JPH0521443A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH0521443A JPH0521443A JP17106791A JP17106791A JPH0521443A JP H0521443 A JPH0521443 A JP H0521443A JP 17106791 A JP17106791 A JP 17106791A JP 17106791 A JP17106791 A JP 17106791A JP H0521443 A JPH0521443 A JP H0521443A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 第1導電型のシリコン基板1と、シリコン基
板1上に形成された第1導電型の埋込拡散層2及びエピ
タキシャル層3と、エピタキシャル層3の表面付近に形
成された第2導電型のベース層21と、ベース層21の
上面に形成された第1導電型のエミッタ電極用ポリシリ
コン層22及び第2導電型のベース電極用ポリシリコン
層23と、エミッタ電極用ポリシリコン層22から拡散
によって形成された第1導電型のエミッタ層22aと、
ベース電極用ポリシリコン層23から拡散によって形成
された第2導電型の外部ベース層23aとを備えたこと
を特徴としている。 【効果】 ベース・コレクタ間の接合容量が小さく、エ
ミッタ抵抗が低い半導体装置が得られる効果がある。
板1上に形成された第1導電型の埋込拡散層2及びエピ
タキシャル層3と、エピタキシャル層3の表面付近に形
成された第2導電型のベース層21と、ベース層21の
上面に形成された第1導電型のエミッタ電極用ポリシリ
コン層22及び第2導電型のベース電極用ポリシリコン
層23と、エミッタ電極用ポリシリコン層22から拡散
によって形成された第1導電型のエミッタ層22aと、
ベース電極用ポリシリコン層23から拡散によって形成
された第2導電型の外部ベース層23aとを備えたこと
を特徴としている。 【効果】 ベース・コレクタ間の接合容量が小さく、エ
ミッタ抵抗が低い半導体装置が得られる効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベース・コレクタ間
の接合容量が小さく、エミッタ抵抗が低い、バイポーラ
型半導体装置及びその製造方法に関するものである。
の接合容量が小さく、エミッタ抵抗が低い、バイポーラ
型半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、例えば特公昭63−2
61746号公報に示された、従来の半導体装置及びそ
の製造方法を示す構成図である。この半導体装置は、図
4(a)〜(d)、図5(e)〜(h)に示す工程の順に製造さ
れ、完成時の構成は図5(h)のようになる。また、各図
はトランジスタ活性領域周辺のみの構成を示す断面図で
ある。
61746号公報に示された、従来の半導体装置及びそ
の製造方法を示す構成図である。この半導体装置は、図
4(a)〜(d)、図5(e)〜(h)に示す工程の順に製造さ
れ、完成時の構成は図5(h)のようになる。また、各図
はトランジスタ活性領域周辺のみの構成を示す断面図で
ある。
【0003】図5(h)において、2はN-型のシリコン
基板1(図4(a)または(b)参照)の上に形成されるP
+型の埋込拡散層であり、シリコン基板1は半導体基板
を構成する。3は埋込拡散層2の上に形成されたP-型
のエピタキシャル層、4は埋込拡散層2及びエピタキシ
ャル層3の形成後に形成される素子分離酸化膜である。
6a及び6cはベース電極を取り出すためのベース電極
用導電性膜を構成するベース電極用ポリシリコン層であ
り、素子分離酸化膜4及び不活性ベース層(後述する)
の上に形成されている。10はエピタキシャル層3の表
面付近に形成されたN+型の不活性ベース層であり、ベ
ース電極用ポリシリコン層6a及び6cに接触してい
る。11はエピタキシャル層3の表面付近にイオン注入
によって形成されたN型の活性ベース層であり、不活性
ベース層10に挟み込まれている。12は活性ベース層
11の表面付近にイオン注入及び熱拡散によって形成さ
れたP型のエミッタ層である。
基板1(図4(a)または(b)参照)の上に形成されるP
