JPH04285745A - データ記録方法 - Google Patents

データ記録方法

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Publication number
JPH04285745A
JPH04285745A JP3049516A JP4951691A JPH04285745A JP H04285745 A JPH04285745 A JP H04285745A JP 3049516 A JP3049516 A JP 3049516A JP 4951691 A JP4951691 A JP 4951691A JP H04285745 A JPH04285745 A JP H04285745A
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JP
Japan
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Application number
JP3049516A
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English (en)
Inventor
Kenji Otani
健二 大谷
Yoshiyuki Hida
飛田 義行
Hidemi Ueno
上野 秀巳
Naoto Sawada
沢田 直人
Susumu Kinoshita
進 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3049516A priority Critical patent/JPH04285745A/ja
Publication of JPH04285745A publication Critical patent/JPH04285745A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、S−DAT(固定ヘッ
ド方式ディジタルオーディオテープレコーダ)等の2種
類の走行方向をもつ記録媒体を用いる記録再生装置にお
けるスタートポイントサーチ方法、及びつなぎ記録方法
と、そのつなぎ記録、及びスタートポイントサーチに用
いる制御データの記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトカセット、S−DAT、R−
DAT(回転ヘッド方式ディジタルオーディオテープレ
コーダ)などの記録可能な媒体では、記録の開始点に通
常の再生でも高速サーチでも読める記録開始点情報を記
録して、前回に記録した領域に続けて新しい補助信号領
域を記録する場合の記録開始点の目印にする。また、記
録開始点情報をテープ上の有効な領域の開始点及び終了
の目印とし、それ以前の部分または以降をアクセスしな
いようにすることによって、不要なデータを誤って読み
出すことがないように保護をする。例えば、1987年
6月にDAT懇談会が発行した「  THE  DAT
  CONFERENCE  STANDARD,DI
GITAL  AUDIOTAPERECORDER 
 SYSTEM」では、R−DATにおいてリードアウ
トエリアと呼ばれる操作領域の開始を示す情報を記録す
ることを推奨している。リードイン及びリードアウトエ
リアの記録を必要とする理由は下記の通りである。
【0003】1.編集記録の際の目印にする。 2.有効な領域の開始点及び終了点の目印にする。 リードインエリアは、記録信号を再生する時に信号処理
をするためにフレームの同期をとるために必要である。 特にリードアウトエリアは、一度記録したテープ上にオ
ーバーライトをしたとき、最新の記録の終了点よりも前
回の記録の終了点の方が後にある場合に必要になる。な
ぜなら、最新の記録の終了点は前回の記録の領域とつな
がっているので、どこが終了点か判断できないからであ
る。バージンテープに記録する場合は無記録部分を検出
して、記録の終了点を見つけることが可能であるが、リ
ードアウトエリアが記録してある方が、速く確実に記録
の終了点を見つけることができる。なぜなら、無記録部
分で終了点を判定する場合は、ドロップアウトによるバ
ーストエラーではなく無記録部分であることを確実に判
定するために、何フレームか無記録状態を確認する必要
があるが、リードアウトエリアが記録されている場合は
検出したときに直ちに終了点であるという判定を下すこ
とができるからである。
【0004】例えばR−DATでは、リードアウトエリ
アを300フレーム以上記録し、エンドサーチ時にはリ
ードアウトエリアを検出すると、テープ走行を停止し、
数フレーム巻き戻して、補助信号のつなぎ記録の状態に
はいる。つなぎ記録とは、すでに記録されたフレームに
続けて、フレームの位相等が連続になるように記録する
ことである。このため、つなぎ記録の前にはすでに記録
されたフレームの記録位置を確認し、タイムコード、フ
レームナンバーなどを読む必要があり、また記録開始ま
でにテープスピードを一定にする必要があるので、数フ
レームの期間の助走が必要となる。そのためにリードア
ウトエリアを検出した後、数フレーム巻き戻して待機す
るのである。
【0005】リードインエリアは、一度記録したテープ
上にオーバーライトをしたとき、最新の記録の開始点よ
りも前回の記録の開始点の方が前にある場合に必要にな
る。なぜなら、最新の記録の開始点が前回の記録の領域
とつながっているので、どこが開始点か判断できないか
らである、記録テープに記録する場合は記録部分を検出
して、記録の開始点を見つけることが可能であるが、リ
ードインエリアが記録してある方が、速く確実に記録の
開始点を見つけることができる。なぜなら、記録部分で
開始点を判定する場合は、記録部分であることを確実に
判定するために、何フレームか記録状態を確認する必要
があるが、リードインエリアが記録されている場合は検
出したときに直ちに開始点であるという判定を下すこと
ができるからである。
【0006】なおフレームとは、R−DATの場合、プ
ラスアジマスヘッドで記録されたプラスアジマストラッ
クとマイナスアジマスヘッドで記録されたマイナスアジ
マストラックとのペアを指し、独立して記録再生するこ
とができる最小の単位である。
【0007】なおR−DATについては、日本オーディ
オ協会発行の「ディジタルオーディオ辞典」の142ペ
ージから158ページに説明されている。
【0008】一方、コンパクトカセット、S−DATな
どのふたつの走行方向をもつ固定ヘッド方式の記録再生
装置では、オートリバース機能は非常に重要である。従
来の固定ヘッド方式の記録再生装置、例えばコンパクト
カセットにおいては、ユーザーが反転スイッチを押すと
走行方向が切り変わる、あるいはテープ終端部のリーダ
ーテープを検出すると反転するなどの方法でふたつの方
向の記録再生を可能としている。なおS−DATについ
ては、日本オーディオ協会発行の「ディジタルオーディ
オ辞典」の159ページから166ページに説明されて
いる。
【0009】しかしながら上記のような固定ヘッド方式
の記録再生装置では、下記のような問題点があった。
【0010】1.記録する際にどこで走行方向を反転し
たかわからないので、次に編集記録するときにどこで反
転させれば、記録時の曲順あるいは曲の中の音楽のつな
がりを再現できるかがわからない。
【0011】2.編集記録中に走行方向を反転する場合
に、反転に要する期間が確定できず再生時に曲中に無音
区間が発生したり、不連続点が発生したりする。
【0012】3.再生時に補助データの読み取りにはテ
ープの記録開始部分まで必ず巻戻す必要があった。
【0013】上記従来の問題点を解決するために本出願
人は、音声データ記録中に走行方向を反転する場合に、
反対面の続きが記録されていることを示す反転記録フラ
グをテープ上に記録し、次に編集記録するときにスター
トフラグを検出することによって反転すべきポイントを
知り元の面の反転個所の前に自動反転フラグを記録し、
再生時に自動的に反転させ、ふたつの走行方向をもつテ
ープをあたかも片方向にしか走行していないテープを再
生しているように扱えるとともに、メモリを用いること
によって記録中に反転が発生した場合の記録動作中断中
の音声データを記憶しておき反転が終了してから記録し
、再生時には再生データを順次メモリに記憶しておき、
反転が発生したらテープから再生されるデータの代わり
に、すでにメモリに記憶された音声データを読み出すこ
とによって、音切れのない再生を行うことができる。又
、各音声データのスタートマーク部分に少なくとも一方
の面の補助データを記録しテープの記録開始部分まで巻
戻さなくとも、補助データーの読みだしを容易にできる
「制御データ記録方法および再生制御方法」を提案した
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな記録再生装置、制御データ記録方法および再生制御
方法では、下記のような問題点があった。以降制御デー
タの追加記録を編集記録、2度目の記録を前の記録に連
続して記録することをつなぎ記録と記載する。
【0015】1.ふたつの走行方向をもつ記録再生装置
で第一の面にオーバーライトをした時第二の面の記録開
始点より前に第一の面からの連続記録した信号の記録が
終了した場合に第二の面には2つのリードインエリアI
Dと2つのスタートIDが記録され、どちらがその面の
記録の開始点かすぐには判断できない。
