JPH0754357Y2 - 除雪車の排雪板対策用マンホールの受枠と蓋 - Google Patents

除雪車の排雪板対策用マンホールの受枠と蓋

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JPH0754357Y2
JPH0754357Y2 JP7291293U JP7291293U JPH0754357Y2 JP H0754357 Y2 JPH0754357 Y2 JP H0754357Y2 JP 7291293 U JP7291293 U JP 7291293U JP 7291293 U JP7291293 U JP 7291293U JP H0754357 Y2 JPH0754357 Y2 JP H0754357Y2
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JPH0738248U (ja
Inventor
盛行 中箸
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日豊金属工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】除雪車の排雪板がマンホールの蓋
の上を進行すると、その排雪板の刃先が受枠又は受枠と
蓋との食い違い部に引掛り、その刃先が変形して破損す
る。本考案は、この排雪板の刃先の破損を防止しようと
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンホールの蓋及び受枠は道路の
アスファルトが沈下すると、路面より浮き上がる形とな
り、この浮き上がったところに、進行する除雪車の排雪
板の刃先が衝突すると、その刃先が変形したり破損する
事故が発生する。又、マンホールの蓋は、通常その受枠
の上縁と同じ高さであるが通過車両の振動、ゴミその他
の原因により受枠との合わせ目がずれて蓋が傾くことが
ある。このため、蓋の外周上縁の一部が受枠の内周上縁
より浮き上がり前記同様に事故が発生する。このように
変形したり破損した排雪板は、交換しなければならず、
その交換に要する費用が莫大なものとなる。
【0003】このような被害を防止するために例えば、
図3に示すように受枠の外側を円弧状にし、蓋の上面を
受枠の上面より一段低く配設したものがあるが、除雪車
の排雪板の刃先は、路面が沈下しても受枠の外側の円弧
状に沿って動き、又、蓋の上面に接触しないから刃先が
衝突して変形したり破損するのを免れることができる。
しかし、受枠の外側の円弧状部と台座部との間に隙間が
あるためにアスファルトの充填に難があり、通常のもの
より早くアスファルトの沈下が発生する欠点がある。
又、円弧状部がそのまま品物になるため通常のものより
重量が多くなる欠点がある。又、蓋の上面が受枠より一
段低く配設してあるため除雪車以外の重量車が通過する
際、衝撃が発生し、その衝撃により蓋と受枠の接触面が
摩耗する欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、道路のアス
ファルトが沈下してマンホールの蓋及び受枠が路面より
浮き上っても、除雪車の排雪板の刃先が受枠や蓋に衝突
せず、従って除雪車の排雪板の刃先が破損することなく
その刃先の破損による排雪板の莫大な交換費用のかかる
のを防止し、受枠の外側の円弧状部と台座部との間の隙
間を無くして、その隙間があることによるアスファルト
の充填の困難を排除し、受枠の円弧状部がそのまま品物
になることによる受枠の重量を軽減し、蓋の上面が受枠
の上端面よりも低く配設したことによる除雪車以外の重
車輛が通過する際生ずる衝撃を無くし、衝撃による蓋と
受枠の接触面の摩耗を無くすことを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、受枠1の台座部3の内側にほぼ垂直状に
立ち上げ台座部3と一体に形成した外枠2と、外枠2の
上端に内側に向けて円弧状に形成した円弧状面5と、円
弧状面5の内側に一体に連続して設けた摺鉢形傾斜面6
を設けた内枠4と、内枠4と円弧状面5との交点部に形
