JP2693081B2 - ネガシートの集積装置 - Google Patents
ネガシートの集積装置Info
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Description
フィルムを互いに平行に複数収容するネガシートを集積
するネガシートの集積装置に関する。
印画紙へ焼き付けられると、この印画紙は現像処理が行
われ、一方ネガフィルムは数コマ毎の短尺に切断された
後にネガシートへ挿入される。このネガシートは1オー
ダー分毎に切断され集積部へ集積され、作業者はこのネ
ガシートと現像機の写真プリントとを取りだして返却す
る。
に幅方向中央部を垂直下方向へかき落とされて集積部へ
集積されるが、ネガシートの幅方向両端が案内されてい
る場合にはネガシートの落下集積動作が迅速に行なわれ
ない。
ムが、例えば、カメラやパトローネ内に長期間ロール状
に巻取られて保存されていた等により現像処理後もロー
ル癖の残った状態にあると、ネガシートは、その幅方向
一端から他端に亘り湾曲した状態、すなわちカールした
状態となる、いわゆる凸カールネガシートや凹カールネ
ガシート等の態様となるので、これに起因してネガシー
トの集積部への集積に乱れが起きないように十分な配慮
が求められる。
慮し、ネガシートの集積動作を迅速に行うことができる
ネガシートの集積装置を得ることが目的である。
に、ネガフィルムのロール癖に起因してネガシートの集
積に乱れを起こさせないようにしたネガシートの集積装
置を得ることが目的である。
発明は、画像焼付け後の短尺ネガフィルムを互いに平行
に複数収容するネガシートを集積するネガシートの集積
装置であって、互いに対向されネガシートの幅方向両端
をネガシートの搬送方向にそれぞれ案内する一対の案内
開口と、前記案内開口で幅方向両端が案内されるネガシ
ートを載置し案内開口に沿って送る無端ベルトと、前記
案内開口の一方をネガシートの落下方向に旋回させる旋
回手段と、前記案内開口の一方と共に旋回されネガシー
トの幅方向中央部をネガシートの落下方向に押圧する押
圧手段と、を有することを特徴としている。
において、前記ネガシートが落下されて載置集積される
集積面を備えた載置台が前記一対の案内開口の下方に両
案内開口に亘って設けられ、前記載置台の集積面は、前
記旋回手段によって旋回される一方の案内開口側が他方
の案内開口側より高くなるように案内開口の対向方向に
対して傾斜された構成を特徴としている。
紙へ焼付けられた後のネガフィルムは、短尺ネガフィル
ムとされ、ネガシートへ各々挿入される。このネガフィ
ルムが挿入されたネガシートは1オーダー毎のような適
当部分で切断され集積部へと至る。この集積部ではネガ
シートの幅方向両端が案内開口及び無端ベルトによって
搬送方向に案内移送される。案内開口の一方は旋回され
てネガシートの幅方向一方を落下方向に移動させるが、
押圧手段はネガシートの幅方向の中央部を落下方向に押
圧するのでネガシートの幅方向の他方も案内開口から迅
速に外れてネガシートが直ちに集積される。
載置台の集積面は、前記旋回手段によって旋回される一
方の案内開口側が他方の案内開口側より高くなるように
案内開口の対向方向に対して傾斜されているので、集積
面に当接するネガシートの幅方向端部がネガフィルムの
ロール癖によって載置台の集積面上でネガシートの幅方
向中央部側に向けて反転変形する前にネガシートの幅方
向中央部が集積面に当接される。これにより、ネガフィ
ルムのロール癖によってネガシートがその幅方向端部で
反転変形する程に幅方向に沿ってカールを生ずるのに起
因して集積の乱されるのが回避される。
集積装置について図1乃至図16に基づき説明する。
例に係るネガシートの集積装置が適用される自動現像機
10が示されている。
プリント部13が、後方にプリント送り出し部14が各
々一体的に設けられている。プリント部13では予め現
像処理されたネガフイルムFがリール16へ巻き取られ
ており、先端部からネガマスク18を介して矢印A方向
へと送り出されるようになっている。ネガマスク18の
上方には光学手段19及び印画紙収容部21が、又ネガ
マスク18の下方には光源部22が設けられている。光
