JPH05208697A - 防水装置付きハッチカバー - Google Patents

防水装置付きハッチカバー

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JPH05208697A
JPH05208697A JP4043192A JP4043192A JPH05208697A JP H05208697 A JPH05208697 A JP H05208697A JP 4043192 A JP4043192 A JP 4043192A JP 4043192 A JP4043192 A JP 4043192A JP H05208697 A JPH05208697 A JP H05208697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hatch cover
rainwater
adjacent
hatch
side plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4043192A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Yonesato
徹也 米里
Naohisa Ikuta
尚久 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RYONICHI ENG CO Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
RYONICHI ENG CO Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by RYONICHI ENG CO Ltd, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical RYONICHI ENG CO Ltd
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Publication of JPH05208697A publication Critical patent/JPH05208697A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばコンテナ船等に好適な防水装置付きハ
ッチカバーに関し、特に倉口上で隣接配置されるハッチ
カバーとの間の隙間の雨水等の遮蔽を行なう防水装置を
そなえたハッチカバーに関する。 【構成】 隣接ハッチカバー10に少許の間隔をあけて倉
口上に載置されるハッチカバー1において、両ハッチカ
バー1,10に雨水ガター4,12を互いに対向するように突
設し、ハッチカバー1に両雨水ガター4,12を被覆可能
な雨水遮蔽部材6を回転可能に取り付けることにより、
隣接ハッチカバー10の上げ下ろしをハッチカバー1に干
渉されることなく行なえるようにした点に特徴を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンテナ船等に
好適な防水装置付きハッチカバーに関し、特に倉口上に
隣接配置されるハッチカバーとの間の隙間の雨水等の遮
蔽を行なう防水装置をそなえたハッチカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水装置をそなえたハッ
チカバーとして、図5に示したようなものが知られてお
り、ハッチカバー1の頂板1aの両端部に垂設された側
板2の下部に外方へ突設されたシールバー3の上向き部
3aと、隣接ハッチカバー10の頂板10aの両端部に垂設さ
れた側板11の下部に外方へ突設されたガスケットリテイ
ナー12の中に設けられたガスケット13とを圧接させるこ
とにより、コンテナ船のカーゴホールド内に雨水等が浸
入するのを防ぐ構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のハッチカバーでは、隣接ハッチカバー10を上方
に吊り上げることは可能であるものの、ハッチカバー1
を上方に吊り上げようとすると隣接10の側板11に突設さ
れたガスケットリテイナー12とガスケット13とがハッチ
カバー1の側板2に突設されたシールバー3に干渉し
て、ハッチカバー1の上方への移動を妨げるため、ハッ
チカバー1の上方吊り上げに際しては、隣接ハッチカバ
ー10の上に積載されている多数のコンテナを取り去り、
さらに隣接ハッチカバー10を吊り上げなければならない
といった、多大な労力と時間との損失がある。
【0004】また、隣接ハッチカバー10を船倉上に載置
する際も、ハッチカバー1を載置してからでないと隣接
ハッチカバー10を載置できず、さらにガスケット13はガ
スケットリテイナー12の下部に装着されているため、ガ
スケット13の保守・点検が難しい等の問題点がある。
【0005】本発明はこのような問題点の解決をはかろ
うとするもので、隣接ハッチカバーの上げ下ろしが他方
のハッチカバーに影響を与えることなく行なえるととも