【0016】2.ふたつの走行方向をもつ記録再生装置
でエンドサーチを行うとき、ある面のリードアウトエリ
アがテープ全体の記録終了ポイントなのか、その面での
記録終了ポイントなのか判断できなかった。
【0017】3.エンドサーチをする場合、記録終了点
情報の記録期間が短いかまたは欠落していると、サーチ
時に確実に検出できないので、見逃す可能性がある。
【0018】4.記録中に走行方向を反転する場合に記
録終了点情報の記録時間が長いと、メモリによって反転
期間中の音声データを記憶しておく構成の記録再生装置
では大容量のメモリを必要とし、そうでない記録再生装
置については音切れの期間が長くなる。
【0019】5.再生開始時にテープ位置がテープ終了
地点に近ければ補助データ読み取りのためにテープの記
録開始部分まで巻戻す必要がある。
【0020】上記問題点2について、更に詳しく説明す
る。R−DATの場合は、テープスピードに比例してヘ
ッドスピードを変化させない限り、ヘッドが記録トラッ
クを斜めに横切るので、制御データが毎トラック読める
とは限らない。そのためR−DATのリードアウトエリ
アは300フレーム以上連続して記録するように定めら
れている。一方、S−DATの場合はヘッドが記録トラ
ックを斜めに横切ることはないが、テープスピードの変
化に比例して再生信号のビットレートが変化するので、
テープスピードの上昇中には大幅にビットレートが変化
し、再生クロックの抽出が難しくなるので、通常再生時
に比べて、正しくデータを読める確率は低い。したがっ
てS−DATの場合もR−DATの場合と同様にリード
アウトエリアの記録期間を長くすることによって、見逃
す確率を低くする必要がある。
【0021】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、問題点1,2に対しては、記録時にリードインエリ
アに、第1の面の記録終了点と第2の面の記録開始点が
一致していることを示す連続記録フラグを立てることに
よって、スタートポイントサーチ時にリードインエリア
を検出したときに連続記録フラグが立っていれば、走行
方向を反転して裏面自動反転フラグを記録し、連続記録
フラグが立っていなければつぎのスタートポイントをサ
ーチしてつなぎ記録を容易にすることができるデータ記
録方法及びスタートポイントサーチ方法を提供すること
を目的とする。
【0022】問題点3,4に対しては、記録の開始点を
示すデータをふたつと、記録の終了点を示すデータをふ
たつに分け、一つは高速サーチ時にも検出が容易なよう
に長期間記録することにし、もう一つはテープ走行方向
の反転の際にも最小限の期間で記録できるようにし、一
方の面の記録終了位置を示す連続記録フラグを反対面の
スタートIDに記録したものである。すなわち、スター
トIDとリードインエリアIDのふたつの記録開始点I
Dを定義し、スタートIDは、短時間記録が容易なよう
に音声データの記録時に同時に記録し音声データの記録
終了後に、元の記録終了時点までエンドIDとリードア
ウトエリアIDを記録し、反対面のスタートIDの前に
リードインエリアIDの記録をすることによって、高速
サーチ用の記録終了点情報であるエンドIDは十分な記
録期間が確保され、音声データの終了を示すリードアウ
トエリアIDは最小限の記録期間とすることができ、高
速サーチ時の検出の信頼性と走行方向の反転による空白
時間の減少とを両立させることができるデータ記録及び
編集方法及びエンドサーチ方法を提供することを目的と
する。
【0023】上記問題点5に対しては、記録される各音
声データの記録開始点にスタートIDの記録されたフレ
ームと同じフレームから全ての補助データを記録するこ
とで再生開始時に常にテープの記録開始部分まで巻戻す
必要がなくなる。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のデータ記録方法は、第1の面の記録終了点の
前にエンドIDを無効から有効に変化させ、前記エンド
IDが無効から有効に変化すると同時、または前記エン
ドIDが無効から有効に変化するよりも後に主データの
記録を中断し、リードアウトエリアIDを無効から有効
にするとともに、第1の面の記録終了点と第2の面の記
録開始点が一致しているときに、少なくとも第2の面の
前記スタートIDが有効な区間に連続記録フラグを有効
にするようにしたものである。
【0025】また、本発明のスタートポイントサーチ方
法は、スタートIDをサーチし、スタートIDを検出し
たとき、リードインエリアを再生し、連続記録フラグを
検出しなかったとき、巻き戻し再生して、スタートID
が無効から有効に変化したフレームとリードインエリア
IDが無効から有効に変化したフレーム、またはリード
インエリアIDが無効から有効に変化したフレームのみ
を記憶し、連続記録フラグを検出したとき、走行方向を
反転してスタートポイントサーチを行うようにしたもの
である。
【0026】また、本発明の編集記録方法は、スタート
IDがリードインエリアIDより後に無効から有効に変
化したとき、リードインエリアIDが無効から有効に変
化するフレームから補助データの記録を開始し、スター
トIDの無効から有効に変化するフレームから補助デー
タと主データの両方を記録するようにしたものである。
【0027】
【作用】上記の方法により、本発明のデータ記録方法と
スタートポイントサーチ方法は、記録時にスタートID
記録エリアに、第1の面の記録終了点と第2の面の記録
開始点が一致していることを示す連続記録フラグを立て
ることによって、編集時スタートポイントサーチ時にス
タートIDを検出したときに連続記録フラグが立ってい
れば、走行方向を反転して裏面をエンドサーチしエンド
ID及びリードアウトIDの記録し、第2の面のスター
トIDと補助データの前にリードインエリアIDを記録
し、連続記録フラグが立っていなければ巻戻してリード
インエリアIDと補助データの記録をすることで連続記
録することができる。
【0028】また本発明のデータ記録方法とスタートポ
イントサーチ方法は、スタートIDとリードインエリア
IDのふたつの記録開始点情報を定義し、リードインエ
リアIDは、高速サーチ時にも検出が容易なようにスタ
ートIDに先立って記録を開始し、次に音声データの記
録開始後、スタートIDの記録を開始し、高速サーチ用
の記録開始点情報であるリードインエリアIDは十分な
記録期間が確保され、音声データの開始を示すスタート
IDは最小限の記録期間となり、高速サーチ時の検出の
信頼性と走行方向の反転による空白時間の減少とを両立
させることができる。
【0029】また本発明のつなぎ記録方法は、リードイ
ンエリアIDの記録区間がスタートID及び連続記録フ
ラグの記録区間より長いとき、リードインエリアIDが
立ち上がってからスタートIDが立ち上がるまでの区間
は補助データのみを書き変えるようにして、スタートI
Dの前までかかれている音声データを消去することなく
、つなぎ記録を実現することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明のデータ記録方法とエンドサー
チ方法とつなぎ記録方法の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施例のデータ記
録方法とスタートポイントサーチ方法と編集記録方法を
実現するための記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0032】図1において、101は磁気テープを格納
したカセット、102はシステム制御部105の命令に
したがって磁気テープの走行を制御し、フォトカプラー
やホール素子等により磁気テープが終端付近にきたか否
かの情報をシステム制御部105に送るメカニズム制御
部、103は磁気テープに記録再生を行う記録および再
生ヘッドである。記録ヘッドは9個のヘッドで構成され
、1個のヘッドは再生制御に用いる制御データ等を記録
する補助データを記録し、残りの8個のヘッドは音声デ
ータ等の主データを記録する。また、再生ヘッドは9個
のヘッドで構成され、1個のヘッドは再生制御に用いる
制御データ等を再生する補助データを再生し、残りの8
個のヘッドは音声データ等の主データを再生する。本実
施例では磁気テープは上下ふたつのエリアに分割され、
一方を順方向の記録に用い、他方を逆方向の記録に用い
る。走行方向を反転するときはヘッド103を180度
回転させる。
【0033】図21は、本発明第1の実施例における記
録ヘッドによって記録されたテープ上の記録トラックパ
ターンを示す図である。
【0034】図1において104は入力音声データとシ
ステム制御部105から与えられる走行制御等に用いる
補助データに誤り訂正符号を付加し、変調して記録信号
として記録および再生ヘッド103へ出力するとともに
、記録および再生ヘッド103より再生された再生信号
を復調し、誤り訂正を行い出力音声データを出力すると
ともに補助データを抽出し、システム制御部105に送
出する記録再生部である。105はメカニズム制御部1
02に対して走行モードを指示し、記録再生部104に
対して、記録モード、再生モード等を指示するシステム
制御部である。システム制御部105はマイクロプロセ
ッサ等で実現できる。106はシステム制御部105に
対してユーザが命令を与えるための記録再生モード設定
部である。ユーザはスイッチ等で構成される記録再生モ
ード設定部106を用いて、記録、再生、あるいは繰り
