JPH06175337A - 画像フィルム自動切断仕分装置 - Google Patents

画像フィルム自動切断仕分装置

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JPH06175337A
JPH06175337A JP32576892A JP32576892A JPH06175337A JP H06175337 A JPH06175337 A JP H06175337A JP 32576892 A JP32576892 A JP 32576892A JP 32576892 A JP32576892 A JP 32576892A JP H06175337 A JPH06175337 A JP H06175337A
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JP
Japan
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film
cutting
image
image film
separate
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Application number
JP32576892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Asako
浩 浅子
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セパレートフィルムを無包装にて1セット毎に
仕分け集積処理する場合における画像フィルムの断裁と
仕分けを自動化し、セパレートフィルムの検査能率等セ
パレートフィルムの後処理を円滑に行い得るようにする
ことにある。 【構成】画像フィルム22を載置するカットテーブル21
と、画像フィルムをスキャナーの画像位置情報又は前記
画像フィルム上に記録された切断位置情報等に基づき切
断して複数枚のセパレートフィルム46を得るカッター28
と、該セパレートフィルムを移載する吸引パッド30を備
えた切断移載手段29、移載されたセパレートフィルムを
搬出する搬出コンベア手段、前記搬出コンベア手段と複
数収納部のいずれかの収納部間を前記画像位置情報又は
前記切断位置情報等に基づき選択移動可能な可動板50と
を備えた色分解画像フィルム自動切断仕分装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナーによって写
真を複数色に分解して画像が多数形成された画像フィル
ムを画像毎に自動的に切断する画像フィルム自動切断装
置に係わり、さらに詳しくは単一フィルムの画像フィル
ム上に形成された各色版に相当する複数画像を、各色版
毎に自動的に切断して得られたセパレートフィルムを、
フィルムサイズに応じて、所定の収納部内に仕分け収納
する画像フィルム自動切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、製版工程の中の分解工程で
は、カラースキャナーを用いてカラー写真を複数色(標
準的なカラー印刷ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色)の画像に分解し、画像(以下、網点画像
と記す。尚、画像には主として網点画像と連続調画像が
あるが、本願発明においては、網点画像と連続調画像は
何の相違も無い。)が多数形成された画像フィルムを得
ている。これは、カラー写真をスキャナーで走査し、複
数色の色情報を得、この色情報から網点情報を演算し、
この網点情報に基づき画像フィルム(主として銀塩感光
フィルム)にレーザ等で網点画像(標準的なカラー印刷
ではカラー写真一枚に対して網点画像はイエロー用、マ
ゼンタ用、シアン用、ブラック用の4点)を露光し、画
像フィルムの余白が無くなるまで次々にカラー写真を分
解、網点画像を露光することで網点画像が多数形成され
た画像フィルムを得ている。
【0003】この画像フィルムは現像処理を経たのち網
点画像毎に切断され(以下、網点画像毎に切断済の画像
フィルムをセパレートフィルムと記す)、1枚のカラー
