JP3671965B2 - 糖衣したキャンディ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糖衣したキャンディ、さらに詳しくは、本物の素材の香りと爽快感を併せ持つキャンディであって、組成的には多層構造を有する新規なキャンディを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、香りのついたキャンディは数多く開発され、かつ販売されてきた。この際、香りをつける方法としては、生地飴を炊く段階で果汁等の香り成分を入れておく方法、生地飴を取り出してから果汁等の香り成分を練りこむ方法が採用されてきた。ところが、これらの方法では、キャンディ製造時に果汁等の香り成分に熱がかかるために、本来めざす本物の素材の香りがなかなか出ないのが悩みの種であった。それを解決する手段として糖衣という方法がある。この糖衣は、予め成型した飴を用意し、その表面に果汁等の香り成分を有する水飴と砂糖を糖衣掛けする方法である。また、キャンディ等の可食性コアに、キシリトールコーティングを施すことで平滑で硬質のクランチ性を有するコート食品も提案されている(例えば特許文献1参照。)。しかしながら、このような従来の糖衣方法では、糖衣層が結晶化して固くなり、キャンディとしてのおいしさが失われるのが普通である。
【0003】
また、本発明者らは先に、特願2002−033621号として、還元基を持たない糖アルコールと水飴を糖衣層に用い、かつ前記糖アルコールを結晶化させないようにすることによって、清涼感があり、しかも酸や果汁、果汁香料といった、従来の糖衣層には含まれていない成分を含ませることで果汁感を極めてレベルアップさせた糖衣キャンディを提案した。
【0004】
【特許文献1】
特公平5−14535号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、先に提案した前記糖衣キャンディについて、更に糖衣の素材の選定と糖衣の方法の改良によって、香りレベルのより向上した本物の素材の香りと爽快感を併せ持つキャンディを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特別な糖衣手段を用いることで、本物の素材の香りと爽快感のあるキャンディになることを見出し本発明を完成するに至った。即ち、先に提案した糖衣キャンディのような果汁等の香り成分ではなく、素材そのものを糖衣に用いることで、更にこれまでのキャンディとは香りのレベルの異なるキャンディになることを見出した。また、この場合に、前記還元基を持たない糖アルコールとしてキシリトールが爽快感をも付与するので更に一段とおいしいキャンディとなることを見出した。
【0007】
本発明に係る糖衣したキャンディは、中心層が砂糖と水飴、砂糖と水飴と糖アルコール、又は糖アルコールからなる飴で構成され、前記中心層の飴の表面に、主としてキシリトールと水飴で構成された糖衣層が形成されており、前記糖衣層には微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖のなかから選ばれた少なくとも1種の粉末素材が含有され、かつ糖衣層のキシリトールが結晶化していないことを特徴とするものである。
【0008】
上記した本発明の糖衣したキャンディは、糖衣層に含まれるキシリトールを結晶化させないことで糖衣層が固くならず、しかもキシリトールによって爽快感を付与されている。しかも、この爽快感を付与した糖衣層に微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料、黒砂糖等の粉末素材をそのまま含有させることで、これら素材の本来持っている香りが一層引き立ったキャンディとすることができる。
【0009】
