4H,m), 8.16(1H,S) 実施例33と同様にして以下の化合物を合成した。
【0168】
【実施例34】 2−(4−クロルフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル−
2−プロパノール−サッカリン付加物(化合物番号8
3) 247mg,収率100% 融点208〜210℃ NMR スペクトル (CD3OD)δppm :-0.202(9H,s), 1.25(1
H,d,J=14.7Hz), 1.48(1H,d,J=14.7Hz), 4.44(1H,d,J=1
4.1Hz), 4.55(1H,d,J=14.1Hz), 7.24-7.40(4H,m), 7.84
(1H,s), 7.84-8.05(4H,m),8.17(1H,s) 実施例2と同様にして以下の化合物を合成した。
【0169】
【実施例35】 2−(4−クロルフェニル)−1−(1H−1,2,4
−トリアゾール−1−イル)−3−ジメチルフェニルシ
リル−2−プロパノール(化合物番号67) 44.8mg,収率20% 融点73〜82℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :0.038(3H,s), 0.16(3
H,s), 1.39(1H,d,J=14.6Hz), 1.56(1H,d,J=14.6Hz), 4.
31(1H,d,J=11Hz), 4.33(1H,d,J=11Hz), 7.26-7.35(9H,
m), 7.83(2H,s) マススペクトル(M/Z) : 371, 356, 269, 211, 135
【0170】
【実施例36】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−ジメチルフェニル
シリル−2−プロパノール(化合物番号68) 30.6mg,収率15% 油状物 NMR スペクトル(CDCl3)δppm :0.02(3H,s), 0.15(3H,
s), 1.39(1H,d,J=14.6Hz), 1.57(1H,d,J=14.6Hz), 4.29
(1H,d,J=13.0Hz), 4.30(1H,d,J=13.0Hz), 6.86-6.95(2
H,dd,J=8.50Hz,J=8.96Hz),7.17-7.35(7H,m), 7.73(1H,
s), 7.84(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 355, 340, 273, 196, 137
【0171】
【実施例37】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−ジメチル(4−ク
ロルフェニル)シリル−2−プロパノール(化合物番号
69) 93mg,収率11% アモルファス NMR スペクトル(CDCl3)δppm :0.02(3H,s), 0.16(3H,
s), 1.38(1H,d,J=4.6Hz), 1.53(1H,d,J=4.6Hz), 4.31(2
H,s), 6.90(2H,dd,J=8.7Hz,J=8.7Hz), 7.20(2H,dd,J=8.
7Hz,J=5.3Hz), 7.25(4H,s), 7.72(1H,s), 7.87(1H,s)マススペクトル (M/Z) :389, 374, 307, 276, 195
【0172】
【実施例38】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−ジメチルエチルシ
リル−2−プロパノール|(化合物番号70) 71mg,収率29% 融点74〜76.5℃ NMR スペクトル(CDCl3)δppm :-0.26(3H,s), -0.19(3
H,s), 0.32(1H,q,J=7.8Hz), 0.30(1H,q,J=7.8Hz), 0.79
(3H,t,J=7.8Hz), 1.14(1H,d,J=4.6Hz), 1.31(1H,d,J=4.
6Hz), 4.20(1H,s), 4.35(2H,s), 6.97(2H,dd,J=8.8Hz,J
=8.8Hz), 7.30(2H,dd,J=8.8Hz,J=5.1Hz), 7.73(1H,s),
7.88(1H,s) マススペクトル(M/Z) : 292, 276, 225
【0173】
【実施例39】 2−(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリル
−2−プロパノール(化合物番号3) ジメチルアセトアミド(10ml)中へ、60%水素化ナ
トリウム(0.237g,6.18ミリモル)を添加し、混合溶液
を氷水で冷却し、撹拌下に1,2,4−トリアゾール
(0.854g,12.37ミリモル)を添加する。反応混合物を3
0分撹拌し、次いで実施例66で得られた2−(4−フ
ルオロフェニル)−2−トリメチルシリルメチルオキシ
ラン(1.4g,6.24ミリモル)を添加し、混合物を80℃
で2時間加熱撹拌する。次いで冷却し、氷水(50ml)
に注加し、酢酸エチル(100ml)で抽出し、酢酸エチ
ル層を飽和食塩水(50ml×2)で水洗し、酢酸エチル
層をNa2SO4で乾燥し、留去し粗結晶物を得た。このもの
をイソプロピルエーテルで再結晶し目的物(1.01g)を
得た(製法C)。
【0174】収率55% 融点118〜119℃
【0175】
【実施例40】 1−クロル−2−(4−フルオロフェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号103) 2−クロル−4′−フルオロアセトフェノン(8.63
g,0.05モル)をエーテル(60ml) に溶解し窒素
気流中、攪拌下、トリメチルシリルメチルマグネシウム
クロライド(エーテル溶液200ml,0.057モル)
を、反応混合物の温度が15℃〜20℃を越えない速度
で滴下し、後室温で1時間攪拌する。反応溶液を氷水2
00mlへ注加し、5%塩酸でpH6〜7として酢酸エチル
100mlを加え抽出、有機層を飽和食塩水(50 ml×2)で
水洗いし、有機層を乾燥(Na2SO4)し、留去、粗油状物を
得た、精製はシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:5)に付し、
