JPH05213064A - 車両のパネル構造 - Google Patents

車両のパネル構造

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JPH05213064A
JPH05213064A JP4209992A JP4209992A JPH05213064A JP H05213064 A JPH05213064 A JP H05213064A JP 4209992 A JP4209992 A JP 4209992A JP 4209992 A JP4209992 A JP 4209992A JP H05213064 A JPH05213064 A JP H05213064A
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浩 品川
Makoto Yamane
誠 山根
Mitsugi Fukahori
貢 深堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アウター部材を軽合金材で形成し、インナー
部材を同質軽合金と鉄系金属材との積層材で形成するこ
とにより、インナー部材の加工性を向上させ、アウター
部材とインナー部材との接合性を改善し、電食の恐れの
ない車両のパネル構造を提供することである。 【構成】 ドアパネル1において、アルミニウム等の軽
金属材で形成されたアウター部材2と、該アウター部材
2を形成する軽金属材と同質材料を第1材料3aとし、鉄
系金属材を第2材料3bとしたクラッド材等の積層材で形
成されたインナー部材3とから成り、インナー部材3の
第1材料側面をパネル外方に位置させ、インナー部材端
部の第1材料側面にアウター部材の端縁部を接合させて
ドアパネル等のパネル体を形成し、該パネル体内部の第
2材料3b側面に第2材料と同質材料から成るインパクト
バー(補強部材)5を接合したものであり、インナー部
材3の加工性特にプレス加工性を向上させ、アウター部
材2とインナー部材3との接合性を良くし、電食の恐れ
をなくすとともに、防錆効果が大となり、強度も確保す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム材を用い
たパネル構造、特にドアパネルに適した車両のパネル構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のパネル特にドアパネルにお
いては、一般にアウターパネル及びインナーパネルに鋼
板を用いており、強度並びに剛性を確保するためにある
程度の重量増大が避けられず、近年燃費改善のため等に
強く要望されている車体重量の軽減を図ることが困難で
あり、錆に対する対策が不可欠であるという問題があっ
た。そこで、アウターパネル及びインナーパネルの少な
くとも一方にアルミニウム等の軽合金を用いることが検
討されてきたが、鋼板との接合ができないものである上
に、ドアパネル内には鋼製のインパクトバーが配設さ
れ、前後の側壁部には鋼製のドアヒンジ及びドアロック
機構を設置しなくてはならず、軽合金と鋼材の接触部で
電食が生じるという問題があり、特にインナーパネルを
成形する際の深絞り加工を軽合金材で行うことが困難で
あるという問題があった。
【0003】この問題を解決するためのパネル構造とし
て、例えば特開昭61−169316号公報には、ドアパネルに
おいてアウターパネルを合成樹脂で、インナーパネルを
鋼板で形成し、アウターパネルの前後端に車室内側に突
出する側壁部が一体に設けられ、インナーパネルの前後
端に車室外側に突出し、アウターパネルの側壁部に嵌合
する側壁部が一体に設けられており、アウターパネル内
にレインフォースメントを配設し、インナーパネルの側
壁部にドアヒンジ及びドアロック機構を設置するものが
記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のドアパネル構造においては、合成樹脂で形成したア
ウターパネルの強度を確保するため、所定以上の厚さに
形成しなくてはならず、またレインフォースメントが必
要であり、インナーパネルを鋼板で形成するために、重
量を軽減させる要求に沿いきれない恐れがあるという問
題があった。
【0005】本発明の目的は、アウター部材を軽合金材
で形成し、インナー部材を同質軽合金と鉄系金属材との
積層材で形成することにより、インナー部材の加工性を
向上させ、アウター部材とインナー部材との接合性を改
善し、電食の恐れのない車両のパネル構造を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の車両のパネル構造は、アルミニウム等の軽金
属材で形成されたアウター部材と、該アウター部材を形
成する軽金属材と同質材料を第1材料とし、鉄系金属材
を第2材料としたクラッド材等の積層材で形成されたイ
ンナー部材とから成り、インナー部材の第1材料側面を
パネル外方に位置させ、インナー部材端部の第1材料側
面にアウター部材の端縁部を接合させてドアパネル等の
パネル体を形成し、該パネル体内部の第2材料側面に第
2材料と同質材料から成るインパクトバー等の補強部材
を接合したものである。この構成により、インナー部材
の加工性特にプレス加工性を向上させ、アウター部材と
インナー部材との接合性を良くし、電食の恐れをなくす
とともに、防錆効果が大となり、強度も確保することが
できる。
【0007】
【実施例】実施例を図1及び図2を参照して説明する
と、車両のドアDにおいて、ドアDの下半部を構成する
