JP3514302B2 - 地下構造物用蓋の受枠 - Google Patents

地下構造物用蓋の受枠

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JP3514302B2 JP2000164858A JP2000164858A JP3514302B2 JP 3514302 B2 JP3514302 B2 JP 3514302B2 JP 2000164858 A JP2000164858 A JP 2000164858A JP 2000164858 A JP2000164858 A JP 2000164858A JP 3514302 B2 JP3514302 B2 JP 3514302B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に路面に開口す
る地下構造物開口に対しこれを閉じる蓋の受枠に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の受枠で積雪地区に設置されるも
のは、除雪車によって除雪が行われる際に機器が損傷す
ることを防止するために、除雪車の除雪板が引っ掛から
ないように工夫されたものが使用されるようになってき
た。例えば、受枠の路面に露出している部分の外周が、
開口の半径方向外方に向かって下降傾斜して路面のアス
ファルト下側に入り込んだ状態に形成されているもの
(特許第2632629号、実公平7−54357号公
報等参照)がある。下降傾斜部分は円弧状又は直線状の
もが単独あるいは組合わせてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の受枠の上端から
外方へ下降傾斜した面が円弧状であるものでは、その円
弧状の曲がり具合が問題になる。すなわち、図2(a)
に示すように、比較的大きい半径の円弧1であって、受
枠2の上端からの下降傾斜が始めはゆるいものである場
合、車両の通行等により、図2(b)に示すように、図
中にw1で示す広い範囲にわたりその上側のアルファル
ト3が剥離を起こしやすい問題がある。これは円弧状部
の半径が大きく上端近くで傾斜が小さいことから、上側
のアスファルト厚さの薄い部分3′が広くでき、この部
分は路面施工の際に十分に転圧できない部分だからであ
る。このアスファルトが剥離した状態のまま放置する
と、その剥離深さが徐々に大きくなり、車両の走行に支
障をきたすことになる。又除雪の際に除雪用のブレード
が引っ掛かる可能性が徐々に高くなる。
【0004】このために、図2(c)に示すように、円
弧状部1の半径を小さく、あるいは下降傾斜を大きくす
ると、アスファルト3が剥離を起こしやすい点は改良さ
れるが、やはり剥離は徐々に進行する。そしてある程度
剥離が進行すると、図2(c)に示すように、露出して
きた下降傾斜部分4の傾斜が大きくなり、このためある
時期から除雪の際に除雪用のブレード5が引っ掛かる可
能性が急激に高まる問題がある。なお、図2における、
6は蓋で閉じられる開口、7はフランジ状の台座であ
る。このようなことから本発明は、アスファルト等の路
面材が剥離を起こし難く、且つブレードが引っ掛かり難
い受枠を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、受枠の
上端面に続き外方へ下降傾斜して形成された外周面を有
する地下構造物用蓋の受枠において、前記外周面の外側
に間隔を隔てて前記受枠の上端面位置よりも低い位置に
リング状部を設け、そのリング状部を前記受枠下部に設
けられたフランジ状の台座と受枠下部外周とに跨る半径
方向のリブにより支持し、そのリング状部に上端から外
方へ下降傾斜した第2外周面を設けたことを特徴とす
る。
【0006】この手段では、受枠が新設されたときは、
受枠上面が地面に露出し、その露出した上面に続く下降
傾斜した外周面及び外方に離れたリング状部の第2外周
面は地面下にある。地面を形成しているアスファルト等
の路面材は車両の通行等により徐々に剥離が進行する。
剥離が少ない状態では、除雪の際にブレードが引っ掛か
るような事態は全く起こらない。この点は従来のものと
同様である。しかし、リング状部が地面下にあることに
よって、またリング状部と受枠状部外周との間に間隔が
あることによって、上側の路面材が保持されている状態
であり、路面材の剥離の進行程度は極めて遅くなる。そ
して更に剥離が進行してくると、リング状部の上端面が
露出してくる。しかし、リング状部の上端よりも下方へ
の路面材剥離の進行は、リング状部の存在により容易に
は進行しない。この状態で除雪を行うときにブレードは
リング状部の上端に当接するから、路面材に食い込むよ
うなことは殆どなく、そのまま略水平方向に移動し、受
け枠外周の下降傾斜した部分に当接して斜め上方へ案内
され、引っ掛かることなく乗り越える。また、更に路面
材の剥離が進行したとしても、次に外方へ下降傾斜した
第2外周面が露出する。この状態で除雪を行うときに
は、ブレードは第2外周面に当接するとその傾斜によっ
てやや上方へ案内されるため、次に受枠外周面の比較的
高い位置に当接し案内されて受枠上端を通過する。従っ
て、リング状部を設けたことにより、路面材の剥離の進
行が大幅に抑制され、剥離が進行したとしても除雪の際
にブレードが引っ掛かることが防止される。また、前記
リング状部が、半径方向のリブに支持されている構成と
したことは、通常リブは受枠の補強に設けられるもので
あり、この構成では、補強リブにリング状部を支持させ
ることによって特別に支持部を設けなくてもよいから、
受け枠の製造コストを比較的低く押さえることができ
る。
【0007】前記手段において、前記第2外周面が、半
径方向の断面形状で円弧状部または直線状部を有する形
状である構成とするのがよい。また、前記手段におい
て、前記受枠外周面が、半径方向の断面形状で円弧状部
または直線状部を有する形状である構成とするのがよ
い。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図1を
用いて説明する。この地下構造物用蓋の受枠10は、例
えば鋳鉄によって形成され、図1(a)に示すように、
