JPH0527405A - 自動照合袋詰め装置 - Google Patents

自動照合袋詰め装置

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Publication number
JPH0527405A
JPH0527405A JP17984391A JP17984391A JPH0527405A JP H0527405 A JPH0527405 A JP H0527405A JP 17984391 A JP17984391 A JP 17984391A JP 17984391 A JP17984391 A JP 17984391A JP H0527405 A JPH0527405 A JP H0527405A
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JP
Japan
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print
bag
negative
negative sheet
prints
Prior art date
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Pending
Application number
JP17984391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH0527405A publication Critical patent/JPH0527405A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ネガとプリントとの照合、プリント袋へのネ
ガ、プリント及びチラシの挿入作業、プリント袋のDP
袋への挿入作業を自動的に行う。 【構成】 ネガシート処理部12にはネガのIDコード
読み込みスキャナー、ネガシートの切断手段及び折り畳
み手段を設け、プリントペーパー処理部14にはプリン
トのIDコード検出センサー、再焼きマーク検出センサ
ー、プリント切断カッター、プリント搬送用ソーター及
びプリント整頓手段を設け、チラシ処理部16にはチラ
シを1枚づつ取り出す自動給紙装置を設け、プリント袋
処理部18にはプリント袋の取出手段、開口手段、ネガ
シートとプリントとチラシをストックし、これらをプリ
ント袋に挿入するプリント袋搬送手段及びプリント袋折
込手段を設け、DP袋処理部20には、DP袋取出手
段、印字手段、DP袋開口手段、プリント袋挿入手段、
封印手段及びDP袋を合格品と再焼き品とに仕分けるD
P袋排出手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフイルムとこのネ
ガフイルムの画像が焼付けられたプリントとを自動的に
照合して宣伝用のチラシと共にプリント袋に挿入してD
P袋に袋詰めする自動照合袋詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、写真現像所においては、撮影済の
ネガフイルムは自動現像機で現像された後に焼付装置に
廻される。焼付装置ではネガフイルムの画像が長尺状の
印画紙に連続して焼付けられ長尺状のプリントとされ
る。その後、ネガフイルムは6コマ毎に切断されたピー
スネガとされ、このピースネガがロール状のネガシート
の収納部に挿入される。その後、ピースネガが挿入され
たロール状のネガシートは1オーダー毎の長さに切断さ
れる。一方、画像が焼付られた長尺状のプリントは画像
1コマ毎に切断されて重ねられたのち端部が揃えられ
る。ネガシートに入れられたネガフイルムとプリントと
はオーダーが一致しているか否かが照合され宣伝用チラ
シと共にプリント袋に入れられた後にDP袋に入れられ
顧客に返送される。また、再焼きの必要なプリントがあ
る場合には、再焼きの必要のあるプリントを良品のプリ
ントの上に載せてからプリント袋に挿入している。
【0003】ところで、ピースネガが挿入されたロール
状のネガシートを1オーダー毎の長さに切断する作業、
1コマ毎に切断されたプリントを重ねて端部を揃える作
業、ネガシートに入れられたネガフイルムとプリントと
を照合する作業、宣伝用チラシ、ネガシートに入れられ
たネガフイルム及びプリントをプリント袋に入れる作
業、プリント袋をDP袋に入れる作業及び再焼きの必要
のあるプリントを良品のプリントの上に載せる作業は手
作業に頼っており、低効率であり、またミスを起こす可
能性もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ピースネガが挿入されたロール状のネガシートを
1オーダー毎の長さに切断する作業、1コマ毎に切断さ
れたプリントを重ねて端部を揃える作業、ネガシートに
入れられたネガフイルムとプリントとを照合する作業、
宣伝用チラシ、ネガシートに入れられたネガフイルム及
びプリントをプリント袋に入れる作業、プリント袋をD
P袋に入れる作業及び再焼きの必要のあるプリントを良
品のプリントの上に載せる作業を自動的に行う自動照合
袋詰め装置を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネガシート処
理部、プリントペーパー処理部、チラシ処理部、プリン
ト袋処理部及びDP袋処理部とを有する自動照合袋詰め
装置であって、前記ネガシート処理部が、ネガシートに
挿入された短尺ピースネガに貼付されたIDコードを読
み取る第1のIDコード読取手段と、前記第1のIDコ
ード読取手段からの情報に基づいて前記ネガシートをオ
ーダー単位に切断する切断手段と、切断された前記ネガ
シートを折り畳んで所定方向に搬送する折り畳み手段と
を備え、前記プリントペーパー処理部が、画像が焼付ら
れた長尺状のプリントに印字されたIDコードを読み取
る第2のIDコード読取手段と、前記プリントに記入さ
れた再焼きするか否かを示すマークを識別する識別手段
と、前記プリントを画像コマ毎に切断するプリント切断
手段と、画像コマ毎に切断された前記プリントをオーダ
ー単位にまとめて搬送するソーターと、オーダー単位に
まとめられた前記プリントの縁部を揃えて所定方向に搬
送する整頓手段とを備え、前記チラシ処理部が、数種の
宣伝広告用のチラシをそれぞれ1枚づつ取り出してひと
まとめにし所定方向へ搬送するチラシ搬送手段を備え、
前記プリント袋処理部が、ストックされたプリント袋を
1枚づつ取り出すプリント袋取出手段と、前記プリント
袋の袋部を開口する開口手段と、前記折り畳み手段、前
記整頓手段及び前記チラシ搬送手段から搬送される前記
ネガシート、前記プリント及び前記チラシをストックす
るストック部と、ストック部にストックされた前記ネガ
シート、前記プリント及び前記チラシを前記プリント袋
に挿入するプリント袋搬送手段と、前記プリント袋の折
込み部を折り込むプリント袋折込手段とを備え、前記D
P袋処理部が、ストックされたDP袋を1枚ずつ取り出
すDP袋取出手段と、前記DP袋に印字をする印字手段
と、前記DP袋を開口するDP袋開口手段と、前記プリ
ント袋を前記DP袋に挿入するプリント袋挿入手段と、
前記DP袋を封印する封印手段と、前記プリントペーパ
ー処理部に設けられた前記識別手段の情報に基づいて前
記DP袋を合格品と再焼き品とに仕分けるDP袋排出手
段とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の自動照合袋詰め装置によれば、ネガシ
ート処理部においては、ネガシートに挿入された短尺ピ
ースネガに貼付されたIDコードが第1のIDコード読
取手段によって読み取られる。切断手段は第1のIDコ
ード読取手段の読み取り情報に基づいてネガシートをオ
ーダー単位に切断する。オーダー単位に切断されたネガ
シートは折り畳み手段によって折り畳まれた後に所定方
向へ搬送される。
【0007】プリントペーパー処理部においては、長尺
状のプリントに設けられたIDコードが第2のIDコー
ド読取手段によって読みとられると共に長尺状のプリン
トに記入された再焼きするか否かを示すマークが識別手
段によって識別される。長尺状のプリントはプリント切
断手段によって画像コマ毎に切断され、画像コマ毎に切
断されたプリントはソーターによってオーダー単位にま
とめられて整頓手段へ搬送される。整頓手段ではプリン
トが縁部を揃えられ所定方向へ搬送される。
【0008】チラシ処理部においては、ストックされた
数種の宣伝広告用のチラシがそれぞれ1枚ずつ取り出さ
れひとまとめにされて所定方向へ搬送される。
【0009】プリント袋処理部においては、第1のID
コード読取手段及び第2のIDコード読取手段の読み取
り情報によりネガシート処理部及びプリントペーパー処
理部から搬送されたIDコードの一致するネガシート及
びプリントとチラシ処理部から搬送された宣伝広告用の
チラシを一旦ストック部にストックする。一方、ストッ
クされたプリント袋はプリント袋取出手段によって1枚
づつと取り出され開口手段によって袋部が開口される。
ストック部に一旦ストックされたネガシート、プリント
及び宣伝広告用のチラシはプリント袋搬送手段によって
