JPH0643622A - 写真照合袋詰め装置 - Google Patents

写真照合袋詰め装置

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Publication number
JPH0643622A
JPH0643622A JP8657691A JP8657691A JPH0643622A JP H0643622 A JPH0643622 A JP H0643622A JP 8657691 A JP8657691 A JP 8657691A JP 8657691 A JP8657691 A JP 8657691A JP H0643622 A JPH0643622 A JP H0643622A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
print
negative
sheet
negative film
Prior art date
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Pending
Application number
JP8657691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8657691A priority Critical patent/JPH0643622A/ja
Publication of JPH0643622A publication Critical patent/JPH0643622A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ネガフイルムとプリントを照合して自動的にD
P袋に袋詰めすることができ、手動照合する場合にも効
率良く照合して袋詰めすることができる写真照合袋詰め
装置を得る。 【構成】写真照合袋詰め装置10では、照合台440の
プリント排出口382から写真プリントが送り出され、
プリント袋排出口510からプリント袋が送り出され
る。またネガフイルム12はフイルムビューワー394
へ送り出される。これにより、手動照合が実施され、照
合後には手動照合用挿入口64から投入されてDP袋へ
詰められる。したがって、自動照合のみならず手動照合
する場合にも作業効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は写真照合袋詰め装置に係
り、特に、ネガフイルムとこのネガフイルムの画像が焼
付けられたプリントとを自動的に照合してDP袋に袋詰
めすると共に自動照合をしない際には手動で照合して袋
詰めすることもできる写真照合袋詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真現像所においては、焼付装置を使用
してネガフイルムの画像を印画紙に焼付けしている。出
来上がったプリントとネガフイルムとが対応しているか
否かは作業員の目視により照合される。一致したプリン
トとネガフイルムとは、手作業によってDP袋へ入れら
れ顧客へ返送される。
【0003】ところで、写真現像所では多量のフイルム
及びプリントを処理しなければならず、作業員の手作業
による照合及び袋詰めでは低効率であり、また照合及び
袋詰の際にミスを起こす可能性が大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ネガフイルムとこのネガフイルムの画像が焼付け
られたプリントとを自動的に照合して一致したもの同士
をDP袋へ袋詰めすることができると共に、自動照合袋
詰めをしない際には効率良く手動で照合して袋詰めする
こともできる写真照合袋詰め装置を得ることが目的であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の写真照合袋詰め
装置は、印画紙へ画像を焼付処理した後の1オーダのネ
ガフイルムを所定長さに切断してネガシートに挿入し、
ネガフイルムの画像が焼付処理され画像コマ毎に切断さ
れたプリントを1オーダ毎に集積し、前記集積された1
オーダのプリントを前記ネガシートに挿入された1オー
ダのネガフイルムと照合して一致したもの同士を宣伝広
告用のチラシと共にプリント袋に挿入し、前記プリント
袋に挿入された1オーダのネガフイルム及びプリントを
これらに対応するDP袋と照合して袋詰めする写真照合
袋詰め装置であって、前記ネガシートに挿入された1オ
ーダのネガフイルムを前記プリント袋に挿入することな
く、装置の外部に位置する手動照合部へ送り出すネガシ
ート送出し手段と、前記1オーダ毎に集積されたプリン
トを前記プリント袋に挿入することなく前記手動照合部
へ送り出すプリント送出し手段と、前記プリント送出し
手段によって送り出されたプリントの枚数を、印画紙へ
焼付処理した際のネガプリント数と比較照合すると共に
表示するプリント枚数表示手段と、 前記プリント袋
を、前記ネガシートに挿入された1オーダのネガフイル
ム及び前記1オーダ毎に集積されたプリントを挿入する
ことなく、前記チラシと共に前記手動照合部へ送り出す
袋送出し手段と、前記ネガシート送出し手段によって前
記手動照合部へ送り出された1オーダのネガフイルムを
所定位置で保持された対応するDP袋と比較照合すると
共にこのDP袋に記載された顧客識別用のIDコードを
表示するIDコード表示手段と、前記プリント送出し手
段によって送り出されたプリントの枚数を前記所定位置
で保持されたDP袋に印字する印字手段と、前記所定位
置で保持されたDP袋を開口し、前記手動照合部へ送り
だされたネガシート、プリント及びプリント袋の前記D
P袋への挿入を可能とする袋開口手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成の写真照合袋詰め装置では、ネガシー
トに挿入されたネガフイルムは、画像コマ毎に切断され
たプリントと照合されて共にプリント袋に挿入され、さ
らに、このプリント袋に対応するDP袋と自動的に照合
されて袋詰めされる。
【0007】一方、手動操作によって照合する場合に
は、ネガシートに挿入された1オーダのネガフイルム
が、プリント袋に挿入されることなく、ネガシート送出
し手段によって手動照合部へ送り出される。また、1オ
ーダ毎に集積されたプリントは、プリント袋に挿入され
ることなく、プリント送出し手段によって手動照合部へ
送り出される。さらに、プリント袋は、ネガシートに挿
入された1オーダのネガフイルム及び1オーダ毎に集積
されたプリントが挿入されることなく、袋送出し手段に
よって手動照合部へ送り出される。これにより、手動照
合部においてネガフイルム、プリント及びプリント袋が
照合され、その後にDP袋に袋詰めされる。
【0008】また、この手動照合の際には、プリント送
出し手段によって送り出されたプリントの枚数がプリン
ト枚数表示手段によって表示されると共に、印画紙へ焼
付処理した際のネガプリント数と比較照合される。した
がって、この作業は自動的に実施されて作業効率が向上
する。さらに、ネガシート送出し手段によって送り出さ
れた1オーダのネガフイルムは、IDコード表示手段に