また、本発明に係る糖衣したキャンディの製造方法は、飴生地を炊く工程、炊いた飴生地を成型する工程、成型した飴の表面に水飴を主成分とする糖衣液を掛け、更に粉末状キシリトールと微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖のなかから選ばれた少なくとも1種の粉末素材を含有してなる粉末物混合物を掛ける工程を交互に繰り返して糖衣層を形成する糖衣工程及び前記糖衣層のキシリトールを結晶化させることなく糖衣層を乾燥する乾燥工程を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の糖衣したキャンディの製造方法によれば、中心層が飴で構成され、表面の糖衣層が主としてキシリトールと水飴で構成されており、前記糖衣層は、キシリトールが結晶化しておらず、キシリトールの爽快感はそのままに、糖衣層に含まれる茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖等の素材の本物の香りを引き立てたキャンディを製造することができる。即ち、パリッとした食感を付与することを目的とする従来の糖衣(ハード糖衣)(例えば特許文献1参照)では、一回の糖衣掛け(一層)毎に乾燥させて糖衣液に含まれる砂糖の結晶化を行って糖衣を施していくことから、素材とのマッチングが出来ず素材の本物の香り立ちが低劣なものであった。これに対して、本発明では、糖衣層に含まれるキシリトールを結晶化させないため、一回の糖衣掛け(一層)毎の乾燥は行わず、糖衣液に接触することでキシリトールの結晶が溶解し、水分が保持されたままの糖衣層を形成し、その後、キシリトールを結晶化させないようにして、一度に乾燥することにより、糖衣層が固くならず、かつ糖衣層に含まれる素材の香りの引き立った爽快感のあるキャンディを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のキャンディの特徴は、本物の素材の香りと爽快感を感じることができることである。この新しい味の付与を、微粉末状の素材とキシリトールを組み合わせ、かつ前記キシリトールを結晶化させないようにして糖衣層を形成することで達成した。
【0012】
本発明のキャンディの中心層を構成する飴は、砂糖と水飴、砂糖と水飴と糖アルコール、又は糖アルコールから構成された一般的な組成の飴でよく、砂糖を含まないノンシュガーの飴であってもよい。従って、中心層の砂糖の比率は0〜100重量%と広い範囲で適用できる。しかし、砂糖を含む場合には、砂糖の比率が低いと、流れ現象が起こりやすくなり、品質保持力が低下したり、粘度が高くなって生産効率が低下する場合があるので、砂糖を含む飴の場合には、砂糖の比率は30重量%以上とすることが好ましい。また、砂糖の比率が多すぎると、水飴の比率が低すぎて砂糖が再結晶し、更に結晶が粗大化する糖化という現象が起こりやすくなり、品質保持力が低下する恐れがある。また、通常、砂糖の比率が70重量%以上では、現状の生産設備を前提にすると、例えばスタンピングにより飴を成型することが困難になる。流し込みによる飴の成型の場合には、砂糖比率が80重量%以上でも生産可能であるが、90重量%を越えると、特殊な釜を用いて飴生地が短時間に高温になるようにして炊き上げる必要がある、従って、中心層の飴生地に砂糖を含む場合には、30〜80重量%の砂糖比率が好ましい態様である。
【0013】
中心層の飴に用いる水飴成分としては多様な選択範囲があり、果糖、ブドウ糖、液糖、酵素糖化水飴、酸糖化水飴、麦芽糖、オリゴ糖、高分子水飴、澱粉、還元基を持たない糖アルコール等が挙げられる。これらの内でも、酵素糖化水飴、酸糖化水飴、オリゴ糖、高分子水飴、澱粉が、砂糖の再結晶(糖化)を防ぎ、吸湿しにくい点で本発明において好ましい水飴である。
【0014】
また、中心層の飴に用いる糖アルコールとしては、ソルビトール、エリスリトール、キシリトール、マンニトール、還元麦芽糖水飴、還元乳糖、パラチニット、還元オリゴ糖、還元水飴等が挙げられる。
【0015】
本発明のキャンディの糖衣層は、主としてキシリトールと水飴からなる。糖衣層中で、キシリトールの比率は30重量%以上が好ましい。キシリトールの比率が30重量%未満では爽快感の出方が少なくなる。又、キシリトールの比率が90重量%を越えると、水飴の比率が低くなりすぎて結合力が低くなり、糖衣層が剥離しやすくなるだけでなく、糖衣層形成時にキシリトールが結晶化しやすくなり、糖衣層が固くなる、従って、糖衣層は、30〜90重量%のキシリトール比率が好ましい。
