JPH05211347A - 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 - Google Patents
窒化ガリウム系化合物半導体発光素子Info
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- JPH05211347A JPH05211347A JP21859592A JP21859592A JPH05211347A JP H05211347 A JPH05211347 A JP H05211347A JP 21859592 A JP21859592 A JP 21859592A JP 21859592 A JP21859592 A JP 21859592A JP H05211347 A JPH05211347 A JP H05211347A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L29/00—Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/40—Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/43—Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
- H01L29/45—Ohmic electrodes
- H01L29/452—Ohmic electrodes on AIII-BV compounds
Abstract
(57)【要約】
【目的】 GaN系の化合物半導体の発光ダイオードの
青色の発光領域における発光パターンを点発光から面発
光に近づけてその発光強度を向上させること。 【構成】高キャリア濃度n+ 層3に対する電極80と、
高不純物濃度iH 層52に対する電極70とを有する。
電極70、80は、厚さ100 Åの第1のNi層71、厚
さ1000Åの第2のNi層72、82、厚さ1500ÅのAl
層73、83、厚さ1000ÅのTi層74、84、厚さ25
00Åの第3のNi層75、85とで構成。Ni層が2重
構造であるのでNi層間に緩和層ができ、Niの剥離を
防止できる。Ni層でGaNと接合させた結果、発光時
のしきい値電圧を低下させると共に発光輝度が向上し
た。又、発光パターンを点発光から面発光に近づけるこ
とができ、全体の発光強度が向上した。
青色の発光領域における発光パターンを点発光から面発
光に近づけてその発光強度を向上させること。 【構成】高キャリア濃度n+ 層3に対する電極80と、
高不純物濃度iH 層52に対する電極70とを有する。
電極70、80は、厚さ100 Åの第1のNi層71、厚
さ1000Åの第2のNi層72、82、厚さ1500ÅのAl
層73、83、厚さ1000ÅのTi層74、84、厚さ25
00Åの第3のNi層75、85とで構成。Ni層が2重
構造であるのでNi層間に緩和層ができ、Niの剥離を
防止できる。Ni層でGaNと接合させた結果、発光時
のしきい値電圧を低下させると共に発光輝度が向上し
た。又、発光パターンを点発光から面発光に近づけるこ
とができ、全体の発光強度が向上した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青色発光の窒化ガリウ
ム系化合物半導体発光素子に関する。
ム系化合物半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来技術】従来、青色の発光ダイオードとしてGaN
系の化合物半導体を用いたものが知られている。そのG
aN 系の化合物半導体は直接遷移であることから発光効
率が高いこと、光の3原色の1つである青色を発光色と
すること等から注目されている。このようなGaN 系の
化合物半導体を用いた発光ダイオードは、サファイヤ基
板上に直接又は窒化アルミニウムから成るバッファ層を
介在させて、n導電型のGaN 系の化合物半導体から成
るn層を成長させ、そのn層の上にp型不純物を添加し
てi型のGaN 系の化合物半導体から成るi層を成長さ
せた構造をとっている(特開昭62−119196号公
報、特開昭63−188977号公報)。
系の化合物半導体を用いたものが知られている。そのG
aN 系の化合物半導体は直接遷移であることから発光効
率が高いこと、光の3原色の1つである青色を発光色と
すること等から注目されている。このようなGaN 系の
化合物半導体を用いた発光ダイオードは、サファイヤ基
板上に直接又は窒化アルミニウムから成るバッファ層を
介在させて、n導電型のGaN 系の化合物半導体から成
るn層を成長させ、そのn層の上にp型不純物を添加し
てi型のGaN 系の化合物半導体から成るi層を成長さ
せた構造をとっている(特開昭62−119196号公
報、特開昭63−188977号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の発光ダ
イオードの発光強度を向上させるには、その発光領域が
i層の電極の直下及びその近傍に位置していることか
ら、i層の電極の電極面積をなるべく大きくすれば良い
ことが知られている。又、上述のように、GaN 系の化
