JPH05217343A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH05217343A
JPH05217343A JP4593192A JP4593192A JPH05217343A JP H05217343 A JPH05217343 A JP H05217343A JP 4593192 A JP4593192 A JP 4593192A JP 4593192 A JP4593192 A JP 4593192A JP H05217343 A JPH05217343 A JP H05217343A
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JP
Japan
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recording
music
time
recorded
song
Prior art date
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JP4593192A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Adachi
達也 足立
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ状記録媒体の両面(A,B面)を繰り
返し再生する際、無音部分の早送りに要する時間を最小
にし、全曲を連続再生することができる音声データの記
録録装置を実現すること。 【構成】 記録すべき各曲の演奏時間を検出する曲時間
検出部8と、曲時間検出部8が出力する各曲の演奏時間
に基づいて、A面及びB面の記録時間の差が最小になる
ように、A面の記録曲数を算出する記録曲数算出部9を
設ける。記録曲数算出部9によって算出された曲数の特
定曲を、システム制御部4及び記録再生部6を用いてA
面に記録し、A面の最終曲の後に連続記録フラグを記録
して、メカニズム制御部3によりテープの走行方向を反
転する。そしてA面の最終曲の終了点に相当する点か
ら、残りの曲をB面に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定ヘッド方式のディ
ジタルオーディオテープレコーダ(以下S−DATとい
う)に関し、特に記録媒体の正及び逆走行方向に音声等
のデータ及び制御データを記録する記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカセットテープレコーダやS
−DAT等のように、テープ状記録媒体の正及び逆方向
にわたって情報を記録する固定ヘッド方式の記録再生装
置では、オートリバースは非常に重要な機能となってい
る。従来のコンパクトカセットテープレコーダでは、ユ
ーザが反転スイッチを押すことにより走行方向を切変え
るか、又はテープ終端部のリーダーテープを検出するこ
とにより自動的に走行方向を切換えている。このような
方法を用いることにより、磁気テープの正及び逆方向に
長時間にわたり情報を記録再生できるようにしている。
【0003】しかしながらこのような固定ヘッド方式の
記録再生装置では、次のような問題点があった。 (1)音声データの記録時に走行方向を反転した場所が
判らなければ、再生時も記録時の曲順又は曲中の音楽の
つながりを再現できない。 (2)音声データを記録中に磁気テープの走行方向を反
転すると、反転動作時間中は記録が中断し、その際に入
力された音声データが消失する。 (3)こうして記録されたテープを再生すると、曲中に
無音区間が発生したり、不連続点が発生したりする。
【0004】本出願人は上記従来の問題点を解決するた
め、特開平3−160648号「制御データ記録方法お
よび再生制御方法」において次のような方法を提案し
た。即ち、音声データを記録中に磁気テープの走行方向
を反転する場合は、A面に引き続きB面にデータが記録
されることを示す連続記録フラグを記録し、再生時にこ
の連続記録フラグを検出することにより反転すべきポイ
ントを決定する。そうすると自動的にテープの走行方向
を反転させることができ、正及び逆方向に記録したテー
プをあたかも片方向のみが再生されているように、切れ
目のない音楽再生を行うことができる。
【0005】更に、本出願人は、特願平1−32215
1号「データ記録装置」において、次のような記録装置
を提案している。即ち、音声データの記録の際にテープ
残量が一定値以下になれば、それ以降曲間の無音区間を
検出したときにテープの走行方向を反転する制御を行
う。そうすると曲の途中に記録が中断したり、再生時の
曲中に無音区間が発生したり、不連続点が発生するのを