【0016】
また、キシリトールの一部を他の糖又は糖アルコールで置きかえる態様も本発明の範囲内である。本発明の糖衣したキャンディにおいて、爽快感がベースになった素材の本物の香りの引き立ちは、前記他の糖又は糖アルコールがキシリトールに対して70重量%以内なら許される。そのようなキシリトール以外の糖又は糖アルコールの例としては、粉糖、マルチトール、ソルビトール、エリスリトール、マンニトール、パラチニット、ラクチトール等を挙げることが出来る。更に、主成分がキシリトールの糖衣層を種々のキシリトール比率にして多層にすることが出来る。
【0017】
糖衣層に用いる水飴成分としては、前記中心層の飴に用いる水飴と同様に多用な選択範囲があり、例えば果糖、ブドウ糖、液糖、酵素糖化水飴、酸糖化水飴、麦芽糖、オリゴ糖、高分子水飴、澱粉、還元基を持たない糖アルコールが挙げられる。これらの内でも、酵素糖化水飴、酸糖化水飴、オリゴ糖、高分子水飴が吸湿しにくい点で本発明にとって好ましい水飴である。
【0018】
更に、本発明の糖衣層には必須成分として微粉末状の茶、野菜類、果実類、豆類、ハーブ類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖のなかから選ばれた少なくとも1種の粉末素材が含有されている。これらの素材は、適当な微粉末にする装置によって微粉末状にする。この微粉末の大きさは特に限定されないが、30ミクロン以下が好ましく、10ミクロン以下なら更に好ましい。なぜなら、この程度の大きさになるとザラザラ感が激減し、舐めるキャンディにふさわしいものとなるからである。本発明の趣旨から言って、元の素材は香りをもつものが好適である。好ましい素材としては、抹茶、ほうじ茶、煎茶等の茶、トマト、なす、わさび、芋等の野菜類、苺、キウイ、バナナ、みかん等の果実類、大豆、アーモンド、ピーナツ等の豆類、カモミール、コリアンダー等のハーブ類、栗、金柑、梅等の木の実、チーズ、ヨーグルト、粉乳、カスタードクリーム等の乳製品、コーヒー等の飲料、更には黒砂糖が本発明の原材料となる。また、前記乳製品とともに乳酸菌を含ませてもよい。
【0019】
本発明の糖衣層に用いられる粉末素材は、例えば気流式微粉末機によって微粉末化を行う。尚、原材料として果実、果汁、飲料等の水分が覆いものを用いる場合には、本物の香りが損なわれないよう凍結乾燥法によって一旦乾燥させた後、微粉末化を行う。凍結乾燥法は、素材を適当な大きさに切断するか、または果汁、コーヒー等の液状のものは、抽出後、−40℃程度の冷凍機で凍結させる。凍結後、冷凍乾燥機にて真空度1.0Pa程度で水分を昇華させて乾燥品を得る。また、糖衣層中の粉末素材の含有量は、特に限定はないが、0.1〜70重量%、更には1〜65重量%の範囲内とすることが好ましい。糖衣層中の粉末素材の含有量が0.1重量%未満の場合には素材の風味が得られ難く、また70重量%を超えるとキシリトールの含量が低くなるので、口どけが悪く爽快感が出難くなる。
【0020】
本発明のキャンディの中心層を構成する飴や、その表面の糖衣層には、上記以外の成分として、香料、酸、果汁、色素等を適宜加えることができる。特に、本発明の糖衣キャンディは、糖衣層がキシリトールを含むので従来の糖衣キャンディに較べて清涼感がある味となるうえに、糖衣層に含まれるキシリトールは結晶化させないことから、糖の結晶化を阻害する酸、果汁、果汁香料等を糖衣層に含ませることができる。従って、中心層の飴生地だけではなく、糖衣層にも酸や果汁、果汁香料等を加えて、味により一層の清涼感や果物、果汁感のあるキャンディとすることができる。更に、前記中心層となる飴原料や糖衣層を構成する糖衣液に前記糖衣層に含ませる粉末素材あるいはそのエキス等を含ませておくこともできる。この場合には、糖衣層のみでなく、中心層を構成する飴を含めたキャンディ全体に素材のもつ香りや旨みを付与することができる。
【0021】
本発明のキャンディの中心層を構成する飴の大きさ、糖衣層の厚さ等には特に制限はなく、目的とする味や食感等により適宜設定することができる。
【0022】