合物半導体を用いた発光ダイオードの結晶成長に関して
は数多くの研究報告がなされているが、その発光ダイオ
ード製作に関するプロセス技術に関してはあまり報告さ
れていないのが現状である。特に、MIS(Metal I
nsulator Semiconductor)構造の発光ダイオードにお
けるi層の電極の層構造については、特公昭57−46
669号公報にて開示された程度であり、発光に係わる
i層の電極の役割については全く論じられていないのが
現状である。図8は、上記公報におけるi層の電極の層
構造を示す縦断面図である。発光ダイオード60のi層
の電極67はi層上に直接、又、n層の電極68はi層
の一部に設けられた孔内を利用してそれぞれAl を蒸着
した後、それらAlから成る下地金属上にNi をそれぞ
れ蒸着して形成されている。ところが、上述のようなi
層上に直接、Al 電極を形成した場合の発光ダイオード
の発光領域における発光パターンは、図5(a) に示すよ
うに、粗い点であり、均一な面発光とはならなかった。
従って、発光ダイオードは発光面積を大きく形成したに
も拘わらず発光強度があまり向上しないという問題があ
った。
イオードの発光強度を向上させるには、その発光領域が
i層の電極の直下及びその近傍に位置していることか
ら、i層の電極の電極面積をなるべく大きくすれば良い
ことが知られている。又、上述のように、GaN 系の化
合物半導体を用いた発光ダイオードの結晶成長に関して
は数多くの研究報告がなされているが、その発光ダイオ
ード製作に関するプロセス技術に関してはあまり報告さ
れていないのが現状である。特に、MIS(Metal I
nsulator Semiconductor)構造の発光ダイオードにお
けるi層の電極の層構造については、特公昭57−46
669号公報にて開示された程度であり、発光に係わる
i層の電極の役割については全く論じられていないのが
現状である。図8は、上記公報におけるi層の電極の層
構造を示す縦断面図である。発光ダイオード60のi層
の電極67はi層上に直接、又、n層の電極68はi層
の一部に設けられた孔内を利用してそれぞれAl を蒸着
した後、それらAlから成る下地金属上にNi をそれぞ
れ蒸着して形成されている。ところが、上述のようなi
層上に直接、Al 電極を形成した場合の発光ダイオード
の発光領域における発光パターンは、図5(a) に示すよ
うに、粗い点であり、均一な面発光とはならなかった。
従って、発光ダイオードは発光面積を大きく形成したに
も拘わらず発光強度があまり向上しないという問題があ
った。
【0004】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、GaN 系
の化合物半導体の発光ダイオードの青色の発光領域にお
ける発光パターンを点発光から面発光に近づけてその発
光強度を向上させることである。
されたものであり、その目的とするところは、GaN 系
の化合物半導体の発光ダイオードの青色の発光領域にお
ける発光パターンを点発光から面発光に近づけてその発
光強度を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の発明の構成は、n型の窒化ガリウム系化合物半導体
(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るn層と、p型
不純物を添加したi型の窒化ガリウム系化合物半導体
(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るi層とを有す
る窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、少な
くともi層に対する電極であってi層に接合する層をN
iとしたことを特徴とする。
の発明の構成は、n型の窒化ガリウム系化合物半導体
(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るn層と、p型
不純物を添加したi型の窒化ガリウム系化合物半導体
(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るi層とを有す
る窒化ガリウム系化合物半導体発光素子において、少な
くともi層に対する電極であってi層に接合する層をN
iとしたことを特徴とする。
【0006】又、他の発明は、i層及びn層に対する電
極であって、それぞれの電極のi層及びn層に接合する
層を共にNiとしたことを特徴とする。
極であって、それぞれの電極のi層及びn層に接合する
層を共にNiとしたことを特徴とする。
【0007】又、他の発明は、少なくともi層に対する
電極を、i層との接合面から順に、厚さの薄い第1のN
i層、第1のNi層よりは厚さの厚い第2のNi層、A
l層、Ti層、厚さの厚い第3のNi層の多層構造とし
たことを特徴とする。
電極を、i層との接合面から順に、厚さの薄い第1のN
i層、第1のNi層よりは厚さの厚い第2のNi層、A
l層、Ti層、厚さの厚い第3のNi層の多層構造とし
たことを特徴とする。
【0008】又、他の発明は、n型の窒化ガリウム系化
