JP3203232B2 - 撮影済フィルム自動現像機におけるフィルム供給装置 - Google Patents

撮影済フィルム自動現像機におけるフィルム供給装置

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JP3203232B2
JP3203232B2 JP30495098A JP30495098A JP3203232B2 JP 3203232 B2 JP3203232 B2 JP 3203232B2 JP 30495098 A JP30495098 A JP 30495098A JP 30495098 A JP30495098 A JP 30495098A JP 3203232 B2 JP3203232 B2 JP 3203232B2
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眞佐彦 横山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影済フィルム
に現像、定着、水洗、乾燥等の処理を連続的に加えるい
わゆる自動現像機の現像部に、一対のパトローネから引
き出されたフィルムの先端が接合されたリーダを先導と
して撮影済みフィルムを供給するフィルム供給装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフィルム供給装置として、例え
ば特許第2715800号が公知である。この特許第2
715800号のフィルム供給装置(B)は、図6に示
すように、撮影済みフィルム投入口(61)を有するフィ
ルム供給室(62)に設けられたリーダガイド移動装置
(63)と、フィルムセット室(64)に設けられたフィル
ム引き出し装置(65)とからなり、前記リーダガイド移
動装置(63)は、前記撮影済みフィルム投入口(61)か
ら底部に向けて設けられた下送り装置(66)と、フィル
ム供給室(62)の底部に設けられた横送り装置(67)
と、フィルム供給室(62)の奥、すなわち自動現像機の
現像部(82)に近接した位置に設けられた縦送り装置
(68)とを備えている。
【0003】而して、このフィルム供給装置(B)にお
いて、リーダに接合された撮影済みフィルムを、パトロ
ーネ(P)(P)を下に、リーダ(L)を上にしてフィ
ルム投入口(61)に投入すると、図7に示すように、リ
ーダ(L)の左右両側縁部が横送り装置(67)の対向一
対のガイド部材(74)(74)の支持溝(75)(75)に挿
入される一方、リーダ(L)の下縁が第1昇降台(70)
に保持され、第1昇降台(70)と共に下降する。このと
き、リーダ(L)の側縁は、ガイド部材(74)(74)の
支持溝(75)(75)に案内されて下降し、そのリーダ
(L)の下縁が支持溝(75)(75)の底面に到達して支
持されるようになると、第1昇降台(70)のみがさらに
下降して停止する。
【0004】第1昇降台(70)が停止すると、横送り装
置(67)が作動して、前記リーダ(L)を支持している
ガイド部材(74)(74)をフィルム供給室(62)の奥の
方に向けて、すなわち図7に示す太い矢印の方向に移動
させ、パトローネ(P)及びリーダ(L)が横送り装置
(67)の搬出端部まで送り込まれると、縦送り装置(6
8)が作動し、第2昇降台(80)が下限位置から上昇し
てパトローネ(P)及びリーダ(L)をフィルムセット
室(64)に搬送する。
【0005】そして、リーダ(L)の先端が、リーダガ
イド(81)により案内されて送り込み装置(84)の駆動
ローラと圧着ローラ間を通って現像部(82)に送り込ま
れると、それに続くパトローネ(P)(P)は、パトロ
ーネホルダ(83)に支持され、該パトローネホルダ(8
3)がリーダ(L)及びフィルムに作用するテンション
により図6に示す位置よりも現像部(82)側に移動され
る。パトローネ(P)(P)からフィルム(F)(F)
が引き出されてその後端部が現れ、前記テンションがさ
らに大きくなるとカッタ装置(85)が作動してフィルム
(F)(F)を切断し、フィルム(F)(F)が切断さ
れると、パトローネホルダ(83)が元の位置に後退する
と共に、パトローネ(P)(P)が回収ボックス(87)
に落下するものとなされている。
【0006】さらに、このフィルム供給装置(B)にお