本発明のキャンディの製造は、まず中心層を構成する飴生地、例えば、砂糖と水飴を主成分とし、上記した砂糖比率、好ましくは30〜80重量%の砂糖比率の飴生地、又は砂糖を含まない水飴からなるノンシュガータイプの飴生地を炊きあげることから始まる。一般にこの際の炊きあげ温度は120〜160℃を適当とする。ついで成型工程に入るが、例えば流し込み、球断機にかける、またスタンピングといった普通に行われている成型法が使用できる。こうして得られた中心層の飴を糖衣パンに入れ、ヒーターで、例えば30℃前後に暖める。そして、糖衣パンを回転させながら、成型した飴の表面に、水飴を主成分とする糖衣液を掛けた後、微粉状キシリトール及び茶、野菜類等の粉末素材からなる糖衣用粉末混合物を、上記した比率、即ち、糖衣層が好ましくは30〜90重量%のキシリトール比率になるように糖衣してゆく。このとき、加温下で糖衣液に接触することで、キシリトールの結晶は溶解する。なお、この際、糖衣液を掛けた後、糖衣液の水分が減少して飴表面がべとつき、飴と飴がくっつきだす前に前記キシリトールと茶、野菜等の微粉末からなる粉末混合物を入れることが肝要である。通常は、何度もこの糖衣掛けを行って糖衣層を太らせて、主としてキシリトール及び水飴からなり、茶、野菜類等の粉末素材を含有する糖衣層を形成してゆく。形成された糖衣層は、キシリトールは結晶化しないままの状態にある。前記のようにして所望の厚さの糖衣層が形成されたら、次いで、糖衣層のキシリトールを結晶化させないように、ゆっくり回転しながら若干温度を掛けて乾燥するか、あるいは若干温度を上げた乾燥庫に入れて乾燥させることで、本発明の糖衣したキャンディが得られる。前記乾燥時に激しく攪拌すると、衝撃により糖衣層中のキシリトールが結晶化してしまい、ぱりぱりに固くなることがあるので注意を要する。また、乾燥時の温度が高すぎたりする場合にも、キシリトールが結晶化してしまい、やはり、ぱりぱりに固くなるおそれがある。従って、乾燥温度は40℃以下にすることが好ましく、また、乾燥後の糖衣層が2%程度の水分を保持しているように乾燥することが好ましい。
【0023】
【実施例】
次に実施例によって本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら制限されるものではない。なお、実施例中の「部」は重量部を意味する。
【0024】
(実施例1)
抹茶本来の香り、旨味、渋みが味わえるキャンディの例である。
まず砂糖60部、酵素糖化水飴39部を水に溶解し、真空釜にて130℃で炊きあげた。それに抹茶1部と抹茶香料を少量加えて混合し、スタンピングにより1粒当たり3.5gの球状に成形して、砂糖と水飴からなる、中心層になる飴を得た。別に糖衣液として、酵素糖化水飴にビタミンCを少量加えてシロップを作っておいた。また別に、糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール47.5部、粉糖47.5部、抹茶粉末5部を混合したものを用意した。前記の中心層を形成する飴10kgを糖衣パンに入れ、ヒーターで25℃前後に暖め、糖衣パンを回転させながら前記シロップを100g掛け、次いで前記糖衣用粉末混合物300gを掛けた。この際、表面がべたつき、飴と飴がくっつきだす前に糖衣用粉末混合物を入れるようにした。この糖衣工程を6回繰り返した。その後、キシリトールが結晶化しないように35℃の乾燥庫で一晩乾燥した。
こうして得られたキャンディは、最初ひやりとした爽快感を感じ、抹茶本来の香り、旨味、渋みが味わえる糖衣したキャンディであった。
【0025】
(実施例2)
煎茶の香り、旨味が味わえるキャンディの例である。
実施例1の抹茶のかわりに煎茶パウダーを用いて中心層になる飴を得た。別に糖衣液として、酵素糖化水飴80部に凍結濃縮法によって得られた煎茶エキスを20部と少量のビタミンCを加えてシロップを作っておいた。また別に、糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキリシトール65部、粉糖30部、煎茶粉末5部を混合したものを用意した。それ以外は実施例1と同様にして糖衣キャンディを製造した。
こうして得られたキャンディは、最初ひやりとした爽快感を感じ、煎茶本来の香り、旨味が味わえる糖衣したキャンディであった。
【0026】
