JP3285845B2 - U字溝組立体 - Google Patents
U字溝組立体Info
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Description
に用いられるU字溝に係り、殊にL形ブロックと逆L形
ブロックを組み合わせて成るU字溝組立体に関する。
されており、施工する側溝の巾や深さに合わせて多数の
U字溝が用意され、これを現場へ搬入し、ユンボーやク
レーンで吊り上げて、その溝部が連通するように突き合
わせて設置し、その突き合わせ部にモルタルを目地込め
して構築されている。
重量で取り扱い難いばかりか備蓄スペースと運搬スペー
スを多く占有する。又施工する排水溝等の巾に応じた種
類のU字溝を用意せねばならず非経済的である。殊に上
記U字溝を一体成形コンクリートにて形成しつつ、荷受
けベースを一体成形した場合には、外形が著しく大形と
なるばかりか高重量となり上記問題を更に助長する。
体を分割底壁外端から側壁を立ち上げたL形ブロック
と、分割底壁外端から側壁を立ち上げた逆L形ブロック
とに分割して、個々のブロックの小形軽量化と巾設定に
対する順応性を保有させながら、道路側に配置するL形
ブロック又は逆L形ブロックの分割底壁外端より道路面
下方へ張り出す荷受けベースを設けて、道路の土圧と車
輌荷重に対する強度向上を図ると共に、据え付けの安定
性を高める。
と逆L形ブロックの各分割底壁の内端面を該底壁上面側
に段差を有する段違い面にして段違い継ぎ手を形成し、
該L形ブロックと逆L形ブロックの段違い継ぎ手を対向
するように並設し、該両段違い継ぎ手の上段段差面の対
向によってコンクリートを充填する広巾の連結溝を形成
すると共に、下段段差面の対向によってコンクリートを
目地込めする狭巾の目地溝を形成して、L形ブロックと
逆L形ブロックの接合強度を大巾に高める。
連結溝内へ複数の鉄筋を突出させ、L形ブロックと逆L
形ブロックの接合強度を更に高めると共に、上記連結溝
及び目地溝の巾を適切に確保する定規手段として機能さ
せ、上記ブロックの設置工事の容易化を図る。
図6に基づき説明する。
すように、分割底壁1の外端から側壁2を立ち上げたL
形ブロック3と、分割底壁1の外端から側壁2を立ち上
げた逆L形ブロック4とから成る。
又は逆L形ブロック4の分割底壁1の外端より道路面5
の下方へ張り出す荷受けベース6を設け、該荷受けベー
ス6を道路巾の線上に合わせ道路下に潜入させて、上記
L形ブロック3を設置する。
ブロック3を基準として、逆L形ブロック4を双方のブ
ロックの分割底壁1の内端面7が対向するように並設す
る。
ック4は側溝の巾に合わせて微調節しつつ適切に設置
し、上記荷受けベースを有するL形ブロック3の設置に
より道路の巾を適切に決めつつ、逆L形ブロック4の設
置により側溝の巾を適切に決め、U字溝を構築する。
ンクリート19を充填し、L形ブロック3の分割底壁1
と逆L形ブロック4の分割底壁1を該コンクリート19
を介して一体に接合する。これにより両分割底壁1を含
む連続した内底面8を有するL形ブロック3と逆L形ブ
ロック4から成るU字溝を形成する。
逆L形ブロック4相互の前端部及び後端部を互いに突き
合わせして多数配列し、両ブロック3,4の内端面7の
対向面間の間隔を配列方向において連通し、該連通溝内
にコンクリート19を充填し側溝を構築する。
は側壁2の高さの異なる上記L形ブロック3と逆L形ブ
ロック4にすることが可能である。これにより溝部9を
間にして一方の高さと他方の高さが異なる側溝を構築で
きる。
開放状態にするか、又は図4Aに示すように、各側壁2
の上端面16の溝部9側に段部17を設け、該段部17
に蓋体18を嵌合することもできる。
ック3と逆L形ブロック4の各分割底壁1の内端面7を
該底壁1の上面側に段差を有する段違い面にして、該段
違い面の上段側に上段段差面10を形成し、又該段違い
面の下段側に下段段差面11を形成した段違い継ぎ手1
2を設ける。
両段違い継ぎ手12が対向するように並設し、上記上段
段差面10の対向によってコンクリートを充填する広巾
の連結溝13を形成すると共に、上記下段段差面11の
対向によってコンクリートを目地込めする狭巾の目地溝
14を形成する。
逆L形ブロック4相互の前端部及び後端部を互いに突き
合わせして配列し、その配列方向において上記両側壁2
