JP3098989B2 - 側溝用ブロック - Google Patents

側溝用ブロック

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JP3098989B2
JP3098989B2 JP09369573A JP36957397A JP3098989B2 JP 3098989 B2 JP3098989 B2 JP 3098989B2 JP 09369573 A JP09369573 A JP 09369573A JP 36957397 A JP36957397 A JP 36957397A JP 3098989 B2 JP3098989 B2 JP 3098989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側溝の上部分を、
レンガ状等の舗装材によって化粧された周辺道路部分や
周辺敷地部分と外観上調和させることのできる側溝用ブ
ロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年都市部においては、街路等にレンガ
状等の舗装材を敷設して都市の景観向上を図ることが普
及してきている。しかし、例えば図16に示すように側
溝設置部分aにおいては、側溝上面bがコンクリート面
のまま直線状に露出することになり、これが舗装材cの
敷設面dと景観上調和しない不都合が生じた。そこで、
かかる問題点を解決せんとして、特開平5−33190
4号公報が開示する側溝用ブロックが提案されている。
【0003】 この側溝用ブロックeは、図17〜18
に示すように、左右対向する側壁部f,fの上部が、中
央に開口部gが設けられた頂部hにより連結された門形
をなし、該頂部hに、前記開口部gを囲むように矩形枠
状の仕切枠jが立設されてなり、該開口部gが、前記仕
切枠j内に嵌め込まれ且つ前記頂部hの上面kで支持さ
れる蓋板mにより閉蓋可能とされたものであった。
【0004】そして、側溝周辺の前記舗装材敷設面dに
連続する状態で前記仕切枠jを取り囲むように、同様の
舗装材cを側溝用ブロックeの上面nにも敷設すること
により、側溝用ブロックの上面の露出を防いで街路等の
景観を向上させんとするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、下端開放の
門形をなす側溝用ブロックpの一般的な形態は、図19
に示すように、左右対向する側壁部q,qの上部がその
前後端部分においてのみ連結梁r,rで一体に連結され
ると共に、両側壁部q,q間の下部が開放状態sとさ
れ、又前記前後の連結梁r,r間に形成された開口部g
が、図20に示すように、左右側壁部q,qの上端部分
の内側に欠切状態で設けられた蓋嵌合凹部t,tに左右
側部分u,uが嵌合する蓋板vにより閉蓋可能とされた
構成を有している。
【0006】然るに図17〜18に示す前記構成の側溝
用ブロックは、前記のように、その頂部上面kが蓋支持
部となる開口部gが設けられた特別の構成を有してお
り、門形をなす前記一般的な側溝用ブロックの構成とは
明らかに異なるものであった。
【0007】それ故、前記構成の側溝用ブロックを用い
て、前記のように街路等の景観向上を図らんとするとき
は、高さや幅及び長さが異なり或いはつま先版が突出す
る等の各種の側溝用ブロックを製造するのに、高価な型
枠を個別に設計製作する必要があり、側溝用ブロックの
製造コストの大幅な上昇を招く不経済があった。
【0008】又前記構成の側溝用ブロックによるとき
は、仕切枠体を目立ちにくくして景観向上を図るため
に、その前後長さをできるだけ小さくすることになる
が、小さくするとは言っても、底打ちコンクリートの打
設作業や側溝底面の均し作業の作業性を考慮すると、開
口部の長さは例えば1m程度と比較的大きなものになら
ざるを得なかった。このような妥協の結果、底打ちコン
クリートの打設や側溝底面の均し作業の面からは、開口
部が小さすぎて打設や均しの作業を容易に行い難い問題
が生じたばかりか、景観向上の面からは、開口部に合わ
せて設けられる仕切枠体が大きなものとなる不都合があ
