JP3453514B2 - 側溝用ブロック及び道路側溝 - Google Patents

側溝用ブロック及び道路側溝

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JP3453514B2
JP3453514B2 JP13753498A JP13753498A JP3453514B2 JP 3453514 B2 JP3453514 B2 JP 3453514B2 JP 13753498 A JP13753498 A JP 13753498A JP 13753498 A JP13753498 A JP 13753498A JP 3453514 B2 JP3453514 B2 JP 3453514B2
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外志三 西川
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有限会社ウエスト
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単体のまたは蓋
と組み合わされた側溝用ブロック及び当該ブロックを連
接して構築された側溝に関するもので、道路脇及び歩車
道の境界に構築される側溝に特に適した側溝用ブロック
及び道路側溝に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的幅狭い水路を構築するための側溝
用ブロックには、U字溝ブロックと呼ばれているもの
と、勾配可変ブロックと呼ばれているものとがある。U
字溝ブロックは側板と底板とが一体で、上面はブロック
の全長にわたって開放されている。一方勾配可変ブロッ
クは、側板と天板とが一体で、天板の中央部分に矩形の
開口が設けられている。これらのブロックは長手方向に
連接して設置することにより水路を形成する。勾配可変
ブロックで構築される水路は、底面が現場打ちコンクリ
ートで形成され、水路底面の水路勾配を天板すなわち地
表面の勾配と異なる勾配にすることかできる。そのため
道路の側溝を勾配可変ブロックで構築すれば、路面と側
溝の上面との間に段差ができない。
【0003】図12は従来の勾配可変ブロックの断面図
である。側溝用ブロックの上面の開口4には、側溝蓋1
1が設けられる。この側溝蓋を支えるために、側溝用ブ
ロックの開口の側辺には段差(蓋掛り)5が設けられて
いる。従来の側溝用ブロックは、側壁の内面が垂直面
(主に勾配可変ブロックの場合)ないし水路の上方が広
くなる方向に傾斜した傾斜平面(U字溝ブロックの場合
のみ)であり、この側壁内面の上辺を断面L形に切り欠
いた形状とすることにより、蓋掛り5を形成している。
そして内側を切り欠いたことに対応させて、外側に突出
する外フランジ17を設けて強度上必要な側壁上端の幅
Wを確保している。なお側壁内面はこれを垂直面とする
場合であっても、ブロックを型枠から脱型するのに必要
な抜き勾配がU字溝ブロックでは水路上方が広くなる方
向に、勾配可変ブロックでは水路下方が広くなる方向に
付けられている。
【0004】このようにして形成した蓋掛り5の上に側
溝蓋11を載せたとき、左右の蓋掛り5と側溝蓋の下面
両側辺部12との間に捩じれ方向の相対誤差があると、
側溝蓋にかかる荷重の位置が変化したとき、側溝蓋11
が蓋掛り5の上で揺動して騒音を発する。この騒音の発
生を防止ないし軽減するために、蓋掛り5と側溝蓋11
との間にゴムパッキン等の緩衝材を介装すること、蓋掛
り5を水路内側に向けて下がる平面ないし中凹円筒面と
するとともに、側溝蓋の下面両側辺部を蓋掛りの平面な
いし中凹円筒面と密着する平面ないし中凸円筒面とする
(たとえば実開昭63−18590号公報、特開平6−
248688号公報参照)ことが行われている。
【0005】なお、この種の側溝用ブロックを連接して
側溝を構築するときは、少なくとも図12の斜線部で示