+型の埋込拡散層であり、シリコン基板1は半導体基板
を構成する。3は埋込拡散層2の上に形成されたP-型
のエピタキシャル層、4は埋込拡散層2及びエピタキシ
ャル層3の形成後に形成される素子分離酸化膜である。
6a及び6cはベース電極を取り出すためのベース電極
用導電性膜を構成するベース電極用ポリシリコン層であ
り、素子分離酸化膜4及び不活性ベース層(後述する)
の上に形成されている。10はエピタキシャル層3の表
面付近に形成されたN+型の不活性ベース層であり、ベ
ース電極用ポリシリコン層6a及び6cに接触してい
る。11はエピタキシャル層3の表面付近にイオン注入
によって形成されたN型の活性ベース層であり、不活性
ベース層10に挟み込まれている。12は活性ベース層
11の表面付近にイオン注入及び熱拡散によって形成さ
れたP型のエミッタ層である。
【0004】埋込拡散層2及びエピタキシャル層3はコ
レクタ層を構成し、これらと不活性ベース層10、活性
ベース層11及びエミッタ層12とによってPNP型の
バイポーラトランジスタが構成されている。15a及び
16aはエミッタ開孔(後述する)を行う際に形成され
るサイドウォールである。17はエミッタ電極を取り出
すためのエミッタ電極用導電性膜を構成するエミッタ電
極用ポリシリコン層であり、サイドウォール15a及び
16aの上に形成されている。19はエミッタ電極用ポ
リシリコン層17の表面全体に形成された白金シリサイ
ド、20はベース電極用ポリシリコン層6a、6c及び
白金シリサイド19の上にCVD法により形成された酸
化膜、20aは酸化膜20を開孔して形成されたコンタ
クトホールである。また、エミッタ電極用ポリシリコン
層17には、図示しないエミッタ電極が設けられてい
る。
レクタ層を構成し、これらと不活性ベース層10、活性
ベース層11及びエミッタ層12とによってPNP型の
バイポーラトランジスタが構成されている。15a及び
16aはエミッタ開孔(後述する)を行う際に形成され
るサイドウォールである。17はエミッタ電極を取り出
すためのエミッタ電極用導電性膜を構成するエミッタ電
極用ポリシリコン層であり、サイドウォール15a及び
16aの上に形成されている。19はエミッタ電極用ポ
リシリコン層17の表面全体に形成された白金シリサイ
ド、20はベース電極用ポリシリコン層6a、6c及び
白金シリサイド19の上にCVD法により形成された酸
化膜、20aは酸化膜20を開孔して形成されたコンタ
クトホールである。また、エミッタ電極用ポリシリコン
層17には、図示しないエミッタ電極が設けられてい
る。
【0005】図5(h)の半導体装置においては、エミッ
タ電流は、エミッタ電極からエミッタ電極用ポリシリコ
ン層17等を介してエピタキシャル層3へ流入すること
になる。
タ電流は、エミッタ電極からエミッタ電極用ポリシリコ
ン層17等を介してエピタキシャル層3へ流入すること
になる。
【0006】次に、図5(h)に示した従来の半導体装置
の製造方法について、図4及び図5を参照しながら説明
する。
の製造方法について、図4及び図5を参照しながら説明
する。
【0007】まず、図4(a)に示すように、N-型のシ
リコン基板1に、P+型の埋込拡散層2及びP-型のエピ
タキシャル層3から成るコレクタ層を形成した後、LO
COSによって素子分離酸化膜4を形成する。さらに、
ポリシリコン層6をシリコン基板1の表面上に形成しそ
の表面を酸化した後、ベース電極及びコレクタ電極を形
成する部分に選択的に窒化膜7を形成する。
リコン基板1に、P+型の埋込拡散層2及びP-型のエピ
タキシャル層3から成るコレクタ層を形成した後、LO
COSによって素子分離酸化膜4を形成する。さらに、
ポリシリコン層6をシリコン基板1の表面上に形成しそ
の表面を酸化した後、ベース電極及びコレクタ電極を形
成する部分に選択的に窒化膜7を形成する。
【0008】続いて、図4(b)に示すように、ポリシリ
コン層6を選択酸化することにより、ベース電極用ポリ
シリコン層6a及び6c、コレクタ電極用ポリシリコン
層6d並びに酸化膜9を形成する。この際、窒化膜7に
熱歪が発生するが、この熱歪は酸化終了時においても回
復しない。さらに、ベース電極用ポリシリコン層6a及
び6cに、窒化膜7を介してN型不純物をイオン注入
し、アニールによってN型不純物濃度を均一化する。