及び一方の分割底壁1相互と他方の分割底壁1相互と荷
受けベース6相互を連続させる。
巾の上記目地溝14もその配列方向に連通し、上記上段
段差面10の対向による連通連結溝13内にコンクリー
ト19を充填し、該充填に伴って同コンクリート19で
上記下段段差面11の対向による連通目地溝14内を目
地込めし、該コンクリート19を介して各ブロック3,
4を強固に一体に接合して流路を形成し、側溝を構築す
る。
ロックの小形軽量化と巾設定に対する順応性を保有さ
せ、側溝構築作業の簡便化を図ると共に、上記荷受けベ
ースにより道路の土圧と車輌荷重に対する強度向上並び
に据え付けの安定性の向上が図られ、又上記段違い継手
12を介して上記L形ブロック3と逆L形ブロック4の
接合強度を大巾に高めることができる。
及び逆L形ブロック4の両分割底壁1の上記両段違い継
ぎ手12の上段段差面10又は/及び下段段差面11か
ら、上記連結溝13又は/及び目地溝14内へ、複数の
鉄筋15を間隔を置いて突出させる。
双方から突出した上記鉄筋15は、上記連結溝13又は
目地溝14内に充填されるコンクリート19内に埋設さ
れ、両分割底壁1の接合強度を更に高める。
L形ブロック4の鉄筋15の長さを略同じに設け、上記
連結溝13内で一方ブロックの上段段差面10から突出
した鉄筋15を他方ブロックの上段段差面10に相互に
突き当てる。これにより上記鉄筋15を連結溝13の巾
と上記目地溝14の巾を適正に確保する定規手段として
機能させる。
0及び上記下段段差面11の双方より複数の鉄筋15を
間隔を置いて突出させた場合においても、上記各下段段
差面の鉄筋15の長さを夫々略同じに設け、目地溝14
内で一方ブロックの下段段差面11から突出した鉄筋1
5を他方ブロックの下段段差面11に相互に突き当て
る。これにより、目地溝14の巾を適正に確保させる定
規手段として機能させ、上記ブロック3,4の設置工事
の容易化を図る。
は双方の上端面16をブロックの配列方向において勾配
を設けた傾斜面としたU字溝組立体を構成することがで
きる。
端面16にブロックの配列方向において均しい勾配を設
けたブロック3とブロック4を組み合わせてU字溝組立
体を構成するか、又は図5Cに示すように上記側壁2の
上端面16にブロックの配列方向において異なる勾配を
設けたブロック3とブロック4を組み合わせてU字溝組
立体を構成する。
6の勾配の異なる上記ブロック3,4を組合せることに
より様々な断面形状を形成し、施工する排水溝等の種類
に応じたU字溝を、少ない種類の分割ブロックで形成で
きて経済的である。
道路の表面に合わせて並設し、各内底面8を配列方向に
おいて傾斜させつつ連設せしめ、流路に勾配を設けた側
溝を構築した例を示す。
ちつつ各ブロック3,4の前端部と後端部を突き合わせ
して並設し、上記側壁上端面16を配列方向において傾
斜させつつ連設せしめ、道路の勾配に合わせて上端面1
6を傾斜させた側溝を構築している。
いる上記充填材又は目地材を形成するコンクリート19
には砂利を入れないセメント混練物からなるモルタルを
含む。
を二分割ブロック構造にして、小形軽量化を図りつつ作
業性を向上させると共に、備蓄スペースと運搬スペース
を節減できる。又上記分割ブロックの組合せにより様々
な断面形状に対応可能となり、少ない種類のブロックに
よって、様々な巾や高さの排水溝を構築できて経済的で
ある。
へ張り出す荷受けベースを設けて、道路の土圧と車輌荷
重に対する強度向上を図ると共に、据え付けの安定性を
高める。
継ぎ手の対向により、コンクリートを充填する広巾の連
結溝及び狭巾の目地溝を形成し、各分割ブロック間の接
合強度を大巾に高める。更に上記連結溝内へ複数の鉄筋
を突出させてコンクリート内に埋設し、両分割ブロック
の接合強度を更に高めると共に、該鉄筋を上記連結溝及
び目地溝の巾を適切に確保する定規手段として機能さ
せ、上記分割ブロックの設置工事の適正化と作業性の向
上を図ることができる。
L形ブロックと逆L形ブロックから構成し、側溝を構築
した例を示す斜視断面図。
ンクリートを充填した例を示す正面図。
た例を一部切欠して示す斜視図。
た鉄筋を備え、蓋体を嵌合した例を、Bは上段及び下段
段差面から突出した鉄筋を備えた例を夫々示す正面図。
勾配の傾斜面とした例を示す正面図、BはAの側面図、
Cは各ブロックの側壁上端面を勾配の異なる斜面とした
例を示す側面図。
を設けた側溝を構築した例を、Bは同U字溝組立体によ