表題の化合物8.8g(収率67.7%)の油状物を得
た。
【0176】元素分析値 C12H18ClFOSiとして; 計算値(%) C 55.26 H 6.96 Cl 13.59 F
7.26 分析値(%) C 55.02 H 6.96 Cl 13.58 F
7.43 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.23(1
H,d,J=14.7Hz), 1.45(1H,d,J=14.7Hz), 3.70(1H,d,J=1
1.0Hz), 3.80(1H,d,J=11.0Hz), 6.99-7.09(2H,m), 7.35
-7.43(2H,m) 実施例40と同様の方法で以下の化合物が合成された。
【0177】
【実施例41】 1−クロロ−2−(4−クロロフェニル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号102) 1.287g,収率 93% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :−0.17(9H,
s), 1.44(1H,d,J=14.7Hz),
1.23(1H,d,J=14.7Hz), 2.59
(1H,s), 3.74(1H,d,J=11.0H
z), 3.80(1H,d,J=11.0Hz),
7.29−7.39(4H,m)
【0178】
【実施例42】 1−クロロ−2−(2,4−ジフロロフェニル)−3−
トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番号11
2) 323mg,収率 58% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.30(1
H,d,J=15.3Hz), 1.49(1H,d,J=15.3Hz), 2.72(1H,s), 3.
82(1H,d,J=10.8Hz), 4.07(1H,d,J=10.8Hz), 6.73-6.96
(2H,m), 7.56-7.65(1H,m)
【0179】
【実施例43】 1−クロロ−2−(2−フルオロ−4−クロロフェニ
ル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノール(化合
物番号114) 1.08g,収率 98% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.30(1
H,d,J=14.7Hz), 1.49(1H,d,J=14.7Hz), 2.72(1H,s), 3.
81(1H,d,J=11.0Hz), 4.07(1H,d,J=11.0Hz), 7.03(2H,
m), 7.58(1H,m)
【0180】
【実施例44】 1−クロロ−2−フェニル−3−トリメチルシリル−2
−プロパノール(化合物番号101) 1.02g,収率 84% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.26(1
H,d,J=14.6Hz), 1.46(1H,d,J=14.6Hz), 2.60(1H,s), 3.
78(1H,d,J=10.8Hz), 3.86(1H,d,J=10.8Hz), 7.27-7.45
(5H,m)
【0181】
【実施例45】 1−クロロ−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番号11
1) 928mg,収率 60% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.29(1
H,d,J=14.4Hz), 1.90(1H,dd,J=14.4Hz,J=1.4Hz), 2.81
(1H,d,J=1.4Hz), 3.90(1H,d,J=11.0Hz), 4.48(1H,d,J=1
1.0Hz), 7.30(1H,dd,J=8.6Hz,J=2.2Hz), 7.38(1H,d,J=
2.2Hz), 7.78(1H,d,J=8.6Hz)
【0182】
【実施例46】 1−ブロモ−2−(4−メトキシフェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号145) 195mg,収率 13% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.29(1
H,d,J=15.5Hz), 1.49(1H,d,J=15.5Hz), 2.49(1H,s), 3.
71(1H,d,J=10.0Hz), 3.75(1H,d,J=10.0Hz), 3.81(3H,
s), 6.82-6.97(2H,m), 7.21-7.47(2H,m)
【0183】
【実施例47】 1−ブロモ−2−(3−メトキシフェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号121) 872mg,収率 58% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.18(9H,s), 1.30(1
H,d,J=14.6Hz), 1.47(1H,d,J=14.6Hz), 2.46-2.63(1H,b
r),3.73(1H,d,J=10.2Hz), 3.83(1H,d,J=10.2Hz), 6.78-
6.84(1H,m), 6.97-7.02(2H,m), 7.23-7.31(1H,m)
【0184】
【実施例48】 1−ブロモ−2−(2−メトキシフェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号153) 546mg,収率 36% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.21(9H,s), 1.77(1
H,dd,J=14.7Hz,J=1.7Hz), 7.09(1H,d,J=14.7Hz), 3.05
(1H,d,J=1.7Hz), 3.83(1H,d,J=9.7Hz), 4.23(1H,d,J=9.