コン層6を選択酸化することにより、ベース電極用ポリ
シリコン層6a及び6c、コレクタ電極用ポリシリコン
層6d並びに酸化膜9を形成する。この際、窒化膜7に
熱歪が発生するが、この熱歪は酸化終了時においても回
復しない。さらに、ベース電極用ポリシリコン層6a及
び6cに、窒化膜7を介してN型不純物をイオン注入
し、アニールによってN型不純物濃度を均一化する。
【0009】続いて、図4(c)に示すように、酸化膜9
b(図4(b)参照)を選択的に除去した後、酸化によっ
て酸化膜14を形成する。このとき、前述した窒化膜7
の熱歪により、窒化膜7のひさし7aが反り返る。さら
に、熱処理によりベース電極用ポリシリコン層6a及び
6cに注入されたN型不純物をエピタキシャル層3中に
拡散させ、不活性ベース層10を形成する。
b(図4(b)参照)を選択的に除去した後、酸化によっ
て酸化膜14を形成する。このとき、前述した窒化膜7
の熱歪により、窒化膜7のひさし7aが反り返る。さら
に、熱処理によりベース電極用ポリシリコン層6a及び
6cに注入されたN型不純物をエピタキシャル層3中に
拡散させ、不活性ベース層10を形成する。
【0010】続いて、図4(d)に示すように、ひさし7
aをマスクにしてN型不純物をエピタキシャル層3中に
イオン注入して、N型の活性ベース層11を形成する。
さらに、窒化膜7及び酸化膜14の表面全体に酸化膜1
5及びポリシリコン層16をCVD法によって形成す
る。
aをマスクにしてN型不純物をエピタキシャル層3中に
イオン注入して、N型の活性ベース層11を形成する。
さらに、窒化膜7及び酸化膜14の表面全体に酸化膜1
5及びポリシリコン層16をCVD法によって形成す
る。
【0011】続いて、図5(e)に示すように、反応性イ
オンエッチングにより、酸化膜15及びポリシリコン層
16をエッチングし、酸化膜15から成るサイドウォー
ル15aとポリシリコン層16から成るサイドウォール
16aとを形成する。さらに、活性ベース層11の表面
上に形成された酸化膜14も、同様にエッチングにより
除去しエミッタ開孔部11aを形成する。エミッタ開孔
部11aは、窒化膜7の開孔部よりも狭くなっており、
非常に小さいものになっている。
オンエッチングにより、酸化膜15及びポリシリコン層
16をエッチングし、酸化膜15から成るサイドウォー
ル15aとポリシリコン層16から成るサイドウォール
16aとを形成する。さらに、活性ベース層11の表面
上に形成された酸化膜14も、同様にエッチングにより
除去しエミッタ開孔部11aを形成する。エミッタ開孔
部11aは、窒化膜7の開孔部よりも狭くなっており、
非常に小さいものになっている。
【0012】続いて、図5(f)に示すように、窒化膜
7、サイドウォール15a、16a及び活性ベース層1
1の表面全体にポリシリコン層17aを形成した後、酸
化により酸化膜18を形成する。さらに、イオン注入に
よりボロンをポリシリコン層17a中に注入する。
7、サイドウォール15a、16a及び活性ベース層1
1の表面全体にポリシリコン層17aを形成した後、酸
化により酸化膜18を形成する。さらに、イオン注入に
よりボロンをポリシリコン層17a中に注入する。
【0013】続いて、図5(g)に示すように、窒化膜
7、ポリシリコン層17a及び酸化膜18を選択的にエ
ッチングし、エミッタ電極用ポリシリコン層17を形成
する。さらに、熱処理によりエミッタ電極用ポリシリコ
ン層17中に注入されていたボロンを活性ベース層11
中に拡散し、P型のエミッタ層12を形成する。
7、ポリシリコン層17a及び酸化膜18を選択的にエ
ッチングし、エミッタ電極用ポリシリコン層17を形成
する。さらに、熱処理によりエミッタ電極用ポリシリコ
ン層17中に注入されていたボロンを活性ベース層11
中に拡散し、P型のエミッタ層12を形成する。
【0014】最後に、図5(h)に示すように、ベース用
ポリシリコン層6a、6c及びエミッタ電極用ポリシリ
コン層17の上の酸化膜18を除去した後、表面全体に
白金を蒸着する。この白金を熱処理して白金シリサイド
19を形成し、白金シリサイド19の上に、CVD法に
より酸化膜20を形成する。さらに、酸化膜20を開孔
してコンタクトホール20aを形成し、コンタクトホー
ル20aを埋めるようにアルミニウム等のエミッタ電極
(図示しない)を形成する。