写真と対応する複数色版のセパレートフィルムを1セッ
トとしてまとめて整理し(標準的なカラー印刷では4枚
1組)、次工程であるレタッチ工程(セパレートフィル
ムを所定の位置に貼り込む工程)に渡している。
【0004】網点画像が多数形成された画像フィルムを
切断してセパレートフィルムを得る作業は、従来はハサ
ミ等を用いての手作業による切断作業であったが、今
日、現像済の網点画像が多数形成された画像フィルムを
連続出力可能なロボットカラースキャナーが開発され、
網点画像が多数形成された画像フィルムを連続的に出力
するため、ハサミ等を用いての手作業による切断作業が
スキャナーオペレーターの全作業時間の大きな部分を占
めるようになり、そのため、逆にロボットカラースキャ
ナーの稼働率が低下するという問題が発生するに至って
いる。また、手作業による切断作業のため労働負荷が大
きいという問題もあった。
【0005】そこで本願出願人はこれまで以下に記す画
像フィルム自動切断装置を提案してきた。特開平2−2
19058号は、画像フィルムのサイズと画像フィルム
上の所定位置に設けられている切断位置情報である色識
別マーク(色識別マークは網点画像ごとに設けられる)
を検出し、画像フィルムのサイズと色識別マークより切
断位置を判断して切断を行う画像フィルム自動切断装置
で、セパレートフィルムは4枚1組で包装されて出力さ
れる。特開平3−264296号は、画像フィルムのサ
イズと画像フィルム上の所定位置に設けられている色識
別マークを検出し、画像フィルムのサイズと色識別マー
クより切断位置を判断して切断を行い、セパレートフィ
ルムは4枚1組で互いにずらして重ね合わせて貼着して
出力する画像フィルム自動切断装置である。また、特願
平2−163851号は、スキャナーで画像フィルムに
レーザ等で網点画像を露光する際に、切断位置情報であ
るマークを形成し、該マークを検出して切断を行う画像
フィルム自動切断装置である。
【0006】また、今日、網点画像露光時の位置データ
を利用して画像フィルムの切断位置を決定する画像フィ
ルム自動切断装置が開発されており、切断毎に色識別マ
ークまたは切断位置を示すマークを検出する必要がな
く、切断作業の時間を削減することが可能となり、これ
によって画像フィルム自動切断装置の能率を向上させ、
更に、現像機と画像フィルム自動切断装置をインライン
化することで、分解から切断、及び透明フィルムなどに
よる1セット毎のセパレートフィルムの包装までを一貫
ラインで自動的にできるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断後
のセパレートフィルムの集積処理に関しては、例えば断
裁されたセパレートフィルムを無包装にて1セット毎に
仕分け集積処理する場合があり、その場合にはほとんど
手作業に依っていた。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、セパレ
ートフィルムを無包装にて1セット毎に仕分け集積処理
する場合における画像フィルムの断裁と仕分けを自動化
して、セパレートフィルムの検査能率、次工程へのセパ
レートフィルムの受け渡し等を円滑に行い得るようにす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像フィルム
を載置するカットテーブルと、該カットテーブル上の画
像フィルムをスキャナー又はスキャナー分解条件設定装
置からの画像位置情報又は前記画像フィルム上に記録さ
れた切断位置情報等に基づき切断して複数枚のセパレー
トフィルムを得るカッターと、該セパレートフィルムを
移載する移載部とを備えた切断移載部と移載されたセパ
レートフィルムを搬出する搬出コンベア手段と、セパレ
ートフィルムを収納する複数収納部と、搬出されるセパ
レートフィルムを受取り前記搬出コンベア手段と複数収
納部のいずれかの収納部との間を前記画像位置情報又は
前記切断位置情報等に基づき選択移動可能な可動板とを
備えたことを特徴とする画像フィルム自動切断仕分装置
である。
【0010】
【作用】本発明の画像フィルム自動切断仕分装置は、画
像フィルムを載置するカットテーブル、該カットテーブ