7Hz), 6.86-7.02(2H,m), 7.24-7.29(1H,m), 7.52-7.57
(1H,m)
【0185】
【実施例49】 1−ブロモ−2−(4−エチルフェニル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号148) 401mg,収率 25% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.20(9H,s), 1.23(3
H,t,J=7.6Hz), 1.30(1H,d,J=14.6Hz), 1.48(1H,d,J=14.
6Hz), 2.52(1H,s), 2.65(2H,q,J=7.6Hz), 3.74(1H,d,J=
10.1Hz), 3.80(1H,d,J=10.1Hz), 7.15-7.35(4H,m)
【0186】
【実施例50】 1−ブロモ−2−(4−フェニル−フェニル)−3−ト
リメチルシリル−2−プロパノール(化合物番号14
6) 472mg,収率 26% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.16(9H,s), 1.35(1
H,d,J=14.6Hz), 1.53(1H,d,J=14.6Hz), 2.59(1H,s), 3.
78(1H,d,J=10.1Hz), 3.84(1H,d,J=10.1Hz), 7.31-7.50
(5H,m), 7.57-7.65(4H,m)
【0187】
【実施例51】 1−ブロモ−2−(2−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノール(化合
物番号113) 841mg,収率 83% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :−0.18(9H,
s), 1.29(1H,d,J=14.8Hz),
1.91(1H,d,J=14.8Hz), 2.72
−2.90(1H,br),3.92(1H,d,J=
11.0Hz), 4.46(1H,d,J=11.0
Hz), 6.98−7.14(2H,m), 7.7
8−7.86(1H,m)
【0188】
【実施例52】 1−ブロモ−2−(2−クロロ−フェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号154) 175mg,収率 11% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.3
3(1H,d,J=14.7Hz), 2.03(1H,dd,J=14.7Hz,J=1.8Hz), 2.
76(1H,d,J=1.8Hz), 3.89(1H,d,J=10.2Hz), 4.52(1H,d,J
=10.2Hz), 7.22-7.38(3H,m), 7.78-7.83(1H,m)
【0189】
【実施例53】 1−ブロモ−2−(3−ブロモフェニル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号161) 733mg,収率 36% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.17(9H,s), 1.28(1
H,d,J=14.7Hz), 1.47(1H,d,J=14.7Hz), 2.56(1H,s), 3.
71(1H,d,J=10.3Hz), 3.76(1H,d,J=10.3Hz), 7.19-7.44
(3H,m), 7.58-7.59(1H,m)
【0190】
【実施例54】 1−ブロモ−2−(3−メチルフェニル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号162) 471mg,収率 31% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.31(1
H,d,J=15.1Hz), 1.42(1H,d,J=15.1Hz), 2.37(3H,s), 2.
52(1H,s), 3.74(1H,d,J=10.2Hz), 3.80(1H,d,J=10.2H
z), 7.06-7.28(4H,m)
【0191】
【実施例55】 1−ブロモ−2−(2−フルオロフェニル)−3−トリ
メチルシリル−2−プロパノール(化合物番号174) 272mg,収率 18% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.20(9H,s), 1.34(1
H,d,J=14.7Hz), 1.60(1H,dd,J=14.7Hz,J=1.6Hz), 2.68
(1H,d,J=1.6Hz), 3.81(1H,d,J=10.1Hz), 4.10(1H,d,J=1
0.1Hz), 6.96-7.00(1H,m), 7.18-7.31(2H,m), 7.57-7.6
6(1H,m)
【0192】
【実施例56】 1−ブロモ−2−(2,5−ジクロロフェニル)−3−
トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番号16
3) 275mg,収率 15% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.16(9H,s), 1.33(1
H,d,J=14.8Hz), 1.96(1H,dd,J=14.8Hz,J=1.6Hz), 2.77
(1H,d,J=1.6Hz), 3.84(1H,d,J=10.3Hz), 4.49(1H,d,J=1
0.3Hz), 7.18-7.31(2H,m), 7.82(1H,d,J=2.49Hz) マススペクトル(M/Z) :356, 261, 187, 171
【0193】
【実施例57】 1−ブロモ−2−(2,3,4−トリクロロフェニル)
−3−トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番
号164) 212mg,収率 12% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.16(9H,s), 1.34(1
H,d,J=14.8Hz), 1.99(1H,dd,J=14.8Hz,J=1.0Hz), 2.81
(1H,d,J=1.0Hz), 3.84(1H,d,J=10.4Hz), 4.55(1H,d,J=1
0.4Hz), 7.43(1H,d,J=8.8Hz), 7.57(1H,d,J=8.8Hz)
【0194】
【実施例58】 1−クロロ−2−(2,4,5−トリクロロフェニル)
−3−トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番
号165) 199mg,収率 45% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.13(9H,s), 1.30(1
H,d,J=14.8Hz), 1.84(1H,dd,J=14.8Hz,J=1.5Hz), 2.84
(1H,d,J=1.5Hz), 3.87(1H,d,J=11.1Hz), 4.48(1H,d,J=1
1.1Hz), 7.47(1H,s), 7.93(1H,s)
【0195】
【実施例59】 1−ブロモ−2−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)−3−トリメチルシリル−2−プロパノール(化合
物番号166) 337mg,収率 11% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.16(9H,s), 1.26(1
H,d,J=14.6Hz), 1.46(1H,d,J=14.6Hz), 2.49(1H,s), 3.