ポリシリコン層6a、6c及びエミッタ電極用ポリシリ
コン層17の上の酸化膜18を除去した後、表面全体に
白金を蒸着する。この白金を熱処理して白金シリサイド
19を形成し、白金シリサイド19の上に、CVD法に
より酸化膜20を形成する。さらに、酸化膜20を開孔
してコンタクトホール20aを形成し、コンタクトホー
ル20aを埋めるようにアルミニウム等のエミッタ電極
(図示しない)を形成する。
【0015】以上の工程によって、埋込拡散層2及びエ
ピタキシャル層3、不活性ベース層10及び活性ベース
層11並びにエミッタ層12を主要な構成要素とするP
NPトランジスタが製造される。
ピタキシャル層3、不活性ベース層10及び活性ベース
層11並びにエミッタ層12を主要な構成要素とするP
NPトランジスタが製造される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は以
上のように構成され、N+型の不活性ベース層10とコ
レクタすなわちエピタキシャル層3とが接する面積が大
きいので、ベース・コレクタ間の接合容量が大きくなる
という問題点があった。また、エミッタ層12が比較的
小さい構造になっているので、デバイスの微細化に従っ
てエミッタ面積も縮小し、エミッタ抵抗が増加するとい
う問題点もあった。
上のように構成され、N+型の不活性ベース層10とコ
レクタすなわちエピタキシャル層3とが接する面積が大
きいので、ベース・コレクタ間の接合容量が大きくなる
という問題点があった。また、エミッタ層12が比較的
小さい構造になっているので、デバイスの微細化に従っ
てエミッタ面積も縮小し、エミッタ抵抗が増加するとい
う問題点もあった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ベース・コレクタ間の接合容量
が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装置及びその製造
方法を得ることを目的とする。
ためになされたもので、ベース・コレクタ間の接合容量
が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装置及びその製造
方法を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板上に形成
された第1導電型のコレクタ層と、コレクタ層の表面付
近に形成された第2導電型のベース層と、ベース層の上
面に形成された第1導電型のエミッタ電極用導電性膜及
び第2導電型のベース電極用導電性膜と、エミッタ電極
用導電性膜から拡散によって形成された第1導電型のエ
ミッタ層と、ベース電極用導電性膜から拡散によって形
成された第2導電型の外部ベース層とを備えたものであ
る。
置は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板上に形成
された第1導電型のコレクタ層と、コレクタ層の表面付
近に形成された第2導電型のベース層と、ベース層の上
面に形成された第1導電型のエミッタ電極用導電性膜及
び第2導電型のベース電極用導電性膜と、エミッタ電極
用導電性膜から拡散によって形成された第1導電型のエ
ミッタ層と、ベース電極用導電性膜から拡散によって形
成された第2導電型の外部ベース層とを備えたものであ
る。
【0019】また、この発明に係る半導体装置の製造方
法は、ベース層の上面にエミッタ電極用導電性膜を堆積
し窒化膜をマスクとして酸化させる工程と、エミッタ電
極用導電性膜中に第1導電型の不純物を注入することに
よりエミッタ電極を形成する工程と、外部ベース層を形
成する領域を開孔しベース電極用導電性膜を堆積し第2
導電型の不純物を注入してベース電極を形成する工程
と、エミッタ電極用導電性膜からアニールにより第1導
電型のエミッタ層を形成しベース電極用導電性膜からア
ニールにより第2導電型の外部ベース層を形成する工程
とを含むものである。
法は、ベース層の上面にエミッタ電極用導電性膜を堆積
し窒化膜をマスクとして酸化させる工程と、エミッタ電
極用導電性膜中に第1導電型の不純物を注入することに
よりエミッタ電極を形成する工程と、外部ベース層を形
成する領域を開孔しベース電極用導電性膜を堆積し第2
導電型の不純物を注入してベース電極を形成する工程