に、防水装置が外部に露出していてそのメンテナンスを
容易に行なえるようにした、防水装置付きハッチカバー
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の防水装置付きハッチカバーは、頂板と側板
とをそなえるとともに同側板に設けられて当該ハッチカ
バーに隣接して配置される隣接ハッチカバーとの間の隙
間の雨水等の遮蔽を行なう防水装置をそなえ、同防水装
置が、上記隣接ハッチカバーに対向する側の上記側板に
外方へむかって突設され当該ハッチカバーの前端部から
後端部にわたる長さを有する雨水ガターと、上記側板に
回転可能に取り付けられた雨水遮蔽部材とで構成される
とともに、同雨水遮蔽部材が、上記雨水ガターと、同雨
水ガターと対向するように上記隣接ハッチカバーの側板
に外方へむかって突設された雨水ガターとの両方の雨水
ガターをその全長にわたって被覆可能に構成されている
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】上述の本発明の防水装置付きハッチカバーで
は、雨水遮断部材が、雨水ガターと隣接ハッチカバーの
雨水ガターとの両方をその全長にわたって被覆して、ハ
ッチカバーと隣接ハッチカバーとの間の隙間の防水作用
が行なわれる。また、隣接ハッチカバーの上げ下ろし時
に隣接ハッチカバーの雨水ガターが雨水遮蔽部材に接触
しても雨水遮蔽部材が回転して隣接ハッチカバーの動き
に干渉しない。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
防水装置付きハッチカバーについて説明すると、図1は
側断面図、図2は図1のA−A矢視平面図、図3は雨水
遮蔽部材が傾いた状態を示す側断面図、図4(a)〜(d)は
雨水遮蔽部材の変形例を示す側断面図である。なお図1
乃至図3中図5と同じ符号はほぼ同一の部材を示してい
る。
【0009】この実施例のハッチカバー1も隣接ハッチ
カバー10に少許の隙間をあけて倉口上に配置される。
【0010】ハッチカバー1の頂板1aの両外側部に側
板2が垂設されており、隣接ハッチカバー10に対向する
側板2の下端部に、雨水ガター(とい)4が外方に突出
するように溶接されている。
【0011】なおこの雨水ガター4は、ハッチカバー1
の前端部から後端部にわたる長さを有する。
【0012】一方、隣接ハッチカバー10のハッチカバー
1に対向する側板11の下端部に、雨水ガター4と対向し
て雨水ガター12が外方へ突出するように溶接されてい
る。そして、この雨水ガター12も隣接ハッチカバー10の
前端部から後端部にわたる長さを有している。
【0013】さらに、雨水ガター4,12の全長を被覆可
能な雨水遮蔽部材6が側板2に突設された腕部材5に軸
7を介して回転可能に取り付けられている。符号8はナ
ットを示している。
【0014】雨水遮蔽部材6は、中心部のボスから4本
のリブが等間隔に放射状に突設された形状に形成されて
いて、両ハッチカバー1,10間に降水した雨水等は雨水
遮蔽部材6のリブ間あるいは両雨水ガター4,12に溜
り、船のピッチング動揺等により前後方向(紙面に垂直
な方向)に流れて、カーゴホールド内に浸入せず、倉口
外部の甲板上へ排出される。
【0015】また、図3に示すように、雨水遮蔽部材6
が不均等に傾いている場合、雨水は雨水遮蔽部材6のリ
ブの低い方、すなわち側板2方向に流れて、側板2に溶
接されている雨水ガター4に流れ落ち、この雨水ガター
4内を流れてカーゴホールド内へ浸入することなく倉口
外部の甲板上へ排出される。
【0016】さらに、ハッチカバーの上,下移動(倉口
からの取り外し操作)において、隣接ハッチカバー10を
上方向へ吊り上げる時、隣接ハッチカバー10の側板11か
ら突出した雨水ガター12が上昇しながら雨水遮蔽部材6
のリブ先端に接触する。このとき雨水ガター12の上昇に
追従して雨水遮蔽部材6が軸7を中心に回転するので、
隣接ハッチカバー10はハッチカバー1に上昇を拘束され
ることなく上方へ抜けることができる。
【0017】また、倉口上へ隣接ハッチカバー10を載置
する時も、同様に雨水遮蔽部材6が軸7を中心に回転す
るので、隣接ハッチカバー10はハッチカバー1に拘束さ
れずに所定の位置に載置できる。
【0018】なお雨水遮蔽部材6は、図1、図3に示し
た形状のほか、例えば断面形状が図4(a)〜(d)に示した
ようなものでもほぼ同様の作用・効果が得られ、またそ
の素材としては金属,非金属,ゴム,プラスチック等が
適している。
【0019】またこの雨水遮蔽部材6は外部に露出して
いるため、その点検や保守作業を容易に行なうことがで
き、また取り替えもナット8をゆるめることにより容易
に行なえるので、常に安定した雨水等の遮蔽機能を保持
させることができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の防水装置
付きハッチカバーによれば、次のような効果ないし利点
が得られる。 (1) 隣接ハッチカバーの上げ下ろし時に、同隣接ハッチ
カバーに突出された雨水ガターがハッチカバーの側板に