プリント袋に挿入される。その後プリント袋は折込み部
がプリント袋折込手段によって折り込まれ所定方向に搬
送される。
【0010】DP袋処理部においては、ストックされた
DP袋がDP袋取手段によって1枚ずつ取り出され、取
り出されたDP袋はプリント枚数、プリント値段、再焼
きの有無等が印字手段によって印刷される。またDP袋
はDP袋開口手段によって開口されプリント袋挿入手段
によってプリント袋処理部から搬送されたプリント袋が
DP袋内に挿入される。その後DP袋は封印部によって
開口部が封印される。さらに、封印処理されたDP袋は
プリントペーパー処理部の識別手段の読み取り情報に基
づいてDP袋排出手段が作動することによって合格品と
再焼き品とに仕分けられる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図23にしたがっ
て説明する。
【0012】図2(A)に示すように、撮影済のネガフ
イルム11が収納されたパトローネ13は、DP取次店
において、集配ルート識別番号、取次店識別番号、受付
番号等からなるIDコードと、これらの番号に対応した
バーコード15とが印刷されたDP袋23に入れられ現
像所に送られる。
【0013】図2(B)に示すように、現像所ではDP
袋23のバーコード15をバーコードリーダー(図示せ
ず)で読み取り、前記集配ルート識別番号、取次店識別
番号、受付番号にラボ受付番号等を加えた番号を作成
し、この番号に対応したバーコードをバーコード印字装
置(図示せず)によってシールSに印字する。このシー
ルSは、DP袋23、パトローネ13、パトローネ13
から引き出されたネガフイルム11の先端部に夫々張り
付けられる。
【0014】シールSが張り付けられたネガフイルム1
1は周知の現像機によって現像処理が行われる。さら
に、現像処理されたネガフイルム11は、周知の焼付機
にかけられプリントとしての長尺状のプリントペーパー
34に複数オーダーのネガフイルム11の画像がコマ番
号の若い順に焼付けられる。その後、画像が焼付られた
プリントペーパー34は図示しないリールに巻き取られ
る。
【0015】このプリントペーパー34には、コマ番
号、IDコード等が裏面に印字され、図3に示すよう
に、表面には1オーダー先頭コマ34Aの搬送方向先頭
側(図3紙面矢印A方向側)の余白部17にIDコード
19が露光される。さらに、プリントペーパー34の余
白部17には小孔からなるソートマーク42、カットマ
ーク40及びIDコード孔21が形成される。ソートマ
ーク42は各オーダー間の境界を示し、カットマーク4
0は各コマ毎にプリントペーパー34を切断する際の位
置を示すものである。IDコード孔21は複数個の小孔
からなり、これら小孔の有無によりIDコードを示す。
このIDコード孔21のIDコードはネガフイルム11
との自動照合に用いられる。また、不要であると判断さ
れたプリントには図4(A)に示すようにプリントペー
パー34の画像上に不要マーク60が付され、再焼きが
必要であると判断されたプリントには図4(B)に示す
ようなマークとしての再焼きマーク64がプリントペー
パー34の画像上に付される。
【0016】図5に示すように、プリント作業の終了し
たネガフイルム11は切断されて6コマ毎の短尺ピース
ネガ11Aとされ、ネガシート27に挿入される。この
ネガシート27は長尺状とされ、短尺ピースネガ11A
を収納する袋状のネガ収納部27Aが長手方向に連続し
て配列されており、短尺ピースネガ11Aが挿入された
ネガシート27はマガジン30に巻取られる。なお、短
尺ピースネガ11Aは、マガジン30から引き出された
ネガシート27の先端側の方がコマ番号が若くなるよう
に並べられており、他のオーダーの短尺ピースネガ11
Aも同様に順に並べられている。また、ネガフイルム1
1先端に張り付けられたシールSはマガジン30に巻き
取られた際に表側になるよう張り付けられている。
【0017】図1に示すように、本実施例の自動照合袋
詰め装置10には、ネガシート処理部12、プリントペ
ーパー処理部14、チラシ処理部16、プリント袋処理
部18及びDP袋処理部20を備え、これらの各処理部
が互いに連結されて構成されている。
【0018】DP袋処理部20は横長の本体ケース22
を備えており、本体ケース22上面奥側の左側及び中央
部にはプリントペーパー処理部14が配設されている。
プリントペーパー処理部14の上面には右側にチラシ処
理部16が配設されている。プリントペーパー処理部1
4の右側にはライトボックス24が配設されており、本
体ケース22の奥側でかつライトボックス24及びプリ
ントペーパー処理部14の右側奥側にはプリント袋処理
部18が配設されている。なお、本体ケース22の上面
略半分手前側は手作業等に使用する作業用スペース28
とされている。
【0019】〔プリントペーパー処理部14〕図6に示
すように、プリントペーパー処理部14には、本体ケー
ス22の上面にケース23を備えており、このケース2
3から立設された支持部25の先端にはスプール32が
設けられている。このスプール32にはロール状に巻回
されたプリントペーパー34がセットされる。プリント
ペーパー処理部14には図示されない制御装置によって
制御される複数個の搬送ローラー38が備えられてお
り、搬送ローラー38の搬送方向下流側にはプリントペ
ーパー34に設けられたIDコード19を読み取る第2
のIDコード読取手段としてのプリントコード検出セン
サー45と、カットマーク40を検出するカットマーク
検出センサー44と、ソートマーク42を検出するソー
トマーク検出センサー46が順に設けられている。この
れらのプリントコード検出センサー45、カットマーク
検出センサー44及びソートマーク検出センサー46は
図示されない制御装置に接続されている。ソートマーク
検出センサー46の下流側には図示されない制御装置で
制御されるプリント切断手段としてのカッター48が配
設されておりプリントペーパー34を幅方向に切断し1
画像コマ単位の写真プリント35とする。
【0020】図7に示すように、カッター48の搬送方
向下流側には仕分部50が配設されている。仕分部50
内部には図示されない制御装置で搬送が制御される搬送
路ローラー対52、54、56、58が夫々所定間隔を
おいて配設されている。搬送路ローラー対52と搬送路
ローラー対54との間には、不要マーク60を検出する
不要マーク検出センサー62及び再焼きマーク64を検
出する識別手段としての再焼きマーク検出センサー66
が設けられている。これら不要マーク検出センサー62
及び再焼きマーク64検出センサー66は図示されない
制御装置に接続されている。
【0021】搬送路ローラー対54と搬送路ローラー対
56との間には、軸68を中心に傾斜される第1案内板
70が設けられており、この第1案内板70は図示され
ない制御装置(図示省略)によって傾斜が制御される。
この第1案内板70の下方には廃棄ボックス72が配設
されている。
【0022】さらに、搬送路ローラー対56と搬送路ロ
ーラー対58との間には、軸74を中心に傾斜される第
2案内板76が設けられており、この第2案内板76は
図示されない制御装置(図示省略)によって傾斜が制御
される。この第2案内板76の下方には第1案内路78
が設けられており、第2案内板76の下方に落下したプ
リントペーパー34を図7右側下方に配設されたソータ
ー及び整頓手段としての良品プリント受部84に案内す
る。
【0023】また、搬送路ローラー対58の搬送方向下
流側には、第2案内路80が設けられており、搬送路ロ
ーラー対58から排出されたプリントペーパー34をソ
ーター及び整頓手段としての良品プリント受部84の上
側に配設された再焼プリント受部82に案内する。
【0024】図8に示すように、再焼きプリント受部8
2は底面部410の長手両端部に一対の縦壁面部412
を備えている。縦壁面部412間の寸法は写真プリント
35の長手方向の寸法よりも若干大きくされており、写
真プリント35が再焼きプリント受部82の底面部41
0に落とし込まれると写真プリント35の長手方向側の
端部位置が揃えられる。また、底面部410には長手方
向中間部に長手方向とは直交する方向に溝414が形成
されている。
【0025】再焼きプリント受部82の下方には良品プ
リント受部84が配設されている。この良品プリント受
部84は再焼きプリント受部82と同一構成となってい
る。
【0026】なお、再焼きプリント受部82及び良品プ
リント受部84は図示されない本体に支持されている。
【0027】良品プリント受部84の下方には、押出部
416が配設されている。押出部416には、前記再焼
きプリント受部82及び良品プリント受部84の溝41
4の長手に沿った方向にベルト418を移動させる搬送
ベルト装置420が水平に配設されている。このベルト
418は一対のプーリ422に巻き掛けられており、プ
ーリ422の一方は図示されない制御装置で制御される
モーター424で回転駆動される。
【0028】ベルト418には、上面に固定ブロック4
26が固着さており、固定ブロック426の上面には押
出レバー428が図示しない蝶番を介して取り付けられ