成した円弧状面取部11と、受枠1の摺鉢形傾斜面6に
嵌合する外周に外周傾斜面21を形成し、この傾斜面と
交わる蓋20の上面22との交点付近に外側に行くに従
って斜め下り状の傾斜面24を形成した蓋20とよりな
り、受枠1の円弧状面5の上部5aと蓋20の上面22
とを等しい高さとなし、蓋20の斜め下り状の傾斜面2
4の外周傾斜面21を受枠1の円弧状面取部11と対接
させたことを特徴とする除雪車の排雪板対策用マンホー
ルの受枠と蓋を提供するものである。
【0006】
【作用】受枠1を地下構造物のマンホールに載せる。受
枠1の台座部3の上にアスファルトを載せ路面の高さと
受枠1の円弧状面5の上部5aの高さを一致するように
アスファルト40を充填する。蓋20を受枠1に嵌合さ
せ受枠1の円弧状面5の上部5aと蓋20の上面22と
を一致させ、蓋20の斜め下り状の傾斜面24の外側端
部23を受枠1の円弧状面取部11に対設させ、除雪車
の排雪板30の刃先をアスファルト40の上面、受枠1
の上部5a、円弧状面取部11、蓋20の斜め下り状の
傾斜面24を経て蓋20の上面22を通過させる。又、
アスファルト40の上面が凹んでいても排雪板30の刃
先は受枠1の円弧状面に沿って上って行く。
【0007】
【実施例】図1は本考案の受枠の斜視図、図2は本考案
の受枠と蓋との嵌合部の一部の拡大断面図、図3は従来
品の受枠と蓋との嵌合部の一部の拡大断面図である。図
1及び図2において、1は平面から見て円形に形成され
た受枠、2は受枠1の台座部3の内側にほぼ垂直状に立
ち上げ一体に形成した薄肉厚の外枠、4は外枠2の上端
に内側方に向けて円弧状面に弯曲して一体に形成し、そ
の内側面に後記する蓋の外周面と嵌合する摺鉢形傾斜面
6を一体に連続して設けた内枠であって、この内枠4の
下端部7は台座部3と隙間9を存して内側に向けて折り
曲げられて補強部8を形成してある。5は前記外枠2の
上端部に内側に向けて形成した円弧状面であってこの円
弧状面5の上部5aと摺鉢形傾斜面6の交点に円弧状面
取部11を形成する。12は円弧状面5と台座部3の外
側部とを直線で結ぶと共に適宜の間隔を存して一体に形
成した数条のリブである。13は受枠1の下部に突設し
たズレ止である。
【0008】20は蓋であって、その外周面には受枠1
の摺鉢形傾斜面6と摺合する外周傾斜面21を設け、蓋
20の上面22の高さは受枠1の円弧状面5の上面5a
と等しい高さに形成されている。又、蓋20の上面22
に蓋20の外周端部23に行くに従って斜め下り状のゆ
るやかな、例えば水平面に対して3°〜10°の傾斜面
24を形成し、この傾斜面24は蓋20の全周にわたっ
て形成されており、傾斜面24の終端部すなわち蓋22
の外周端部23は、前記受枠の摺鉢形傾斜面6と受枠1
の円弧状面5の上面5aとを結ぶ円弧状面取部11上に
結ばれるようにしてある。
【0009】30は除雪車の排雪板を示し、図1の矢視
方向に移動するものとする。受枠1の外枠2及び蓋20
の上端面の高さと等しくなるように道路のアスファルト
40を受枠1のまわりに充填し舗装する。今除雪機の排
雪板30が図2の右方より矢視方向に進行させて道路上
の雪を掻取りながら進行するものとする。排雪板30が
アスファルト40の表面より外枠1の円弧状面5aの上
面に到り、更に進んで蓋20の上面に到る前に、傾斜面
24の終端部すなわち蓋の外周端部23を通過すること
となる。この際前記傾斜面24は蓋20の外側より内側
に向って徐々に立ち上がる形状となっているために排雪
板30は、この傾斜面24に誘導されて蓋20の中央部
に向って進行する。そして排雪板30の刃先に衝撃を与
えないから、その刃先に破損や故障を来すことはない。
又、アスファルト40の表面が沈下した場合、受枠の円
弧状面5に沿って排雪板30が移動するから排雪板の刃
先は損傷を受けることがない。
【0010】又、従来の受枠は外周に凹欠(隙間)を有
するため、路面のアスファルトのみでは受枠の上部外側
のアスファルトが凹んでくる。従ってこのアスファルト
の凹みを無くすために受枠の凹欠(隙間)にコンクリー
トを充填しその上にアスファルトを打ち込まなければな