69(1H,d,J=10.6Hz), 3.74(1H,d,J=10.6Hz), 5.97(2H,
s), 6.00-6.92(3H,m) マススペクトル(M/Z) :330, 237, 221, 147
【0196】
【実施例60】 1−ブロモ−2−(4−メチルフェニル)−3−トリメ
チルシリル−2−プロパノール(化合物番号173) 272mg,収率 18% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.19(9H,s), 1.30(1
H,dd,J=14.5Hz,J=1.0Hz), 1.48(1H,d,J=14.5Hz), 2.35
(3H,s), 2.51(1H,d,J=1.0Hz), 2.73(1H,d,J=10.1Hz),
2.88(1H,d,J=10.1Hz), 7.15(2H,d,J=8.3Hz), 7.28(2H,
d,J=8.3Hz)
【0197】
【実施例61】 1−クロロ−2−(4−フルオロフェニル) −3−ジメ
チルエチルシリル−2−プロパノール(化合物番号17
0) 720mg,収率 87% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.25(3H,s), -0.18(3
H,s), 0.31(2H,q,J=7.6Hz), 0.81(3H,t,J=7.6Hz), 1.23
(1H,d,J=14.7Hz), 1.45(1H,d,J=14.7Hz), 2.59(1H,s),
3.81(1H,d,J=10.9Hz), 3.75(1H,d,J=10.9Hz), 7.04(2H,
dd,J=8.8Hz,J=8.8Hz), 7.40(2H,dd,J=8.8Hz,5.3Hz) マススペクトル(M/Z) : 256(M+-18), 245, 225, 170,
135
【0198】
【実施例62】 1−クロロ−2−(4−フルオロフェニル) −3−ジメ
チル(4−クロロフェニル)シリル−2−プロパノール
(化合物番号169) 985mg,収率 69% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :0.01(3H,s), 0.17(3H,
s), 1.45(1H,d,J=4.8Hz), 1.70(1H,d,J=4.8Hz), 2.56(1
H,s), 3.72(2H,s), 6.97(2H,dd,J=8.8Hz,J=8.8Hz), 7.2
7(4H,s), 7.30(2H,dd,J=8.8Hz,5.2Hz) マススペクトル(M/Z) : 356(M+ ), 341, 307, 195
【0199】
【実施例63】 1−クロロ−2−(3,4−ジクロロフェニル) −3−
トリメチルシリル−2−プロパノール(化合物番号12
9) 614mg,収率 66% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.14(9H,s), 1.21(1
H,d,J=14.7Hz), 1.43(1H,d,J=14.7Hz),2.67(1H,s), 3.7
2(1H,d,J=11.1Hz), 3.79(1H,d,J=11.1Hz), 7.23(1H,dd,
J=8.4Hz,2.2Hz), 7.43(1H,d,J=8.4Hz), 7.54(1H,d,J=2.
2Hz)
【0200】
【実施例64】 1−クロロ−2−(4−クロロフェニル) −3−ジメチ
ルフェニルシリル−2−プロパノール(化合物番号16
7) 720mg,収率 30% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :0.03(3H,s), 0.185(3
H,s), 1.47(1H,d,J=14.8Hz),1.71(1H,d,J=14.8Hz), 3.7
1(2H,s), 7.26-7.38(9H,m) マススペクトル(M/Z) : 340(M++1), 304, 211, 141, 1
11
【0201】
【実施例65】 1−クロロ−2−(4−フルオロフェニル) −3−ジメ
チルフェニルシリル−2−プロパノール(化合物番号1
68) 517mg,収率 22% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :0.014(3H,s), 0.18(3
H,s), 1.48(1H,d,J=14.8Hz), 1.72(1H,d,J=14.8Hz), 3.
