JP3026678U - 側溝構造 - Google Patents

側溝構造

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JP3026678U
JP3026678U JP1996000316U JP31696U JP3026678U JP 3026678 U JP3026678 U JP 3026678U JP 1996000316 U JP1996000316 U JP 1996000316U JP 31696 U JP31696 U JP 31696U JP 3026678 U JP3026678 U JP 3026678U
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vertical surface
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JP1996000316U
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Inventor
海 勝 正 内
Original Assignee
株式会社ウチコン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等の走行重量に十分に耐える強度を持ち
ながら、側溝蓋の側溝躯体における嵌合状態をがたつき
なく安定化させる。 【解決手段】 側壁躯体1の対向する側溝壁2A,2B
内面に上部垂直面部2a,2b,これらに連続して下方
に延設された傾斜面部3a,3bおよび下部垂直面部4
a,4bを設け、側溝蓋8に、上記上部垂直面部2a,
2bに対し微小間隙G1を介して対峙される蓋上部垂直
面部9a,9b,これらに連続して下方に延設されて、
傾斜面部3a,3bに対し線接触しながら対峙される蓋
傾斜面部10a,10bおよびこれらに連続して下方に
延設されて、下部垂直面部4a,4bに微小間隙G2を
介して対峙される蓋下部垂直面部11a,11bを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、一般道路の側部に埋設設置されて排水路として使用される側溝構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の側溝構造としては、例えば側溝躯体と側溝蓋とを傾斜面部で対向させ、 これらをパッキングを介して係合することによって、側溝蓋上を車両が走行する ときの騒音発生を回避するようにしたものが提案されている(実開昭62―17 6280号公報)。
【0003】 また、従来の別の側溝構造として、側溝躯体と側溝蓋とを幾可学的に相似な曲 面で密着させることによって、車両の走行時における騒音発生や側溝躯体,側溝 蓋の破損を回避するものが提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、側溝躯体と側溝蓋との間に上記パッキングを介在する側溝構造 にあっては、成形加工時や施工布設時に取扱いが面倒な上記パッキングをコンク リート内に埋め込む必要があるため、そのための作業が大掛りで、煩わしいとい う課題があった。
【0005】 また、上記相似な曲面で側溝躯体および側溝蓋を密着させるものでは、精度の 高い鋼製型枠を用いる必要があり、このため型枠コストが高くなるほか、成形寸 法の管理を十分に行う必要が生じ、経済性,作業性の点で難点があるという課題 があった。
【0006】 この考案は上記のような課題を解決しようとするものであり、基本的には車両 の走行に対して十分な強度を確保しながら、側溝蓋のがたつきの発生を防止でき 、しかも車両通過後の側溝蓋の跳ね上がりを防止できるとともに、ローコストに て製造および管理できる側溝構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案にかかる側溝構造は、側溝躯体に、対向する側溝壁内面部に形 成された上部垂直面部,該上部垂直面部に連続して下方に延設された傾斜面部お よび該傾斜面部に連続して下方に延設された下部垂直面部を設け、側溝蓋に、上 記上部垂直面部に対し微小間隙を介して対峙される蓋上部垂直面部,該蓋上部垂 直面部に連続して下方に延設されて、上記傾斜面部に対し線接触しながら対峙さ れる蓋傾斜面部および該蓋傾斜面部に連続して下方に延設されて、上記下部垂直 面部に微小間隙を介して対峙される蓋下部垂直面部を設けたものである。