合物半導体(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るn
層と、p型不純物を添加したi型の窒化ガリウム系化合
物半導体(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るi層
とを有する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子におい
て、同一面側にn層の電極とi層の電極とを有し、n層
の電極はAl 又はAl を含む合金から成り、i層の電極
はNi,Ag,Ti 又はそれらを含む合金から成ることであ
る。
合物半導体(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るn
層と、p型不純物を添加したi型の窒化ガリウム系化合
物半導体(AlXGa1-XN;X=0を含む)から成るi層
とを有する窒化ガリウム系化合物半導体発光素子におい
て、同一面側にn層の電極とi層の電極とを有し、n層
の電極はAl 又はAl を含む合金から成り、i層の電極
はNi,Ag,Ti 又はそれらを含む合金から成ることであ
る。
【0009】
【作用及び効果】上記のように、少なくともi層に対す
る電極におけるi層との接合層をNiで構成したことか
ら、発光領域における発光パターンを点発光から面発光
に近づけることができ発光光度が向上した。又、駆動電
圧が減少し熱的劣化の度合が緩和され信頼性が増加し
た。
る電極におけるi層との接合層をNiで構成したことか
ら、発光領域における発光パターンを点発光から面発光
に近づけることができ発光光度が向上した。又、駆動電
圧が減少し熱的劣化の度合が緩和され信頼性が増加し
た。
【0010】又、n層に対する電極をNiとしても発光
時のしきい値電圧の増加はわずかであり、i層に対する
電極と同一構成としても問題はなかった。又、発光光度
の低下も見られなかった。n層とi層の電極を共にNi
とすることで、発光ダイオードの製造が簡略化される。
時のしきい値電圧の増加はわずかであり、i層に対する
電極と同一構成としても問題はなかった。又、発光光度
の低下も見られなかった。n層とi層の電極を共にNi
とすることで、発光ダイオードの製造が簡略化される。
【0011】又、電極を、第1のNi層、第1のNi層
よりは厚さの厚い第2のNi層、Al層、Ti層、厚さ
の厚い第3のNi層の多層構造とすることで、次の効果
が得られた。第1に薄いNi層をi層に直接接合した
後、厚い第2のNi層を形成しているため、第1のNi
層と第2のNi層との間に熱的緩和層が形成され、その
後のハンダ形成及びリフロー時における熱膨張、熱収縮
によるNiの剥離を防止することができた。第2に第2
のNi層の上にAl層とTi層と第3のNiとを形成し
たので、ハンダ接続が可能になった。
よりは厚さの厚い第2のNi層、Al層、Ti層、厚さ
の厚い第3のNi層の多層構造とすることで、次の効果
が得られた。第1に薄いNi層をi層に直接接合した
後、厚い第2のNi層を形成しているため、第1のNi
層と第2のNi層との間に熱的緩和層が形成され、その
後のハンダ形成及びリフロー時における熱膨張、熱収縮
によるNiの剥離を防止することができた。第2に第2
のNi層の上にAl層とTi層と第3のNiとを形成し
たので、ハンダ接続が可能になった。
【0012】又、同一面側にn層の電極とi層の電極と
を有し、上記n層の電極はAl 又はAl を含む合金から
成り、上記i層の電極はNi,Ag,Ti 又はそれらを含む
合金から成る下地金属上に更に、Al 又はAl を含む合
金が形成されて成る。これにより、発光ダイオードの青
色の発光領域における発光パターンを点発光から面発光
に近づけることができた。
を有し、上記n層の電極はAl 又はAl を含む合金から
成り、上記i層の電極はNi,Ag,Ti 又はそれらを含む
合金から成る下地金属上に更に、Al 又はAl を含む合
金が形成されて成る。これにより、発光ダイオードの青
色の発光領域における発光パターンを点発光から面発光
に近づけることができた。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は本発明に係る発光ダイオード10を示し
た縦断面図である。発光ダイオード10は、サファイヤ
基板1を有しており、そのサファイヤ基板1に 500Åの
AlN のバッファ層2が形成されている。そのバッファ
層2の上には、順に、膜厚 2.2μm のGaN から成る高
キャリヤ濃度n+ 層3と膜厚 1.5μm のGaN から成る
低キャリヤ濃度n層4が形成されており、更に、低キャ
リヤ濃度n層4の上に膜厚 0.1μm のGaN から成るi
層5が形成されている。そして、i層5に接続するアル
ミニウムで形成された電極7と高キャリヤ濃度n+ 層3
に接続するアルミニウムで形成された電極8とが形成さ
れている。
明する。図1は本発明に係る発光ダイオード10を示し
た縦断面図である。発光ダイオード10は、サファイヤ
基板1を有しており、そのサファイヤ基板1に 500Åの
AlN のバッファ層2が形成されている。そのバッファ
層2の上には、順に、膜厚 2.2μm のGaN から成る高
