JP2000289822A - 蛇行防止ガイド及びエンドレスベルト - Google Patents

蛇行防止ガイド及びエンドレスベルト

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JP2000289822A
JP2000289822A JP11100318A JP10031899A JP2000289822A JP 2000289822 A JP2000289822 A JP 2000289822A JP 11100318 A JP11100318 A JP 11100318A JP 10031899 A JP10031899 A JP 10031899A JP 2000289822 A JP2000289822 A JP 2000289822A
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Japan
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guide
endless belt
meandering prevention
meander
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English (en)
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Makoto Morikoshi
誠 森越
Norihiro Otsu
紀宏 大津
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Mitsubishi Chemical Corp
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  • Belt Conveyors (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真式複写機、レーザープリンター等の
感光支持体、中間転写装置、転写分離装置、搬送装置、
帯電装置、現像装置等に使用されるエンドレスベルトの
蛇行防止に用いられる蛇行防止ガイドに関し、形成が容
易で、かつ精度が高く、剥離しにくい蛇行防止ガイドを
提供する。 【解決手段】 エンドレスベルトの蛇行防止用に設けら
れる蛇行防止ガイドにおいて、JISA硬度が30Hs
以上95Hs以下かつJIS K6301の100%モ
ジュラスが5〜100kg/cm2のゴム材料よりなる
ガイド基材と、該ガイド基材に融着された引張弾性率1
000kg/cm2以上の補強基材とを備えた蛇行防止
ガイド。この蛇行防止ガイドを用いたエンドレスベル
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真式複写機、
レーザープリンター等の中間転写装置、転写分離装置、
搬送装置、帯電装置、現像装置等に使用されるエンドレ
スベルトの蛇行防止に用いられる蛇行防止ガイドと、そ
れを用いたエンドレスベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真式複写機等の感光装
置、中間転写装置、転写分離装置、搬送装置、帯電装
置、現像装置等においては、エンドレスベルトが多用さ
れている。図1は、中間転写装置にエンドレスベルトが
用いられた例を示す。即ち、感光ドラム1は帯電器3で
表面を均一に帯電され、露光器2により画像に対応した
静電潜像が作られる。この静電潜像は現像器5で現像さ
れ、トナー像になる。トナー像は静電転写機10によ
り、中間転写エンドレスベルト6に転写される。中間転
写エンドレスベルト6上のトナー像は、押圧ローラー1
2により記録紙11に転写される。感光ドラム上の残留
トナーはクリーナー4で除去され、次の帯電サイクルに
備える。
【0003】通常この種のエンドレスベルトは、図1に
示すように、その内面に接する複数のローラー7,8,
9により支持され、トナー像の転写や記録紙の搬送に用
いられる。複数のローラーのうち最低1本はモーター等
の駆動源に接続された駆動ローラーで、その他はエンド
レスベルトの移動に連れて自由に回転する従動ローラー
である。
【0004】ところで、エンドレスベルトを高精度に駆
動するには、各ローラーの軸が互いに平行であること、
ローラーの真円度、真直度が高いことが必要になる。こ
れらが満たされないとエンドレスベルトが蛇行し、露光
位置や転写位置がずれるため画像ムラや画像ずれが発生
する。
【0005】そこで、このエンドレスベルトの蛇行を防
止するため、特開昭58−100145号公報記載のよ
うに駆動ロールにフランジを設けたり、特開昭59−2
03036号公報記載のように蛇行量を検出し、各ロー
ルの平行度を制御する方法が提案されている。しかし、