ており、図8で実線で示すような立設状態と図8で想像
線で示すような水平状態とにすることができる。また、
この押出レバー428は図示されないロック機構により
立設状態で位置を固定することができ、立設状態では、
押出レバー428の先端が前記再焼きプリント受部82
の底面部410よりも所定寸法上方に突出する。また、
搬送ベルト装置420の長手両端部近傍には、固定ブロ
ック426が遮る位置に透過センサー452、454が
設けられており、固定ブロック426の停止位置、すな
わち、押出レバー428の停止位置を決めるリミットス
イッチの役目を有している。なお、これらの透過センサ
ー452、454は図示されない制御装置に接続されて
いる。
【0029】再焼きプリント受部82及び良品プリント
受部82の図8矢印B方向側にはプリント整頓テーブル
430が配置されている。プリント整頓テーブル430
は平面部432の全周に下方に延びる側板434が設け
られボックス状とされている。プリント整頓テーブル4
30の図8矢印L、R方向側の側板434には、長手両
端部に夫々リンク436、438、440、442の一
端が軸支されている。これらリンク436、438、4
40の他端は図示されない本体ベースに軸支されてお
り、プリント整頓テーブル430側の軸支位置と図示さ
れない本体ベース側の軸支位置との間の寸法は同一とさ
れて、これらリンク436、438、440は互いに平
行状態とされている。また、リンク442はリンク43
6、438、440よりも長く形成されており、このリ
ンク442はリンク436、438、440の図示され
ない本体ベース側の軸支位置に相当する位置がピン44
4で軸支されている。このリンク442の下端部には、
ショートリンク446の一端が軸支されており、このシ
ョートリンク446の他端がモーター448の軸に固定
された円板450の外周部近傍に軸支されている。した
がって、モーター448の軸が回転されると、リンク4
42が揺動してプリント整頓テーブル430が再焼きプ
リント受部82及び良品プリント受部84から接離する
方向(図8矢印F、B方向)へ移動される。なお、リン
ク442の矢印F、B方向両側には一対の透過センサー
490が設けられており、リンク442の揺動範囲を決
めるリミットスイッチの役目を有している。また、プリ
ント整頓テーブル430が再焼きプリント受部82及び
良品プリント受部84側へ移動した際には、プリント整
頓テーブル430は良品プリント受部84側の端部が良
品プリント受部84の下方へ若干もぐり込むようになっ
ている。
【0030】プリント整頓テーブル430の平面部43
2には、長手方向に沿って一対の溝456が形成され、
この溝456の再焼きプリント受部82及び良品プリン
ト受部82側端部には溝456の長手方向とは直角方向
に延びる溝458が形成されている。
【0031】平面部432の下側にはプリント搬送装置
460が設けられている。このプリント搬送装置460
には一対のプーリー462が長手方向に沿って配設され
ており、このプーリー462にはベルト464が巻き掛
けられている。プーリー462の一方はモーター466
の軸に固定されており、このモーター466は図示され
ない制御装置によって制御される。
【0032】ベルト464にはL字金具468の縦壁部
470が固着されており、L字金具468の水平部47
2には、一対の回転ソレノイド474が取付られてい
る。この回転ソレノイド474は軸方向を溝456の長
手に沿って配設されており、図示されない制御装置によ
って作動が制御される。回転ソレノイド474の回転軸
には夫々レバー476が固着されており、これらのレバ
ー476は、溝458の直下において回転されて、図8
に示すように、垂直状態(想像線で示す状態)又は水平
状態(実線で示す状態)にすることができる。なお、垂
直状態にされたレバー476は、溝456から平面部4
32の上へ突出される。また、プリント搬送装置460
の長手両端部近傍には、L字金具468が遮る位置に透
過センサー478、480が設けられており、レバー4
76の停止位置を決めるリミットスイッチの役目を有し
ている。なお、これらの透過センサー478、480は
図示されない制御装置に接続されている。
【0033】また、プリント整頓テーブル430には、
再焼きプリント受部82及び良品プリント受部82側と
は反対側端部に押圧板482が設けられている。この押
圧板482は下端部が軸484に固定されており、軸4
84の一端に取付られた一対のギアー486を介してモ
ーター488に連結している。したがって、モーター4
88を回転させて押圧板482を垂直状態(実線の状
態)または略水平(想像線の状態)にすることができ
る。なお、このモーター488は図示されない制御装置
によって制御される。
【0034】〔チラシ処理部16〕図9に示すように、
チラシ処理部16には、チラシ搬送手段としての2台の
ユニット型自動給紙装置Mが組合わされており、ユニッ
ト型自動給紙装置Mは用紙送り出し機能及び用紙搬送機
能を備えている。ユニット型自動給紙装置Mには、呼出
ローラー120から搬出ローラー130に渡って形成さ
れ用紙を搬送する用紙搬送経路Rとは別に、ユニット型
自動給紙装置M相互間において、チラシとしての用紙1
12を搬送する用紙案内経路Gを備えている。すなわ
ち、上部に配置されたユニット型自動給紙装置Mの用紙
案内経路Gと下部に配置されたユニット型自動給紙装置
Mの用紙案内経路Gとが連結するように、ユニット型自
動給紙装置Mを複数個配置することによって、一定の時
間差をおき、最下方に配置されたユニット型自動給紙装
置Mの搬出口150から用紙112、113を搬出し
て、自動的に用紙112、113をワンセットとしてま
とめることができるようになっている。
【0035】以下搬送機構は同一であるので、下部のユ
ニット型自動給紙装置Mについて説明する。
【0036】図9に示されるように、ユニット型自動給
紙装置Mは、給紙台110に積載された用紙112を呼
出ローラー120に向かって送り出す送出手段としての
エンドプレート14を備えている。
【0037】エンドプレート114は、移動用モーター
116に駆動力を付与されて移動する移動用ベルト11
8に固定されている。これにより、エンドプレート11
4は移動ベルト118に牽引され呼出ローラー120方
向(矢印R方向)またはこれと逆方向に移動可能となっ
ている(図10参照)。なお、移動用モーター116は
図示されない制御装置(図示省略)によって制御され
る。
【0038】図11に示されるように、呼出ローラー1
20は、自重によって用紙112を載置板122との間
で挟持搬送するようになっており、呼出ローラー120
のシャフト124に固定されたギア126がギア128
と噛み合っている。このギア128は、分離ローラー1
32のシャフト134に固定されたギア136と噛み合
っている。シャフト134にはさらにギア138が固定
されており、ギア138は、シャフト142に軸支され
た電磁式の給紙クラッチ140のギア44と噛み合って
いる。シャフト142の先端部には、ギア145が固定
されており、ギア146を介して送り出しローラー14
8のシャフト152に固定されたギア154から、シャ
フト152の回転力が伝達されるようになっている。こ
のように構成することにより、給紙クラッチ140のオ
ンオフによって、ギア154から伝達されるギア146
の駆動力を制御することにより、呼出ローラー120
と、分離ローラー132の駆動が制御されるようになっ
ている。
【0039】また、分離ローラー132の下方には、押
圧調整機能を有する摩擦板156が配置されており、分
離ローラー132とで用紙112を挟持搬送するように
なっている(図9参照)。
【0040】なお、これら呼出ローラー120、ギア1
28、分離ローラー132、給紙クラッチ140及び摩
擦板156は、一体となって給紙台110に配設されて
おり、本体部としてのユニット型自動給紙装置Mのキャ
ビネット204に対して回転可能とされている(図12
参照)。
【0041】図9に示されるように、本体部に配置され
る送り出しローラー148、張力調整プーリー158、
用紙案内経路Gの上部に位置する案内ローラー162、
搬出口150側に位置する搬出ローラー130及び搬送
用モーター164の回転軸に固定されたプーリー166
には、搬送ベルト160が巻掛けてあり、搬送用モータ
ー164のチラシ搬送方向への回転力が付与されるよう
になっている。なお、搬送用モーター164は図示され
ない制御装置によって制御される。
【0042】また、これら送り出しローラー148、案
内ローラー162、搬出ローラー130には、用紙11
2の用紙搬送経路Rまたは用紙案内経路Gと対峙して、
挟持圧調整可能な追従ローラー168が配置されてお
り、これによってチラシ12を搬出口150方向へ挟持
搬送するようになっている。 (給紙台の構成)図9及び図10に示されるように、給
紙台110は用紙112が載置される矩形状の載置板1
22と、この載置板122の長手辺に沿って下方に屈曲
される側板70、及び載置板122の幅方向に沿って取
付けられた端部壁172とで箱型状に構成されている。