と、エミッタ電極用導電性膜からアニールにより第1導
電型のエミッタ層を形成しベース電極用導電性膜からア
ニールにより第2導電型の外部ベース層を形成する工程
とを含むものである。
【0020】
【作用】この発明における半導体装置及びその製造方法
は、外部ベース層の周囲にエミッタ層を形成することに
より、外部ベース層とコレクタとが接する面積を小さく
し、また、エミッタ層の面積を比較的大きくする。
は、外部ベース層の周囲にエミッタ層を形成することに
より、外部ベース層とコレクタとが接する面積を小さく
し、また、エミッタ層の面積を比較的大きくする。
【0021】
【実施例】実施例1.図1及び図2はこの発明の実施例
1の半導体装置を示すそれぞれ断面図及び平面図であ
り、図2の点線AA′に沿った断面が図1に相当する。
また、各図はトランジスタ活性領域周辺のみを示してい
る。
1の半導体装置を示すそれぞれ断面図及び平面図であ
り、図2の点線AA′に沿った断面が図1に相当する。
また、各図はトランジスタ活性領域周辺のみを示してい
る。
【0022】図1において、1′はP-型のシリコン基
板であり、2及び3は前述と同様のものである。21は
エピタキシャル層3の表面付近に形成されたN型の真性
のベース層、22及び23はベース層21の上に形成さ
れたエミッタ電極用ポリシリコン層及びベース電極用ポ
リシリコン層、22a、23aは、それぞれ、エミッタ
電極用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコン
層23から不純物を拡散させることにより形成されたエ
ミッタ層、外部ベース層である。
板であり、2及び3は前述と同様のものである。21は
エピタキシャル層3の表面付近に形成されたN型の真性
のベース層、22及び23はベース層21の上に形成さ
れたエミッタ電極用ポリシリコン層及びベース電極用ポ
リシリコン層、22a、23aは、それぞれ、エミッタ
電極用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコン
層23から不純物を拡散させることにより形成されたエ
ミッタ層、外部ベース層である。
【0023】24及び25はエミッタ電極用ポリシリコ
ン層22の上に形成されエミッタ電極用ポリシリコン層
22を酸化させる際のマスクとなる酸化膜、26は同じ
くエミッタ電極用ポリシリコン層22の上に形成されエ
ミッタ電極用ポリシリコン層22を酸化させる際のマス
クとなる窒化膜、27は窒化膜26の下に埋め込まれ外
部ベース層開孔部のサイドウォールとなるポリシリコン
層、28はエミッタ電極用ポリシリコン層22、ベース
電極用ポリシリコン層23及びコレクタ電極(図示しな
い)の間の絶縁を保つための絶縁膜、29はベース電極
用ポリシリコン層23の上に形成されたベース電極であ
る。
ン層22の上に形成されエミッタ電極用ポリシリコン層
22を酸化させる際のマスクとなる酸化膜、26は同じ
くエミッタ電極用ポリシリコン層22の上に形成されエ
ミッタ電極用ポリシリコン層22を酸化させる際のマス
クとなる窒化膜、27は窒化膜26の下に埋め込まれ外
部ベース層開孔部のサイドウォールとなるポリシリコン
層、28はエミッタ電極用ポリシリコン層22、ベース
電極用ポリシリコン層23及びコレクタ電極(図示しな
い)の間の絶縁を保つための絶縁膜、29はベース電極
用ポリシリコン層23の上に形成されたベース電極であ
る。
【0024】また、図2において、30、31はそれぞ
れエミッタ、コレクタの範囲を示すフィールド、32は
コレクタ電極を取り出すためのコレクタウォール、34
はエミッタ電極用ポリシリコン層22に接続されるエミ
ッタ電極である。
れエミッタ、コレクタの範囲を示すフィールド、32は
コレクタ電極を取り出すためのコレクタウォール、34
はエミッタ電極用ポリシリコン層22に接続されるエミ
ッタ電極である。
【0025】次に、図1、図2に示した実施例1の半導
体装置の製造方法について、図3を参照しながら説明す
る。図3は図1及び図2に示した半導体装置の製造方法
を示す断面図であり、トランジスタ活性領域周辺のみの
構造を示している。
体装置の製造方法について、図3を参照しながら説明す
る。図3は図1及び図2に示した半導体装置の製造方法
を示す断面図であり、トランジスタ活性領域周辺のみの