ドアパネル(パネル体)1は、アウターパネル(アウタ
ー部材)2と、インナーパネル(インナー部材)3とか
ら成り、アウターパネル2をアルミニウム材で形成し、
第1材料としてアウターパネル2と同じアルミニウム材
3aと、第2材料として鋼板3bを重合して圧延して成るク
ラッド材(積層材)でインナーパネル3を形成してい
る。
【0008】インナーパネル3は、アルミニウム材3aを
ドアパネル1の外側面(即ち、車室内側面)、鋼板3bを
ドアパネル1の内側面(即ち、車室外側面)としてプレ
スにより深絞り加工が行われ、ドアパネル1の車室内側
面部30と、前後端に車室外側に突出する側壁部31と、側
壁部31に連続して形成された段部32と、前後端並びに下
端に形成されたフランジ部(端部)33とを備えている。
【0009】アウターパネル2の前後端並びに下端を車
室内側に屈曲させて形成した湾曲部20に連続して車室内
側に位置するフランジ部(端縁部)21が形成されてお
り、インナーパネル3のフランジ部33の車室内側にアウ
ターパネル2のフランジ部21が重合されて接合される、
即ちインナーパネル3を形成するクラッド材のアルミニ
ウム材3a面上にアルミニウム材から成るアウターパネル
2のフランジ部21が接合されるから、溶接により接合す
ることができる。
【0010】インナーパネル3の段部32において、ドア
パネル1の内側面を形成する鋼板3bに鋼製の支持ブラケ
ット4を溶接により接合し、支持ブラケット4に前後方
向に延びる鋼製のインパクトバー(補強部材)5の端部
を溶接で固定している。
【0011】この構成によると、軽合金であるアルミニ
ウムを主体としてパネル体を形成することにより、パネ
ル体の軽量化を図ることができ、アウターパネルをアル
ミニウム材で形成しているために、防錆効果が向上する
とともに、パネル体の内部に設置するブラケット、補強
材などに強度、剛性の高い鋼材を用いて溶接することが
できる。
【0012】さらに、アルミニウム等の軽合金と、強度
を確保するための鋼材との接合部が無いから、電食が発
生する恐れがなく、電食防止の手段を講じる必要がない
ものであり、クラッド材の性質として制振性が良好であ
るために、車両の騒音振動特性(NVH:Noise Vibration
Harshness)を改善し、アルミニウム材よりもクラッド材
の方がプレス加工による成形性が良いから、深絞り加工
を行うことができるものである。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているか
ら、以下に述べるとおりの効果を奏する。パネル体の軽
量化を図ることができ、アウターパネルをアルミニウム
材で形成しているために、防錆効果が向上するととも
に、パネル体の内部に設置するブラケット、補強材など
に強度、剛性の高い鋼材を用いて溶接することができ
る。また、電食が発生する恐れがなく、電食防止の手段
を講じる必要がないものであり、クラッド材の性質とし
て制振性が良好であるために、車両の騒音振動特性を改
善し、アルミニウム材よりもクラッド材の方がプレス加
工による成形性が良いから、変形量の大なる深絞り加工
を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するドアの斜視図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【符号の説明】
1 ドアパネル(パネル体)、2 アウターパネル(ア
ウター部材) 3 インナーパネル(インナー部材)、4 支持ブラケ
ット 5 インパクトバー(補強部材)、3a アルミニウム材
(第1材料) 3b 鋼板(第2材料)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松元 英樹 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軽金属材で形成されたアウター部材と、
    該アウター部材を形成する軽金属材と同質材料を第1材
    料とし、鉄系金属材を第2材料とした積層材で形成され
    たインナー部材とから成り、インナー部材の第1材料側
    面をパネル外方に位置させ、インナー部材端部の第1材
    料側面にアウター部材の端縁部を接合させてパネル体を
    形成し、該パネル体内部の第2材料側面に第2材料と同
    質材料から成る補強部材を接合したことを特徴とする車
    両のパネル構造。
  2. 【請求項2】 軽金属材及び第1材料としてアルミニウ
    ムを用い、第2材料としてスチールを用いたことを特徴
    とする請求項1記載の車両のパネル構造。
  3. 【請求項3】 パネル体をドアパネルとし、補強部材を
    インパクトバーとしたことを特徴とする請求項1または
    2に記載された車両のパネル構造。
JP04042099A 1992-01-31 1992-01-31 車両のパネル構造 Expired - Fee Related JP3101837B2 (ja)

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JP2021178604A (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 株式会社神戸製鋼所 車両用サイドドアのサッシュ部、車両用サイドドア、車両用サイドドアのサッシュ部の製造方法及び車両用サイドドアの製造方法

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