返し再生などの動作形態を指示する。
【0035】なお、記録再生装置の入出力について本実
施例では音声データとしたが、画像データ等、他のデー
タでもよいので一般には、制御に用いる補助データに対
して、主データと呼ぶ。
【0036】次に、本発明の第1の実施例におけるデー
タ記録方法とスタートポイントサーチ方法とつなぎ記録
方法について説明する。
【0037】本発明の第1の実施例のデータ記録方法と
スタートポイントサーチ方法と編集記録方法の特徴を以
下に説明する。
【0038】ユーザが両面連続記録を指示したとき、例
えばA面からB面に続けて記録する場合に、A面の記録
を終了し走行方向を反転し、主データの記録を開始しB
面の記録の開始ポイントからスタートIDを4フレーム
記録し、A面から信号が連続して記録されていることを
示す連続記録フラグCF=1として、スタートIDの記
録を開始する。B面の記録が終了した後B面のスタート
IDをサーチし連続記録フラグCF=1が確認されたと
き走行方向を反転し主データの記録終了点を捜して記録
終了の12フレーム前からエンドIDを記録し連続記録
フラグCF=1としてリードアウトエリアIDの記録を
4フレーム行なう。
【0039】ユーザが両面不連続記録を指示したとき、
例えばA面の記録を終了した後、A面の終端まで早送り
して反転し、B面に続けて記録する場合に、A面の記録
の終了ポイントの手前でエンドIDの記録を始め、12
フレーム記録し、次に主データの記録終了後、連続記録
フラグCF=0として、リードアウトエリアIDの記録
を開始し、4フレーム記録した後、記録を終了し、A面
の終端まで早送りする。
【0040】ユーザが片面記録を指示したとき、例えば
A面だけで記録を終了する場合に、A面の記録の終了ポ
イントの手前でエンドIDの記録を始め、12フレーム
記録し、次に主データの記録終了後に、連続記録フラグ
CF=0として、リードアウトエリアIDの記録を開始
し、4フレーム記録した後、記録を終了する。
【0041】再生時には、A面再生中にリードアウトエ
リアIDによって記録終了ポイントを検出し、このとき
B面に連続して記録されていることを示す連続記録フラ
グCF=1のとき、直ちに反転してB面の再生ができる
ようにし、連続記録フラグCF=0のとき、ユーザが両
面再生を指示していれば、記録終了ポイントを検出して
直ちにA面の終端まで早送りし、反転してからB面を再
生し、ユーザが片面再生を指示していれば、直ちにA面
の始端に向かって巻き戻しをするようにする。
【0042】スタートポイントサーチ時にはB面でスタ
ートIDと連続記録フラグを検出したとき、高速サーチ
モードから反転モードに移行してA面にエンドIDと連
続記録フラグCF=1をリードアウトエリアに記録する
。連続記録フラグが無効だったとき、高速サーチモード
を継続する。
【0043】エンドサーチ時には、エンドIDと連続記
録フラグを検出したとき、高速サーチモードから停止モ
ードに移行して、逆方向のサーチを始め、エンドIDを
検出したが、連続記録フラグが無効だったとき、高速サ
ーチモードから再生モードに移行し、リードアウトエリ
アIDを検出したら、巻き戻し再生をし、エンドIDと
リードアウトエリアIDの立ち上がりフレームを記憶し
て停止する。その後ユーザがつなぎ記録を指示すれば、
記憶されたエンドIDとリードアウトエリアIDの立ち
上がりフレームの情報を用いてつなぎ記録を行う。
【0044】図2,図3,図4,図5、図6および図7
は、本発明の第1の実施例におけるテープ上の制御デー
タの記録結果を示す制御データ配置図である。図2は第
2の面の記録開始点と第1の面の記録終了点が一致して
いるときの両面の連続記録を行った場合の制御データ配
置図、図3は、記録開始点より前にスタートIDを無効
から有効に変化させ、その変化と同時または後に主デー
タの記録を開始し、リードインエリアIDを無効から有
効にした時の制御データ配置図である。図4は前記第2
の面の記録開始点と前記第1の面の記録終了点が一致し
ていないときに、記録開始点の前に前記スタートIDと
前記リードインエリアIDを同時に無効から有効に変化
させるように再記録した時のテープ上の記録結果を示す
制御データ配置図である。図5は補助データ上の制御I
Dの配置を示す。図6は両面の不連続記録を行った場合
の制御データ配置図、図7はA面のみの記録を行ったと
きの制御データ配置図である。
【0045】図2は、A面の始端から4フレームのリー
ドインエリアを記録し、その後主データとスタートID
を記録しプログラムエリアを形成し、次に主データの記
録終了点で反転した後主データの立上げと同時にスター
トIDと連続記録フラグを記録しB面の記録終了後B面
をスタートIDサーチしA面の記録終了の手前でエンド
IDを立ち上げ、12フレーム記録した後、連続記録フ
ラグCFを立ち上げ、リードアウトエリアを4フレーム
形成し、リードアウトエリアの記録終了後、直ちに走行
方向を反転してリードインエリアと連続記録フラグCF
を記録し、その後プログラムエリアを記録し、次に主デ
ータの記録終了点の手前でエンドIDを立ち上げ、連続
記録フラグCFは0のままとし、12フレーム記録した
後、連続記録フラグCFは0のままとして、リードアウ
トエリアを4フレーム形成したときの制御データ配置図
である。
【0046】リードインエリアはテープが走行を開始し
てから走行が安定するまでの予備期間として設けられ、
リードインエリアID=1が記録される。プログラムエ
リアは主データが記録されるエリア、リードアウトエリ
アは記録の終了ポイントを示すエリア、エンドIDも記
録の終了ポイントを示すデータで、高速サーチのときに
も読めるだけの期間記録される。連続記録フラグCFは
反対面に記録が連続していることを示すデータである。 リードインエリア、プログラムエリア、リードアウトエ
リアにおけるリードインエリアID(LIID)とリー
ドアウトエリアID(LOID)の関係は下記のように
なる。 リードインエリア  :LIID=1,LOID=0プ
ログラムエリア  :LIID=0,LOID=0リー
ドアウトエリア:LIID=0,LOID=1図3は、
A面の始端から4フレームのリードインエリアとスター
トIDを記録し、その後主データを記録しプログラムエ
リアを形成し、次に主データの記録終了点で反転した後
主データの立上げと同時にスタートIDと連続記録フラ
グを記録しB面の記録終了後B面をスタートIDサーチ
しA面の記録終了の手前でエンドIDを立ち上げ、12
フレーム記録した後、連続記録フラグCFを立ち上げ、
リードアウトエリアを4フレーム形成し、リードアウト
エリアの記録終了後、直ちに走行方向を反転してリード
インエリアを記録し、その後プログラムエリアを記録し
、次に主データの記録終了点の手前でエンドIDを立ち
上げ、連続記録フラグCFは0のままとし、12フレム
記録した後、連続記録フラグCFは0のままとして、リ
ードアウトエリ、アを4フレーム形成したときの制御デ
ータ配置図である。
【0047】図4は、A面の始端から4フレームリード
インエリアとスタートIDを記録し、その後主データを
記録しプログラムエリアを形成し、A面の記録終了の手
前でエンドIDを立ち上げ、12フレーム記録した後、
連続記録フラグCFを立ち上げ、リードアウトエリアを
4フレーム形成し、リードアウトエリアの記録終了後、
早送りし、反転した後主データの立上げと同時にスター
トIDと連続記録フラグを記録し、B面の記録終了後B
面をスタートIDサーチしB面のリードインエリアに4
フレーム形成し、B面の連続記録フラグCFをB面のス
タートID記録エリアからA面の連続記録フラグCFの
記録エリアまで記録したときの制御データ配置図である
【0048】図7は、A面の始端から一定の期間リード
インエリアを記録し、その後スタートIDと主データを
記録するプログラムエリアを形成し、次に主データの記
録終了点の手前でエンドIDを立ち上げ、12フレーム
記録した後、連続記録フラグCFは0のままとし、リー
ドアウトエリアを4フレーム形成したときの制御データ
配置図である。
【0049】図8,図9,図10,図11は、本発明の
第1の実施例におけるデータ記録方法の手順を示すフロ
ーチャートである。この処理はシステム制御部105で
行われる。図において、501はA面の始端からリード
インエリアを4フレーム記録する処理を示す。なお、フ
レームとはテープ上の独立して記録できる最小の単位を
表す。502は音声データを1フレーム記録する処理を
示す。503は記録再生モード設定部106から記録終
了の指示がきたとき処理515に分岐し、記録再生モー
ド設定部106から記録終了の指示がこなかったとき5
04を処理する分岐を示す。515はエンドID,EI
D=1、連続記録フラグ,CF=0として音声データを
12フレーム記録する処理を示す。506はエンドID
,EID=1、連続記録フラグ,CF=0のリードアウ
トエリアを4フレーム記録して記録を終了する処理を示
す。504は記録再生モード設定部106からテープの
走行方向を反転させる指示がきたとき処理505に分岐
し、記録再生モード設定部106からテープの走行方向
を反転させる指示がこなかったとき502を処理する分
岐を示す。すなわち、記録再生モード設定部106から
テープの走行方向を反転させる指示、または記録終了の
指示がこない限り処理502,503および504を繰
り返す。
【0050】なお本実施例では、ユーザが記録再生モー
ド設定部106から走行方向の反転の指示を出すような
