JP2983333B2 - アゾリル−プロパノール誘導体 - Google Patents

アゾリル−プロパノール誘導体

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JP2983333B2
JP2983333B2 JP3162513A JP16251391A JP2983333B2 JP 2983333 B2 JP2983333 B2 JP 2983333B2 JP 3162513 A JP3162513 A JP 3162513A JP 16251391 A JP16251391 A JP 16251391A JP 2983333 B2 JP2983333 B2 JP 2983333B2
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atoms
alkyl
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規なアゾリル−プロパノール
誘導体、それらを調製する方法、および殺菌・かび剤
(fungicide)としてのそれらの使用に関す
る。
【0002】ある種のアゾリル−プロパノール誘導体は
殺菌・かび性質を有することは既に開示された(参照、
欧州特許出願公開明細書0,015,756号および欧州
特許出願公開明細書0,297,345号)。これらの物
質の活性はすぐれる。しかしながら、ある場合におい
て、少量を適用したとき、改良すべきあるものが残って
いる。
【0003】式
【0004】
【化26】
【0005】式中、Rは1〜18個の炭素原子および1
〜12個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2
〜18個の炭素原子および1〜12個のハロゲン原子を
有するハロゲノアルケニル、または式
【0006】
【化27】
【0007】の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原
子を有するアルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素
原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルキルであり、そしてnは数0、1、2または3である
か、あるいはRは式
【0008】
【化28】
【0009】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはハロゲ
ンおよび/または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
で置換されていてもよく、そしてpは数3、4または5
であるか、あるいはRは式
【0010】
【化29】
【0011】の基であり、式中、R2は水素、ハロゲ
ン、メチルまたはエチルであり、X1はハロゲンまたは
トリフルオロメチルであり、X2はハロゲンまたはトリ
フルオロメチルであり、X3は水素またはハロゲンであ
り、X4は水素またはハロゲンであり、X5は水素または
ハロゲンであり、そしてqは数0、1または2である
か、あるいはRは式
【0012】
【化30】
【0013】の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、またはハロゲンであり、Yは窒
素またはCH基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子および1〜
13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜
6個の炭素原子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原
子および1〜13個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルコキシ、シアノ、ハロゲンにより置換されていてもよ
いフェノキシ、または6〜10個の炭素原子を有するア
リールであり、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個
の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子およ
び1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または
1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有
するハロゲノアルコキシにより置換されていてもよく、
そしてmは数0、1、2または3である、の新規なアゾ
リル−プロパノール誘導体およびそれらの酸付加塩およ
び金属塩錯塩が、今回、発見された。
【0014】さらに、式(I)のアゾリル−プロパノー
ル誘導体およびそれらの酸付加塩および金属塩錯塩は、
【0015】
【化31】
【0016】式中、R、Zおよびmは前述の意味を有す
る、のオキシランを、式
【0017】
【化32】
【0018】式中、Yは前述の意味を有する、のアゾー
ルと、適当ならば酸結合剤の存在下にかつ希釈剤の存在
下に反応させそして、適当ならば、酸または金属塩を引
き続いて式(I)の生ずる化合物に付加するとき、得ら
れることが発見された。
【0019】最後に、式(I)の新規なアゾリル−プロ
パノール誘導体およびそれらの酸付加塩および金属塩錯
塩は、非常にすぐれた殺菌・かび活性を有することが発
見された。
【0020】本発明による物質は、非対称に置換された
炭素原子を含有する。したがって、それらは光学的異性
体の形態で得られることがある。本発明は、個々の異性
体ならびにそれらの混合物に関する。
【0021】驚くべきことには、本発明による物質は、
それらの構成に関して最も類似する、同一の方向の作用
をもつ従来知られている化合物よりも、すぐれた殺菌・
かび性質を有する。
【0022】式(I)は、本発明によるアゾリル−プロ
パノール誘導体の一般定義を提供する。
【0023】前述の式の化合物において、Rは好ましく
は1〜6個の炭素原子および1〜6個のフッ素、塩素お
よび/または臭素原子を有するハロゲノアルキル、また
は2〜8個の炭素原子および1〜6個のフッ素、塩素お
よび/または臭素原子を有するハロゲノアルケニルであ
り、Rはとくに好ましくは1〜4個の炭素原子および1
〜5個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有する
ハロゲノアルキル、または2〜6個の炭素原子および1
〜5個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有する
ハロゲノアルケニルである。
【0024】そのうえ、Rは式
【0025】
【化33】
【0026】の基であり、式中、Xは好ましくは1〜4
個の炭素原子を有するアルキル、フッ素、塩素または1
または2個の炭素原子および1〜3個のフッ素および/
または塩素原子を有するハロゲノアルキルであり、そし
てとくに好ましくは1〜3個の炭素原子を有するアルキ
ル、フッ素、塩素または1または2個の炭素原子および
1〜3個のフッ素および/または塩素原子を有するハロ
ゲノアルキルであり、そしてnは数0、1または2であ
る。
【0027】さらに、Rは式
【0028】
【化34】
【0029】の基であり、式中、R1は好ましくはn−
プロピル、ビニル、またはフェニルであり、前記フェニ
ルはフッ素、塩素、メチルおよび/またはエチルからな
る系列からの同一もしくは異なる置換基により一もしく
は二置換されていてもよく、そしてpは数3、4または
5である。
【0030】さらに、Rは式
【0031】
【化35】
【0032】の基であり、式中、R2は好ましくは水
素、フッ素、塩素、臭素、メチルまたはエチルであり、
1は好ましくはフッ素、塩素またはトリフルオロメチ
ルであり、X2は好ましくはフッ素、塩素またはトリフ
ルオロメチルであり、X3は好ましくは水素、フッ素ま
たは塩素であり、X4は好ましくは水素、フッ素または
塩素であり、X5は好ましくは水素、フッ素または塩素
であり、そしてqは数0、1または2である。
【0033】最後に、Rは式
【0034】
【化36】
【0035】の基であり、式中、R3は好ましくはメチ
ル、エチル、フッ素、塩素または臭素であり、Yは窒素
またはCH基である。
【0036】Zは好ましくはフッ素、塩素、臭素、1〜
4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子
および1〜5個のフッ素および/または塩素原子を有す
るハロゲノアルキル、1〜4個の炭素原子を有するアル
コキシ、1〜4個の炭素原子および1〜5個のフッ素お
よび/または塩素原子を有するハロゲノアルコキシ、シ
アノ、フッ素および/または塩素により置換されていて
もよいフェノキシであるか、あるいはフェニルまたはナ
フチルであり、前記フェニルまたはナフチルの各々はフ