ル上の画像フィルムを前記スキャナー又はスキャナー分
解条件設定装置からの画像位置情報又は前記画像フィル
ム上に記録された切断位置情報等に基づき切断して複数
枚のセパレートフィルムを得る切断手段を設けたので、
カラー写真など所定の原稿からスキャナーによって分解
処理されて出力された単一枚の画像フィルム上の各色版
を、前記画像位置情報又は前記切断位置情報等に基づき
適正なサイズに従って自動的に分断できる。
【0011】また、切断された該セパレートフィルムを
移載する移載手段、移載されたセパレートフィルムを受
け取り搬出する搬出コンベア手段、セパレートフィルム
をそのフィルムサイズに対応して収納する複数収納部、
搬出されるセパレートフィルムを受取り、前記搬出コン
ベア手段と複数収納部のうちのいずれかの収納部との間
を前記画像位置情報又は前記切断位置情報等に対応して
設定される移動距離に基づき選択移動可能な可動板とを
備えたので、断裁後の1セット分のセパレートフィルム
を搬出コンベア手段に移載した上で、該搬出コンベア手
段によって1セット分のセパレートフィルムを可動板上
に受け渡すことができ、前記画像位置情報又は前記切断
位置情報等に対応して設定される移動距離に従って該可
動板を移動させて、セパレートフィルムのサイズに対応
して所定収納部内に該セパレートフィルムを仕分収納す
ることができる。
【0012】また、前記収納部に収納される前記原稿に
対応する1セット分のセパレートフィルム毎に識別シー
トを挿入する識別シート挿入手段を備えたので、同一収
納部内に収納される同一サイズの多数枚のセパレートフ
ィルムの中から、1枚分の所定の原稿に対応する1セッ
ト分のセパレートフィルムを、その識別シートによって
容易に識別して取り出すことができる。
【0013】また、前記収納部に収納される前記原稿に
対応する1セット分のセパレートフィルム毎にそれらを
連結するための接着テープを貼着するテープ貼着手段を
備えたので、同一収納部内に収納された同一サイズの多
数枚のセパレートフィルムのの中から、1枚分の所定の
原稿に対応する1セット分のセパレートフィルムを、接
着テープによって連結した状態でまとめて取り出すこと
ができる。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明に係わる画像フィルム自動切断装置の概略
図であり、スキャナーによって写真をC,M,Y,Bk
等の複数色に分解処理し、各色分解画像が単一フィルム
上に順に出力された画像フィルム22を、画像フィルム
搬送部21によって搬送方向C方向に搬送する。該画像
フィルム搬送部21は、図示しない現像装置に接続され
ている。網点画像が多数形成された画像フィルム22は
現像終了後、駆動回転する複数の送りローラー23によ
って画像フィルム搬送部21の内部を搬送方向C(矢印
方向)に進み、出没自在の当て24に当接して停止す
る。
【0015】次に、画像フィルム22は回転する送りコ
ロ25によって搬送方向Cと直交する方向に送られ、出
没自在の当て26に当接して停止することで、画像フィ
ルム22は絶えず所定の位置に停止することが可能とな
る。
【0016】送りローラー23が回転する際は送りコロ
25は図示しない上下機構によって上昇し、画像フィル
ム22に当接しない位置にあり、送りコロ25が下がり
画像フィルム22に当接して回転する際は、送りローラ
ー23は図示しない上下機構によって上昇して画像フィ
ルム22より離れている。
【0017】図中27はカットテーブルで、カットテー
ブル27の上方にはカッター28が切断移載部29に鉛
直に支持されて設けられている。このカッター28は図
示しないY軸方向(搬送方向Cと直交する方向)駆動機
構により切断移載部29に沿って移動可能となってお
り、更にカッター自体は上下駆動動作及び駆動回転可能
であり、切断の有無の選択及びカッター刃の方向を変更
することができる。
【0018】切断移載部29は装置本体フレーム上を図
示しないX軸方向(搬送方向Cの方向)駆動機構により
カットテーブルに沿って移動可能となっている。切断移
載部29にはカッティング後のフィルムを吸着保持する
複数本の吸引パイプを直線的に配列した形式、若しくは
吸着盤などの吸引パッド30(移載部)が設けられてお