【0008】 請求項2の考案にかかる側溝構造は、前記側溝壁内面に形成された傾斜面部の 傾斜角度が、40°〜80°であることを特徴とする。 また、請求項3の考案にかかる側溝構造は、側溝躯体または側溝蓋であって、 これら相互の対向面側の少なくとも一部に補強部材を埋設したものである。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下に、この考案の実施の一形態を図について説明する。図1はこの考案の側 溝構造を具体的に示す縦断面図であり、同図において、1は側溝躯体であり、こ れが対向する各側溝壁2A,2B内面に形成された上部垂直面部2a,2bと、 これらの上部垂直面部2a,2bに連続して下方に延設された傾斜面部3a,3 bと、これらの傾斜面部3a,3bに連続して下方に延設された下部垂直面部4 a,4bと、これらの各下部垂直面部4a,4bに連続する水平面部5a,5b と、これらの各水平面部5a,5bに連続する溝壁部6a,6bと、これらの溝 壁部6a,6bに共通に連続する底面部7とを有する。
【0010】 また、8は側溝蓋であり、図2にも示すように、これが上記上部垂直面部2a ,2bに対し図3に示すような微小間隙G1を介して対峙するように配置される 蓋上部垂直面部9a,9bと、これらの蓋上部垂直面部9a,9bに連続して下 方に延設されて、上記傾斜面部3a,3bに対し線接触しながら対峙される蓋傾 斜面部10a,10bおよびこれらの蓋傾斜面部10a,10bに連続して下方 に延設されて、図3に示すように、上記下部垂直面部4a,4bに対して微小間 隙G2を介して対峙される蓋下部垂直面部11a,11bとを有する。
【0011】 ここで、側溝蓋8の厚みを例えば100ミリとした場合には、上記上部垂直面 部2a,2bおよび蓋上部垂直面部9a,9bの幅(高さ)は共に等しい、例え ば30ミリとされ、また、傾斜面部3a,3bに対して蓋傾斜面部10a,10 bが長く形成されている。
【0012】 また、この傾斜面部3a,3bの傾斜角度は40°〜80°の間の例えば64 °とされ、蓋傾斜面部10a,10bの傾斜角度は例えば65°とされ、従って 、各傾斜面部3a,3bと各下部垂直面部4a,4bとが連続する角部Pで、上 記蓋傾斜面部10a,10bの下部が線接触している。
【0013】 さらに、上記角部Pから水平面部5a,5bまでの高さは例えば11ミリとさ れ、その角部Pから側溝蓋8の下面までの高さは9ミリとされ 、従ってこの下 面と上記水平面部5a,5bとの間には2ミリの間隙G3が残されることになる 。ここで、水平面部5a,5bの水平方向の幅は例えば23ミリ程度とされる。
【0014】 そして、上記下部垂直面部11a,11bは蓋傾斜面部10a,10bの下端 から略垂直に3ミリ分下方に突出するように延設されている。
【0015】 かかる構成になる側溝構造にあっては、側溝蓋8を側溝躯体1に嵌挿すると、 その側溝蓋8の蓋傾斜面部10a,10bが、これの傾斜角度より小さい角度で 傾斜する傾斜面部3a,3bに上記角部Pにて線接触するようにして支持される 。
【0016】 ここで、この線接触がなされる側溝躯体1の上記角部P位置までの側溝蓋8の 有効厚さは十分な強度が得られる大きさであり、この側溝蓋8上に車両が走行す るようなことがあっても、十分に耐えうるものとなる。
【0017】 また、蓋傾斜面部10a,10bと傾斜面部3a,3bとの上記のような線接 触および傾斜角によって、これらの傾斜面部3a,3bが相互に一方が他方に対 し食い込むような楔効果を呈するため、上記線接触にも拘らず、側溝蓋8は側溝 躯体1内において全くがたつきを生じることがなく、騒音公害の発生を確実に回 避することができる。
【0018】 そして、上記側溝蓋8の蓋下部垂直面部11a,11bは上記角部Pより下方 に位置し、かつ側溝躯体1の下部垂直面部4a,4bとの間に微小間隙G2を保 っているため、車両の車輪がその側溝蓋8上に載り上げ、その一部に集中的に荷 重が作用して、その側溝蓋8が跳ね上がろうとする場合があっても、その蓋下部 垂直面部11a,11bが対向する下部垂直面部4a,4bに衝合することとな るため、それ以上の跳ね上がりが規制され、大事故を引き起こすおそれはない。