この載置板122の中央部には、長手方向に沿って長方
形状のガイド孔174が形成されている。エンドプレー
ト114は矩形状のプレートで上端部及び側部には補強
用の脚板115が形成され、またその下辺部114Aの
中央部から支持板176が突出形成されている。この支
持板176は、所定の曲率でチラシ12送り出し方向
(矢印R方向)と反対側へ緩やかに屈曲されその先端部
の両縁部からチラシ12の送り出し方向へ向かって一対
のブラケット178が立設されている。
【0043】ブラケット178には、載置板122の幅
方向に沿って軸孔180が形成されている。また、対向
するブラケット178の間には、軸孔181を備えた直
方体の固定部材182が嵌め込まれるようになってい
る。このブラケット178は、移動ベース183に取付
けられるようになっている。すなわち、ブラケット17
8、固定部材182及び移動ベース183が組み合わさ
れることによって、エンドプレート114は、軸孔18
0、軸孔181及び移動ベース183に形成される軸孔
185を挿通する軸材184を中心として回転可能とさ
れ、また移動ベース183に牽引されて移動するように
なっている。移動ベース183は、平板部186とこの
平板部の両端部から下方に直角に屈曲する側壁部188
で構成されている。この平板部186は中央部から端部
に向かって切り取られ、切り残された平板部186には
ねじ孔190が形成されている。この移動ベース183
は、ガイド孔174の長手方向に沿いガイド孔174の
両側に渡って配置された移動ベルト118の端部をエン
ドレスに挟持固定する2枚の板状の固定板192へ、移
動ベース183のねじ孔190に螺合されるねじ194
によって、固定板192と一体に固定されるようになっ
ている。この固定板192には、載置板122の上面側
から摺動部材196、197が固定されている。これに
よって、この摺動部材196は、載置板122の上面に
載置され、移動ベルト118に牽引される移動べース1
83を懸架しながら、載置板122上を摺動することと
なる(図9参照)。
【0044】一方、エンドプレート114の用紙112
の送り出し方向と反対面の略中央部には、断面略U字状
の取付金具198が固着されている。この取付金具19
8には、側面形状が略台形状とされたステー200が固
定されている。このステー200の端面200Aは、載
置板122との当接面となっている。この端面200A
が載置板122の上面と当接することにより、エンドプ
レート114の傾斜角が制限されている。
【0045】また、給紙台110の側板70の左端部付
近には、貫通孔202が形成されている。この貫通孔2
02には、両端部が自動給紙装置Mのキャビネット20
4に軸支されたシャフト206が挿通固定され、このシ
ャフト206を軸として給紙台110全体が矢印H方向
に回転可能となっている(図12参照)。
【0046】図12に示されるように、給紙台110に
は、シャフト206を軸として給紙台110が自動給紙
装置Mから持ち上げられた時、この給紙台110を支え
る支持部材108が設けられている。支持部材108は
2つのアーム210、212から構成され、その端部は
それぞれ側板70と自動給紙装置Mのキャビネット20
4に回転可能に軸支されている。アーム210とアーム
212との接合部は、ピン214で軸支されると共に、
アーム210、212が略直線状態となったとき、矢印
Hと反対方向の回動を阻止する図示しないストッパーを
備えている。一方、ユニット型自動給紙装置Mのキャビ
ネット204の左上端には、ピン213が設けられ、給
紙台110が矢印H方向に回転されたとき、エンドプレ
ート114の先端部を支持し、エンドプレート114を
略水平状態に保持するようになっている。
【0047】また、図9及び図10に示されるように、
給紙台110の幅方向の略中央部には、エンドプレート
114の移動用モーター116が固定されている。この
移動用モーター116の回転軸にはモータープーリー2
16が固着され、ベルト218が巻掛けられている。こ
のベルト218の他方はプーリー220へ巻掛けられ、
移動用モーター116の回転力が伝達されるようになっ
ている。このプーリー220はシャフト222に固定さ
れており、シャフト222の両端部は両側の側板70に
軸支されている(図13参照)。このシャフト222の
中央部には、さらに小プーリー224が固定されてい
る。この小プーリー224の図面右上方には、シャフト
226に軸支されたプーリー228が配置されている。
また、給紙台110の回転軸となるシャフト206に
は、プーリー230が軸支されている。一方、側板70
の右端側には、シャフト234に軸支されたプーリー2
35が配置されている。これらのプーリー224、22
8、230及び235には、移動ベルト118が巻掛け
てある。これによって、移動用モーター116の正逆方
向の回転力が、水平駆動力として移動ベルト118に伝
達され、この移動ベルト118に固定されたエンドプレ
ート114をガイド孔174に沿って矢印R方向または
反対方向に移動可能としている。
【0048】また、載置板122の長手方向の両端部に
は、水平部と上方へ直角に屈曲する台形状の側壁部を有
するガイド板236設けられている。このガイド板23
6は、載置板122上に載置される用紙112の長手方
向縁部をガイドするようになっている。
【0049】さらに、載置板122の右方向端部付近に
は、支持板238が載置板122の長手方向の両端部か
ら上方に向かって立設されている。この支持板238に
は、分離ローラー132、及び給紙クラッチ140を支
持するシャフト134、142の両端部が軸支されてい
る(図11参照)。
【0050】図13に示されるように、この支持板23
8にはロック部材240が備えられている。このロック
部材240の略中央部は支持板238に固定されたピン
242に軸支されている。このロック部材240は、ロ
ック部材240の略中央部に一端が固定され、他端が支
持板238に固定されたばね244で矢印I方向に回転
力を付勢されている。ロック部材240の先端部にはフ
ック246が形成され、自動給紙装置Mのキャビネット
204に設けられた係止ピン248に係止可能とされて
いる。
【0051】図9に示されるように、ユニット型自動給
紙装置Mは、複数の収容部252を有するボックス25
0にスライド可能に収容される。上側の収容部252の
底面部254には、ユニット型自動給紙装置Mが収容さ
れた時、用紙案内経路Gの下流側開口部と対応する位置
に開口部256が形成されている。
【0052】上方に配置されるユニット型自動給紙装置
Mには、送り出しローラー148から搬送される用紙1
13を下方に配置されるユニット型自動給紙装置Mの搬
送する用紙案内経路Gが下方に向かって形成され、その
下流側開口部は、底面部254の開口部256一致して
いる。この用紙案内経路Gはユニット型自動給紙装置M
の幅方向に延設された対向するプレートで構成されてい
る。
【0053】また、下方に配置されるユニット型自動給
紙装置Mには、上部の開口部256と連絡する用紙案内
経路Gが形成されている。この用紙案内経路Gの上流側
開口部には、案内ローラー162と追従ローラー168
が配置されており、案内された用紙113を搬出ローラ
ー130に向かって搬送して、用紙112と共に搬出口
150から、後述するストック部及びプリント搬送手段
としてのトレー528へ搬出するようになっている(図
9参照)。
【0054】なお、移動用モーター116、搬送用モー
ター164と、移動用モーター117、搬送用モーター
65の回転速度は、用紙113が呼出ローラー120を
通過し、用紙搬送経路R、用紙案内経路Gを通って搬出
口に至るまでの距離と、用紙112が呼出ローラー12
0を通過し、用紙搬送経路Rを通って搬出口に至るまで
の距離とを考慮して設定されているので、それぞれのユ
ニット型自動給紙装置Mで搬送される用紙112、11
3は搬出口150へひとまとめとなって略同時に到着す
ることができる。
【0055】〔ネガシート処理部12〕図14に示すよ
うに、ライトボックス394の図14矢印B方向側には
マガジン30が配設され、ライトボックス394の下側
にはネガシート処理部12が配設されている。
【0056】ライトボックス394にはマガジン30の
図14矢印F方向側に切断手段を構成するローラー33
0が設けられている。このローラー330はシート引出
し用モーター310によって回転されるようになってお
り、ネガシート27を図14矢印F方向側に搬送する。
なお、このシート引出し用モーター310は図示されな
い制御装置によって作動が制御される。
【0057】ローラー330の搬送方向下流側には、短
尺ピースネガ11Aに貼付されたシールSのIDナンバ
ーを読み取る第1のIDコード読取手段としてのIDス
キャナー331、ネガシート27のミシン目Mを検出す
るミシン目検出センサー332が配置されている。ミシ
ン目検出センサー332は図示されない制御装置に連結
されており、ネガシート27のミシン目Mを検出すると
検出信号を図示されない制御装置に出力する。ミシン目
検出センサー332の図14矢印F方向側には湾曲した