防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな音声データ記録装置を用いると、曲の途中に記録が
中断することは防止できるが、実際の記録時間がテープ
の記録可能時間より短い場合、B面の最後の曲の後に長
い無記録区間が残ってしまう。このためテープに記録さ
れた音声データを繰り返し再生したい場合に、B面の最
後の曲が終了してから、A面の最初の音声データが再生
されるまで長時間待機する必要があった。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、テープ状記録媒体の両面に連続
して記録する際に、A面及びB面の楽曲の記録領域の長
さの差を最小にし、両面を繰り返し再生する際の早送り
に要する時間を最小にし、あたかもエンドレステープを
再生するように繰り返し再生を可能とする記録装置を実
現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はテープ状記録媒
体の走行方向を制御するメカニズム制御部、記録媒体を
正方向に走行させたときに第1の記録部、逆方向に走行
させたときに第2の記録部に記録する記録ヘッドを有
し、主データ及び該主データを管理する補助データを再
生する信号再生装置から得られる複数の曲のうち、主デ
ータの特定曲を記録媒体の第1の記録部に記録し、主デ
ータの他の特定曲を記録媒体の第2の記録部に記録する
記録装置であって、記録すべき各特定曲の再生時間を検
出する曲時間検出部と、曲時間検出部が出力する各曲の
再生時間に基づいて、第1及び第2の記録部の記録時間
の差が最小になるように第1の記録部の記録曲数を算出
する記録曲数算出部と、記録曲数算出部によって算出さ
れた曲数の特定曲を第1の記録部に記録した後、記録媒
体の走行方向を反転して第2の記録部に引き続き他の特
定曲を記録する記録手段と、を具備することを特徴とす
るものある。
【0009】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、主デ
ータ及び該主データを管理する補助データを再生する信
号再生装置から得られる信号を記録装置の曲時間検出部
に入力すると、記録すべき各特定曲の再生時間が検出さ
れる。次に記録曲数算出部は曲時間検出部が出力する各
曲の再生時間に基づいて、第1及び第2の記録部の記録
時間の差が最小になるように第1の記録部の記録曲数を
算出する。そうすると、記録手段は記録曲数算出部によ
って算出された曲数の特定曲を第1の記録部に記録した
後、記録媒体の走行方向を反転して、第2の記録部に引
き続き他の特定曲を記録する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
記録装置を含む記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、カセット1は正及び逆方向に情報
を記録再生できる磁気テープ2を格納したカセットであ
る。磁気テープ2は音声信号及び制御信号をデジタル信
号に変換して記録再生する記録媒体であり、2つの記録
部に分割されている。第1の記録部(A面)を順方向の
記録に用い、第2の記録部(B面)を逆方向の記録に用
いる。メカニズム制御部3は後述するシステム制御部4
の命令に従って磁気テープ2の走行を制御し、磁気テー
プ2のA面又はB面の終端付近にきたか否かの情報をシ
ステム制御部4に与える記録手段である。記録再生ヘッ
ド5は磁気テープ2に音声データ及び制御信号を記録
し、及び再生するマルチトラックのヘッドである。
【0011】記録再生部6は、入力音声データとシステ
ム制御部4から与えられる走行制御等に用いる制御デー
タに誤り訂正符号を付加し、変調した記録信号を記録再
生ヘッド5へ出力する回路である。又記録再生部6は、
記録再生ヘッド5より再生された信号を復調して誤り訂
正処理を行い、音声データを出力すると共に制御データ
を検出してシステム制御部4に送出するものである。こ
こでは記録再生の信号は音声データとしたが、画像デー
タや他のデータでもよく、これらの信号を主データと呼
び、制御に用いる信号を補助データと呼ぶ。尚、主デー
タを曲と表現するが、1単位のプログラムデータであっ
てもよい。システム制御部4はメカニズム制御部3に対
して磁気テープ2の走行モードを指示し、記録再生部6
に対して、記録又は再生モードの信号を与える回路であ
る。記録再生モード設定部7はシステム制御部4に対し
てユーザが音声データの記録,再生,又は繰り返し再生
などの指示を与えるスイッチである。
【0012】さて、図1に示す本実施例の記録再生装置
は、音声信号の記録時に図示しない記録再生装置である
ディジタルオーディオテープレコータ(以下DATとい
う)に接続される。DATの磁気テープはトラック単位