よってDP袋と比較照合されると共に、このDP袋に記
載された顧客識別用のIDコードが表示されるため、こ
の確認作業の効率が向上する。さらに、プリント送出し
手段によって送り出されたプリントの枚数が印字手段に
よってDP袋に印字されるため、この場合も作業効率が
向上する。
【0009】さらに、DP袋は袋開口手段によって自動
的に開口されるため、自動照合あるいは手動照合に拘わ
らず、ネガシート、プリント及びプリント袋を容易にD
P袋へ挿入することができる。
【0010】
【実施例】図1乃至図11にしたがって、本発明の実施
例を説明する。
【0011】図11(A)に示す如く、DP取次店には
DP袋90が準備されている。このDP袋90には、集
配ルート識別番号、取次店識別番号、受付番号等からな
るID番号(IDコード)と、これらの番号に対応した
バーコード15とが印刷されており、撮影済のネガフイ
ルム12が収納されたパトローネ13は、このDP袋9
0に入れられ現像所に送られる。
【0012】図11図(B)に示す如く、現像所ではD
P袋90のバーコード15をバーコードリーダー(図示
省略)で読み取り、前記集配ルート識別番号、取次店識
別番号、受付番号にラボ受付番号等を加えた番号を決定
し、この番号に対応したバーコードが印字されたシール
Sを作成する。このシールSは、DP袋90、パトロー
ネ13、パトローネ13から引き出されたネガフイルム
12の先端部に夫々張り付けられる。さらに、シールS
が張り付けられたネガフイルム12は周知のフイルムス
プライサ(図示省略)により他のオーダーのものと接合
されて長尺状にされ、ロール状に巻き取られる。その
後、ロール状のネガフイルム12は、周知の現像機によ
って現像処理が行われる。
【0013】現像後のネガフイルム12には、プリント
を行うコマに対してネガフイルム12の一方の側縁部に
ノツチが形成されている。また、ネガフイルム12の補
正の必要なコマに対する濃度補正データ及び色補正デー
タ等の補正データや、ノッチ数、スプライステープと先
頭ノッチとの間隔、各ノッチ間の間隔等のデータが、各
ID番号毎にメモリカード17(図2及び図3に図示)
に記録されている。
【0014】以上の構成のネガフイルム12及びDP袋
90は、写真照合袋詰め装置10によって以後の処理が
実施される。
【0015】ここで、図1には写真照合袋詰め装置10
の全体外観が斜視図にて示されており、図2には写真照
合袋詰め装置10の内部部品が部分的に透視した状態で
示されている。また、図3にはこの写真照合袋詰め装置
10の全体構成が概略的に示されている。
【0016】写真照合袋詰め装置10は、プリンター部
26、プロセッサー部60、ネガカッティングインサー
ター31、照合袋詰め部262を備えている。以下に各
部を詳細に説明する。
【0017】〔プリンター部26〕図2または図3に示
す如く、プリンター部26には、ロール状にされたネガ
フイルム12が装填されるネガ供給リール14、ロール
状の印画紙28が装填されるペーパー供給リール50、
露光部19及びメモリカード17の情報を読み取るカー
ド装填部306が設けられている。
【0018】ネガ供給リール14のフイルム搬送方向下
流側には搬送ローラー16及び読取センサー56が設け
られている。搬送ローラー16は制御装置30によって
作動が制御され、ネガ供給リール14からネガフイルム
12を引き出して露光部19のプリント位置へ搬送す
る。一方、読取センサー56はネガフイルム12に張り
付けられたシールSのID番号を光学的に読み取り、こ
の信号を制御装置30へ出力する。
【0019】ペーパー供給リール50の印画紙搬送方向
下流側には搬送ローラー52が設けられている。搬送ロ
ーラー52は制御装置30によって作動が制御され、印
画紙28をペーパー供給リール50から引き出して、露
光部19のプリント位置に搬送する。
【0020】露光部19には露光ランプ24、フィルタ
25、ミラーボックス22、露光マスク18及びレンズ
20が備えられている。露光ランプ24から出た光りは
フィルタ25、ミラーボックス22を介してネガフイル
ム12の画像に照射され、ネガフイルム12の画像はレ
ンズ20及び露光マスク18を介して印画紙28に結像
される。
【0021】また、露光部19のフイルム搬送方向下流
側には、フイルムストック部23が設けられており、こ
のフイルムストック部23に焼付け工程が終了されたネ
ガフイルム12が所定長さ貯留される。
【0022】一方、印画紙28のプリント位置の印画紙
搬送方向下流側には、裏印字へッド54、IDコード露
光ヘッド27及びパンチ装置29が設けられている。
【0023】裏印字へッド54は、制御装置30からの
指令によって印画紙28の焼付けコマに対応するコマ番
号、ID番号等を印画紙28の裏面に印字する。また、
IDコード露光ヘッド27は、制御装置30からの指令
によって、図10に示す如く印画紙28の1オーダー先
頭コマ28Aの先端余白部350にID番号351を露
光して記録させる。
【0024】パンチ装置29は、小孔からなるソートマ
ーク352、カットマーク354及びID番号孔356
を制御装置30からの指令によって印画紙28の余白部
350に形成する。ソートマーク352は各オーダー間
の境界を示し、カットマーク354は各コマ毎に印画紙
28を切断する際の位置を示すものである。ID番号孔
356は複数個の小孔からなり、これら小孔の有無によ
りID番号を示す。このID番号孔356のID番号は
ネガフイルム12との自動照合に用いられる。
【0025】パンチ装置29の印画紙搬送方向下流側に
は、リザーバー部58が設けられており、焼付け露光後
の印画紙28が所定長さ貯留される。このリザーバー部
58の印画紙搬送方向下流側には、プロセッサー部60
が配置されている。
【0026】〔プロセッサー部60〕プロセッサー部6
0には、発色現像槽62、漂白定着槽64、リンス槽6
6及び乾燥部68が設けられており、画像の焼付けられ
た印画紙28は各槽内を順次搬送されて処理された後に
乾燥部68を介して排出され、後述する照合袋詰め部2
62へ送られる。
【0027】〔ネガカッティングインサータ31〕図2
に示す如く、前述したフイルムストック部23のフイル
ム搬送方向下流側には、ネガシート送出し手段としての
ネガカッティングインサーター31が配置されている。
【0028】図4に詳細に示す如く、ネガカッティング
インサーター31には、第1ジャム検出センサー33、
搬送ローラー16A、16B、読取センサー34、ノッ
チセンサー386及びカッター部32が順に設けられて
おり、焼付け工程終了後のネガフィルム12は搬送ロー
ラー16A、16Bによって第1ジャム検出センサー3
3、読取センサー34及びノッチセンサー386を介し
てカッター部32へ搬送される。第1ジャム検出センサ
ー33にはレバー35が備えられており、ネガフィルム
12が蛇行するとレバー35にネガフィルム12が接触
してジャミングを検出する。なお、第1ジャム検出セン
サー33のジャミング検出信号は制御装置30に送られ
るようになっており、ジャミングが発生した際には警報
が発せられるようになっている。