いては、横送り装置(67)を有効に活用して、無駄なく
フィルム(F)(F)を現像部(82)に搬送できるもの
とするために、横送り装置(67)におけるリーダ(L)
もしくはフィルム(F)(F)の有無あるいは位置を検
出する手段(90a)(90b)を備えると共に、ガイド部
材(74)(74)を正逆いずれの方向にも移動できるもの
となされている。
【0007】このフィルム供給装置(B)は、確かに現
像部(82)にフィルム(F)(F)を確実に送り込ませ
ることができると共に、該供給装置へのフィルム投入作
業も能率良く行わしめるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ィルム供給装置(B)においてはいわゆる割り込み処理
を行うことができない。すなわち、緊急に現像すべきフ
ィルムが出現した場合、既に横送り装置(67)に装着さ
れているフィルム(F)(F)…よりも先に緊急に現像
すべきフィルムを現像機に送り込んで現像することが不
可能である。先に装着されたフィルム(F)(F)…を
横送り装置(67)から取り外したり、順序位置変更を行
ったりすることができるようになされていないからであ
る。
【0009】また、該フィルム供給装置(B)は、第1
昇降台(70)を介してフィルム(F)をフィルム投入口
(61)から横送り装置(67)へ下降させるものとし、第
1昇降台(70)を駆動させるモータを必要とすると共
に、第2昇降台(80)を介してフィルム(F)を横送り
装置(67)から現像部(82)に上昇させるものとし、第
2昇降台(80)を駆動させるモータを必要とするもので
ある。さらに、横送り装置(67)は、必要に応じて正逆
回転するものとなされ、それを制御するために、フィル
ム(リーダ、パトローネ)検出手段、演算処理手段を有
するコントローラを不可欠のものとしている。そして、
このフィルム供給装置(B)は、横送り装置(67)に配
置されたリーダ付きパトローネすなわちフィルム(F)
…の数量が視認できないので、前記演算処理手段により
算出されたリーダの配置数量あるいは配置可能数量の報
知手段を必要とするものである。
【0010】従って、このフィルム供給装置(B)は、
構造がいささか煩雑になり、その分、製造コストもアッ
プせざるを得ない。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、駆動源を可及的少なくし、数量検出手段、
演算処理手段、報知手段等を不要として構造の簡便化を
図り、コストアップを抑制すると共に、簡単な操作によ
り割り込み処理の行えるフィルム供給装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、リーダを下方に垂れ下がり状態とした
リ−ダ付きパトローネを横送り装置により搬送させ、リ
ーダ付きパトローネが該横送り装置から自重により下方
の送り込み装置に落下するものとすると共に、リーダ付
きパトローネを横送り装置から任意に取り外しできるも
のとし、また横送り装置の上方に横送り装置に投入され
たパトローネの略々総数を視認できるリーダ付きパトロ
ーネ投入口を設けるものとした。
【0013】而して、この発明は、一対のパトローネか
ら引き出された撮影済みフィルムの先端が接合されたリ
ーダを先導として撮影済みフィルムを自動現像機の現像
部に搬送するフィルム供給装置であって、前記リーダ付
パトローネを任意に着脱しうるものとなされ、互いに水
平方向に同期的に逆回転する左右一対の無端搬送体の対
応位置に、搬送方向に対する後方面と、対応する他方の
無端搬送体の対向面とが開放された多数個のパトローネ
受け部…が所定間隔を置いて配置され、リーダを下方に
垂下させた複数組のリーダ付きパトローネ…を前記パト
ローネ受け部によって下方から支持して前記無端搬送体
の回転に伴って横方向に間歇的に搬送し、かつ搬送方向
前端部においてリーダ付きパトローネ…を前記パトロー
ネ受け部から落下させるものとなされた横送り装置と、
該横送り装置の上方に設けられ、横送り装置に投入され
たリーダ付きパトローネ…の略々総数を視認できるリー
ダ付きパトローネ投入口と、前記横送り装置の下方に設
けられ、リーダ及びフィルムを現像部に送り込む送り込
み装置と、前記横送り装置の搬送方向前端部に設けら