ったのである。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みて開発され
たものであり、例えば図19に示すような一般的な既成
の門形側溝ブロックの構成をほとんどそのまま用いて、
図17に示す側溝用ブロックよりも更に進んだ作用効果
を得ることのできる側溝用ブロックの提供を技術的課題
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。即ち本発明に係る側溝
用ブロックは、左右対向する側壁部の上部がその前後端
部分においてのみ連結梁で一体に連結されると共に、該
前後の連結梁間に形成された開口部が、左右側壁部の上
端部分の内側に設けられた蓋嵌合凹部に左右側部分が嵌
合する蓋板により閉蓋可能とされたブロック本体を具え
る。そして、前記開口部の前後方向の一部分に仕切枠体
を固定してなり、該仕切枠体は、前記側壁部の上端の上
方向に突出する突出部を有し且つ前記開口部の前後方向
に延びる左右の仕切片の前の端部相互及び後の端部相互
が、前記側壁部の上端の上方向に突出する突出部を有し
た連結片で連結されると共に、前記側壁部への固定部を
有する如く構成され、前記左右の仕切片の突出部と前記
前後の連結片の突出部とが、矩形筒状又は正方形筒状の
枠部を形成し、且つ該枠部の上端が略面一に形成されて
いる。そして、該仕切枠体内に着脱可能に嵌め込み設置
される覆体により前記開口部の一部分を覆うことができ
ると共に、前記開口部の内、前記仕切枠体に隣り合う部
分を前記蓋板で閉蓋可能としたことを特徴とするもので
ある。
【0011】 本発明に係る側溝用ブロックのより好ま
しい態様は、左右対向する側壁部の上部がその前後端部
分においてのみ連結梁で一体に連結されると共に、両側
壁部間の下部が開放状態とされ、又前記前後の連結梁間
に形成された開口部が、左右側壁部の上端部分の内側に
設けられた蓋嵌合凹部に左右側部分が嵌合し且つ該蓋嵌
合凹部の底面で支持される蓋板により閉蓋可能とされた
ブロック本体を具える。そして、前記開口部の前後方向
の一部分に仕切枠体を固定してなり、該仕切枠体は、前
記側壁部の上端の上方向に突出する突出部を有し且つ前
記開口部の前後方向に延びる左右の仕切片の前の端部相
互及び後の端部相互が、前記側壁部の上端の上方向に突
出する突出部を有した連結片で連結されると共に、前記
側壁部への固定部を有する如く構成され、前記左右の仕
切片の突出部と前記前後の連結片の突出部とが、矩形筒
状又は正方形筒状の枠部を形成し、且つ該枠部の上端が
略面一に形成されている。そして、該仕切枠体内に着脱
可能に嵌め込み設置される覆体により前記開口部の一部
分を覆うことができると共に、前記開口部の内、前記仕
切枠体に隣り合う部分を前記蓋板で閉蓋可能としたこと
を特徴とするものである。
【0012】前記各側溝用ブロックにおいて、前記仕切
枠体内に着脱可能に嵌め込み設置される覆体は、例え
ば、前記蓋嵌合凹部にコンクリートを打設して形成した
支持部により下方から支持されたり、前記側壁部の上端
で下方から支持される。
【0013】又前記各側溝用ブロックにおいて、前記仕
切枠体を構成する仕切片は、前記蓋嵌合凹部の底面に載
置され且つ固定される底片部と、該底片部の外側の縁部
に連設され且つ前記蓋嵌合凹部の立面に沿って立ち上が
る外側の立上り片部と、該立上り片部の上端において上
方向に突出する仕切片部と、前記底片部の内側の縁部に
おいて上方向に突出し且つその上端が側壁部の上端に略
等しい高さを有する内側の立上り片部を有し、該底片部
と外側の立上り片部と内側の立上り片部とにより形成さ
れる収容空所の両端が端面部で閉塞される如く構成し、
該閉塞された収容空所にコンクリートを打設されること
によって、前記仕切枠体内に嵌め込み設置される覆体を
下方から支持する支持部が形成される如くなすのがよ
い。
【0014】 又前記各側溝用ブロックにおいて、前記
仕切枠体を構成する仕切片は、側壁部の上端部分の外面
に固定される固定片部と、該固定片部の上端において上
方に突出する前記突出部とから構成することもある。
又、側壁部の上端に固定される固定片部と、側壁部の上