【0029】読取センサー34及びノッチセンサー38
6は制御装置30に連結されており、読取センサー34
はネガフィルム12に張り付けられたシールSのIDナ
ンバーを読み取り、読取信号を制御装置30に出力す
る。制御装置30はネガフイルム12のIDナンバーと
現像済みの印画紙28のIDナンバーとを照合し、ID
ナンバーが一致した場合には、ノッチセンサー386か
らのノッチ検出信号に基づいてカツター部32へ作動信
号を出力する。
【0030】カッター部32には、一対のカッター上刃
92とカッター下刃94が配設されている。カッター上
刃92には、カッター作動用モーター96が連結されて
おりカッター上刃92をネガフィルム12方向へ駆動さ
せる。このカッター作動用モーター96が制御装置30
の作動信号によって作動され、ネガフィルム12を所定
の長さ(通常6コマ)に切断すると共に、読取センサー
34で読み取られたIDナンバーの情報に基づいて、1
オーダー単位のネガフィルム12の連結部を切断する。
【0031】このカッター部32と前後して、ネガフィ
ルム12をカッター部32へ搬送する搬送ローラー16
Aと、カッター部32で切断されたネガフィルム12
(短尺ピースネガ42)をネガシート38の挿入口に送
り出す送り出しローラー16Bが配置されている。搬送
ローラー16A、16Bは、図示しないローラー軸に取
付けられたプーリーに巻き掛けられた搬送ベルト98に
よって、搬送用モーター100からの回転力が伝達され
ている。なお、この搬送用モーター100は制御装置3
0によって作動が制御される。
【0032】カッター下刃94のフイルム搬送方向下流
側には、ネガフイルム12の不要部を排出する排出用ソ
レノイド102が配設されている。この排出用ソレノイ
ド102は制御装置30によって作動が制御され、切断
された不要なネガフイルム12をプレート101を傾斜
させて下方へ落とすようになっている。
【0033】また、排出用ソレノイド102と搬送方向
上流側に配置された送り出しローラー16Bとの間に
は、第2ジャム検出センサー37が配置されている。第
2ジャム検出センサー37にはレバー39が備えられて
おり、ネガフィルム12が蛇行するとレバー39にネガ
フィルム12が接触してジャミングを検出する。なお、
第2ジャム検出センサー37のジャミング検出信号は制
御装置30に送られるようになっており、ジャミングが
発生した際には警報が発せられるようになっている。
【0034】また、フイルム搬送方向下流側の末端に配
置された送り出しローラー16B付近には、短尺ピース
ネガ42の後端を検出する挿入検出センサー104が設
けられており、この挿入検出センサー104の検出信号
は制御装置30に出力される。
【0035】挿入検出センサー104の側方には、楔状
に配列された2枚のガイド板106が先端部をネガシー
ト38の挿入口に向けた状態で配置されている。
【0036】ネガシート38は光を透過する樹脂フイル
ムで長尺状に形成されており、円筒状のネガシート供給
ロール36に巻き取られている。またネガシート38に
は、短尺ピースネガ42に対応したネガ収納部が幅方向
に沿って連続して配列されており、短尺ピースネガ42
を収納できる。ネガシート供給ロール36は支持用ロー
ラー105で回動可能に支持されており、支持用ローラ
ー105は、複数のギア108を介してシート引出し用
モーター110によって回転される。シート引出し用モ
ーター110も制御装置30によって作動が制御され
る。ネガシート供給ロール36から引き出されたネガシ
ート38は、ローラー112へループ状に巻掛けられた
後に、ネガシート印字部40を経て前記ガイド板106
まで搬送され(引き出され)、短尺ピースネガ42が収
納される構成である。なお、短尺ピースネガ42の先端
部がネガシート38の挿入口に送り込まれるときには、
エアポンプ44の圧縮空気が送風口46に排出され、ネ
ガシート38の挿入口が開かれる。
【0037】ネガシート印字部40には、図示しない印
字ヘッドと駆動モーターが備えられており、ネガフィル
ム12に貼付されたシールSに記録されたIDナンバー
を読み取る読取センサー34の信号に基づいて、ネガシ
ート38へIDナンバーを印字するようになっている。
このIDナンバーが印字されたネガシート38は、シー
ト搬送モーター114によって駆動される一対の搬送ロ
ーラー116によって、第3ジャム検出センサー115
を介した後、シートスリッター118へ送り出される。
シート搬送モーター114も制御装置30によって作動
が制御される。第3ジャム検出センサー115にはレバ
ー117が備えられており、ネガフィルム12が蛇行す
るとレバー117にネガフィルム12が接触してジャミ
ングを検出する。なお、第3ジャム検出センサー115
のジャミング検出信号は制御装置30に送られ、ジャミ
ングが発生した際には警報が発せられるようになってい
る。
【0038】シートスリッター118の上下のユニット
が接合する面には、図示しない穿設機構が形成されてお
り、スリッター駆動用モーター120により、下側に配
置されるユニットが押し上げられると、ネガシート38
にいわゆるミシン目Mがネガシート38の幅方向に沿っ
て形成される。このスリッター駆動用モーター120も
制御装置30によって作動が制御される。ミシン目Mが
形成されたネガシート38は、ネガフイルム12のシー
ルSのID番号を読み取るIDスキャナー250を介し
て、排出用モーター122によって駆動される排出用ロ
ーラー124によって排出され、さらにローラー126
を介して一対の搬送ローラ388で上方に搬送される。
IDスキャナー250も制御装置30に連結されてい
る。また、排出用モーター122は制御装置30によっ
て作動が制御される。搬送ローラ388の上側には分離
ガイド390が設けられている。この分離ガイド390
は制御装置30によって作動が制御される図示されない
駆動機構によって移動され、ネガシート38の搬送経路
内に進入または離脱してネガシート38の搬送経路を変
更することができる。
【0039】分離ガイド390の上側には一対の搬送ロ
ーラ342が設けられており、分離ガイド390がネガ
シート38の搬送経路から離脱した状態の場合に、搬送
ローラ388から送られたネガシート38が搬送ローラ
392を介してフイルムビューワー394に搬送され
る。なお、搬送ローラ392のフイルムビューワー39
4側には、制御装置30に連結されたミシン目検出セン
サー254が設けられている。
【0040】一方、分離ガイド390に対向する側には
一対のローラ130が配置されている。このローラ13
0は制御装置30によって作動が制御され、分離ガイド
390が移動されてネガシート38の搬送経路内に進入
した際には、分離ガイド390を介して送られたネガシ
ート38を挟持してネガ折畳み部128(図5及び図6
参照)へ搬送する。また、ローラ130のネガ折畳み部
128側には、制御装置30に連結されたミシン目検出
センサー252が配置されている。
【0041】ネガ折畳み部128には、ローラー130
のネガシート搬送方向側にネガシート38のミシン目M
を検出する図示しないミシン目検出センサーと折畳みロ
