JPH08225178A - 蛇行防止用ガイドテープ - Google Patents

蛇行防止用ガイドテープ

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JPH08225178A
JPH08225178A JP7033855A JP3385595A JPH08225178A JP H08225178 A JPH08225178 A JP H08225178A JP 7033855 A JP7033855 A JP 7033855A JP 3385595 A JP3385595 A JP 3385595A JP H08225178 A JPH08225178 A JP H08225178A
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JP
Japan
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guide
tape
adhesive layer
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meandering
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Application number
JP7033855A
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English (en)
Inventor
Makoto Morikoshi
誠 森越
Katsumi Okuyama
克己 奥山
Norihiro Otsu
紀宏 大津
Chiharu Kongou
千晴 金剛
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子写真式複写機、レーザープリンター等の
感光体支持体、中間転写装置、転写分離装置、搬送装
置、帯電装置、現像装置等に使用されるエンドレスベル
トの蛇行防止に用いられる蛇行防止ガイドテープに関
し、形成が容易で、かつ精度が高く、剥離しにくい蛇行
防止用ガイドテープを提供する。 【構成】 ガイド材と、このガイド材の一面に塗布され
た接着層と、この接着層を保護する離型紙と、離型紙の
前記接着層に接していない面に接着された引張り弾性率
が5000kg/cm2以上の補強基材から構成される
蛇行防止用ガイドテープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式を採用し
た複写機、レーザープリンター等を構成する感光装置、
中間転写装置、転写分離装置、搬送装置、帯電装置、現
像装置等に使用されるエンドレスベルトの蛇行防止に適
した蛇行防止用ガイドテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電子写真方式を用いた複写機等
においては、その一部を構成する中間転写装置、転写分
離装置、帯電装置、感光装置等にエンドレスベルトが用
いられている。図2に、中間転写装置にエンドレスベル
トが用いられた例を示す。図において、感光ドラム1は
帯電器3で表面を均一に帯電され、露光器2により画像
に対応した静電潜像が作られる。この静電潜像は現像器
5で現像され、トナー像になる。トナー像は静電転写器
10により、中間転写ベルトとしてのエンドレスベルト
6に転写される。エンドレスベルト6上のトナー像は、
押圧ローラー12により記録紙11に転写される。感光
ドラム上の残留トナーはクリーナー4で除去され、次の
帯電サイクルに備える。
【0003】図に示すように、通常この種のエンドレス
ベルトは、その内面に接する複数のローラー7,8,9
により支持され、トナー像の転写や記録紙の搬送に用い
られる。複数のローラのうち最低1本はモーター等の駆
動源に接続された駆動ローラーで、その他はベルトの移
動に連れて自由に回転する従動ローラーである。
【0004】ところで、このような用途においてはエン
ドレスベルトの駆動精度が直接出力画像に影響するた
め、高精度な駆動が不可欠である。このため、エンドレ
スベルト自体の寸法精度はもとより、エンドレスベルト
6を駆動する各ローラー7,8,9の軸が互いに平行で
あること、ローラーの真円度、真直度が高いことが要求
される。これらの条件が満たされないとエンドレスベル
トが蛇行し、露光位置や転写位置がずれるため画像ムラ
や画像ズレの原因となる。
【0005】そこで、このベルトの蛇行を防止するた
め、特開昭58−100145号公報記載のように駆動
ロールにフランジを設けたり、特開昭59−20303
6号公報記載のように蛇行量を検出し、各ロールの平行
度を制御する方法が提案されている。しかし、フランジ
を設けた場合、蛇行量が大きいとベルトがフランジに乗
