JP2703130B2 - 写真プリントの受け渡し装置 - Google Patents

写真プリントの受け渡し装置

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JP2703130B2
JP2703130B2 JP3145000A JP14500091A JP2703130B2 JP 2703130 B2 JP2703130 B2 JP 2703130B2 JP 3145000 A JP3145000 A JP 3145000A JP 14500091 A JP14500091 A JP 14500091A JP 2703130 B2 JP2703130 B2 JP 2703130B2
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JP
Japan
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sorter
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photographic
negative
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規男 大川
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像処理が終了した写真
プリントを複数のソータへ順次収容させる場合の写真プ
リントの受け渡し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフイルムの画像が印画紙へ焼き付け
られ、この印画紙が一連の現像処理をされて出来上がる
写真プリントは、複数のオーダー毎に区別して収容する
ことが好ましい。このためにはソータを設け、このソー
タの各収容部へオーダー毎の写真プリントを各々収容さ
せて区別するのが便利である。
【0003】ところが、現像部の出口から作業者の手元
までの長さが長い場合や、ソータによる搬送方向を途中
で変更したい場合等には、複数のソータを直列に連結す
る必要があり、これらのソータの間で写真プリントを受
け渡すことになる。この受け渡し動作は迅速にしかも正
確になされる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、多数の写真プリントを各オーダー毎に複数のソー
ターへ順次受け渡す場合にも確実な受け渡し動作が可能
な写真プリントの受け渡し装置を得ることが目的であ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明は、
真プリントを各々収容する多数の第1収容部と、 これら
多数の第1収容部が設けられ且つ多数の第1収容部が挿
入部から取出部まで循環移動されることにより現像処理
が終了した写真プリントを挿入部から取出部まで順次移
動させる第1ソータと、写真プリントを各々収容する多
数の第2収容部と、 これら多数の第2収容部が設けられ
且つ多数の第2収容部が挿入部から取出部まで循環移動
されることにより第1ソータから受け渡された写真プリ
ントを取出部まで順次移動すると共に挿入部が第1のソ
ータの取出部よりも低位置に配置される第2ソータと、
第1ソータの取出部から第2ソータの挿入部にかけて配
置された案内路と、第1ソータの取出部にある第1収容
部内の写真プリントを前記案内路に沿って第2ソータの
挿入部へと押し出す押し出し手段と、を有することを特
徴としている。
【0006】
【作用】本出願に係る発明では、一連の現像処理が終了
した写真プリントは第1ソータの挿入部から第1収容部
へと収容される。この第1ソータの写真プリントが収容
されている第1収容部が取出部へ至ると、押し出し手段
はこの第1収容部にある写真プリントを第2ソータの挿
入部へと案内路に沿って送り込む。この場合、第2ソー
タの挿入部は第1ソータの取出部よりも低位置に配置さ
れているので、写真プリントの受け渡しが円滑である。
【0007】具体的には、第1ソータの取出部にある
収容部の折り返し用のスプロケットホイル軸心を第2
