JPH052171U - クリーニングブレード - Google Patents

クリーニングブレード

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JPH052171U
JPH052171U JP4751091U JP4751091U JPH052171U JP H052171 U JPH052171 U JP H052171U JP 4751091 U JP4751091 U JP 4751091U JP 4751091 U JP4751091 U JP 4751091U JP H052171 U JPH052171 U JP H052171U
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blade
adhesive
cleaning
hot melt
melt adhesive
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Application number
JP4751091U
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Inventor
順 北見
Original Assignee
北辰工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ブレード部1とブレード保持部3とを湿気反
応性ホットメルト接着剤2を介して接続する。 【効果】 生産性が良好で、位置精度が高い接着固定が
可能であり、しかも十分な接着強度及び耐久力あるクリ
ーニング性能を有するものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複写機、レーザープリンター等の電子写真感光体の表面の残留トナ ー、紙粉、コロナ生成物を除去するのに用いるクリーニングブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図2に示すように、例えば複写機、高速LBPプリンター,LEDプリ ンター等に用いられる画像形成装置内の電子写真感光体10の表面をクリーニン グするクリーニング部において、該感光体10の表面の残留トナーの除去にはフ ァーブラシ,ウエブ,クリーニングブレード,又はスポンジ等を用いた弾性クリ ーニングローラ等が使用されており、なかでもクリーニング性能及びスペースの 面から構成が簡単なポリウレタン製のブレード部11を有するクリーニングブレ ード12が用いられている。
【0003】 このクリーニングブレード12は図2に示すようにブレード部11の電子写真 感光体と当接する当接部13と反対側の他端部14には、該ブレード部11を保 持するブレード保持部15が設けられており、このブレード保持部15が図示し ないブレード用ステーと固着されている。
【0004】 ここで、ブレード部11とブレード保持部15とは、一般に両面粘着テープや フィルム状のウレタン系ホットメルト接着剤やウレタン系の紫外線(UV)硬化 型接着剤、又はネジ止めにより固定されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ブレード部11とブレード保持部15とを両面粘着テープで固定した場合、両 者間の接合力が小さいので、長期間のクリーニング性を維持するのが困難である 。
【0006】 また、フィルム状のウレタン系ホットメルト接着剤を用いた場合、例えば12 0℃以上に加熱しながら加圧融着しなければならないので、ブレード部11のゴ ムの変形・劣化の原因となり、また、熱による膨張・収縮による歪が生じる。す なわち、加圧融着によりブレード部11がブレード保持部15との接着面側とは 反対側へ倒れてしまったり(“タオレ”)、硬度低下が生じたりし、また、熱膨 張・収縮により歪が生じると、ブレード部11の両端部が当接方向に突出する( “ハネ上り”)という問題が生じる。
【0007】 一方、ウレタン系UV硬化型接着剤を用いた場合、ほぼ常温で接着が可能であ るが、例えばブレード保持部15としてリン酸塩処理鉄板(ボンデ鋼板:商品名 )を用いると濡れ性に乏しいので接着強度が十分ではない。また、接着剤の粘度 が高いので、平均に塗布するのが難しいという問題がある。
【0008】 さらに、ネジ止めの場合には、複数のネジの締結力のバラツキによりブレード 部11のエッヂ精度が出ないという問題がある。
【0009】 本考案はこのような事情に鑑み、生産性が良好で、位置精度の高い接着固定が 可能であり、しかも十分な接着強度及び耐久力あるクリーニング性を有するクリ ーニングブレードを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する本考案に係るクリーニングブレードの構成は、電子写真感 光体の表面に当接し且つ感光体表面上の残留トナーを除去するブレード部と、こ のブレード部を保持するブレード保持部とからなるクリーニングブレードにおい て、 上記ブレードが湿気反応性ホットメルト接着剤を介して上記ブレード保持部に 接着されていることを特徴とする。
【0011】 本考案で湿気反応性ホットメルト接着剤とは、溶融した状態で塗布・接着した 後、接着剤中の水分や雰囲気の湿気と反応して徐々に架橋反応が進行するタイプ の接着剤をいい、ウレンタン系のものが好ましい。
【0012】 ここで、ウレタン系のホットメルト接着剤とは、例えばポリカーボネート系ウ レタンプレポリマー30〜50重量%、熱可塑性樹脂0〜70重量%、粘着性付 与剤0〜50重量%からなるものをいう。 ウレタンプレポリマーは、分子中に2個以上のイソシアネート基を有し、雰囲 気中に含まれる水分と反応して硬化するものであり、ポリカーボネート系ウレタ ンプレポリマーが好ましい。 また、熱可塑性樹脂としては飽和ポリエステルが例として挙げられる。熱可塑 性樹脂は、接着力を上げる(結晶性)ことと、低温(120〜140°という低 い温度)でホットメルト接着剤として塗布することができるようにする可塑剤の 役割を果たし、低温作業性に優れたものにしている。この中で飽和ポリエステル 樹脂は特に結晶性に富み、ポリカーボネート系ウレタンポレポリマーを組み合せ てなる反応性ホットメルト接着剤は飽和ポリエステル樹脂の凝集力で初期接着力 が高くなり、硬化後の接着力も高くなる。