源部22の焼付口によってネガマスク18に配置された
ネガフイルムFの画像が印画紙収容部21から引き出さ
れる印画紙へと焼き付けられ、その後印画紙が現像部1
2内へと送られるようになっている。
洗槽、乾燥部等の一連の現像処理部が配置されており、
現像乾燥した後の印画紙が写真プリントPとなってプリ
ント送り出し部14から送り出されるようになっている
(矢印D方向)。
り出されるネガフイルムFは複数個の案内ローラ24へ
巻き掛けられた後に矢印A方向とは直角方向の矢印B方
向に送られてネガカットインサータ26へと至るように
なっている。ここで、ネガカットインサータ26にはネ
ガフイルムFのコマ位置を検知して各オーダー毎及び数
コマ毎(一例として6コマ毎)にネガフイルムFを切断
するカッターが設けられる。また、この切断したネガフ
イルムFを収容するためのネガシートSがシートリール
28に巻き取られており、このシートリール28から引
き出されるネガシートSは、これへ順次ネガフイルムF
が収容された後にシート収積部29へと送り出されるよ
うになっている。
プリント送り出し部14から送り出されて横ソータ32
へと1オーダー分が単数又は複数枚収積される。この横
ソータ32には第1ソーター34及び第2ソータ36が
直列に接続されており、写真プリントPは第1ソータ3
4を経て第2ソータ36へと送られるので、矢印C方向
に向いて作業を行う作業者はこの第2ソータ36から取
り出した写真プリントP及びこれと対応した画像を有す
るネガフイルムFが収容されたネガシートをまとめて次
工程へと送り出すことができる。
ソータ32は上方に向けて開放された略コ字型の収容板
42が設けられ、プリント送り出し部14から一枚毎に
送り出されて落下する写真プリントPが重ねて収容され
るようになっている(矢印D方向)。この収容板42の
片側には第1ソータ34が配置され、反対側の片側には
プッシャー44が配置されている。このプッシャー44
はスライドバー45の一端へ固着されており、スライド
バー45がローラ46によって写真プリントPの送り出
し方向(矢印E方向)に移動可能となっている。スライ
ドバー45はレバー48の先端部付近へ連結されてお
り、このレバー48は中間部がクランク49へ連結さ
れ、このクランク49がモータ51で回転されることに
よってレバー48の往復揺動によってプッシャー44が
収容板42内の写真プリントPを第1ソータ34へと矢
印E方向に送り出すようになっている。
は横ソータ32と同高さに配置される上スプロケットホ
イル54及びこの上スプロケットホイル54よりも下方
でかつ自動現像機10の後方(図2の右方向)に配置さ
れる下スプロケットホイル55とに無端チェン56が巻
き掛けられ、この無端チェン56に一定間隔のピッチP
Tで多数枚の収容板58が取りつけられている。これら
の収容板58は基部が直角に屈曲した取付部58Aとさ
れ、この取付部58Aが無端チェン56への固着部とな
っている。また、この取付部58Aは収容される写真プ
リントPのエッジを支持する部分となっている。対向す
る一対の収容板58間が収容部とされており、横ソータ
32と対応した挿入部60から、第2ソータ36と対応
した取出部61へ向けて矢印F方向に図示しないモータ
ーの駆動力で移動されるようになっている。この移動時
に収容部に配置される写真プリントPは収容部の下側に
ある収容板58に寄りかかって支持されることになる。
無端チェン56から直角に突出され、下スプロケットホ
イル55への巻掛部付近では反転されることによって収
容している写真プリントPを案内手段62へ受け渡すよ
うになっている。この案内手段62は第1ソータ34の
取出部61と第2ソータ36の挿入部88との間に配置
され、図6にも示される如く若干傾斜して配置される支
持板64に3本の案内棒66の長手方向中間部が固着さ
れている。これらの案内棒66は一端66Aが第1ソー
タ34の取出部61へと入り込んでおり、他の一端66
Bは第2ソータ36の挿入部60へと入り込んでいる。
このため、一端66Aと収容板58とが当接しないよう
に収容板58には切欠部58Bが形成されている。3本
の案内棒66のうち支持板64の先端部付近に配置され
る2本の案内棒66は収容板58の移動軌跡と干渉しな