ソータの挿入部にある折り返し用スプロケットホイル軸
心よりも高位置に段差を設けて配置することができる。
また案内路としては、第1ソータの取出部から第2ソー
タの挿入部に渡って案内棒をかけ渡すことができる。
【0008】
【実施例】
(全体構成)図1から図4には本発明が適用される自動
現像機10が示されている。
【0009】この自動現像機10は現像部12の前方に
プリント部13が、後方にプリント送り出し部14が各
々一体的に設けられている。プリント部13では予め現
像処理されたネガフイルムFがリール16へ巻き取られ
ており、先端部からネガマスク18を介して矢印A方向
へと送り出されるようになっている。ネガマスク18の
上方には光学手段19及び印画紙収容部21が、又ネガ
マスク18の下方には光源部22が設けられている。光
源部22の焼付口によってネガマスク18に配置された
ネガフイルムFの画像が印画紙収容部21から引き出さ
れる印画紙へと焼き付けられ、その後印画紙が現像部1
2内へと送られるようになっている。
【0010】この現像部12内には現像槽、定着槽、水
洗槽、乾燥部等の一連の現像処理部が配置されており、
現像乾燥した後の印画紙が写真プリントPとなってプリ
ント送り出し部14から送り出されるようになっている
(矢印D方向)。
【0011】一方、ネガマスク18から矢印A方向に送
り出されるネガフイルムFは複数個の案内ローラ24へ
巻き掛けられた後に矢印A方向とは直角方向の矢印B方
向に送られてネガカットインサータ26へと至るように
なっている。が、このネガカットインサータ26にはネ
ガフイルムFの駒位置を見地して各オーダー毎及び数コ
マ毎(一例として6コマ毎)にネガフイルムFを切断す
るカッターが設けられる。また、この切断したネガフイ
ルムFを収容するためのネガシートSがシートリール2
8に巻き取られており、このシートリール28から引き
出されるネガシートSへ順次ネガフイルムFが収容され
た後にシート収積部29へと送り出されるようになって
いる。
【0012】現像処理が終了した後の写真プリントPは
プリント送り出し部14から送り出されて横ソータ32
へと1オーダー分が単数又は複数枚収積される。この横
ソータ32には第1ソーター34及び第2ソータ36が
直列に接続されており、写真プリントPは第1ソータ3
4を経て第2ソータ36へと送られるので、矢印C方向
に向いて作業を行う作業者はこの第2ソータ36から取
り出した写真プリントP及びこれと対応した画像を有す
るネガフイルムFが収容されたネガシートをまとめて次
工程へと送り出すことができる。
【0013】(横ソータの構成)図5に示される如く横
ソータ32は上方に向けて開放された略コ字型の収容板
42が設けられ、プリント送り出し部14から一枚毎に
送り出されて落下する写真プリントPが重ねて収容され
るようになっている(矢印D方向)。この収容板42の
片側には第1ソータ34が配置され、反対側の片側には
プッシャー44が配置されている。このプッシャー44
はスライドバー45の一端へ固着されており、スライド
バー45がローラ46によって写真プリントPの送り出
し方向(矢印E方向)に移動可能となっている。スライ
ドバー45はレバー48の先端部付近へ連結されてお
り、このレバー48は中間部がクランク49へ連結さ
れ、このクランク49がモータ51で回転されることに
よってレバー48の往復揺動によってプッシャー44が
収容板42内の写真プリントPを第1ソータ34へと矢
印E方向に送り出すようになっている。
【0014】(第1ソータの構成) この第1ソータ34は横ソータ32と同高さに配置され
る上スプロケットホイル54及びこの上スプロケットホ
イル54よりも下方でかつ自動現像機10の後方(図2
の右方向)に配置される下スプロケットホイル55とに
無端チェン56が巻き掛けられ、この無端チェン56に
一定間隔のピッチPTで多数枚の収容板58が取りつけ
られている。これらの収容板58は基部が直角に屈曲し
た取付部58Aとされ、この取付部58Aが無端チェン
56への固着部となっている。また、この取付部58A
は収容される写真プリントPのエッジを支持する部分と
なっている。対向する一対の収容板58間が第1収容部