れ、横送り装置から落下するリーダ付きパトローネを送
り込み装置に案内する案内部材と、前記横送り装置と送
り込み装置との間に設けられた開閉自在な遮光部材とを
備えてなることを特徴とする撮影済フィルム自動現像機
におけるフィルム供給装置、を要旨とする。
【0014】この発明によれば、横送り装置の上方に、
該横送り装置に投入されたリーダ付きパトローネの略々
総数を視認できるリーダ付きパトローネ投入口が設けら
れているので、別途検出手段、算出手段及び表示装置等
を必要とすることなく、横送り装置に投入されたリーダ
付きパトローネ数量の確認ができ、装置の簡素化を図る
ことができると共に、横送り装置に配置されたフィルム
に先んじて、緊急に現像すべきフィルムが出現した場合
に、横送り装置から一番最初に送り込み装置に送り込ま
れるリーダ付きパトローネを取り出して、該位置に緊急
に現像すべきフィルムすなわちリーダ付きパトローネを
配置することにより、いわゆる割り込み処理も行うこと
ができる。
【0015】また、前記横送り装置において、一対のパ
トローネ受け部が搬送方向の一端において互いに逆方向
に回転移動して離間することにより、自動的にリーダ付
きパトローネがパトローネ受け部から離脱するので、リ
ーダ付きパトローネをパトローネ受け部から離脱させる
ための機構、装置を別途要しない。
【0016】この一対の無端搬送体は、互いに上下方向
に回転するものとすることも可能である。この場合、無
端搬送体の長さは、水平方向に回転するものよりも長く
ならざるを得ないので、その意味では、上下方向に回転
する無端搬送体は、水平方向に回転する無端搬送体より
も不利であるが、横幅は、水平方向に回転するものより
も狭くできるという利点がある。 さらに、リーダを現像
部に送り込む送り込み装置が横送り装置の下方に設けら
れているので、横送り装置から離脱したリーダ付きパト
ローネをその自重により横送り装置から送り込み装置へ
と移動させることができ、その移動に別途駆動源を要す
る移動手段を必要としないので、より一層、装置の簡略
化を図り得る。しかも、横送り装置の搬送方向の一端側
に案内部が設けられているので、前記横送り装置から送
り込み装置への移動も安定良く行わせることができる。
【0017】リーダ付きパトローネ投入口には、開閉自
在な透明の蓋体が設けられていることが望ましい。開蓋
することなく、横送り装置に投入されたリーダ付きパト
ローネの数量を確認できるからである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。
【0019】図1は、この発明に係るフィルム供給装置
(A)の概略を示すもので、自動現像機(J)の現像部
(G)の前方にリーダを先導としてフィルムを現像部
(G)に送り込む送り込み装置(20)と、該送り込み装
置(20)の上方に配置されたリーダ付きパトローネ横送
り装置(1)とを備え、横送り装置(1)の上方には、
開閉自在な透明の蓋体(9)を備えたリーダ付きパトロ
ーネ投入口(2)が設けられている。また、横送り装置
(1)の搬送方向一端側には、横送り装置(1)から離
脱したリーダ付きパトローネ(P)を前記送り込み装置
(20)に案内する柱状案内部(8)が設けられ、該案内
部(8)の下方であって、前記横送り装置(1)と送り
込み装置(20)との間に開閉自在な遮光部材(12)が設
けられている。
【0020】横送り装置(1)は、図2〜図4に示すよ
うに、チェーン、ベルト等からなり水平方向に互いに逆
向きに回転するものとなされた左右一対の無端搬送体
(3)(4)の対応位置に左右一対のパトローネ受け部
(5)(6)…が等間隔を置いて固定され、搬送方向に
対する後方面と、対応するパトローネ受け部(6)
(5)との対向面とが開放されると共に、各無端搬送体
(3)(4)は、横送り装置駆動用モータによって駆動
される駆動スプロケット(7)(7)…にかけ渡され、
パトローネ受け部(5)(5)又は(6)(6)どうし
の搬送方向における間隔に相当する距離を1ピッチとし
て、図2中太矢印の搬送方向に間歇的に走行するものと
なされている。この間歇的走行は、一組のリーダ付きパ
トローネ(P)が、横送り装置(1)から離脱し、送り
込み装置(20)に移動して、パトローネ(P)(P)か
らフィルム(F)(F)が引き出されている間は停止
し、フィルム(F)(F)が引き出され終わって、その