い無端チェン56から離れた位置に配置されており、収
容される写真プリントPの大きさが大きい場合にも確実
に写真プリントPを搭載できるようになっている。
るので、取出部61へ至った第1ソータ34の収容板5
8はこの案内棒66よりも下方へ回転した状態で収容し
た写真プリントPをこれらの案内棒66上へと残したま
ま移動するようになっている。なお、案内棒66の一端
66A、66Bの先端は第1ソータ34、第2ソータ3
6の幅方向中央部、すなわち写真プリントPの幅方向中
央部を通り過ぎる長さとされて写真プリントPを確実に
支持できるようになっている。
ソータ36の反対側にはプッシャー68が配置されてい
る。このプッシャー68は第1ソータ34の挿入部60
に配置されるプッシャー44と同様にスライドバー69
の一端へ固定されており、レバー70、クランク71を
返してモータ72の駆動力が伝達され、矢印G方向に移
動して案内手段62の一端66A上に載置されている写
真プリントPを一端66Bへと、すなわち第2ソータ3
6方向へと案内棒66に沿って移動させるようになって
いる。このプッシャー68を確実に第2ソータ36方向
へ移動させるために支持板64には凹部64Aが設けら
れている。
流側にリミットスイッチ74が設けられている。このリ
ミットスイッチ74は検出アーム74Aが収容板58の
切欠部58Bと反対側に設けられた切欠部58C内へ入
り込むようになっており、収容板58で支持されている
写真プリントPの端部と当接して写真プリントPの有無
を検出できるようになっている。このリミットスイッチ
74は第1ソータ34の取出部61よりも収容部の1ピ
ッチ分だけ上流側に対応しており、制御手段76(図
2)に記憶されている収容部内の写真プリントPの有無
と照合され、この照合が不一致の場合にもプッシャー6
8を作動をさせるようになっている。
像部12、横ソータ32の各センサーからの信号で第1
ソータ34の各収容部にどのネガフイルムFから画像が
焼付けられたプリントが何枚収容されているかを記憶し
ている。この記憶内容に基いて、写真プリントPが収容
されていないと判断される収容部が第1ソータ取出部6
1の直前に至ったにも拘らずリミットスイッチ74が写
真プリントの存在を検出することがある。この状態は作
業者が写真プリントを第1ソータ34の収容部から一時
的に取出して、プリント仕上り状況等をチェックし、再
び第1ソータ34へ戻した場合に、戻し場所(収容部)
を間違えること等によって発生する。
至った時点でプッシャー68が作動されて写真プリント
Pが第2ソータ36の挿入部88へ移され、写真プリン
トPの傷つきが防止される。
36では同高さに配置される第1スプロケットホイル8
2と第2スプロケットホイル83との間に無端チェン8
4が掛け渡されており、この無端チェン84へ収容板8
6の取付部86Aが固着され収容板58と同様にモータ
ー駆動力を受けて、矢印H方向に1ピッチ毎に駆動回転
されるようになっている。
端66Bと対応した切欠部86Bが形成されている。こ
の第2ソータ36は第1ソータ34の取出部61に対応
した部分が挿入部88から、水平方向の反対側にある第
2スプロケットホイル83に対応した部分が取出部89
となっている。挿入部88から取出部89の間で写真プ
リントPを取り出せない場合には収容板86が第2スプ
ロケットホイル83を中心にして反転して下方へ移動す
るので、収容された写真プリントPは載置部92に落下
されるようになっている。
の取出部61及び第2ソータ36の挿入部88では収容
板86が案内棒66よりも若干だけ下方に配置され、収
容板58はこの収容板86よりもさらに下方に配置され
て各々停止するようになっている。従って、案内棒66
上へ載置された写真プリントPはプッシャー68がモー
タ72で矢印G方向に駆動されると一端66Aから一端
66B上へとスライドして第2ソータ36の収容板86
よりも若干だけ上方に移動される。この状態で第2ソー
タ36が矢印H方向に移動すると一端66B上に載置さ
れている写真プリントPが収容板86に掬い取られて第
2ソータ36へと受け渡されるようになっている。
ータ36のスプロケットホイル82は第1ソータ34の
スプロケットホイル55よりも、長さLだけ下方に配置