(実施例3)
コーヒー本来の香り、苦みが味わえるノンシュガーキャンディの例である。
マルチトールシロップ99部を真空釜で165℃に炊きあげた。それに凍結乾燥法によって得られたコーヒー粉末1部とコーヒー香料を少量加えて混合し、楕円状の型に流し込み成型し、糖アルコールからなる、中心層になる飴(1粒当たり4g)を得た。別に糖衣液として、マルチトールシロップ80部にコーヒー抽出液20部と香料を加えてシロップを作っておいた。また別に糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール95部とコーヒー粉末5部を混合したものを用意した。前記の中心層を形成する飴10kgを糖衣パンに入れ、ヒーターで30℃前後に暖め、糖衣パンを回転させながら前記シロップ80gを掛け、次いで前記糖衣用粉末混合物400gを掛けた。この工程を3回繰り返した後、30℃の乾燥庫で一晩乾燥を行った。
こうして得られたキャンディは、キシリトールによる爽快感と、コーヒー本来の香り、苦みが味わえるノンシュガーキャンディであった。
【0027】
(実施例4)
ほうれん草の風味、栄養を損なうことなく、キャンディを作成する例である。まず、砂糖59部、酵素糖化水飴40部を水に溶解し、真空釜で135℃に炊きあげた。それに、ほうれん草粉末1部とリンゴ香料を少量加えて混合し、球断機により一粒当たり3gの球状に成形して砂糖と水飴からなる、中心層になる飴を得た。別に糖衣液として、液状デキストリンに香料を加えシロップを作っておいた。また別に、糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール90部、凍結乾燥法によって得られたほうれん草粉末10部を混合したものを用意した。前記の中心層を形成する飴10kgを糖衣パンに入れ、ヒーターで30℃前後に暖め、糖衣パンを回転させながら前記シロップ100gを掛け、次いで糖衣用粉末混合物400gを掛けた。この糖衣工程を5回繰り返した後、30℃の乾燥庫で一晩乾燥した。
こうして得られたキャンディは、ほうれん草の鮮やかな緑色、ひやりとした瑞々しさ、ほうれん草の風味を有し、栄養素を損なわずに摂取できる糖衣キャンディであった。
【0028】
(実施例5)
実施例4において、ほうれん草粉末の代わりにわさび粉末を用いた以外は実施例4と同様にして糖衣キャンディを製造した。
こうして得られた糖衣キャンディは、わさびの風味が一層引き立ったキャンディであった。
【0029】
(実施例6)
実施例4において、ほうれん草粉末、リンゴ香料のかわりに、凍結乾燥法によって得られた柚粉末と柚香料を用いた以外は実施例4と同様にして糖衣キャンディを製造した。
こうして得られた糖衣キャンディは、柚の味、香りが一層引き立ったキャンディであった。
【0030】
(実施例7)
まず、次のようにして中心層になる飴を作成した。砂糖60部と酸糖化水飴37部を水に溶解し、真空釜で130℃で炊きあげた。それに凍結乾燥法によって得られたレモン果汁粉末1部、クエン酸1.5部、ビタミンCを0.5部、レモン香料を少量加えて混合し、球断機により1粒当たり2gの球状に成型し、砂糖と水飴からなる中心層の飴を得た。別に糖衣液として、酸糖化水飴80部に凍結乾燥法によって得られたレモン果汁粉末10部、クエン酸8部、ビタミンCを2部、香料、着色料を少量加えてシロップを作った。また別に、糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール50部に粉糖40部、凍結乾燥法によって得られたレモン果汁粉末10部を混合したものを用意した。実施例1と同様の糖衣方法にて糖衣キャンディを得た。
こうして得られたキャンディは、最初冷たい爽快感を感じ、レモンの香り、酸味が際立って味わえる糖衣キャンディであった。
【0031】
(実施例8)
実施例7において、レモン果汁及びレモン果汁粉末のかわりにイチゴ果汁及びイチゴ果汁粉末を用いた以外は実施例7と同様にして糖衣キャンディを製造した。
こうして得られたキャンディは、最初冷たい爽快感を感じ、イチゴの香り、酸味が際だって味わえる糖衣キャンディであった。
【0032】
(実施例9)