末端部がパトローネ(P)(P)から切り離された時
に、再度走行を開始するものと設定されている。
【0021】また、パトローネ受け部(5)(6)は、
搬送方向に対する後方面と、対応するパトローネ受け部
(6)(5)との対向面とが開放される一方、横送り装
置(1)の搬送方向の前端部には、左右一対のパトロー
ネ受け部(5)(6)間に臨む上下方向に延びた断面コ
字型の柱状案内部(8)が設けられ、搬送方向の端部に
まで搬送されたリーダ付きパトローネ(P)(P)のリ
ーダ(L)が当接するものとなされている。リーダ付き
パトローネ(P)(P)がこの柱状案内部(8)近傍に
まで搬送されてきて、リーダ(L)が柱状案内部(8)
に当接してその移動が停止されると、それに従ってリー
ダ付きパトローネ(P)も移動停止することになるが、
パトローネ(P)(P)を下方から支持するパトローネ
受け部(5)(6)は、互いに逆方向に回転走行する搬
送部材(3)(4)と共に走行し、離間していくので、
パトローネ(P)(P)は下方からの支持を失って下方
に落下することになる。その時、リーダ付きパトローネ
(P)(P)は、リーダ(L)がこの柱状案内部(8)
に接しながら落下して下方の送り込み装置(20)の適切
な位置に案内されることになるのである。
【0022】前記左右一対のパトローネ受け部(5)
(6)は、左右対称形に形成され、図2〜図4に示すよ
うに、底壁(5a)(6a)の前縁すなわち搬送方向側
と、搬送部材側とに側壁(5b)(5c)、(6b)
(6c)を備える一方、搬送方向に対する後方面と、対
応するパトローネ受け部(6)(5)との対向面とが開
放されると共に、底壁(5a)(6a)の搬送部材側の
部位に切欠部(10)(10)が設けられてパトローネ
(P)(P)が落下しやすくなされている。
【0023】前記横送り装置(1)と送り込み装置(2
0)との間には、開閉自在な遮光部材(12)が設けら
れ、横送り装置(1)に連動して開口し、リーダ付きパ
トローネ(P)が送り込み装置(20)内に入ってしまう
と、開口を遮蔽しかつ遮光するものとなされている。
(13)は、この遮光部材(12)の駆動機構である。
【0024】前記送り込み装置(20)は、前記遮光部材
(12)の直下に設けられたリーダ搬送ギヤ(21)と、リ
ーダ(L)を搬送方向に案内するリーダガイド(22)
と、落下してきたパトローネ(P)を定位置に保持する
パトローネホルダ(23)と、リーダ(L)をさらに現像
部(G)に向かって搬送するリーダ搬送ローラ(28
と、パトローネ(P)から引き出されたフィルム(F)
をパトローネ(P)から切り離すカッタ装置(図示省
略)と、リーダ(L)を現像部(G)入口にまで上昇さ
せる上昇装置(40)とを備えている。
【0025】前記パトローネホルダ(23)は、リーダ
(L)の搬送方向に対する後方面が開放されると共に、
底壁(23a)が後ろ向き傾斜状に形成されており、パト
ローネ(P)から引き出されたフィルム(F)の末端部
がパトローネ(P)から切り離されると、パトローネ
(P)が自重により下方のパトローネ回収ボックス(3
9)に落下するものとなされている。また、このパトロ
ーネホルダ(23)は、図5に示すように、リーダ(L)
の搬送方向に沿ったパトローネホルダ支持軸(24)に摺
動自在に取り付けられると共に、該支持軸(24)に巻装
されたスプリング(25)を介して常にリーダ搬送方向と
は反対方向に付勢されている。前記スプリング(25)
は、支持軸(24)の中間部に摺動自在に設けられたスプ
リング止め(26)を間に挟んで、パトローネホルダ側に
巻装された第1スプリング(25a)と、パトローネホル
ダ(23)に遠い側に巻装された第2スプリング(25b)
とからなり、第2スプリング(25b)は、第1スプリン
グ(25a)よりも弾性反発力大に設定されている。
【0026】前記パトローネホルダ支持軸(24)の下方
には、第1センサー(31)と第2センサー(32)とが支
持軸(24)の軸線方向に沿って配置されている。第1セ
ンサー(31)は、横送り装置(1)から落下し、リーダ
搬送ギヤ(21)により搬送されてきたリーダ(L)を検
知し駆動用ローラ(28a)と圧着用ローラ(28b)とか
らなるリーダ搬送ローラ(28)の駆動源を作動させるた
めに配置されたものであり、第2センサー(32)は、フ
