JPH06506904A - ペーパ・リールの改良巻出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ベーパ・リールの改良巻出し装置 本発明は、ベーパ・リールの改良巻出し装置、より詳しくは、銀行のような機関 の電子式会計処理センタのようなデータ処理センタで使用される、例えば、レー ザ・プリンタのような高速の速い印刷機に送給する紙リールに使用される改良巻 出し装置に関するものである。

なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たるイタリア国特許出願第ＭＩ 　９１　Ｕ　０００１００９号および第Ｍｌ　９１　ｕ　ｏｏｏｉｏｔｏ号の明 細書の記載に基づくものであって、当該イタリア国特許出願の番号を参照するこ とによって当該イタリア国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の一部分を構 成するものとする。

このようなリールは、著しく重いものであって、数百キロ程度のものであり、従 って、このようなリールの巻出しや取扱いには、無視できない問題がある。

例えば、レーザ・プリンタへの送給の場合、巻出しは必ず一定で、所定の調整可 能な速度で行わなければならず、巻出し装置は、プリンタの要求条件に合致する ように、効率よくサーボ制御されるように配慮されている。

本発明と同じ出願人によるヨーロッパ特許出願第ＥＰ−Ａ−３８４．５３３号に は、モータで駆動される巻心（マンドレル）上にリールを支持させる必要がな（ 、また、リールの直径や、巻心の回転速度の変動の較正を制御する複雑な装置を 必要とせずに、リールからの連続するベーパ・バンドの巻出しの際に巻出し速度 を一定にすることが可能な巻出し装置が記載されている。

このような効果は、主として多数の平行なエンドレス・ベルトを有する巻出し装 置によって達成されるものであって、このエンドレス・ベルトは、電動式であっ て、並進運動を行わせて当該ベルトの上側の接触部分、すなわち作動部分でルー プの形を作り、当該ループに、巻出しリールを当接させて、嵌り込むようにさせ る。

ベルトを形成している材料は、紙に対して、充分な摩擦係数を持っているので、 リールの重量と、ベルトの並進運動との総合作用によって、ベーパ・バンドが、 リールから接線方向に引き出されて、ベルトの並進方向と平行になるように、巻 き出される。

しかし、作業中に起りうることのうちには、例えば、ペーパ・バンドのサイズや カラーを変える必要がある場合や、または、高速のプリンタの印刷を妨げるよう な欠陥がペーパ・バンドにあるといった場合などには、リールを空になる前に、 交換する必要が生じる可能性がある。

他の手段がない場合、手作業で交換しなければならないので、この手作業を行う 人は、巻出し装置を止めて、ベルトの並進運動を停止させ、紙を切らなければな らず、そして、たぶん一時的にリールを持ち上げる手段を補助として使用して、 上述のループからリールを回転させて取出すようにしなければならない。

このような方法は、リールの重量による取り替え作業を行うための少なからぬ努 力という点からだけでなく、主として、年産時間という観点からも、欠点がある ことが明らかである。レーザ・プリンタの作動速度が８０ｃｍ／ｓｅｃ程度であ るという事実を考慮に入れると、全体の処理および印刷ラインにおける生産速度 の観点からみると、リールを交替するために必要となる少なくとも数分という時 間は、許容することはできない。

本件と同じ出願人によって１９９１年７月３１日に、出願され、同時係属中のイ タリア国特許出願第Ｍｌ　９１　Ａ　００２１４１号には、上述にしたような作 業を行うための方法と装置が開示されており、これらの方法と装置によって上述 の問題が解決されるのは、替えようとするリールが、依然として大きい直径を有 し、従って、リールの重量がそのリールの最初の重さと基本的に、近い場合に限 られており、替えようとしているリールがすでにほとんど巻出されていて、重量 が少なくなっている場合には、依然として問題がある。

上記の特許出願で示された解決方法によれば、取り替えようとするリールの排出 には、角柱ローラを使用しても良く、ベルトの並進運動によって当該角柱ローラ がリールに押し付けられると、次にリールが巻出しベルトで形成されたループか らはずれるまで角柱ローラがリールを押し付けるので、取り替えられるリールが この押している角柱ローラを越えて進み巻出しベルトによって形成されたループ の中に戻ってしまうことも起こる可能性が実際にはある。