【0013】 なお、ポリエステル系ホットメルト接着剤は、湿熱(熱水)に弱く、分子主鎖 中に含まれているエステル結合が加水分解を起こし、徐々に主鎖の切断を起こす 。 また、ポリエーテル系ホットメルト接着剤は、エステル系に比べて加水分解性 は優れているが、結晶性が少ないために十分な接着力が得られない。
【0014】
【作用】
湿気反応性ホットメルト接着剤を用いると、ブレード部やブレード保持部に必 要以上に熱をかけなくて済むので、“タオレ”や“ハネ上り”を防止でき、また 、ゴムの硬度低下も生じない。 また、湿気反応性ホットメルト接着剤は、溶融したものを塗布して接着した後 、多少圧力をかけた状態で室温放置すればよいので、通常のホットメルトを用い た場合と比べてサイクルタイムが約1/2程度に短縮される。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0016】 図1には一実施例に係るクリーニングブレードの平面図及び側面図を示す。図 1に示すように、ブレード部1は湿気反応性ホットメルト接着剤2を介してブレ ード保持部3に接着固定されている。 ここで、ブレード部1は、厚みが平均2mmでJISA硬度70度(平均)のポ リウレタンエラストマーからなり、ブレード保持部3は、リン酸塩処理を施した 鉄板(新日鉄社製、商品名:ボンデ鋼板)を用いて製造されたものである。また 、ホットメルト接着剤2として、カネボウN・S・C(株)製のボンドマスター 70−7254(商品名)を用いた。
【0017】 次に、本実施例のクリーニングブレードの製造工程を説明する。 まず、清浄したブレード保持部3にプライマー(日本ユニカー(株)NUC− SILICONE A−1120をエタノールで50倍に希釈したもの)を塗布 する。次いで、プライマーを塗布したブレード保持部3に、予め溶融しておいた 接着剤(カネボウエヌエスシー(株)ボンドマスター70−7254)を圧着後 の厚さが50〜100μmとなるように塗布する。そして、このブレード保持部 3の所定の位置にブレード1を1.5〜6.0kg/cm2 の圧力で圧着し、室温に て5日間放置、若しくは30°/80%RHにて3日間放置することにより、ク リーニングブレードとする。 なお、接着剤を塗布する前にブレード保持部3を50〜60℃に加温しておく と、接着剤硬化のポットライフを長くすることができ、作業性を向上することが できる。
【0018】 このように製造された本実施例のクリーニングブレードは、“ハネ上り”や“ タオレ”がなく、エッジ真直度、精度が良好であり、接着の耐熱性も熱可塑性の ホットメルト接着剤を用いた場合より良好であり、接着強度も大きい。
【0019】 本実施例のクリーニングブレードについて、ブレード部1の先端を接着面と直 交する方向へ引っ張る90°剥離試験を実施したところ、6kg/cm2の強度が得ら れ、また、ヒートショック試験及び環境試験(50℃/90%RH,24hn) において強度の低下は見られなかった。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のクリーニングブレードは、ブレード部とブレー ド保持部との接着に湿気反応性ホットメルト接着剤を用いるので、生産性が良好 で、位置精度の高い接着固定が可能であり、しかも十分な接着強度及び耐久力あ るクリーニング性能を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係るクリーニングブレードを示す説
明図である。
【図2】クリーニングブレードの一使用例を示す概略図
である。
【符号の説明】
1 ブレード部 2 湿気反応性ホットメルト接着剤 3 ブレード保持部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 電子写真感光体の表面に当接し且つ感光
    体表面上の残留トナーを除去するブレード部と、このブ
    レード部を保持するブレード保持部とからなるクリーニ
    ングブレードにおいて、上記ブレードが湿気反応性ホッ
    トメルト接着剤を介して上記ブレード保持部に接着され
    ていることを特徴とするクリーニングブレード。
JP4751091U 1991-06-24 1991-06-24 クリーニングブレード Pending JPH052171U (ja)

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JP4751091U JPH052171U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 クリーニングブレード

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JP4751091U JPH052171U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 クリーニングブレード

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JPH052171U true JPH052171U (ja) 1993-01-14

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ID=12777111

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970805