ィルム(F)が末端部まで引き出された時にパトローネ
(P)にかかるテンションによりパトローネホルダ(2
3)がスプリング(25)に抗して前進した際に、その位
置を検知してカッタ装置を作動させるために配置された
ものである。(33)は、前記圧着ローラ(28b)を上下
に昇降駆動させるためのソレノイドで、前記第2センサ
からの検知信号を受けて駆動を開始して圧着ローラ(28
b)を上方位置から下降させる一方、カッタ装置の作動
後に圧着ローラ(28b)を圧着位置から上方に上昇させ
るものと設定されている。
【0027】上昇装置(40)は、図1に示すように、複
数個の搬送用ローラ(41)(41)…が上下に配置される
と共に、公知のフィルム搬送装置と同様に、リーダ
(L)のパーフォレーション(99)に噛み合う歯車(図
示省略)を備え、水平方向に送り出されてくるリーダ
(L)及びフィルム(F)を上方に搬送するものとなさ
れ、最上端の搬送用ローラ(41)(41)は、リーダ
(L)及びフィルム(F)を現像部(G)へ送り込むた
めに走行方向を水平方向に転換するものとなされてい
る。この上昇装置(40)を通ってリーダ(L)及びフィ
ルム(F)は、現像部(G)に搬送される。
【0028】而して、上記構成を有するフィルム供給装
置(A)を用いて撮影済みフィルムを自動現像機(J)
に供給するに際しては、上記の説明からも明らかなよう
に、先ず、従来のフィルム供給装置と同様に、パトロー
ネ(P)(P)から引き出したフィルム(F)(F)の
先端どうしを所定間隔をおいてリーダ(L)に接続す
る。このリーダ付きパトローネ(P)(P)の態様は、
図7に示す従来のリーダ付きパトローネ(P)(P)と
同様である。そして、パトローネ(P)(P)からリー
ダ(L)が垂れ下がった状態としてパトローネ(P)
(P)を横送り装置(1)の左右一対のパトローネ受け
部(5)(6)に載置し、他のリーダ付きパトローネ
(P)(P)…を順次パトローネ受け部(5)(6)…
に載置して、図2に鎖線で示すように、6組のリーダ付
きパトローネ(P)…を装着する。この装着に関して
は、とりあえず一組のパトローネ(P)(P)を装着さ
せ、横送り装置(1)を作動させて送り込み装置(20)
に送り込み、送り込み装置(20)においてリーダ(L)
及びフィルム(F)が現像部(G)に送り込まれている
間に、次のリーダ付きパトローネ(P)(P)…を順次
装着するのが最も合理的である。
【0029】ともかく、少なくとも一組のリーダ付きパ
トローネ(P)(P)を横送り装置(1)に装着した
後、スイッチを入れて横送り装置(1)を駆動させる
と、遮光部材(12)が作動し、横送り装置(1)と送り
込み装置(20)とが、開口を通して連通されると共に、
無端搬送体(3)(4)が1ピッチだけ走行して停止す
る。この停止状態は、送り込み装置(20)において、フ
ィルム(F)(F)がカッタ装置によりパトローネ
(P)から切り離されるまで継続し、フィルム(F)
(F)がパトローネ(P)から切り離されると、無端搬
送体(3)(4)が再び1ピッチだけ走行し、このよう
な停止、再走行を繰り返し反復するものと設定されてい
る。
【0030】前記無端搬送体(3)(4)が作動してい
る途上において、図4に示すように、パトローネ(P)
(P)がパトローネ受け部(5)(6)から離脱して自
重により下方に落下する。その落下に際しては、柱状案
内部(8)がリーダ(L)を適切に送り込み装置(20)
に案内し、前記開口を通過したリーダ(L)はリーダガ
イド(22)に従って先端を搬送方向に向けるように湾曲
されると共に、搬送ギヤ(21)により現像部(G)に向
かって搬送される。そしてリーダ(L)が第1センサ
(31)の上方を通過すると、ソレノイド(33)が作動し
て圧着ローラ(28b)を上方位置から下降させて、駆動
ローラ(28a)との間にリーダ(L)を圧着させること
により、リーダ搬送ローラ(28)が、リーダ(L)をさ
らに現像部(G)に向けて搬送する。この時、パトロー
ネ(P)(P)は、図1及び図5に示すようにパトロー
ネホルダ(23)に自動的に落ち込み、以後リーダ(L)
が現像部(G)に向かって搬送され、パトローネ(P)
(P)からフィルム(F)(F)が引き出され終わって
その末端部が切断されるまでは、その落ち込んだ状態に
