JPH05219913A - 植物の処理法 - Google Patents

植物の処理法

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Publication number
JPH05219913A
JPH05219913A JP4090363A JP9036392A JPH05219913A JP H05219913 A JPH05219913 A JP H05219913A JP 4090363 A JP4090363 A JP 4090363A JP 9036392 A JP9036392 A JP 9036392A JP H05219913 A JPH05219913 A JP H05219913A
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JP
Japan
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plant
paste
dried
water
kneading
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Pending
Application number
JP4090363A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ota
敏行 太田
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Publication date
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  • Confectionery (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 これまで、柿、茶、等の葉を乾燥したり又乾
燥後焙煎後粉砕して微粉末にしたものは、舌にざらつ
き、異和感があるため、ドリンク、アイスクリームに混
合することは不可能とされていたのが、本発明により完
全に解決された。 【構成】 乾燥した植物を粉砕し、これを水よりも粘度
の大きい糊料水液で十分に練合することを特徴とする植
物の処理法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食した時に、ざらつき
のない滑らかな、しかも、ヘルシーな植物の処理法に関
する。
【0002】
【従来の技術】乾燥した柿の葉を適宜焙焼して粉砕した
ものは、ビタミン C、植物繊維、クロロフィル等の有
用成分が多く、ヘルシーであるが、粉砕して微粉末にし
ただけでは、食した時に、ざらつきがあって異和感があ
って、これをドリンクにいれるには不適である。
【0003】茶の若葉を乾燥した後、適宜焙焼して粉砕
して微粉末にしたものは、抹茶としては好しいが、これ
も食した時に、ざらつきがあって異和感があり、アイス
クリーム中にいれるには不適である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、確かに、乾燥した植物を粉砕した場合、舌にざら
つかない滑らかな植物が存在することは事実であるが、
舌にざらつく数多くの植物が存在することも事実であ
り、これらの植物が、いくら有用成分を含有しており、
ヘルシーであっても、舌にざらつき異和感があって、ド
リンク、アイスクリーム等に加えるには不適であり、こ
の問題を解決することができなかった点にある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、いかなる植
物をも乾燥して粉砕し、これを水よりも粘度の大きい親
水性の糊料水液で十分に練合することによって、これ迄
不可能とされていた植物をも、口にいれてもざらつかず
異和感のない、極めて滑らかな、しかもヘルシーなドリ
ンクにいれても、アイスクリームにいれても、全く一体
になった美味な植物にする目的を達成した。
【0006】
【作用】乾燥した植物を粉砕し、これを水よりも粘度の
大きい糊料水液で十分に練合すると、食した時、ざらつ
きがあるものでも、練合中に、一部は膨潤し、一部は粘
性のある糊料液によって、植物粉末の角がとれると共
に、相互になじんでぬらぬらしてくる。これを繰返え
す、即ち、十分に練合するにつれて、この状態が、粉末
が更に小さくなっても続き、遂には、両者は一体化し
て、極めて滑らかになる。従って、食した時のざらつき
および異和感も全くなくなる。練合を薄通し練合にする
と、更に容易に滑らかになる。植物は任意であるが、乾
燥した後粉砕して粉末にした時、舌にざらつき異和感の
あるものに特効がある。柿、茶、等の葉、クロレラ、こ
んぶ、桜、桑の葉、笹の葉等食用になるもが普通であ
る。乾燥も任意であるが、ビタミン C、クロロフィル
等の熱に弱い有用成分を残存させるためには、減圧乾
燥、冷却乾燥、減圧冷却乾燥、凍結乾燥、特に急速凍結
乾燥、減圧凍結乾燥等が適当である。勿論、焙焼して乾
燥しても良いが、好しくは、乾燥した後焙焼すると、香
ばしい香りがでて、旨味が増大し、特に好しい。乾燥す
る時の植物の厚さは、薄い方が均一に速く乾燥し、焙焼
も短時間ですみ、焦げて炭化する恐れも小さいため、よ
り好しい。糊料は親水性のものが好しいが、水よりも粘
度が高くなければならない。これは、水中で粉砕して
も、粘度が小さいため、舌へのざらつき異和感が残り、
滑らかにならないからである。これに対し、糊料水液は
水より粘度が高いため、練合中に、ざらつきがなくな
り、滑らかになるからである。水の10倍以上粘度が高
いのが、より好しい。練合は薄通しを加えると、更に速
く滑かになる。練合の温度は、あまり高いと、植物の有
用成分が破壊する恐れが大きいため、破壊されにくい温
度以下がより好しい。糊料は任意であるが、練合された
植物と糊料が、ドリンク又はアイスクリーム等に加えら
れるため、カラギーナン、ペクチン、カルボキシメチル
セルローズ、ゼラチン等の無味無臭で、腐敗しにくいも
のの方がドリンク、アイスクリームとのなじみがよくよ
り好しい。本発明品を薄く成型したり、又凍結体をつく
り、これをスライスして、サラダ油等で揚げると、極め
て美味なチップができる。特に凍結体は、ロスが少な
く、生産性が大になるため好しい。この場合は、糊料と
して、ポテト、スイートポテト、コーン、小麦粉等を使
用すると、独得なチップができる。
【0007】
【実施例1】茶の若葉を水洗した後、約2℃で減圧乾燥
した。これを焦げないように、約5分焙焼した後、約2
℃の冷却室で粉砕して微粉末とした。次に、カラギーナ
ン 2部 ペクチン 1部 水 97部 を加熱して溶
解し、これを5℃に冷却した。粘度の大きい糊料水液が
できた。抹茶 10部 糊料水液 90部 を5℃の温
度を維持しながら、十分に練合薄通し練りを20分行っ
た。これは、ざらつきがなく異和感がなかった。これを
アイスクリーム材料に適宜加えて、常法によりアイスク
リームを作った。比較のため、糊料液を使用しない他は
実施例と全く同様にテストした。本発明品は比較品に比
し、どちらも圧倒的に優れていた。
【0008】
【発明の効果】本発明品は、これまで不可能とされてい
た、舌のざらつき、異和感が全くなくなった。ドリン
ク、アイスクリームにも自由に混合することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥した植物を粉砕し、これを水よりも
    粘度の大きい糊料水液で十分に練合することを特徴とす
    る植物の処理法
JP4090363A 1992-02-13 1992-02-13 植物の処理法 Pending JPH05219913A (ja)

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JPH05219913A true JPH05219913A (ja) 1993-08-31

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001045978A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Rep Korea 桑の葉粉末の製造方法と、桑の葉粉末を含有するアイスクリーム類及びそのアイスクリーム類の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001045978A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Rep Korea 桑の葉粉末の製造方法と、桑の葉粉末を含有するアイスクリーム類及びそのアイスクリーム類の製造方法

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