従来の装置の別の問題は、巻出し動作を正確に行うためには、空に近くなったリ ールの重量では、不充分になるので、新しい充分なリールと交換しなければなら ない。実際には、巻出し動作は、リールの重量に依存しており、従って、リール がベルトに対して加える力に依存している。

ところで、リールの重量が不充分となって、巻出し装置の正確な動作が妨げられ たり、プリンタへの送給が所定の速度パラメータで行われることが妨げられたり する前に、リールの交換を行うことが必要である。

本発明の目的は、簡単に上述したような問題および欠点を解決するものであり、 詳しく、以下に述べる。

（ａ）本発明の目的は、上記のヨーロッパ特許出願に記載されたタイプの巻出し 装置において、巻出し作業中のリールの交換を容易に努力することなく行うため の簡便な、かつ確実な手段を提供し、 （ｂ）同様に簡便であって、かつ、巻出し動作中のリールの高さすなわち直径が 、所定値より小さくなったときに、巻出し装置を停止させる動作を制御する簡便 かつ確実に作動する手段を提供することにある。

本発明の装置は、巻き戻しベルトの並進方向が逆転した後に、取り替えられるリ ールの上流に停止部材を配置させて、リールの摩擦の作用で、ベルトの並進運動 によって、リールが押されて前進し、当該ベルトによって形成されたループから はずれ、その際、停止部材によって、リールがループの中に戻ることを防ぐよう にしている装置や方法に役立つタイプのものである。本発明の装置は、停止部材 が楔状の部材を含み、当該部材の上部傾斜を、取り替えようとしているリールの 外側表面に接するように配置し、当該部材の下部表面を、少な（とも一つの巻き 戻しベルトの上部表面に接触させて配置してベルトに引きずられて摩擦抵抗力を 得ることを特徴とする。

本発明には、過度の限定は加えてはいないので、替えようとしているリールがル ープからの移動を開始し、ループの出口側のさらに短い斜面を登り始めるとき、 そのリールが戻る傾向があり、この傾向と楔状部材の摩擦で引きずられることを 組み合わせることで、楔状の部材がリールとベルトの間にさらに割り込むように させ、それによってリールの重量の働きも加わって、リールと楔状部材の間の係 合が確実に行われるようになり、上述に付随した戻り動作によって、リールが跳 び越えてループ中に戻るのを防いでいることは、注目に値する。

本発明の装置の他の特徴は、巻出し手段の出口側に、巻出し動作中のリールの高 さを検出する手段を設の値より小さいときに、巻出しベルトによって形成された ループ中に、新しいベーパ・リールを装填することができるように、巻出し装置 の動作を停止させることにある。

以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明することによって、本発明の 具体的な特徴と効果とがより明らかになるであろう。

ここで、第１図は、本発明の巻出し装置の部分断面側面図であり、通常の作動状 態を示している図、第２図は、第１図に類似した図であり、巻出し動作中のリー ルが排出される状態を示す図、第３図は、第２図に示す部分の平面図、第４図は 、本発明で用いられる楔状部材の斜視図、 第５図および第６図は、各々、第１図と第３図に類似した図であって、本発明の 装置の他の特徴を示す図である。

最初に、第１図を参照するに、第１図は、巻出し装置を示しており、当該巻出し 装置は、フレーム１０と、当該フレームの中に設けられたエンドレスタイプの多 数のベルト１２　（ａ、　ｂ、　ｃ、　ｄ）と、当該ベルトに設けられ、　□例 えば、キー締めによってフレームに締結された２本の端部シャフトまたはローラ １４．１６と、ベルトと係合するスリーブｉ　８＜　ａ　＋　ｂ　＋　ｃ　＋　 ｄ）　＋　２０　（ａ　＋　ｂ　＋　ｃ　＊　ｄ）とを有する。

スリーブ１８．２０は、好ましくは、歯のついたものが良（、これに対応させて ベルト１２に歯をつけて、ベルトとスリーブの滑りを防ぐ。

いずれかのローラ、第２図では、ローラ２０を、モータ２２によって駆動させて 、回転させる。バリオモータ、またはギアモータによって駆動させても良い。一 方、ローラ１８は、遊びローラとして設け、単なる戻しローラとして役立つ。２ ４は、モータ２２を作動させるための、従来のタイプの制御部材である。