されている(図6)。
等の必要位置で各収容部にある写真プリントPの有無を
検出するためのセンサ94(図12)が設けられ、この
収容板86の切欠部86Bに対応している。。
に示される如くこのネガカットインサータ26では予め
袋状に形成されたネガシートSがシートリール28へ巻
き取られて収容されており、このネガシートSがシート
リール28から引き出されてネガ挿入部102へ送られ
ると、横方向から短尺に切断されたネガフイルムFが矢
印B方向に送られてネガシートS内へ収容される。この
ように順次ネガフイルムFが収容されたネガシートSは
切断部104へ送られ、1オーダー毎に切断されるよう
になっている。
れるカッターは長手直角断面が略L字型のカッタ台10
6へ複数個の短尺カッタ107が載置され押え板108
で固定されるようになっている。
定間隔で複数個突出しており、短尺カッタ107の長孔
107Aへ挿入される。また固定ピン111が長孔10
7Aの一端に対応した状態で長孔107Aの他端に対応
してカッタ台106にはねじ孔112が形成されてい
る。従って、押え板108に形成された長孔108Aを
長孔107Aと一致させると長孔108Aも固定ピン1
11の先端部に案内されて位置決めされると共に、長孔
108Aを通して固定ねじ114をねじ孔112へ螺合
すると、カッタ107はカッタ台106と押え板108
に挟持固定されるようになっている。この固定状態でカ
ッタ107はその刃先107Bが押え板108及びカッ
タ台106から突出してネガシートSと接触できるよう
になっている。
台116へ取り付けられ、この往復台116がネガシー
トSの移動軌跡の反対側に配置されるゴム板118へ向
けて往復移動することによって、刃先107Bがネガシ
ートSを切断できるようになっている。
挟持搬送ローラ122がネガシートSを挟持して切断部
104へと送り込み、この切断部104の下流側に配置
される挟持搬送ローラ124が切断後のネガシートSを
シート収積部29へと押し出すようになっている(矢印
J方向)。この挟持搬送ローラ124の回転周速は挟持
搬送ローラ122よりも若干早くされており、切断部1
04で複数のカッタ107によって切断されたネガシー
トSの切り残り部分が生じた場合にもネガシートSへ引
張力を加えて確実にネガシートSを切断させるようにな
っている。
に示される如く挟持搬送ローラ122、124で矢印J
方向に送り出されるネガシートSはシート収積部29の
一対の案内板128、129へその両側端部は載置され
るようになっている。これらの案内板128、129は
図10に示される如く下方に向けて開口した略コ字型と
されており、案内板128はコ字型の一端がシート収積
部29の外箱132へ固定されている。また案内板12
9はその一端へ取付けられる軸受133が支軸134に
よって外箱132へ軸支されている。これによってこの
案内板129はこの支軸134を中心にして下方へ1/
4回転(矢印K方向)できるようになっているが、外箱
132との間に引張コイルばね135が介在されること
によって上方向へ向けて付勢回転されており、図10に
示される如く案内板128、129の頂面が水平面とな
ってネガシートSの両側端部を水平方向に矢印J方向に
向けて案内できるようになっている。これらの案内板1
28、129には略L型の上案内板138、139が固
着されている。これらの上案内板138、139は一端
が案内板128、129の頂面と平行に配置されて、ネ
ガシートSを案内板128、129の頂面との間に案内
するコ字型の案内開口141、142を形成している。
上案内板139は上案内板138よりも高く形成され、
これによって案内開口142の高さが案内開口141よ
りも高くされている。
11の状態で垂直上方に延長されたばね係止片139A
が設けられており、このばね係止片139Aへは水平方
向に複数個のピン144が固着されている。これらのピ
ン144は上案内板138方向へ向けて突出しており、
引落し用ばね145の基端がそれぞれ取付けられてい
る。これらの引落し用ばね145はその基部がピン14
4へ圧入されて支持されており、先端部が自由端とされ
る引張コイルばねである。従ってこの引落し用ばね14