【0019】 また、側溝蓋8の蓋上部垂直面部9a,9bと側溝躯体1の上部垂直面部2a ,2bとの間には間隙G1があるため、これらの間に砂や土が入ることがあって も、その間隙G1を利用することで、側溝蓋8の開閉操作が容易になる。
【0020】 また、上記側溝躯体1の角部Pを含む所定幅の領域および/またはその領域に 対応する側溝蓋8の蓋傾斜面部10a,10bに予めプラスチックや鋼材などか らなる補強部材(図3において、H1,H2にて示す)を埋設しておくことで、 閉蓋時における上記線接触部位での摩耗や欠落を確実に防止できることとなる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、請求項1の考案によれば、側壁躯体に、対向する側溝壁内面に 形成された上部垂直面部,該上部垂直面部に連続して下方に延設された傾斜面部 および該傾斜面部に連続して下方に延設された下部垂直面部を設け、側溝蓋に、 上記上部垂直面部に対し微小間隙を介して対峙される蓋上部垂直面部,該蓋上部 垂直面部に連続して下方に延設されて、上記傾斜面部に対し線接触しながら対峙 される蓋傾斜面部および該蓋傾斜面部に連続して下方に延設されて、上記下部垂 直面部に微小間隙を介して対峙される蓋下部垂直面部を設けるように構成したの で、車両等の走行重量に十分に耐える強度を持ちながら、側溝蓋の側溝躯体にお ける嵌合状態をがたつきなく安定化させることができるとともに、蓋の跳ね上が りやこれに伴う事故を未然に回避でき、さらに、側溝蓋の側溝躯体に対する開閉 操作を容易に行えるという効果が得られる。
【0022】 また、請求項2の考案によれば、側溝躯体または側溝蓋であって、これら相互 の対向面側の少なくとも一部に補強部材を埋設するように構成したので、側溝蓋 の繰り返しの開閉操作にも拘らず、傾斜面部と蓋傾斜面部との線接触部位(角度 )でのこれらの摩耗や欠落を簡単かつ確実に防止できるという効果が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一形態による側溝構造を示す
縦断面図である。
【図2】図1に示す蓋の正面図である。
【図3】図1に示す側溝構造の要部を拡大して示す断面
図である。
【符号の説明】
1 側溝躯体 2A,2B 側溝壁 2a,2b 上部垂直面部 3a,3b 傾斜面部 4a,4b 下部垂直面部 8 側溝蓋 9a,9b 蓋上部垂直面部 10a,10b 蓋傾斜面部 11a,11b 蓋下部垂直面部 G1,G2 微小間隙

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する側溝壁内面に形成された上部垂
    直面部,該上部垂直面部に連続して下方に延設された傾
    斜面部および該傾斜面部に連続して下方に延設された下
    部垂直面部を有する側溝躯体と、上記上部垂直面部に対
    し微小間隙を介して対峙される蓋上部垂直面部,該蓋上
    部垂直面部に連続して下方に延設されて、上記傾斜面部
    に対し線接触しながら対峙される蓋傾斜面部および該蓋
    傾斜面部に連続して下方に延設されて、上記下部垂直面
    部に微小間隙を介して対峙される蓋下部垂直面部を有す
    る側溝蓋とを備えたことを特徴とする側溝構造。
  2. 【請求項2】 前記側溝壁内面に形成された傾斜面部の
    傾斜角度が、40°〜80°であることを特徴とする請
    求項1記載の側溝構造。
  3. 【請求項3】 上記側溝躯体または上記側溝蓋であっ
    て、これら相互の対向面側の少なくとも一部に補強部材
    が埋設されていることを特徴とする請求項1記載の側溝
    構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3453514B2 (ja) 1998-04-30 2003-10-06 有限会社ウエスト 側溝用ブロック及び道路側溝
JP3459574B2 (ja) 1998-09-16 2003-10-20 有限会社ウエスト U字溝ブロック及びその成形用型枠

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JP3453514B2 (ja) 1998-04-30 2003-10-06 有限会社ウエスト 側溝用ブロック及び道路側溝
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