ッ素、塩素、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、1
または2個の炭素原子および1〜5個のフッ素および/
または塩素原子を有するハロゲノアルキル、1〜3個の
炭素原子を有するアルコキシからなる系列からの同一も
しくは異なる置換基によるか、あるいは1または2個の
炭素原子および1〜5個のフッ素および/または塩素原
子を有するハロゲノアルコキシにより一ないし三置換さ
れていてもよい。
【0037】Zはとくに好ましくはフッ素、塩素、臭
素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、トリクロロ
メチル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、
トリクロロメトキシ、シアノ、フッ素および/または塩
素により置換されていてもよいフェノキシであるか、あ
るいはフェニルであり、前記フェニルはフッ素、塩素、
メチル、エチル、トリフルオロメチル、トリクロロメチ
ル、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメトキシまたは
トリクロロメトキシにより一もしくは二置換されていて
もよい。
【0038】mは数0、1、2または3である。
【0039】式(I)中にmが数2または3である場
合、Zを表す基は同一であるか、あるいは異なることが
できる。
【0040】述べることのできる式(I)のアゾリル−
プロパノール誘導体の例は、下表に列挙する物質であ
る。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】本発明による他の好ましい物質は、酸およ
び式(I)のアゾリル−プロパノール誘導体の付加生成
物であり、ここでR、Y、Zおよびmはこれらの基およ
びインデックスmについて既に好ましいとして述べた意
味を有する。
【0044】付加することができる酸は、好ましくは、
次のものを包含する:ハロゲン化水素酸、例えば、塩酸
および臭化水素酸、とくに塩酸、さらにリン酸、硝酸、
硫酸、1および2官能性カルボン酸およびヒドロキシカ
ルボン酸、例えば、酢酸、マレイン酸、コハク酸、フマ
ル酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸、ソルビン酸およ
び乳酸およびまたスルホン酸、例えば、p−トルエンス
ルホン酸、1,5−ナフタレンジスルホン酸。
【0045】本発明による他の好ましい化合物は、元素
の周期表の第II〜IV主族の金属の塩および式(I)
のアゾリル−プロパノール誘導体の付加生成物であり、
ここでR、Y、Zおよびmはこれらの基およびインデッ
クスmについて既に好ましいとして述べた意味を有す
る。
【0046】これらのうちで、銅、亜鉛、マンガン、マ
グネシウム、スズ、鉄およびニッケルの塩はとくに好ま
しくは。これらの塩の適当なアニオンは、生理学的に許
容されうる付加生成物に導く酸から誘導される。
【0047】これに関してこの型のとくに好ましい酸
は、ハロゲン化水素酸、例えば、塩酸および臭化水素
酸、さらにリン酸、硝酸および硫酸である。
【0048】2−(4−フルオロ−ベンジル)−2−
(2,2−ジフルオロ−1−メチル−シクロプロピル)
−オキシランおよび1,2,4−トリアゾールを出発物
質として使用すると、本発明による方法の過程は次の反
応式により例示することができる。
【0049】
【化37】
【0050】式(II)は、本発明による方法において
出発物質として要求されるオキシランの一般定義を提供
する。
【0051】式(II)のオキシランは従来知られてい
ない。それらは式
【0052】
【化38】
【0053】式中、R、Zおよびmは前述の意味を有す
る、のベンジルケトンを、α)式
【0054】
【化39】 のジメチルオキソスルホニウムメチリドと、またはβ)
【0055】
【化40】 のジメチルスルホニウムメチリドと、希釈剤の存在下
に、反応させることによって調製することができる。
【0056】式(IV)のベンジルケトンは、今日まで
ある場合においてのみ知られている。それらは、a)第
1工程において、式
【0057】
【化41】
【0058】式中、Zおよびmは前述の意味を有する、
の塩化ベンジルを、過剰量の亜鉛粉末と、希釈剤の存在
下に30℃〜200℃の温度において、保護ガスの雰囲
気下に反応させ、過剰量の亜鉛粉末を除去し、次いで
b)第2工程において、式
【0059】
【化42】
【0060】式中、Zおよびmは前述の意味を有する、
の生ずるベンジル誘導体を、式
【0061】
【化43】R−CO−Cl (IX) 式中、Rは前述の意味を有する、の酸クロライドと、パ
ラジウム触媒の存在下にかつ希釈剤の存在下に0℃〜1
50℃の温度において保護ガスの雰囲気下に、反応させ
ることによって調製することができる。
【0062】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき出発物質として要求される式(VI
I)のベンジルクロライドは、既知であるか、あるいは
原理的には既知の方法により調製することができる。
【0063】式(IX)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき出発物質として要求される式(I
V)のベンジルクロライドは、既知であるか、あるいは
原理的には既知の方法により調製することができる。
【0064】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき、亜鉛粉末は種々のサイズで使用す
ることができる。好ましくは、小さい粒子サイズの亜鉛
ダストまたは亜鉛粉末を使用する。
【0065】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき、適当なパラジウム触媒は、このよ
うな目的に慣用のすべてのパラジウム(II)塩、パラ
ジウム(II)錯塩およびパラジウム(0)錯塩であ
る。好ましくは、次のものを使用することができる:ビ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロ
ライド、ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)ク
ロライドおよびテトラキシ(トリフェニルホスフィン)
パラジウム(0)。
【0066】上の方法による式(IV)のベンジルケト
ンの調製、工程1ならびに工程2を実施するために使用
することができる適当な希釈剤は、すべての慣用の不活
性の有機溶媒である。好ましくは、次のものを使用する
ことができる:エーテル、例えば、ジエチルエーテル、
t−ブチルメチルエーテル、t−アミルメチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、2,5−ジメチル−テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、エ
チレングリコールt−ブチルメチルエチレン、ジエチレ
ングリコールジエチルエーテルおよびジオキサン、さら
にニトリル、例えば、アセトニトリル、およびさらに、
アミド、例えば、ジメチルホルムアミドおよびジメチル
アセトアミド。溶媒は好ましくは乾燥した形態で使用す
る。
【0067】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法、工程1ならびに工程2を実施するために適当な保
護ガスは、すべての慣用の不活性ガスである。好ましく
は、ヘリウム、アルゴンおよび窒素を使用することがで
きる。
【0068】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき、反応温度は、工程1ならびに工程
2において、実質的な範囲内で変化することができる。
工程1において、この方法は一般に30℃〜200℃、
好ましくは50℃〜150℃の温度において実施し、そ
して工程2において、この方法は一般に0℃〜150
℃、好ましくは20℃〜100℃の温度において実施す
る。
【0069】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法において、反応時間は、また、工程1ならびに工程
2を実施するとき、実質的な範囲内で変化することがで
きる。工程1において、反応時間は一般に0.5〜4時
間、好ましくは1〜3時間である。工程2において、反
応時間は一般的0.1〜5時間、好ましくは0.5〜3時
間である。
【0070】式(IV)のベンジルケトンを調製する方
法は、一般に、大気圧下に実施する。しかしながら、ま
た、それは減圧下にまたは高圧下に実施することができ
る。
【0071】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法の工程1を実施するとき、式(VII)のベンジル
クロライドを過剰量の亜鉛と反応させる。一般に、1.