構造を示している。
【0026】まず、図3(a)に示すように、P-型のエ
ピタキシャル層3の表面付近にN型のベース層21をN
型不純物注入及びアニールにより形成する。
ピタキシャル層3の表面付近にN型のベース層21をN
型不純物注入及びアニールにより形成する。
【0027】続いて、図3(b)に示すように、ベース層
21の表面にエミッタ電極用ポリシリコン層22を形成
し、エミッタ電極用ポリシリコン層22の上に酸化膜2
4及び窒化膜26を順次形成する。次に、レジストマス
ク(図示しない)を用いて酸化膜24及び窒化膜26を
エッチング除去した後、露出したエミッタ電極用ポリシ
リコン層22をベース層21に達するまで酸化し、酸化
膜33を形成する。この酸化膜は酸化膜24と一体化す
る。さらに、酸化膜33をマスクとしてエミッタ電極用
ポリシリコン層22中に高濃度P型不純物をイオン注入
する。
21の表面にエミッタ電極用ポリシリコン層22を形成
し、エミッタ電極用ポリシリコン層22の上に酸化膜2
4及び窒化膜26を順次形成する。次に、レジストマス
ク(図示しない)を用いて酸化膜24及び窒化膜26を
エッチング除去した後、露出したエミッタ電極用ポリシ
リコン層22をベース層21に達するまで酸化し、酸化
膜33を形成する。この酸化膜は酸化膜24と一体化す
る。さらに、酸化膜33をマスクとしてエミッタ電極用
ポリシリコン層22中に高濃度P型不純物をイオン注入
する。
【0028】続いて、図3(c)に示すように、酸化膜3
3をレジストマスク(図示しない)を用いてウェットエ
ッチング除去した後、酸化膜25、ポリシリコン層27
を順次形成し、前述のエミッタ開孔部11a(図5(e)
参照)の形成方法と全く同様の方法によってベース電極
用ポリシリコン層23のための開孔を行う。次に、ベー
ス電極用ポリシリコン層23を全面に堆積させ、高濃度
N型不純物をイオン注入する。さらに、ドライブによっ
て、エミッタ電極用ポリシリコン層22、ベース電極用
ポリシリコン層23から不純物を拡散させることによ
り、それぞれエミッタ層22a、外部ベース層23aを
形成する。
3をレジストマスク(図示しない)を用いてウェットエ
ッチング除去した後、酸化膜25、ポリシリコン層27
を順次形成し、前述のエミッタ開孔部11a(図5(e)
参照)の形成方法と全く同様の方法によってベース電極
用ポリシリコン層23のための開孔を行う。次に、ベー
ス電極用ポリシリコン層23を全面に堆積させ、高濃度
N型不純物をイオン注入する。さらに、ドライブによっ
て、エミッタ電極用ポリシリコン層22、ベース電極用
ポリシリコン層23から不純物を拡散させることによ
り、それぞれエミッタ層22a、外部ベース層23aを
形成する。
【0029】この後、図1に示すように、エミッタ電極
用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコン層2
3及びコレクタ電極(図示しない)の上に絶縁膜28を
堆積させ、さらに、ベース電極29、エミッタ電極(図
示しない)及びコレクタ電極(図示しない)を形成する
ためにアルミニウム(図示しない)を堆積させる。
用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコン層2
3及びコレクタ電極(図示しない)の上に絶縁膜28を
堆積させ、さらに、ベース電極29、エミッタ電極(図
示しない)及びコレクタ電極(図示しない)を形成する
ためにアルミニウム(図示しない)を堆積させる。
【0030】以上の工程によって、埋込拡散層2及びエ
ピタキシャル層3、ベース層21及び外部ベース層23
a並びにエミッタ層22aを主要な構成要素とするPN
Pトランジスタが製造される。また、ベース・コレクタ
間の接合容量は、N+型の外部ベース層23aによって
定まり、N型のベース層21の影響はあまり受けない。
このため、小さな面積の外部ベース層23aを有するこ
の実施例の半導体装置のベース・コレクタ間の接合容量
は小さくなる。
ピタキシャル層3、ベース層21及び外部ベース層23
a並びにエミッタ層22aを主要な構成要素とするPN
Pトランジスタが製造される。また、ベース・コレクタ
間の接合容量は、N+型の外部ベース層23aによって
定まり、N型のベース層21の影響はあまり受けない。