構成になっているが、例えばリーダーテープによる終端
検出機能を用いて自動的に反転の指示を出したり、音声
データ中の曲の終了ポイントを検出して自動的に反転の
指示を出してもよい。また本実施例では、ユーザが記録
再生モード設定部106から記録終了の指示を出すよう
な構成になっているが、例えばリーダーテープによる終
端検出機能を用いて自動的に記録終了の指示を出したり
、音声データ中の曲の終了ポイントを検出して自動的に
記録終了の指示を出してもよい。
【0051】505は記録再生モード設定部106から
連続記録の指示がきたとき処理557に分岐し、記録再
生モード設定部106から連続記録の指示がこないとき
512を処理する分岐を示す。557は記録再生モード
設定部106から編集記録の支持がこない時507に分
岐し、記録再生モード設定部106から編集記録の支持
が来た時処理558を処理する分岐を示す。507は連
続記録の指示があった場合に、エンドID,EID=1
、連続記録フラグCF=1、リードアウトエリアID、
LOID=1のリードアウトエリアを1フレーム記録す
る処理を示す。508はメカニズム制御部102にテー
プの走行方向の反転の指示を出す処理を示す。
【0052】509はスタートID,SID=1連続記
録フラグCF=1を4フレーム記録する処理を示す。5
10は音声データを1フレーム記録する処理を示す。5
11は記録再生モード設定部106から記録終了の指示
がきたとき処理515に分岐し、記録再生モード設定部
106から記録終了の指示がこなかったとき510を処
理する分岐を示す。512は連続記録の指示がなかった
場合に、エンドID,EID=1、連続記録フラグCF
=0、リードアウトエリアID(LOID)=1のリー
ドアウトエリアを4フレーム記録する処理を示す。55
8は編集記録の支持が来た時エンドID,EID=1、
連続記録フラグCF=1、リードアウトエリアID(L
OID)=1のリードアウトエリアを4フレーム記録す
る処理を示す。513はメカニズム制御部102にテー
プの早送りの指示を出す処理を示す。514はメカニズ
ム制御部102からテープ終端に到達したという情報が
きたとき、処理508に分岐し、メカニズム制御部10
2からテープ終端に到達したという情報がこないとき、
もう一度同じ処理を繰り返す処理を示す。515は記録
再生モード設定部106から記録終了の指示があった場
合にエンドID,EID=1、連続記録フラグ,CF=
0の音声データを12フレーム記録する処理を示す。
【0053】A面からB面へ記録状態を継続したい場合
できるだけ短時間で反転してB面で再度記録状態に入る
ためにはA面で反転を指令してから最小フレームの記録
をA面で終えた後B面での記録を素早く開始すれば音声
データを蓄えて音声信号の途切れをなくすためのメモリ
ーの容量を小さくすることが可能となる。
【0054】516は連続記録フラグを記録した後B面
で記録を終了した時に記録再生モード設定部106から
編集記録の指示があった場合に処理517に分岐し、指
示がなかった場合停止をする分岐を示す。517はメカ
ニズム制御部102にレビューを指示する処理を示す。 518はモード設定部106にスタートIDサーチ指示
する処理を示す。519はスタートID,SID=1で
、連続記録ID,CF=1の時以外はサーチ状態の処理
518を継続し、SID=1,CF=1の時は521を
処理する分岐を示す。521はメカニズム制御部102
に反転を指示する処理を示す。522はモード設定部1
06にA面の記録終端のサーチを指示する処理を示す。 523はエンドID,EID=0であれば記録終端のサ
ーチをする処理522を継続し、EID=1であれば5
24を処理する分岐を示す。
【0055】524はメカニズム制御部102に記録終
端から12フレーム分リワインドを指示する処理を示す
。525はモード設定部106にエンドID,EID=
1、連続記録ID,CF=0で12フレームの記録を指
示する処理を示す。526はモード設定部106に52
5の処理の12フレーム記録の後に続けてエンドID,
EID=1、連続記録ID,CF=1で4フレームの記
録を指示する処理を示す。527は526の処理後、メ
カニズム制御部102に反転を指示する処理を示す。5
28はモード設定部105に連続記録ID,CF=1で
4フレーム記録を指示する処理を示す。529は528
の処理後、メカニズム制御部102に反転を指示する処
理を示す。
【0056】530はシステム制御部105にスタート
IDの高速逆方向サーチを指示する処理を示す。531
はスタートID,SID=1、連続記録ID,CF=0
でなければサーチ状態を継続しSID=1、CF=0で
あれば532を処理する分岐を示す。532はメカニズ
ム制御部102に再生を指示する処理を示す。533は
時間情報や、曲番情報等の補助データSD,SD=0で
あればスタートIDサーチを継続し、SD=1であれば
534を処理する分岐を示す。534はシステム制御部
に補助データを記憶する処理を示す。535は補助デー
タSDの記録されていた領域がリードインエリアでなけ
れば処理530から処理535までを繰り返し、リード
インエリアであれば536を処理する分岐を示す。53
6はシステム制御部105に記憶した補助データの記録
を指示する処理を示す。537はシステム制御部にスタ
ートIDのサーチを指示する処理を示す。538はスタ
ートID,SID=0の時はスタートIDサーチを継続
し、SID=1の時539を処理する分岐を示す。53
9はスタートIDをサーチできた時、スタートID部に
記録されている補助データを読む処理を示す。540は
処理539で読んだ補助データが今までに記憶した走行
面のデータと比較して同じであれば542を処理し、異
なっていれば541を処理する分岐を示す。541はそ
の面の補助データを記録する処理を示す。
【0057】542はメカニズム制御部102に反転を
指示する処理を示す。543はメカニズム制御部102
に早送りを指示する処理を示す。544はメカニズム制
御部102からテープ終端に到達したという情報がきた
とき、処理545に分岐し、メカニズム制御部102か
らテープ終端に到達したという情報がこないとき、もう
一度同じ処理を繰り返す処理を示す。545はシステム
制御部105にスタートIDの高速逆方向サーチを指示
する処理を示す。546はスタートID,SID=1、
連続記録ID,CF=0でなければサーチ状態を継続し
SID=1、CF=0であれば547を処理する分岐を
示す。547はメカニズム制御部102に再生を指示す
る処理を示す。548は時間情報や、曲番情報等の補助
データSD,SD=0であればスタートIDサーチを継
続し、SD=1であれば549を処理する分岐を示す。 549はシステム制御部に補助データを記憶する処理を
示す。550は補助データSDの記録されていた領域が
リードインエリアでなければ処理545から処理550
までを繰り返し、リードインエリアであれば551を処
理する分岐を示す。
【0058】551はシステム制御部105に記憶した
補助データの記録を指示する処理を示す。552はシス
テム制御部にスタートIDのサーチを指示する処理を示
す。553はスタートID,SID=0の時はスタート
IDサーチを継続し、SID=1の時554を処理する
分岐を示す。554はスタートIDをサーチできた時、
スタートID部に記録されている補助データを読む処理
を示す。555は処理554で読んだ補助データが今ま
でに記憶した走行面のデータと比較して同じであれば走
行を停止し、異なっていれば556を処理する分岐を示
す。556はその面の補助データを記録する処理を示す
【0059】以上説明したような手順によって、ユーザ
が両面連続記録を指定したときは図2に示されるような
テープが作成され、ユーザが両面不連続記録を指定した
ときは図6に示されるようなテープが作成され、ユーザ
が片面連続記録を指定したときは図7に示されるような
テープが作成される。  なお、ユーザが両面連続記録
を指定したときのA面からB面に移るときに要する時間
は、A面のリードアウトエリアを1フレーム記録する時
間を1P、走行方向を反転する時間をQ、B面のリード
インエリアを記録する時間を4Pとすると、5P+Qに
なる。
【0060】図12,図13,図14は、本発明の第1
の実施例におけるエンドサーチ方法およびつなぎ記録方
法の手順を示すフローチャートである。この処理はシス
テム制御部105で行われる。再生制御についてはユー
ザが指定した範囲、例えば両面あるいは片面を1回だけ
再生する方法と、繰り返し再生する方法とがあるが、こ
こでは繰り返し再生する場合について説明する。
【0061】図において、618は記録再生モード設定
部106から再生の指示がきたとき処理600に分岐し
、再生処理を始め、記録再生モード設定部106から再
生の指示がこないとき処理611に分岐し、エンドサー
チ処理を始める処理を示す。
【0062】600はメカニズム制御部に再生モードの
開始を指示する処理を示す。601は現在再生中のフレ
ームがリードインエリアであった場合処理604に分岐
し、現在再生中のフレームがリードインエリアでなかっ
た場合処理602に分岐する処理を示す。602は現在
再生中のフレームがプログラムエリアであった場合処理
603に分岐し、現在再生中のフレームがプログラムエ
リアでなかった場合処理605に分岐する処理を示す。 すなわち処理601と602によって、現在再生中のフ