05〜3モル、好ましくは1.1〜2.5モル、とくに好
ましくは1.12〜2.0モルの亜鉛を一般に式(VI
I)のベンジルクロライドの1モル当たりに使用する。
【0072】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法の工程2を実施するとき、パラジウム触媒の量はあ
る範囲内で変化することができる。一般に、0.001
〜1モル%、好ましくは0.0025〜0.1モル%、と
くに好ましくは0.005〜0.05モル%のパラジウム
触媒を一般に式(IX)の酸クロライドの1モル当たり
に使用する。
【0073】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき、式(VII)のベンジルクロライ
ド対式(IX)の酸クロライドの比は実質的な範囲内で
変化することができる。1.01〜1.25モル、好まし
くは1.05〜1.2モルの式(VII)のベンジルクロ
ライドを一般に式(IX)の酸クロライドの1モル当た
りに使用する。
【0074】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法の工程1が完結したとき、過剰量の亜鉛を慣用方法
により分離する。例えば、亜鉛は濾過、遠心によるか、
あるいは亜鉛がいったん沈澱したら、上澄み液をポンピ
ングすることによって除去することができる。
【0075】式(IV)のベンジルケトンの調製の上の
方法を実施するとき、特定の手順に従い、ここで式(V
II)のベンジルクロライドをまず亜鉛と適当な希釈剤
中で保護ガスの雰囲気下に反応性させ、次いで過剰量の
亜鉛を分離し、式(IX)の酸クロライドおよびパラジ
ウム触媒を残る溶液に添加し、そしてこの混合物を、反
応が完結するまで、反応させる。仕上げは普通の方法に
より実施する。一般に、次の手順に従う。反応混合物
を、適当ならば、濾過し、次いで水および、適当なら
ば、希水性鉱酸を、適当ならば混合物を水と低い混和性
の有機溶媒で希釈した後、添加し、そして有機相を分離
し、乾燥し、そして濃縮する。残る生成物からなお存在
しうる不純物を普通の方法により、例えば、蒸留または
再結晶化により除去する。
【0076】式(II)のオキシランの調製方法の変法
(α)を実施するとき出発物質として要求される、式
(V)のジメチルオキソスルホニウムメチリドは、知ら
れている[参照、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサイアティー(J.Am.Chem.So
c.)、87、1363−1364(1965)]。上
の反応において、それは、その場でトリメチルオキソス
ルホニウムイオダイドを水素化ナトリウムまたはナトリ
ウムアミドと、とくにカリウムt−ブチラートまたはナ
トリウムメトキシドと希釈剤の存在下に反応させるか、
あるいはトリメチルオキソスルホニウムクロライドを水
性水酸化ナトリウム溶液と希釈剤の存在下に反応させる
て調製することによって、新しく調製された状態で処理
される。
【0077】式(II)のオキシランの調製方法の変法
(β)を実施するとき出発物質として、また、適当であ
る、式(VI)のジメチルスルホニウムメチリドは、同
様に知られている[参照、ヘテロサイクルズ(Hete
rocycles)、、397(1977)]。上の
反応において、それは、同様に、その場でトリメチルオ
スルホニウムハライドまたはトリメチルオスルホニウム
メチルサルフェートから、強い塩基、例えば、水素化ナ
トリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、
カリウムt−ブチラートまたは水酸化カリウムの存在下
に、希釈剤、例えば、t−ブタノールまたはジメチルス
ルホキシドの存在下にそれを調製することによって、新
しく調製された状態で使用される。
【0078】式(II)のオキシランの調製の上の方法
を実施するとき、適当な希釈剤は不活性有機溶媒であ
る。好ましくは、次の溶媒を使用することができる:ア
ルコール、例えば、t−ブタノール、エーテル、例え
ば、テトラヒドロフランまたはジオキサン、さらに脂肪
族および芳香族の炭化水素、例えば、ベンゼン、トルエ
ンまたはキシレン、およびまた、強く極性の溶媒、例え
ば、ジメチルスルホキシドである。
【0079】式(II)のオキシランの調製の上の方法
を実施するとき、反応温度は実質的な範囲内で変化する
ことができる。一般に、この方法は0℃〜100℃、好
ましくは10℃〜60℃の温度において実施する。
【0080】式(II)のオキシランの調製の上の方法
を実施するとき、1〜3モルの式(V)のジメチルオキ
ソスルホニウムメチリドまたは式(VI)のジメチルス
ルホニウムメチリドを、一般に、式(IV)のベンジル
ケトンの1モル当たりに使用する。式(II)のオキシ
ランは普通の方法により単離される。
【0081】本発明による方法を実施するために適当な
酸結合剤は、すべての慣用の無機および有機の塩基であ
る。好ましくは、次の塩基を使用することができる:ア
ルカリ金属の炭酸塩、例えば、炭酸ナトリウムおよび炭
酸カリウム、さらにアルカリ金属の水酸化物、例えば、
水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウム、さらにアルカ
リ金属のアルコラート、例えば、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラート、カリウムメチラートおよび
カリウムエチラート、ならびにカリウムt−ブチラー
ト、およびさらに低級第3アルキルアミン、シクロアル
キルアミンおよびアラルキルアミン、例えば、とくにト
リエチルアミン。
【0082】本発明による方法を実施するために適当な
希釈剤はすべての慣用の不活性有機溶媒である。好まし
くは、次の溶媒を使用することができる:ニトリル、例
えば、アセトニトリル、さらに芳香族炭化水素、例え
ば、ベンゼン、トルエンおよびジクロロベンゼン、さら
にホルムアミド、例えば、ジメチルホルムアミド、なら
びに強く極性の溶媒、例えば、ジメチルスルホキシドお
よびヘキサメチルリン酸トリアミド。
【0083】本発明による方法を実施するとき、反応温
度は実質的な範囲内で変化することができる。一般に、
この方法は0℃〜200℃、好ましくは50℃〜150
℃の温度において実施する。
【0084】本発明による方法を実施するとき、1〜4
モルの式(III)のアゾールおよび1〜2モルの塩基
を好ましくは式(II)のオキシランの1モル当たりに
使用する。最終生成物は普通の方法で単離する。
【0085】式(I)のアゾリル−プロパノール誘導体
は、酸付加塩または金属塩錯塩に転化することができ
る。
【0086】式(I)の化合物の酸付加塩の調製に適す
る酸は、好ましくは、本発明による酸付加塩の説明と関
連して既に好ましい酸として述べたものである。
【0087】式(I)の化合物の酸付加塩は、簡単な方
法において慣用の塩形成方法により、例えば、式(I)
の化合物を適当な不活性溶媒中に溶解し、そして酸、例
えば、塩酸を添加することによって得ることができ、そ
してそれらは既知の方法において、例えば、濾過により
単離しそして、適当ならば、不活性有機溶媒で洗浄する
ことによって精製することができる。
【0088】式(I)の化合物の金属塩錯塩の調製に適
当な金属の好ましい塩は、本発明による金属塩錯塩の調
製の説明と関連して好ましい金属塩として既に述べたも
のである。
【0089】式(I)の化合物の金属塩錯塩は、簡単な
方法において慣用方法により、例えば、金属塩をアルコ
ール、例えば、エタノール中に溶解し、そしてその溶液
を式(I)の化合物に添加することによって得ることが
できる。金属塩カルボキシは、既知の方法において、例
えば、濾過により単離しそして、必要に応じて、それら
は再結晶化により精製することができる。
【0090】本発明による活性化合物は、有害生物に対
して強力な作用を有し、そして殺菌・かび剤として用で
きる。
【0091】植物の保護において、殺菌・殺カビ剤はプ
ラスモジオフォロミセテス(Plasmodiopho
romycetes)、卵菌類(Oomycete
s)、キトリジオミセテス(Chytridiomyc
etes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子
菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Basi
diomycetes)、および不完全菌類(Deut
eromycetes)を防除する際に用いられる。
【0092】前述の属名に入る菌・カビおよびバクテリ
アの病気を引き起こす病原体の例として、次のものを述
べることができる:キサントモナス(Xanthomo
nas)種、例えば、キサントモナス・オリザエ(Xa
nthomonas oryzae);シュードモナス
(Pseudomonas)種、例えば、シュードモナ
ス・ラクリマンス(Pseudomonas lach
rymans);エルウィニア(Erwinia)種、
例えば、エルウィニア・アミロボラ(Erwinia
amylovora);ピチウム(Pythium)
種、例えば、ピチウム・ウルチマム(Pythium
ultimum);フィトフトラ(Phytophth
ora)種、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス
(Phytophthora infestans);
シュードペロノスポラ(Pseudoperonosp
ora)種、例えば、シュードペロノスポラ・フムリ
(Pseudoperonospora humul
i)またはシュードペロノスポラ・クベンス(Pseu
doperonospora cubensis);プ
ラスモパラ(Plasmopara)種、例えば、プラ
スモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara vit
icola);ペロノスポラ(Peronospor
a)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronos
pora piso)またはP・ブラシカ(P.bra
ssicae);エリシフェ(Erysipphe)
種、例えば、エリシフェ・グラミニス(Erysipp
he graminis);スフェロテカ(Sphae
rotheca)種、例えば、スフェロテカ・フリギネ
ア(Sphaerotheca fuligine
a);ポドスフェラ(Podosphaera)種、例
えば、ポドスフェラ・ロイコトリチャ(Podosph
aera leucotricha);ヴェンチュリア
(Venturia)種、例えば、ヴェンチュリア・イ
ンエクアリス(Venturiainaequali