5はその軸線が図10、図11の状態で略水平方向に配
置されているが弾性的に屈曲可能でネガシートSの引落
し時にネガシートへの傷つきを防ぐようになっている。
なお先端部にゴム板等を取りつけると引き落しが確実に
なる。
れ一対の巻掛けプーリ147が軸支されており、無端丸
ベルト148を巻掛けている。これらの無端丸ベルト1
48の上側に配置される直線部は案内板128、129
の頂面よりも若干量だけ上方に配置され、矢印J方向に
ネガシートSを送り出す役目を有している。またネガシ
ートSを送り出すときに無端ベルト148にネガシート
Sが確実に接触するように、ネガシートSの幅方向中央
部に対応し先端が無端ベルト148の高さよりも低位置
まで突出されたガイド板146が設けられ、ブラケット
146Aを介して外箱132から突出されている。
めの駆動シャフト151が水平に外箱132へ軸支され
ている。この駆動シャフト151の端部はモータ等の駆
動源へ連結され、この駆動シャフト151の中間部に固
着される一対の伝達ローラ152はそれぞれ巻掛けプー
リ147へ上側から当接されてその回転力をこれらの巻
掛けプーリ147を介して無端丸ベルト148へ伝達さ
せるようになっている。従って案内板128へ軸支され
た巻掛けプーリ147は常にモータ駆動力が伝達される
が、案内板129へ軸支された巻掛けプーリ147は案
内板129が矢印K方向に回転するとこの伝達ローラ1
52と離れて駆動回転が停止されるようになっている。
ンク153、154、155、156を介してクランク
157が連結軸支されており、このクランク157がモ
ータ158の出力軸へ連結されることによってモータ1
58が回転すると矢印K方向に1/4回転されるように
なっている。このモータ158はネガシートSが案内開
口141、142へ所定量挿入された状態で作動され
る。このためモータ158が回転すると案内板129は
支軸134回りに回転してネガシートSの幅方向一端を
下方に向けると共に引落し用ばね145がネガシートS
の中間部を下方へ屈曲する力を加え、案内板128に案
内されているネガシートSの幅方向一端を先に案内板1
28から落とした後にネガシートSの幅方向他端も案内
板129から落下させて載置台159上へとネガシート
Sを落とすようになっている。
送り方向、すなわちJ方行に沿って前方に向かうのに従
い低くなるように傾斜され、最下位置に対応してかつ外
箱132の側方(図8の左方向)の側面を形成する蓋1
61は支軸162によって外箱132へ軸支されてお
り、自重で外箱132の側方を閉止しているが、作業者
はこの蓋161を矢印M方向に回転させて内部のネガシ
ートSを傾斜載置台159上から取出すことができるよ
うになっている。
は作業者が蓋161を開放し易いように半円状の切欠1
61A、159Aが各々が設けられている。
ト部13においてネガフイルムFから印画紙に画像が焼
付けられると、印画紙は現像部12へと送られ、一連の
現像処理が行われた後に乾燥切断されて写真プリントP
となりプリント送り出し部14から取り出される。プリ
ント送り出し部14から矢印D方向に送り出された写真
プリントPは横ソータ32の収容板42内へ単数枚又は
複数枚からなる1オーダー分が集積される。そこでプッ
シャ44がモータ51の駆動力で矢印E方向に移動さ
れ、収容板42内の写真プリントPが矢印E方向に送り
出されて第1ソータ34の挿入部60にある収容部へと
挿入される。
されて収容部を挿入部60から取出部61へと移動させ
る。取出部61では収容板58の回転によって写真プリ
ントPが案内手段62の案内棒66上へと写真プリント
Pを受け渡すので、プッシャ68がモータ72の駆動力
で写真プリントPを案内棒66に沿って一端66Aから
一端66Bへと移動させる。ここで第2ソータ36は回
転によって収容板86が写真プリントPを案内棒66か
ら受け取って挿入部88から取出部89方向へと移動さ
せる。これによって自動現像機10の高位置から取り出
された写真プリントPが横ソータ32、第2ソータ36
によって低位置へと移動され、作業者はこの低位置にあ
る第2ソータ36内から写真プリントPを容易に取出す
ことができる。
出されるネガフイルムFは複数個の案内ローラ24を介