レームがリードインエリアであった場合、処理604に
分岐し、現在再生中のフレームがプログラムエリアであ
った場合、処理603に分岐し、現在再生中のフレーム
がリードアウトエリアであった場合、処理605に分岐
する。603は音声データを1フレーム再生し、出力す
る処理を示し、604は音声出力をミュートして、テー
プ走行を1フレーム分、続ける処理を示す。605はユ
ーザが記録再生モード設定部106を介して両面の繰り
返し再生を指示したとき処理606に分岐し、ユーザが
記録再生モード設定部106を介して片面の繰り返し再
生を指示したとき処理610に分岐する処理である。6
06はリードアウトエリアにおいて、連続記録フラグC
F=1のとき処理607に分岐し、連続記録フラグCF
=0のとき処理608に分岐する処理を示す。607は
メカニズム制御部102にテープ走行方向の反転を指示
する処理を示す。
【0063】608はメカニズム制御部102にテープ
の早送りの指示を出す処理を示す。609はメカニズム
制御部102からテープ終端に到達したという情報がき
たとき、処理607に分岐し、メカニズム制御部102
からテープ終端に到達したという情報がこないとき、も
う一度同じ処理を繰り返す処理を示す。610はメカニ
ズム制御部102にテープの巻き戻しの指示を出す処理
を示す。611はメカニズム制御部102にテープの早
送りの指示を出す処理を示す。612はエンドID、E
ID=1を検出したとき処理613に分岐し、エンドI
D、EID=1を検出しなかったとき検出を再度繰り返
す処理を示す。613はメカニズム制御部102に再生
モードの開始の指示を出す処理を示す。614は現在再
生中のフレームがリードアウトエリアであった場合処理
615に分岐し、現在再生中のフレームがリードアウト
エリアでなかった場合処理614を再度繰り返す処理を
示す。615はリードアウトエリアにおいて、連続記録
フラグCF=0のとき処理617に分岐し、連続記録フ
ラグCF=1のとき処理616分岐する処理を示す。6
17はメカニズム制御部102に14フレーム分の巻き
戻し再生の指示を出す処理を示す。616はメカニズム
制御部102にテープ走行方向の反転の指示を出す処理
を示す。
【0064】619は巻き戻し再生中に、エンドIDが
0から1に変化したフレームとリードアウトエリアID
が0から1に変化したフレームを検出し、記憶する処理
を示す。すなわち処理615で、CF=0の場合は、1
4フレーム分テープが巻き戻され、つなぎ記録のための
待機状態になる。一方、処理615でCF=1の場合は
、テープ走行方向を反転して処理611を再び実行する
。通常CF=1の状態はA面、B面のどちらかにしかで
てこないので、2回目に処理615を通るときは処理6
17に分岐し、14フレーム分テープが巻き戻され、つ
なぎ記録のための待機状態になる。何らかの原因で記録
が正常に行われず、A面、B面の両方のリードアウトエ
リアにおいてCF=1になる場合を考慮して3回以上処
理615を通過したときは処理を停止するといった保護
を設けても良い。
【0065】620はユーザが記録再生モード設定部1
06を介してつなぎ記録開始を指示したとき処理621
に分岐し、つなぎ記録開始を指示しなかったとき同じ処
理をもう一度繰り返す処理である。621は現在再生中
のフレームが、エンドIDが0から1に変化したフレー
ムの一つ前のフレームであるとき処理622に分岐し、
現在再生中のフレームが、エンドIDが0から1に変化
したフレームの一つ前のフレームでなかったとき同じ処
理をもう一度繰り返す処理である。622は現在再生中
のフレームが、リードアウトエリアIDが0から1に変
化したフレームの一つ前のフレームであるとき処理62
3に分岐し、現在再生中のフレームが、リードアウトエ
リアIDが0から1に変化したフレームの一つ前のフレ
ームでなかったとき、処理624に分岐する処理である
。624はメカニズム制御部102と記録再生部104
に補助データのみの記録を指示する処理を示す。623
はメカニズム制御部102と記録再生部104に補助デ
ータと音声データの記録を指示する処理を示す。
【0066】以上説明したような手順によって、ユーザ
が両面繰り返し再生を指定したとき、連続記録フラグC
F=1のときはリードアウトエリアで直ちに反転し、連
続記録フラグ,CF=0のときはリードアウトエリアで
早送りを始め、テープ終端に達してから反転し、ユーザ
が片面繰り返し再生を指定したときはリードアウトエリ
アで巻き戻しを始め、テープ始端に達してから反転し、
再生を始める。また、ユーザがエンドサーチを指定した
とき、エンドIDを検出し、再生モードに移行し、リー
ドアウトエリアを読んだとき、連続記録フラグ,CF=
1であれば、リードアウトエリアで直ちに反転し、裏面
でエンドサーチを行い、連続記録フラグCF=0であれ
ば、つなぎ記録のための待機状態になる。このときエン
ドIDは、リードアウトエリア区間の4フレームに対し
て16フレーム分の区間記録されているので、エンドI
Dを見逃す確率は低い。
【0067】また、ユーザがエンドサーチの後つなぎ記
録を指示したとき、エンドIDが立ち上がってからリー
ドアウトエリアIDが立ち上がるまでの区間は音声デー
タが記録されているので、補助データだけを書き変える
ようにし、音声データが消去されないようにしている。 リードアウトエリアIDが立ち上がってからのフレーム
は補助データと音声データの両方を記録する。
【0068】次に本発明の第2の実施例について図面を
参照しながら説明する。本発明の第2に実施例の特徴は
、メモリを用いることによって記録中に反転が発生した
場合の記録動作中断中の情報を記憶しておき、反転が終
了してからメモリを読み出して記録し、再生時には再生
データを順次メモリに記憶しておき、反転が発生したら
テープから再生されるデータの代わりにすでにメモリに
記憶されデータを読み出すことによって、切れ目のない
再生を行うことができるところにある。
【0069】図15は、本発明の第2の実施例のデータ
記録方法、エンドサーチ方法およびつなぎ記録方法を実
現するための記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。101から106までの構成要素は本発明の第1の
実施例の図1と同様なので、ここでは説明を省略する。 図15において、107は入力音声データおよび出力音
声データを記憶するメモリである。メモリ107は入力
音声データと出力音声データのそれぞれについてファー
ストイン・ファーストアウト・メモリとして作用する。 すなわち、テープ走行の停止などによって音声データの
転送レートが変化してもメモリの記憶容量の範囲内であ
れば、音声データを過不足なく入出力することができる
。また、メモリ107はシステム制御部105によって
制御される。
【0070】図20は、メモリ107の構成の一例を示
すブロック図である。図20において、1001はファ
ーストインファーストアウトメモリ(FIFO)で、8
ビット幅の入力データDINが書き込みクロックWCK
によって書き込まれ、8ビット幅の出力データDOUT
が読み出しクロックRCKによって読み出される。ファ
ーストインファーストアウトメモリ1001は、リセッ
ト信号RSTによってリセットされると空の状態になる
。 その後、書き込みクロックWCKが入力される度に入力
データDINが書き込まれ、ファーストインファースト
アウトメモリ1001の容量が、例えば64バイトと仮
定すると、64バイトまで書き込むことができる。読み
出しに関しては、64バイト書き込まれた状態であれば
64バイトのデータを連続して読み出すことができる。 また、ファーストインファーストアウトメモリ1001
はメモリに1バイト以上のまだ読み出されていないデー
タがあるとき有効となり、メモリが空のとき、無効にな
る読み出し可能信号ORと、メモリに64バイトのデー
タが記憶されて、これ以上新たなデータを書き込むこと
ができないとき無効となり、新たなデータの書き込みが
可能なとき有効となる書き込み可能信号IRを出力する
。例えば、テキサス・インスツルメント社が販売してい
るSN74LS222等のファーストインファーストア
ウトメモリは、本実施例のファーストインファーストア
ウトメモリとはメモリ容量、入出力データ幅は異なるが
、同様の機能をもつ。
【0071】1002はタイミング発生部1005から
供給されるクロックTWCKをインターフェース部10
04から供給される書き込みクロックイネイブル信号W
CKENでゲートするアンドゲートである。1003は
タイミング発生部1005から供給されるクロックTR
CKをインターフェース部1004から供給される読み
出しクロックイネイブル信号RCKENでゲートするア
ンドゲートである。1004はシステム制御部105か
ら供給されるメモリ制御信号MCNTに基づいて書き込
みクロックイネイブル信号WCKEN、読み出しクロッ
クイネイブル信号RCKENおよびリセット信号RST
を発生し、ファーストインファーストアウトメモリ10
01から供給される読み出し可能信号ORと書き込み可
能信号IRに基づいて、メモリ状態信号MSTATを生
成し、システム制御部105に供給するインターフェー
ス部である。1005は書き込みクロックWCKおよび
読み出しクロックRCKのもとになるクロックTWCK
およびTRCKを発生するタイミング発生部である。
【0072】次に、本発明の第2の実施例におけるデー