72(2H,s), 6.98(2H,t,J=8.8Hz), 7.26-7.41(7H,m) マススペクトル(M/Z) : 407, 354, 322, 273, 195, 17
0
【0202】
【実施例66】 2−(4−フルオロフェニル) −2−トリメチルシリル
メチルオキシラン(化合物番号203) 2−クロル−4′−フルオロアセトフェノン(1.068g,
6.2 ミリモル) をエーテル(20ml) に溶解し、窒素気
流中、攪拌下、トリメチルシリルメチルマグネシウムク
ロライド(エーテル溶液7.5ml, 7.4ミリモル) を、反応
混合物の温度が−10℃〜−5℃を越えない速度で滴下
し、後この温度で15分間攪拌し、次いでジメチルホル
ムアミド(3.5ml)を、反応混合物の温度が−10°〜−
5℃を越えない速度で滴下した後、10分間攪拌後、前
の反応温度のままn−ヘキサン(6ml) 、水(6ml) を
順次加え、5分間攪拌後、水(10ml) へ注加し、n−ヘ
キサン(100ml) を加え抽出、有機層を飽和食塩水
(50ml) で洗い、有機層を乾燥(Na2SO4) 、留去して
目的物(1.39g)を得た。
【0203】収率 100% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.082(9H,s), 1.31(1
H,d,J=14.7Hz), 1.44(1H,d,J=14.7Hz), 2.78(1H,d,J=5.
3Hz), 2.90(1H,d,J=5.3Hz), 6.96-7.05(2H,m), 7.32-7.
39(2H,m)マススペクトル (M/Z) : 224, 209, 195, 135 実施例66と同様の方法で以下の化合物を合成した。
【0204】
【実施例67】 2−フェニル−2−トリメチルシリルメチル オキシラ
ン(化合物番号201) 39mg,収率 75% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.084(9H,s), 1.37(1
H,d,J=14.6Hz), 1.47(1H,d,J=14.6Hz), 2.82(1H,d,J=5.
1Hz), 2.91(1H,d,J=5.1Hz), 7.25-7.42(5H,m) マススペクトル(M/Z) : 206, 191, 117
【0205】
【実施例68】 2−(4−クロロフェニル) −2−トリメチルシリルメ
チル オキシラン(化合物番号202) 47mg,収率 78% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.071(9H,s), 1.28(1
H,d,J=14.7Hz), 1.47(1H,d,J=14.7Hz), 2.74(1H,d,J=5.
3Hz), 2.90(1H,d,J=5.3Hz), 7.26-7.46(4H,m) マススペクトル(M/Z) : 240, 227, 211, 151, 137
【0206】
【実施例69】 2−(4−メチルフェニル) −2−トリメチルシリルメ
チル オキシラン(化合物番号231) 45mg,収率 82% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.084(9H,s), 1.34(1
H,d,J=14Hz), 1.43(1H,d,J=14Hz), 2.33(3H,s), 2.28(1
H,d,J=5.4Hz), 2.89(1H,d,5.4Hz), 7.10-7.34(4H,m) マススペクトル(M/Z) : 220, 205, 191, 148, 130
【0207】
【実施例70】 2−(2,4−ジフルオロフェニル) −2−トリメチル
シリルメチル オキシラン(化合物番号208) 29mg,収率 48% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.089(9H,s), 1.32(1
H,d,J=14.6Hz), 1.39(1H,d,J=14.6Hz), 2.83(1H,d,J=5.
2Hz), 2.90(1H,d,J=5.2Hz), 6.72-6.89(2H,m), 7.31-7.
44(1H,m) マススペクトル(M/Z) : 241, 227, 207, 153
【0208】
【実施例71】 2−(2−フルオロ−4−クロロフェニル) −2−トリ
メチルシリルメチルオキシラン(化合物番号210) 41mg,収率 63% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.084(9H,s), 1.30(1
H,d,J=14.8Hz), 1.41(1H,d,J=14.8Hz), 2.81(1H,d,J=5.
2Hz), 2.90(1H,d,J=5.2Hz), 7.03-7.13(2H,m), 7.27-7.
38(1H,m) マススペクトル(M/Z) : 257, 243, 223, 208, 169
【0209】
【実施例72】 2−(2,4−ジクロロフェニル) −2−トリメチルシ
リルメチル オキシラン(化合物番号207) 65mg,収率 94% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :-0.045(9H,s), 1.32(1
H,d,J=14.9Hz), 1.52(1H,d,J=14.9Hz), 2.76(1H,d,J=5.