サイド・バー２６．２８は、支持体３０．３２　（総称して示す）上に設けられ 、リール３４を、矢印Ｆで示されたベルト１２の並進方向と一致する状態に保つ 。当然、支持体３０．３２の少なくともひとつを幅方向に調節可能に設け、リー ルの幅と、リールの幅を形成するベーパ・バンドの幅に応じて調節が可能である 。

ベルト１２の上部接触領域によって、第１図において、矢印で示されるような、 ループ八が形成され、当該ループＡの中に、リール３４が位置する。ベーパ・バ ンドＣはリール３４から巻出され、ベルト１２の上側表面とり−ル３４の外側表 面との間の摩擦の作用によって、矢印Ｆの方向に進む。ベーパ・バンドＣの前進 する速度は、ベルト１２の並進速度、従って、モータ２２によって駆動されるロ ーラ１６の速度によって、決定される。

注目すべきことはモータ２２は可逆タイプ、すなわち両方向に回転可能であり、 モータ２２を、それ自体知られている制御手段でよって、下流に位置するレーザ ・プリンタの要件のうちの、例えば、関数として、モータのｒｐＩＩ＋を調整す るように、制御することができる。

リール３４を、例えば、異なるサイズ、すなわち、サイズはベーパ・バンドの幅 によるので、ベーパ・バンドの幅が異なる別のものと交換したい場合、モータ２ ２を停止させて、巻出し装置の下流で、ベーパ・バンドを引きはがす。そして、 より詳細には後述するが第４図に示した楔状部材３６を、ベルト１２の上部表面 と、替えようとしているリール３４の外側表面との間に配置させる。

次に、モータ２２を、再度反対方向、すなわち、矢印Ｆ、で示した方向に作動さ せ、楔状部材を前進させて、ベルト１２とリール３４の外側表面との間に割り込 ませると、リールは押されて上流端へ、すなわち、第２図の左側へ前進するので 、リール３４は、ループＡを形成している短い斜面側を越えて進み、フレームｌ Ｏからはずれ、巻出し装置を新しい所望のリールを収容できる状態とさせること ができる。

この際に、新しいリールのベーパ・バンドの自由端を、下流に配したレーザ・プ リンタの引入れ口に挿入した後に、楔状部材３６を取り除き、再度、モータ２２ を第１図の矢印Ｆの方向へ作動させることで充分である。

第４図を参照するに、楔状部材３６は、基部４０を有するブロック３８を含み、 基部４０は、平面であるか、またはループＡの中にあるベルト１２の僅かな曲が り（図示せず）に適合した曲面である。ブロック３８の作動部分は、凹面部分４ ２を有し、当該凹面部分４２と基部４０とが結合して、楔状部材を形成する。楔 状部材の端部４４に、機械的力、特に、リール３４の重量のために、使用される 毎に、そりによる狂いが生じることを防ぐ必要があるので、このことに合致する ように楔状部材の端部４４の高さをできるだけ低くすることが必要である。

ブロック３８の後部は適当な斜面として、ハンドル４６を配設可能にする。楔状 部材を、その好適な実施例を例示して説明してきたが、これに限定されない。本 発明の範囲を逸脱することのない、機械的、機能的な均等な変更は可能であって 、本発明の範囲内のものとする。

より詳しくは、楔状部材は、面４０と面４２によって画成される形を保持するこ とは必要であるが、部材３６の残りの部分に関しては、特に、必要条件はない。

次に、第５図と第６図において、リール３４は、はぼ空の状態を図示している。

この状態の場合、リールの重量は、もはや、充分でなく示された位置にリールを 保つことはできず、リールからのベーパ・バンドＣの巻出しは、もはやできない 。

本発明によると、ローラ１６の下流に、垂直側木１２６を設け、その上方端部に 、検知手段１２ｇを設ける。当該検知手段１２８は、本実施例では、それ自体知 られた反射光電池を有する。好適には、リール３４と当該り−ル上の紙とによっ て光線１３２がさえぎられる方向に、エミッタ１３０を介して、光電池１２ｇが 光線１３２を送り、反射光１３４が形成されて、光電池ｉ２８の受光部１３６に 向けることができるように、垂直側木１２６の高さを選択する。