とされる収容部とされており、横ソータ32と対応した
挿入部60から、第2ソータ36と対応した取出部61
へ向けて矢印F方向に図示しないモーターの駆動力で移
動されるようになっている。この移動時に収容部に配置
される写真プリントPは収容部の下側にある収容板58
に寄りかかって支持されることになる。
【0015】これらの収容板58は図6に示される如く
無端チェン56から直角に突出され、下スプロケットホ
イル55への巻掛部付近では反転されることによって収
容している写真プリントPを案内手段62へ受け渡すよ
うになっている。この案内手段62は第1ソータ34の
取出部61と第2ソータ36の挿入部88との間に配置
され、図6にも示される如く若干傾斜して配置される支
持板64に3本の案内棒66の長手方向中間部が固着さ
れている。これらの案内棒66は一端66Aが第1ソー
タ34の取出部61へと入り込んでおり、他の一端66
Bは第2ソータ36の挿入部60へと入り込んでいる。
このため、一端66Aと収容板58とが当接しないよう
に収容板58には切欠部58Bが形成されている。3本
の案内棒66のうち支持板64の先端部付近に配置され
る2本の案内棒66は収容板58の移動軌跡と干渉しな
い無端チェン56から離れた位置に配置されており、収
容される写真プリントPの大きさが大きい場合にも確実
に写真プリントPを搭載できるようになっている。
【0016】このように、案内手段62が配置されてい
るので、取出部61へ至った第1ソータ34の収容板5
8はこの案内棒66よりも下方へ回転した状態で収容し
た写真プリントPをこれらの案内棒66上へと残したま
ま移動するようになっている。なお、案内棒66の一端
66A、66Bの先端は第1ソータ34、第2ソータ3
6の幅方向中央部、すなわち写真プリントPの幅方向中
央部を通り過ぎる長さとされて写真プリントPを確実に
支持できるようになっている。
【0017】第1ソータ34の取出部61を介した第2
ソータ36の反対側にはプッシャー68が配置されてい
る。このプッシャー68は第1ソータ34の挿入部60
に配置されるプッシャー44と同様にスライドバー69
の一端へ固定されており、レバー70、クランク71を
返してモータ72の駆動力が伝達され、矢印G方向に移
動して案内手段62の一端66A上に載置されている写
真プリントPを一端66Bへと、すなわち第2ソータ3
6方向へと案内棒66に沿って移動させるようになって
いる。このプッシャー68を確実に第2ソータ36方向
へ移動させるために支持板64には凹部64Aが設けら
れている。
【0018】第1ソータ34の取出部61よりも若干上
流側にリミットスイッチ74が設けられている。このリ
ミットスイッチ74は検出アーム74Aが収容板58の
切欠部58Bと反対側に設けられた切欠部58C内へ入
り込むようになっており、収容板58で支持されている
写真プリントPの端部と当接して写真プリントPの有無
を検出できるようになっている。このリミットスイッチ
74は第1ソータ34の取出部61よりも収容部の1ピ
ッチ分だけ上流側に対応しており、制御手段76(図
2)に記憶されている収容部内の写真プリントPの有無
と照合され、この照合が不一致の場合にもプッシャー6
8を作動をさせるようになっている。
【0019】この制御手段76は、プリント部13、現
像部12、横ソータ32の各センサーからの信号で第1
ソータ34の各収容部にどのネガフイルムFから画像が
焼付けられたプリントが何枚収容されているかを記憶し
ている。この記憶内容に基いて、写真プリントPが収容
されてい内と判断される収容部が第1ソータ取出部61
の直前に至ったにも拘らずリミットスイッチ74が写真
プリントの存在を検出することがある。この状態は作業
者が写真プリントを第1ソータ34の収容部から一時的
に取出して、プリント仕上り状況等をチェックし、再び
第1ソータ34へ戻した場合に、戻し場所(収容部)を
間違えること等によって発生する。
【0020】この場合には、この収容部が取出部61へ
至った時点でプッシャー68が作動されて写真プリント
Pが第2ソータ36の挿入部88へ移され、写真プリン