り上端面に勾配を設けた側溝を構築した例を夫々示す断
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】分割底壁外端から側壁を立ち上げたL形ブ
ロックと、分割底壁外端から側壁を立ち上げた逆L形ブ
ロックとから成り、上記L形ブロックと逆L形ブロック
の各分割底壁の内端面を該底壁上面側に段差を有する段
違い面にして段違い継ぎ手を形成し、該L形ブロックと
逆L形ブロックの段違い継ぎ手を対向するように並設
し、両段違い継ぎ手の上段段差面の対向によってコンク
リートを充填する広巾の連結溝を形成すると共に、下段
段差面の対向によってコンクリートを目地込めする狭巾
の目地溝を形成したU字溝組立体において、道路側に配
置する上記L形ブロック又は逆L形ブロックの分割底壁
外端より道路面下方へ張り出す荷受けベースを設け、更
に上記段違い継ぎ手の各上段段差面から上記連結溝内へ
複数の鉄筋を突出させ、一方の上段段差面から突出した
鉄筋を上記連結溝内で他方の上段段差面に相互に突き当
て上記連結溝と目地溝の巾を設定する構成としたことを
特徴とするU字溝組立体。 - 【請求項2】分割底壁外端から側壁を立ち上げたL形ブ
ロックと、分割底壁外端から側壁を立ち上げた逆L形ブ
ロックとから成り、上記L形ブロックと逆L形ブロック
の各分割底壁の内端面を該底壁上面側に段差を有する段
違い面にして段違い継ぎ手を形成し、該L形ブロックと
逆L形ブロックの段違い継ぎ手を対向するように並設
し、両段違い継ぎ手の上段段差面の対向によってコンク
リートを充填する広巾の連結溝を形成すると共に、下段
段差面の対向によってコンクリートを目地込めする狭巾
の目地溝を形成したU字溝組立体において、道路側に配
置する上記L形ブロック又は逆L形ブロックの分割底壁
外端より道路面下方へ張り出す荷受けベースを設け、更
に上記段違い継ぎ手の各下段段差面から上記目地溝内へ
複数の鉄筋を突出させ、一方の下段段差面から突出した
鉄筋を上記目地溝内で他方の下段段差面に相互に突き当
て上記連結溝と目地溝の巾を設定する構成としたことを
特徴とするU字溝組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18925699A JP3285845B2 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | U字溝組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18925699A JP3285845B2 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | U字溝組立体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001020365A JP2001020365A (ja) | 2001-01-23 |
JP3285845B2 true JP3285845B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=16238260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18925699A Expired - Lifetime JP3285845B2 (ja) | 1999-07-02 | 1999-07-02 | U字溝組立体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3285845B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6249701B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-12-20 | カネソウ株式会社 | 溝路構成装置 |
-
1999
- 1999-07-02 JP JP18925699A patent/JP3285845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001020365A (ja) | 2001-01-23 |
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