タ記録方法について説明する。図16は、本発明の第2
の実施例におけるデータ記録方法の手順を示すフローチ
ャートである。この処理はシステム制御部105で行わ
れる。図16において、801はA面の始端からリード
アウトエリアを4フレーム記録する処理を示す。802
はメモリ107への入力音声データの書き込みと読み出
しの開始の指示をメモリ107へ与える処理を示す。こ
の時点では書き込まれたデータが直ちに読み出される。 803は音声データを1フレーム記録する処理を示す。 804は記録再生モード設定部106からテープの走行
方向を反転させる指示がきたとき処理813に分岐し、
記録再生モード設定部106からテープの走行方向を反
転させる指示がこなかったとき処理803に分岐する処
理を示す。すなわち、記録再生モード設定部106から
テープの走行方向を反転させる指示がこない限り処理8
03および804を繰り返す。
【0073】なお本実施例では、ユーザが記録再生モー
ド設定部106から走行方向の反転の指示を出すような
構成になっているが、例えば、リーダーテープによる終
端検出機能を用いて自動的に反転の指示を出したり、音
声データ中の曲の終了ポイントを検出して自動的に反転
の指示を出してもよい。
【0074】813はエンドID,EID=1、連続記
録フラグCF=0として音声データを12フレーム記録
する処理を示す。805はメモリ107に対して、メモ
リ107からの記憶された入力音声データの出力の停止
を指示する処理を示す。このとき、入力音声データの書
き込みは続行される。806はエンドID,EID=1
、連続記録フラグCF=1、リードアウトエリアID、
LOID=1のリードアウトエリアを4フレーム記録す
る処理を示す。807はメカニズム制御部102にテー
プの走行方向の反転の指示を出す処理を示す。808は
リードインエリアを4フレーム記録する処理を示す。8
09はメモリ107に対して、記憶された入力音声デー
タの読み出し再開の指示を出す処理を示す。810は音
声データを1フレーム記録する処理を示す。811は記
録再生モード設定部106から記録終了の指示がきたと
き処理814に分岐し、記録再生モード設定部106か
ら記録終了の指示がこなかったとき処理810に分岐す
る処理を示す。
【0075】なお本実施例では、ユーザが記録再生モー
ド設定部106から記録終了の指示を出すような構成に
なっているが、例えば、リーダーテープによる終端検出
機能を用いて自動的に記録終了の指示をしたり、音声デ
ータ中の曲の終了ポイントを検出して自動的に記録終了
の指示を出してもよい。
【0076】814はエンドID,EID=1、連続記
録フラグCF=0として音声データを12フレーム記録
する処理を示す。812はエンドID,EID=1、連
続記録フラグCF=0、リードアウトエリアID(LO
ID)=1のリードアウトエリアを4フレーム記録する
処理を示す。
【0077】以上説明したような手順によって、図2に
示されるようなテープが作成され、音声データはA面の
プログラムエリアの最終フレームで終了し、B面のプロ
グラムエリアの最初のフレームにつながる。入力音声デ
ータは全てテープ上に記録される。なお、A面からB面
に移るときに要する時間は、A面のリードアウトエリア
を4フレーム記録する時間を4P、走行方向を反転する
時間をQ、B面のリードインエリアを記録する時間を4
Pとすると、8P+Qになる。
【0078】図17,図18,図19は、本発明の第2
の実施例におけるエンドサーチ方法およびつなぎ記録方
法の手順を示すフローチャートである。この処理はシス
テム制御部105で行われる。再生制御についてはユー
ザが指定した範囲を1回だけ再生する方法と、繰り返し
再生する方法があるが、ここではA面から再生をはじめ
て、B面で再生を終了する場合について説明する。図に
おいて、920は記録再生モード設定部106から再生
の指示がきたとき処理900に分岐し、再生処理を始め
、記録再生モード設定部106から再生の指示がこない
とき処理913に分岐し、エンドサーチ処理を始める処
理を示す。
【0079】900はメカニズム制御部102に再生モ
ードの開始を指示する処理を示す。901は現在再生中
のフレームがリードインエリアであった場合に同じ処理
を繰り返し、現在再生中のフレームがリードインエリア
でなかった場合処理902に分岐する処理を示す。90
2は現在再生中のフレームがプログラムエリアであった
場合処理903に分岐し、現在再生中のフレームがプロ
グラムエリアでなかった場合処理907に分岐する処理
を示す。すなわち処理901と処理902によって、現
在再生中のフレームがリードインエリアであった場合、
処理901に分岐し、現在再生中のフレームがプログラ
ムエリアであった場合、処理903に分岐し、現在再生
中のフレームがリードアウトエリアであった場合、処理
907に分岐する。903は音声データを1フレーム分
、再生する処理を示す。904は再生された音声データ
のメモリ107への書き込みを開始する処理を示す。 また、すでに音声データのメモリ107への書き込みが
開始されている場合は、音声データのメモリ107への
書き込みを続行する。905はメモリ107がまだ読み
出されていない音声データで満たされたとき、すなわち
、書き込み可能信号IR=0のとき、処理906を実行
し、メモリ107がまだ読み出されていない再生データ
で満たされていないとき、すなわち、書き込み可能信号
IR=1のとき、処理901を実行する処理を示す。 906はメモリ107に記憶された音声データの読み出
しを開始する処理を示す。すでにメモリ107に記憶さ
れた音声データの読み出しが開始されている場合は、音
声データの読み出しを続行する。
【0080】処理901〜906までの処理をまとめる
と、A面のプログラムエリアでの再生を始めてから、メ
モリ107がT秒分の音声データを取り込むまでは読み
出しをせず、T秒分のデータを取り込んでから、再生デ
ータの記憶とT秒前のデータの読み出しを並行して行う
ことになる。これはテープの走行方向を反転する際の再
生不能期間にも音声データの出力を続行するために、反
転が発生するまでは常にT秒分の音声データを蓄えてお
くためである。
【0081】907は音声データのメモリ107への書
き込みを停止する処理を示す。908はリードアウトエ
リアにおいて、連続記録フラグCF=1のとき処理90
9に分岐し、連続記録フラグCF=0のとき処理910
に分岐する処理を示す。909はメカニズム制御部10
2にテープの走行方向の反転の指示を出す処理を示す。 910はメモリ107が空になるまで、すなわち、読み
出し可能信号OR=0になるまでメモリ107から音声
データを読み出す処理を示す。処理911は処理910
の終了後、音声データの読み出しを停止する処理を示す
。処理912はメカニズム制御部102にテープの走行
停止の指示を出す処理を示す。すなわち、A面のリード
アウトエリアで連続記録フラグCF=0だった場合は、
処理910〜912によって、メモリ107に蓄えられ
たT秒分のデータを順次出力してから停止することにな
る。
【0082】一方、処理909によってテープの走行方
向は反転し、B面の再生に移ると、再度処理901を実
行する。処理901〜903はA面の再生の場合と同様
に行われる。処理904では音声データのメモリ107
への書き込みが再開される。A面の再生処理中の処理9
07で音声データのメモリ107への書き込みが停止し
てから、B面の再生処理中の処理904で音声データの
メモリ107への書き込みを再開するまでの時間をU秒
とすると、B面の再生時には再生データの記憶と(T−
U)秒前のデータの読み出しを並行して行うことになる
。したがって、処理905の判定結果は常にNO(否)
となり、処理901に分岐する。ただし、音声データの
読み出しは停止されていないのでB面のリードアウトエ
リアがくるまでは続行される。つまり、A面のプログラ
ムエリアの再生中は再生された音声データの記憶とメモ
リ107からのT秒前の音声データの読み出しを並行し
て行い、A面のプログラムエリアのの再生を終了してか
ら、B面のプログラムエリアの再生が始まるまでのU秒
間はメモリ107に記憶された音声データを順次読み出
し、B面のプログラムエリアの再生が始まった後は再生
音声データの記憶と(T−U)秒前のデータの読み出し
を並行して行うことになる。
【0083】913はメカニズム制御部102にテープ
の早送りの指示を出す処理を示す。914はエンドID
、EID=1を検出したとき処理915に分岐し、エン
ドID、EID=1を検出しなかったとき検出を再度繰
り返す処理を示す。915はメカニズム制御部102に
再生モードの開始の指示を出す処理を示す。916は現
在再生中のフレームがリードアウトエリアであった場合
処理917に分岐し、現在再生中のフレームがリードア
ウトエリアでなかった場合処理916を再度繰り返す処
理を示す。917はリードアウトエリアにおいて、連続
記録フラグCF=0のとき処理919に分岐し、連続記
録フラグCF=1のとき処理918分岐する処理を示す
。919はメカニズム制御部102に14フレーム分の
巻き戻し再生の指示を出す処理を示す。918はメカニ
ズム制御部102にテープ走行方向の反転の指示を出す
処理を示す。
【0084】921は巻き戻し再生中に、エンドIDが
0から1に変化したフレームとリードアウトエリアID
が0から1に変化したフレームを検出し、記憶する処理
を示す。すなわち、処理917でCF=0の場合は、1
