JPH06175338A - 画像フィルム自動切断仕分装置 - Google Patents

画像フィルム自動切断仕分装置

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JPH06175338A
JPH06175338A JP32576992A JP32576992A JPH06175338A JP H06175338 A JPH06175338 A JP H06175338A JP 32576992 A JP32576992 A JP 32576992A JP 32576992 A JP32576992 A JP 32576992A JP H06175338 A JPH06175338 A JP H06175338A
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JP
Japan
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cutting
film
image
image film
separate
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Pending
Application number
JP32576992A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asako
浩 浅子
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セパレートフィルムを無包装にて1セット毎に
仕分け集積処理する場合において、画像フィルムを1セ
ット分のセパレートフィルムに断裁した後の仕分けを自
動化する。 【構成】画像フィルム22を載置するカットテーブル27
と、画像位置情報又は切断位置情報等に基づき切断し複
数枚のセパレートフィルム46を得るカッター28と、該セ
パレートフィルムを移載する移載部30とを備えた切断移
載部29と、移載されたセパレートフィルムを搬出する搬
出コンベア手段35と、該搬出コンベア手段の下側に該排
出コンベア手段の排出方向に平行に移動する小区分仕切
板を備えた収納部50とを備えた画像フィルム自動切断仕
分装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナーによって写
真を複数色に色分解して画像が多数形成された画像フィ
ルムなどを画像毎に自動的に切断する画像フィルム自動
切断装置に係わり、さらに詳しくは単一フィルムの画像
フィルム上に形成された各色版に相当する複数画像の各
画像毎に自動的に切断して得られた1セット分のセパレ
ートフィルムを、セット毎に所定の収納部内に仕分け収
納する画像フィルム自動切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、製版工程の中の分解工程で
は、カラースキャナーを用いてカラー写真を複数色(標
準的なカラー印刷ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色)の画像に分解し、画像(以下、網点画像
と記す。尚、画像には主として網点画像と連続調画像が
あるが、本願発明においては、網点画像と連続調画像は
何の相違も無い。)が多数形成された画像フィルムを得
ている。これは、カラー写真をスキャナーで走査し、複
数色の色情報を得、この色情報から網点情報を演算し、
この網点情報に基づき画像フィルム(主として銀塩感光
フィルム)にレーザ等で網点画像(標準的なカラー印刷
ではカラー写真一枚に対して網点画像はイエロー用、マ
ゼンタ用、シアン用、ブラック用の4点)を露光し、画
像フィルムの余白が無くなるまで次々にカラー写真を分
解、網点画像を露光することで網点画像が多数形成され
た画像フィルムを得ている。
【0003】この画像フィルムは現像処理を経たのち網
点画像毎に切断され(以下、網点画像毎に切断済の画像
フィルムをセパレートフィルムと記す)、1枚のカラー
写真と対応する複数色版のセパレートフィルムを1セッ
トとしてまとめて整理し(標準的なカラー印刷では4枚
1組)、次工程であるレタッチ工程(セパレートフィル
ムを所定の位置に貼り込む工程)に渡している。
【0004】網点画像が多数形成された画像フィルムを
切断してセパレートフィルムを得る作業は、従来はハサ
ミ等を用いての手作業による切断作業であったが、今