分離ガイド390が設けられており、この分離ガイド3
90は図示されない制御装置によって作動が制御される
図示されない駆動機構によって上下方向に移動され、こ
の分離ガイド390がローラー330の図14矢印F方
向側に位置すると(図14に実線で示す状態)、ネガシ
ート27は分離ガイド390に案内されて折り畳み手段
300へ搬送される。
【0058】なお、分離ガイド390の図14矢印F方
向側にはライトボックス394の斜面の頂部近傍に形成
された排出孔130が設けられている。したがって、分
離ガイド390が前記ローラー330の図14矢印F方
向側よりも下方(図14に想像線で示す状態)に移動す
ると、ローラー330によって搬送されたネガシート2
7は排出孔130を挿通してライトボックス394の斜
面上に搬送される。
【0059】折り畳み手段300の搬送方向上流側には
切断手段を構成する折畳みローラー334が配置されて
いる。この折畳みローラー334は作動が図示されない
制御装置によって制御される。ミシン目検出センサー3
32がネガシート27のミシン目Mを検出すると、ロー
ラー330はネガシート27を挟持した状態で停止さ
れ、ネガシート27の先端は折畳みローラー334で引
っ張られ、ネガシート27はミシン目Mから切断され
る。
【0060】折畳みローラー334のネガシート搬送側
には第1のストッパー部336が配置されており、この
第1のストッパー部336には折畳みローラー334に
挟持搬送された1オーダー単位のネガシート27が挿入
される。第1のストッパー部336には、2枚の矩形状
のプレートによってネガシート27の挿入部338が形
成されている。挿入部338の挿入口340の先端部に
は、折畳みローラー334から搬送されるネガシート2
7を案内するため、折畳みローラー334側に湾曲する
R部342が設けられている。また挿入部338の末端
には、係止壁344が設けられている。この係止壁34
4は、位置変更用モーター346によって駆動され、位
置変更用モーター346が回動すると係止壁344は挿
入部338と平行に配置されたねじ軸348に沿って移
動する。
【0061】また、折畳みローラー334の下方には、
折畳みローラー334の一方とで、ネガシート27の中
間部を挟持搬送する案内ローラー350が配置されてい
る。この案内ローラー350の搬送側には、ネガシート
27の中間部が挿入される第2のストッパー部352が
設けられている。この第2のストッパー部352も第1
のストッパー部336と同様に、挿入部354の末端に
係止壁356が設けられ、位置変更用モーター358で
駆動されるようになっている。また第2のストッパー部
352の挿入口360にも、案内ローラー350から搬
送されるネガシート27の中間部を案内するため、案内
ローラー350側に湾曲するR部362が設けられてい
る。
【0062】案内ローラー350のローラー軸364に
はプーリー366が取付けられており、折畳み用モータ
ー368の駆動力がタイミングベルト370を介して伝
達される。なお、折畳み用モーター368は図示されな
い制御装置によって作動が制御される。また、ローラー
軸364には、プーリー372が固定されている。この
プーリー372とプーリー372の矢印B方向斜め下側
に配設されるプーリー376には搬送用ベルト378が
巻き掛けてある。さらに、この搬送用ベルト378と対
向して下方にも、同様に搬送用ベルト378が配置され
ており、これらによって、折り畳まれたネガシート27
を挟持してトレー528に向かって搬送する。 〔プリント袋処理部18〕図15に示すように、プリン
ト袋処理部18は、ネガシート27、用紙112、11
3及び写真プリント35を搬送するソーター部518、
プリント袋20を搬送し、ソーター部518にプリント
袋520を掛止するプリント袋取出手段としてのプリン
ト袋搬送部522、ネガシート27、用紙112、11
3及び写真プリント35が挿入されたプリント袋520
を折畳んでDP袋524に投入するプリント袋挿入部5
26(図16参照)から構成されている。 (ソーター部518)図15に示されるように、ソータ
ー部518には、上下方向に用紙112、113、ネガ
シート27及び写真プリント35が搬出されるトレー5
28が取付けられたチェーン530が設けられている。
このチェーン530は、下側に配置された歯車532
と、モーター534の駆動力を伝達する歯車536に巻
き掛けられ、反時計方向(矢印A方向)に周動するよう
になっている。歯車536には、チェーン530の弛み
を補正するコイルばね538が設けられており、ボルト
540でチェーン530の張力が調整できるようになっ
ている。
【0063】このチェーン530には、所定の間隔で留
め具542が固定されている。この留め具542は、ト
レー528の一端部に形成されたコ字状の止め板528
Aに設けられたブラケット544をピン546で回転自
在に支持している。トレー528の下面には、支持片5
48の一端が固定されている。この支持片548の他端
には、回転体550が軸支されている。この回転体55
0は、チェーン530の外周面と当接し、トレー528
がチェーン530の左側に位置したとき、トレー528
を下側から支持し略水平状態とするようになっている。
【0064】このソーター部518の左上方には、チラ
シ処理部16、ネガシート処置部12、プリントペーパ
ー処理部14が上から順に配置されており、順次、トレ
ー528に用紙112、113、ネガシート27、写真
プリント35を載置する。 (プリント袋搬送部522)図15及び図16に示され
るように、ソーター部518の下部の左側には、プリン
ト袋搬送部522が配置されている。
【0065】このプリント袋搬送部522には、図示し
ないプリント袋520のストック部から、プリント袋5
20を受け皿558に向かって搬送する搬送ローラー5
60が配置されている。この搬送ローラー560の搬送
方向には、搬送ベルト562が設けられており、受け皿
558へプリント袋520を送り出すようになってい
る。この受け皿558は、矩形状のプレートでプリント
袋520の搬入側は、プリント袋520の先端部が引っ
掛からないように、下方へ湾曲している。また、後方部
には、板状のエンドプレート564が設けられ、搬送さ
れてくるプリント袋520の袋底部520Aを整えるよ
うになっている。またプリント袋520の搬送方向と直
交する両側には、一端が受け皿558の上面に突出した
開口手段としての押板566を有する一対のガイド板5
68が設けられている。図17に示されるように、ガイ
ド板568には、ラック570が形成されている。この
ラック570は、受け皿558の下面に設けられたピニ
オン572と噛合している。このピニオン572は図示
しないモーターで駆動され、時計方向または反時計方向
に回転するようになっている。これによって、ガイド板
568が矢印D方向または矢印D方向とは反対方向に移
動して、押板566がプリント袋520の両側を整える
ようになっている。
【0066】図16に示されるように、受け皿558の
上方には、プリント袋520の袋部の外面に吸着する吸
盤574が配置されている。図15に示されるように、
吸盤574の側部には、パイプ576が取付けられてい
る。このパイプ576は、図示しないコンプレッサーと
連通して、吸盤74に吸引力を付与するようになってい
る。この吸盤574は、プリント袋520の幅方向に沿
って設けられた横材578にボルトで固定されている。
この横材578は、吊下材580の下端部にボルトで固
定されている。この吊下材580の上端部は、図18に
示されるように、ソーター部518に向かって配置され
た一対のシャフト582に摺動可能に支持された方形状
の移動子584に連結されている。さらに、図15に示
されるように、シャフト582の一端は、上下方向に配
置されたロッド584に上下移動可能に支持されてい
る。これによって、プリント袋520の袋部の外面を吸
着した吸盤574は、図示しない駆動手段によって、一
旦ロッド584に沿って上方に移動してプリント袋52
0を持ち上げ、次にシャフト582に沿ってソーター部
518方向へ移動し、トレー528の先端部へプリント
袋520の袋底部520Aを掛止するようになってい
る。
【0067】また、受け皿558の上方には、図18に
示されるように、上下方向に一対のシャフト586が設
けられている。このシャフト586には、カッター58
8が固定されている。このシャフト586は、図示しな
い駆動手段で回転され、カッター588を矢印C方向に
回転させることによって、プリント袋520の糊付け部
を切断するようになっている。 (プリント袋挿入部526)図16に示されるように、
プリント袋520の袋底部520Aを掛止したトレー5
28の先端部の軌跡沿って、上部から下部に向かう円弧
状のスロープ590が形成されている(図15参照)。
【0068】このスロープ590の下端には、図15に
示されるように、プリント袋520が収納されるボック
ス592が配置されている。このボックス592は、大
小2つの壁部594とその壁部594の下端部を連結す
る底部596より構成されている。左側の壁部594