トPの傷つきが防止される。 (第2ソータ36の構成) この第2ソータ36では同高さに配置される第1スプロ
ケットホイル82と第2スプロケットホイル83との間
に無端チェン84が掛け渡されており、この無端チェン
84へ収容板86の取付部86Aが固着され、対向する
一対の収容板86間が第2収容部とされる収容部とされ
ており、収容板58と同様にモーター駆動力を受けて、
矢印H方向に1ピッチ毎に駆動回転されるようになって
いる。
【0021】これらの収容板86にも案内手段62の一
端66Bと対応した切欠部86Bが形成されている。こ
の第2ソータ36は第1ソータ34の取出部61に対応
した部分が挿入部88から、水平方向の反対側にある第
2スプロケットホイル83に対応した部分が取出部89
となっている。挿入部88から取出部89の間で写真プ
リントPを取り出せない場合には収容板86が第2スプ
ロケットホイル83を中心にして反転して下方へ移動す
るので、収容された写真プリントPは載置部92に落下
されるようになっている。
【0022】図5、図6に示される如く第1ソータ34
の取出部61及び第2ソータ36の挿入部88では収容
板86が案内棒66よりも若干だけ下方に配置され、収
容板58はこの収容板86よりもさらに下方に配置され
て各々停止するようになっている。従って、案内棒66
上へ載置された写真プリントPはプッシャー68がモー
タ72で矢印G方向に駆動されると一端66Aから一端
66B上へとスライドして第2ソータ36の収容板86
よりも若干だけ上方に移動される。この状態で第2ソー
タ36が矢印H方向に移動すると一端66B上に載置さ
れている写真プリントPが収容板86に掬い取られて第
2ソータ36へと受け渡されるようになっている。
【0023】この受渡し動作を円滑に行うために第2ソ
ータ36のスプロケットホイル82は第1ソータ34の
スプロケットホイル55よりも、長さLだけ下方に配置
されている(図6)。
【0024】なお、第2ソータ36の取出部89の直前
等の必要位置で各収容部にある写真プリントPの有無を
検出するためのセンサ94(図12)が設けられ、この
収容板86の切欠部86Bに対応している。。
【0025】(ネガカットインサータ26の構成)図1
に示される如くこのネガカットインサータ26では予め
袋状に形成されたネガシートSがシートリール28へ巻
き取られて収容されており、このネガシートSがシート
リール28から引き出されてネガ挿入部102へ送られ
ると、横方向から短尺に切断されたネガフイルムFが矢
印B方向に送られてネガシートS内へ収容される。この
ように順次ネガフイルムFが収容されたネガシートSは
切断部104へ送られ、1オーダー毎に切断されるよう
になっている。
【0026】図9に示される如く切断部104に用いら
れるカッターは長手直角断面が略L字型のカッタ台10
6へ複数個の短尺カッタ107が載置され押え板108
で固定されるようになっている。
【0027】カッタ台106からは固定ピン111が一
定間隔で複数個突出しており、短尺カッタ107の長孔
107Aへ挿入される。また固定ピン111が長孔10
7Aの一端に対応した状態で長孔107Aの他端に対応
してカッタ台106にはねじ孔112が形成されてい
る。従って、押え板108に形成された長孔108Aを
長孔107Aと一致させると長孔108Aも固定ピン1
11の先端部に案内されて位置決めされると共に、長孔
108Aを通して固定ねじ114をねじ孔112へ螺合
すると、カッタ107はカッタ台106と押え板108
に挟持固定されるようになっている。この固定状態でカ
ッタ107はその刃先107Bが押え板108及びカッ
タ台106から突出してネガシートSと接触できるよう
になっている。
【0028】カッタ台106は往復台116へ取り付け
られ、この往復台116がネガシートSの移動軌跡の反
対側に配置されるゴム板118へ向けて往復移動するこ
とによって、刃先107BがネガシートSを切断できる
ようになっている。
【0029】図8に示される如く切断部104の上流側
に配置される一対の挟持搬送ローラ122がネガシート
Sを挟持して切断部104へと送り込み、この切断部1
04の下流側に配置される挟持搬送ローラ124が切断