日、現像済の網点画像が多数形成された画像フィルムを
連続出力可能なロボットカラースキャナーが開発され、
網点画像が多数形成された画像フィルムを連続的に出力
するため、ハサミ等を用いての手作業による切断作業が
スキャナーオペレーターの全作業時間の大きな部分を占
めるようになり、そのため、逆にロボットカラースキャ
ナーの稼働率が低下するという問題が発生するに至って
いる。また、手作業による切断作業のため労働負荷が大
きいという問題もあった。
【0005】そこで本願出願人はこれまで以下に記す画
像フィルム自動切断装置を提案してきた。特開平2−2
19058号は、画像フィルムのサイズと画像フィルム
上の所定位置に設けられている切断位置情報である色識
別マーク(色識別マークは網点画像ごとに設けられる)
を検出し、画像フィルムのサイズと色識別マークより切
断位置を判断して切断を行う画像フィルム自動切断装置
で、セパレートフィルムは4枚1組で包装されて出力さ
れる。特開平3−264296号は、画像フィルムのサ
イズと画像フィルム上の所定位置に設けられている色識
別マークを検出し、画像フィルムのサイズと色識別マー
クより切断位置を判断して切断を行い、セパレートフィ
ルムは4枚1組で互いにずらして重ね合わせて貼着して
出力する画像フィルム自動切断装置である。また、特願
平2−163851号は、スキャナーで画像フィルムに
レーザ等で網点画像を露光する際に、切断位置情報であ
るマークを形成し、該マークを検出して切断を行う画像
フィルム自動切断装置である。
【0006】また、今日、網点画像露光時の位置データ
を利用して画像フィルムの切断位置を決定する画像フィ
ルム自動切断装置が開発されており、切断毎に色識別マ
ークまたは切断位置を示すマークを検出する必要がな
く、切断作業の時間を削減することが可能となり、これ
によって画像フィルム自動切断装置の能率を向上させ、
更に、現像機と画像フィルム自動切断装置をインライン
化することで、分解から切断、及び透明フィルムなどに
よる1セット毎のセパレートフィルムの包装までを一貫
ラインで自動的にできるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断後
のセパレートフィルムの集積処理に関しては、例えば断
裁されたセパレートフィルムを無包装にて1セット毎に
仕分け集積処理する場合があり、その場合にはほとんど
手作業に依っていた。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、セパレ
ートフィルムを無包装にて1セット毎に仕分け集積処理
する場合において、画像フィルムの断裁と、画像フィル
ムを断裁して得られる1セット分のセパレートフィルム
毎の仕分けを自動化して、セパレートフィルムの検査能
率、次工程へのセパレートフィルムの受け渡し等を円滑
に行い得るようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像フィルム
を載置するカットテーブルと、該カットテーブル上の画
像フィルムをスキャナー又はスキャナー分解条件設定装
置からの画像位置情報又は前記画像フィルム上に記録さ
れた切断位置情報等に基づき切断して複数枚のセパレー
トフィルムを得るカッターと該セパレートフィルムを移
載する移載部とを備えた切断移載部と、移載されたセパ
レートフィルムを搬出する搬出コンベア手段と、該搬出
コンベア手段の下側に該排出コンベア手段の排出方向に
平行に移動する小区分仕切板を備えた収納部とを備えた
ことを特徴とする画像フィルム自動切断仕分装置であ
る。
【0010】
【作用】本発明の画像フィルム自動切断仕分装置は、画
像フィルムを載置するカットテーブル、該カットテーブ
ル上の画像フィルムを前記スキャナー又はスキャナー分
解条件設定装置からの画像位置情報又は前記画像フィル
ム上に記録された切断位置情報等に基づき切断して複数
枚のセパレートフィルムを得る切断手段を設けたので、
カラー写真など所定の原稿からスキャナーによって分解
処理されて出力された単一枚の画像フィルム上の各色版
を、前記画像位置情報又は前記切断位置情報等に基づき
適正なサイズに従って自動的に分断できる。
【0011】また、切断された該セパレートフィルムを
移載する移載部、移載されたセパレートフィルムを受け
取り搬出する搬出コンベア手段、該搬出コンベア手段の
搬出方向に平行に移動する小区画仕切板を備えた移動収
納部を備えたので、単一枚の画像フィルム毎に断裁した
断裁後の1セット分のセパレートフィルムを、搬出コン