は、ボックス592がスロープ590の下端側に移動し
たとき、スロープ590の下部に入り込めるように、高
さが制限されている。
【0069】図16に示されるように、ボックス592
の底部596は、矢印F、B方向に延設された搬送板5
98に載置されている。この搬送板598から突出した
ボックス592の端部には、底部596と壁部594を
囲むようにブラケット600が取付けられている。この
ブラケット600の対向する一対の脚部には、左右の壁
部594を貫通するシャフト602が取付けられてい
る。これによって、ボックス592は、シャフト602
を中心として、矢印E方向に回動可能になっている。な
お、図19に示されるように、搬送板598から突出し
たボックス592の端部の底部596には、ストッパー
597が固定されており、ボックス592が回動したと
き、プリント袋520がずり落ちないようになってい
る。
【0070】また、ブラケット600の底面は搬送ベル
ト604に固定されている。この搬送ベルト604は図
示しない駆動手段によって、矢印F、B方向に移動する
ようになっている。これによって、ボックス592は、
搬送ベルト604によって、矢印F、B方向に搬送され
る。
【0071】図15及び図16に示されるように、搬送
ベルト604の右端部には、プリント袋折込手段として
の板状のストッパー606が設けられている。このスト
ッパー606の先端部は、ボックス592の右側の壁部
594近辺まで延設されている。従って、ストッパー6
06が、ボックス592に収納されたプリント袋520
の折込み部としての折り合せ部520Bと接触すること
によって、プリント袋520の折り合せ部520Bが折
り曲げられるようになっている。
【0072】図16に示されるように、搬送ベルト60
4の右端には、側板608と、この側板608の両側部
から直角に屈曲する一対の脚板610により構成され、
ボックス592を収容できる大きさのケース612が配
置されている。このケース612は、DP袋524への
投入口まで延設されるガイド板614の上に載置されて
いる。ケース612の側板608の下部は、移動固子6
16から立設するブラケット618にピン620で固定
されている。この移動固子616は連結材622で搬送
ベルト624に連結されている。この搬送ベルト624
はモーター626の駆動力によって、矢印F、B方向に
移動するようになっている。また、移動固子616に
は、搬送ベルト624と平行に配置されたシャフト62
8が貫通しケース612をDP袋524への投入口に向
かってガイドするようになっている。さらに、ケース6
12の左側の脚板の中央部には、開口部630が形成さ
れている。この開口部630には、一端が側板608に
軸支された押え板632の他端部が入り込んでいる。こ
の押え板632は、板ばねとして機能し、折り曲げられ
たプリント袋520の折り合せ部520Bに折り目を形
成するようになっている。
【0073】DP袋524への投入口には、所定の間隔
で一対のクランプ634が配置されている。このクラン
プ634に、図示しないDP袋搬送手段によってストッ
ク部から搬送されてくるDP袋524の挿入口の両端が
下方から押し込まれるようになっている。これによっ
て、DP袋524の挿入口が押し拡げられ、プリント袋
520が投入されるようになっている。
【0074】〔DP袋処理部20〕図20に示すよう
に、DP袋処理部20には、IDコードが印字されたD
P袋524をストックするストック箱710が設けられ
ている。このストック箱710の前面は切り取られてお
り、DP袋取出手段としてのエアー吸着盤712がDP
袋23の表面(矢印F方向側の面)に当接できるように
なっている。このエアー吸着盤712は図示しない真空
発生装置により吸引力を付与され、モーター714で駆
動される送りねじ716にガイドされて移動する。ま
た、エアー吸着盤712の近傍には、DP袋524に向
かい合ってバーコードリーダー718が配設されてお
り、このバーコードリーダー718はDP袋524のI
Dコードを読み取って図示されない制御装置に信号を出
力する。
【0075】ストック箱710の矢印R方向側には、プ
リント袋挿入手段としてのクランプ720が設けられて
いる。このクランプ720は、エアー吸着盤712によ
って吸着されたDP袋524の下端部を挟持することが
でき、また、図示しない作動源によって矢印F、B方向
へ傾斜することができる。また、このクランプ720に
は、モーター722によって回転される送りねじ724
が螺合しており、この送りねじ724によってクランプ
720は移動されるようになっている。なお、モーター
714、722は図示されない制御装置によって回転が
制御される。
【0076】クランプ720の上側には、図示されない
制御装置によって制御される印字手段としての印字ユニ
ット726がDP袋524に向かい合って配設されてお
り、DP袋524の所定位置にプリント枚数、値段等を
印字するようになっている。
【0077】印字ユニット726の矢印R方向側には、
上側に手動照合用挿入口29が設けられている。この手
動照合用挿入口29はクランプクランプ720の移動軌
跡直上に位置しており、図1に示すように、本体ケース
22の作業スペース28上に設けられている。また、こ
の手動照合用挿入口29の矢印B方向側斜め下方側に前
述したプリント袋挿入部526のガイド板614先端が
位置している。
【0078】図16に示すように、ガイド板614先端
近傍には、DP袋開口手段760が設けられている。こ
のDP袋開口手段760は図示しない移動手段に連結さ
れた一対の開口金具762を備えており、DP袋524
の傾斜にしたがって開口部に追従するようにされてい
る。この開口金具762は略V字状を呈しており、DP
袋524の開口部両端部に対応した位置に移動して、図
示されない回転手段により矢印P方向に回転され開口部
から内方に入り込むとDP袋524が図16に示すよう
に開口される。
【0079】さらに、手動照合用挿入口29よりも矢印
R方向側には、図示されない制御装置によって制御され
るバーコードラベル張付装置728及び封印手段として
の封印装置730が配設されている。バーコードラベル
張付装置728はDP袋23の表面にバーコードラベル
732を貼り付けるようになっており、封印装置730
は封印シールロール734から封印シール736をレバ
ー738先端でDP袋524の開口部蓋に張り付けて封
印をするようになっている。
【0080】封印装置730の矢印R方向側には排出ベ
ルト装置740が設けられており、DP袋23はベルト
対742の間に挟持されて搬送される。
【0081】排出ベルト装置740の矢印R方向側に
は、下側にDP袋排出手段としてのガイド板744が設
けられている。このガイド板744は図示されない制御
装置によって制御される図示しない駆動装置によって、
排出ベルト装置740の搬送方向とは直角方向に傾斜す
るようになっている。
【0082】このガイド板744の下方にはDP袋収容
ボックス746が配設されいる。このDP袋収容ボック
ス746は中央で仕切られており、排出ベルト装置74
0の搬送方向右側(矢印F方向側)が合格品収容部74
8とされ、排出ベルト装置740の搬送方向左側(矢印
B方向側)が再焼き品収容部750とされている。
【0083】次に、本実施例の作用を説明する。図示し
ないスイッチをオン状態とすると、図9に示すように、
それぞれのユニット型自動給紙装置Mに備えられたエン
ドプレート114が矢印R方向に移動し、用紙112、
113が一枚づつ排出口150からトレー528内へ排
出される。
【0084】次に、図15及び図14に示すように、用
紙112、113が積載されたトレー528は下方へ移
動してネガシート処理部12の搬送用ベルト378の排
出側斜め下方に一旦停止して待機する。
【0085】図14に示すように、短尺ピースネガ11
Aが収納されたネガシート27は、ローラー330によ
って引き出される。
【0086】ネガシート27と写真プリント35とを自
動照合する場合には、分離ガイド390を上側に移動す
る(図14にて実線で示す位置)。ネガシート27は分
離ガイド390を介しネガシート処理部12へ搬送され
先端側がローラー334に挟持される。ここで、ネガシ
ート27に挿入された短尺ピースネガ11Aに貼られた
シールSがIDスキャナー331で検出された後にミシ
ン目検出センサー332によってネガシート27のミシ
ン目Mが検出されると、ローラー330が停止されてロ
ーラー334のみが回転される。これによって、ネガシ
ート27はミシン目Mから切り離され1オーダー単位の
ネガシート27とされる。
【0087】ここで、ネガシート処理部12の作用を詳
細に説明する。図14に示すように、1オーダー単位と
されたネガシート27の先端部は、折畳みローラー33
4で挟持搬送され、第1のストッパー部336に挿入さ
れる。次に、ネガシート27の先端部が第1のストッパ
ー部336の係止壁344に突当ると、折畳みローラー
334によって搬送されるネガシート27の中間部が、
案内ローラー350と折畳みローラー334に挟持搬送
され、第2のストッパー部352に挿入される。さら