にデータが記録される。各トラックは音声データを記録
するメインエリアと、このメインエリアの両端部に頭出
し信号等の制御信号を記録したサブエリア等を有してお
り、音楽が収録された市販のソフトテープでは各トラッ
クのサブエリアにTOC(Table Of Contents)情報が
記録されている。又ユーザが独自に音声データを記録再
生する未記録のテープでは、記録開始の一部分にTOC
情報が記録される。
【0013】図2はDATにおけるTOCの記録フォー
マットを示す説明図である。本図においてTOCには、
曲のプログラムナンバー(曲の番号)とその曲の開始点
を示す絶対タイムコードが格納されている。このTOC
の種類は磁気テープ2上に記録されているプログラムの
数だけ存在する。DATの各トラックのサブエリアに8
バイト単位でTOCのデータが記録されている。ワード
PC1〜PC8において、ワードPC1の下位3ビット
には0〜7までのBCDコードが記録され、ワードPC
2の上位4ビット及び下位4ビットには、0〜9までの
BCDコードが記録される。これらの3ディジットで0
〜799までのプログラムナンバー(曲番号)が表わせ
る。
【0014】次にワードPC3には、プログラムを更に
分割した単位であるインデックスナンバーがBCDコー
ドで記録される。又ワードPC4〜PC7には、ワード
PC1,PC2で示されたプログラムナンバーの曲の先
頭位置を示す絶対タイムが記録される。尚、絶対タイム
とは1曲目の開始点からの累積時間を示すタイムコード
であり、夫々図示のように時間,分,秒,フレーム番号
で示される。もしワードPC3(インデックスナンバ
ー)の記録内容がA1(16進数)であれば、ワードP
C4〜PC7の絶対タイムは磁気テープ2上の最後の曲
の終了点を示す絶対タイムとなる。そしてワードPC8
は、ワードPC1〜PC7までの7バイトのデータの排
他的論理和であり、再生時の誤り検出に用いられる。
【0015】さて図1において、曲時間検出部8は外部
から入力されるDATのTOC情報を受取って、DAT
のテープに記録されている曲数と各曲の時間情報を検出
するものであり、その出力はシステム制御部4及び記録
曲数算出部9に与えられる。記録曲数算出部9は、曲時
間検出部8で検出された曲数と特定曲の時間情報を基に
磁気テープ2のA面に記録する曲数AKを算出し、シス
テム制御部4にその信号を送出するものである。
【0016】以上のように構成された本実施例の記録装
置の動作について説明する。DATのテープに記録され
た音声データを全曲まとめて再記録(ダビング)する
か、又は特定の曲を選択して、元の記録順を保持した状
態で本実施例の記録装置にダビングを行う場合を考え
る。図1の記録再生モード設定部7によりDATからの
録音を指示すると、DATのテープに記録された信号が
再生される。k(k=1〜n)を最初の曲から計数した
プログラムナンバーとすると、曲時間検出部8はテープ
の各トラックのサブエリアに記録されているTOCデー
タを読取る。そして曲時間検出部8はダビングしようと
するテープの第(k+1)曲の絶対タイムから、第k曲
の絶対タイムを減算して各曲の演奏時間を算出して、そ
のデータを記録曲数算出部9に与える。nを最終のプロ
グラムナンバーとすると、最終曲の演奏時間はテープ上
の最後の曲の終了点を示す絶対タイムTneから最終曲の
開始点の絶対タイムTn を減じて求められる。
【0017】又、曲時間検出部8はTOCデータ中の各
プログラムの先頭点を示す絶対タイムをシステム制御部
4に送出する。次に記録曲数算出部9は、曲時間検出部
8から得られた全ての曲の再生時間を基に、磁気テープ
2の両面に記録をするときA面の記録時間とB面の記録
時間の差DT(k)が最小になるようなA面の記録曲数
AKを算出し、その値をシステム制御部4に送出する。
【0018】ここで磁気テープ2にダビングすべき全曲
数をn、A面の記録する曲数をk、任意のプログラムナ
ンバーをi、プログラムナンバーiの曲の演奏時間をT
i とすると、A面及びB面の記録時間の差DT(k)は
以下の(1)式で表される。
【数2】
【0019】次にシステム制御部4の動作についてフロ
ーチャートを用いて説明する。図3及び図4はシステム
制御部4の信号処理手順を示すフローチャートである。
図3においてシステム制御部4が動作を開始し、記録曲
数算出部9で(1)式の記録時間の差DT(k)が最小
となるようA面の記録曲数AKが決定されると、その値
をシステム制御部4が受取る。最初のステップ21では
磁気テープ2の走行方向を反転させるポイントの絶対タ
イムである反転タイムRTを算出する。反転タイムRT
は、記録曲数算出部9から供給されるA面の記録曲数A
Kと、曲時間検出部8から供給される各曲の演奏時間T