1Hz), 2.94(1H,d,J=5.1Hz), 7.19-7.41(3H,m) マススペクトル(M/Z) : 273, 259, 23
9, 185, 171
【0210】
【実施例73】 2−(2−クロロフェニル) −2−トリメチルシリル
メチル オキシラン(化合物番号211) 376mg,収率 80% 油状物 NMR スペクトル (CDCl3)δppm :0.062(9H,s), 1.36(1
H,d,J=14.9Hz), 1.54(1H,d,J=14.9Hz),2.81(1H,d,J=5.2
Hz), 2.95(1H,d,J=5.2Hz), 7.20-7.25(2H,m), 7.31-7.3
6(1H,m), 7.43-7.48(1H,m) マススペクトル(M/Z) : 240, 225, 211, 168
【0211】
【試験例】
(1)農薬としての効果試験
【0212】
【試験例1】 稲いもち病防除試験 (治療効果) 4-5 葉期の稲苗 (品種: 幸風) に、稲いもち病菌(Pyric
ularia oryzae)の分生胞子懸濁液を噴霧接種した。菌接
種後、稲苗を温度20-22 ℃、相対湿度100%の室内に24時
間置いた後、試験化合物の10ppm 液を3 ポット当たり30
ml の割合で散布した。続いて、稲苗を同室内に6 日間
置いて発病させ、上位2 葉に形成された病斑数をもとに
して防除効力を調査した。結果を表4に示す。
【0213】尚、防除効力は、試験植物の発病程度を肉
眼観察し、下記の基準で表示した(以下の試験例にて同
様) 。
【0214】5:発病が全く認められない。 4:発病程度が無処理区( 試験化合物を供試していない
場合、以下同じ) の10%以下。 3:発病程度が無処理区の10% 以上30% 以下。 2:発病程度が無処理区の30% 以上50% 以下。 1:発病程度が無処理区の50% 以上70% 以下。 0:発病程度が無処理区の70% 以上で、無処理区と差が
認められない。
【0215】
【試験例2】 稲紋枯病防除試験 (予防効果) 4-5 葉期の稲苗 (品種: 日本晴) に、試験化合物の100
ppm 液を3 ポット当たり30 ml の割合で散布した。薬液
散布24時間後に、予め稲紋枯病菌(Rhizoctoniasolani)
を培養したエンバク粒を稲苗の地際に4-5 粒置き、温度
25-27 ℃、相対湿度100%の室内に5 日間置いて発病させ
た。葉鞘に形成された病斑の高さをもとにして防除効力
を調査した。結果を表4に示す。
【0216】
【試験例3】 稲紋枯病防除試験 (治療効果) 4-5 葉期の稲苗 (品種: 日本晴) の地際に、予め稲紋枯
病菌(Rhizoctonia solani)を培養したエンバク粒を4-5
粒置いて接種した。菌接種後、稲苗を温度25-27 ℃、相
対湿度100%の室内に24時間置いた後、試験化合物の10 p
pm液を3 ポット当たり30 ml の割合で散布した。続い
て、稲苗を同室内に5 日間置いて発病させ、葉鞘に形成
された病斑の高さをもとにして防除効力を調査した。結
果を表4に示す。
【0217】
【試験例4】 稲紋枯病防除試験 (水面施用) ポット内に育成した3-4 葉期の稲苗 (品種: 日本晴)
を、水深1 cmの湛水状態に保ち、試験化合物を有効成分
量が100 g/10a となるようにポット内に施用した。稲苗
をガラス温室内に7 日間置いた後、予め稲紋枯病菌(Rhi
zoctonia solani)を培養したエンバク粒を稲苗の地際に
4-5 粒置き接種した。温度25-27 ℃、相対湿度100%の室
内に5 日間置いて発病させた後、葉鞘に形成された病斑
の高さをもとにして防除効力を調査した。結果を表4に
示す。
【0218】
【試験例5】 小麦赤さび病防除試験 (治療効果) 1.5 葉期の小麦苗 (品種: 農林61号) に、小麦赤さび病
菌(Puccinia recondita)の胞子をふりかけて接種した。
菌接種後、小麦苗を温度20-22 ℃、相対湿度100%の室内
に24時間置いた後、次いで15-20 ℃のガラス温室に移し
て2 日後に、試験化合物の3 ppm 液を3 ポット当たり30
ml の割合で散布した。続いて、小麦苗をガラス温室内
に10日間置いて発病させ、第1 葉に形成された病斑の面
積をもとにして防除効力を調査した。結果を表4に示
す。
【0219】
【試験例6】 大麦うどんこ病防除試験 (治療効果) 1 葉期の大麦苗 (品種: 赤神力) に、大麦うどんこ病菌
(Erysiphe graminis f.sp.hordei) の分生胞子をふりか
けて接種した。菌接種後、大麦苗を温度15-20℃のガラ
ス温室内に24時間置いた後、試験化合物の3 ppm 液を3
ポット当たり30ml の割合で散布した。続いて、大麦苗
をガラス温室内に10日間置いて発病させ、第1 葉に形成
された病斑の面積をもとにして防除効力を調査した。結
果を表4に示す。
【0220】なお、表中の「−」は、未試験であること
を示す。また、比較に用いた化合物は、以下の通りであ
る。
【0221】比較化合物 1 4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシ−5−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−1−ペンテン {J-F. Chollet et al. (Pestic. Sci., 29, 427-435