して矢印B方向に方向変換され、ネガ挿入部102にお
いて所定コマ毎に切断された後にシートリール28から
引き出されたネガシートS内へと順次挿入される。ネガ
シートSが1オーダー分のネガフイルムFを収容すると
切断部104においてネガシートSが切断される。
107は市販品である薄刃カッタを使用できるので低コ
ストであると共に補修交換が容易である。複数個のカッ
タ107は直線的に配置されているためネガシートSが
幅方向に沿って切断されると、切断されたネガシートS
は図11の矢印H方向に移動された後に案内板128、
129上へとその両側端部が移動される。この場合挟持
搬送ローラ124が挟持搬送ローラ122よりも大きな
周速でネガシートSを引張るので、カッタ107による
切断が不完全であっても確実にネガシートSが引張力を
受けて切断残り部分が破断される。
側端部は無端丸ベルト148によって案内開口141、
142内を送られ、ネガシートSの全てが案内板12
8、129上へと移った状態でモータ158が作動さ
れ、案内板129が矢印K方向に回転される。これによ
って引落し用ばね145はネガシートSの幅方向中間部
を下方に屈曲させるので、先にネガシートSの全長の幅
方向一端が案内板128から外れて下方へと移動し、そ
の後他の幅方向一端が案内板129から外れて落下す
る。このように案内板129の旋回動作と引落し用ばね
145による引き落とし動作を併せて行うのでネガシー
トSの幅方向一端が案内板128から外れた後に迅速に
傾斜載置台159へと落下される。そこで作業者は第2
ソータ80上にある写真プリントPとこれに対応したネ
ガフイルムFが収容されたネガシートSをそれぞれ第2
ソータ36及び傾斜載置台159から取り出して袋詰め
することによって次工程へと送り出す。
れて横ソータ32へ至る写真プリントPが第1ソータ3
4、第2ソータ36へと移動される状態を説明する。
ータ36へ写真プリントPを早送りするためのモードが
示されている。すなわち図12(A)に示される如く横
ソータ32から第1ソータ34の挿入部60へ写真プリ
ントP(斜線で示す)が収容されると、第1ソータ34
は図12(B)、図12(C)に示される如く直ちに写
真プリントPを取出部61まで連続的に移動させ、取出
部61にある写真プリントPがプッシャ68によって矢
印G方向に第2ソータ36の挿入部88へと受け渡され
る。その後図12(E)から図12(H)に示される如
く次のオーダー分の写真プリントPが横ソータ32から
第1ソータ34の挿入部60へ挿入される毎に第1ソー
タ34はこれらの写真プリントPを連続的に早送りして
第2ソータ36へ既に収容されている最初のオーダー分
の写真プリントPの次の収容部へ写真プリントPを続け
て収容させる。なお、第2ソータ36は写真プリントP
を第1ソータ34から受取る毎に、1ピッチだけ矢印H
方向へ送られる。
Pが取り出されると、これらは直ちに第2ソータ36の
各収容部へ並んで収容されることになる。従って作業者
はこの第2ソータ36にある写真プリントPを容易に取
出すことができる。
先モードが連続された場合のその後の動作を示してい
る。すなわち図13の(B)は第1ソータ34の早送り
動作によって第2ソータ36の各収容部へ全て写真プリ
ントPが収容された場合が示されている。この図13の
(A)では第2ソータ36の挿入部88、センサー94
が対応した収容部よりも後流の収容部は写真プリントを
収容してないが、これらは予備のために空けられてい
る。第2ソータ36の各収容部に全て写真プリントPが
収容されると、図13の(C)から(G)に示される如
く第1ソータ34は早送り動作を行うことなく1ピッチ
毎に移動して第1ソータ34の収容部を写真プリントの
貯留部として使用する。さらには図13の(H)に示さ
れる如く第2ソータ36の挿入部88と取出部89を除
く各収容部及び第1ソータ34の挿入部60と取出部6
1を除く各収容部へ全て写真プリントPが収容されるま
でこの動作を続けることになる。なおこの場合に作業者
が第2ソータ36の先端部、すなわち取出部89側から
順次写真プリントPを取り出せば第1ソータ34はその
先端部にある写真プリントPから直ちに取出部61を経
て第2ソータ36の挿入部88へと送り出す。