す断面積の掘削作業が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、これらの
従来技術を前提として、従来技術の優れた点はこれを採
用し、従来技術では不充分な点は新たな技術手段を採用
することによって、より優れた側溝を構築することが可
能な側溝用ブロックを提供することを課題としており、
第1に自動車が走行したときの騒音をより有効に防止な
いし軽減できる側溝を得ること、第2に側溝を構築する
際の施工作業がより容易な側溝用ブロックを得ること、
第3に側溝用ブロック及び側溝蓋の重量及び寸法を小さ
くでき、かつ側溝を構築する際の排土量を低減できるよ
うにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の側溝用ブ
ロックは、一体に成形された両側壁2、2及び天板3
と、側溝蓋を嵌装支持するために天板3に設けられた矩
形の開口4及びその両側辺の蓋掛り5とを備えた勾配可
変型の側溝用ブロックにおいて、上辺から下辺に至る全
面を凹凸のない垂直面に形成した側壁外面9と、蓋掛り
5を設けるために側壁内面上部を内側に突出させて形成
した内フランジ6とを備え、内フランジ6の上面に形成
される蓋掛り5は水路内側に向かって下がる方向に傾斜
た逆V形平面ないし中凸円筒面であり、内フランジ6
の下面は水路幅が下方に向かって広がる方向の傾斜面で
り、側溝蓋11の下面両側辺部12が水路の内側に向
かって下がる方向に傾斜した一面の傾斜面であり、側溝
蓋11が垂直軸回りに回動して蓋掛り5との間のがたを
吸収することを特徴とものである。
【0008】請求項2記載の側溝用ブロックは、一体に
成形された両側壁2、2及び天板3と、側溝蓋を嵌装支
持するために天板3に設けられた矩形の開口4及びその
両側辺の蓋掛り5とを備えた勾配可変型の側溝用ブロッ
クにおいて、上辺部13を除く中央部ないし下辺部が凹
凸のない垂直面でありかつ上辺部13が上端のブロック
幅Tを狭くする方向に傾斜した傾斜平面ないし傾斜円筒
面に形成された側壁外面9と、蓋掛り5を設けるために
側壁内面上部を内側に突出させて形成した内フランジ6
とを備え、内フランジ6の上面に形成される蓋掛り5は
水路内側に向かって下がる方向に傾斜した逆V形平面な
いし中凸円筒面であり、内フランジ6の下面は水路幅が
下方に向かって広がる方向の傾斜面であり、側溝蓋11
の下面両側辺部12が水路の内側に向かって下がる方向
に傾斜した一面の傾斜面であり、側溝蓋11が垂直軸回
りに回動して蓋掛り5との間のがたを吸収することを特
徴とするものである。
【0009】この場合において、ブロックの両側壁外面
9を共に、中央部ないし下辺部を凹凸のない垂直面とし
かつ上辺部13を傾斜平面ないし傾斜円筒面とする(図
5参照)こともできるし、側壁外面の片側のみとする
(図11参照)こともできる。片側のみとしたときは、
他方の側壁外面は、請求項1の形状、すなわち上辺から
下辺に至る全面を凹凸のない垂直面にした形状とする。
【0010】請求項3記載の側溝用ブロックは、一体に
成形された両側壁2、2及び天板3と、側溝蓋を嵌装支
持するために天板3に設けられた矩形の開口4及びその
両側辺の蓋掛り5とを備えた勾配可変型の側溝用ブロッ
クにおいて、上辺から下辺に至る全面を凹凸のない垂直
面に形成した側壁外面9と、蓋掛り5を設けるために側
壁内面上部を内側に突出させて形成した内フランジ6と
を備え、内フランジ6の上面に形成される蓋掛り5は水
路内側に向かって下がる方向に傾斜した一面の平面であ
り、内フランジ6の下面は水路幅が下方に向かって広が
る方向の傾斜面であり、側溝蓋11の下面の両側辺部1
2が水路の内側に向かって下がる方向に傾斜したV形平
面ないし中凸円筒面であり、側溝蓋11が垂直軸回りに
回動して蓋掛り5との間のがたを吸収することを特徴と
するものである。
【0011】請求項4記載の側溝用ブロックは、一体に
成形された両側壁2、2及び天板3と、側溝蓋を嵌装支