s);ピレノフォラ(Pyrenophora)種、例
えば、ピレノフォラ・テレス(Pyrenophora
teres)またはP.グラミネ(P.gramin
ea);(コニディア(Conidia)型:ドレチュ
スレラ(Drechslera)、sys:ヘルミント
スポリウム(Helminthosporium));
コクリオボルス(Cochliobolus)種、例え
ば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobol
ussativus)(コニディア(Conidia)
型:ドレチュスレラ(Drechslera)、sy
n:ヘルミントスポリウム(Helminthospo
rium));ウロミセス(Uromycets)種、
ウロミセス・アペンディクラツス(Uromycets
appendiculatus);プクシニア(Pu
ccinia)種、例えば、プクシニア・レコンディタ
(Puccinia reconditia);チレチ
ア(Tilletia)種、例えば、チレチア・カリエ
ス(Tilletia caries);ウスチラゴ
(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌダ
(Ustilago nuda)またはウスチラゴ・ア
ヴェナエ(Ustilago avenae);ペリク
ラリア(Pellicularia)種、例えば、ペリ
クラリア・ササキイ(Pellicularia sa
saki);ピリクラリア(Pyricularia)
種、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricul
aria oryzae);フサリウム(Fusari
um)種、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusa
rium culmorum);ハイイロカビ(Bot
rytis)種、例えば、ボツリティス・シネレア(B
otrytis cinerea);セプトリア(Se
ptoria)種、例えば、セプトリア・ノドルム(S
eptoria nodorum);レプトスフェリア
(Leptosphaeria)種、例えば、レプトス
フェリア・ノドルム(Leptosphaeria n
odorum);セルコスポラ(Cercospor
a)種、例えば、セルコスポラ・カネッセンス(Cer
cospora canescens);アルテルナリ
ア(Alternaria)種、例えば、アルテルナリ
ア・ブラシカ(Alternaria brassic
ae);およびシュードセルコスポレラ(Pseudo
cercosporella)種、例えば、シュードセ
ルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudoce
rcosporella herpotrichoid
es)。
【0093】活性化合物は、植物の病気を防除するため
に要求される濃度において、植物により、よく耐えられ
るので、植物の地面より上の部分の処置、生長増殖する
原種および種子の処置、および土壌の処置に使用するこ
とができる。
【0094】本発明による活性化合物は、イネにおける
ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia o
ryzae)およびペリクラリア・ササキイ(Pell
icularia sasaki)を防除するために、
および穀類の病気、例えば、レプトスフェリア・ノドル
ム(Leptosphaerianodorum)、エ
リシフェ(Erysipphe)およびシュードセルコ
スポレラ(Pseudocercosporella)
種を防除するためにとくに適当である。さらに、本発明
による物質はヴェンチュリア(Venturia)、ス
フェロテカ(Sphaerotheca)およびハイイ
ロカビ(Botrytis)種に対して非常にすぐれた
作用を有する。
【0095】活性化合物は、普通の配合物、例えば、溶
液、乳剤、懸濁剤、粉末剤、泡剤、ペースト剤、顆粒、
エアゾール、活性化合物を含浸させた天然および合成ポ
リマー質中および種子のための被覆組成物中、さらに燃
焼装置、例えば、薫蒸カートリッジ、カン、コイルなど
を使用する配合物中、およびULV配合物中の非常に微
細なカプセルに転化することができる。
【0096】これらの配合物は、既知の方法において、
例えば、活性化合物を増量剤、すなわち、液体溶媒およ
び/または固体の担体と必要に応じて表面活性剤、すな
わち、乳化剤および/または分散剤および/または発泡
剤と混合して製造される。増量剤として水を用いる場
合、例えば、有機溶媒を補助溶媒として用いることもで
きる。液状溶媒として、主に、芳香族炭化水素、例え
ば、キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン、塩
素化された芳香族または塩素化された脂肪族炭化水素例
えば、クロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチ
レン、脂肪族炭化水素、例えば、シクロヘキサン、また
はパラフイン、例えば、鉱油留分、鉱油および植物油、
アルコール、例えば、ブタノールまたはクリコールなら
びにそのエーテルおよびエステル、ケトン例えば、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンま
たはシクロヘキサノン、強い極性の溶媒例えば、ジメチ
ルホルムアミドおよびジメチルスルホキシドならびに水
が適している。固体の担体として、粉砕した天然鉱物、
例えば、カオリン、粘土、タルク、チヨーク、石英、ア
タパルジヤイト、モントモリロナイトまたはケイ藻土お
よび粉砕した合成鉱物、例えば、高度に分散性ケイ酸、
アルミナおよびシリケートが適しており、粒剤に対する
固体の担体として、粉砕しかつ分別した天然岩、例え
ば、方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、なら
びに無機および有機の粉末の合成粒体、有機物質の粒
体、例えば、おがくず、ヤシ殻、トウモロコシ穂軸およ
びタバコ茎が適している;乳化剤および/または発泡剤
として、非イオン性および陰イオン性乳化剤、例えば、
ポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪族アルコールエーテル、例えば、アルキルアリ
ールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、
アルキルスルフエート、アリールスルホネートならびに
アルブミン加水分解生成物が適している;分散剤とし
て、例えば、リグニンスルフアイト廃液およびメチルセ
ルロースが適している。
【0097】接着剤、例えば、カルボキシメチルセルロ
ースならびに粉状、粒状またはラテツクス状の天然およ
び合成重合体、例えば、アラビアゴム、ポリビニルアル
コールおよびポリビニルアセテートならびに天然リン脂
質、例えば、セフアリンおよびレシチン、および合成リ
ン脂質を組成物に用いることができる。さらに、添加物
は鉱油および植物油であることができる。
【0098】着色剤、例えば、無機顔料、例えば、酸化
鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー、ならびに有機
染料、例えば、アリザリン染料および金属フタロシアニ
ン染料、および微量栄養素、例えば、鉄、マンガン、ホ
ウ素、銅、コバルト、モリブテンおよび亜鉛の塩を使用
できる。
【0099】調製物は、一般に、0.1〜95重量%、
好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含有す
る。
【0100】本発明による活性化合物は、他の既知の活
性化合物、例えば、殺菌・かび剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤
および除草剤との混合物として、ならびに肥料および成
長調整剤と混合して配合物中に存在することができる。
【0101】植活性化合物は、そのままであるいはそれ
らの配合物の形態であるいはそれらから調製した使用形
態、例えば、すぐに使用できる溶液、懸濁液、湿潤性粉
末、ペースト、可溶性粉末、ダストおよび顆粒の形態で
使用することができる。それらは普通の方法で、水や
り、噴霧、アトマイジング、散布、ダスチング、発泡、
ハケ塗りなどで使用される。さらに、活性化合物を超小
体積の方法で適用するか、あるいは活性化合物の配合物
または活性化合物それ自体を土の中に注入することがで
きる。植物の種子を、また、処理することができる。
【0102】本発明による物質を使用するとき、適用割
合は適用方法に依存して実質的な範囲内で変化すること
ができる。例えば、植物の部分の処置において、使用形
態の活性化合物の濃度は、一般に、1〜0.00001
重量%、好ましくは0.5〜0.001重量%である。種
子の処理において、0.001〜50g/kg種子、好
ましくは0.01〜10g/kg種子の活性化合物の量
は一般に要求される。土の処理において、0.0000
1〜0.1重量%、好ましくは0.0001〜0.02重
量%の活性化合物の濃度は作用の場所において要求され
る。
【0103】本発明による物質の調製および使用を、次
の実施例により説明する。
【0104】
【実施例】調製実施例 実施例1
【0105】
【化44】
【0106】5mlのジメチルホルムアミド中の6.3
g(0.026モル)の溶液を、10mlのジメチルホ
ルムアミド中の4.6g(0.066モル)の1,2,4
−トリアゾールおよび0.5g(0.0045モル)のカ
リウムt−ブチラートの混合物に80℃において撹拌し
ながら滴々添加する。添加が完結したとき、反応混合物
を80℃において8時間撹拌する。溶媒を引き続いて減
圧下にストリッピングし、そして残留物を酢酸エチル中
に溶解する。この有機溶液を水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、そして減圧下に濃縮する。残留物をシリカ
ゲルのクロマトグラフィーにかけ、ジクロロメタンで溶
離する。溶離液を蒸発させた後、1.7g(理論値の2
1%)の1−(4−フルオロフェニル)−2−(2,2
−ジフルオロ−1−メチル−シクロプロピル)−3−
(1,2,4−トリアゾル−1−イル)−プロパン−2
−オールが固体の物質の形態で得られる、融点114
℃。
【0107】出発物質の調製
【0108】
【化45】
【0109】20mlの無水ジメチルスルホキシドを、
5.31g(0.0241モル)のトリメチルスルホキソ
ニウムイオダイドおよび0.79g(0.0329モル)
の水素化ナトリウム(80%)の混合物に10℃におい