ーラー134とが配置されている。折畳みローラー13
4は制御装置30によって制御され、ネガシート38の
ミシン目Mが検出されると、ローラー130がネガシー
ト38を挟持した状態で停止され、ネガシート38の先
端は折畳みローラー134で引っ張られる。これによっ
て、ネガシート38はミシン目Mから切断される。
【0042】折畳みローラー134のネガシート搬送側
には第1のストッパー部136が配置されており、この
第1のストッパー部136には折畳みローラー134に
挟持搬送された1オーダー単位のネガシート38が挿入
される。また、折畳みローラー134の下方には、折畳
みローラー134の一方とで、ネガシート38の中間部
を挟持搬送する案内ローラー150が配置されている。
この案内ローラー150の搬送側には、ネガシート38
の中間部が挿入される第2のストッパー部152が設け
られている。案内ローラー150にはプーリー166が
取付けられており、折畳み用モーター168の駆動力が
タイミングベルト170を介して伝達される。折畳み用
モーター168も制御装置30によって作動が制御され
る。折畳みローラー134、第1のストッパー部13
6、案内ローラー150及び第2のストッパー部152
の作動によってネガシート38が所定長さに折り畳まれ
る。
【0043】また、案内ローラー150とネガシート3
8の受皿174の上方に配置されるプーリー176には
一対の搬送用ベルト178が巻き掛けてあり、折り畳ま
れたネガシート38を挟持して受皿174へ搬送でき
る。受皿174は、制御装置30によって作動が制御さ
れる図示しない回動用モーターで旋回可能とされてい
る。また受皿174にはシート挿入用モーター180で
駆動される押し板182が備えられており、この押し板
182によって受皿174に載置されたネガシート38
をベルトコンベア184へ送り込むことができる。シー
ト挿入用モーター180も制御装置30によって作動が
制御される。
【0044】ベルトコンベア184は、シート搬送用モ
ーター186で駆動される複数のローラー188と、ロ
ーラー188に巻き掛けられる搬送ベルト190で構成
されている。このベルトコンベア184は、ネガ折畳み
部128(受皿174)と後述する照合袋詰め部262
とを連結しており、折り畳まれたネガシート38を照合
袋詰め部262へ搬送する役目を有している。
【0045】〔照合袋詰め部262〕照合袋詰め部26
2はプロセッサー部60の側方に配置されている。ここ
で、図5及び図6には照合袋詰め部262の主要構成部
品が斜視図にて示されている。
【0046】図5に示す如く、自動照合部262には写
真プリント蓄積搬送装置73が設けられており、この写
真プリント蓄積搬送装置73にプロセッサー部60から
排出された印画紙28が搬送される。写真プリント蓄積
搬送装置73の機体側面には確認窓366が設けられて
おり、この確認窓366によって乾燥直後の印画紙28
の画像面を装置の外方から確認できる。
【0047】確認窓366よりもフイルム搬送方向下流
側には、読取センサー69及びカッター部70が配置さ
れている。読取センサー69は、印画紙28に形成され
たソートマーク352、カットマーク354及びID番
号孔356を検出し制御装置30に検出信号を出力す
る。カッター部70は制御装置30からの信号により作
動され、カットマーク354の検出信号に基づき各コマ
の余白部と画像とを切り離すことができる。
【0048】カッター部70のフイルム搬送方向下流側
には、写真プリント蓄積部372が設けられている。こ
の写真プリント蓄積部372にはV字溝部374が設け
られており、各コマ毎に切断された写真プリント72が
このV字溝部374に一旦蓄積される。この写真プリン
ト蓄積部372には制御装置30によって作動が制御さ
れる押出レバー装置376が備えられており、1オーダ
分の写真プリント72がV字溝部374に蓄積される
と、押出レバー装置376によってV字溝部374内の
写真プリント72を図5矢印方向へ押し出す。
【0049】押出レバー装置376の押出側にはソータ
ー74が配置されている。ソーター74は、制御装置3
0によって回転が制御される駆動ローラー224とこれ
に巻掛けられた搬送ベルト226により構成されてい
る。この搬送ベルト226には複数個の仕切り板228
が固着されており、これによって互いに区画された複数
個のストック部75が構成されている。なお、このソー
ター74は、読取センサ69が読み取ったソートマーク
352の検出信号により1オーダー分の写真プリント7
2がストック部75に入れられると1棚分だけ移動され
る。
【0050】このソーター74の搬送方向下流側には、
プリント送出し手段としての写真プリント搬送ガイド3
80が設けられている。搬送ガイド380には排出レバ
ー235が備えられている。この排出レバー235はプ
ランジャー396によって上下方向へ移動され、下向き
に移動された状態では、ソーター74によって搬送され
た写真プリント72の側端縁に対向する。プランジャー
396はモータ397によって駆動されるベルト398
に取り付けられており、ベルト398の移動によって、
ソーター74の搬送方向と直交する方向へ移動される。
したがって、プランジャー396が移動するとこれと共
に排出レバー235が移動され、対向する写真プリント
72を押圧して移動させることができる。なお、プラン
ジャー396及びモータ397は制御装置30によって
作動が制御される。
【0051】写真プリント搬送ガイド380(排出レバ
ー235)に対応する装置前面壁には、プリント排出口
382が開口して設けられており(図1参照)、排出レ
バー235によって押圧された写真プリント72は、こ
のプリント排出口382から装置前面側に設けられた手
動照合部としての照合台440へ送り出される構成であ
る。
【0052】また、写真プリント搬送ガイド380(排
出レバー235)のプリント排出口382とは反対側に
は、後に詳述する挿入ガイド384が設けられており、
排出レバー235が前述とは逆向きに移動された場合
に、この挿入ガイド384へ写真プリント72が押し込
まれるようになっている。
【0053】一方、図6に示す如く、ベルトコンベア1
84のネガシート搬送方向下流側には、チラシ及びネガ
シート挿入部193が配置されている。チラシ及びネガ
シート挿入部193には、プレート状の搬送路194が
設けられている。搬送路194の上面には搬送ユニット
192が載置されており、この搬送ユニット192は制
御装置30によって作動が制御される図示しない駆動装
置によって搬送路194の長手方向へ移動される。
【0054】搬送路194の上方には、チラシ86がス
トックされるチラシ給紙台196が配設されている。こ
のチラシ給紙台196は、搬送路194に対して所定の
角度をもって配置されている。従って、チラシ給紙台1
96にチラシ86を載置すると、チラシ86は断面形状
がL型のエンドプレート198とチラシ86との自重に
よって呼出ローラー200に向かって送り出される。こ
の呼出ローラー200は、呼出モーター201によって
駆動され、チラシ86を搬送路194へ搬送する。な