キャリヤ濃度n+ 層3と膜厚 1.5μm のGaN から成る
低キャリヤ濃度n層4が形成されており、更に、低キャ
リヤ濃度n層4の上に膜厚 0.1μm のGaN から成るi
層5が形成されている。そして、i層5に接続するアル
ミニウムで形成された電極7と高キャリヤ濃度n+ 層3
に接続するアルミニウムで形成された電極8とが形成さ
れている。
【0014】次に、この構造の発光ダイオード10の製
造工程について、図2、図3及び図4を参照して説明す
る。用いられたガスは、NH3 とキャリヤガスH2 とト
リメチルガリウム(Ga(CH3)3)(以下、TMGと記
す)とトリメチルアルミニウム(Al(CH3)3)(以下、
TMAと記す)とシラン(SiH4)とジエチル亜鉛(以
下、DEZと記す)である。
造工程について、図2、図3及び図4を参照して説明す
る。用いられたガスは、NH3 とキャリヤガスH2 とト
リメチルガリウム(Ga(CH3)3)(以下、TMGと記
す)とトリメチルアルミニウム(Al(CH3)3)(以下、
TMAと記す)とシラン(SiH4)とジエチル亜鉛(以
下、DEZと記す)である。
【0015】先ず、有機洗浄及び熱処理により洗浄した
a面を主面とする単結晶のサファイヤ基板1をMOVP
E装置の反応室に載置されたサセプタに装着する。次
に、常圧でH2 を流速2 l/分で反応室に流しながら温
度1100℃でサファイヤ基板1を気相エッチングした。次
に、温度を 400℃まで低下させて、H2 を20 l/分、N
H3 を10 l/分、TMAを 1.8×10-5モル/分で供給し
て 500Åの厚さのAlN から成るバッファ層2を形成し
た。
a面を主面とする単結晶のサファイヤ基板1をMOVP
E装置の反応室に載置されたサセプタに装着する。次
に、常圧でH2 を流速2 l/分で反応室に流しながら温
度1100℃でサファイヤ基板1を気相エッチングした。次
に、温度を 400℃まで低下させて、H2 を20 l/分、N
H3 を10 l/分、TMAを 1.8×10-5モル/分で供給し
て 500Åの厚さのAlN から成るバッファ層2を形成し
た。
【0016】次に、サファイヤ基板1の温度を1150℃に
保持し、H2 を20 l/分、NH3 を10 l/分、TMGを
1.7×10-4モル/分、H2 で0.86ppm まで希釈したシラ
ン(SiH4)を 200ml/分の割合で30分間供給し、膜厚
2.2μm 、キャリヤ濃度 1.5×1018/cm3 のGaN から
成る高キャリヤ濃度n+ 層3を形成した。続いて、サフ
ァイヤ基板1の温度を1150℃に保持し、H2 を20 l/
分、NH3を10 l/分、TMGを1.7 ×10-4モル/分の
割合で20分間供給し、膜厚 1.5μm、キャリヤ濃度 1×1
015/cm3 のGaN から成る低キャリヤ濃度n層4を形
成した。
保持し、H2 を20 l/分、NH3 を10 l/分、TMGを
1.7×10-4モル/分、H2 で0.86ppm まで希釈したシラ
ン(SiH4)を 200ml/分の割合で30分間供給し、膜厚
2.2μm 、キャリヤ濃度 1.5×1018/cm3 のGaN から
成る高キャリヤ濃度n+ 層3を形成した。続いて、サフ
ァイヤ基板1の温度を1150℃に保持し、H2 を20 l/
分、NH3を10 l/分、TMGを1.7 ×10-4モル/分の
割合で20分間供給し、膜厚 1.5μm、キャリヤ濃度 1×1
015/cm3 のGaN から成る低キャリヤ濃度n層4を形
成した。
【0017】次に、サファイヤ基板1を 900℃にして、
H2 を20 l/分、NH3 を10 l/分、TMGを 1.7×10
-4モル/分、DEZを 1.5×10-4モル/分の割合で1分
間供給して、膜厚 0.1μm のGaN から成るi層5を形
成した。このようにして、図2(a) に示すような多層構
造が得られた。
H2 を20 l/分、NH3 を10 l/分、TMGを 1.7×10
-4モル/分、DEZを 1.5×10-4モル/分の割合で1分
間供給して、膜厚 0.1μm のGaN から成るi層5を形
成した。このようにして、図2(a) に示すような多層構
造が得られた。
【0018】次に、図2(b) に示すように、i層5の上
に、スパッタリングによりSiO2層11を2000Åの厚さ
に形成した。次に、そのSiO2層11上にフォトレジス
ト12を塗布して、フォトリソグラフィにより、そのフ
ォトレジスト12を高キャリヤ濃度n+ 層3に対する電
極形成部位のフォトレジストを除去したパターンに形成
した。次に、図2(c) に示すように、フォトレジスト1
2によって覆われていないSiO2層11をフッ酸系エッ
チング液で除去した。
に、スパッタリングによりSiO2層11を2000Åの厚さ
に形成した。次に、そのSiO2層11上にフォトレジス
ト12を塗布して、フォトリソグラフィにより、そのフ
ォトレジスト12を高キャリヤ濃度n+ 層3に対する電
極形成部位のフォトレジストを除去したパターンに形成
した。次に、図2(c) に示すように、フォトレジスト1
2によって覆われていないSiO2層11をフッ酸系エッ
チング液で除去した。
【0019】次に、図3(d) に示すように、フォトレジ
スト12及びSiO2層11によって覆われていない部位