ベア手段に移載した上で、該搬出コンベア手段によって
1セット分のセパレートフィルム毎に移動収納部の各小
区画内に収納できる。
【0012】また、前記収納部に収納される前記原稿に
対応する1セット分のセパレートフィルム毎にそれらを
連結するための接着テープを貼着するテープ貼着手段を
備えたので、同一収納部内に収納された同一サイズの多
数枚のセパレートフィルムのの中から、1枚分の所定の
画像フィルムに対応する1セット分のセパレートフィル
ムを接着テープによって連結した状態で小区画内に収納
でき、取り出す場合にも1セット分をまとめて取り出す
ことができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明に係わる画像フィルム自動切断装置の概略
図であり、スキャナーによって写真をC,M,Y,Bk
等の複数色に分解処理し、各色分解画像が単一フィルム
上に順に出力された画像フィルム22を、画像フィルム
搬送部21によって搬送方向C方向に搬送する。
【0014】該画像フィルム搬送部21は、図示しない
現像装置に接続されている。網点画像が多数形成された
画像フィルム22は現像終了後、駆動回転する複数の送
りローラー23によって画像フィルム搬送部21の内部
を搬送方向C(矢印方向)に進み、出没自在の当て24
に当接して停止する。
【0015】次に、画像フィルム22は回転する送りコ
ロ25によって搬送方向Cと直交する方向に送られ、出
没自在の当て26に当接して停止することで、画像フィ
ルム22は絶えず所定の位置に停止することが可能とな
る。
【0016】送りローラー23が回転する際は送りコロ
25は図示しない上下機構によって上昇し、画像フィル
ム22に当接しない位置にあり、送りコロ25が下がり
画像フィルム22に当接して回転する際は、送りローラ
ー23は図示しない上下機構によって上昇して画像フィ
ルム22より離れている。
【0017】図中27はカットテーブルで、カットテー
ブル27の上方にはカッター28が切断移載部29に鉛
直に支持されて設けられている。このカッター28は図
示しないY軸方向(搬送方向Cと直交する方向)駆動機
構により切断移載部29に沿って移動可能となってお
り、更にカッター自体は上下駆動動作及び駆動回転可能
であり、切断の有無の選択及びカッター刃の方向を変更
することができる。
【0018】切断移載部29は装置本体フレーム上を図
示しないX軸方向(搬送方向Cの方向)駆動機構により
カットテーブルに沿って移動可能となっている。切断移
載部29にはカッティング後のフィルムを吸着保持する
複数本の吸引パイプを直線的に配列した形式、若しくは
吸着盤などの吸引パッド30(移載部)が設けられてお
り、この吸引パッド30は、図示しない上下機構によっ
て上下駆動動作が可能である。
【0019】当て24、26に当接して所定の位置に停
止した画像フィルム22は、図中aの位置に移動した切
断移載部29に設けられている吸引パッド30により吸
引されて、切断移載部29が搬送方向Cの方向に移動す
るに従ってカットテーブル27上に搬送される。この
際、当て24は下降して搬送中の画像フィルム22と接
触を避ける。吸引パッド30により吸引され、切断移載
部29と吸引パッド30により搬送された画像フィルム
22がカットテーブル27の所定の位置に達した時、切
断移載部29は停止し吸引パッド30が下降して画像フ
ィルム22はカットテーブル27上に載置される。
【0020】カットテーブル27には無数の吸引孔31
が設けられており、画像フィルム22は吸引孔31に吸
引されて吸着固定され、吸引パッド30は吸着を停止し
上昇する。
【0021】なお画像フィルム搬送部21上を送りロー
ラー23によりC方向に搬送される前記画像フィルム2
2は、当て24、26によって絶えず前端部と側端部の
所定の位置に停止し、その後吸引パッド30により吸引
され、切断移載部29により搬送されるため、切断移載
部29の搬送方向前後の往復移動距離を所定値に定める
ことにより、カットテーブル27上に載置される画像フ
ィルム22の吸着位置を所定位置にすることができる。
この所定位置はカッター28の切断可能範囲内であれば
任意に定めれる。
【0022】カッター28は、カットテーブル27上の
画像フィルム22を前記スキャナーまたはスキャナー分
解条件設定装置からの画像位置情報又は前記画像フィル
ム上に記録された切断位置情報等に基づき切断して、複
数枚のセパレートフィルム46を得るものであり、カッ