お、呼出モーター201は制御装置30によって作動が
制御される。
【0055】搬送ユニット192には、チラシ86とネ
ガシート38を検出する積載検出センサー195が備え
られている。積載検出センサー195がチラシ86及び
ネガシート38を検出すると検出信号を制御装置30に
出力し、搬送ユニット192が搬送路194の中央部に
形成された矩形状のガイド孔202に案内されて移動す
る。また、搬送路194の長手方向後端部の上方には読
取センサー76が配置されており、ベルトコンベア18
4によって搬送されたネガシート38に印字されたID
ナンバーを読み取り、検出信号を制御装置30に出力す
る。
【0056】一方、搬送路194の長手方向先端部(読
取センサー76と反対側端部)の上方には、プリント袋
80をストックするプリント袋給紙台204が配置され
ている。このプリント袋給紙台204のプリント袋80
の送出方向側端部は搬送路194に向かって張出してお
り、搬送路194の搬送方向下流側末端部に接近してい
る。さらに、プリント袋給紙台204のプリント袋80
の送出方向側には、呼出モーター207によって駆動さ
れる呼出ローラー206が設けられている。この呼出ロ
ーラー206はプリント袋給紙台204のプリント袋8
0を搬送路194の端部で保持すると共に搬送路194
に送り出す役目を有している。呼出モーター207も制
御装置30によって作動が制御される。
【0057】プリント袋給紙台204と反対側の搬送路
194の下方には、プリント袋印字部78が配置されて
いる。このプリント袋印字部78は制御装置30に連結
されており、前記読取センサー76で読み取られたID
番号と同一のID番号をプリント袋80に印字する。
【0058】搬送路194の搬送方向下流側には、ベル
トコンベア212が設けられている。ベルトコンベア2
12は、制御装置30によって作動が制御される搬送用
モーター210により駆動される。ベルトコンベア21
2の搬送方向下流側には係止板214が設けられてお
り、最先のプリント袋80を一旦保持することができ
る。この係止板214には、プリント袋80に印字され
たID番号を読み取る読取センサー88が設けられてお
り、検出信号を制御装置30に出力する。
【0059】係止板214の上側には、前述した写真プ
リント72を案内する挿入ガイド384が配置されてい
る。挿入ガイド384は、挿入用モーター218によっ
て駆動される挿入レバー216によって係止板214に
接離移動可能とされており、係止板214に接近した状
態では、この係止板214に保持されたプリント袋80
の開口部内へ挿入される。これにより、写真プリント7
2がプリント袋80内へ挿入される構成である。挿入用
モーター218も制御装置30によって作動が制御され
る。
【0060】また、係止板214の側方には、前述の写
真プリント搬送ガイド380と基本的に同一構造とされ
袋送出し手段としてのプリント袋ガイド500が設けら
れている。プリント袋ガイド500には排出レバー50
2が備えられている。この排出レバー502はプランジ
ャー504によって上下方向へ移動され、下向きに移動
された状態では、係止板214に保持されたプリント袋
80の側端縁に対向する。プランジャー504はモータ
506によって駆動されるベルト508に取り付けられ
ており、ベルト508の移動によって、ベルトコンベア
212の搬送方向と直交する方向へ移動される。したが
って、プランジャー504が移動するとこれと共に排出
レバー502が移動され、係止板214に保持されたプ
リント袋80を押圧して移動させることができる。な
お、プランジャー504及びモータ506も制御装置3
0によって作動が制御される。
【0061】プリント袋ガイド500(排出レバー50
2)に対応する装置前面壁には、プリント袋排出口51
0が開口して設けられており(図1参照)、排出レバー
502によって押圧されたプリント袋80はプリント袋
排出口510から装置前面側の照合台440へ送り出さ
れる構成である。
【0062】係止板214の下方にはベルトコンベア2
20が配置されている。ベルトコンベア220は、御装
置30によって作動が制御される搬送モーター219で
駆動され、係止板214を通過したプリント袋80をD
P袋供給部11へ搬送する役目を有している。
【0063】DP袋供給部11には、ID番号が印字さ
れたDP袋90をストックするストック箱236が設け
られている。このストック箱236の前面壁は切り取ら
れており、エアー吸盤240がDP袋90の表面に当接
できるようになっている。エアー吸盤240は図示しな
い真空発生装置により吸引力を付与され、モーター24
4で駆動される送りねじ241にガイドされて移動され
る。エアー吸盤240の近傍には、DP袋90のID番
号に向かい合う位置に、バーコードリーダー242が配
置されており、このバーコードリーダー242はDP袋
90のID番号を読み取って制御装置30へ読取信号を
出力する。
【0064】ストック箱236の側方には、ベルトコン
ベア220の排出側端部に対応してクランプ222が設
けられている。このクランプ222は、エアー吸盤24
0によって供給されたDP袋90の下端部を挟持するこ
とができる。また、クランプ222には、電動モーター
232によって回転される送りねじ230が螺合してお
り、送りねじ230の回転によってクランプ222を移
動させることができる。
【0065】図7乃至図9に示す如く、クランプ222
には取付け板400が支軸402によって回転可能に取
り付けられている。この取付け板400には、袋開口手
段を構成する一対の開口レバー404がクランプ222
に挟持されたDP袋90に対応して取り付けられてお
り、さらに開口レバー404は一対の連結レバー406
を介して開口モータ408に連結されている。開口モー
タ408が回転されると、連結レバー406が互いに平
行状態で移動され、これによって一対の開口レバー40
4が互いに接近する方向へ移動され、クランプ222に
挟持されたDP袋90の幅方向両端縁を押圧するように
なっている。また、取付け板400の上端部にはモータ
410によって移動され袋開口手段を構成する爪412
が取り付けられている。この爪412は、クランプ22
2に挟持されたDP袋90の上端縁に係合可能であり、
係合状態ではDP袋90の上端縁を係止する役目を有し
ている。開口モータ408及びモータ410は共に制御
装置30によって作動が制御され、開口レバー404の
作動時には爪412も移動される。
【0066】また、取付け板400は、図示しない駆動
装置によって支軸402周りに回動してベルトコンベア
220の方向へ傾斜されるようになっており、図5及び
図6に想像線に示すように、クランプ222で挟持した
DP袋90の上端開口部をベルトコンベア220の排出
側端部に接近した状態とすることができる。なお、取付
け板400が傾斜しない状態では、クランプ222で挟
持したDP袋90の上端開口部は、DP袋供給部11の
上方の照合台440に開口する手動照合用挿入口264
(図1参照)に対応している。
【0067】また取付け板400には、開口モータ40