り上げて破断する場合があること、ロールの平行度を制
御する方法は構造が複雑で高価な上、大型化するという
問題がある。
【0006】一方、エンドレスベルト自体を改良して蛇
行防止を図る技術として、例えば、特開昭59−230
950号公報や特開昭62−50873号公報記載のよ
うに、ホットメルト接着剤や常温硬化型シリコンを用い
て蛇行防止ガイドを作成したり、感圧接着剤を用いて蛇
行防止ガイドを接着することが提案されている。
【0007】ホットメルト接着剤でガイドを作成する場
合、180〜200℃に溶融したホットメルトをベルト
に直接塗布してガイドを作るため、安価で簡単に加工で
きるという利点がある。しかし、現在主流となっている
エンドレスベルトの材料はポリカーボネート、ポリエチ
レンテレフタレート、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂であ
るため、高温のホットメルトを直接塗布するとベルトが
熱変形する。さらに、ホットメルトは低粘度のため、冷
却固化するまでガイドの形状を保持することが困難であ
るという問題がある。
【0008】また、常温硬化型シリコンでガイドを形成
する場合は、シリコンの硬化時間が24時間以上である
ことから、作業効率がよくない。さらに、硬化時の寸法
変形が大きいため、精度のよいガイドを形成するのが困
難である。
【0009】従って、感圧接着剤を用いてガイドをベル
トに接着させる方法が最も容易であると考えられる。感
圧接着剤を用いてガイドをベルトに接着させる方法にお
いては、従来図3に示すような、ゴム材料からなるガイ
ド15、ガイド15の一面に設けられてた接着層16お
よび接着層16に張り合わされた離型紙17から構成さ
れたゴム粘着テープをスリット加工や打ち抜き刃型によ
る打ち抜き加工により幅1mmから10mm程度に切削
して蛇行防止ガイドとして用いている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の離型紙付きゴム粘着テープには、次のような
問題があった。 スリット加工においては、一定張力下で離型紙付き
ゴム粘着テープシートを1mm〜10mmと細く切削す
るため、スリット時に紙の引き裂き不良により紙が破れ
たりバリが発生する。
【0011】 打ち抜き加工においては、ゴム材料と
接着層と離型紙からなる積層構造体を、細く、かつ精度
良く刃型で打ち抜かなければならないため、離型紙が刃
形を抜く時に破れたりバリが発生する。
【0012】また、切削加工された図4構成のガイドを
エンドレスベルトの内面両縁部に張りつける場合、位置
合わせおよび張力調整のために、図4に示すような治具
を用いることがある。この治具は、ガイドが通過する溝
25を有する基部27と、基部27とバネ28で接続さ
れた蓋部26から構成され、溝25によってガイド側面
位置を、バネ28で押圧することによってガイド張力を
をそれぞれ調整する。このような構成の治具を用いた場
合、バリが引っ掛かり溝25を通過中に離型紙が剥がれ
たり、離型紙が破れたりといった切削加工後の工程にお
けるトラブルが多く、量産性に問題があるとともに精度
良い貼り付けが困難であるといった問題があった。
【0013】本発明は、このような問題点を解決した蛇
行防止ガイドテープを提供することを目的としたもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の目的を
達成するために鋭意検討した結果、感圧接着剤を用いて
ガイドをベルトに接着させる方法に用いられる蛇行防止
ガイドテープの離型紙にある特定の条件を満たす補強基
材を設けることにより上述の目的を達成できることを見
いだし、本発明に到達した。
【0015】すなわち本発明による蛇行防止ガイドテー
プは、引張り弾性率5000kg/cm2 以上の補強基
材付き離型紙から構成される蛇行防止用ガイドテープで
ある。
【0016】以下に本発明を具体的に説明する。 (1)蛇行防止用ガイドテープの構成 図1(a)は、本発明による蛇行防止ガイドテープの第
1構成例を示す斜視図である。図1(a)において、弾
性体からなるガイド材料15、ガイド材料15に設けら
れた第1接着層16および離型紙17は、従来の構成と
同様である。本構成例においては離型紙17の、第1接
着層16に接しない面に、さらに第2接着層18および
離型紙補強基材19を設けた点に特徴を有する。
【0017】離型紙補強基材19は、蛇行防止ガイドテ
ープを打ち抜き加工またはスリット加工により切削する
際に発生する離型紙の破れや離型紙と接着層の剥がれを
防止する効果を有する。さらに蛇行防止ガイドテープの
張り付け時に、図4構成の様な治具を通過する際の摩擦
により発生する蛇行防止ガイドテープの変形や離型紙と
接着層の剥がれを防止する。
【0018】(2)ガイド材料 本発明に使用するガイド材料としては、ポリエステルエ