て窒素雰囲気下に滴々添加する。添加が完結したとき、
この混合物を反応温度に10分かけて放温し、次いで1
0mlの無水ジメチルスルホキシド中の5g(0.02
19モル)の4−フルオロベンジル2,2−ジフルオロ
−1−メチル−シクロプロピルケトンの溶液を撹拌しな
がら滴々添加する。40℃において4時間撹拌する。次
いで、反応混合物を氷水上に注ぐ。形成する混合物をシ
クロヘキサンで3回抽出する。一緒にした有機相を硫酸
ナトリウムで乾燥し、そして減圧下に濃縮する。この方
法において、6.3gの2−(4−フルオロ−ベンジ
ル)−2−(2,2−ジフルオロ−1−メチル−シクロ
プロピル)−オキシランが得られ、これを追加の精製な
しにそれ以上の反応に使用する。
【0110】
【化46】
【0111】6.5g(100ミリモル)の亜鉛粉末、
9.55g(66ミリモル)の4−フルオロベンジルク
ロライドおよび75mlの乾燥エチレングリコールジメ
チルエーテルの混合物を窒素雰囲気下に1時間還流させ
る。反応混合物を引き続いて窒素雰囲気下に濾過する。
6.9g(44.6ミリモル)の2,2−ジフルオロ−1
−メチル−シクロプロパン−カルボン酸クロライドおよ
び21mg(0.07モル%)のビス−(トリフェニル
ホスフィン)パラジウム(II)クロライドを濾液に添
加し、そしてこの混合物を窒素雰囲気下に1.5時間還
流する。この混合物を引き続いて窒素雰囲気下に濾過す
る。濾液をトルエンで希釈し、この混合物を順次に希水
性塩酸および水とともに震盪することによって抽出し、
そして有機相を乾燥し、そして減圧下に溶媒をストリッ
ピングすることによって濃縮する。残留物を蒸留する。
このようにして、8.8g(理論値の85%)の4−フ
ルオロベンジル(2,2−ジフルオロ−1−メチル)−
シクロプロピルケトンが油の形態で得られる。
【0112】1H−NMR(200MHz,CDCl3):
δ=1.2−1.35(m,1H)、1.5−1.6(m,
1H)、2.25−2.4(m,1H)、3.8(d,J
=17Hz,1H)、3.84(d,J=17Hz,1
H)、6.9−7.2(m,4H)、ppm。
【0113】次の実施例において列挙した物質は、ま
た、実施例1に記載する方法従い調製される。
【0114】実施例2
【0115】
【化47】
【0116】1H−NMR(250MHz,CDCl3):
δ=1.5(t,3H)、3.3(AB系,2H)、4.
3(AB系,2H)、7.2−7.6(H原子)、7.9
(s,1H)、8.1(s,1H)。
【0117】実施例3
【0118】
【化48】
【0119】1H−NMR(250MHz,CDCl3):
δ=1.0(t,3H)、3.3(AB系,2H)、4.
2−4.8(m)、7.2−7.5(H原子)、7.8
(s,1H)、7.9(s,1H)。
【0120】実施例4
【0121】
【化49】
【0122】融点:124℃。
【0123】下表2に列挙する物質は、また、実施例1
に記載する方法従い調製される。
【0124】
【化50】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】下表3に列挙する式(IV)のベンジルケ
トンは、また、実施例1に記載する方法従い調製され
る。
【0128】
【化51】
【0129】
【表5】
【0130】
【表6】
【0131】
【表7】
【0132】
【表8】
【0133】実施例A ウンシヌラ(Uncinula)試験(ブドウ)/保護 溶媒:4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するために、1重量部
の活性化合物を述べた量の溶媒および乳化剤と混合し、
そして濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
【0134】保護の活性を試験するため、若い植物を活
性化合物の調製物で露でぬれるまで噴霧する。噴霧のコ
ーティングが乾燥したとき、植物にウンシヌラ・ネカト
ル(Uncinula necator)菌の分生子を
ふりかける。
【0135】次いで、植物を約23〜24℃の温度およ
び約75%の相対湿度の温室内に入れる。
【0136】評価は接種後14日に実施する。
【0137】この試験において、本発明の化合物
(1)、(3)、(5)および(14)は非常にすぐれ
た活性を示す。
【0138】
【表9】
【0139】実施例B ベンチュリア(Venturia)試験(リンゴ)/保
護 溶媒:4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するために、1重量部
の活性化合物を述べた量の溶媒および乳化剤と混合し、
そして濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
【0140】保護の活性を試験するため、若い植物を活
性化合物の調製物で露でぬれるまで噴霧する。噴霧のコ
ーティングが乾燥したとき、植物をリンゴの腐敗病の病
原有機体(Venturia inaequalis)
の水性分生子懸濁液で接種し、次いで20℃および10
0%の相対大気湿度のインキュベーション室中に1日入
れる。
【0141】次いで、植物を約20℃の温度および約7
0%の相対的大気湿度の温室内に入れる。
【0142】評価は接種後12日に実施する。
【0143】この試験において、本発明による化合物
(3)および(5)は非常にすぐれた活性を示す。
【0144】
【表10】
【0145】実施例C ボトリチス(Botrytis)試験(ツルナシインゲ
ンマメ)/保護 溶媒:4.7重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するために、1重量部
の活性化合物を述べた量の溶媒および乳化剤と混合し、
そして濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
【0146】保護の活性を試験するため、若い植物を活
性化合物の調製物で露でぬれるまで噴霧する。噴霧のコ
ーティングが乾燥したとき、ボトリチス・シネレア(B
otrytis cinerea)でカバーした寒天の
2つの小さい片を各葉上に配置する。接種した植物を暗
くした湿気のある室に20℃において入れる。接種後3
日に、葉上の感染した斑点のサイズを評価する。
【0147】この試験において、本発明による化合物
(2)、(3)および(5)は非常にすぐれた活性を示
す。
【0148】
【表11】
【0149】実施例D エリシフェ(Erysiphe)試験(オオムギ)/保
護 溶媒:100重量部のジメチルホルムアミド 乳化剤:0.25重量部のアルキルアリールポリグリコ
ールエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するために、1重量部
の活性化合物を述べた量の溶媒および乳化剤と混合し、
そして濃縮物を水で所望の濃度に希釈する。
【0150】保護の活性を試験するため、若い植物を活
性化合物の調製物で露でぬれるまで噴霧する。噴霧のコ
ーティングが乾燥したとき、植物にエリシフェ・グラミ
ニス(Erysiphe graminis)f.s
p.ホルデイ(hordei)の胞子をふりかける。
【0151】植物を約20℃の温度および約80%の相
対的大気湿度の温室内に入れて、ベトカビのいぼ(mi
ldew pustule)の発生を促進する。
【0152】評価は接種後7日に実施する。
【0153】この試験において、本発明による化合物
(1)〜(3)、(5)、(8)、(9)および(1
1)〜(15)は非常にすぐれた活性を示す。
【0154】
【表12】
【0155】
【表13】
【0156】
【表14】
【0157】実施例E ピリクラリア(Pyricularia)試験(イネ)
/保護 溶媒:12.5重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するため、1重量部の
活性化合物を前述の量の溶媒と混合し、前述の量の乳化
剤を添加し、そして濃厚物を水で所望の濃度に希釈す
る。
【0158】保護の性質を試験するため、若いイネ植物
をぬれてしたたるまで噴霧する。噴霧の被膜が乾燥した
後に、植物をピリクラリア・オリザエ(Pyricul
aria oryzae)の水性胞子懸濁液で接種す
る。次いで、植物を温室内に25℃の温度および100
%の相対大気湿度において配置する。
【0159】病気の蔓延の評価は、接種後4日に実施す
る。
【0160】この試験において、本発明による化合物
(2)、(3)、(5)および(8)〜(10)は非常
にすぐれた活性を示す。
【0161】
【表15】
【0162】
【表16】
【0163】実施例F ピリクラリア(Pyricularia)試験(イネ)
/浸透 溶媒:12.5重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するため、1重量部の
活性化合物を前述の量の溶媒と混合し、前述の量の乳化
剤を添加し、そして濃厚物を水で所望の濃度に希釈す
る。
【0164】活性を試験するため、若いイネ植物が生長
している標準の土に活性化合物の調製物の40mlで水
をやる。処置後7日に、植物をピリクラリア・オリザエ
(Pyricularia oryzae)の水性胞子
懸濁液で接種する。
【0165】4葉の段階の若いイネ植物をぬれてしたた
るまで噴霧する。植物が乾燥してしまうまで、植物を温
室内に保持する。その後、植物を温室内で25℃の温度
および100%の相対大気湿度に、評価の時まで、維持
する。
【0166】病気の蔓延の評価は、接種後4日に実施す
る。
【0167】この試験において、本発明による化合物
(1)〜(3)、(5)および(8)〜(10)は非常
にすぐれた活性を示す。
【0168】
【表17】
【0169】
【表18】
【0170】
【表19】
【0171】実施例G ペリクラリア(Pellicularia)試験(イ
ネ) 溶媒:12.5重量部のアセトン 乳化剤:0.3重量部のアルキルアリールポリグリコー
ルエーテル 活性化合物の適当な調製物を調製するため、1重量部の
活性化合物を前述の量の溶媒と混合し、前述の量の乳化
剤を添加し、そして濃厚物を水で所望の濃度に希釈す
る。
【0172】活性を試験するため、3〜4葉の段階の若
いイネ植物をぬれてしたたるまで噴霧する。植物が乾燥
してしまうまで、植物を温室内に保持する。次いで、植
物をピリクラリア・ササキイ(Pyricularia
sasakii)の水性胞子懸濁液で接種し、そして
植物を25℃の温度および100%の相対大気湿度の温
室内に入れる。
【0173】病気の蔓延の評価は、接種後5〜8日に実
施する。
【0174】この試験において、本発明による化合物
(1)〜(3)、(5)および(8)〜(10)は非常
にすぐれた活性を示す。
【0175】
【表20】
【0176】
【表21】
【0177】