のi層5とその下の低キャリヤ濃度n層4と高キャリヤ
濃度n+ 層3の上面一部を、真空度0.04Torr、高周波電
力0.44W/cm2、BCl3ガスを10ml/分の割合で供給しド
ライエッチングした後、Ar でドライエッチングした。
次に、図3(e) に示すように、i層5上に残っているS
iO2層11をフッ酸で除去した。次に、図3(f) に示す
ように、真空度8×10-7Torr、試料温度 225℃に保持
し、試料の上全面に、蒸着によりNi 層13を3000Åの
厚さに形成した。そして、そのNi 層13の上にフォト
レジスト14を塗布して、フォトリソグラフィにより、
そのフォトレジスト14がi層5に対する電極部が残る
ように、所定形状にパターン形成した。
スト12及びSiO2層11によって覆われていない部位
のi層5とその下の低キャリヤ濃度n層4と高キャリヤ
濃度n+ 層3の上面一部を、真空度0.04Torr、高周波電
力0.44W/cm2、BCl3ガスを10ml/分の割合で供給しド
ライエッチングした後、Ar でドライエッチングした。
次に、図3(e) に示すように、i層5上に残っているS
iO2層11をフッ酸で除去した。次に、図3(f) に示す
ように、真空度8×10-7Torr、試料温度 225℃に保持
し、試料の上全面に、蒸着によりNi 層13を3000Åの
厚さに形成した。そして、そのNi 層13の上にフォト
レジスト14を塗布して、フォトリソグラフィにより、
そのフォトレジスト14がi層5に対する電極部が残る
ように、所定形状にパターン形成した。
【0020】次に、図4(g) に示すように、フォトレジ
スト14をマスクとして下層のNi層13の露出部を硝
酸系エッチング液でエッチングし、フォトレジスト14
をアセトンで除去し、i層5の電極部となる部分だけに
Ni 層13を残して形成した。次に、図4(h) に示すよ
うに、真空度8×10-7Torr、試料温度 225℃に保持し、
試料の上全面に、蒸着によりAl 層15を3000Åの厚さ
に形成した。次に、図4(i) に示すように、Al 層15
の上にフォトレジスト16を塗布して、フォトリソグラ
フィにより、そのフォトレジスト16が高キャリヤ濃度
n+層3及びi層5に対する電極部が残るように、所定
形状にパターン形成した。
スト14をマスクとして下層のNi層13の露出部を硝
酸系エッチング液でエッチングし、フォトレジスト14
をアセトンで除去し、i層5の電極部となる部分だけに
Ni 層13を残して形成した。次に、図4(h) に示すよ
うに、真空度8×10-7Torr、試料温度 225℃に保持し、
試料の上全面に、蒸着によりAl 層15を3000Åの厚さ
に形成した。次に、図4(i) に示すように、Al 層15
の上にフォトレジスト16を塗布して、フォトリソグラ
フィにより、そのフォトレジスト16が高キャリヤ濃度
n+層3及びi層5に対する電極部が残るように、所定
形状にパターン形成した。
【0021】上述の製造工程の後、フォトレジスト16
によって覆われていないAl 層15の露出部を硝酸系エ
ッチング液でエッチングし、フォトレジスト16をアセ
トンで除去し、高キャリヤ濃度n+ 層3の電極8、i層
5の電極7を形成した。このようにして、図1に示すM
IS構造の窒化ガリウム系発光素子を製造することがで
きる。尚、i層5上に形成する下地金属13の金属材料
としては、上述のNi の他、Ag 又はTi 、もしくはそ
れらの合金などから成る金属物質を選択しても良い。
又、高キャリヤ濃度n+ 層3の電極8及びi層5の上層
の電極7の金属材料としては、Al の他、Ti などのオ
ーミック接続が可能な金属物質であれば良い。
によって覆われていないAl 層15の露出部を硝酸系エ
ッチング液でエッチングし、フォトレジスト16をアセ
トンで除去し、高キャリヤ濃度n+ 層3の電極8、i層
5の電極7を形成した。このようにして、図1に示すM
IS構造の窒化ガリウム系発光素子を製造することがで
きる。尚、i層5上に形成する下地金属13の金属材料
としては、上述のNi の他、Ag 又はTi 、もしくはそ
れらの合金などから成る金属物質を選択しても良い。
又、高キャリヤ濃度n+ 層3の電極8及びi層5の上層
の電極7の金属材料としては、Al の他、Ti などのオ
ーミック接続が可能な金属物質であれば良い。
【0022】このようにして製造された発光ダイオード
10の両電極間に10mAの電流を流し、その発光強度を測
定した。ここで、i層5上に直接Al 層を形成した従来
の発光ダイオードの場合においては、光度30mcd の発光
強度であった。この従来の発光ダイオードの発光強度及
び駆動電圧を1とすると、本発明の発光ダイオードでi
層の電極の下地金属を上述のNi にて形成したもので
は、図5(b) に発光パターンを示すように、発光点が最
も増加し面発光に近い状態となり発光強度が 1.5倍、駆
動電圧が0.82倍となった。又、下地金属がAg のもので
は、図5(c) に発光パターンを示すように、発光点がか
なり増加し発光強度が 1.4倍、駆動電圧が0.90倍とな
り、下地金属がTi のものでは、図5(d) にその発光パ
ターンを示すように、発光点がやや増加し発光強度が1.