ラストマー、ポリウレタン、ネオプレンゴム、ウレタン
ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、
トリコンゴム等を挙げることができる。これらの中でも
電気絶縁性、耐湿・耐溶剤・耐オゾン・耐熱性、耐摩耗
性、接着剤との接着性よりポリウレタンゴムやシリコン
ゴムが好ましいがこれらに限定されることはない。
【0019】(3)接着層 ガイド材料とベルトとを接着させる接着剤としては、ア
クリル系、天然ゴム系、合成ゴム系、シリコーン系、熱
硬化系のものが好ましい。これらの中でも特に、接着性
及び価格の点からアクリル系の接着剤が好ましい。接着
層は、接着剤のみで構成されていてもよいし、補強基材
の両面に接着剤を塗布した両面テープであっても良い。
【0020】接着剤の塗布厚みは、5〜100μmが好
ましく、厚みが5μm未満の場合は、ガイド或いはベル
トとの接着力が不足するため好ましくない。また、10
0μmを超えると、接着剤の弾性率が低く、接着層から
ガイドがずれるため好ましくない。
【0021】補強基材の両面に接着剤を塗布した両面接
着テープを接着層として用いる場合、このテープの厚み
は、接着剤の各々の厚さ条件を満たした上で、20μm
〜300μmが好ましく特に50〜160μmが好まし
い。また、ガイドと接着剤との接着力を向上させるため
に、ガイドにプライマー処理やコロナ処理等の前処理を
施しても良い。
【0022】(4)離型紙 本発明に使用される離型紙は、グラシン紙、上質紙、ク
ラフト紙その他の特殊紙、あるいは、プラスチックフィ
ルム例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル等の基材にアンダーコートなしでシリコーン等の離型
剤を塗布したものや、上記基材にポリエチレンアンダー
コートをしてシリコンを塗布したものを用いてもよい。
【0023】(5)離型紙補強基材 本発明に使用される離型紙補強基材は、引張弾性率が5
000kg/cm2 以上であり、10000kg/cm
2 以上が好ましく、20000kg/cm2 以上が特に
好ましい。具体的には二軸延伸ポリエステルやポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ナイロン、ポリプロピレン等
が挙げられるが、耐熱性、コストの点等から二軸延伸ポ
リエステルを用いることが望ましい。
【0024】引張り弾性率が5000kg/cm2 未満
の場合、図4に示すような治具を用いてベルトに張り付
けする際、治具を通過中に摩擦により離型紙の剥がれや
破れ、折れ曲がりが発生するため好ましくない。
【0025】また補強基材の厚みは、10μm〜150
μmが好ましく、特に好ましい厚みは、25μm〜12
5μmである。厚みが150μm以上の場合には、蛇行
防止用ガイドテープを打ち抜き切削加工する際にバリが
発生する。一方、厚さが10μm以下の場合には引張り
弾性率が5000kg/cm2未満の場合と同様な現象
が発生する。
【0026】また、上述の条件を満たす基材に離型剤を
塗布し、図1(a)における離型紙17、第2接着層1
8および離型紙補強基材19の機能を合わせ持たせるこ
ともできる。この場合、蛇行防止ガイドテープの構成
は、図1(b)の様になる。さらに、張り付け時のトラ
ブルを減少するため、離型紙補強基材の表面を粗面加工
する、離型剤や滑剤あるいはフッ素等摩擦係数の小さい
材料でコーティングする、離型紙補強基材にさらにフッ
素系素材からなるテープをさらに貼り合わる等、治具と
の摩擦を低減してもよい。
【0027】(6)蛇行防止用ガイドテープの形状 ガイドテープの形状は、ベルトの使用条件等により定め
ればよいが、蛇行防止効果を十分に得るためにはその断
面を略矩形とすることが好ましい。必ずしも矩形に限定
される事はない。蛇行防止ガイドの幅は蛇行防止効果、
耐久性、装置のコンパクト性等より1〜10mmが望ま
しい。ガイドの厚みも同様の理由により0.1〜2mm
が望ましい。2mmを超えるとガイド材の側面からクラ
ックが発生する。
【0028】(7)蛇行防止用ガイドテープの製造方法 補強基材で補強された離型紙付き接着ガイドテープの製
造方法としては、例えば次を挙げることができるがこれ
に限定されることはない。 ウレタンシート等のガイド材にコーティング装置等に
より接着剤を塗布し離型紙を張り付けた接着剤付きガイ
ドテープシートを先ず製造する。
【0029】次に離型紙の上に補強基材にコーティン
グ装置等により接着剤を塗布された補強基材テープを張
り付け補強基材離型紙付きガイドテープシートを得る。 得られた補強基材離型紙付きガイドテープシートをト
ムソン刃等の打ち抜き加工やスリッター等のスリット加
工により切削する。蛇行防止ガイドの真直度や幅精度の
点からトムソン刃等の打ち抜き加工が好ましい。