り、この吸引パッド30は、図示しない上下機構によっ
て上下駆動動作が可能である。
【0019】当て24、26に当接して所定の位置に停
止した画像フィルム22は、図中aの位置に移動した切
断移載部29に設けられている吸引パッド30により吸
引されて、切断移載部29が搬送方向Cの方向に移動す
るに従ってカットテーブル27上に搬送される。この
際、当て24は下降して搬送中の画像フィルム22と接
触を避ける。吸引パッド30により吸引され、切断移載
部29と吸引パッド30により搬送された画像フィルム
22がカットテーブル27の所定の位置に達した時、切
断移載部29は停止し吸引パッド30が下降して画像フ
ィルム22はカットテーブル27上に載置される。
【0020】カットテーブル27には無数の吸引孔31
が設けられており、画像フィルム22は吸引孔31に吸
引されて吸着固定され、吸引パッド30は吸着を停止し
上昇する。
【0021】なお画像フィルム搬送部21上を送りロー
ラー23によりC方向に搬送される前記画像フィルム2
2は、当て24、26によって絶えず前端部と側端部の
所定の位置に停止し、その後吸引パッド30により吸引
され、切断移載部29により搬送されるため、切断移載
部29の搬送方向前後の往復移動距離を所定値に定める
ことにより、カットテーブル27上に載置される画像フ
ィルム22の吸着位置を所定位置にすることができる。
この所定位置はカッター28の切断可能範囲内であれば
任意に定めれる。
【0022】カッター28は、カットテーブル27上の
画像フィルム22を前記スキャナーまたはスキャナー分
解条件設定装置からの画像位置情報又は前記画像フィル
ム上に記録された切断位置情報等に基づき切断して、複
数枚のセパレートフィルム46を得るものであり、カッ
ターテーブル27上の所定の位置に吸引された画像フィ
ルム22を網点画像毎にカッター28にて、搬送方向C
に沿って、あるいは搬送方向と直交する方向に沿って切
断して分割し、図1に示すように、数枚の矩形状のセパ
レートフィルム46(例えば、4分割した、セパレート
フィルム46a,46b,46c,46d)を得る。こ
の切断位置はセットアツプ装置またはスキャナー走査装
置からの各網点画像の露光始点と終点及び各網点画像
(露光領域)に付すべき縁取り間隔に関するデータ等に
基づいて決定される。
【0023】画像フィルム22の切断が終了し、各網点
画像毎に切断されたセパレートフィルム1列毎に吸引パ
ッド30が下降、これを吸着したのちに上昇して、図2
に示すように、各セパレートフィルム46(46a,4
6b,46c,46d)を吸引パッド30にて吸着した
まま、切断移載部29は図中bの方向に移動する。
【0024】搬出コンベア手段35は、カットテーブル
27の搬送方向C下流側端部に、搬送方向Cに対して直
交する方向に備える。該搬出コンベア手段35は、エン
ドレス状のコンベアベルト36を、その両端部のガイド
ロール37,38に巻回したものであり、そのいずれか
一方のガイドロール、例えばガイドロール38を電動モ
ーター(パルスモーター、サーボモーター)にて駆動回
転させて、コンベアベルト36を矢印方向に送行させ
る。
【0025】前記切断移載部29を図1中のb位置に移
動することによって、前記切断移載部29の吸引パッド
30に吸着されている各セパレートフィルム46(46
a,46b,46c,46d)を、該搬出コンベア手段
35のコンベアベルト36真上に位置させた後に、各吸
引パッド30の吸引動作を解除することによって、各セ
パレートフィルム46をコンベアベルト36上に載置
し、該コンベアベルト36の送行によってセパレートフ
ィルム46を搬出する。
【0026】コンベアベルト36の搬出方向末端部に
は、装置本体フレームFに支持する支持フレームF1
搬送方向Cに対して平行に設置したガイドレール51に
沿って移動可能な可動板50を備え、該可動板50は、
水平姿勢から所定の角度に搬出方向に向かって低く傾斜
する傾斜姿勢に変換可能である。
【0027】ガイドレール51に沿った可動板50の移
動路に沿う側方には、セパレートフィルム46を収納す
る複数の収納部60(例えば、収納部A、B,C,D,