1 〜TAKより、次の(2)式より求める。 RT=T1 +T2+T3+・・+TAK ・・・(2)
【0020】次にステップ22に進み、記録終了タイム
ETを算出する。記録終了タイムETは次の(3)式に
示すように、曲時間検出部8から供給されるDATのテ
ープ上の最後の曲の終了点を示す絶対タイムTneより求
められる。 ET=Tne ・・・(3)
【0021】そしてステップ23に進み、磁気テープ2
のA面の記録開始直前の位置に設けられるリードインエ
リアの長さLTを算出する。A面の記録時間となる反転
タイムRTより、B面の記録時間(ET−RT)が大き
いときには、リードインエリアの長さLTを、B面から
A面の記録時間を減じた値、即ち(ET−2RT)の値
に4フレーム(1フレームは1/4秒とする)を加えた
値とする。一方、B面の記録時間(ET−RT)がA面
の記録時間RTより小さいときは、リードインエリアの
長さLTを4フレームとする。
【0022】次のステップ24では、磁気テープ2の記
録の際に用いる絶対タイムコードレジスタATをクリア
してステップ25に進む。ステップ25ではメカニズム
制御部3と記録再生部6に記録の指示を出して、ステッ
プ23で算出したデータに基づく長さLTのリードイン
エリアに無音信号を記録する。次にリードインエリアの
記録が終了するとステップ26に進み、最初のフレーム
から第1曲面の音声データの記録を開始する。ステップ
27ではこの記録がプログラムの先頭であればステップ
28に進み、制御データとして各曲の先頭位置を示すス
タートマーカー=1を記録し、プログラムの先頭でなけ
ればスタートマーカーを記録しない。
【0023】さて1フレーム毎に音声データを記録する
と、ステップ29において絶対タイムコードレジスタA
Tをインクリメントし、ステップ30において反転タイ
ムRTと比較する。この値が一致していなければ、ステ
ップ26に戻り、この値が反転タイムRTになるまでこ
の処理を繰り返す。そして記録を続けて曲時間検出部8
から供給される各曲の先頭点の絶対タイムと絶対タイム
コードレジスタATの値を比較し、一致していればステ
ップ31に進む。ステップ31ではA面の反転する直前
の一部に連続記録フラグCF=1のリードアウトエリア
を4フレーム記録する。
【0024】ここでシステム制御部4はステップ32で
メカニズム制御部3に磁気テープ2の走行方向の反転を
指示する信号を出力する。こうすれば記録の動作は一時
中断され、磁気テープ2の走行が方向が反転されると共
に、記録再生ヘッド5も切換られて、B面に記録される
状態となる。次にB面でのテープ走行状態が安定する
と、ステップ33に進み、折返したB面の最初の記録部
分であるリードインエリアに4フレーム分の制御データ
が記録される。図4に示すステップ34〜38の処理
は、前述したステップ26〜30の処理と同様であり、
後半の各曲を順次記録する。ステップ38では(3)式
で求めた終了タイムETと絶対タイムコードレジスタの
値ATを比較して、一致しなければステップ34に戻り
同様の処理を続ける。一致すればステップ39に進み、
連続記録フラグCF=0のリードアウトエリアを4フレ
ーム記録して処理を終える。
【0025】ここでシステム制御部4はステップ22〜
39において記録曲数算出部9によって算出された曲数
の特定曲を第1の記録面に記録した後、記録媒体の走行
方向を反転して第2の記録面に引き続き他の特定曲を記
録する記録手段の機能を達成している。
【0026】図5はDATのテープに5曲(プログラ
ム)分のデータが記録された状態を示す第1の例であ
る。第1〜第5曲目の記録時間は夫々10分,5分,5
分,10分,7分である。このように記録されたテープ
をDATで再生すると図6〜図8に示すTOCデータを
得ることができる。図6(a)は第1曲目のTOCを表
し、ここにはワードPC1〜PC2にプログラムナンバ
ー[001]が、ワードPC5に開始点絶対タイム[00
分00秒00フレーム]が夫々記録されている。図6(b)
は第2曲目のTOCを表し、ここにはワードPC1〜P
C2にプログラムナンバー[002]が、ワードPC5
に開始点の絶対タイム[10分00秒00フレーム]が夫々記
録されている。以下同様にして図7(a),(b)は第
3,4曲目の開始点の絶対タイムが夫々[15分],
[20分]であることを示し、図8(a)は第5曲目の
開始点の絶対タイムが[30分]であることを示してい
る。又、図8(b)はワードPC3のデータがA1(1
6進数)なので、最終曲即ち第5曲の終了点の絶対タイ
ム[00時37分00秒00フレーム]が記録されている。
【0027】図1の曲時間検出部8は、このようなTO
Cデータを基に第(k+1)曲から第k曲の絶対タイム
を減算して、ダビングしようとするDATのテープの特