フランジを設けた場合、蛇行が大きいとエンドレスベル
トがフランジに乗り上げて破断する場合があること、ロ
ールの平行度を制御する方法は構造が複雑で高価な上、
大型化するという問題がある。
【0006】一方、エンドレスベルトを改良して蛇行防
止を図る技術として、例えば、特開昭59−23095
0号公報や特開昭62−50873号公報記載のよう
に、ホットメルト接着剤や常温硬化型シリコンを用いて
蛇行防止ガイドを作成したり、感圧接着剤を用いて蛇行
防止ガイドを接着することが提案されている。
【0007】しかしながら、ホットメルト接着剤でガイ
ドを形成する方法は、180〜200℃に溶融したホッ
トメルトをエンドレスベルトに直接塗付するため、ポリ
エチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレ
ート、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体等の
熱可塑性樹脂からなるエンドレスベルトを用いた場合、
エンドレスベルトが熱変形する。さらに、ホットメルト
は低粘度のため、冷却固化するまでガイドの形状を保持
することが困難であるという問題がある。
【0008】また、常温硬化型シリコンでガイドを形成
する場合は、シリコンの硬化時間が24時間以上である
ことから、作業効率がよくない。さらに硬化時の寸法変
化が大きいため、精度のよいガイドを形成するのが困難
である。一方、感圧接着剤を用いてガイドをエンドレス
ベルトに接着する方法においては、接着時にガイドを押
し付ける必要がある。このため、ガイド材料としてポリ
エステルエラストマー、ポリウレタン等の低硬度の材料
を用いると、押圧によりガイドが伸びた状態で接着さ
れ、硬化後の復元力によりエンドレスベルトに皺ができ
たり復元力が接着力より強いと、ガイドが剥離するとい
う問題があった。
【0009】本発明者等によって提案された特開平7−
187435号公報には、30〜95HsのJISA硬
度を有するガイド基材と、5000kg/cm2以上の
引張弾性率を有する補強基材を用いる蛇行防止ガイドが
記載されている。
【0010】しかしながら、この蛇行防止ガイドの場
合、補強基材の引張弾性率が高すぎるために、初期接着
力は高いものの蛇行防止ガイドに加わる横ズレの力を吸
収することはできず、連続して蛇行防止ガイドへ横ズレ
方向に加わる力に耐えきれず、ガイドと接着層の間、又
は、接着層とベルト基材の間、又は、接着層とベルト基
材内側に通常貼りつけられる補強テープの間にて蛇行防
止ガイドが横にズレながら剥れるといった問題がある。
【0011】そこで、本発明者等は特開平8−9970
6号公報にて、30〜95HsのJISA硬度を有する
ガイド基材と、引張弾性率1000kg/cm2以下の
補強基材を含み、接着層を有した蛇行防止ガイドを提案
した。
【0012】しかしながら、柔らかいガイド基材と延び
やすい接着剤の組み合せの蛇行防止ガイドを精度よくベ
ルトに貼り合わせることは難しく、ベルト蛇行時に発生
する横方向から加わる力を蛇行防止ガイドが吸収する力
はあるものの、ベルトの貼り合せ精度不良による蛇行防
止ガイドへのローラーへの乗り上げが発生することがし
ばしばあった。
【0013】また、特開平7−187435号、同8−
99706号のいずれにおいても、補強基材が接着剤層
同士の間に介在されており、接着剤層の合計の層厚さが
大きい。このように接着剤層の層厚さが大きいと、エン
ドレスベルトに接着された場合、蛇行防止ガイドから接
着剤がはみ出し、ローラー溝との接触により該接着剤が
削り取られてゴミとなり、ローラーやエンドレスベルト
に付着し、画像異常を発生させることがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、エンドレスベルトへの接着強度が
長期にわたって高く維持され、且つ蛇行防止機能に著し
く優れ、画像異常を生じさせることも防止された蛇行防
止ガイドと、この蛇行防止ガイドを用いたエンドレスベ
ルトを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の蛇行防止ガイド
は、エンドレスベルトの蛇行防止用に設けられる蛇行防
止ガイドにおいて、JISA硬度が30Hs以上95H
s以下かつJIS K6301の100%モジュラスが
5〜100kg/cm2のゴム材料よりなるガイド基材
と、該ガイド基材に接合された引張弾性率1000kg
/cm2以上の補強基材とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0016】なお、本発明において、引張弾性率はIS
O R1184によるものとする。
【0017】本発明のエンドレスベルトは、この蛇行防
止ガイドの補強基材側を接着したものである。
【0018】かかる蛇行防止ガイドを有したエンドレス