持するために天板3に設けられた矩形の開口4及びその
両側辺の蓋掛り5とを備えた勾配可変型の側溝用ブロッ
クにおいて、上辺部13を除く中央部ないし下辺部が凹
凸のない垂直面でありかつ上辺部13が上端のブロック
幅Tを狭くする方向に傾斜した傾斜平面ないし傾斜円筒
面に形成された側壁外面9と、蓋掛り5を設けるために
側壁内面上部を内側に突出させて形成した内フランジ6
とを備え、内フランジ6の上面に形成される蓋掛り5は
水路内側に向かって下がる方向に傾斜した一面の平面で
あり、内フランジ6の下面は水路幅が下方に向かって広
がる方向の傾斜面であり、側溝蓋11の下面の両側辺部
12が水路の内側に向かって下がる方向に傾斜したV形
平面ないし中凸円筒面であり、側溝蓋11が垂直軸回り
に回動して蓋掛り5との間のがたを吸収することを特徴
とするものである。
【0012】請求項5記載の道路側溝は、請求項1又は
記載の側溝用ブロックが連続する区間Aと、請求項2
又は4記載の側溝用ブロックが連続する区間Bと、両区
間の間に介装した繋ぎブロック15とを備え、当該繋ぎ
ブロックは、一端が上記請求項1又は3記載のブロック
1と同一断面とされ、他端が上記請求項2又は4記載の
ブロック1aの断面とブロック高さだけが異なる形状と
されて、斜めになった水路を備えており、これらの各ブ
ロックが道路の幅方向外側となる側壁の垂直面とした外
面9を同一面にして設置されていることを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】請求項1又は3記載の側溝用ブロックの断面形
状は、側溝を流れる最大水量から必要な水路幅Pを求
め、土圧に耐える強度を側壁に付与するのに必要な側壁
厚さS1、S2を求めて側溝幅を決める。次に強度上必要
な側壁上端の幅Wを確保したうえで、側溝蓋11を嵌装
支持するための鈍角L形の切欠の形状と蓋掛り5の幅M
を求めて、内フランジ6の突出量を決めたうえで側溝蓋
にかかる最大荷重から内フランジ6の上下寸法を求め、
蓋掛り5に作用する荷重が円滑に側壁2に伝達されるよ
うに、内フランジ6の下面両側辺部12を傾斜面とする
ことにより決定される。蓋掛り5の勾配は30〜60
度、中凸円筒面にしたときの曲率半径は30〜200m
mが実用的である。
【0014】内フランジ6より下方の側壁の肉厚S2
2は、ブロックの上下寸法により必要な肉厚が変化す
る。ブロックの高さが高いと、側壁にかかる土圧が大き
くなり、これに耐えるためには側壁2の肉厚S1、S2
厚くする必要がある。勾配可変型のブロックで形成した
水路は、地表面の勾配と水路底面の勾配が異なることが
あるため、高さの異なるブロックを連接して水路を構築
する必要が往々にして起こる。上記のようにして決定さ
れたこの発明のブロックの幅K1、K2は、同一の水路幅
を確保しようとした場合、側壁の厚さS1、S2すなわち
ブロックの高さR1、R2の変化によって異なってくる可
能性がある。この場合、上下寸法の大きいブロックに
求項2又は4の構造を採用すれば、地表面に表れる側溝
用ブロックの上端の形状及び側溝蓋の形状を側溝用ブロ
ックの高さR1、R2の相違に係わらず同一にできる。
【0015】この発明の側溝用ブロックは、外フランジ
を有しない分だけ側溝用ブロックの幅K1 、K2 を狭く
することができ、側溝用ブロックの上端幅Tが狭くなる
ことに伴い、側溝蓋11の幅Qも狭くできる。そのため
道路側溝を構築した場合、車が通行する路面が広くな
り、タイヤが側溝蓋の上を通行する確率が低くなるの
で、側溝蓋のがたつきによる騒音の低減が図れる。また
側溝用ブロック及び側溝蓋の幅及び厚さを小さくできる
ことから、ブロックを成形するのに必要なコンクリート
量が少なくて済み、ブロックを軽量にできるとともに、
側溝を構築する際の地表面の掘削量も少なくなる。
【0016】さらにこの発明の側溝用ブロックは、側壁
外面9の垂直面となった部分が、ブロックの幅方向の最