【表22】
【0178】本発明の主な特徴および態様は、次の通り
である。
【0179】1、式
【0180】
【化52】
【0181】式中、Rは1〜18個の炭素原子および1
〜12個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2
〜18個の炭素原子および1〜12個のハロゲン原子を
有するハロゲノアルケニル、または式
【0182】
【化53】
【0183】の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原
子を有するアルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素
原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルキルであり、そしてnは数0、1、2または3である
か、あるいはRは式
【0184】
【化54】
【0185】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはハロゲ
ンおよび/または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
で置換されていてもよく、そしてpは数3、4または5
であるか、あるいはRは式
【0186】
【化55】
【0187】の基であり、式中、R2は水素、ハロゲ
ン、メチルまたはエチルであり、X1はハロゲンまたは
トリフルオロメチルであり、X2はハロゲンまたはトリ
フルオロメチルであり、X3は水素またはハロゲンであ
り、X4は水素またはハロゲンであり、X5は水素または
ハロゲンであり、そしてqは数0、1または2である
か、あるいはRは式
【0188】
【化56】
【0189】の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、またはハロゲンであり、Yは窒
素またはCH基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子および1〜
13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜
6個の炭素原子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原
子および1〜13個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルコキシ、シアノ、ハロゲンにより置換されていてもよ
いフェノキシ、または6〜10個の炭素原子を有するア
リールであり、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個
の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子およ
び1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または
1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有
するハロゲノアルコキシにより置換されていてもよく、
そしてmは数0、1、2または3である、のアゾリル−
プロパノール誘導体およびそれらの酸付加塩および金属
塩錯塩。
【0190】2、式中、Rは1〜6個の炭素原子および
1〜6個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有す
るハロゲノアルキル、2〜8個の炭素原子および1〜6
個のフッ素、塩素および/または臭素原子を有するハロ
ゲノアルケニル、または式
【0191】
【化57】
【0192】の基であり、式中、Xは1〜4個の炭素原
子を有するアルキル、フッ素、塩素または1または2個
の炭素原子および1〜3個のフッ素および/または塩素
原子を有するハロゲノアルキルであり、そしてnは数
0、1または2であるか、あるいはRは式
【0193】
【化58】
【0194】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはフッ
素、塩素、メチルおよび/またはエチルからなる系列か
らの同一もしくは異なる置換基により一もしくは二置換
されていてもよく、そしてpは数3、4または5である
か、あるいはRは式
【0195】
【化59】
【0196】の基であり、式中、R2は水素、フッ素、
塩素、臭素、メチルまたはエチルであり、X1はフッ
素、塩素またはトリフルオロメチルであり、X2はフッ
素、塩素またはトリフルオロメチルであり、X3は水
素、フッ素または塩素であり、X4は水素、フッ素また
は塩素であり、X5は水素、フッ素または塩素であり、
そしてqは数0、1または2であるか、あるいはRは式
【0197】
【化60】
【0198】の基であり、式中、R3はメチル、エチ
ル、フッ素、塩素または臭素であり、Yは窒素またはC
H基であり、Zはフッ素、塩素、臭素、1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子および1〜
5個のフッ素および/または塩素原子を有するハロゲノ
アルキル、1〜4個の炭素原子を有するアルコキシ、1
〜4個の炭素原子および1〜5個のフッ素および/また
は塩素原子を有するハロゲノアルコキシ、シアノ、フッ
素および/または塩素により置換されていてもよいフェ
ノキシであるか、あるいはフェニルまたはナフチルであ
り、前記フェニルまたはナフチルの各々はフッ素、塩
素、1〜3個の炭素原子を有するアルキル、1または2
個の炭素原子および1〜5個のフッ素および/または塩
素原子を有するハロゲノアルキル、1〜3個の炭素原子
を有するアルコキシからなる系列からの同一もしくは異
なる置換基によるか、あるいは1または2個の炭素原子
および1〜5個のフッ素および/または塩素原子を有す
るハロゲノアルコキシにより一ないし三置換されていて
もよく、そしてmは数0、1、2または3である、上記
第1項記載の式(I)のアゾリル−プロパノール誘導
体。
【0199】3、式
【0200】
【化61】
【0201】式中、Rは1〜18個の炭素原子および1
〜12個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2
〜18個の炭素原子および1〜12個のハロゲン原子を
有するハロゲノアルケニル、または式
【0202】
【化62】
【0203】の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原
子を有するアルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素
原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルキルであり、そしてnは数0、1、2または3である
か、あるいはRは式
【0204】
【化63】
【0205】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはハロゲ
ンおよび/または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
で置換されていてもよく、そしてpは数3、4または5
であるか、あるいはRは式
【0206】
【化64】
【0207】の基であり、式中、R2は水素、ハロゲ
ン、メチルまたはエチルであり、X1はハロゲンまたは
トリフルオロメチルであり、X2はハロゲンまたはトリ
フルオロメチルであり、X3は水素またはハロゲンであ
り、X4は水素またはハロゲンであり、X5は水素または
ハロゲンであり、そしてqは数0、1または2である
か、あるいはRは式
【0208】
【化65】
【0209】の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、またはハロゲンであり、Yは窒
素またはCH基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子および1〜
13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜
6個の炭素原子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原
子および1〜13個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルコキシ、シアノ、ハロゲンにより置換されていてもよ
いフェノキシ、または6〜10個の炭素原子を有するア
リールであり、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個
の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子およ
び1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または
1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有
するハロゲノアルコキシにより置換されていてもよく、
そしてmは数0、1、2または3である、のアゾリル−
プロパノール誘導体およびそれらの酸付加塩および金属
塩錯塩を調製する方法であって、式
【0210】
【化66】
【0211】式中、R、Zおよびmは前述の意味を有す
る、のオキシランを、式
【0212】
【化67】
【0213】式中、Yは前述の意味を有する、のアゾー
ルと、適当ならば酸結合剤の存在下にかつ希釈剤の存在
下に反応させそして、適当ならば、酸または金属塩を引
き続いて式(I)の生ずる化合物に付加することを特徴
とする方法。
【0214】4、少なくとも1種の上記第1項記載の式
(I)のアゾリル−プロパノール誘導体またはそれらの
酸付加塩または金属塩錯塩を含有することを特徴とす
る、殺菌・かび剤。
【0215】5、菌・かび類を防除するための上記第1
項記載の式(I)のアゾリル−プロパノール誘導体また
はそれらの酸付加塩または金属塩錯塩の使用。
【0216】6、上記第1項記載の式(I)のアゾリル
−プロパノール誘導体またはそれらの酸付加塩または金
属塩錯塩を菌・かび類および/またはそれらの環境に適
用ことを特徴とする、菌・かび類を防除する方法。
【0217】7、上記第1項記載の式(I)のアゾリル
−プロパノール誘導体またはそれらの金属塩錯塩または
酸付加塩を増量剤および/または表面活性剤と混合する
ことを特徴とする、殺菌・かび剤の調製方法。
【0218】8、式
【0219】
【化68】
【0220】式中、Rは1〜18個の炭素原子および1
〜12個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2