おいて移動不能に保持されることになる。そして、遮光
部材(12)は再び前記開口を遮蔽する。
【0031】リーダ(L)が搬送されるに従って、パト
ローネ(P)(P)内のフィルム(F)(F)は、順次
引き出され、上昇装置(40)を通過して、現像部(G)
に搬送され、自動現像機(J)内の現像部、定着部等の
各ゾーンを巡って処理されることになるのである。ま
た、フィルム(F)(F)が、パトローネ(P)(P)
から引き出され終わっても、リーダ(L)及びフィルム
(F)(F)は、搬送方向に搬送されるので、パトロー
ネ(P)に強いテンションがかかり、その力によりパト
ローネホルダ(23)がスプリング(25)に抗して現像部
(G)に向って前進を始める。そして、パトローネホル
ダ(23)が第2センサー(32)の上方を通過すると、そ
れを検知した第2センサー(32)がカッタ装置に信号を
送って、カッタ装置を作動させ、フィルム(F)(F)
が切断される。フィルム(F)が切断されると、パトロ
ーネ(P)にかかっていたテンションがなくなり、パト
ローネホルダ(23)が、スプリング(25)の弾性反発力
により元の位置に復帰すると共に、パトローネ(P)が
パトローネホルダ(23)から、その下方の回収ボックス
(39)に落下する。
【0032】また、前記カッタ装置が作動すると、これ
を一組のフィルム(F)(F)が、現像部(G)に略々
送り込まれたものとして、横送り装置(1)が作動し、
無端搬送体(3)(4)が1ピッチだけ走行し、次の一
組のリーダ付きパトローネ(P)(P)が横送り装置
(1)から送り込み装置(20)に送られることとなる。
【0033】
【発明の効果】上述の次第で、この発明に係るフィルム
供給装置(A)は、前記リーダ付パトローネ(P)
(P)を任意に着脱しうるものとなされ、互いに水平方
向に同期的に逆回転する左右一対の無端搬送体(3)
(4)の対応位置に、搬送方向に対する後方面と、対応
する他方の無端搬送体(4)(3)の対向面とが開放さ
れた多数個のパトローネ受け部(5)(6)…が所定間
隔を置いて配置され、リーダ(L)を下方に垂下させた
複数組のリーダ付きパトローネ(P)(P)(P)
(P)…を前記パトローネ受け部(5)(6)によって
下方から支持して前記無端搬送体の回転に伴って横方向
に間歇的に搬送し、かつ搬送方向前端部においてリーダ
付きパトローネ(P)(P)(P)(P)…を前記パト
ローネ受け部(5)(6)から落下させるものとなされ
た横送り装置(1)と、該横送り装置(1)の上方に設
けられ、横送り装置(1)に投入されたリーダ付きパト
ローネ(P)…の略々総数を視認できるリーダ付きパト
ローネ投入口(2)とを備えたものであるから、フィル
ム供給装置に投入されたパトローネ(P)…の略々総数
を把握すると共に投入可能な個数も容易に確認できる。
しかも、これは別途検知手段や算出手段を要することな
く行えるので、供給装置の簡素化を図りうる。
【0034】また、横送り装置(1)が、リーダ付きパ
トローネ(P)(P)を任意に着脱しうるものとなされ
ているので、緊急に現像すべきフィルムが出現した場合
には、横送り装置(1)に装着されかつ一番最初に送り
込み装置(20)に送り込まれる位置にあるリーダ付きパ
トローネ(P)(P)を取り出して、その空いた所に緊
急に現像すべきフィルムをパトローネから少し引き出し
てリーダを接合したリーダ付きパトローネを装着するこ
とができ、いわゆる割り込み処理を簡単に行える。さら
に、既に横送り装置(1)に装着されている複数組のリ
ーダ付きパトローネ(P)(P)…の装着位置も前記の
ように簡単に変更することができるので、至便である。
【0035】しかも、横送り装置(1)は、互いに水平
方向に同期的に逆回転する左右一対の無端搬送体(3)
(4)の対応位置に多数個のパトローネ受け部(5)
(6)…が所定間隔を置いて配置されると共に、各パト
ローネ受け部(5)(6)は、搬送方向に対する後方面
と、対応する他方の無端搬送体(4)(3)のパトロー
ネ受け部(6)(5)との対向面とが開放されてなるも
のであるから、リーダ付きパトローネ(P)(P)を落
下させるために別途落下手段、装置を要せず、より一
層、フィルム供給装置の簡素化を図りうる。
【0036】これらに加えて、横送り装置(1)は、そ
の搬送方向前端部においてリーダ付きパトローネ(P)