4フレーム分テープが巻き戻され、つなぎ記録のための
待機状態になる。一方、処理917でCF=1の場合は
、テープ走行方向を反転して処理913を再び実行する
。通常CF=1の状態はA面,B面のどちらかにしかで
てこないので、2回目に処理917を通るときは処理9
19に分岐し、14フレーム分テープが巻き戻され、つ
なぎ記録のための待機状態になる。何らかの原因で記録
が正常に行われず、A面,B面の両方のリードアウトエ
リアにおいてCF=1になる場合を考慮して3回以上処
理917を通過したときは処理を停止するといった保護
を設けても良い。922はユーザが記録再生モード設定
部106を介してつなぎ記録開始を指示したとき処理9
23に分岐し、つなぎ記録開始を指示しなかったとき同
じ処理をもう一度繰り返す処理である。923は現在再
生中のフレームが、エンドIDが0から1に変化したフ
レームの一つ前のフレームであるとき処理924に分岐
し、現在再生中のフレームが、エンドIDが0から1に
変化したフレームの一つ前のフレームでなかったとき同
じ処理をもう一度繰り返す処理である。
【0085】924は現在再生中のフレームがリードア
ウトエリアIDが0から1に変化したフレームの一つ前
のフレームであるとき処理925に分岐し、現在再生中
のフレームが、リードアウトエリアIDが0から1に変
化したフレームの一つ前のフレームでなかったとき、処
理926に分岐する処理を示す。926はメカニズム制
御部102と記録再生部104に補助データのみの記録
を指示する処理を示す。
【0086】925はメカニズム制御部102と記録再
生部104に補助データと音声データの記録を指示する
処理を示す。
【0087】以上説明したような手順によって、ユーザ
がA面,B面の連続再生を指定したとき、A面からB面
に移る間も、全く音声が途切れることなく再生すること
ができる。また、メモリ107の容量をT秒、ある面の
リードアウトエリアの最終フレームの終了から、もう一
方の面のプログラムエリアの最初のフレームが始まるま
での時間をU秒とすると、両方の面のリードアウトエリ
アで連続記録フラグがCF=1の場合は繰り返して連続
再生できる回数Nに下式のような制限がある。
【0088】 N<T/U                    
      …(1)どちらか一方の面のリードアウト
エリアで連続記録フラグがCF=0の場合は繰り返して
連続再生できる回数Nに制限はない。なお、記録再生中
にテープスピードを通常のスピードよりも上げるように
すれば、常にメモリ107にT秒分の音声データを記憶
しておくように制御することができるので、両方の面の
リードアウトエリアで連続記録フラグがCF=1の場合
でも繰り返して連続再生できる回数Nに(1)式のよう
な制限はない。
【0089】また、ユーザがエンドサーチを指定したと
き、エンドIDを検出し、再生モードに移行したとき、
連続記録フラグ=1であれば、リードアウトエリアで直
ちに反転し、裏面でエンドサーチを行い、連続記録フラ
グ=0であれば、つなぎ記録のための待機状態になる。 このときエンドIDは、リードアウトエリア区間の4フ
レームに対して16フレーム分の区間記録されているの
で、エンドIDを見逃す確率は低い。また、ユーザがエ
ンドサーチの後、つなぎ記録を指示したとき、エンドI
Dが立ち上がってからリードアウトエリアIDが立ち上
がるまでの区間は音声データが記録されてるので、補助
データだけを書き変えるようにし、音声データが消去さ
れないようにしている。リードアウトエリアIDが立ち
上がってからのフレームは補助データと音声データの両
方を記録する。
【0090】次に、本発明の第3の実施例のデータ記録
方法、エンドサーチ方法およびつなぎ記録方法について
説明する。図22は、本発明の第3の実施例におけるデ
ータ記録方法の手順を示すフローチャートである。この
処理はシステム制御部105で行われる。図22におい
て、501はA面の始端からリードアウトエリアを4フ
レーム記録する処理を示す。なおフレームとは、テープ
上の独立して記録できる最小の単位を表す。502は音
声データを1フレーム記録する処理を示す。503は記
録再生モード設定部106から記録終了の指示がきたと
き処理1203に分岐し、記録再生モード設定部106
から記録終了の指示がこなかったとき処理504に分岐
する処理を示す。1203はエンドID,EID=1、
連続記録フラグCF=0のリードアウトエリアを16フ
レーム記録して記録を終了する処理を示す。504は記
録再生モード設定部106からテープの走行方向を反転
させる指示がきたとき、処理505に分岐し、記録再生
モード設定部106からテープの走行方向を反転させる
指示がこなかったとき処理502に分岐する処理を示す
。すなわち、記録再生モード設定部106からテープの
走行方向を反転させる指示、または記録終了の指示がこ
ない限り処理502〜504を繰り返す。
【0091】505は記録再生モード設定部106から
連続記録の指示がきたとき処理1201に分岐し、記録
再生モード設定部106から連続記録の指示がこないと
き処理1202に分岐する処理を示す。1201は連続
記録の指示があった場合に、エンドID,EID=1、
連続記録フラグCF=0として音声データを12フレー
ム記録する処理を示す。507はエンドID,EID=
1、連続記録フラグCF=1、リードアウトエリアID
、LOID=1のリードアウトエリアを4フレーム記録
する処理を示す。508はメカニズム制御部102にテ
ープの走行方向の反転の指示を出す処理を示す。509
はリードインエリアを4フレーム記録する処理を示す。 510は音声データを1フレーム記録する処理を示す。 511は記録再生モード設定部106から記録終了の指
示がきたとき処理1203に分岐し、記録再生モード設
定部106から記録終了の指示がこなかったとき処理5
10に分岐する処理を示す。1202は連続記録の指示
がなかった場合に、エンドID,EID=1、連続記録
フラグCF=0、リードアウトエリアID、LOID=
1のリードアウトエリアを16フレーム記録する処理を
示す。513はメカニズム制御部102にテープの早送
りの指示を出す処理を示す。514はメカニズム制御部
102からテープ終端に到達したという情報がきたとき
、処理508に分岐し、メカニズム制御部102からテ
ープ終端に到達したという情報がこないとき、もう一度
同じ処理を繰り返す処理を示す。
【0092】この結果、図23で示されるような制御デ
ータがテープ上に記録される。  図23は、本発明の
第3の実施例における両面の連続記録を行った場合の制
御データ配置図である。したがって、走行方向を反転し
て裏面に続けて記録する場合はエンドIDをリードアウ
トエリアに先だって立ち上げ、その面で記録を終了する
場合はリードアウトエリアの開始と同時にエンドIDを
立ち上げることになる。
【0093】この場合、本発明の第1の実施例において
、図12,図13,図14を用いて説明した自動エンド
サーチを行った場合、その面で記録を終了する方のリー
ドアウトエリア、すなわち、リードアウトエリアの開始
と同時にエンドIDが立ち上がるリードアウトエリアが
サーチされることになる。
【0094】図12,図13,図14において、A面か
らエンドサーチを始めた場合、処理615で連続記録フ
ラグCFを検出して、処理616で走行方向を反転して
、B面のエンドサーチに入り、再び処理615を実行す
ると、連続フラグCFは立っていないため、処理617
と処理619を実行してつなぎ記録の待機状態になる。 ユーザが記録再生モード設定部106からつなぎ記録の
指示を出すと処理621を実行する。本実施例のデータ
記録方法を用いて記録されたテープの場合、エンドID
とリードアウトエリアIDは同時に立ち上がるので、処
理622を実行した結果、処理623に分岐する。すな
わち、つなぎ記録の指示がでると音声データの記録と補
助データの記録が始まることになる。本発明の第1の実
施例のデータ記録方法の場合、エンドIDが立ち上がっ
てからリードアウトエリアまでの音声データが記録され
ている区間は、補助データだけ書き変えるようにして、
エンドIDを無効にし、かつ、音声データは消去しない
ように制御していたので、つなぎ記録の指示があっても
すぐに新たな音声データの記録を開始することはできな
かった。それに対して、本実施例の場合、記録終了点で
音声データが終了してから十分な長さのリードアウトエ
リアを書くため、記録時には時間がかかるが、つなぎ記
録の際には、つなぎ記録の指示があればすぐに音声デー
タの記録を開始できるので、緊急に録音を開始したい場
合などに頭切れを起こすことはない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ記
録方法とエンドサーチ方法とつなぎ記録方法は、記録時
には、記録終了点の前にエンドIDを無効から有効に変
化させ、前記エンドIDが無効から有効に変化すると同
時、または前記エンドIDが無効から有効に変化するよ
りも後に主データの記録を中断し、リードアウトエリア
IDを無効から有効にするとともに、第1の面の記録終
了点と第2の面の記録開始点が一致しているときに、少
なくとも第1の面の前記リードアウトエリアIDが有効
な区間に連続記録フラグを有効にするようにし、エンド
サーチ時には、エンドIDを検出したとき、リードアウ
トエリアを再生し、連続記録フラグを検出しなかったと
き、巻き戻し再生して、エンドIDが無効から有効に変