05倍、駆動電圧が0.95倍となった。即ち、本発明の発光
ダイオードは、従来の発光ダイオードに比べて発光強度
を増加させることができる共に駆動電圧を低下させるこ
とができる。
10の両電極間に10mAの電流を流し、その発光強度を測
定した。ここで、i層5上に直接Al 層を形成した従来
の発光ダイオードの場合においては、光度30mcd の発光
強度であった。この従来の発光ダイオードの発光強度及
び駆動電圧を1とすると、本発明の発光ダイオードでi
層の電極の下地金属を上述のNi にて形成したもので
は、図5(b) に発光パターンを示すように、発光点が最
も増加し面発光に近い状態となり発光強度が 1.5倍、駆
動電圧が0.82倍となった。又、下地金属がAg のもので
は、図5(c) に発光パターンを示すように、発光点がか
なり増加し発光強度が 1.4倍、駆動電圧が0.90倍とな
り、下地金属がTi のものでは、図5(d) にその発光パ
ターンを示すように、発光点がやや増加し発光強度が1.
05倍、駆動電圧が0.95倍となった。即ち、本発明の発光
ダイオードは、従来の発光ダイオードに比べて発光強度
を増加させることができる共に駆動電圧を低下させるこ
とができる。
【0023】次に他の実施例について説明する。本実施
例では、図6に示すように、上記の実施例と同様に、サ
ファイア基板1上にAlNから成るバッファ層2、Ga
Nから成る高キャリア濃度n+ 層3、厚さ1.1 μm、キ
ャリア濃度 1×1015/cm3 の低キャリア濃度n層4、厚
さ1.1 μm、Zn濃度 2×1018/cm3 の低不純物濃度iL
層51、厚さ0.2 μm、Zn濃度 1×1020/cm3 の高不純
物濃度iH 層52が形成されている。本実施例では、i
層は低不純物濃度iL 層51と高不純物濃度iH 層52
との2重層構造となっている。
例では、図6に示すように、上記の実施例と同様に、サ
ファイア基板1上にAlNから成るバッファ層2、Ga
Nから成る高キャリア濃度n+ 層3、厚さ1.1 μm、キ
ャリア濃度 1×1015/cm3 の低キャリア濃度n層4、厚
さ1.1 μm、Zn濃度 2×1018/cm3 の低不純物濃度iL
層51、厚さ0.2 μm、Zn濃度 1×1020/cm3 の高不純
物濃度iH 層52が形成されている。本実施例では、i
層は低不純物濃度iL 層51と高不純物濃度iH 層52
との2重層構造となっている。
【0024】そして、上記実施例と同様に高不純物濃度
iH 層52、低不純物濃度iL 層51、低キャリア濃度
n層4を貫通し高キャリア濃度n+ 層3に到る穴60を
形成した。その後、この穴60に高キャリア濃度n+ 層
3に対する電極80と、高不純物濃度iH 層52に対す
る電極70とを形成した。
iH 層52、低不純物濃度iL 層51、低キャリア濃度
n層4を貫通し高キャリア濃度n+ 層3に到る穴60を
形成した。その後、この穴60に高キャリア濃度n+ 層
3に対する電極80と、高不純物濃度iH 層52に対す
る電極70とを形成した。
【0025】電極70、80は、厚さ100 Åの第1のN
i層71、厚さ1000Åの第2のNi層72、82、厚さ
1500ÅのAl層73、83、厚さ1000ÅのTi層74、
84、厚さ2500Åの第3のNi層75、85とで構成さ
れている。
i層71、厚さ1000Åの第2のNi層72、82、厚さ
1500ÅのAl層73、83、厚さ1000ÅのTi層74、
84、厚さ2500Åの第3のNi層75、85とで構成さ
れている。
【0026】第1のNi層71、81は、温度225 ℃で
真空蒸着により形成される。その後、一旦、真空蒸着装
置を開放して、ウエハを常温、常圧下に置き、再度、真
空にして加熱して、第2のNi層72、82を厚く真空
蒸着する。次に、Al層73、83、Ti層74、8
4、第3のNi層75、85が、順次、真空蒸着により
形成された。Al層73、83、Ti層74、84を介
在させることにより、第3のNi層75、85の上にハ
ンダバンプを形成することが可能となる。
真空蒸着により形成される。その後、一旦、真空蒸着装
置を開放して、ウエハを常温、常圧下に置き、再度、真
空にして加熱して、第2のNi層72、82を厚く真空
蒸着する。次に、Al層73、83、Ti層74、8
4、第3のNi層75、85が、順次、真空蒸着により
形成された。Al層73、83、Ti層74、84を介
在させることにより、第3のNi層75、85の上にハ
ンダバンプを形成することが可能となる。
【0027】以上のように形成した発光ダイオードの発
光時のしきい値電圧は、電極をアルミニウムで形成した
場合に比べて、0.8 倍に低下した。又、電流10mA印加時
の発光輝度は、150ncdであり、電極をアルミニウムで形
成した場合の発光輝度100ncdに比べて、1.5 倍に向上し
た。
光時のしきい値電圧は、電極をアルミニウムで形成した
場合に比べて、0.8 倍に低下した。又、電流10mA印加時
の発光輝度は、150ncdであり、電極をアルミニウムで形
成した場合の発光輝度100ncdに比べて、1.5 倍に向上し
た。
【0028】尚、上記の実施例において、高キャリア濃
度n+ 層3に対する電極80はアルミニウムによる単層
とし、高不純物濃度iH 層52に対する電極70のみを
上記のようにNiを用いた多重層構造にしても、同様な
効果が得られることが確認された。
度n+ 層3に対する電極80はアルミニウムによる単層
とし、高不純物濃度iH 層52に対する電極70のみを
上記のようにNiを用いた多重層構造にしても、同様な
効果が得られることが確認された。
【0029】次に他の実施例について説明する。図7に
示すように、上記実施例における第1のNi層81、第