らない。しかし本考案は受枠の外枠2をほぼ垂直上に立
ち上げ形成してあるために重車輛による路面に加わる圧
力は台座部3の上面に垂直方向に印加されることとな
り、コンクリートを埋め込まなくても受枠のまわりのア
スファルトは凹むことなく大きな負荷に耐え、経済的で
ある。排雪板30が蓋20の反対側に移動して受枠の反
対側に差しかかると、受枠1に円弧状面取部11がある
ために排雪板30の刃先は受枠に引掛ることなく円弧状
面5に沿ってスムーズに移行することができる。
【0011】
【考案の効果】(a)蓋の上面と受枠の上面とを同一平
面上に配設し、蓋の上面外周にゆるかな傾斜面を形成し
この傾斜面の端部が、受枠の外枠の上部に一体に形成し
た円弧状面と受枠の内枠の傾斜面と交わる円弧面に接し
ているために排雪板の刃先がスムーズに受枠の円弧状弯
曲面より蓋の表面に誘導されると共に、排雪板が移動し
て蓋の上面より受枠の上面にスムーズに案内されるから
排雪板の刃先を変形したり破損することがない。 (b)受枠の外枠を台座の内側にほぼ垂直状に立ち上げ
形成し、外枠の内側に隙間を存して内枠を設けたことに
より外枠を薄肉厚に形成して軽量化することができ、道
路のアスファルトの下に補強用のコンクリートを埋め込
む必要はなくマンホールの施工が簡単にできて経済的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の受枠の斜視図である。
【図2】本考案の実施例の受枠と蓋との嵌合部の拡大縦
断面図である。
【図3】従来の受枠と蓋との嵌合部の拡大縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 受枠 2 受枠の外枠 3 受枠の台座部 4 受枠の内枠 5 受枠の円弧状面 5a 受枠の円弧状面の上部 6 受枠の摺鉢形傾斜面 11 受枠の円弧状面取部 13 受枠の脚部 20 蓋 21 蓋の外周傾斜面 22 蓋の上面 23 蓋の外周端部 24 蓋の傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受枠1の台座部3の内側にほぼ垂直状に
    立ち上げ台座部3と一体に形成した外枠2と、外枠2の
    上端に内側に向けて円弧状に形成した円弧状面5と、円
    弧状面5の内側に一体に連続して設けた摺鉢形傾斜面6
    を設けた内枠4と、内枠4と円弧状面5との交点部に形
    成した円弧状面取部11と、受枠1の摺鉢形傾斜面6に
    嵌合する外周に外周傾斜面21を形成し、この傾斜面と
    交わる蓋20の上面22との交点付近に外側に行くに従
    って斜め下り状の傾斜面24を形成した蓋20とよりな
    り、受枠1の円弧状面5の上部5aと蓋20の上面22
    とを等しい高さとなし、蓋20の斜め下り状の傾斜面2
    4の外周傾斜面21を受枠1の円弧状面取部11と対接
    させたことを特徴とする除雪車の排雪板対策用マンホー
    ルの受枠と蓋。
JP7291293U 1993-12-21 1993-12-21 除雪車の排雪板対策用マンホールの受枠と蓋 Expired - Lifetime JPH0754357Y2 (ja)

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JPH0738248U JPH0738248U (ja) 1995-07-14
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JP4722498B2 (ja) * 2005-01-21 2011-07-13 日本鋳鉄管株式会社 マンホール蓋用受枠
JP5584067B2 (ja) * 2010-09-15 2014-09-03 虹技株式会社 マンホール蓋受け枠

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JPH0738248U (ja) 1995-07-14

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