このため、小さな面積の外部ベース層23aを有するこ
の実施例の半導体装置のベース・コレクタ間の接合容量
は小さくなる。
【0031】実施例2.実施例1においては、P-型の
エピタキシャル層3の表面付近にPNP型のトランジス
タを形成したが、P型をN型に、N型をP型にして、N
-型のエピタキシャル層の表面付近にNPN型のトラン
ジスタを形成してもよい。
エピタキシャル層3の表面付近にPNP型のトランジス
タを形成したが、P型をN型に、N型をP型にして、N
-型のエピタキシャル層の表面付近にNPN型のトラン
ジスタを形成してもよい。
【0032】実施例3.実施例1及び2においては、導
電性膜としてポリシリコン層を用いたが、モリブデン、
タングステン等の金属とシリコンとの化合物すなわちシ
リサイド層や、ポリシリコン層及びシリサイド層の二層
構造から成るポリサイド層を用いてもよい。
電性膜としてポリシリコン層を用いたが、モリブデン、
タングステン等の金属とシリコンとの化合物すなわちシ
リサイド層や、ポリシリコン層及びシリサイド層の二層
構造から成るポリサイド層を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、第1導
電型の半導体基板と、半導体基板上に形成された第1導
電型のコレクタ層と、コレクタ層の表面付近に形成され
た第2導電型のベース層と、ベース層の上面に形成され
た第1導電型のエミッタ電極用導電性膜及び第2導電型
のベース電極用導電性膜と、エミッタ電極用導電性膜か
ら拡散によって形成された第1導電型のエミッタ層と、
ベース電極用導電性膜から拡散によって形成された第2
導電型の外部ベース層とを備えたので、ベース・コレク
タ間の接合容量が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装
置が得られる効果がある。
電型の半導体基板と、半導体基板上に形成された第1導
電型のコレクタ層と、コレクタ層の表面付近に形成され
た第2導電型のベース層と、ベース層の上面に形成され
た第1導電型のエミッタ電極用導電性膜及び第2導電型
のベース電極用導電性膜と、エミッタ電極用導電性膜か
ら拡散によって形成された第1導電型のエミッタ層と、
ベース電極用導電性膜から拡散によって形成された第2
導電型の外部ベース層とを備えたので、ベース・コレク
タ間の接合容量が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装
置が得られる効果がある。
【0034】また、ベース層の上面にエミッタ電極用導
電性膜を堆積し窒化膜をマスクとして酸化させる工程
と、エミッタ電極用導電性膜中に第1導電型の不純物を
注入することによりエミッタ電極を形成する工程と、外
部ベース層を形成する領域を開孔しベース電極用導電性
膜を堆積し第2導電型の不純物を注入してベース電極を
形成する工程と、エミッタ電極用導電性膜からアニール
により第1導電型のエミッタ層を形成しベース電極用導
電性膜からアニールにより第2導電型の外部ベース層を
形成する工程とを含むので、ベース・コレクタ間の接合
容量が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装置の製造方
法が得られる効果がある。
電性膜を堆積し窒化膜をマスクとして酸化させる工程
と、エミッタ電極用導電性膜中に第1導電型の不純物を
注入することによりエミッタ電極を形成する工程と、外
部ベース層を形成する領域を開孔しベース電極用導電性
膜を堆積し第2導電型の不純物を注入してベース電極を
形成する工程と、エミッタ電極用導電性膜からアニール
により第1導電型のエミッタ層を形成しベース電極用導
電性膜からアニールにより第2導電型の外部ベース層を
形成する工程とを含むので、ベース・コレクタ間の接合
容量が小さく、エミッタ抵抗が低い半導体装置の製造方
法が得られる効果がある。
【図1】この発明の実施例1の半導体装置を示す断面図
である。
である。
【図2】この発明の実施例1の半導体装置を示す平面図
である。
である。
【図3】この発明の半導体装置の製造方法を示す断面図
である。
である。
【図4】従来の半導体装置の製造方法を示す構成図であ
る。
る。
【図5】従来の半導体装置及びその製造方法を示す構成
図である。
図である。
1 シリコン基板