も外側となる面となっているため、ブロックを直線に並
べる作業が容易にできる。すなわち道路際に矢板16を
立て、その矢板にブロックの外側となる側壁の外面9を
密着させてブロックを並べてゆけば、連接するブロック
の幅方向の位置及び長手方向軸回りの傾きを容易に規定
できる。そしてブロックの側壁外面9が凹凸のない面で
あるため、土砂の埋め戻しが容易かつ確実に行われ、矢
板を抜いた後の空所へ埋め戻す土砂の量もわずかで済
む。ブロックを埋める溝は矢板に沿ってパワーショベル
で溝を掘削してゆけばよく、ブロックの幅も小さいこと
から、掘削作業が容易であり、掘削に伴う土砂の排出も
少なくなる。
【0017】側溝用ブロックの蓋掛り5と側溝蓋の下面
の両側辺部12の形状を、請求項3または4の関係とし
たときは、両者の間にがたを生ずるような形状誤差があ
ったとき、側溝蓋11が垂直軸回りにわずかに回動して
その誤差を吸収し、蓋掛り5と側溝蓋の下面両側辺部1
2との四隅部分の接触が完全に保証され、側溝蓋が蓋掛
り5の上でがたつくことがなく、従って側溝蓋の上を自
動車が通行したときの騒音の発生を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図3はこの発明の第1
実施形態を示した図で、図1は側溝用ブロックの斜視
図、図2は開口を設けた部分の断面図、図3は蓋掛りと
側溝蓋の側辺部とを示す拡大断面図である。側溝用ブロ
ック1は2枚の側壁2、2とその上辺を繋ぐ天板3とを
備えており、天板3の中央部分には、側溝蓋を嵌装する
矩形の開口4が設けられている。開口4の両側辺には蓋
掛り5が形成されている。2枚の側壁2と天板3は一体
に成形され、蓋掛り5は開口4を設けた部分の側壁内面
上方に設けた内フランジ6の上面に形成されている。側
壁の外面9は上辺から下辺にわたる前面が凹凸のない一
面の垂直面に形成されている。蓋掛り5は曲率半径80
mmの中凸円筒面であり、全体として水路内側に下がる
方向に約35度の角度で傾斜している。蓋掛り5の内側
端には、狭い幅の水平なストッパ面7が形成されてい
る。内フランジ6は内側に突出して、その部分の側壁肉
厚は厚くなっており、下面はなだらかな傾斜面8で側壁
の内面下方部に連接している。
【0019】側溝蓋11の下面両側辺部12は、水路中
央側が下がる傾斜した一面の平面となっており、その傾
斜角は約35度である。この側溝蓋11を蓋掛り5上に
載置すると、斜めの平面と中凸円筒面とが当接して自動
調心作用が働き、両者の形状誤差が吸収されて側溝蓋1
1が蓋掛り5にがたつきなく支持される。この作用の詳
細は本願の発明者が先に出願した特願平9−32523
1号の明細書に詳細に記載されている。
【0020】図4及び図6は、この発明の第2実施形態
を示した図で、請求項2の発明の実施形態である。
【0021】この第2実施形態の側溝用ブロック1a
は、水路の幅Pや側溝蓋の幅Qは第1実施形態のものと
同じであるが、ブロックの高さR2 が第1実施形態のも
のR1より高く、そのために大きくなる土圧に対する強
度を付与するために、側壁の厚さS2 が第1実施形態の
ものS1 より厚くなっている。そしてブロックの上端の
幅Tを第1実施形態のブロックの幅K1 と同一にするた
めに、側壁外面9の上辺部13が上端のブロック幅を狭
くする方向の傾斜面となっている。
【0022】図6及び図7は、第1実施形態のブロック
1と第2実施形態のブロック1aとを連接して構築され
た側溝14を示したものである。第1実施形態のブロッ
クを繋いで形成された区間Aと第2実施形態のブロック
を繋いで形成された区間Bとの繋ぎ部分に繋ぎブロック
15を介装する。繋ぎブロック15はその水路が若干斜
めになっており、第1実施形態のブロックと繋がる端部
が第1実施形態のブロック1と同一断面、第2実施形態
のブロックと繋がる端部が第2実施形態のブロック1a
の断面とブロック高さだけが異なる形状としたものであ
る(ブロック高さは第1実施形態のブロックの高さR1