化したフレームとリードアウトエリアIDが無効から有
効に変化したフレーム、またはリードアウトエリアID
が無効から有効に変化したフレームのみを記憶し、連続
記録フラグを検出したとき、走行方向を反転してエンド
サーチを行うようにし、つなぎ記録時には、エンドID
がリードアウトエリアIDより先に無効から有効に変化
したとき、エンドIDが無効から有効に変化するフレー
ムから補助データの記録を開始し、リードアウトエリア
IDの無効から有効に変化するフレームから補助データ
と主データの両方を記録するようにすることによって、
エンドサーチ時には、エンドIを検出した後、連続記録
フラグがリードアウトエリアID=1の区間で検出され
たときは直ちに反転して裏面のエンドサーチを始め、連
続記録フラグがリードアウトエリアID=1の区間で検
出されないときは、巻き戻し再生を行って、エンドID
とリードアウトエリアIDの立ち上がりフレームを記憶
し、つなぎ記録のための待機状態にはいるようにするこ
とによって、テープ全体の記録終了ポイントを自動的に
サーチすることができる。
【0096】さらに、エンドID記録区間をリードアウ
トエリア及び連続記録フラグの記録区間より長くするこ
とができるので、エンドIDの記録区間を十分長くして
、エンドサーチ時のエンドIDの見逃し確率を低くする
ことができるとともに、記録時の走行方向の反転の際に
はリードアウトエリアの記録区間を十分短くし、反転の
際に生じる記録中断期間を短くすることができる。
【0097】さらに、つなぎ記録時にはエンドIDの記
録区間がリードアウトエリアおよび連続記録フラグの記
録区間より長いとき、エンドIDが立ち上がってからリ
ードアウトエリアIDが立ち上がるまでの区間は補助デ
ータのみを書き変えるようにして、リードアウトエリア
の前まで書かれている音声データを消去することなく、
つなぎ記録を実現することができる。
【0098】さらに、補助データを記録したテープを再
生する場合そのたびにテープ始端まで戻って補助データ
の内容を知って音声データをサーチする必要もなくなる
【0099】また本発明のデータ記録方法は、第1の面
の記録終了点と第2の面の記録開始点が一致していると
きに、記録終了点の前にエンドIDを無効から有効に変
化させ、前記エンドIDが有効になった後にリードアウ
トエリアIDを無効から有効に変化させるとともに、少
なくとも第1の面の前記リードアウトエリアIDが立っ
ている区間に連続記録フラグを有効にし、第1の面の記
録終了点と第2の面の記録開始点が一致していないとき
に、記録終了点の前にエンドIDとリードアウトエリア
IDを同時に無効から有効に変化させるようにすること
によって、走行方向を反転して裏面に続けて記録する場
合、つまり、連続記録フラグを立てる場合はエンドID
をリードアウトエリアに先だって立ち上げ、音声データ
の記録が終了してからリードアウトエリアを記録し終わ
るまでの時間を短くし、その面で記録を終了する場合、
つまり、連続記録フラグを立てない場合はリードアウト
エリアの開始と同時にエンドIDを立ち上げるようにし
、テープ全体での記録終了点に相当する連続記録フラグ
が立っていないリードアウトエリアを目印にしてつなぎ
記録する場合に、リードアウトエリアの開始点から主デ
ータと補助データを同時に記録開始することができるよ
うにし、つなぎ記録の指示があればすぐに主データの記
録を開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のデータ記録方法とエン
ドサーチ方法とつなぎ記録方法を実現するための記録再
生装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における両面の連続記録
を行った場合の制御データ配置図
【図3】本発明の第1の実施例における両面の連続記録
を行った場合の制御データ配置図
【図4】本発明の第1の実施例における両面の連続記録
を行ったときの制御データ配置図
【図5】本発明の第1の実施例における両面の連続記録
を行ったときの制御データ配置図
【図6】本発明の第1の実施例における両面の不連続記
録を行った場合の制御データ配置図
【図7】本発明の第1の実施例におけるA面のみの記録
を行ったときの制御データ配置図
【図8】本発明の第1の実施例におけるデータ記録方法
の手順を示すフローチャート
【図9】本発明の第1の実施例におけるデータ記録方法
の手順を示すフローチャート
【図10】本発明の第1の実施例におけるデータ記録方
法の手順を示すフローチャート
【図11】本発明の第1の実施例におけるデータ記録方
法の手順を示すフローチャート
【図12】本発明の第1の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図13】本発明の第1の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図14】本発明の第1の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図15】本発明の第2の実施例のデータ記録方法、エ
ンドサーチ方法およびつなぎ記録方法を実現するための
記録再生装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の第2の実施例におけるデータ記録方
法の手順を示すフローチャート
【図17】本発明の第2の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図18】本発明の第2の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図19】本発明の第2の実施例におけるエンドサーチ
方法およびつなぎ記録方法の手順を示すフローチャート
【図20】本発明のメモリの構成の一例を示すブロック
【図21】本発明の第1の実施例における記録ヘッドに
よって記録されたテープ上の記録トラックパターンを示
す図
【図22】本発明の第3の実施例におけるデータ記録方
法の手順を示すフローチャート
【図23】本発明の第1の実施例における両面の連続記
録を行った場合の制御データ配置図
【符号の説明】
101  カセット 102  メカニズム制御部 103  記録および再生ヘッド 104  記録再生部 105  システム制御部 106  記録再生モード設定部 107  メモリ 1001  FIFO 1002,1003  アンドゲート 1004  インターフェース部 1005  タイミング発生部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  記録開始点より後にスタートIDを無
    効から有効に変化させ、その変化と同時または後に第1
    、第2の面のそれぞれの最初のスタートID部に全ての
    補助データを記録することを特徴とするデータ記録方法
  2. 【請求項2】  記録開始点より後にスタートIDを無
    効から有効に変化させ、その変化と同時または後に第1
    、第2の面の全スタートIDに全ての補助データを記録
    開始点毎にスタートID部分のみに記録することを特徴
    とするデータ記録方法。
  3. 【請求項3】  記録開始点より後にスタートIDを無
    効から有効に変化させ、その変化と同時または後に第1
    、第2の面の全スタートIDに各々の面の補助データを
    記録開始点毎にスタートID部分のみに記録することを
    特徴とするデータ記録方法。
  4. 【請求項4】  記録開始点より前にスタートIDを無
    効から有効に変化させ、その変化と同時または後に主デ
    ータの記録を開始し、リードインエリアIDを無効から
    有効にすることを特徴とするデータ記録方法。
  5. 【請求項5】  第2の面の記録開始点と第1の面の記
    録終了点が一致しているときに、第2の面の前記リード
    インエリアIDが有効な区間で第2の面の連続記録フラ
    グを有効にすることを特徴とするデータ記録方法。
  6. 【請求項6】  スタートIDがリードインエリアID
    より先に無効から有効変化したとき、前記スタートID
    が変化したフレームから補助データのスタートID部分
    の記録を開始し、前記リードインエリアIDに変化した
    フレームからは補助データと共に主データの両方を記録
    することを特徴とするつなぎ記録方法。
  7. 【請求項7】  第2の面の記録開始点と第1の面の記
    録終了点が一致しているときに、記録開始点の後にスタ
    ートIDを無効から有効に変化させ、前記スタートID
    が有効になった後にリードインエリアIDを無効から有
    効に変化させるとともに、少なくとも前記第2の面のリ
    ードインエリアIDが立っている区間に連続記録フラグ
    を有効にし、前記第2の面の記録開始点と前記第1の面
    の記録終了点が一致していないときに、記録開始点の前
    に前記スタートIDと前記リードインエリアIDを同時
    に無効から有効に変化させるように再記録するとを特徴
    とするデータ記録方法。
JP3049516A 1991-03-14 1991-03-14 データ記録方法 Pending JPH04285745A (ja)

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