ベルトは、ゴム製ガイド基材の軟らかさが適切であると
共に、このガイド基材の伸びが補強基材で防止されるの
で、蛇行が長期にわたって十分に防止される。本発明の
エンドレスベルトにあっては、蛇行防止ガイドをエンド
レスベルトに対し1層の接着剤層によって接着すれば良
く、接着剤層の厚みが小さいので接着剤がはみ出すこと
が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0020】(1)蛇行防止ガイドの構成 図2は、本発明による蛇行防止ガイドの構成を示す斜視
図である。ガイド基材15は、ゴム材料からなり、蛇行
防止ガイドにかかる剪断力等を吸収する。補強基材18
についても、蛇行防止ガイドの接着剤層にかかる剪断力
等を吸収し、ガイド基材15とエンドレスベルトとの接
着強度を向上させる役目も果たす。接着層17は、ガイ
ド基材15とエンドレスベルトとを接着する。離型紙1
9は、蛇行防止ガイドをエンドレスベルトに接着するま
で、接着層17を保護する。蛇行防止ガイドをエンドレ
スベルトに接着する際にこの離型紙が剥される。
【0021】(2)ガイド基材 本発明に使用するガイド基材の材料は、JISA基準に
よる硬度が30Hs以上95Hs以下、好ましくは50
Hs以上80Hs以下、更に好ましくは65Hs以上7
5Hs以下である。硬度が95Hsを超えると、張り合
わせ時の伸びは少なく寸法精度は良好であるが、ローラ
ーの曲面に沿って長時間駆動されることによる断続的な
剪断力を吸収するに十分な弾性が不足する。この結果、
負荷がエンドレスベルトに集中し、エンドレスベルトに
クラックが発生する。また、硬度が30Hs未満の場合
は、エンドレスベルト蛇行時にガイドが受ける剪断力に
よる変形が大きく、十分なガイドができない。
【0022】本発明に使用するガイド基材のゴム材料
は、上述したJISA硬度に加えて、JIS K630
1の100%モジュラスが5〜100kg/cm2とい
う特性を有する。この100%モジュラスが5kg/c
2よりも小さいと、ガイド基材が軟らかすぎ、エンド
レスベルトの横ズレ防止機能が不足する。100%モジ
ュラスが100kg/cm2よりも大きいと、硬すぎて
変形しにくいので、ガイド基材がローラの蛇行防止溝の
縁に乗り上げたときにエンドレスベルトに対し過大な応
力を生じさせる。
【0023】このゴム材料としては、具体的には、ポリ
ウレタンゴム、ネオプレンゴム、ウレタンゴム、クロロ
プレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、シリコンゴム
などを挙げることができる。これらの中でもエンドレス
ベルトへの接着性、電気絶縁性、耐湿、耐溶剤、耐オゾ
ン及び耐熱性、耐摩耗性、接着剤との接着性を考慮する
と、特にポリウレタンゴムやシリコンゴムが好ましい。
【0024】このゴム材料よりなるガイド基材の厚みは
0.3〜3mm、特に0.5〜2.5mm程度が好まし
い。
【0025】(3)補強基材 本発明の蛇行防止ガイドに用いる補強基材は、引張弾性
率1000kg/cm2以上、好ましくは1000〜5
000kg/cm2、特に好ましくは1500〜450
0kg/cm2の材料よりなる。引張弾性率が1000
kg/cm2未満の場合、蛇行防止ガイドを精度よくベ
ルトに貼り合わせることが難しく、ベルト蛇行に発生す
る横方向から加わる力を蛇行防止ガイドが吸収する力は
あるものの、ベルトの貼り合わせ精度不良による蛇行防
止ガイドへのローラーへの乗り上げが発生し易い。引張
弾性率が5000kg/cm2以上の場合、補強基材自
体の弾性回復力がないため、横方向のズレによる力を吸
収できず接着面が徐々にズレて長時間連続使用するとガ
イドがはがれてしまう。具体的な材料としては、紙、不
織布、綿布、アクリル、ポリエチレン等の発泡体、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムなどが好ま
しい。
【0026】補強基材の厚みは、2〜200μmが好ま
しく、10〜100μmが特に好ましい。厚みが200
μmを超えると、補強基材の剛性が高くなりすぎ、ガイ
ドの蛇行による剪断力がエンドレスベルトへ集中してク
ラック発生の原因になる。また、厚みが2μm未満の場
合は、引張弾性率が1000kg/cm2以下の場合と
同様の問題が生じる。
【0027】(4)ガイド基材と補強基材との接合 この接合は、通常、融着により行われる。この融着であ
れば、ウレタンゴムとPET補強基材などのようにガイ
ド基材と補強基材との接着性が悪いときであっても両者
を強力に接合できる。このガイド基材と補強基材との融
着接合体を製造するには、PET等のフィルム上にウレ
タン等のゴム溶融物を押し出せばよい。
【0028】融着による接着性を高めるために、フィル
ム表面を1〜10μm程度に粗しても良く、コロナ処理