に等しい)。このような繋ぎブロック15を介装すれ
ば、第1実施形態のブロックで構築した区間Aと、第2
実施形態のブロックで構築した区間Bとの各ブロックの
外側の側壁外面9を同一面とすることができ、直線的に
設置した矢板16の両区間にブロック1、1aの側壁外
面9を添設してブロックを並べてゆけば、所望の側溝1
4を構築することができる。
【0023】この場合、地表面に表れる側溝用ブロック
の上面は、繋ぎブロック15の部分を境にして、道路幅
方向に段差18ができるが、2mの長さに対して1、2
cm程度の変位であり、その変位は繋ぎブロック15に
よって斜めに繋がれているため、外観のうえでも水路抵
抗の点でも問題を生じない。
【0024】本願発明の側溝用ブロックにおける蓋掛り
5と側溝蓋の下面両側辺部12の断面形状の関係は、図
8ないし図10に示す各種の形状関係が採用可能であ
る。すなわち、図8は蓋掛り5を浅い逆V字断面、側溝
蓋の下面両側辺部12を一面の傾斜した平面とした例で
あり、図9は側溝用ブロックの蓋掛り5を傾斜した一面
の平面とし、側溝用ブロックの下面側辺を傾斜した中凸
円筒面とした例であり、図10は側溝用ブロックの蓋掛
り5を傾斜した一面の平面とし、側溝蓋の下面両側辺部
12を浅いV字形断面とした例である。これらの組合せ
のいずれの場合においても、第1実施形態で説明した自
動調心作用による側溝蓋のがたの吸収作用は同様に発揮
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の斜視図
【図2】第1実施形態の断面図
【図3】蓋掛りと側溝蓋の側辺部とを示す拡大断面図
【図4】第2実施形態の斜視図
【図5】蓋掛りと側溝蓋の側辺部とを示す拡大断面図
【図6】側溝構築作業の説明図
【図7】構築された側溝の側面図
【図8】蓋掛りと側溝蓋の側辺部との第2例を示す拡大
断面図
【図9】蓋掛りと側溝蓋の側辺部との第3例を示す拡大
断面図
【図10】蓋掛りと側溝蓋の側辺部との第4例を示す拡
大断面図
【図11】図5の変形例を示す部分断面図
【図12】従来の側溝用ブロックの断面図
【符号の説明】
2 側溝 3 天板 4 開口 5 蓋掛り 6 内フランジ 9 側壁外面 11 側溝蓋 12 下面両側辺部 13 上辺部 T ブロックの上端の幅 A 区間

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体に成形された両側壁(2,2)及び天板
    (3)と、側溝蓋を嵌装支持するために天板(3)に設けられ
    た矩形の開口(4)及びその両側辺の蓋掛り(5)とを備えた
    勾配可変型の側溝用ブロックにおいて、上辺から下辺に
    至る全面を凹凸のない垂直面に形成した側壁外面(9)
    と、蓋掛り(5)を設けるために側壁内面上部を内側に突
    出させて形成した内フランジ(6)とを備え、内フランジ
    (6)の上面に形成される蓋掛り(5)は水路内側に向かって
    下がる方向に傾斜した逆V形平面ないし中凸円筒面であ
    り、内フランジ(6)の下面は水路幅が下方に向かって広
    がる方向の傾斜面であり、側溝蓋(11)の下面両側辺部(1
    2)が水路の内側に向かって下がる方向に傾斜した一面の
    傾斜面であり、側溝蓋(11)が垂直軸回りに回動して蓋掛
    り(5)との間のがたを吸収することを特徴とする、側溝
    用ブロック。
  2. 【請求項2】 一体に成形された両側壁(2,2)及び天板
    (3)と、側溝蓋を嵌装支持するために天板(3)に設けられ
    た矩形の開口(4)及びその両側辺の蓋掛り(5)とを備えた
    勾配可変型の側溝用ブロックにおいて、上辺部(13)を除
    く中央部ないし下辺部が凹凸のない垂直面でありかつ上
    辺部(13)が上端のブロック幅(T)を狭くする方向に傾斜
    した傾斜平面ないし傾斜円筒面に形成された側壁外面