(1990) の化合物XXの一光学異性体} 比較化合物 2 4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシ−5−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−トリメ
チルシリル−1−ペンテン {J-F. Chollet et al. (Pestic. Sci., 29, 427-435
(1990) の化合物XXの一光学異性体−比較化合物1のジ
アステレオマー} 比較化合物 3 3−t−ブチル−3−ヒドロキシ−4−(1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−1−トリメチルシリル−1
−ペンチン {特開昭61−257975の実施例11の異性体A} 比較化合物 4 3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ト
リメチルシリル−1−ブチン {J-F. Chollet et al. (Pestic. Sci., 29, 427-435
(1990) の化合物II、及びGB2224278の実施例
4の中間体} 比較化合物 5 4−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロキシ−5−
(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−トリメ
チルシリル−1−ペンテン {J-F. Chollet et al. (Pestic. Sci., 29, 427-435
(1990) の化合物XXIII} 比較化合物 6 3−(2,4−ジクロロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−ト
リメチルシリル−1−ブテン {GB2224278の実施例4、化合物番号13}
【0222】
【表4】 (2)木材防腐剤としての効果
【0223】
【試験例7】 防カビ試験 直径9cmのペトリ皿に寒天培地(マルトエキストラクト
2%、グルコース1%、ペプトン0.3 %、寒天2%含
有)10mlを入れて固化させた後、これにあらかじめ前
培養した供試菌の菌叢ディスク(直径約4mm)を培地の
中央部に接種した。
【0224】菌接種3日後に薬液処理の後乾熱滅菌させ
たペーパーディスク(直径8mm、厚さ0.7mm)を生育した
菌の外周から約1cm隔てた円周上に置き、25℃で5日
間培養してペーパーディスクへの菌の侵入の有無により
効力を判定した。
【0225】なお、供試菌としては、アスペルギルスニ
ガー(Aspergillus niger)(以下、菌Aという)、グリオ
クラディウムバイレンス(Gliocladium virens) (以下、
菌Bという)及びフザリウムモニリホルメ(Fusarium mo
niliforme) (以下菌Cという)を用い本発明の化合物の
濃度を300ppm に調製したアセトン溶液をペーパーデ
ィスクに30μl加えたものを試料とした。
【0226】また、防カビ効力を表わす表示は、次の通
りとした。
【0227】+:試料上に菌の生育が認められない −:試料上に菌の生育が認められる 結果を表5に示す。
【0228】
【試験例8】 木材防腐効力試験 防カビ試験と同様の方法で行なった。ただし、供試菌と
してはJIS-A-9201に規定される木材腐朽検定菌カワラタ
ケ(Coriolus versicolor)(以下、菌Dという)及びオオ
ウズラタケ(Tyromyces palustris)(以下、菌Eという)
の両菌を用いた。
【0229】結果を表5に示す。なお、表示方法は、試
験例7に準ずる。
【0230】
【表5】 (3)医薬としての効果
【0231】
【試験例9】 抗真菌試験 (i)検液の調製:検体は次の溶媒を用い溶解試験を行
い、適当な溶媒を決め溶解方法を決めた後、検体を秤量
(約10mg)し、溶媒にて溶解後500μg/mlになる
ように滅菌蒸留水にて調製した。希釈は2倍希釈として
12段階行う。
【0232】 〔溶媒〕 〔使用可能最大濃度〕 1)滅菌蒸留水 2)3%重曹水 10% 3)アセトン 50% 4)N,N−ジメチルホルムアミド(DMF) 30% 5)ジメチルスルホキサイド(DMSO) 20% (ii)抗菌力試験方法:プレートはヌンクロン(登録商
標)(ヌンクK.K.)24穴を使用し、上記各希釈段階液
の0.1ml 宛を各穴に分注し、サブロー寒天培地を0.9ml
宛加えて混合し、1mlずつの平板培地を調製した。
【0233】被験菌は次の8株を用いた。
【0234】A)酵母 Candida albicans Sc. (C.albica) Candida albicans 427 (C.alb 427) Cryptococcus neoformans 58063 (C.neofor) B)糸状菌 Mucor mucedo 14358 (M.mucedo) Aspergillus fumigatus 10569 (A.fumiga) Microsporum gypseum 11268 (M.gypseu) Trichophyton mentagrophytes Sc. (T.mentag) Trichophyton rubrum Sc. (T.rubrum) 上記被験菌は予めサブロー寒天斜面培地に接種し、27