E)を配置してあり、例えば、収納部Aにはフィルムサ
イズSa (又はそれに近似するサイズ)のもの、収納部
BにはフィルムサイズSb (又はそれに近似するサイ
ズ)のものを収納すると云ったように、予め収納すべき
フィルムサイズを決めておき、また、搬出コンベア手段
35のコンベアベルト36の末端部から各収納部A,
B,C,D,Eまでの距離を決めておくものである。
【0028】水平姿勢の可動板50は、前記コンベアベ
ルト36によって搬出される1セット分の各セパレート
フィルム46(46a,46b,46c,46d)をそ
の上面に受け取って積載した後、収納部60の各収納部
A、B,C,D,Eのいずれか上側にて停止してから傾
斜姿勢に変換して、積載されたセパレートフィルム46
を当該収納部60内に滑落させて収納し、その後直ち
に、可動板50は、元の搬出コンベア手段35のコンベ
アベルト36末端部に復帰して、次ぎの画像フィルム2
2を断裁した後の1セット分のセパレートフィルム46
を搬出コンベア手段35により搬出する動作に備えるも
のである。
【0029】上記コンベアベルト36によって搬出され
る1セット分の各セパレートフィルム46を受け取った
可動板50の搬出コンベア手段35末端部からガイドレ
ール51に沿って移動する移動距離は、画像フィルム2
2を出力するスキャナー及び/又はスキャナー分解条件
設定装置からの画像位置情報、又は、画像フィルム22
上に記録された切断位置情報等に基づいて算出設定され
るものである。
【0030】本発明においては、セパレートフィルム4
6は、上記のようなセパレートフィルム46a〜46d
の4分割(Y、M、C、BL)以外に2分割を含む複数
分割において適用可能であり、勿論、分割しない場合に
も適用は可能である。
【0031】図2は、本発明装置の一実施例における動
作ブロック図であり、3はスキャナー、スキャナー分解
条件設定装置であり、スキャナー及びまたはスキャナー
分解条件設定装置からの網点画像位置情報は、搬送・カ
ッティング制御装置4に入力され、その切断位置、切断
時の支持部材の位置とカッタの位置、搬送時の支持部材
の位置と吸引パッドの位置等が演算される。
【0032】5は画像フィルム位置確認手段であって、
図1の画像フィルム搬送部21の所定の位置に画像フィ
ルム22が到達した時点で、搬送・カッティング制御装
置4に作動開始情報を送る。画像フィルム位置確認手段
5は、公知のセンサー類を当て24、26またはその近
傍に設置すれば良い。
【0033】また、前記搬送・カッティング制御装置4
はスキャナー及びまたはスキャナー分解条件設定装置か
らの網点画像位置情報より演算した演算結果に基づい
て、画像フィルム位置確認手段5の作動開始情報を受け
た時点より、支持部材駆動回路6、切断手段駆動回路
7、吸引パッド駆動回路8、カットテーブル吸引孔駆動
回路9を通じて搬送・カッティング、カットテーブル吸
引孔の吸引開始停止作業を行う。
【0034】前記搬送・カッティング制御装置4から、
セパレートフィルム仕分制御装置10へは、スキャナー
及びまたはスキャナー分解条件設定装置からの網点画像
位置情報または搬送・カッティング制御装置4において
演算された切断位置情報が送られる。
【0035】この情報に基づいて、切込位置演算手段1
1は、前記切込位置情報に基づく切込位置を算出し、仕
分動作を行なう前記可動板50の移動距離を演算するた
めの可動板移動距離演算手段12は、セパレートフィル
ム46(各セパレートフィルム46a,46b,46
c,46d等)の大きさに応じた可動板50の移動距離
を算出する。
【0036】また、前記搬送・カッティング制御装置4
からの切断位置情報に基づいて、搬出コンベア送り量演
算手段13は、搬出コンベア手段35のコンベアベルト
36の送り量(例えばコンベアベルト36を送行させな
がら、吸引パッド30の吸着動作を解除して、1セット
分の各セパレートフィルム46a,46b,46c,4
6dのうち送行方向下流側にあるセパレートフィルム
(図1においてはセパレートフィルム46a)から順次
コンベアベルト36上に載置する場合の該コンベアベル
ト36送行動作)、送り開始、停止のタイミングを算出
し、その算出データに基づき搬出コンベア手段駆動回路