端の上方に突出する前記突出部とから構成することもあ
る。
【0015】 又前記各側溝用ブロックにおいて、前記
仕切枠体の、前記開口部の前後方向に沿う長さを、前記
蓋板の前後長さに略等しく設定し、前記開口部の内、仕
切枠体に隣り合う部分を前記蓋板の一枚又は複数枚を以
って閉蓋可能とするのがよい。
【0016】又前記各側溝用ブロックにおいて、前記仕
切枠体は、前記側壁部に埋設したインサートに螺合する
ボルトを用いて該側壁部に固定するのがよい。
【0017】又前記各側溝用ブロックにおいて、前記仕
切枠体内に嵌め込み状態で設置される覆体としては、グ
レーチングを用いるのがよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜2において本発明に係る側溝
用ブロック1は、下端開放の門形をなすブロック本体2
を用いる。該ブロック本体2は、従来一般に採用されて
いる構成をほとんどそのまま有するものであり、左右対
向する側壁部3,3の上部が、その前後端部分において
のみ連結梁5,5で一体に連結されると共に、両側壁部
間の下部が開放状態6とされている。又前記前後の連結
梁5,5間に形成された開口部7が、図3に示すよう
に、左右側壁部3,3の上端部分の内側に設けられた蓋
嵌合凹部9,9に左右側部分10,10が嵌合し且つ該
蓋嵌合凹部の底面11で支持される蓋板12により閉蓋
可能とされている。前記開口部7の大きさは、例えば、
前後長さが約1m50cmで幅が約50cmに設定され
る。
【0019】本実施の形態においては、図7に示すよう
に、前記開口部7が、前後方向の長さが等しい3枚の蓋
板12,12,12を用いて閉蓋可能とされ、該蓋板1
2の上面13が、前記連結梁5の上面15と面一となる
ように構成されている。
【0020】又図1、図4に示すように、前記開口部7
の前後方向の中央部分において、前記蓋板12の前後長
さに略等しい前後長さを有し且つ覆体16が着脱可能に
嵌め込まれる仕切枠体17が固定され、前記開口部7の
内、該仕切枠体17の前後に隣り合う部分7a,7a
を、前記蓋板12で夫々閉蓋可能としてなる。
【0021】前記仕切枠体17は、図4〜5に示すよう
に、左右の仕切片19,19の両端部相互を連結片2
0,20で連結してなる矩形枠体として構成され、その
肉厚は、例えば2〜3mm程度の薄肉に設定されてい
る。
【0022】該仕切片19は、前記底面11に載置され
る底片部21と、該底片部21の外側の縁部に連設され
且つ前記蓋嵌合凹部9の立面22に沿って立ち上がる外
側の立上り片部23と、該外側の立上り片部23の上端
において上方向に突出する仕切片部25と、前記底片部
21の内側の縁部で上方向に突出し且つその上端26が
前記側壁部3の上端27に略等しい高さを有する内側の
立上り片部29を有する。そして前記仕切片19,19
の前の両端相互及び後の両端相互は、門形端面板(中間
の連結部分30の下端31は、前記内側の立上り片部2
9の上端26高さに等しい)32,32で連結されると
共に、対向する内側の立上り片部29,29の前の上端
相互及び後の上端相互が、夫々連結片部33,33で連
結されている。なお前記仕切片部25は、図4〜5にお
いては、蓋嵌合凹部9の立面22が傾斜面である関係
上、それに合わせて稍斜め上方に傾斜する突出状態とさ
れているが、該仕切片部25は、図6に示すように垂直
な突出状態とされてもよい。
【0023】これにより、前記底片部21と外側の立上
り片部23と内側の立上り片部29とにより形成される
左右の収容凹所35,35は、前記門形端面板32の一
部をなす端面部36,36,36,36で閉塞されてお
り、前記門形端面板32の連結部分30と前記連結片部
33とによって、前記連結片20が構成されている。
【0024】そして、左右の仕切片部(仕切片の突出
部)25,25と前後の連結片部(連結片の突出部)3
3,33とが、上端34aが略面一の矩形筒状(正方形
筒状のこともある)をなし且つ側壁部の上端上方に突出
する枠部34を構成する。
【0025】そして前記両底片部21,21の長手中央