ハーブ(カモミール)の香り、効能を持ったノンシュガーキャンディの例である。
まずパラチニット99部を水に溶解し、真空釜で155℃に炊きあげた。これにカモミール精油1部を混合し、スタンピングにより1粒当たり2gの球状に成型して中心層になる飴を得た。糖衣液としてマルチトールにカモミール香料を少量加えてシロップを作った。また別に、糖衣用粉体として、微粉末状のキシリトール95部とカモミール粉末5部を混合したものを用意した。その後、実施例1と同様の糖衣方法にて製造し、ノンシュガーの糖衣キャンディを得た。
こうして得られたキャンディは、カモミール特有のフルーティーな香りとその効能を持ったノンシュガーの糖衣キャンディであった。
【0033】
(実施例10)
実施例9において、カモミールのかわりにコリアンダーを用いた以外は実施例9と同様にして糖衣キャンディを製造した。
こうして得られたキャンディは、コリアンダー特有のほんのり甘くてスパイシーな香りとその効能をもったノンシュガーの糖衣キャンディであった。
【0034】
(実施例11)
甘草の風味、効能を活かした糖衣のど飴の例である。
まず砂糖60部に酵素糖化水飴39部を水に溶解し、真空釜で135℃に炊きあげた。これに甘草粉末1部と甘草香料を少量混合し、スタンピングにより1粒当たり3gの球状に成型して中心層になる飴を得た。また別に、糖衣液として酵素糖化水飴を、糖衣用粉体混合物として微粉末状のキシリトール45部、粉糖45部、甘草微粉末10部を混合したものを用意した。その後、実施例1と同様の糖衣方法にて製造し、糖衣キャンディを得た。
こうして得られたキャンディは、甘草の甘さ、風味が活かされた喉によい糖衣キャンディであった。
【0035】
(実施例12)
ミントの風味、効能を活かした糖衣のど飴の例である。
実施例11において甘草のかわりにミントを用いた以外は実施例11と同様にして中心層になる飴を得た。糖衣液として、酵素糖化水飴に香料を混ぜたてシロップを作った。また別に、糖衣用粉体混合物として、微粉末のキシリトール90部、ミント10部を混合したものを用意した。その後、実施例1と同様の糖衣方法にて製造し、糖衣キャンディを得た。
こうして得られたキャンディは、最初冷たい爽快感を感じ、ミントの風味が活かされた糖衣されたのど飴であった。
【0036】
(実施例13)
ミルクの風味が味わえるキャンディの例である。
まず、砂糖50部、酵素糖化水飴45部、バター3部、生クリーム2部を水に溶解し、真空釜で110℃に炊きあげた。それに香料を加えて混合し、スタンピングにより1粒当たり5gの球状に成型して中心層になる飴を得た。糖衣液として、酵素糖化水飴80部に練乳20部、ミルク香料を少量加えてシロップを作った。また別に糖衣用粉体混合物として、微粉末状のキシリトール30部、粉糖50部、練乳粉末20部を混合したものを用意した。糖衣方法は実施例1と同様にして製造した。
こうして得られたキャンディは、微かな冷涼感のあるミルク風味が際だった糖衣キャンディであった。
【0037】
(実施例14)
ヨーグルトの風味が味わえ、乳酸菌を生きたまま摂取することができるキャンディの例である。
まず、砂糖55部、酵素糖化水飴15部、酵素糖化水飴15部、麦芽糖化水飴18部、濃縮ヨーグルト10部を水に溶解し、真空釜で115℃に炊きあげた。それにクエン酸1部、乳酸1部、ヨーグルト香料少量を加えて混合し、スタンピングにより1粒当たり3.5gの球状に成型して、砂糖と水飴からなる中心層の飴を得た。別に糖衣液として、酵素糖化水飴80部にヨーグルト濃縮液18部、クエン酸1部を加えてシロップを作った。また別に糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール89部、ヨーグルト粉末10部、乳酸菌粉末1部を混合したものを用意した。糖衣方法は実施例1と同様にして製造した。
こうして得られたキャンディは、ひやりとした爽快感とヨーグルトの風味を有し、かつ乳酸菌を生きたまま摂取することができる糖衣キャンディであった。
【0038】
(実施例15)
黄粉の風味が味わえるキャンディの例である。