14を動作させてコンベアベルト36を送行制御するも
のである。
【0037】搬送・カッティング制御装置4から前記セ
パレートフィルム仕分制御装置10の可動板姿勢変換駆
動回路15へは、1セット分のセパレートフィルム46
を包装フィルム32上に載置(例えば、1セット分の各
セパレートフィルム46a,46b,46c,46dの
うちコンベアベルト36の供給方向下流側にあるセパレ
ートフィルムから順次コンベアベルト36上に載置し
て、1セット全てのセパレートフィルムを載置)した時
点で作動開始情報が送られ、可動板50は水平姿勢に変
換制御されて、コンベアベルト36上に載置されている
前記セパレートフィルム46を可動板50上に排出集積
する。
【0038】これを受けて、可動板移動駆動回路16が
作動して、可動板50は前記演算手段12にて設定され
た移動距離だけ移動して、各種サイズのフィルムを収納
するための複数収納部(A,B,C,D,E)のうち、
その可動板50上に積載されたセパレートフィルム46
のサイズのフィルムを収納すべき所定の収納部の位置に
て停止する。それを受けて可動板姿勢変換駆動回路15
が動作して、可動板50を傾斜姿勢に変換して、可動板
50上のセパレートフィルム46を当該収納部60内に
滑落させて仕分収納し、セパレートフィルム46が収納
された後は、可動板50は、元の位置(コンベアベルト
36末端部)に復帰する。
【0039】図3(a)〜(b)は、可動板50の直線
移動機構及び姿勢変換機構の詳細図てあり、可動板50
は、図3(a)の側面図に示すように、直線状のガイド
レール51のガイド部51aに沿って移動可能な可動ブ
ラケット52を備え、該ブラケット52に軸支された回
転支軸53に取付け固定した支持部54を介して移動板
本体55を備え、前記回転支軸53は、ブラケット52
に一体に取り付けたロータリーエアーシリンダー56の
回転作動ローターに一体的に結合されており、該ロータ
リーエアーシリンダー56の0°乃至乃至45°程度の
駆動回転によって、移動板本体55は水平姿勢及び傾斜
姿勢に変換される。
【0040】前記ブラケット52は、その両側に両端を
接続したエンドレス状の牽引ワイヤあるいはチェーン、
タイミングベルトなど牽引索体57を備え、該索体57
は、図1に示すようにガイドレール51の両端側に軸支
される回転体58a,58b(プーリー、スプロケッ
ト、タイミングプーリー)に巻回され、一端側の前記回
転体58bと同軸にて連動回転する回転体58cを、こ
れに巻回する動力伝達部58d(チェーン、タイミング
ベルト、ギア)を介して電動モーター59(パルスモー
ター、サーボモーターなど)によって回転させることに
より、前記索体57を回転送行させて可動板50を、ガ
イドレール51に沿って移動させるものである。
【0041】図4は、本発明の他の実施例において使用
する識別シート挿入手段70の一例を示す図1の右方向
から見た正面図であり、該識別シート挿入手段70は、
可動板50の下方に配置されて、複数の収納部60の各
収納部A,B,C,D,Eにそれぞれ配置される。 識
別シート挿入手段70は、水平な基台71と、収納部6
0側に垂直な前面板72を備え、基台71上側にはバネ
71aによって弾力的に支持された水平積載台73を備
え、該積載台73上に識別シート47を積載する。
【0042】積載される識別シート47の最上部には、
該識別シート47を下方に押さえて駆動回転可能な摩擦
供給ロール74を備え、最上部の識別シート47を1枚
ずつ収納部60方向に供給する。識別シート47の供給
方向には、駆動回転する上下一対の送り出しロール75
を備え、識別シート47を収納部60内に送り出す。
【0043】摩擦供給ロール74は、上記可動板50が
収納部60内へのセパレートフィルム46の収納動作を
終了して元のコンベアベルト36末端部方向に復帰して
いる間に駆動回転動作して、識別シート47をその収納
された1セット分のセパレートフィルム46上に重ね合
わせるように供給され、1セット分毎のセパレートフィ
ルムの仕切りとなる。
【0044】次に、本発明のその他の実施例として接着
テープ貼着手段80を使用する場合の一例を以下に説明
する。図1において説明した吸引パッド30によって吸