2のNi層82に代えて、単層のNi層710,810
で構成しても良い。この場合のNi層710、810の
厚さは300 Åである。このように構成しても、上記実施
例と同様な効果が得られた。又、このNi層710、8
10の厚さは50Å以上3000Å以下が望ましい。50Å以下
となると、ハンダバンプの形成時にNiがハンダに浸食
されるので望ましくない。又、3000Åを越えると、発光
パターンが電極の周辺部に局在し、中央部での発光が得
られないし、ハンダ浴に入れる時、Niが剥離するので
望ましくない。
示すように、上記実施例における第1のNi層81、第
2のNi層82に代えて、単層のNi層710,810
で構成しても良い。この場合のNi層710、810の
厚さは300 Åである。このように構成しても、上記実施
例と同様な効果が得られた。又、このNi層710、8
10の厚さは50Å以上3000Å以下が望ましい。50Å以下
となると、ハンダバンプの形成時にNiがハンダに浸食
されるので望ましくない。又、3000Åを越えると、発光
パターンが電極の周辺部に局在し、中央部での発光が得
られないし、ハンダ浴に入れる時、Niが剥離するので
望ましくない。
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る発光ダイオー
ドを示した構成図である。
ドを示した構成図である。
【図2】同実施例に係る発光ダイオードの製造工程を示
した縦断面図である。
した縦断面図である。
【図3】同実施例に係る発光ダイオードの製造工程を示
した図2に続く縦断面図である。
した図2に続く縦断面図である。
【図4】同実施例に係る発光ダイオードの製造工程を示
した図3に続く縦断面図である。
した図3に続く縦断面図である。
【図5】i層の電極の下地金属毎の発光パターンである
金属表面の組織を示した顕微鏡写真である。
金属表面の組織を示した顕微鏡写真である。
【図6】他の実施例にかかる発光ダイオードを示した構
成図である。
成図である。
【図7】他の実施例にかかる発光ダイオードを示した構
成図である。
成図である。
【図8】従来の発光ダイオードを示した構成図である。
1…サファイヤ基板 2…バッファ層 3…高キャリヤ濃度n+ 層 4…低キャリヤ濃度n層 5…i層 10…発光ダイオード 51…低不純物濃度iL 層51 52…高不純物濃度iH 層52 7,8、70、80…電極 71、81…第1のNi層 72、82…第2のNi層 73、83…Al層 74、84…Ti層 75、85…第3のNi層 710,810…Ni層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田牧 真人 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 真部 勝英 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 橋本 雅文 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】n型の窒化ガリウム系化合物半導体(AlX
Ga1-XN;X=0を含む)から成るn層と、p型不純物
を添加したi型の窒化ガリウム系化合物半導体(AlXG
a1-XN;X=0を含む)から成るi層とを有する窒化ガ
リウム系化合物半導体発光素子において、 少なくとも前記i層に対する電極であって前記i層に接
合する層をNiとしたことを特徴とする窒化ガリウム系
化合物半導体発光素子。 - 【請求項2】請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子において、前記n層に対する電極であって
前記n層に接合する層をNiとしたことを特徴とする。 - 【請求項3】請求項1に記載の窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子において、前記電極を前記i層との接合面
から順に、厚さの薄い第1のNi層、第1のNi層より
は厚さの厚い第2のNi層、Al層、Ti層、厚さの厚
い第3のNi層の多層構造としたことを特徴とする。 - 【請求項4】n型の窒化ガリウム系化合物半導体(AlX
Ga1-XN;X=0を含む)から成るn層と、p型不純物
を添加したi型の窒化ガリウム系化合物半導体(AlXG
a1-XN;X=0を含む)から成るi層とを有する窒化ガ
リウム系化合物半導体発光素子において、 同一面側に前記n層の電極と前記i層の電極とを有し、
前記n層の電極はAl又はAl を含む合金から成り、前
記i層の電極はNi,Ag,Ti 又はそれらを含む合金から
成ることを特徴とする半導体発光素子。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21859592A JP2658009B2 (ja) | 1991-07-23 | 1992-07-23 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 |
DE69333250T DE69333250T2 (de) | 1992-07-23 | 1993-01-21 | Lichtemittierende Vorrichtung aus einer Verbindung der Galliumnitridgruppe |
EP93100870A EP0579897B1 (en) | 1992-07-23 | 1993-01-21 | Light-emitting device of gallium nitride compound semiconductor |