【0030】本発明のガイドは、電子写真方式を用いた
複写機、レーザープリンター等のを構成する感光装置、
中間転写装置、転写分離装置、搬送装置、帯電装置、現
像装置等に使用される全てのエンドレスベルトに用いる
ことができる。また対象とするエンドレスベルトが繋ぎ
目のないシームレスベルトであっても良い。
【0031】
【実施例】以下、具体的実施例により本発明についてさ
らに説明する。実施例及び比較例において使用した材料
は、下記の通りである。 1.ガイド材質 (1)JISAによる硬度65Hsのウレタン(日本バ
ルカー工業(株)製 R5965) 2.接着剤層 (1)アクリルフォーム基材の両面にアクリル系接着剤
が塗布された両面テープ(住友スリーエム(株)製No
4914)
【0032】3.離型紙補強基材 (1)厚み25μmの二軸延伸ポリエステル基材の片面
に接着剤が塗布されているもの((株)寺岡製作所製N
o646S) (2)厚み25μmのポリイミド基剤の片面に接着剤が
塗布されているもの(住友スリーエム(株)製No9
2) (3)厚さ55μmの軟質ビニルフィルム基材の片面に
接着剤が塗布されているもの 4.エンドレスベルト (1)ポリカーボネート製 実施例及び比較例において使用した評価法は、下記の通
りである。
【0033】1.引張り弾性率 ISO R1184 2.画像ズレ評価 図2に示した中間転写装置をテスト機として用いた。具
体的には200mm幅シームレスベルト6の内面6aの
両縁部にそれぞれ蛇行防止ガイドテープを張り付け、径
25mmのロール7,8,9に、張力8kg/200m
mを与えるようにセットした後、温度25℃、湿度55
%の環境下で100mm/secの速度で駆動した。記
録紙11はセットせず、ベルト上で画像を重ね合わせて
そのズレにより評価を行った。画像ズレが0.1mm以
下であればほぼ実使用に耐えうる。 3.ガイドの真直度評価 画像ズレ評価、耐久性評価後のガイド付きエンドレスベ
ルトを切り開き、三次元寸法測定機によりガイドの真直
度を測定した。ガイドの真直度が0.2mm以下であれ
ば実使用上問題ない。
【0034】(実施例1)厚さ0.5mmのポリウレタ
ンシートに、アクリルフォームの両面にそれぞれアクリ
ル系接着剤が塗布されている総厚み0.25mm接着テ
ープ(クラフト紙離型紙付き)を圧着させながら貼り合
わせてゴム粘着テープシートを作る。次に離型紙の補強
基材として、片面に接着剤が塗布されている総厚さ0.
05mmの二軸延伸ポリエステルフィルム接着テープを
上記離型紙側に圧着させながら貼り合わせ、補強された
離型紙付きゴム粘着テープシートを作る。
【0035】このシートをトムソン刃にて幅5mm長さ
628mmに打ち抜いて蛇行防止ガイドテープを得た。
さらに、厚み150μm、直径200mm、幅200m
mのポリカーボネート製エンドレスベルトの内面両縁部
に、先に得た蛇行防止ガイドテープを張りつけて蛇行防
止ガイドテープ付きエンドレスベルトとした。
【0036】このようにして得られた蛇行防止ガイドテ
ープ付きエンドレスベルト10本を用い、テスト機にて
画像ズレ試験を行った。連続で72時間駆動した後も画
像ズレは検出されなかった。このベルトをテスト機から
外し、点検したところ、ガイド、ベルト基材どちらも異
常は見られず、ガイドの真直度は10本全て0.2mm
以下であった。
【0037】(実施例2)離型紙の補強基材として、片
面に接着剤が塗布されている総厚さ0.025mmのポ
リイミドフィルム接着テープを用いたこと以外は、実施
例1と同様に幅5mm長さ628mmの蛇行防止ガイド
テープを作成し、蛇行防止ガイドテープ付きエンドレス
ベルトを得た。
【0038】このようにして得られた蛇行防止ガイド付
きエンドレスベルト10本を用い、テスト機にて画像ズ
レ試験を行った。連続で72時間駆動した後も画像ズレ
は検出されなかった。このベルトをテスト機から外し、
点検したところ、ガイド、ベルト基材どちらも異常は見
られず、ガイドの真直度は10本全て0.2mm以下で
あった。
【0039】(実施例3)離型紙として片面にシリコン
系離型剤が塗布されている総厚さ0.025mmの二軸
延伸ポリエステルフィルムを用いたこと以外は、実施例
1と同様に幅5mm、長さ628mmの蛇行防止ガイド
テープを作成し、蛇行防止ガイドテープ付きエンドレス
ベルトを得た。
【0040】このようにして得られた蛇行防止ガイドテ
ープ付きエンドレスベルト10本を用い、テスト機にて
画像ズレ試験を行った。連続で72時間駆動した後も画
像ズレは検出されなかった。このベルトをテスト機から
外し、点検したところ、ガイド、ベルト基材どちらも異
常は見られず、ガイドの真直度は10本全て0.2mm
以下であった。
【0041】(比較例1)離型紙の補強基材を用いなか
ったこと以外は、実施例1と同様に蛇行防止ガイドテー