概略の形状が端円筒状の本体部11下端にフランジ状の
台座部12を有し、本体部11の上端よりやや下方の外
方位置にリング状部13を設けた形状である。本体部1
1内側は、蓋(図示せず)の装着される内周面14が形
成されている。また、本体部11の上端部には外方へや
や突出した突出部15を形成され、その突出部15が、
本体部11上端の幅の狭い平坦な上端面16に続いて外
方へ下降傾斜した、受枠10半径方向の断面形状が円弧
状の外周面17を形成されている。この外周面17の外
方に間隔eを隔ててリング状部13が位置しており、リ
ング状部13の上端は受枠外周面17の下降傾斜してい
る途中の高さ位置にある。リング状部13は、上端から
外方に下降傾斜した半径方向断面形状が円弧状の第2外
周面18を有しており、断面全体の形状は略扇形であ
る。
【0010】このリング状部13は、通常通常の受枠に
おいて本体部11外面と台座部12上面との間を結合す
るように設けられる略三角形のリブ19によって下方か
ら支持されるように一体に設けられている。
【0011】このように構成された受枠10は、例え
ば、路面材がアスファルト20の路面21に、図1
(b)に示すように、本体部11上端を一致させて設置
される。この新設状態で除雪する際は、全く問題はな
い。車両の通行等によりアスファルト20は受け枠10
の本体部11上端付近から、図1(c)に示すように、
剥離が始まる。この状態から剥離の進行は殆ど深さ方向
には進行せず、水平方向に進行する。これはリング状部
13の存在により、リング状部13と本体部11間のア
スファルト20が保持された状態であるからである。ア
スファルトの剥離が水平方向に進行することによってリ
ング状部13の上端面が露出する。この状態で、除雪を
行うときは除雪機のブレードがリング状部13の上端面
に当って水平に案内され、そして受枠10の外周面17
に当接し、引っ掛かることなく斜め上方へ案内されて乗
り越える。
【0012】この状態から更にアスファルト20の剥離
が進行すると、図2(d)に示すように第2外周部18
が露出するようになるが、リング状部よりも外方位置の
アスファルトは十分に転圧されて設置されたものである
から、剥離の進行は遅い。この状態で除雪が行われる場
合は、ブレード22が一旦第2外周面18に当接して斜
め上方へ案内されてから外周面17に当接し、外周面1
7に案内されて乗り越えるから、引っ掛かることはな
い。
【0013】従って、この受枠10は、新設状態からの
アスファルト20の剥離の進行が遅く、しかもその剥離
はリング状部13よりも下方に進行し難いから、リング
状部13の高さ位置を適切に決めることによって、長期
間車両の走行に支障のない状態を維持できると共に、除
雪の際にブレード22が引っ掛かることがない。
【0014】なお、ブレードが水平方向に移動してくる
とした場合、これが引っ掛からないようにするために
は、リング状部13上端位置に対応する高さ位置で、受
枠10外周面17の接線の下降傾斜角度が45度以下と
なるようにすることが好ましい。つまり下降傾斜が45
度以下であれば、ブレードが引っ掛かり難いからであ
る。この意味で、受枠10外周面の下降傾斜は、円弧状
の他に直線状であってもよく、また、円弧状と直線状と
を適当に組合わせたものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は、路面材が受枠の周辺部で剥離
しにくく、剥離が進行した段階でも剥離が深く進行せ
ず、除雪の際にブレードが引っ掛からないから、長期間
車両の走行に支障がなく且つ除雪が機器の損傷なく良好
に行われる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、(a)は部分斜
視図、(b)は新設状態の縦断面部分図、(c)は路面
材剥離が少し進行した状態の縦断面部分図、(d)は剥
離が大きく進行した状態及びブレード案内状態の縦断面
部分図である。
【図2】従来の受枠を示し、(a)は新設状態の縦断面
部分図、(b)は(a)の路面材剥離がかなり進行した
状態の縦断面部分図、(c)は他の受枠の新設状態縦断
面部分図、(d)は(c)の路面材剥離がかなり進行し
た状体の縦断面部分図である。
【符号の説明】
10 受枠 11 本体部 12 台座部 13 リング状部 14 内周面 15 突出部 16 上端面 17 外周面 18 第2外周面 19 リブ 20 アスファルト 21 路面 22 ブレード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠の上端面に続き外方へ下降傾斜して
    形成された外周面を有する地下構造物用蓋の受枠におい
    て、前記外周面の外側に間隔を隔てて前記受枠の上端面
    位置よりも低い位置にリング状部を設け、そのリング状
    部を前記受枠下部に設けられたフランジ状の台座と受枠
    下部外周とに跨る半径方向のリブにより支持し、そのリ
    ング状部に上端から外方へ下降傾斜した第2外周面を設
    けたことを特徴とする地下構造物用蓋の受枠。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の地下構造物用蓋の受枠
    において、前記第2外周面が、半径方向の断面形状で円
    弧状部または直線状部を有する形状であることを特徴と
    する地下構造物用蓋の受枠。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は請求項2に記載の地下構
    造物用蓋の受枠において、前記受枠外周面が、半径方向
    の断面形状で円弧状部または直線状部を有する形状であ
    ることを特徴とする地下構造物用蓋の受枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3033012U (ja) 1996-06-28 1997-01-17 辛一 山本 マンホール蓋受枠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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