4は第1ソータ34と第2ソータ36とを併用するモー
ドを示している。すなわち図14の(A)から(E)は
横ソータ32から第1ソータ34へ送り込まれた写真プ
リントPを順次第1ソータ34の各収容部へ収容させる
ために1ピッチ毎に移動させる動作を示しており、図1
4の(F)に示されるように第1ソータ34の各収容部
に全て写真プリントPが収容された後は第1ソータ34
の取出部61から第2ソータ36の挿入部88へと順次
写真プリントPを受け渡して第2ソータ36も1ピッチ
毎移動させる動作を示している。
の移行)図15(A)は第2ソータ優先モードによっ
て、第2ソータ36の挿入部88に続く5個の収容部へ
各々写真プリントPが収容され、第1ソータ34では早
送り途中の写真プリントPが中間部にある状態を示して
おり、この状態で第1、第2ソータ併用モードへの移行
がなされる場合について説明する。図15(B)のよう
に横ソータ32から写真プリントPが第1ソータ34の
挿入部60へ送り込まれると、第1ソータ34は連続し
た早送りを解除し、その後は1ピッチ毎の送りを行う。
図15(C)から(G)まで第1ソータ34が1ピッチ
毎の送りを続けている間は第2ソータ36は停止してい
るが、第1ソータ34の全ての収容部へ写真プリントP
が収容された後は、第2ソータ36が第1ソータ34か
ら順次写真プリントPを受け取ると共に第1ソータ34
と同期して1ピッチ毎に送りを開始する。
の移行)図16(A)は第1、第2ソータ併用モードに
おいて、第1ソータ34へその挿入部から続く10個所
の収容部へ写真プリントPが収容された状態で、第2ソ
ータ優先モードへの移行がなされる場合を示している。
図16(B)では第1ソータ34が早送りされて、先頭
の写真プリントPが取出部61から挿入部88へと受渡
される。図16(C)では第1ソータ34の挿入部60
へ横ソータ32から写真プリントPが収容される。ここ
で移行前に第1ソータ34にあった全ての写真プリント
Pが第2ソータ36へ受け渡される図16(D)〜
(F)のように第1ソータ34が早送りされて写真プリ
ントPが第2ソータ36へと受渡される。その後は図1
2と同様の第2ソータ優先モードの動作がなされる。
17乃至図19に基づき説明する。なお、第1実施例と
同一の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
ガシートSの送り方向(J方行)に沿って前方に向かう
のに従い低くなるように傾斜されているが、本第2実施
例では、載置台259は、その集積面259Aが、対向
する両案内開口241、242に亘って、それらの対向
方向に対して傾斜されており、案内開口241側で低
く、旋回される案内開口242側で高くされている。
て案内開口241、242内を送られ、ネガシートSの
長手方向全長が案内開口241、242内に移動し(図
17)、案内開口242が矢印K方向に回転されるとと
もに、これに伴い引落とし用ばね145がネガシートS
の幅方向中央部Scを押してネガシートSの幅方向中央
部Scが下方に屈曲されると(図18)、これに従い、
ネガシートSの幅方向一端Sa(旋回しない案内開口2
41に対応する一端)は、案内開口241から外れて集
積面259aに向けて落下する。この際、ネガフィルム
Fにその長手方向に沿ってロール癖があり、ネガフィル
ムFの両端が下方側に丸まって湾曲しようとする場合に
は、それを収容したネガシートSも、同様にして一端S
aが下方側に湾曲するカールを生ずるが、ネガシートS
が水平に位置する図17において一端Saの落下距離
は、中央部Scの落下距離よりも大きいので、一端Sa
が集積面に当接してネガフィルムFのロール癖によって
集積面259a上で中央部Scに向けて反転しようとす
る前に、中央部Scが集積面259aに当接して(例え
ば、ネガフィルムSの中央部Scが、一端Saより先に
集積面259aに当接する)、ネガフィルムSの一端S
aが反転するのが阻止される(図19)。続いて、ネガ
シートSの他端Sb(旋回する案内開口242に対応す
る他端)が集積面259aに落下する。このようにし
て、集積面259aにネガシートSが次々と集積され
る。なお、ロール癖を有するネガフィルムFをネガシー