    (9)と、蓋掛り(5)を設けるために側壁内面上部を内側に
    突出させて形成した内フランジ(6)とを備え、内フラン
    ジ(6)の上面に形成される蓋掛り(5)は水路内側に向かっ
    て下がる方向に傾斜した逆V形平面ないし中凸円筒面で
    あり、内フランジ(6)の下面は水路幅が下方に向かって
    広がる方向の傾斜面であり、側溝蓋(11)の下面両側辺部
    (12)が水路の内側に向かって下がる方向に傾斜した一面
    の傾斜面であり、側溝蓋(11)が垂直軸回りに回動して蓋
    掛り(5)との間のがたを吸収することを特徴とする、側
    溝用ブロック。
  3. 【請求項3】 一体に成形された両側壁(2,2)及び天板
    (3)と、側溝蓋を嵌装支持するために天板(3)に設けられ
    た矩形の開口(4)及びその両側辺の蓋掛り(5)とを備えた
    勾配可変型の側溝用ブロックにおいて、上辺から下辺に
    至る全面を凹凸のない垂直面に形成した側壁外面(9)
    と、蓋掛り(5)を設けるために側壁内面上部を内側に突
    出させて形成した内フランジ(6)とを備え、内フランジ
    (6)の上面に形成される蓋掛り(5)は水路内側に向かって
    下がる方向に傾斜した一面の平面で あり、内フランジ
    (6)の下面は水路幅が下方に向かって広がる方向の傾斜
    面であり、側溝蓋(11)の下面の両側辺部(12)が水路の内
    側に向かって下がる方向に傾斜したV形平面ないし中凸
    円筒面であり、側溝蓋(11)が垂直軸回りに回動して蓋掛
    り(5)との間のがたを吸収することを特徴とする、側溝
    用ブロック。
  4. 【請求項4】 一体に成形された両側壁(2,2)及び天板
    (3)と、側溝蓋を嵌装支持するために天板(3)に設けられ
    た矩形の開口(4)及びその両側辺の蓋掛り(5)とを備えた
    勾配可変型の側溝用ブロックにおいて、上辺部(13)を除
    く中央部ないし下辺部が凹凸のない垂直面でありかつ上
    辺部(13)が上端のブロック幅(T) を狭くする方向に傾斜
    した傾斜平面ないし傾斜円筒面に形成された側壁外面
    (9) と、蓋掛り(5)を設けるために側壁内面上部を内側
    に突出させて形成した内フランジ(6)とを備え、内フラ
    ンジ(6)の上面に形成される蓋掛り(5)は水路内側に向か
    って下がる方向に傾斜した一面の平面であり、内フラン
    ジ(6)の下面は水路幅が下方に向かって広がる方向の傾
    斜面であり、側溝蓋(11)の下面の両側辺部(12)が水路の
    内側に向かって下がる方向に傾斜したV形平面ないし中
    凸円筒面であり、側溝蓋(11)が垂直軸回りに回動して蓋
    掛り(5)との間のがたを吸収することを特徴とする、
    溝用ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の側溝用ブロックが
    連続する区間(A)と、請求項2又は4記載の側溝用ブロ
    ックが連続する区間(B)と、両区間の間に介装した繋ぎ
    ブロック(15)とを備え、当該繋ぎブロックは、一端が上
    記請求項1又は3記載のブロック(1)と同一断面とさ
    れ、他端が上記請求項2又は4記載のブロック(1a)の断
    面とブロック高さだけが異なる形状とされて、斜めにな
    った水路を備えており、これらの各ブロックが道路の幅
    方向外側となる側壁の垂直面とした外面(9)を同一面に
    して設置されていることを特徴とする、道路側溝。
JP13753498A 1998-04-30 1998-04-30 側溝用ブロック及び道路側溝 Expired - Lifetime JP3453514B2 (ja)

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