(P)を下方に落下させるものとなされ、かつ横送り装
置(1)の下方にリーダ(L)及びフィルム(F)を現
像部(G)に送り込む送り込み装置(20)が設けられて
いるから、リーダ付きパトローネ(P)(P)がその自
重により横送り装置(1)から送り込み装置(20)へと
移動し、その移動に別途移送装置を要しないので、この
点においてもフィルム供給装置の簡素化を図りうる。し
かも、前記搬送方向前端部には、横送り装置(1)から
落下するリーダ付きパトローネ(P)(P)を送り込み
装置(20)に案内する案内部材(8)が 設けられている
から、リーダ付きパトローネ(P)(P)は確実に横送
り装置(1)から送り込み装置(20)に送り込まれる。
【0037】請求項の発明においては、リーダ付きパ
トローネ投入口(2)に開閉自在な透明の蓋体(9)が
設けられているから、蓋体(9)を開けることなくフィ
ルム供給装置に投入されたパトローネ(P)…の略々総
数を把握すると共に投入可能な個数も容易に確認できる
という利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るフィルム供給装置の一実施形態
の概略図である。
【図2】同横送り装置の要部概略平面図である。
【図3】同フィルム供給装置における横送り装置の要部
斜視図である。
【図4】同横送り装置のパトローネ受け部からパトロー
ネが離脱した直後の要部斜視図である。
【図5】同送り込み装置の要部側断面図である。
【図6】従来のフィルム供給装置の縦断面図である。
【図7】同フィルム供給装置における横送り装置の概略
斜視図である。
【符号の説明】
A…本発明のフィルム供給装置 F…フィルム G…現像部 J…自動現像機 P…パトローネ 1…横送り装置 2…リーダ付きパトローネ投入口 3、4…無端搬送体 5、6…パトローネ受け部 8…柱状案内部 9…蓋体 20…送り込み装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のパトローネ(P)(P)から引き
    出された撮影済みフィルム(F)(F)の先端が接合さ
    れたリーダ(L)を先導として撮影済みフィルム(F)
    (F)を自動現像機(J)の現像部(G)に搬送するフ
    ィルム供給装置であって、前記リーダ付パトローネ(P)(P)を任意に着脱しう
    るものとなされ、互いに水平方向に同期的に逆回転する
    左右一対の無端搬送体(3)(4)の対応位置に、搬送
    方向に対する後方面と、対応する他方の無端搬送体
    (4)(3)の対向面とが開放された多数個のパトロー
    ネ受け部(5)(6)…が所定間隔を置いて配置され、
    リーダ(L)を下方に垂下させた複数組のリーダ付きパ
    トローネ(P)(P)(P)(P)…を前記パトローネ
    受け部(5)(6)によって下方から支持して前記無端
    搬送体の回転に伴って横方向に間歇的に搬送し、かつ搬
    送方向前端部においてリーダ付きパトローネ(P)
    (P)(P)(P)…を前記パトローネ受け部(5)
    (6)から落下させる ものとなされた横送り装置
    (1)、 該横送り装置(1)の上方に設けられ、横送り装置
    (1)に投入されたリーダ付きパトローネ(P)…の略
    々総数を視認できるリーダ付きパトローネ投入口(2)
    と、 前記横送り装置(1)の下方に設けられ、リーダ(L)
    及びフィルム(F)を現像部(G)に送り込む送り込み
    装置(20)と、 前記横送り装置(1)の搬送方向前端部に設けられ、横
    送り装置(1)から落下するリーダ付きパトローネ
    (P)を送り込み装置(20)に案内する案内部材(8)
    と、 前記横送り装置(1)と送り込み装置(20)との間に設
    けられた開閉自在な遮光部材(12)とを備えてなること
    を特徴とする撮影済フィルム自動現像機におけるフィル
    ム供給装置。
  2. 【請求項2】 リーダ付きパトローネ投入口(2)に開
    閉自在な透明の蓋体(9)が設けられてなる請求項1に
    記載の撮影済フィルム自動現像機におけるフ ィルム供給
    装置。
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