後のネガシートSをシート収積部29へと押し出すよう
になっている(矢印J方向)。この挟持搬送ローラ12
4の回転周速は挟持搬送ローラ122よりも若干早くさ
れており、切断部104で複数のカッタ107によって
切断されたネガシートSの切り残り部分が生じた場合に
もネガシートSへ引張力を加えて確実にネガシートSを
切断させるようになっている。
【0030】(シート収積部29の構成)図7〜図10
に示される如く挟持搬送ローラ122、124で矢印J
方向に送り出されるネガシートSはシート収積部29の
一対の案内板128、129へその両側端部は載置され
るようになっている。これらの案内板128、129は
図10に示される如く下方に向けて開口した略コ字型と
されており、案内板128はコ字型の一端がシート収積
部29の外箱132へ固定されている。また案内板12
9はその一端へ取付けられる軸受133が支軸134に
よって外箱132へ軸支されている。これによってこの
案内板129はこの支軸134を中心にして下方へ1/
4回転(矢印K方向)できるようになっているが、外箱
132との間に引張コイルばね135が介在されること
によって上方向へ向けて付勢回転されており、図10に
示される如く案内板128、129の頂面が水平面とな
ってネガシートSの両側端部を水平方向に矢印J方向に
向けて案内できるようになっている。 これらの案内板
128、129には略L型の上案内板138、139が
固着されている。これらの上案内板138、139は一
端が案内板128、129の頂面と平行に配置されて、
ネガシートSを案内板128、129の頂面との間に案
内するコ字型の案内開口141、142を形成してい
る。上案内板139は上案内板138よりも高く形成さ
れ、これによって案内開口142の高さが案内開口14
1よりも高くされている。
【0031】上案内板139の先端部からは図10、図
11の状態で垂直上方に延長されたばね係止片139A
が設けられており、このばね係止片139Aへは水平方
向に複数個のピン144が固着されている。これらのピ
ン144は上案内板138方向へ向けて突出しており、
引落し用ばね145の基端がそれぞれ取付けられてい
る。これらの引落し用ばね145はその基部がピン14
4へ圧入されて支持されており、先端部が自由端とされ
る引張コイルばねである。従ってこの引落し用ばね14
5はその軸線が図10、図11の状態で略水平方向に配
置されているが弾性的に屈曲可能でネガシートSの引落
し時にネガシートへの傷つきを防ぐようになっている。
なお先端部にゴム板等を取りつけると引き落しが確実に
なる。
【0032】案内板128、129の対向面にはそれぞ
れ一対の巻掛けプーリ147が軸支されており、無端丸
ベルト148を巻掛けている。これらの無端丸ベルト1
48の上側に配置される直線部は案内板128、129
の頂面よりも若干量だけ上方に配置され、矢印J方向に
ネガシートSを送り出す役目を有している。またネガシ
ートSを送り出すときに無端ベルト148にネガシート
Sが確実に接触するように、ネガシートSの幅方向中央
部に対応し先端が無端ベルト148の高さよりも低位置
まで突出されたガイド板146が設けられ、ブラケット
146Aを介して外箱132から突出されている。
【0033】これらの無端丸ベルト148を駆動するた
めの駆動シャフト151が水平に外箱132へ軸支され
ている。この駆動シャフト151の端部はモータ等の駆
動源へ連結され、この駆動シャフト151の中間部に固
着される一対の伝達ローラ152はそれぞれ巻掛けプー
リ147へ上側から当接されてその回転力をこれらの巻
掛けプーリ147を介して無端丸ベルト148へ伝達さ
せるようになっている。従って案内板128へ軸支され
た巻掛けプーリ147は常にモータ駆動力が伝達される
が、案内板129へ軸支された巻掛けプーリ147は案
内板129が矢印K方向に回転するとこの伝達ローラ1
52と離れて駆動回転が停止されるようになっている。
【0034】案内板129には図11に示される如くリ
ンク153、154、155、156を介してクランク
157が連結軸支されており、このクランク157がモ
ータ158の出力軸へ連結されることによってモータ1