を施しても良い。
【0029】(5)接着剤 補強基材のガイド基材と反対側の面に塗付する接着剤と
しては、アクリル系、天然ゴム系、合成ゴム系、シリコ
ーン系、熱硬化系のものが好ましい。これらのなかでも
特に、接着性及び価格の点からアクリル系の接着剤が好
ましい。
【0030】接着剤の塗布厚(接着層の厚み)は5〜1
00μmが好ましく、特に好ましくは10〜50μmで
ある。厚みが100μmを超えると、接着剤がはみ出す
おそれがある。また、厚みが5μm未満の場合は、ガイ
ドとエンドレスベルトとの接着力が不足する。
【0031】(6)蛇行防止ガイドの形状 蛇行防止ガイドの形状は、エンドレスベルトの使用条件
等により定めればよいが、蛇行防止効果を十分に得る為
にはその断面を略矩形とすることが好ましい。蛇行防止
ガイドの幅は蛇行防止効果、耐久性等の点から、3〜1
0mm、とくに3〜7mmが好ましい。
【0032】(7)蛇行防止ガイドの配置 蛇行防止効果、耐久性及び補強効果等の点から、該ガイ
ドはエンドレスベルトの両端部に設けることが好まし
い。また、ガイドはエンドレスベルトの補強効果の点か
ら全周に設けることが好ましいが、周方向の途中で数本
に途切れていても良く、例えばガイドのつなぎ目に1〜
10mm程度の隙間を設けておき、ローラー部分で屈曲
した際に端部同志が接しないか、わずかに接する程度と
すればつなぎ目に不要な応力が加わらないので望まし
い。
【0033】(8)蛇行防止ガイドの製造方法 本発明の蛇行防止ガイドの製造方法としては、例えば次
の2通りを挙げることができる。
【0034】PETのフィルム上にウレタン等のゴム材
料を押し出して融着接合シートを形成する。このシート
の補強基材の表面に接着剤を塗布し、離型紙を張り合わ
せた後、トムソン刃等の打ち抜き加工やスリッター等の
スリット加工により切削する方法。
【0035】(9)エンドレスベルト 本発明の蛇行防止エンドレスベルトは、電子写真式複写
機、レーザープリンター等における感光装置、中間転写
装置、転写分離装置、搬送装置、帯電装置、現像装置等
に使用されるエンドレスベルトの全てに適用できる。ま
たエンドレスベルトはつなぎ目があってもよく、なくて
もよい。
【0036】
【実施例】以下、具体的実施例により本発明を更に説明
する。なお、実施例及び比較例においての使用材料は、
下記の通りである。
【0037】1.ガイド材料 実施例1:ウレタン、JISA硬度65Hs、100%
モジュラス24kg/cm2。日本バルカー工業(株)
製R965 S30(商品名)。 実施例2:ウレタン、JISA硬度70Hs、100%
モジュラス29kg/cm2。日本マタイ(株)製エス
マー70(商品名)。 実施例3:ウレタン、JISA硬度92Hs、100%
モジュラス80kg/cm2。タイガーポリマー(株)
製タイプレンTR100−9(商品名)。 比較例1:ウレタン、JISA硬度65Hs、100%
モジュラス24kg/cm2。日本バルカー工業(株)
製R965 S30D(商品名)。 比較例2:ウレタン、JISA硬度90Hs、100%
モジュラス100kg/cm2。日本バルカー工業
(株)製R5390(商品名)。 比較例3:ウレタン、JISA硬度95Hs、100%
モジュラス120kg/cm2。日本バルカー工業
(株)製R5595(商品名)。
【0038】2.接着剤 実施例1:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。 実施例2:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。 実施例3:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。 比較例1:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。 比較例2:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。 比較例3:アクリル系接着剤。住友3M(株)製Y−9
458(商品名)。厚さ25μm。
【0039】3.補強基材 実施例1:引張弾性率40000kg/cm2のポリエ
チレンテレフタレート。ダイヤホイル(株)製B100
−25(商品名)。厚さ0.025mm。 実施例2:引張弾性率2800kg/cm2のポリエチ
レン。タマポリ(株)製V−1(商品名)。厚さ0.0
4mm。 実施例3:引張弾性率4600kg/cm2のポリプロ
ピレン。東洋紡績(株)製P1120(商品名)。厚さ
0.04mm。 比較例1〜3:(基材使用せず) 4.エンドレスベルト 厚さ150μm、幅200mm、直径200mmのポリ
カーボネート製。
【0040】実施例及び比較例においての評価方法は、
次の通りである。
【0041】1.ガイド真直性 エンドレスベルトに接着されたガイドの真直性を計測す