着保持された各セパレートフィルム46が、搬送コンベ
ア手段35のコンベアベルト36送行方向下流側より順
にセパレートフィルム46a,46b,46c,46d
の順に吸着保持されている場合、切断移載部29をb位
置に移動動作することによって各セパレートフィルム4
6を搬出コンベア手段35の送行するコンベアベルト3
6真上に搬送した後、その吸引パッド30の吸着解除の
順序を、コンベアベルト36の送行方向上流側(セパレ
ートフィルム46d側)より順に行なうことによって、
図5に示すように、セパレートフィルム46dを下側に
して順次46c,46b,46aの順にずれ重ね状態に
して搬出される。
【0045】このずれ重ね状態で搬出されるセパレート
フィルム46上に、接着テープ貼着手段80によって接
着テープを貼着するものである。
【0046】上記接着テープ貼着手段80は、セパレー
トフィルム46の通過するコンベアベルト36上方に、
回転可能且つ上下動作可能な貼着ロール81を備え、該
貼着ロール81下側周面には、小片状の接着テープ82
をその粘着面を外面にして剥離可能に等間隔に支持した
長尺状の支持シート83が導入される。支持シート83
は、図示しないインフィードロール、アウトフィードロ
ール及び張力調整用の中間バッファーロールによって送
行可能である。
【0047】コンベアベルト36によってずれ重ね状態
に搬出される各セパレートフィルム46の上側から、貼
着ロール81を下降動作させて押圧しながら支持シート
83の接着テープ82をフィードして、セパレートフィ
ルム46のずれ重ね端部に、接着テープ82を貼着す
る。貼着後は、貼着ロール81は上昇して元の位置に復
帰する。
【0048】このようにして、1セット分のセパレート
フィルム46を接着テープ82によって接続した後に、
可動板50上に排出して、サイズに対応する所定の収納
部60に収納するものである。
【0049】本発明において、ロボットカラースキャナ
ーより現像済の網点画像が多数形成された画像フィルム
22を連続出力したのちの画像フィルム22を、例え
ば、手で本発明装置のフィルム搬送部21に挿入する場
合については、図1において右方向より矢印C方向に画
像フィルム22を手で挿入すれば良い。また、送りロー
ラー23を除外し、直接に当て24、26に手で画像フ
ィルム22を当てながら載置するようにしても良い。例
えば、カットテーブル27上に手で画像フィルム22を
載置するようにしても良く、その場合フィルム搬送部2
1を除外し、当て24、26はカットテーブル27上の
適宣の位置に出没自在に設けられる。
【0050】また、スキャナー及びまたはスキャナー分
解条件設定装置からの網点画像の位置情報に基づかない
で本発明装置を動作させる場合は、画像フィルム22上
に予め記録されている切断位置情報を、所定の検出セン
サー、画像読取センサーにて検出し、その検出データに
基づいて動作させてもよい。その際は、例えは、図4の
スキャナー、スキャナー分解条件設定装置3は画像フィ
ルム上に記録された切断位置情報を識別するセンサーと
なり、画像フィルム位置確認手段は、手で挿入、載置さ
れる画像フィルムの形態に応じて適宣の位置に設置され
る。
【0051】
【発明の効果】本発明の画像フィルム自動切断仕分装置
は、単一枚の画像フィルムを各画像毎に切断してセパレ
ートフィルムを得る自動切断装置とそのセパレートフィ
ルムを、所定原稿に対応する数枚1セット分のセパレー
トフィルム毎、及びサイズ毎に仕分して所定の収納部内
に収納でき、断裁後のセパレートフィルムの透明包装フ
ィルムによる包装処理や検版作業を円滑に実施でき、セ
パレートフィルムを無包装にて1セット毎に仕分け集積
処理する作業を自動化して、セパレートフィルムの検査
能率、次工程へのセパレートフィルムの受け渡し等を円
滑に行い得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の一実施例概略斜視図である。
【図2】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
のブロック図である。
【図3】(a)は、本発明に係わる画像フィルム自動切