58が回転すると矢印K方向に1/4回転されるように
なっている。このモータ158はネガシートSが案内開
口141、142へ所定量挿入された状態で作動され
る。このためモータ158が回転すると案内板129は
支軸134回りに回転してネガシートSの幅方向一端を
下方に向けると共に引落し用ばね145がネガシートS
の中間部を下方へ屈曲する力を加え、案内板128に案
内されているネガシートSの幅方向一端を先に案内板1
28から落とした後にネガシートSの幅方向他端も案内
板129から落下させて傾斜載置台159上へとネガシ
ートSを落とすようになっている。
【0035】なおこの傾斜載置台159の最下位置に対
応してかつ外箱132の側方(図8の左方向)の側面を
形成する蓋161は支軸162によって外箱132へ軸
支されており、自重で外箱132の側方を閉止している
が、作業者はこの蓋161を矢印M方向に回転させて内
部のネガシートSを傾斜載置台159上から取出すこと
ができるようになっている。
【0036】このため蓋161及び傾斜載置台159に
は作業者が蓋161を開放し易いように半円状の切欠1
61A、159Aが各々が設けられている。
【0037】(実施例の作用)プリント部13において
ネガフイルムFから印画紙に画像が焼付けられると、印
画紙は現像部12へと送られ、一連の現像処理が行われ
た後に乾燥切断されて写真プリントPとなりプリント送
り出し部14から取り出される。プリント送り出し部1
4から矢印D方向に送り出された写真プリントPは横ソ
ータ32の収容板42内へ単数枚又は複数枚からなる1
オーダー分が集積される。そこでプッシャ44がモータ
51の駆動力で矢印E方向に移動され、収容板42内の
写真プリントPが矢印E方向に送り出されて第1ソータ
34の挿入部60にある収容部へと挿入される。
【0038】そこで第1ソータ34は矢印F方向に駆動
されて収容部を挿入部60から取出部61へと移動させ
る。取出部61では収容板58の回転によって写真プリ
ントPが案内手段62の案内棒66上へと写真プリント
Pを受け渡すので、プッシャ68がモータ72の駆動力
で写真プリントPを案内棒66に沿って一端66Aから
一端66Bへと移動させる。ここで第2ソータ36は回
転によって収容板86が写真プリントPを案内棒66か
ら受け取って挿入部88から取出部89方向へと移動さ
せる。これによって自動現像機10の高位置から取り出
された写真プリントPが横ソータ32、第2ソータ36
によって低位置へと移動され、作業者はこの低位置にあ
る第2ソータ36内から写真プリントPを容易に取出す
ことができる。
【0039】一方プリント部13から矢印A方向に送り
出されるネガフイルムFは複数個の案内ローラ24を介
して矢印B方向に方向変換され、ネガ挿入部102にお
いて所定コマ毎に切断された後にシートリール28から
引き出されたネガシートS内へと順次挿入される。ネガ
シートSが1オーダー分のネガフイルムFを収容すると
切断部104においてネガシートSが切断される。
【0040】図9に示される如く切断部104のカッタ
107は市販品である薄刃カッタを使用できるので低コ
ストであると共に補修交換が容易である。複数個のカッ
タ107は直線的に配置されているためネガシートSが
幅方向に沿って切断されると、切断されたネガシートS
は図11の矢印H方向に移動された後に案内板128、
129上へとその両側端部が移動される。この場合挟持
搬送ローラ124が挟持搬送ローラ122よりも大きな
周速でネガシートSを引張るので、カッタ107による
切断が不完全であっても確実にネガシートSが引張力を
受けて切断残り部分が破断される。
【0041】矢印J方向に案内されたネガシートSの両
側端部は無端丸ベルト148によって案内開口141、
142内を送られ、ネガシートSの全てが案内板12
8、129上へと移った状態でモータ158が作動さ
れ、案内板129が矢印K方向に回転される。これによ
って引落し用ばね145はネガシートSの幅方向中間部
を下方に屈曲させるので、先にネガシートSの全長の幅
方向一端が案内板128から外れて下方へと移動し、そ
の後他の幅方向一端が案内板129から外れて落下す