〜18個の炭素原子および1〜12個のハロゲン原子を
有するハロゲノアルケニル、または式
【0221】
【化69】
【0222】の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原
子を有するアルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素
原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルキルであり、そしてnは数0、1、2または3である
か、あるいはRは式
【0223】
【化70】
【0224】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはハロゲ
ンおよび/または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
で置換されていてもよく、そしてpは数3、4または5
であるか、あるいはRは式
【0225】
【化71】
【0226】の基であり、式中、R2は水素、ハロゲ
ン、メチルまたはエチルであり、X1はハロゲンまたは
トリフルオロメチルであり、X2はハロゲンまたはトリ
フルオロメチルであり、X3は水素またはハロゲンであ
り、X4は水素またはハロゲンであり、X5は水素または
ハロゲンであり、そしてqは数0、1または2である
か、あるいはRは式
【0227】
【化72】
【0228】の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、またはハロゲンであり、Yは窒
素またはCH基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子および1〜
13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜
6個の炭素原子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原
子および1〜13個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルコキシ、シアノ、ハロゲンにより置換されていてもよ
いフェノキシ、または6〜10個の炭素原子を有するア
リールであり、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個
の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子およ
び1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または
1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有
するハロゲノアルコキシにより置換されていてもよく、
そしてmは数0、1、2または3である、のオキシラ
ン。
【0229】9、式
【0230】
【化73】
【0231】式中、Rは1〜18個の炭素原子および1
〜12個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2
〜18個の炭素原子および1〜12個のハロゲン原子を
有するハロゲノアルケニル、または式
【0232】
【化74】
【0233】の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原
子を有するアルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素
原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルキルであり、そしてnは数0、1、2または3である
か、あるいはRは式
【0234】
【化75】
【0235】の基であり、式中、R1はn−プロピル、
ビニル、またはフェニルであり、前記フェニルはハロゲ
ンおよび/または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
で置換されていてもよく、そしてpは数3、4または5
であるか、あるいはRは式
【0236】
【化76】
【0237】の基であり、式中、R2は水素、ハロゲ
ン、メチルまたはエチルであり、X1はハロゲンまたは
トリフルオロメチルであり、X2はハロゲンまたはトリ
フルオロメチルであり、X3は水素またはハロゲンであ
り、X4は水素またはハロゲンであり、X5は水素または
ハロゲンであり、そしてqは数0、1または2である
か、あるいはRは式
【0238】
【化77】
【0239】の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素
原子を有するアルキル、またはハロゲンであり、Yは窒
素またはCH基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素
原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子および1〜
13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜
6個の炭素原子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原
子および1〜13個のハロゲン原子を有するハロゲノア
ルコキシ、シアノ、ハロゲンにより置換されていてもよ
いフェノキシ、または6〜10個の炭素原子を有するア
リールであり、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個
の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素原子およ
び1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、
1〜4個の炭素原子を有するアルコキシおよび/または
1〜4個の炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有
するハロゲノアルコキシにより置換されていてもよく、
そしてmは数0、1、2または3である、のオキシラン
を調製する方法であって、式
【0240】
【化78】
【0241】式中、R、Zおよびmは前述の意味を有す
る、のベンジルケトンを、α)式
【0242】
【化79】 のジメチルオキソスルホニウムメチリドと、またはβ)
【0243】
【化80】 のジメチルスルホニウムメチリドと、希釈剤の存在下
に、反応させることを特徴とする方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 303/08 C07D 303/08 303/12 303/12 405/06 405/06 (72)発明者 クラウス・シユトレツヒ ドイツ連邦共和国デー5650ゾーリンゲン 19・ロルスベルガーシユトラーセ22 (72)発明者 シユテフアン・ドウツツマン ドイツ連邦共和国デー4010ヒルデン・コ ーゼンベルク10 (72)発明者 ゲルト・ヘンスラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・アムアレンツベルク58アー (72)発明者 ハインツ−ビルヘルム・デーネ ドイツ連邦共和国デー4019モンハイム・ クリシヤーシユトラーセ81 (56)参考文献 特開 平2−167273(JP,A) 特開 平2−78668(JP,A) 特開 平1−290607(JP,A) 特開 平1−22857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 249/08 A01N 43/50 A01N 43/653 C07D 233/60 C07D 303/02 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、Rは1〜18個の炭素原子および1〜12個のハ
    ロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2〜18個の炭
    素原子および1〜12個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルケニル、または式 【化2】 の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素原子および1
    〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキルであ
    り、そしてnは数0、1、2または3であるか、あるい
    はRは式 【化3】 の基であり、式中、R1はn−プロピル、ビニル、また
    はフェニルであり、前記フェニルはハロゲンおよび/ま
    たは1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換されて
    いてもよく、そしてpは数3、4または5であるか、あ
    るいはRは式 【化4】 の基であり、式中、R2は水素、ハロゲン、メチルまた
    はエチルであり、X1はハロゲンまたはトリフルオロメ
    チルであり、X2はハロゲンまたはトリフルオロメチル
    であり、X3は水素またはハロゲンであり、X4は水素ま
    たはハロゲンであり、X5は水素またはハロゲンであ
    り、そしてqは数0、1または2であるか、あるいはR
    は式 【化5】 の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル、またはハロゲンであり、Yは窒素またはCH
    基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル、1〜6個の炭素原子および1〜13個のハロ
    ゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜6個の炭素原
    子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原子および1〜
    13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルコキシ、シ
    アノ、ハロゲンにより置換されていてもよいフェノキ
    シ、または6〜10個の炭素原子を有するアリールであ
    り、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜4個の炭素原子および1〜5個
    のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシおよび/または1〜4個の
    炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルコキシにより置換されていてもよく、そしてmは
    数0、1、2または3である、のアゾリル−プロパノー
    ル誘導体およびそれらの酸付加塩および金属塩錯塩。
  2. 【請求項2】 式 【化6】 式中、Rは1〜18個の炭素原子および1〜12個のハ
    ロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2〜18個の炭
    素原子および1〜12個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルケニル、または式 【化7】 の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素原子および1
    〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキルであ
    り、そしてnは数0、1、2または3であるか、あるい
    はRは式 【化8】 の基であり、式中、R1はn−プロピル、ビニル、また
    はフェニルであり、前記フェニルはハロゲンおよび/ま
    たは1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換されて
    いてもよく、そしてpは数3、4または5であるか、あ
    るいはRは式 【化9】 の基であり、式中、R2は水素、ハロゲン、メチルまた
    はエチルであり、X1はハロゲンまたはトリフルオロメ
    チルであり、X2はハロゲンまたはトリフルオロメチル
    であり、X3は水素またはハロゲンであり、X4は水素ま
    たはハロゲンであり、X5は水素またはハロゲンであ
    り、そしてqは数0、1または2であるか、あるいはR
    は式 【化10】 の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル、またはハロゲンであり、Yは窒素またはCH
    基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル、1〜6個の炭素原子および1〜13個のハロ
    ゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜6個の炭素原
    子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原子および1〜
    13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルコキシ、シ
    アノ、ハロゲンにより置換されていてもよいフェノキ
    シ、または6〜10個の炭素原子を有するアリールであ
    り、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜4個の炭素原子および1〜5個
    のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシおよび/または1〜4個の
    炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルコキシにより置換されていてもよく、そしてmは
    数0、1、2または3である、のアゾリル−プロパノー
    ル誘導体およびそれらの酸付加塩および金属塩錯塩を調
    製する方法であって、式 【化11】 式中、R、Zおよびmは前述の意味を有する、のオキシ
    ランを、式 【化12】 式中、Yは前述の意味を有する、のアゾールと、適当な
    らば酸結合剤の存在下にかつ希釈剤の存在下に反応させ
    そして、適当ならば、酸または金属塩を引き続いて式
    (I)の生ずる化合物に付加することを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】 少なくとも1種の請求項1の式(I)の
    アゾリル−プロパノール誘導体またはそれらの酸付加塩
    または金属塩錯塩を含有することを特徴とする、殺菌・
    かび剤。
  4. 【請求項4】 請求項1の式(I)のアゾリル−プロパ
    ノール誘導体またはそれらの酸付加塩または金属塩錯塩
    を菌・かび類および/またはそれらの環境に適用する
    とを特徴とする、菌・かび類を防除する方法。
  5. 【請求項5】 式 【化13】 式中、Rは1〜18個の炭素原子および1〜12個のハ
    ロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2〜18個の炭
    素原子および1〜12個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルケニル、または式 【化14】 の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素原子および1
    〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキルであ
    り、そしてnは数0、1、2または3であるか、あるい
    はRは式 【化15】 の基であり、式中、R1はn−プロピル、ビニル、また
    はフェニルであり、前記フェニルはハロゲンおよび/ま
    たは1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換されて
    いてもよく、そしてpは数3、4または5であるか、あ
    るいはRは式 【化16】 の基であり、式中、R2は水素、ハロゲン、メチルまた
    はエチルであり、X1はハロゲンまたはトリフルオロメ
    チルであり、X2はハロゲンまたはトリフルオロメチル
    であり、X3は水素またはハロゲンであり、X4は水素ま
    たはハロゲンであり、X5は水素またはハロゲンであ
    り、そしてqは数0、1または2であるか、あるいはR
    は式 【化17】 の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル、またはハロゲンであり、Yは窒素またはCH
    基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル、1〜6個の炭素原子および1〜13個のハロ
    ゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜6個の炭素原
    子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原子および1〜
    13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルコキシ、シ
    アノ、ハロゲンにより置換されていてもよいフェノキ
    シ、または6〜10個の炭素原子を有するアリールであ
    り、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜4個の炭素原子および1〜5個
    のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシおよび/または1〜4個の
    炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルコキシにより置換されていてもよく、そしてmは
    数0、1、2または3である、のオキシラン。
  6. 【請求項6】 式 【化18】 式中、Rは1〜18個の炭素原子および1〜12個のハ
    ロゲン原子を有するハロゲノアルキル、2〜18個の炭
    素原子および1〜12個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルケニル、または式 【化19】 の基であり、式中、Xは1〜6個の炭素原子を有するア
    ルキル、ハロゲン、または1〜4個の炭素原子および1
    〜5個のハロゲン原子を有するハロゲノアルキルであ
    り、そしてnは数0、1、2または3であるか、あるい
    はRは式 【化20】 の基であり、式中、R1はn−プロピル、ビニル、また
    はフェニルであり、前記フェニルはハロゲンおよび/ま
    たは1〜4個の炭素原子を有するアルキルで置換されて
    いてもよく、そしてpは数3、4または5であるか、あ
    るいはRは式 【化21】 の基であり、式中、R2は水素、ハロゲン、メチルまた
    はエチルであり、X1はハロゲンまたはトリフルオロメ
    チルであり、X2はハロゲンまたはトリフルオロメチル
    であり、X3は水素またはハロゲンであり、X4は水素ま
    たはハロゲンであり、X5は水素またはハロゲンであ
    り、そしてqは数0、1または2であるか、あるいはR
    は式 【化22】 の基であり、式中、R3は1〜4個の炭素原子を有する
    アルキル、またはハロゲンであり、Yは窒素またはCH
    基であり、Zはハロゲン、1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル、1〜6個の炭素原子および1〜13個のハロ
    ゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜6個の炭素原
    子を有するアルコキシ、1〜6個の炭素原子および1〜
    13個のハロゲン原子を有するハロゲノアルコキシ、シ
    アノ、ハロゲンにより置換されていてもよいフェノキ
    シ、または6〜10個の炭素原子を有するアリールであ
    り、アリール基の各々はハロゲン、1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル、1〜4個の炭素原子および1〜5個
    のハロゲン原子を有するハロゲノアルキル、1〜4個の
    炭素原子を有するアルコキシおよび/または1〜4個の
    炭素原子および1〜5個のハロゲン原子を有するハロゲ
    ノアルコキシにより置換されていてもよく、そしてmは
    数0、1、2または3である、のオキシランを調製する
    方法であって、式 【化23】 式中、R、Zおよびmは前述の意味を有する、のベンジ
    ルケトンを、α)式 【化24】 のジメチルオキソスルホニウムメチリドと、またはβ)
    式 【化25】 のジメチルスルホニウムメチリドと、希釈剤の存在下
    に、反応させることを特徴とする方法。
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