に、このネガシート27の中間部が、第2のストッパー
部352の係止壁356に突当ると、ネガシート27の
後端部は、搬送ベルト378の挿入口付近に位置してい
る。このとき、第1のストッパー部336及び第2のス
トッパー部352に設けられた係止壁344、356を
互いに接近する方に移動させ、ネガシート27を押し出
す。これによって、ネガシート27は3折りの状態で、
搬送用ベルト378に挟持搬送され前述した用紙11
2、113が積載された待機状態のトレー528上へ排
出される。
【0088】トレー528はネガシート27を受け取る
と、下方に移動されてプリント整頓テーブル430の押
圧板482の斜め下方に一旦停止して待機する。
【0089】一方、プリントペーパー処理部14では、
プリントペーパー34のIDコード19がプリントコー
ド検出センサー45で読み取られ、カットマーク40が
カットマーク検出センサー44で検出され、さらにソー
トマーク42がソートマーク検出センサー46で検出さ
れる。これらのセンサーの情報に基づいてプリントペー
パー34はカッター48で切断されて写真プリント35
とされオーダー単位分が搬送される。写真プリント35
はさらに不要マーク検出センサー62及び再焼きマーク
検出センサー66を通過し、不要マーク60の検出され
た写真プリント35は第1案内板70が傾斜されて廃棄
ボックス72内へ排出される。一方、不要マーク60及
び再焼きマーク64が検出されない写真プリント35、
すなわち良品の写真プリント35は第1案内板70上を
通過後、第2案内板76が傾斜されることによって第1
案内路78へ搬送される。第1案内路78へ搬送された
写真プリント35は良品プリント受部84内に排出され
る。また、再焼きマーク64が検出された写真プリント
35は第1案内板70及び第2案内板76上を通過後、
第2案内路80へ搬送される。第2案内路80へ搬送さ
れた写真プリント35は再焼プリント受部82内に排出
される。
【0090】良品プリント受部84内に良品の写真プリ
ント35が搬送されると、写真プリント35は底面部4
10へ順次積み重ねられる。このとき、写真プリント3
5は長手方向両端部が良品プリント受部84の両方の縦
壁面部412に対応するため長手方向両端部の位置が揃
えられる。また、再焼プリント受部82内に再焼きの写
真プリント35が搬送されると、同様にして、写真プリ
ント35は底面部410へ順次積み重ねられ長手方向
(矢印L、R方向)両端部の位置が揃えられる。
【0091】次に、モーター448が作動されてプリン
ト整頓テーブル430が矢印F方向側へ移動され、プリ
ント整頓テーブル430の矢印F方向側の端部が良品プ
リント受部84の下側にもぐり込む。また、このときに
は、ベルト464に取付られたL字金具468は良品プ
リント受部84側に移動しており、レバー476は図8
で実線で示すように水平状態となってプリント整頓テー
ブル430の平面部432にから突出していない。
【0092】次に、搬送ベルト装置420が作動して押
出レバー428が矢印B方向へ移動して、再焼プリント
受部82及び良品プリント受部84の溝410を通過す
ることによって良品の写真プリント35の上に再焼きの
写真プリント35が重なってプリント整頓テーブル43
0の平面部432上に載置される。このとき、写真プリ
ント35は良品プリント受部84側の端部が、プリント
整頓テーブル430の溝458よりも矢印B方向側へ位
置される。また、このときの写真プリント35は長手方
向両端部の位置が揃えられている。
【0093】次に、回転ソレノイド474が回転され、
レバー476が垂直状態(図8に想像線で示す状態)と
され、プリント搬送装置460が作動して、レバー47
6が矢印B方向へ移動される。このとき、押圧板482
は平面部432に対して垂直(図8に実線で示す状態)
とされており、この状態でレバー476が写真プリント
35を押圧板482へ押圧することによって写真プリン
ト35の幅方向(矢印F、B方向)両端部の位置が揃え
られ、写真プリント35の端部位置は全て揃えられる。
【0094】写真プリント35の端部位置が揃えられる
と、この状態でプリント整頓テーブル430は矢印B方
向へ移動され、端部がトレー528に対応する。
【0095】ここで、待機しているトレー528に載置
されているネガシート27のID番号とプリント整頓テ
ーブル430上の写真プリント35のID番号とが一致
している場合には、押圧板482が倒され(図8に想像
線で示す状態)、レバー476がトレー528側に移動
されて、端部位置が揃えられた写真プリント35がトレ
ー528内へ押し出される。このとき、写真プリント3
5のトレー528側がトレー528の止め板528A側
底面に当接するまでレバー476が移動するため、トレ
ー528内で写真プリント35が乱れることはない。
【0096】トレー528は写真プリント35を受け取
ると、下方に移動される。図15に示されるように、ト
レー528が下側の歯車532にさしかかると、プリン
ト袋520の袋底部520Aがトレー528の先端部に
掛止され、プリント袋520が、トレー528と共に用
紙112、113、ネガシート27及び写真プリント3
5を袋部内に包み込む。
【0097】次に、図16に示すように、プリント袋5
20が、受け皿558の上に搬出され、プリント袋52
0の袋底部520A及びこれと直交する方向の両辺が、
エンドプレート564及びガイド板568(図17参
照)によって整えられる。次に、プリント袋520は、
図18に示すように、プリント袋520の袋部の糊付け
部がカッター588の位置に至る所まで搬送され、カッ
ター588によって糊付け部が切断される(図18参
照)。
【0098】次に、プリント袋520は図15に示され
るように、さらに矢印B方向に移動され、プリント袋5
20の袋底部がトレー528の先端部に掛止される。な
お、この時、プリント袋520は自重で袋部の口を開い
た状態となっているので、袋底部を容易にトレー520
の先端部へ掛止できる。
【0099】次に、図21(A)(B)に示されるよう
に、プリント袋520が掛止されたトレー528は、先
端部が下方に傾き、さらには下方に垂れ下がると同時
に、プリント袋20がボックス592内へ搬出される。
これと同時に、トレー528に載置されていた用紙11
2、113、ネガシート27、写真プリント35がプリ
ント袋520の中へ投入される。
【0100】次に、図22に示されるように、ボックス
592が矢印B方向に移動され、プリント袋520の折
り合せ部520Bがストッパー606に当たって折れ曲
がる。ここで、図16及び図19に示すように、ボック
ス592が回転してケース612に収容され、プリント
袋520が、ケース612内へ移動してプリント袋52
0の折り合せ部が押し板632によって押圧され、折り
目が形成される。
【0101】次に、図23に示されるように、ケース6
12が矢印F方向に移動して曲部614Aを通過する
と、プリント袋520は、ケース612の底部をすり抜
けてDP袋処理部20へ搬送される。
【0102】一方、DP袋処理部20では、ストック箱
710に位置するDP袋524のID番号がバーコード
リーダー718によって読み取られ、ID番号が付され
たシールSを有する短尺ネガピース11Aが挿入された
プリント袋520と照合される。ID番号が一致する
と、DP袋524がエアー吸着盤712によって吸引さ
れてクランプ720へ搬送され、このクランプ720に
よって下端部が挟持される。ここで、印字ユニット72
6が作動して、DP袋524にプリント枚数、再焼きプ
リントの有無、値段等が印刷される。印刷の終了したD
P袋524は、さらに矢印R方向へ搬送され、プリント
袋搬送部522の曲部614A先端位置でで停止する。
ここで、DP袋524が矢印B方向側へ傾斜され、上端
が曲部614A先端直下に位置する。
【0103】次いで、図示されない回転手段により開口
金具762が回転されDP袋524が開口され、前述し
たプリント袋520がケース612の底部をすり抜けて
DP袋524内に挿入される。
【0104】プリント袋520が挿入されたDP袋52
4はさらにバーコードラベル張付装置728及び封印装
置730の前に搬送され、バーコードラベル732が表
面に張り付けられると共に裏面側に封印シール736が
張り付けられ封印がなされる。
【0105】封印がされたDP袋524はクランプ72
0から外され、排出ベルト装置740によって矢印R方
向側へ搬送される。
【0106】排出ベルト装置740の矢印R方向側端部
に至ると、図示されない制御装置が再焼きマーク検出セ
ンサー66からの情報によりガイド板744の傾斜を変
え、再焼きの写真プリント35を有するDP袋524は
DP袋収容ボックス746の再焼き品収容部750へ落
下し、良品の写真プリント35のみを有するDP袋52
4は合格品収容部748へ落下される。
【0107】なお、ネガフイルム11と写真プリント3
5とを手動照合する場合には、分離ガイド390は上方
向へ移動させてネガシート27をライトボックス394
上へ搬送し、前面に設けられた蓋31を開けて、再焼プ