2 埋込拡散層
3 エピタキシャル層
21 ベース層
22 エミッタ電極用ポリシリコン層
22a エミッタ層
23 ベース電極用ポリシリコン層
23a 外部ベース層
26 窒化膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】24はエミッタ電極用ポリシリコン層22
の上に形成されエミッタ電極用ポリシリコン層22を酸
化させる際のマスクとなる酸化膜、25はエミッタ電極
用ポリシリコン層22とポリシリコン層(後述する)と
を分離するための酸化膜、26は同じくエミッタ電極用
ポリシリコン層22の上に形成されエミッタ電極用ポリ
シリコン層22を酸化させる際のマスクとなる窒化膜、
27は窒化膜26の下に埋め込まれ外部ベース層開孔部
のサイドウォールとなるポリシリコン層、28はエミッ
タ電極用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコ
ン層23及びコレクタ電極(図示しない)の間の絶縁を
保つための絶縁膜、29はベース電極用ポリシリコン層
23の上に形成されたベース電極である。
の上に形成されエミッタ電極用ポリシリコン層22を酸
化させる際のマスクとなる酸化膜、25はエミッタ電極
用ポリシリコン層22とポリシリコン層(後述する)と
を分離するための酸化膜、26は同じくエミッタ電極用
ポリシリコン層22の上に形成されエミッタ電極用ポリ
シリコン層22を酸化させる際のマスクとなる窒化膜、
27は窒化膜26の下に埋め込まれ外部ベース層開孔部
のサイドウォールとなるポリシリコン層、28はエミッ
タ電極用ポリシリコン層22、ベース電極用ポリシリコ
ン層23及びコレクタ電極(図示しない)の間の絶縁を
保つための絶縁膜、29はベース電極用ポリシリコン層
23の上に形成されたベース電極である。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成された第1導電型のコレクタ層
と、 前記コレクタ層の表面付近に形成された第2導電型のベ
ース層と、 前記ベース層の上面に形成された第1導電型のエミッタ
電極用導電性膜及び第2導電型のベース電極用導電性膜
と、 前記エミッタ電極用導電性膜から拡散によって形成され
た第1導電型のエミッタ層と、 前記ベース電極用導電性膜から拡散によって形成された
第2導電型の外部ベース層とを備えた半導体装置。 - 【請求項2】 ベース層の上面にエミッタ電極用導電性
膜を堆積し窒化膜をマスクとして酸化させる工程と、 前記エミッタ電極用導電性膜中に第1導電型の不純物を
注入することによりエミッタ電極を形成する工程と、 外部ベース層を形成する領域を開孔しベース電極用導電
性膜を堆積し第2導電型の不純物を注入してベース電極
を形成する工程と、 前記エミッタ電極用導電性膜からアニールにより第1導
電型のエミッタ層を形成し前記ベース電極用導電性膜か
らアニールにより第2導電型の前記外部ベース層を形成
する工程とを含む半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17106791A JPH0521443A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17106791A JPH0521443A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521443A true JPH0521443A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15916434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17106791A Pending JPH0521443A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521443A (ja) |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17106791A patent/JPH0521443A/ja active Pending
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