定曲の再生時間を算出して、記録曲数算出部9に第1〜
5曲までの記録時間10,5,5,10,7分のデータ
を送出する。このデータを用いて記録曲数算出部9はA
面の記録曲数を求める。全曲数nを5として(1)式の
DT(k)の値を算出すると、以下のような結果とな
る。DT(1)=27分,DT(2)=7分,DT
(3)=3分,DT(4)=23分,DT(5)=37
分。
【0028】従ってk=3のとき、A,B面の記録時間
差DT(k)は最小になる。よってA面の記録曲数AK
は3曲となる。A面の記録時間はB面より3分長いの
で、システム制御部4で求められるA面のリードインエ
リアの長さは1秒となる。図9はこの場合の磁気テープ
2の記録状態を示す図である。この磁気テープ2を図1
の記録再生装置でA面の最初から再生を開始すると順次
1〜3曲目が再生され、3曲目の後の連続記録フラグC
F=1を見て、メカニズム制御部3が磁気テープ2の再
生方向を反転する。そしてB面の4曲目から5曲目まで
を再生する。連続記録フラグCF=0のリードアウトエ
リアを検出すると早送りモードに入り、テープ始端まで
来ると走行方向を反転する。そしてリードインエリアの
1秒だけ早送りモードに入り、最初のスタートマーカー
を検出する。次にこの時点からA面の1曲目を再び再生
する。
【0029】このように磁気テープ2を自動繰り返し再
生する場合、B面の最後の曲が終了してからA面の最初
の曲が始まるまでの、テープ上の再生時間に換算して3
分強のエリアを早送りする時間だけ待てばよい。従って
曲間のブランクがほとんどなく、連続再生が可能とな
る。
【0030】次に図10はDATのテープに2曲分が記
録される状態を示す第2の例である。第1,第2曲目の
記録時間は夫々10分,20分である。このように記録
されたテープをDATで再生すると図11,図12に示
すTOCデータが得られる。第1,第2曲の開始点の絶
対タイムは、夫々[00分00秒00フレーム],[10分00秒
00フレーム]である。図12のワードPC3の値は[A
1]なので最終曲の終了点の絶対タイムは[30分00秒00
フレーム]である。
【0031】この場合も第1の例と同様に、曲時間検出
部8がダビングしようとするDATテープの各曲の記録
時間を算出して、10分,20分であることを記録曲数
算出部9に送出する。そして記録曲数算出部9は全曲数
nを2とし、A,B面の記録時間差DT(k)を求め
る。DT(1)=10分,DT(2)=30分。
【0032】従ってk=1のときDT(k)が最小にな
り、A面の記録曲数AKは1曲となる。このときシステ
ム制御部4で求めたA面のリードインエリアの長さは、
B面の記録時間がA面より10分長いので、この10分
と4フレーム加えた10分1秒となる。図13は記録曲
数算出部9の算出したA面の記録曲数と磁気テープ2上
の記録状態を示した図である。この磁気テープ2を図1
の記録再生装置で両面自動再生すると、A面の第1曲目
のスタートマーカーをサーチし、第1曲目を再生する。
そして第1曲目の直後の連続記録フラグCF=1を見て
再生方向を反転し、B面の2曲目までを再生を続ける。
次に連続記録フラグCF=0のリードアウトエリアを検
出すると早送りモードに入り、テープ始端まで来ると再
び走行方向を反転してA面の再生状態に入る。そして最
初のスタートマーカーを見つけるまで早送りモードでリ
ードインエリアを走行する。スタートマーカーを見つけ
ると再びA面の1曲目から再生を続ける。
【0033】このように記録された磁気テープ2を自動
繰り返し再生する場合、B面の最後の曲が終了してから
A面の最初の曲が始まるまでの、テープ上の再生時間に
換算して10分強のエリアを早送りする時間だけ待て
ば、再び自動的に再生が始まる。再生時間に換算したこ
の10分は、早送りをかけると短時間に圧縮されるの
で、曲間のブランクがほとんど感じられなく、連続再生
が可能となる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、記録すべき各曲の演奏時間を検出する曲時間検出部
と、曲時間検出部が出力する各曲の演奏時間に基づい
て、第1及び第2の記録部の記録時間の差が最小になる
ように、第1の記録部の記録曲数を算出する記録曲数算
出部を設けたことにより、両面連続記録の際に第1の記
録部の記録終了点と第2の記録部の記録開始点を合わせ
ることができる。このように記録した記録媒体の両走行
方向に主データを再生する場合、第2の記録部に切り換
えに要する時間を最小にすることができ、あたかも連続
したテープを再生するような効果が得られる。
【0035】又、第1及び第2の記録部の楽曲の記録領
域の長さの差を最小にすることにより、第2の記録部の
記録時間の方が第1の記録部の記録時間より長い場合で