る。このように案内板129の旋回動作と引落し用ばね
145による引き落とし動作を併せて行うのでネガシー
トSの幅方向一端が案内板128から外れた後に迅速に
傾斜載置台159へと落下される。そこで作業者は第2
ソータ80上にある写真プリントPとこれに対応したネ
ガフイルムFが収容されたネガシートSをそれぞれ第2
ソータ36及び傾斜載置台159から取り出して袋詰め
することによって次工程へと送り出す。
【0042】次にプリント送り出し部14から送り出さ
れて横ソータ32へ至る写真プリントPが第1ソータ3
4、第2ソータ36へと移動される状態を説明する。
【0043】(第2ソータ優先モード)図12は第2ソ
ータ36へ写真プリントPを早送りするためのモードが
示されている。すなわち図12(A)に示される如く横
ソータ32から第1ソータ34の挿入部60へ写真プリ
ントP(斜線で示す)が収容されると、第1ソータ34
は図12(B)、図12(C)に示される如く直ちに写
真プリントPを取出部61まで連続的に移動させ、取出
部61にある写真プリントPがプッシャ68によって矢
印G方向に第2ソータ36の挿入部88へと受け渡され
る。その後図12(E)から図12(H)に示される如
く次のオーダー分の写真プリントPが横ソータ32から
第1ソータ34の挿入部60へ挿入される毎に第1ソー
タ34はこれらの写真プリントPを連続的に早送りして
第2ソータ36へ既に収容されている最初のオーダー分
の写真プリントPの次の収容部へ写真プリントPを続け
て収容させる。なお、第2ソータ36は写真プリントP
を第1ソータ34から受取る毎に、1ピッチだけ矢印H
方向へ送られる。
【0044】これによって現像部12から写真プリント
Pが取り出されると、これらは直ちに第2ソータ36の
各収容部へ並んで収容されることになる。従って作業者
はこの第2ソータ36にある写真プリントPを容易に取
出すことができる。
【0045】次に図13はこのようにして第2ソータ優
先モードが連続された場合のその後の動作を示してい
る。すなわち図13の(B)は第1ソータ34の早送り
動作によって第2ソータ36の各収容部へ全て写真プリ
ントPが収容された場合が示されている。この図13の
(A)では第2ソータ36の挿入部88、センサー94
が対応した収容部よりも後流の収容部は写真プリントを
収容してないが、これらは予備のために空けられてい
る。第2ソータ36の各収容部に全て写真プリントPが
収容されると、図13の(C)から(G)に示される如
く第1ソータ34は早送り動作を行うことなく1ピッチ
毎に移動して第1ソータ34の収容部を写真プリントの
貯留部として使用する。さらには図13の(H)に示さ
れる如く第2ソータ36の挿入部88と取出部89を除
く各収容部及び第1ソータ34の挿入部60と取出部6
1を除く各収容部へ全て写真プリントPが収容されるま
でこの動作を続けることになる。なおこの場合に作業者
が第2ソータ36の先端部、すなわち取出部89側から
順次写真プリントPを取り出せば第1ソータ34はその
先端部にある写真プリントPから直ちに取出部61を経
て第2ソータ36の挿入部88へと送り出す。
【0046】(第1、第2ソータ併用モード)次に図1
4は第1ソータ34と第2ソータ36とを併用するモー
ドを示している。すなわち図14の(A)から(E)は
横ソータ32から第1ソータ34へ送り込まれた写真プ
リントPを順次第1ソータ34の各収容部へ収容させる
ために1ピッチ毎に移動させる動作を示しており、図1
4の(F)に示されるように第1ソータ34の各収容部
に全て写真プリントPが収容された後は第1ソータ34
の取出部61から第2ソータ36の挿入部88へと順次
写真プリントPを受け渡して第2ソータ36も1ピッチ
毎移動させる動作を示している。
【0047】(第2ソータ優先モードから併用モードへ
の移行)図15(A)は第2ソータ優先モードによっ
て、第2ソータ36の挿入部88に続く5個の収容部へ
各々写真プリントPが収容され、第1ソータ34では早
送り途中の写真プリントPが中間部にある状態を示して
おり、この状態で第1、第2ソータ併用モードへの移行
がなされる場合について説明する。図15(B)のよう