まず、砂糖70部、酵素糖化水飴30部を水に溶解し、真空釜で180℃に炊きあげた。これを楕円状の型に流し込み成型して中心層になる飴(1粒当たり4g)を得た。別に糖衣液として、酵素糖化水飴80部、黒糖20部を混合しシロップを作っておいた。また別に、糖衣用粉末混合物として、微粉末状のキシリトール40部と粉糖40部、微粉末状の黄粉20部を混合したものを用意した。前記の中心層を形成する飴10kgを糖衣パンに入れ、ヒーターで30℃前後に暖め、糖衣パンを回転させながら前記シロップ80gを掛け、次いで前記糖衣用粉末混合物400gを掛けた。この工程を3回繰り返した後、30℃の乾燥庫で一晩乾燥を行った。
こうして得られたキャンディは、黄粉の風味が一層引き立ったキャンディであった。
【0039】
(実施例16)
黒砂糖本来の風味が味わえる黒飴の例である。
まず、黒砂糖40部、砂糖20部、酵素糖化水飴40部を水に溶解し、真空釜で130℃に炊きあげた。その後、黒糖香料を少量混合し、スタンピングにより1粒当たり3gの球状に成型し、中心層になる飴を得た。糖衣液として酵素糖化水飴を、糖衣用粉体混合物として微粉末のキシリトール30部、黒砂糖70部を混合したものを用意した。前記の中心層を形成する飴10kgを糖衣パンに入れ、ヒーターで30℃前後に暖め、糖衣パンを回転させながらシロップ100gを掛け、次いで糖衣用粉末900gを入れるようにした。この工程を3回繰り返した後、30℃の乾燥庫で一晩乾燥させた。
こうして得られたキャンディは、黒砂糖本来の風味を有する糖衣キャンディであった。
【0040】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によるキャンディは、中心層を構成する飴の表面に、主としてキシリトールと水飴で構成された糖衣層が形成されており、前記糖衣層に微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料、黒砂糖等の粉末素材を含み、かつ前記糖衣層のキシリトールが結晶化しておらず、糖衣層が固くならず、キシリトールによる爽快感と素材が本来有する香りが味わえるキャンディである。
【0041】
また、本発明に係る糖衣キャンディの製造方法は、飴生地を炊き、炊いた飴生地を成型し、この成型した飴の表面に水飴を主成分とする糖衣液を掛け、更に粉末状キシリトールと微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料、黒砂糖等の粉末素材を含有する粉末混合物を掛ける工程を交互に繰り返して糖衣層を形成したのち、前記糖衣層のキシリトールを結晶化させることなく糖衣層を乾燥することで、中心層を構成する飴の表面に、主としてキシリトールと水飴で構成された糖衣層が形成されており、前記糖衣層に微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料、黒砂糖等の粉末素材を含み、かつ前記糖衣層のキシリトールが結晶化しておらず、糖衣層が固くならず、キシリトールによる爽快感と素材が本来有する香りが味わえるキャンディを製造することができる。

Claims (2)

  1. 中心層が砂糖と水飴、砂糖と水飴と糖アルコール、又は糖アルコールからなる飴で構成され、前記飴の表面に、主としてキシリトールと水飴で構成された糖衣層が形成されており、前記糖衣層には微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖のなかから選ばれた少なくとも1種の粉末素材が含有され、かつ前記糖衣層のキシリトールが結晶化していないことを特徴とする糖衣したキャンディ。
  2. 飴生地を炊く工程、炊いた飴生地を成型する工程、成型した飴の表面に水飴を主成分とする糖衣液を掛け、更に粉末状キシリトールと微粉末状の茶、野菜類、果実類、ハーブ類、豆類、木の実、乳製品、飲料及び黒砂糖のなかから選ばれた少なくとも1種の粉末素材を含有してなる粉末混合物を掛ける工程を交互に繰り返して糖衣層を形成する糖衣工程及び前記糖衣層のキシリトールを結晶化させることなく糖衣層を乾燥する乾燥工程を含むことを特徴とする糖衣したキャンディの製造方法。
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