も、第1の記録部の第1曲の前に、第2及び第1の記録
部の記録時間の差に相当するリードインエリアを挿入す
ることによって第1の記録部の早送りが可能となる。従
って第1及び第2の記録部に記録された全曲を連続して
繰り返し再生が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の記録装置を含む記録再生装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】DATのテープに記録されるTOCのフォーマ
ットを示す説明図である。
【図3】本実施例のシステム制御部及び記録曲数算出部
の動作を示すフローチャート(その1)である。
【図4】本実施例のシステム制御部及び記録曲数算出部
の動作を示すフローチャート(その2)である。
【図5】DATのテープの記録状態を示す説明図(その
1)である。
【図6】(a),(b)はDATのテープに記録された
TOCの内容を示す図(その1)である。
【図7】(a),(b)はDATのテープに記録された
TOCの内容を示す図(その2)である。
【図8】(a),(b)はDATのテープに記録された
TOCの内容を示す図(その3)である。
【図9】本実施例の記録装置で記録した磁気テープの記
録状態を示す図(その1)である。
【図10】DATのテープの記録状態を示す説明図(そ
の2)である。
【図11】(a),(b)はDATのテープに記録され
たTOCの内容を示す図(その4)である。
【図12】DATのテープに記録されたTOCの内容を
示す図(その5)である。
【図13】本実施例の記録装置で記録した磁気テープ上
の記録状態を示す図(その2)である。
【符号の説明】
1 カセット 2 磁気テープ 3 メカニズム制御部 4 システム制御部 5 記録再生ヘッド 6 記録再生部 7 記録再生モード設定部 8 曲時間検出部 9 記録曲数算出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体の走行方向を制御する
    メカニズム制御部、前記記録媒体を正方向に走行させた
    ときに第1の記録部、逆方向に走行させたときに第2の
    記録部に記録する記録ヘッドを有し、主データ及び該主
    データを管理する補助データを再生する信号再生装置か
    ら得られる複数の曲のうち、前記主データの特定曲を前
    記記録媒体の第1の記録部に記録し、前記主データの他
    の特定曲を前記記録媒体の第2の記録部に記録する記録
    装置であって、 記録すべき各特定曲の再生時間を検出する曲時間検出部
    と、 前記曲時間検出部が出力する各曲の再生時間に基づい
    て、前記第1及び第2の記録部の記録時間の差が最小に
    なるように前記第1の記録部の記録曲数を算出する記録
    曲数算出部と、 前記記録曲数算出部によって算出された曲数の特定曲を
    前記第1の記録部に記録した後、前記記録媒体の走行方
    向を反転して前記第2の記録部に引き続き他の特定曲を
    記録する記録手段と、を具備することを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記記録手段は、 前記記録曲数算出部によって算出された曲数の特定曲を
    前記第1の記録部に記録し、この記録部の最終曲の後に
    前記第2の記録部に引き続き他の特定曲があることを示
    す連続記録フラグを記録し、前記記録媒体の走行方向を
    反転して他の特定曲を記録するものであることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録手段は、 前記記録曲数算出部が算出した第1の記録部の記録時間
    が第2の記録部の記録時間より長いとき第1の記録部の
    始端より記録を開始し、第2の記録部の記録時間が第1
    の記録部の記録時間より長いとき、第2から第1の記録
    部の記録時間を減じた時間だけ第1の記録部の始端より
    進めた点から第1曲目の記録を開始するものであること
    を特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録曲数算出手段は、 全曲数をn,第1面の記録曲数をk,曲番号をi,曲番
    号iの曲の演奏時間をTi ,第1及び第2の記録部の記
    録時間の差をDT(k)としたとき、 【数1】 で示されるDT(k)が最小の値をとる曲数kを第1の
    記録部の記録曲数とするものであることを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
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