EP03001190A EP1313153A3 (en) | 1992-07-23 | 1993-01-21 | Light-emitting device of gallium nitride compound semiconductor |
US08/006,301 US5408120A (en) | 1992-07-23 | 1993-01-22 | Light-emitting device of gallium nitride compound semiconductor |
US08/844,386 USRE36747E (en) | 1992-07-23 | 1997-04-18 | Light-emitting device of gallium nitride compound semiconductor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20761791 | 1991-07-23 | ||
JP3-207617 | 1991-07-23 | ||
JP21859592A JP2658009B2 (ja) | 1991-07-23 | 1992-07-23 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05211347A true JPH05211347A (ja) | 1993-08-20 |
JP2658009B2 JP2658009B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=26516360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21859592A Expired - Fee Related JP2658009B2 (ja) | 1991-07-23 | 1992-07-23 | 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2658009B2 (ja) |
Cited By (11)
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US5708301A (en) * | 1994-02-28 | 1998-01-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Electrode material and electrode for III-V group compound semiconductor |
JPH11177184A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Ricoh Co Ltd | 半導体レーザ装置およびその製造方法 |
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US6936859B1 (en) | 1998-05-13 | 2005-08-30 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Light-emitting semiconductor device using group III nitride compound |
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DE19921987B4 (de) * | 1998-05-13 | 2007-05-16 | Toyoda Gosei Kk | Licht-Abstrahlende Halbleitervorrichtung mit Gruppe-III-Element-Nitrid-Verbindungen |
US7872274B2 (en) | 2001-09-06 | 2011-01-18 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | n-Electrode for III group nitride based compound semiconductor element |
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US8934513B2 (en) | 1994-09-14 | 2015-01-13 | Rohm Co., Ltd. | Semiconductor light emitting device and manufacturing method therefor |
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-
1992
- 1992-07-23 JP JP21859592A patent/JP2658009B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US5708301A (en) * | 1994-02-28 | 1998-01-13 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Electrode material and electrode for III-V group compound semiconductor |
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JPH07312445A (ja) * | 1994-03-22 | 1995-11-28 | Toyoda Gosei Co Ltd | 3族窒化物半導体発光素子 |
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