線に沿って、透孔37が並設される一方、これらの透孔
37と位置合わせして、図2、図4に示すように、前記
蓋嵌合凹所の底面11にインサート39が埋設されてい
る。
【0026】然して前記構成を有する仕切枠体17は、
透孔37を挿通する固定ボルト40を前記インサート3
9に螺合し締め付けることにより、ブロック本体2に固
定されることになる。その後、前記左右の収容凹部3
5,35にコンクリートやモルタルを打設して、その天
端41,41が前記側壁部3,3の上端27,27に略
等しい(図4においては若干低い)、前記覆体16の支
持部43,43を形成する。
【0027】図4、図7は、例えばグレーチングとして
の覆体16を、その左右側部分44,44を前記支持部
43,43に載せて嵌め込んだ状態を示すものであり、
該覆体16の上面45は、前記仕切片部25の上端に略
等しくなるようにしている。
【0028】 図7は、前記構成を有する側溝用ブロッ
ク1と、前記ブロック本体2からなる従来の側溝ブロッ
ク(但し前記インサート39は設けられていない)45
とを連結して構築した側溝38を示すものである。又図
8は、側溝周辺の街路及び側溝上面に、レンガ状等の舗
装材46を敷設した状態を示すものである。側溝上面に
関しては、前記開口部7の内、仕切枠体17の前後に隣
り合う部分7a,7aを前記蓋板12,12で閉蓋して
後、仕切枠体17の固定部分を除くブロック本体上面4
8及び蓋板上面49に前記舗装材46を敷設している。
【0029】なお本実施の形態においては、側溝用ブロ
ック1を下端開放の門形ブロックとして構成し、底打ち
コンクリートの打設によって側溝底部49を形成するた
めに、前記仕切枠体17を取り付けるに先立ち、前後方
向に長い前記開口部7より底打ちコンクリートを打設し
均すことによって、側溝底部49を容易に形成できる。
【0030】なお前記仕切枠体17は、連結状態にある
全てのブロック本体に設ける必要はなく、例えば、側溝
長さ10m毎に1箇所設ければよい。
【0031】〔その他の実施の形態〕 図9〜10、図12〜13は本発明に係る側溝用ブ
ロックの他の態様を示すものであり、ブロック本体2の
構成は前記実施の形態におけると同様であるが、仕切枠
体17の構成及びその固定態様が前記と異なる。
【0032】図9〜10に示す側溝用ブロック1を構成
する仕切枠体17は、図9〜11に示すように、側壁部
3の上端部分の外面51に当接状態で固定される固定片
部52の上端において仕切片部25を例えば垂直状態に
突設してなる仕切片19,19の前の端部相互及び後の
端部相互を、連結片(側壁部の上端の上方向に突出する
突出部)20,20で連結して構成されている。かかる
構成を有する仕切枠体17は、上端が略面一の矩形筒状
(正方形筒状をなすこともある)をなし且つ側壁部上端
から突出する枠部34を有する。
【0033】該仕切枠体17を側壁部3に固定する手段
としては、例えば、前記蓋嵌合凹部9を構成する側壁部
の上端部分53を横方向に貫通する挿通孔54に連通し
得る透孔55を前記固定片部52に設け、該挿通孔54
及び透孔55を挿通する固定ボルト56を用いて固定片
部52を側壁部3に固定する手段を挙げることができ
る。なお図10においては、蓋嵌合凹部9にコンクリー
ト又はモルタルを充填している。然して、仕切枠体17
内に嵌め込み状態で設置される、例えばグレーチングと
しての覆体16は、その左右側部分44,44が、側壁
部の上端としての支持部43,43で支持される。
【0034】図12〜13に示す側溝用ブロック1を構
成する仕切枠体17は、側壁部3の上端27に載る固定
片部52の内端で仕切片部25を垂直状態に折曲形成し
てなる横断面L字状をなす仕切片19,19の両端部相
互を、連結片(側壁部の上端の上方向に突出する突出
部)20,20で連結して構成されている。かかる構成
を有する仕切枠体17は、上端が面一の矩形筒状(正方
形筒状をなすこともある)をなし且つ側壁部上端から突
出する枠部34を有する。
【0035】該仕切枠体17を側壁部3に固定するに
は、例えば、前記固定片部52に設けた透孔57を挿通
する固定ボルト58を、側壁部の上端に埋設したインサ