ターテーブル27上の所定の位置に吸引された画像フィ
ルム22を網点画像毎にカッター28にて、搬送方向C
に沿って、あるいは搬送方向と直交する方向に沿って切
断して分割し、図1に示すように、数枚の矩形状のセパ
レートフィルム46(例えば、4分割した、セパレート
フィルム46a,46b,46c,46d)を得る。こ
の切断位置はセットアツプ装置またはスキャナー走査装
置からの各網点画像の露光始点と終点及び各網点画像
(露光領域)に付すべき縁取り間隔に関するデータ等に
基づいて決定される。
【0023】画像フィルム22の切断が終了し、各網点
画像毎に切断されたセパレートフィルム1列毎に吸引パ
ッド30が下降、これを吸着したのちに上昇して、図2
に示すように、各セパレートフィルム46(46a,4
6b,46c,46d)を吸引パッド30にて吸着した
まま、切断移載部29は図中bの方向に移動する。
【0024】搬出コンベア手段35は、カットテーブル
27の搬送方向C下流側端部に、搬送方向Cに対して直
交する方向に備える。該搬出コンベア手段35は、エン
ドレス状のコンベアベルト36を、その両端部のガイド
ロール37,38に巻回したものであり、そのいずれか
一方のガイドロール、例えばガイドロール38を電動モ
ーター(パルスモーター、サーボモーター)にて駆動回
転させて、コンベアベルト36を矢印方向に送行させ
る。
【0025】前記切断移載部29を図1中のb位置に移
動することによって、前記切断移載部29の吸引パッド
30に吸着されている各セパレートフィルム46(46
a,46b,46c,46d)を、該搬出コンベア手段
35のコンベアベルト36真上に位置させた後に、各吸
引パッド30の吸引動作を解除することによって、各セ
パレートフィルム46をコンベアベルト36上に載置
し、該コンベアベルト36の送行によってセパレートフ
ィルム46を搬出する。
【0026】次に、移動収納部50について、以下に説
明すれば、図1において、搬出コンベア手段35の下側
には、搬出方向に平行に移動する所定長さの移動収納部
50を備える。該移動収納部50は、図2に示すよう
に、搬出コンベア手段35の搬出方向を長手方向とする
水平な底板部51を備え、該底板部51上に搬出方向と
直交する方向に垂直方向に複数の仕切板52を等間隔に
立設して、該仕切板52の間に各々小区画収納部54を
設ける。各々小区画収納部54の内底面54aは水平で
ある。
【0027】底板51の下部には、スライド軸受部55
と、ナットブロック56を備え、該スライド軸受部55
には搬出方向にスライドガイドシャフト57を装通し
て、そのガイドシャフト57の両端部は適宜装置本体F
側に取付け支持され、前記ナットブロック56には搬出
方向にネジシャフト58(ボールネジシャフトなど)を
螺着して、該ネジシャフト58は、適宜装置本体F側に
回転可能に軸支され、図示しない電動モーター(パルス
モーター、サーボモーターなど)にてネジシャフト58
を正回転、若しくは逆回転させることによって、移動収
納部50を、搬出コンベア手段35下側に沿って前進移
動、若しくは後退移動させることができるものである。
【0028】移動収納部50は、搬出コンベア手段35
のコンベアベルト36の搬出方向下流側末端部より前方
に、その仕切板52の間隔毎に順次前進移動させ、コン
ベアベルト36にて搬出される1セット分のセパレート
フィルム46(例えばセパレートフィルム46a,46
b,46c,46d)毎に、その1つの小区画収納部5
4内に収納するものである。
【0029】なお、搬出コンベア手段35と、小区画収
納部54との間には、セパレートフィルム46を適宜滑
落させるための傾斜板39を設置することは可能であ
る。
【0030】図3は、移動収納部50の他の実施例であ
り、底板部51とその幅方向の一端側には側板部53を
備え、底板部51と側板部53と仕切板52とにより小
区画収納部54を形成し、小区画収納部54の内底面5
4aは片側に傾斜していて、側板部53の内側面54b
と直交する方向に形成されている。
【0031】本発明においては、セパレートフィルム4
6は、上記のようなセパレートフィルム46a〜46d
の4分割(Y、M、C、BL)以外に2分割を含む複数
分割において適用可能であり、勿論、分割しない場合に
も適用は可能である。
【0032】図4は、本発明装置の一実施例における動
作ブロック図であり、3はスキャナー、スキャナー分解
条件設定装置であり、スキャナー及びまたはスキャナー
