JPH052151U - 写真感光材料処理機におけるオーダー仕分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真プリントの枚数をオーダー毎に容易に確
認する。 【構成】 写真感光材料のオーダー仕分機（２、２
６）、受皿（９、２７）の停止位置に対応する側方部に
枚数表示部（１０、２８）を設け、オーダー仕分機の無
端搬送部材が移動すると、受皿（９、２７）も移動し、
それに伴って枚数表示部も変化する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、写真感光材料処理機において、カッター部のペーパー排出口から 排出される写真プリントや写真ハガキをオーダー毎に仕分けする搬送装置に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

焼付処理した長尺状の写真印画紙の裏面に接着剤を施し、ハガキを接合貼着し たものを順次一枚毎にカットして、いわゆるポストカードとする写真ハガキ貼付 機はすでに知られている。 従来は、一枚毎にカットされたポストカードをストッカーに順次積み重ねるよ うにしていた。 また、写真フィルムの画像をプリンター部にて長尺状の写真印画紙に焼付露光 した後、現像部にて連続的に現像および乾燥処理を行うようにした写真焼付現像 処理機においては、プリンター部において焼付露光した長尺の写真印画紙を現像 部に搬送して現像処理したのち、乾燥部に搬送し、その後カッター部にて一枚毎 にカットし、上記カッター部に設けられたペーパー排出口から排出するようにし ている。ペーパー排出口から排出された写真プリントは、一般的に、オーダー仕 分機によりオーダー毎に仕分けされた後、検品されてネガフィルムと照合されて 袋詰めされる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来の写真ハガキ貼付機や写真焼付現像処理機においては、オペレ ータがキー操作部にて操作をしないとオーダー枚数がわからないといったことや 、焼付状態の悪いプリントが混入するため、オーダー仕分機上のオーダー毎の必 要枚数を計算しなければならないなどの不便があった。

【０００４】 本考案は、上記従来の不便さを解消し、写真プリントのオーダー枚数を容易に 把握することを技術的課題としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達するために、この考案に係る写真感光材料処理機におけるオーダ ー仕分機は、以下の構成からなる。 すなわち、無端搬送部材に等間隔に取付けられたペーパー受皿を上記無端搬送 部材の移動により一方向に搬送するようにし、上記ペーパー受皿の停止位置に対 応する側方部には枚数表示手段をそれぞれ設けたことを特徴とする。 さらに、上記枚数表示手段は、ペーパー受皿の移動に伴い数列表示が変化する ように構成されたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

上記のように構成することにより、本考案のオーダー仕分機はオーダー毎に枚 数を表示し、オーダー仕分機の受皿が移動する毎に、枚数表示もその都度変化す るのである。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は、写真ハガキ貼付機に本考案のオーダー仕分機を設置した状態を示す 図であり、第２図は、写真ハガキ貼付機の要部を示す図である。 写真ハガキ貼付機１は、本出願人がすでに実願平２−６１９２８号として出願 済みの装置であり焼付処理した長尺の写真印画紙Ｐを収納する印画紙供給部３か ら各搬送ローラで操り出されて搬送される走行路上に、接着剤として糊を塗布す る装置４、乾燥室５、ハガキ供給部６、圧着接合部７、カッター部８を順次配設 している。

【０００８】 オーダー仕分機２は、カッター部８に連設しており、図示省略の無端状搬送部 材（タイミングベルトやエンドレスチェーン）にペーパー受皿９を等間隔に取り 付け、１オーダー分の写真ハガキが載置されると、無端搬送部材は、ペーパー受 皿９の取付ピッチに対応する寸法だけ前方に移動するようになっている。ペーパ ー受皿９の横には、枚数表示部１０がそれぞれのペーパー受皿の停止位置に対応 して設けられている。

【０００９】 第３図は、枚数表示部１０の拡大図であり、ＬＥＤディスプレイの７セグメン ト１１の３列の数列表示を利用した例を示しているが、もちろんこれに限らず、 １６セグメントであってもよく、また液晶利用による表示でも可能である。 １２は、１，０００枚単位を表わすポイント部で、ポイント部３箇所を利用し て最大３，９９９枚までカウント可能な構成にしている。

【００１０】 第４図は、本考案の他の実施例である写真焼付現像処理機２０であって、プリ ンター部２１で写真フィルム画像を長尺状の印画紙に焼付露光した後、現像部２ ２で連続的に現像及び乾燥処理し、その後、カッター部２３にて１枚ずつカット し、上記カッター部２３に設けられたペーパー排出口２４より排出される。 ペーパー排出口２４から排出された写真プリントは、ソーター部２５にてオー ダー仕分機２６に送られ、受皿２７にオーダー毎に仕分けされる。

【００１１】 ２８は枚数表示部であって、第３図の枚数表示部と同じ構成としている。 写真プリントの枚数は、写真焼付現像処理機２０で長尺状の写真印画紙に焼付 露光された後、カットマーク、オーダーマークを各プリント毎に付与され、現像 及び乾燥処理後、カッター部２３にてカットマークを検出して１枚ずつカットさ れ同時に枚数をカウントして、該信号がオーダー仕分機２６に送られ、オーダー を検出してオーダー仕分機２６内の無端搬送部材が移動し、当該オーダーの枚数 が枚数表示部２８に表示される。

【００１２】

【考案の効果】

本考案にあっては、オーダー仕分機にオーダー枚数の表示部を設けた構成とし ているのでオペレータが作業中に枚数確認のため、オーダー仕分機まで移動して 確認する必要がなく、また不要なプリントカウントせずに必要なプリント枚数の みを表示するため、数え直す必要がないなど、きわめて実用性の高いオーダー仕 分機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るオーダー仕分機を取り付けた写真
ハガキ貼付機の斜視図。

【図２】同上写真ハガキ貼付機の要部説明図。

【図３】オーダー仕分機の枚数表示部の拡大図。

【図４】本考案に係るオーダー仕分機を取り付けた写真
自動焼付現像機の斜視図。

【図５】本考案に係るオーダー仕分機を写真ハガキ貼付
機に取り付けた場合の動作説明図。

【符号の説明】

２、２６ オーダー仕分機 ９、２７ 受皿 １０、２８ 枚数表示部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 無端搬送部材に等間隔に取付けられたペ
   ーパー受皿を上記無端搬送部材の移動により一方向に搬
   送するようにし、上記ペーパー受皿の停止位置に対応す
   る側方部には枚数表示手段をそれぞれ設けたことを特徴
   とする写真感光材料処理機におけるオーダー仕分装置。
2. 【請求項２】 上記枚数表示手段は、ペーパー受皿の移
   動に伴い数列表示が変化することを特徴とする請求項１
   記載の写真感光材料処理機におけるオーダー仕分装置。