トSに収容する際は、ネガシートSがこの幅方向端部で
下側に湾曲してカールを生ずるように、ロール癖を有す
るネガフィルムFはこの長手方向端部で下側に湾曲する
態様とする必要がある。
ってネガシートSが、その一端Saで反転変形する程に
幅方向に沿ってカールを生ずるのに起因してネガシート
Sの集積に乱れの起きるのが回避される。
られたガイド板148の替わりに無端丸ベルト248a
が用いられ、また、案内開口241、242は、断面コ
字型の板材で形成され、更に無端丸ベルト248につい
ては、その取付け構造の説明を省略したが、これらは、
第1実施例に対して、本発明の要旨を異ならせるもので
はなく、また、他の構成、作用効果も、第1実施例と同
様である。
ートを集積することができる優れた効果を有する。
を奏するとともに、ネガフィルムのロール癖に起因して
ネガシートの集積に乱れの起きることがない優れた効果
を有する。
示す斜視図である。
図である。
概略図である。
る。
である。
移行を示す概略図である。
移行を示す概略図である。
の要部を、案内開口を案内されるネガシートの送り方向
から見た図である。
程を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 画像焼付け後の短尺ネガフィルムを互い
に平行に複数収容するネガシートを集積するネガシート
の集積装置であって、 互いに対向されネガシートの幅方向両端をネガシートの
搬送方向にそれぞれ案内する一対の案内開口と、 前記案内開口で幅方向両端が案内されるネガシートを載
置し案内開口に沿って送る無端ベルトと、 前記開口の一方をネガシートの落下方向に旋回させる旋
回手段と、 前記案内開口の一方と共に旋回されネガシートの幅方向
中央部をネガシートの落下方向に押圧する押圧手段と、 を有することを特徴としたネガシートの集積装置。 - 【請求項2】 前記ネガシートが落下されて載置集積さ
れる集積面を備えた載置台が前記一対の案内開口の下方
に両案内開口に亘って設けられ、前記載置台の集積面
は、前記旋回手段によって旋回される一方の案内開口側
が他方の案内開口側より高くなるように案内開口の対向
方向に対して傾斜された請求項1記載のネガシートの集
積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6820092A JP2693081B2 (ja) | 1991-06-17 | 1992-03-26 | ネガシートの集積装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14500291 | 1991-06-17 | ||
JP3-145002 | 1991-06-17 | ||
JP6820092A JP2693081B2 (ja) | 1991-06-17 | 1992-03-26 | ネガシートの集積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0572705A JPH0572705A (ja) | 1993-03-26 |
JP2693081B2 true JP2693081B2 (ja) | 1997-12-17 |
Family
ID=26409430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6820092A Expired - Fee Related JP2693081B2 (ja) | 1991-06-17 | 1992-03-26 | ネガシートの集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2693081B2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-26 JP JP6820092A patent/JP2693081B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0572705A (ja) | 1993-03-26 |
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