分解条件設定装置からの網点画像位置情報は、搬送・カ
ッティング制御装置4に入力され、その切断位置、切断
時の切断移載部の位置とカッターの位置、搬送時の切断
移載部の位置と吸引パッドの位置等が演算される。
【0033】5は画像フィルム位置確認手段であって、
図1の画像フィルム搬送部21の所定の位置に画像フィ
ルム22が到達した時点で、搬送・カッティング制御装
置4に作動開始情報を送る。画像フィルム位置確認手段
5は、公知のセンサー類を当て24、26またはその近
傍に設置すれば良い。
【0034】また、前記搬送・カッティング制御装置4
はスキャナー及びまたはスキャナー分解条件設定装置か
らの網点画像位置情報より演算した演算結果に基づい
て、画像フィルム位置確認手段5の作動開始情報を受け
た時点より、切断移載部駆動回路6、切断手段駆動回路
7、吸引パッド駆動回路8、カットテーブル吸引孔駆動
回路9を通じて搬送・カッティング、カットテーブル吸
引孔の吸引開始停止作業を行う。
【0035】前記搬送・カッティング制御装置4から、
セパレートフィルム仕分制御装置10へは、スキャナー
及びまたはスキャナー分解条件設定装置からの網点画像
位置情報または搬送・カッティング制御装置4において
演算された切断位置情報が送られる。
【0036】この情報に基づいて、切込位置演算手段1
1は、前記切込位置情報に基づく切込位置を算出し、仕
分動作を行なう前記収納部50の移動距離を演算するた
めの収納部動作タイミング演算手段12は、単一枚の前
記画像フィルム22から断裁されて得られる1セット分
のセパレートフィルム46(各セパレートフィルム46
a,46b,46c,46d)毎に移動する移動タイミ
ング(移動距離は収納部の小区画収納部54設置間隔に
合わせて予め一定に設定されている)を算出する。その
移動タイミングに基づいて、収納部駆動回路15を動作
させて、収納部50を1ピッチ毎前進移動動作させる。
仕分のための移動動作を行なう前記移動収納部50の前
進移動又は後退移動のタイミングを演算(設定)するた
めの収納部動作タイミング演算手段12は、切断位置情
報などにより決定されるセパレートフィルム46(各セ
パレートフィルム46a,46b,46c,46d等)
の枚数に応じて移動タイミンク、移動量を算出設定して
もよい。
【0037】また、前記搬送・カッティング制御装置4
からの切断位置情報に基づいて、搬出コンベア送り量演
算手段13は、搬出コンベア手段35のコンベアベルト
36の送り量(例えばコンベアベルト36を送行させな
がら、吸引パッド30の吸着動作を解除して、1セット
分の各セパレートフィルム46a,46b,46c,4
6dのうち送行方向下流側にあるセパレートフィルム
(図1においてはセパレートフィルム46a)から順次
コンベアベルト36上に載置する場合の該コンベアベル
ト36送行動作)、送り開始、停止のタイミングを算出
し、その算出データに基づき搬出コンベア手段駆動回路
14を動作させてコンベアベルト36を送行制御するも
のである。
【0038】また、前記搬送・カッティング制御装置4
からの切断位置情報に基づいて、搬出コンベア手段駆動
回路12を動作させて、セパレートフィルムを載置した
コンベアベルト36の送り量(例えばコンベアベルト3
6を送行させながら、吸引パッド30の吸着動作を解除
して、1セット分の各セパレートフィルム46a,46
b,46c,46dのうち送行方向下流側にあるセパレ
ートフィルム(図1においてはセパレートフィルム46
a)から順次コンベアベルト36上に載置する場合の該
コンベアベルト36送行動作と、送り開始、停止のタイ
ミングを算出する。
【0039】本発明において、ロボットカラースキャナ
ーより現像済の網点画像が多数形成された画像フィルム
22を連続出力したのちの画像フィルム22を、例え
ば、手で本発明装置のフィルム搬送部21に挿入する場
合については、図1において右方向より矢印C方向に画
像フィルム22を手で挿入すれば良い。また、送りロー
ラー23を除外し、直接に当て24、26に手で画像フ
ィルム22を当てながら載置するようにしても良い。例
えば、カットテーブル27上に手で画像フィルム22を
載置するようにしても良く、その場合フィルム搬送部2
1を除外し、当て24、26はカットテーブル27上の
適宣の位置に出没自在に設けられる。
【0040】また、スキャナー及びまたはスキャナー分
解条件設定装置からの網点画像の位置情報に基づかない
で本発明装置を動作させる場合は、画像フィルム22上