リールの直径が光線１３２がさえぎられなくなって、従って反射光１３４が形成 されなくなるような値に減少したとき、すなわち受光部１３６が、（リールが空 の状態に近づいたときリール３４の振動による疑似の作用を回避するために）所 定の時間内に、反射光を受光しなくなったとき、光電池１２８から制御信号が発 生し、それによってモータ２２の方は、既知の方法によて停止させ、一方、下流 に配したプリンタには、信号を送ってプリンタを停止させる。

第６図から明らかなように、光線１３２が、平面図においてリール３４を示した 長方形３４に対して横方向に、斜めに向けられ、リール３４によって光線１３２ が確実にさえぎられることができるように、光電池１２ｇを配向させる。この場 合もまた、当業者による概念上、機械的に均等である変更は、可能であり本発明 の範囲にある。

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Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．多数のエンドレス・ベルト（１２）を有するペーパ・リール（３４）の巻出 し方法および装置において、前記多数のエンドレス・ベルト（１２）を、巻出し リールの外側表面に接触させ、摩擦により前記ベルトの上部接触領域によって形 成されるループ（Ａ）を描いて前記巻出しリールが回転するように配設し、前記 巻出しベルトの並進方向を逆転させた後、前記リール（３４）を替えるため、停 止部材（３６）を前記リール（３４）の上流に位置させ、前記ベルト（１２）の 並進運動によって、当該リールが摩擦作用によって押されて進み，前記ベルトで 形成されたループよりはずれる際、当該ループの中に戻ることを前記停止部材に よって、防ぐようになした前記方法および装置に用いられる装置であって、前記 停止部材（３６）は、楔状部材を含み、当該部材は、替えようとする前記リール の外側表面と接するように設けた上部斜面（４２）と、少なくともひとつの巻出 しベルト（１２）の上部表面に接触し、当該表面に引きずられて摩擦が生じる下 部表面（４０）とを有することを特徴とするペーパ・リールの排出と交換用装置 。
2. ２．前記上部斜面（４２）は、替えようとするペーパ・リール（３４）の外側表 面と嵌合するのに適した曲がりを有する凹面と、前記下部表面（４０）は僅かな 曲がりを有する外方に向かった凸面とを有することを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の装置。
3. ３．前記上部斜面と前記下部表面とは、端部（４４）にある共通の楔形に向かっ て収束することを特徴とする請求の範囲第２項に記載の装置。
4. ４．巻出し手段（１２８，１３０，１３６）からのペーパ・バンド（Ｃ）の出口 端部には、巻出し動作中の前記リール（３４）の高さを検知する手段を設け、前 記リール（３４）の高さすなわち直径を、所定の値より小さくなったとき、前記 巻出しベルト（１２）によって形成されたループ（Ａ）の中に、新しいペーパ・ リールを装填できるように、前記検知手段に、前記巻出し装置の作動を停止させ る手段を接続することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。
5. ５．前記検知手段は、前記ペーパ・リール（３４）によってさえぎられるような 方向に光線（１３２）を送るのに適したエミッタ（１２８）と、前記ペーパ・リ ール（３４）の外側表面上に入射した前記光線（１３２）の反射光（１３４）を 受光する受光部（１３６）とを有する反射光電池を有し、当該反射光電池を、前 記ベルトの並進運動の方向に関して前記ベルトの下流端に配置させた垂直側木（ １２６）の上端部に設け、前記光電池をペーパ・リールが所定の値以上の高さす なわち直径になったとき、発射された光線がペーパ・リールによって、さえぎら れるような高さに前記光電池が位置するように上記垂直側木の高さを定めること を特徴とする請求の範囲第４項に記載の装置。
6. ６．発射された光線（１３２）が、平面図でペーパ・リール（３４）を示す長方 形のほぼ対角線にそって向けられるように前記反射光電池（１３０，１３６）を 位置させることを特徴とする請求の範囲第５項に記載の装置。
7. ７．前記光電池（１３０，１３６）は、前記反射光を前記受光部が受光せずに、 所定の時間を経過したとき、前記光電池は電気信号を発し、前記少なくともひと つのベルトを駆動するモータ手段（２２）を停止させるように前記光電池（１３ ０，１３６）をプログラムしたことを特徴とする請求の範囲第５項に記載の装置 。
8. ８．前記リールから巻出されるペーパ・バンド（Ｃ）によって給紙されるプリン タにも向けて前記信号を送ることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の装置。