に横ソータ32から写真プリントPが第1ソータ34の
挿入部60へ送り込まれると、第1ソータ34は連続し
た早送りを解除し、その後は1ピッチ毎の送りを行う。
図15(C)から(G)まで第1ソータ34が1ピッチ
毎の送りを続けている間は第2ソータ36は停止してい
るが、第1ソータ34の全ての収容部へ写真プリントP
が収容された後は、第2ソータ36が第1ソータ34か
ら順次写真プリントPを受け取ると共に第1ソータ34
と同期して1ピッチ毎に送りを開始する。
【0048】(併用モードから第2ソータ優先モードへ
の移行)図16(A)は第1、第2ソータ併用モードに
おいて、第1ソータ34へその挿入部から続く10個所
の収容部へ写真プリントPが収容された状態で、第2ソ
ータ優先モードへの移行がなされる場合を示している。
図16(B)では第1ソータ34が早送りされて、先頭
の写真プリントPが取出部61から挿入部88へと受渡
される。図16(C)では第1ソータ34の挿入部60
へ横ソータ32から写真プリントPが収容される。ここ
で移行前に第1ソータ34にあった全ての写真プリント
Pが第2ソータ36へ受け渡される図16(D)〜
(F)のように第1ソータ34が早送りされて写真プリ
ントPが第2ソータ36へと受渡される。その後は図1
2と同様の第2ソータ優先モードの動作がなされる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記の構成としたので写真プリ
ントを複数のソータへと適切に受け渡すことができる優
れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動現像機を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の平面図である。
【図4】図1の正面図である。
【図5】各ソータの概略を示す斜視図である。
【図6】第1ソータと第2ソータの受渡し部を示す側面
図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】シート収容部を示す縦断面図である。
【図9】ネガシートのカッタを示す分解斜視図である。
【図10】シート収容部を示す図8の左側面図である。
【図11】シート収容部を示す分解斜視図である。
【図12】ソータにおける第2ソータ優先モードを示す
概略図である。
【図13】第2ソータ満杯時の動作を示す概略図であ
る。
【図14】第1、第2ソータの併用モードを示す概略図
である。
【図15】第2ペーパー優先モードから併用モードへの
移行を示す概略図である。
【図16】併用モードから第2ペーパー優先モードへの
移行を示す概略図である。
【符号の説明】
34 第1ソータ 36 第2ソータ 55 下スプロケットホイル 62 案内手段 66 案内棒 66A,66B 一端 68 プッシャー(押し出し手段) 74 リミットスイッチ 76 制御手段 82 第1スプロケットホイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真プリントを各々収容する多数の第1
    収容部と、 これら多数の第1収容部が設けられ且つ 多数の第1収容
    部が挿入部から取出部まで循環移動されることにより現
    像処理が終了した写真プリントを挿入部から取出部まで
    順次移動させる第1ソータと、写真プリントを各々収容する多数の第2収容部と、 これら多数の第2収容部が設けられ且つ 多数の第2収容
    部が挿入部から取出部まで循環移動されることにより第
    1ソータから受け渡された写真プリントを取出部まで順
    次移動すると共に挿入部が第1のソータの取出部よりも
    低位置に配置される第2ソータと、 第1ソータの取出部から第2ソータの挿入部にかけて配
    置された案内路と、 第1ソータの取出部にある第1収容部内の写真プリント
    を前記案内路に沿って第2ソータの挿入部へと押し出す
    押し出し手段と、 を有することを特徴とした写真プリントの受け渡し装
    置。
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