断仕分装置の一実施例における可動板の構造を説明する
側面図、(b)は、その正面図である。
【図4】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の識別シート挿入手段の一例を説明する正面図である。
【図5】本発明に係わる画像フィルム自動切断仕分装置
の接着テープ貼着手段の一例を説明する正面図である。
【符号の説明】
3…スキャナー、スキャナー分解条件設定装置 4…搬送・カッティング制御装置 5…画像フィルム位
置確認手段 6…切断移載部駆動回路 7…切断手段駆動回路 8…
吸引パッド駆動回路 9…カットテーブル吸引孔駆動回路 10…フィルム挟
持制御装置 11…切込位置演算手段 12…可動板移動距離演算手
段 13…搬出コンベア送り量演算手段 14…搬出コンベア手段駆動回路 15…可動板姿勢変
換駆動回路 16…可動板移動駆動回路 21…画像フィルム搬送部 22…画像フィルム 23
…ローラー 24、26…当て 25…送りコロ 27…カットテー
ブル 28…カッター 29…切断移載部 30…吸引パッド 31…吸引孔 35…搬出コンベア
手段 36…コンベアベルト 37…ガイドロール 3
8…ガイドロール 46,46a、46b、46c、46d…セパレートフ
ィルム 47…識別シート 50…可動板 51…ガイドレール 52…可動ブラケ
ット 53…回転支軸 54…支持部 55…可動板本体 56…ロータリーエ
アーシリンダー 57…牽引索体 59…電動モーター 60…収納部 70…識別シート挿入手段 71…基台 72…前面板
73…積載台 74…摩擦供給ロール 75…送り出しロール 80…接着テープ貼着手段 81…貼着ロール 82…
接着テープ 83…支持シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像フィルムを載置するカットテーブル
    と、該カットテーブル上の画像フィルムをスキャナー又
    はスキャナー分解条件設定装置からの画像位置情報又は
    前記画像フィルム上に記録された切断位置情報等に基づ
    き切断して複数枚のセパレートフィルムを得るカッター
    と該セパレートフィルムを移載する移載部とを備えた切
    断移載部と、移載されたセパレートフィルムを搬出する
    搬出コンベア手段と、セパレートフィルムを収納する複
    数収納部と、搬出されるセパレートフィルムを受取り前
    記搬出コンベア手段と複数収納部のいずれかの収納部と
    の間を前記画像位置情報又は前記切断位置情報等に基づ
    き選択移動可能な可動板とを備えたことを特徴とする画
    像フィルム自動切断仕分装置。
  2. 【請求項2】前記収納部に収納される前記原稿に対応す
    る1セット分のセパレートフィルム毎に識別シートを挿
    入する識別シート挿入手段を備えることを特徴とする請
    求項1に記載の画像フィルム自動切断仕分装置。
  3. 【請求項3】前記収納部に収納される前記原稿に対応す
    る1セット分のセパレートフィルム毎にそれらを連結す
    るための接着テープを貼着する接着テープ貼着手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像フィルム自
    動切断仕分装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113858292A (zh) * 2021-08-25 2021-12-31 深圳市华瑞迪科技有限公司 一种用于偏光片的裁切机

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JPS6256249A (ja) * 1985-08-19 1987-03-11 グレターク イメイジング アクチェンゲゼルシャフト 対象物処理方法、写真処理方法および写真シート材料処理装置
JPH02219058A (ja) * 1989-02-21 1990-08-31 Toppan Printing Co Ltd フィルムカット装置

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