8と反対側の面にプラテン414が固定されており、さ
らにプラテン414に対向して印字手段としての印字ユ
ニット234が設けられている。この印字ユニット23
4は制御装置30の出力信号により制御され、プリント
枚数等の情報をDP袋90に印字する。
【0068】クランプ222の側方には排出ベルト24
5が配置されており、クランプ222が挟持したDP袋
90を受け取って装置外へ送り出すことができる。
【0069】図1に示す如く、写真照合袋詰め装置10
の照合台440には、表示部420が配置されている。
表示部420は制御装置30に接続されており、ID番
号やプリント枚数等の情報を表示することができる。
【0070】次に、本実施例の作用を説明する。上記構
成の写真照合袋詰め装置10では、一連の処理を自動的
に実施できると共に、一部の処理については手動による
処理も実施できる。先ず、一連の処理を自動的に行なう
場合について説明する。
【0071】現像後のネガフイルム12の画像の焼付処
理を行う場合には、先ず、ネガフイルム12の露光条
件、ID番号等が記録されたメモリカード17をカード
装填部306に装填する。
【0072】ネガ供給リール14に巻かれたネガフイル
ム12は、搬送ローラー16によって搬送され、読取セ
ンサー56によってネガフイルム12の1オーダー毎の
先頭に貼られたシールSのID番号が読み取られる。制
御装置30でネガフイルム12のID番号とメモリカー
ド17のID番号とが照合され、一致した場合にはネガ
フイルム12は露光部19のプリント位置へ搬送され
る。なお、ID番号が一致しない場合には、警告音を発
するようにしてもよい。プリント位置にセットされたプ
リント対象コマの画像は、メモリカード17の露光条件
データに基づき露光部19で最適に焼付け露光される。
焼付け終了後のネガフイルム12は、フイルムストック
部23に送られ、所定長さ分貯留される。
【0073】一方、焼付が終了した印画紙28は、搬送
ローラー16によって搬送されて裏印字ヘッド54に至
り、裏面に前記読取センサー56で読み取られたシール
SのID番号と同一のID番号が印字される。さらに、
図10に示す如く、印画紙28には1オーダの先頭コマ
28Aの搬送方向先頭側余白部350にソートマーク3
52及びID番号孔356がパンチ装置29によって穿
孔され、ネガフイルム12のID番号と同一のID番号
が、IDコード露光ヘッド27によって焼付けられる。
また、各コマ間の余白部350にはカットマーク354
がパンチ装置29によって穿孔される。その後、印画紙
28はリザーバー部58で所定長さ分貯留された後、プ
ロセッサー部60へ送られ現像処理される。
【0074】プロセッサー部60では、印画紙28は発
色現像槽62、漂白定着槽64及びリンス槽66で順次
現像処理され、乾燥部68で乾燥処理される。次に、印
画紙28は、ソートマーク352、ID番号孔356及
びカットマーク354が読取センサー69で読み取ら
れ、各検出信号が制御装置30に送られる。乾燥処理後
の印画紙28はカッター部70に搬送され、カットマー
ク354の各検出信号に基づいてコマ毎に切断され、写
真プリント72とされる。この際、カットマーク35
4、ソートマーク352、ID番号孔356等の小孔は
余白部350と共に廃棄される。
【0075】コマ毎に切断された写真プリント72は写
真プリント蓄積部372のV字溝部374へ搬送され、
1オーダーの写真プリント72がV字溝部374へ蓄積
される。V字溝部374に1オーダーの写真プリント7
2が蓄積されると、押出レバー装置376によって1オ
ーダーの写真プリント72がソーター74のストック部
73内へ押し出される。ストック部73内に入った1オ
ーダーの写真プリント72は図矢印A方向とは反対方向
へ搬送され、ソーター74の写真プリント搬送ガイド3
80側端部で待機される。
【0076】また、プロセッサー部60の読取センサ6
9によって印画紙28のID番号孔356が検出される
と、これに対応してフイルムストック部23に貯留され
たネガフイルム12がネガカッティングインサーター3
1へ搬送される。
【0077】ここで、ネガフイルム12のネガカッティ
ングインサーター31への搬入時にジャミングの発生に
よってネガフイルム12が図4に想像線で示す如く蛇行
した場合には、ジャム検出センサー33のレバー35に
ネガフイルム12が当接して検出信号が制御装置30に
出力され警報が発せられる。
【0078】ネガカッティングインサーター31では、
読取センサー34でネガフイルム12のシールSのID
番号が読み取られると共にノッチセンサー386でノッ
チが読み取られ、制御装置30に各検出信号が送られ
る。制御装置30からの信号に基づいてカツター部32
が作動され、ネガフイルム12は6コマ毎のフイルムピ
ースに切断され、短尺ピースネガ42とされる。なお、
ネガフイルム12がカツター部32を通過する際にジャ
ミングの発生によってネガフイルム12が図4に想像線
で示すように蛇行した場合には、ジャム検出センサー3
7のレバー39にネガフイルム12が当接して検出信号
が制御装置30に出力され警報が発せられる。
【0079】また、搬送ローラー16Bによってネガシ
ート供給ロール36から引き出されたネガシート38に
は切断されたネガフイルム12に対応したID番号がネ
ガシート印字部40によって印字される。そして短尺ピ
ースネガ42はID番号が印字されたネガシート38の
ネガ収納部へ搬送ローラー16Bで1枚づつ収納され
る。
【0080】短尺ピースネガ42が収納されたネガシー
ト38は、シートスリッター118によってオーダーの
最終部にミシン目Mが形成される。ミシン目Mが形成さ
れたネガシート38は排出ローラー122、ローラー1
26、搬送ローラ388を介して分離ガイド390に至
る。なお、ネガシート38がシートスリッター118に
至る際にジャミングの発生によってネガシート38が図
4に想像線で示す如く蛇行した場合には、ジャム検出セ
ンサー115のレバー117にネガシート38が当接し
て検出信号が制御装置30に出力され警報が発せられ
る。
【0081】短尺ピースネガ42が収納されたネガシー
ト38と写真プリント72とを自動照合させる場合に
は、分離ガイド390は搬送ローラ388と搬送ローラ
392の間に位置されており、搬送されてきたネガシー
ト38は分離ガイド390によって搬送経路を変更され
て折畳み部128へ送り込まれる。
【0082】折畳み部128では、ネガシート38がミ
シン目Mに沿って、1オーダー単位にカットされ折り畳
まれる。すなわち、1オーダー単位とされたネガシート
38の先端部は、折畳みローラー134に挟持搬送さ
れ、第1のストッパー部136挿入される。次に、ネガ
シート38の先端部が第1のストッパー部136によっ
て移動が阻止されると、折畳みローラー134によって
搬送されるネガシート38の中間部が、案内ローラー1
50と折畳みローラー134に挟持搬送され、第2のス
トッパー部152に挿入される。さらに、このネガシー
ト38の中間部が、第2のストッパー部152によって
移動が阻止されると、ネガシート38の後端部は、搬送