に予め記録されている切断位置情報を、所定の検出セン
サー、画像読取センサーにて検出し、その検出データに
基づいて動作させてもよい。その際は、例えは、図4の
スキャナー、スキャナー分解条件設定装置3は画像フィ
ルム上に記録された切断位置情報を識別するセンサーと
なり、画像フィルム位置確認手段は、手で挿入、載置さ
れる画像フィルムの形態に応じて適宣の位置に設置され
る。
【0041】
【発明の効果】本発明の画像フィルム自動切断仕分装置
は、単一枚の画像フィルムを各画像毎に切断してセパレ
ートフィルムを得る自動切断と、そのセパレートフィル
ムを、所定原稿に対応する数枚1セット分のセパレート
フィルム毎に仕分して所定の収納部内に収納でき、断裁
後のセパレートフィルムの透明包装フィルムによる包装
処理や検版作業を円滑に実施でき、セパレートフィルム
を無包装にて1セット毎に仕分け集積処理する作業の自
動化、セパレートフィルムの検査、次工程へのセパレー
トフィルムの受け渡し等を円滑に行い得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の一実施例概略斜視図である。
【図2】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の一実施例における移動収納部の一例を示す概略斜視図
である。
【図3】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の一実施例における移動収納部の他の例を示す概略斜視
図である。
【図4】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
のブロック図である。
【符号の説明】
3…スキャナー、スキャナー分解条件設定装置 4…搬送・カッティング制御装置 5…画像フィルム位
置確認手段 6…切断移載部駆動回路 7…カッター駆動回路 8…
吸引パッド駆動回路 9…カットテーブル吸引孔駆動回路 10…仕分制御装
置 11…切込位置演算手段 12…収納部動作タイミング
演算手段 13…搬出コンベア送り量演算手段 14…搬出コンベ
ア手段駆動回路 15…収納部駆動回路 21…画像フィルム搬送部 22…画像フィルム 23
…ローラー 24、26…当て 25…送りコロ 27…カットテー
ブル 28…カッター 29…切断移載部 30…吸引パッド 31…吸引孔 35…搬出コンベア
手段 36…コンベアベルト 37…ガイドロール 3
8…ガイドロール 39…滑落板 46,46a、46b、46c、46d…セパレートフ
ィルム 50…移動収納部 51…底板部 52…仕切板 53
…側板部 54…小区画収納部 55…スライド軸受 56…ナッ
トブロック 57…ガイドシャフト 58…ネジシャフト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像フィルムを載置するカットテーブル
    と、該カットテーブル上の画像フィルムをスキャナー又
    はスキャナー分解条件設定装置からの画像位置情報又は
    前記画像フィルム上に記録された切断位置情報等に基づ
    き切断して複数枚のセパレートフィルムを得るカッター
    と該セパレートフィルムを移載する移載部とを備えた切
    断移載部と、移載されたセパレートフィルムを搬出する
    搬出コンベア手段と、該搬出コンベア手段の下側に該排
    出コンベア手段の排出方向に平行に移動する小区分仕切
    板を備えた収納部とを備えたことを特徴とする画像フィ
    ルム自動切断仕分装置。
  2. 【請求項2】前記画像フィルムを切断して得られる1セ
    ット分の複数枚のセパレートフィルム毎にそれらを連結
    するための接着テープを貼着する接着テープ貼着手段を
    備えることを特徴とする請求項1に記載の画像フィルム
    自動切断仕分装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02150843A (ja) * 1988-12-01 1990-06-11 Fuji Photo Film Co Ltd プリント写真の仕分け装置
JPH02219058A (ja) * 1989-02-21 1990-08-31 Toppan Printing Co Ltd フィルムカット装置

Patent Citations (2)

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