リント受部82及び良品プリント受部84から写真プリ
ント35を取り出す。なお、写真プリント35を取り出
す際には、図1に想像線で示すように押出レバー428
を水平状態とするこによって取り出し作業が容易にな
る。これによって、作業員はネガフイルム12及び写真
プリント72を目視して照合することができる。なお、
手動照合されたネガフイルム11及び写真プリント35
は、図示しないプリント袋に入れられ、手動照合用挿入
口からDP袋524に挿入される。このとき、DP袋処
理部20ではクランプ720は垂直にされており、手動
照合用挿入口29から落下された前記プリント袋がDP
袋524に挿入される。プリント袋が挿入されたDP袋
23はその後排出ベルト740によって搬送される。な
お、手動照合の場合には、ガイド板744の傾斜は手動
により変えられる。
【0108】
【発明の効果】本発明の自動照合袋詰め装置は上記構成
としたので、ピースネガが挿入されたロール状のネガシ
ートを1オーダー毎の長さに切断する作業、1コマ毎に
切断されたプリントを重ねて端部を揃える作業、ネガシ
ートに入れられたネガフイルムとプリントとを照合する
作業、宣伝用チラシ、ネガシートに入れられたネガフイ
ルム及びプリントをプリント袋に入れる作業、プリント
袋をDP袋に入れる作業及び再焼きの必要のあるプリン
トを良品のプリントの上に載せる作業を自動的に行うこ
とができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動照合袋詰め装置の全体を示す
斜視図である。
【図2】(A)及び(B)はパトローネ及びDP袋を示
す斜視図である。
【図3】長尺状のプリントを示す平面図である。
【図4】(A)及び(B)はプリントペーパーを示す平
面図である。
【図5】マガジンに巻き取られたネガシートを示す斜視
図である。
【図6】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリントペ
ーパー処理部の一部を示す断面図である。
【図7】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリントペ
ーパー処理部の仕分部を示す断面図である。
【図8】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリントペ
ーパー処理部を示す斜視図である。
【図9】本発明に係る自動照合袋詰め装置の増設型自動
給紙装置を示す側面図である。
【図10】本発明に係る自動照合袋詰め装置の給紙台を
示した分解斜視図である。
【図11】本発明に係る自動照合袋詰め装置の用紙取込
み部付近の搬送機構を示した斜視図である。
【図12】本発明に係る自動照合袋詰め装置の給紙台を
持ち上げた状態を示した側面図である。
【図13】本発明に係る自動照合袋詰め装置の給紙台を
示す側面図である。
【図14】本発明に係る自動照合袋詰め装置のライトボ
ックスおよびネガ折り畳み部周辺を示す側面図である。
【図15】本発明に係る自動照合袋詰め装置のソーター
部及びプリント袋処理部の作動状態を示す側面図であ
る。
【図16】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリント
袋処理部の作動状態を示した斜視図である。
【図17】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリント
袋処理部の受け皿の作動状態を示した裏面図である。
【図18】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリント
袋処理部の吸盤及びカッターの作動状態を示した斜視図
である。
【図19】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリント
袋処理部でボックスからケースにプリント袋が搬出され
る状態を示した側面図である。
【図20】本発明に係る自動照合袋詰め装置のDP袋処
理部を示す斜視図である。
【図21】(A)及び(B)は本発明に係る自動照合袋
詰め装置のソーター部の作動状態を示した側面図であ
る。
【図22】本発明に係る自動照合袋詰め装置のソーター
部の作動状態を示した側面図である。
【図23】本発明に係る自動照合袋詰め装置のプリント
袋処理部でDP袋にプリント袋が挿入される状態を示し
た側面図である。
【符号の説明】
10 自動照合袋詰め装置 11A 短尺ピースネガ 12 ネガシート処理部 14 プリントペーパー処理部 16 チラシ処理部 18 プリント袋処理部 20 DP袋処理部 27 ネガシート 34 プリントペーパー(プリント) 35 写真プリント35(プリント) 45 プリントコード検出センサー(第2のIDコ
ード読取手段) 48 カッター(プリント切断手段) 64 再焼きマーク(マーク) 66 再焼きマーク検出センサー(識別手段) 82 再焼きプリント受部(ソーター)(整頓手
段) 84 良品プリント受部(ソーター)(整頓手段) 112 用紙(チラシ) 113 用紙(チラシ) M ユニット型自動給紙装置(チラシ搬送手段) 300 折り畳み手段 330 ローラー(切断手段) 331 IDスキャナー(第1のIDコード読取手
段) 334 折畳みローラー(切断手段) 520 プリント袋 520B 折り合わ部(折込み部) 522 プリント袋搬送部(プリント袋取出手段) 524 DP袋 528 トレー(ストック部)(プリント袋搬送手
段) 566 押板(開口手段) 606 ストッパー(プリント袋折込手段) 712 エアー吸着盤(DP袋取出手段) 720 クランプ(プリント袋挿入手段) 726 印字ユニット(印字手段) 730 封印装置(封印手段) 744 ガイド板(DP袋排出手段) 760 DP袋開口手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ネガシート処理部、プリントペーパー処
    理部、チラシ処理部、プリント袋処理部及びDP袋処理
    部とを有する自動照合袋詰め装置であって、 前記ネガシート処理部が、ネガシートに挿入された短尺
    ピースネガに貼付されたIDコードを読み取る第1のI
    Dコード読取手段と、前記第1のIDコード読取手段か
    らの情報に基づいて前記ネガシートをオーダー単位に切
    断する切断手段と、切断された前記ネガシートを折り畳
    んで所定方向に搬送する折り畳み手段とを備え、 前記プリントペーパー処理部が、画像が焼付られた長尺
    状のプリントに印字されたIDコードを読み取る第2の
    IDコード読取手段と、前記プリントに記入された再焼
    きするか否かを示すマークを識別する識別手段と、前記
    プリントを画像コマ毎に切断するプリント切断手段と、
    画像コマ毎に切断された前記プリントをオーダー単位に
    まとめて搬送するソーターと、オーダー単位にまとめら
    れた前記プリントの縁部を揃えて所定方向に搬送する整
    頓手段とを備え、 前記チラシ処理部が、数種の宣伝広告用のチラシをそれ
    ぞれ1枚づつ取り出してひとまとめにし所定方向へ搬送
    するチラシ搬送手段を備え、 前記プリント袋処理部が、ストックされたプリント袋を
    1枚づつ取り出すプリント袋取出手段と、前記プリント
    袋の袋部を開口する開口手段と、前記折り畳み手段、前
    記整頓手段及び前記チラシ搬送手段から搬送される前記
    ネガシート、前記プリント及び前記チラシをストックす
    るストック部と、ストック部にストックされた前記ネガ
    シート、前記プリント及び前記チラシを前記プリント袋
    に挿入するプリント袋搬送手段と、前記プリント袋の折
    込み部を折り込むプリント袋折込手段とを備え、 前記DP袋処理部が、ストックされたDP袋を1枚ずつ
    取り出すDP袋取出手段と、前記DP袋に印字をする印
    字手段と、前記DP袋を開口するDP袋開口手段と、前
    記プリント袋を前記DP袋に挿入するプリント袋挿入手
    段と、前記DP袋を封印する封印手段と、前記プリント
    ペーパー処理部に設けられた前記識別手段の情報に基づ
    いて前記DP袋を合格品と再焼き品とに仕分けるDP袋
    排出手段とを備えたことを特徴とする自動照合袋詰め装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630767A (en) * 1994-12-26 1997-05-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Auto-tensioner

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5630767A (en) * 1994-12-26 1997-05-20 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Auto-tensioner

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