ベルト178の挿入口付近に位置している。このとき、
第1のストッパー部136及び第2のストッパー部15
2を移動させてネガシート38を押し出す。これによっ
て、ネガシート38は3折りの状態で、搬送ベルトに挟
持搬送されていく。なお、ID番号は、ネガシート38
の先端部に印字されているので、受皿174上へネガシ
ート38が搬送された時、常に折り畳まれたネガシート
38の上側に位置する。また、第1のストッパー部13
6及び第2のストッパー部152によるネガシート38
の移動阻止状態を適宜変化させれば、1オーダー単位の
ネガシート38の長短に応じて、ネガシート28を3折
りとすることができる。
【0083】図5及び図6に示すように、折り畳まれた
1オーダー単位のネガシート38は、ベルトコンベア1
84によって搬送路194に配置された搬送ユニット1
92に挿入される。このとき、ネガシート38のID番
号が読取センサー76で読み取られ、ID番号読取信号
が制御装置30に送られる。さらに、搬送ユニット19
2には宣伝広告用のチラシ84が挿入される。ネガシー
ト38は宣伝広告用のチラシ84と共に搬送路194上
を搬送ユニット192によって搬送され、プリント袋8
0に挿入される。
【0084】次に、このプリント袋80には、プリント
袋印字部78によってネガシート38のID番号に対応
したID番号が印字され、ベルトコンベア212によっ
て係止板214へ搬送され、待機される。
【0085】係止板214で待機されたプリント袋80
は読取センサー88でID番号が読み取られ、ソーター
74の写真プリント搬送ガイド380側端部で待機され
た写真プリント72のID番号と照合され、ID番号が
一致すると、写真プリント搬送ガイド380の移動レバ
ー395がへ移動され、写真プリント72は挿入ガイド
384を介してプリント袋80に挿入される。写真プリ
ント72、ネガシート38及び宣伝広告用のチラシ84
が挿入されたプリント袋80は、ベルトコンベア220
によってDP袋供給部11へ搬送される。
【0086】DP袋供給部11では、ストック箱236
に位置するDP袋90のID番号がバーコードリーダー
242によって読み取られ、プリント袋80のID番号
と照合される。ID番号が一致すると、DP袋90がエ
アー吸盤240によって吸引されてクランプ222へ搬
送され、このクランプ222によって下端部が挟持され
る。さらに、印字ユニット234が作動して、DP袋9
0にプリント枚数等のプリント内容が印字される。
【0087】次いで、開口モータ408及びモータ41
0が作動される。これにより、爪412がクランプ22
2に挟持されたDP袋90の上端縁を係止すると共に、
連結レバー406を介して一対の開口レバー404が互
いに接近する方向へ移動され、クランプ222に挟持さ
れたDP袋90の幅方向両端縁を押圧する。これによ
り、DP袋90が開口されて保持される。
【0088】さらに、自動照合時には、取付け板400
が図示しない駆動装置によって支軸402周りに回動さ
れてベルトコンベア220に接近する方向へ傾斜され
る。このため、ベルトコンベア220から排出されたプ
リント袋80はDP袋90内へ挿入される。
【0089】プリント袋80が挿入されたDP袋90は
その後封がなされ、排出ベルト245によって自動焼付
袋詰め装置10の外部に排出される。
【0090】このように、写真プリント72、ネガシー
ト38及び宣伝広告用のチラシ84が挿入されたプリン
ト袋80は、自動的に照合されてDP袋90に挿入され
て排出される。
【0091】一方、写真照合袋詰め装置10では、一部
の処理については手動により実施することもできる。す
なわち、例えば、ジャム検出センサー33、37、11
5によってネガフイルム12及びまたはネガシート38
の搬送不良が検出された場合には、図示しない切り換え
スイッチを操作して自動照合から手動照合へ切り換え
る。
【0092】自動照合から手動照合へ切り換えられる
と、分離ガイド390が移動してネガシート38の搬送
経路から離脱し、短尺ピースネガ42が収納されたネガ
シート38はフイルムビューワー394へ搬送される。
【0093】一方、照合袋詰め部262では、写真プリ
ント搬送ガイド380の搬出レバー235がストック部
73内の写真プリント72を押圧し、これによって写真
プリント72がプリント排出口382から照合台440
へ排出される。この場合、読取センサー69が読み取っ
た印画紙28のカットマーク354に基づいて写真プリ
ント72の枚数が検出され、表示部420に表示され
る。さらに、メモリカード17に記録されたネガプリン
ト枚数と比較され差が有る場合には警報が発せられる。
【0094】またさらに、プリント袋ガイド500の排
出レバー502が、係止板214に保持されたプリント
袋80を押圧し、これによって、宣伝広告用のチラシ8
4のみが挿入された(写真プリント72が挿入されな
い)プリント袋80がプリント袋排出口510から照合
台440へ排出される。
【0095】照合台440へ排出された写真プリント7
2及びプリント袋80は、フイルムビューワー394へ
送り出されたネガシート38のネガフイルム12と作業
員の目視によって照合される。さらに、フイルムビュー
ワー394へ送り出されたネガフイルム12のIDスキ
ャナー250が読み取ったID番号と、ストック箱23
6に位置するDP袋90のバーコードリーダー242が
読み取ったID番号と比較照合され、表示部420に表
示される。この場合、両者に差が有る場合には警報が発
せられる。
【0096】照合されたネガフイルム12(ネガシート
38)及び写真プリント72は、プリント袋80に入れ
られ、手動照合用挿入口64に挿入される。このとき、
DP袋供給部11ではクランプ222は垂直にされてお
り、手動照合用挿入口64から落下された前記プリント
袋80がDP袋90に挿入される。
【0097】プリント袋80が挿入されたDP袋90は
その後排出ベルト245によって自動焼付袋詰め装置1
0の外部に排出される。
【0098】このように、写真プリント72、ネガシー
ト38及び宣伝広告用のチラシ84が挿入されたプリン
ト袋80を、手動によって照合してDP袋90に挿入す
ることもできる。また、この手動照合に際には、照合台
440へ送り出された写真プリント72の枚数が表示部
420に表示されると共に、ネガプリント数と比較照合
される。したがって、この作業は自動的に実施されて作
業効率が向上する。さらに、照合台440へ送り出され
た1オーダのネガフイルム12は、ID番号によってD
P袋90と比較照合されると共に、このID番号が表示
されるため、この確認作業の効率が向上する。さらに、
DP袋90には照合台440へ送り出された写真プリン
ト72の枚数が印字されるため、この場合も作業効率が
向上する。
【0099】さらに、DP袋90は、開口レバー404
及び爪412等の開口手段によって自動的に開口される
ため、自動照合あるいは手動照合に拘わらず、ネガフイ
ルム12(ネガシート38)、写真プリント72及びプ
リント袋80を容易にDP袋90へ挿入することができ
る。
【0100】なお、本実施例の自動焼付袋詰め装置10