取り付けられた雨水遮蔽部材と接触しても、同雨水遮蔽
部材が軸を中心に回転するため、ハッチカバーに干渉さ
れることなく上下方向へ自由に移動でき、カーゴホール
ド内のコンテナを従来よりはるかに効率よく荷役でき
る。 (2) ハッチカバーの側板に取り付けられ雨水遮蔽部材お
よび雨水ガターと隣接ハッチカバーの側板に取り付けら
れ雨水ガターの三者により、雨水等がカーゴホールド内
へ浸入することを確実に防止することができる。 (3) 雨水遮蔽部材が外部に露出する構造であるため、そ
の点検、保守等の作業が容易である。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての防水装置付きハッチ
カバーの側断面図である。
【図2】図1のA−A矢視平面図である。
【図3】同雨水遮蔽部材が傾いた状態を示す側断面図で
ある。
【図4】同雨水遮蔽部材の変形例を示す断面図である。
【図5】従来の防水装置付きハッチカバーの側断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ハッチカバー 1a,10a 頂板 2,11 側板 4,12 雨水ガター 5 腕部材 6 雨水遮蔽部材 7 軸 8 ナット 10 隣接ハッチカバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハッチカバーにおいて、頂板と側板とを
    そなえるとともに同側板に設けられて当該ハッチカバー
    に隣接して配置される隣接ハッチカバーとの間の隙間の
    雨水等の遮蔽を行なう防水装置をそなえ、同防水装置
    が、上記隣接ハッチカバーに対向する側の上記側板に外
    方へむかって突設され当該ハッチカバーの前端部から後
    端部にわたる長さを有する雨水ガターと、上記側板に回
    転可能に取り付けられた雨水遮蔽部材とで構成されると
    ともに、同雨水遮蔽部材が、上記雨水ガターと、同雨水
    ガターと対向するように上記隣接ハッチカバーの側板に
    外方へむかって突設された雨水ガターとの両方の雨水ガ
    ターをその全長にわたって被覆可能に構成されているこ
    とを特徴とする、防水装置付きハッチカバー。
JP4043192A 1992-01-30 1992-01-30 防水装置付きハッチカバー Withdrawn JPH05208697A (ja)

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JP4043192A JPH05208697A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 防水装置付きハッチカバー

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JP4043192A JPH05208697A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 防水装置付きハッチカバー

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JPH05208697A true JPH05208697A (ja) 1993-08-20

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JP4043192A Withdrawn JPH05208697A (ja) 1992-01-30 1992-01-30 防水装置付きハッチカバー

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007018713U1 (de) 2006-12-27 2009-03-19 Bemeka Technologie-Transfer Gmbh Vorrichtung zum Abdichten des Zwischenraumes zwischen zwei Lukendeckeln und hierzu vorgesehener Streifen
CN107963184A (zh) * 2017-12-08 2018-04-27 广州文冲船厂有限责任公司 一种船舶舱口盖密封结构

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202007018713U1 (de) 2006-12-27 2009-03-19 Bemeka Technologie-Transfer Gmbh Vorrichtung zum Abdichten des Zwischenraumes zwischen zwei Lukendeckeln und hierzu vorgesehener Streifen
CN107963184A (zh) * 2017-12-08 2018-04-27 广州文冲船厂有限责任公司 一种船舶舱口盖密封结构
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Effective date: 19990408