る。
【0042】2.画像ずれ 200mm幅の両端ガイド付きエンドレスベルトを、ロ
ール径25mmφ、ロール速度100mm/分、エンド
レスベルトへの張力8kg/200mm、23℃、湿度
50%の条件で図1に示した中間転写装置に用いる。こ
の場合の記録紙への転写画像で転写ずれが0.2mmに
達するまでの経過時間を計測する。
【0043】3.耐久性 画像ずれの評価条件と同様にして連続で駆動し、エンド
レスベルトにクラックが発生するまでの経過時間を計測
する。
【0044】(実施例1)ポリエステルフィルム上に溶
融したウレタンゴムを押し出すことにより、厚さ0.5
mm、硬度65Hsのポリウレタンシートとポリエステ
ルフィルムとの融着接合シートを得た。これにアクリル
系接着剤を厚さ25μmに塗布した後、離型紙を貼り付
け、トムソン刃を用いて幅5mm、長さ628mmに打
ち抜いて蛇行防止ガイドを得た。次に、厚さ150μ
m、直径200mmφ、幅200mmのポリカーボネー
ト製エンドレスベルトの内面に、ベルト端面に沿わせて
それぞれ蛇行防止ガイドを接着した。ガイドは1本を環
状に接着したが両端部が対向する部分の隙間は2mmと
した。得られたエンドレスベルトについてガイドの真直
性と、画像ずれ、耐久性を評価した。結果を表1に示
す。
【0045】(実施例2,3)ガイドの各材料として上
記のものを用いたこと以外は実施例1と同様にして蛇行
防止ガイドを得た。この蛇行防止ガイドを用いて得られ
たエンドレスベルトガイドの真直性と、画像ズレ、耐久
性を評価した。結果を表1に示す。
【0046】(比較例1〜3)補強基材を用いず、接着
剤に同じくアクリル系接着剤を用いたこと以外は実施例
1と同様にして蛇行防止ガイドを得た。この蛇行防止ガ
イドを用いて得られたエンドレスベルトを用いて画像ず
れ、耐久性を評価した。結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、特
定の硬度及び100%モジュラスを有するガイド基材と
特定の引張弾性率を有する補強基材とが融着により接合
されものを用いて蛇行防止ガイドを構成することによ
り、十分な蛇行防止効果と耐久性を両立し、またエンド
レスベルトの補強効果も有する蛇行防止ガイドと、これ
を用いたエンドレスベルトが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間転写方式の複写機における要部側面図であ
る。
【図2】本発明による蛇行防止ガイドの斜視図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電器 3 露光用光学系 4 現像器 5 クリーナー 6 エンドレスベルト 7,8,9 ローラー 10 静電転写器 11 記録紙 12 押圧ローラー 15 ガイド材料 17 接着層 18 補強基材 19 離型紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 550 G03G 15/00 550 3F024 15/02 101 15/02 101 3F049 15/08 501 15/08 501F 15/16 15/16 Fターム(参考) 2H003 CC04 EE00 2H032 BA01 BA09 BA18 BA23 2H071 BA42 CA05 DA06 DA08 DA09 DA10 DA21 DA26 2H077 AD02 AD07 BA01 FA12 FA22 3F023 AA05 BA02 BB01 BC01 GA01 3F024 AA11 BA04 CA04 CA08 CB03 CB09 CB11 3F049 BA14 BB11 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルトの蛇行防止用に設けら
    れる蛇行防止ガイドにおいて、JISA硬度が30Hs
    以上95Hs以下かつJIS K6301の100%モ
    ジュラスが5〜100kg/cm2のゴム材料よりなる
    ガイド基材と、該ガイド基材に接合された引張弾性率1
    000kg/cm2以上の補強基材とを備えたことを特
    徴とする蛇行防止ガイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記補強基材の引張
    弾性率が1000〜5000kg/cm2であることを
    特徴とする蛇行防止ガイド。
  3. 【請求項3】 蛇行防止ガイドを有するエンドレスベル
    トにおいて、該蛇行防止ガイドが請求項1又は2に記載
    のものであり、前記補強基材がベルトに接着されている
    ことを特徴とするエンドレスベルト。
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