には、ネガシート38に挿入されたネガフイルム12の
シールSを読み取るIDスキャナー250、写真プリン
ト12のID番号孔を読み取る読取センサー69が設け
られているため、他の自動焼付袋詰め装置10によって
途中工程まで終了された短尺ピースネガ42が挿入され
たネガシート38及びカット前の長尺状の写真プリント
72を本実施例の自動焼付袋詰め装置10のネガシート
ロール36にセットして自動照合してDP袋90に袋詰
めすることもできる。この場合、他の自動焼付袋詰め装
置10によって焼付けられた長尺状の写真プリント72
をセットする供給ロールを図5の読取センサー69の近
傍に配置すればよい。
【0101】また、本実施例では、ネガシート38はネ
ガシート供給ロール36を引き出された後、ローラー1
12、搬送ローラー116を介して排出用ローラー12
4へ達するようになっているが、本発明はこれに限ら
ず、短尺ピースネガ42をネガシート38内へ挿入しな
い場合には、ローラー112から排出されたネガシート
38を直接排出用ローラー124へ送ってもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る写真照
合袋詰め装置は、ネガフイルムとこのネガフイルムの画
像が焼付けられたプリントとを自動的に照合して一致し
たもの同士をDP袋へ袋詰めすることができると共に、
自動照合袋詰めをしない際には効率良く手動で照合して
袋詰めすることもできる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る写真照合袋詰め装置の全体外観を
示す斜視図である。
【図2】写真照合袋詰め装置の内部部品を部分的に透視
した状態で示す斜視図である。
【図3】写真照合袋詰め装置の全体構成を示す概略図で
ある。
【図4】写真照合袋詰め装置のネガカッティングインサ
ータの主要部品を示す斜視図である。
【図5】写真照合袋詰め装置の照合袋詰め部の主要部品
を示す斜視図である。
【図6】写真照合袋詰め装置の照合袋詰め部の主要部品
を示す斜視図である。
【図7】写真照合袋詰め装置のDP袋供給部の主要部品
を示す斜視図である。
【図8】写真照合袋詰め装置のDP袋供給部の開口レバ
ー及び印字ユニットを示す図7に対応する平面図であ
る。
【図9】写真照合袋詰め装置のDP袋供給部の開口レバ
ー及び印字ユニットを示す図7及び図8に対応する側面
図である。
【図10】ID番号等の状態を示す印画紙の平面図であ
る。
【図11】(A)及び(B)はパトローネ、ネガフイル
ム及びDP袋を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 写真照合袋詰め装置 11 DP袋供給部 12 ネガフイルム 26 プリンタ部 28 印画紙 30 制御装置(プリント枚数表示手段、IDコード
表示手段) 31 ネガカッティングインサーター(ネガシート送
出し手段) 38 ネガシート 60 プロセッサー部 72 写真プリント 80 プリント袋 90 DP袋 222 クランプ 234 印字ユニット(印字手段) 235 排出レバー(プリント送出し手段) 262 照合袋詰め部 380 写真プリント搬送ガイド(プリント送出し手
段) 382 プリント排出口 404 開口レバー(袋開口手段) 408 開口モータ(袋開口手段) 412 爪(袋開口手段) 420 表示部(プリント枚数表示手段、IDコード表
示手段) 440 照合台(手動照合部) 500 プリント袋ガイド(袋送出し手段) 502 排出レバー(袋送出し手段) 510 プリント袋排出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印画紙へ画像を焼付処理した後の1オー
    ダのネガフイルムを所定長さに切断してネガシートに挿
    入し、ネガフイルムの画像が焼付処理され画像コマ毎に
    切断されたプリントを1オーダ毎に集積し、前記集積さ
    れた1オーダのプリントを前記ネガシートに挿入された
    1オーダのネガフイルムと照合して一致したもの同士を
    宣伝広告用のチラシと共にプリント袋に挿入し、前記プ
    リント袋に挿入された1オーダのネガフイルム及びプリ
    ントをこれらに対応するDP袋と照合して袋詰めする写
    真照合袋詰め装置であって、 前記ネガシートに挿入された1オーダのネガフイルムを
    前記プリント袋に挿入することなく、装置の外部に位置
    する手動照合部へ送り出すネガシート送出し手段と、 前記1オーダ毎に集積されたプリントを前記プリント袋
    に挿入することなく前記手動照合部へ送り出すプリント
    送出し手段と、 前記プリント送出し手段によって送り出されたプリント
    の枚数を、印画紙へ焼付処理した際のネガプリント数と
    比較照合すると共に表示するプリント枚数表示手段と、 前記プリント袋を、前記ネガシートに挿入された1オー
    ダのネガフイルム及び前記1オーダ毎に集積されたプリ
    ントを挿入することなく、前記チラシと共に前記手動照
    合部へ送り出す袋送出し手段と、 前記ネガシート送出し手段によって前記手動照合部へ送
    り出された1オーダのネガフイルムを所定位置で保持さ
    れた対応するDP袋と比較照合すると共にこのDP袋に
    記載された顧客識別用のIDコードを表示するIDコー
    ド表示手段と、 前記プリント送出し手段によって送り出されたプリント
    の枚数を前記所定位置で保持されたDP袋に印字する印
    字手段と、 前記所定位置で保持されたDP袋を開口し、前記手動照
    合部へ送りだされたネガシート、プリント及びプリント
    袋の前記DP袋への挿入を可能とする袋開口手段と、 を備えたことを特徴とする写真照合袋詰め装置。
JP8657691A 1991-04-18 1991-04-18 写真照合袋詰め装置 Pending JPH0643622A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5847810A (en) * 1996-09-10 1998-12-08 Noritsu Koki Co., Ltd Photographic processing apparatus
US5847809A (en) * 1996-09-10 1998-12-08 Noritsu Koki Co., Ltd Photographic processing apparatus
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US5956127A (en) * 1996-09-10 1999-09-21 Noritsu Koki Co., Ltd Photographic processing apparatus
US6008878A (en) * 1996-09-10 1999-12-28 Noritsu Koki Co., Ltd. Photographic processing apparatus

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