℃にて、酵母は2日間、糸状菌は7日〜14日間培養後
そのまま5℃に保存(1ケ月毎に継代)した。試験当日
に0.1 %(w/v)Tween-80 添加、生理食塩水にて酵母は1
6 cells/ml浮遊液を、糸状菌は培養斜面に液を4ml加
え、スターラー又は白金耳にて表面を軽くこすり胞子を
浮遊させた後、滅菌ガーゼ2枚合せて、ロートに乗せろ
過後、胞子数106 個/ml浮遊液を調製した。これらの
調製した菌浮遊液をエッペンドルフを用いて0.01ml宛接
種後培養した。培養温度は27℃で酵母の3株は2日
間、糸状菌のうち、、は5日間、、は7日間
行い、その菌の発育を阻止する検体の最低濃度を判定し
た。
【0235】(iii)抗真菌活性 結果を表6に示す。
【0236】
【表6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 昊 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 加藤 重博 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 {式中、Aは、1,2,4−トリアゾール−1−イル基
    又はイミダゾール−1−イル基を示し、nは、0、1、
    2又は3を示し(nが2又は3の時、それぞれのXは異
    なっていてもよい)、Xは、ハロゲン原子、フェニル
    基、同一若しくは異なった1乃至3個のハロゲンで置換
    されていてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基又は同
    一若しくは異なった1乃至3個のハロゲンで置換されて
    いてもよい炭素数1乃至6個のアルコキシ基(このアル
    コキシ基は、結合している炭素原子を共にして5−又は
    6−員のジオキソラノ又はジオキサノのヘテロ環を形成
    してもよい)を示し、R1 は、炭素数1乃至4個のアル
    キル基又は同一若しくは異なった1乃至3個のハロゲン
    原子で置換されていてもよいフェニル基を示し、R2
    びR3 は、炭素数1乃至4個のアルキル基を示す。}で
    表わされる化合物及びその塩。
  2. 【請求項2】一般式(V) 【化2】 {式中、Yは、塩素原子、臭素原子又は沃素原子を示
    し、nは、0、1、2又は3を示し(nが2又は3の
    時、それぞれのXは異なっていてもよい)、Xは、ハロ
    ゲン原子、フェニル基、同一若しくは異なった1乃至3
    個のハロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6個
    のアルキル基又は同一若しくは異なった1乃至3個のハ
    ロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6個のアル
    コキシ基(このアルコキシ基は、結合している炭素原子
    を共にして5−又は6−員のジオキソラノ又はジオキサ
    ノのヘテロ環を形成してもよい)を示し、R1 は、炭素
    数1乃至4個のアルキル基又は同一若しくは異なった1
    乃至3個のハロゲン原子で置換されていてもよいフェニ
    ル基を示し、R2 及びR3 は、炭素数1乃至4個のアル
    キル基を示す。}で表わされる、請求項1に記載の化合
    物の中間体。
  3. 【請求項3】一般式(VI) 【化3】 {式中、nは、0、1、2又は3を示し(nが2又は3
    の時、それぞれのXは異なっていてもよい)、Xは、ハ
    ロゲン原子、フェニル基、同一若しくは異なった1乃至
    3個のハロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6
    個のアルキル基又は同一若しくは異なった1乃至3個の
    ハロゲンで置換されていてもよい炭素数1乃至6個のア
    ルコキシ基(このアルコキシ基は、結合している炭素原
    子を共にして5−又は6−員のジオキソラノ又はジオキ
    サノのヘテロ環を形成してもよい)を示し、R1 は、炭
    素数1乃至4個のアルキル基又は同一若しくは異なった
    1乃至3個のハロゲン原子で置換されていてもよいフェ
    ニル基を示し、R2 及びR3は、炭素数1乃至4個のア
    ルキル基を示す。}で表わされる、請求項1に記載の化
    合物の中間体。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の化合物を有効成分として
    含有する農園芸用殺菌剤組成物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の化合物を有効成分として
    含有する医療用殺菌剤組成物。
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