プを作成し、蛇行防止ガイドテープ付きエンドレスベル
トを得た。このようにして得られた蛇行防止ガイドテー
プ付きエンドレスベルト10本を用いて実施例1と同様
に画像ズレ試験を行った。その結果、10本中5本に
0.1mmを超えるの画像ズレが発生し、また連続50
時間運転でガイドがローラーへ乗り上げ蛇行防止できな
くなり、乗り上げた箇所よりベルトにクラックが発生し
た。画像ズレが発生したベルトに張りつけられていたガ
イドテープの真直度を評価したところ、全て0.2mm
を超えていた。
【0042】(比較例2)離型紙の補強基材として引張
り弾性率5000kg/cm2 以下の軟質塩化ビニルを
用いたこと以外は実施例1と同様に蛇行防止ガイドテー
プを作成し、蛇行防止ガイドテープ付きエンドレスベル
トを得た。このようにして得られた蛇行防止ガイドテー
プ付きエンドレスベルト10本を用いて実施例1と同様
に画像ズレ試験を行った。その結果、10本中7本に
0.1mmを超える画像ズレが発生し、また連続50時
間運転でガイドがローラーへ乗り上げ蛇行防止できなく
なり、乗り上げた箇所よりベルトにクラックが発生し
た。画像ズレが発生したベルトに張りつけられていたガ
イドテープの真直度を評価したところ、全て0.2mm
を超えていた。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による蛇行
防止ガイドテープは、テープ打ち抜き加工スリット加工
性に優れるため、離型紙の切削巾方向のバリによる寸法
不良を大幅に削減することができる。また、離型紙が補
強されているためガイド張り付ける際に位置規制治具を
用いる場合であっても、治具通過中の摩擦による離型紙
の剥がれ、破れが発生することがなく、精度よくベルト
への張り付けが可能となる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による蛇行防止ガイドテープの構成例を
示す図
【図2】電子写真式複写機における中間転写装置の側面
【図3】従来の蛇行防止ガイドテープの構成を示す図
【図4】蛇行防止ガイドテープの張り付け用治具の構成
を示す図
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 帯電器 3 露光用光学系 4 現像器 5 クリーナー 6 導電性シームレスベルト 6a 内面側 6b 外面側 7 搬送ローラ 8 搬送ローラ 9 搬送ローラ 10 静電転写器 11 記録紙 12 押圧ローラ 15 ガイド 16 第1接着層 17 離型紙 18 第2接着層 19 離型紙補強基材 20 張り付け用治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金剛 千晴 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルトの内面両縁部に設けら
    れるベルト蛇行防止ガイドテープにおいて、ガイド材
    と、このガイド材の一面に塗布された接着層と、この接
    着層を保護する離型紙と、離型紙の前記接着層に接して
    いない面に接着された引張り弾性率が5000kg/c
    2 以上の補強基材から構成される蛇行防止用ガイドテ
    ープ。
  2. 【請求項2】 エンドレスベルトの内面両縁部に設けら
    れるベルト蛇行防止ガイドテープにおいて、ガイド材
    と、このガイド材の一面に塗布された接着層と、この接
    着層を保護するとともに、前記接着層との離型性を有す
    る引張り弾性率が5000kg/cm2 以上の補強基材
    から構成される蛇行防止用ガイドテープ。
JP7033855A 1995-02-22 1995-02-22 蛇行防止用ガイドテープ Pending JPH08225178A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928256B2 (en) 2002-09-30 2005-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic endless belt, process cartridge, and electrophotographic apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6928256B2 (en) 2002-09-30 2005-08-09 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic endless belt, process cartridge, and electrophotographic apparatus

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