ート59に螺合し、締め付けることにより行う。そして
前記と同様の蓋嵌合凹部にコンクリート又はモルタルを
充填し、例えばグレーチングとしての覆体16の左右側
部分44,44を支持する支持部43,43を形成して
なる。
【0036】 仕切枠体17内に嵌め込み状態で設置
される覆体16としては、側溝内への排水を可能とし、
又側溝内部を透視可能として側溝の維持管理を容易とす
るために、前記グレーチングが好ましいが、これには特
定されず、従来の蓋板と同様のものであってもよい。こ
の場合、通水孔を有する等、透水性を有する板体とする
のがよい。
【0037】 仕切枠体17内に嵌め込み状態で設置
される覆体16を下方から支持する支持部43は、前記
実施の形態で示したものの他、覆体を支持し得る各種の
支持部であってよい。
【0038】 覆体を側壁部に固定する手段は、一般
にはボルト固定手段によるのが好ましいが、接着その他
の固定手段によってもよい。
【0039】 本発明の側溝用ブロックにおいて、ブ
ロック本体を門形に構成する場合、該ブロック本体の下
端は、適宜補強梁で連結される場合がある。又ブロック
本体は、左右対向する側壁部の下部相互が底板部で連結
された例えばU字溝状に構成されることもある。
【0040】 前記実施の形態においては、仕切枠体
17を、開口部7の前後方向の中央部に配置したが、図
15に実線で示すように、或いは同図に一点鎖線で示す
ように、開口部7の端部側に寄せて配置してもよい。又
開口部の前後方向の長さは、同一の前後方向長さを有す
蓋板の2枚を以って閉蓋可能な大きさに設定してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】本発明は以下の如き優れた効果を奏す
る。 本発明によるときは、街路等の側溝周辺部分と側溝
部分とを、例えば、レンガ状等の舗装材によって一連に
化粧できるため、ブロック本体のコンクリート面を露出
させずに街路等の景観向上を図り得る利点を有する。
【0042】 本発明に係る側溝用ブロックは、従来
一般に採用されている門形側溝ブロックをほとんどその
ままブロック本体として用い、該ブロック本体の開口部
の一部分に仕切枠体を固定することとし、該開口部の
内、仕切枠体に隣り合う部分を、従来の蓋板と同様構成
の蓋板を以って閉蓋可能としている。従って本発明に係
る側溝用ブロックは、従来一般に使用されている既製の
側溝ブロックの構成やその閉蓋に用いる蓋板の構成をほ
とんどそのまま用い、これに仕切枠体を組み合わせるこ
とによって構成することが可能である。従って、前記従
来の側溝ブロックを用いる場合の如く、高価な特別の型
枠を設計製作して側溝用ブロックを製造しなければなら
ない不経済がない。このように本発明によるときは、側
溝用ブロックを簡易に製造できると共に製造コストの大
幅な低減を期し得ることとなる。
【0043】 ブロック本体に固定する仕切枠体を、
左右の仕切片の両端部相互を連結片で連結した一体の枠
状に構成しているため、ブロック本体への仕切枠体の固
定時の位置合わせが容易であり、又一体の枠状であるた
めに強度的にも安定している。又仕切枠体が矩形筒状や
正方形筒状をなして、区画された空間を形成するため、
仕切枠体内への覆体の嵌め込みや取り外しが容易とな
る。
【0044】 特にブロック本体を、下端開放の門形
ブロックとして構成する場合、前後の連結梁間の開口部
を前後に長く設定できるため、開口部が小さい前記従来
の側溝ブロックを用いる場合とは異なり、底打ちコンク
リートの打設及び側溝底面の仕上げ作業を容易に行い得
る利点がある。これをより詳しく説明すれば、景観向上
を図る上からは、仕切枠体を目立ちにくくするために、
その前後長さをできるだけ小さくするのがよいのである
が、従来においては、底打ちコンクリートの打設作業や
側溝底面の均し作業の作業性を考慮して、開口部の長さ
を例えば1m程度と大きく設定せざるを得なかった。そ
の結果、仕切枠体の前後長さが必然的に大きくならざる
を得なかったのである。これに対して本発明によるとき
は、開口部の前後長さの大きい従来の側溝ブロックの構
成をほとんどそのままブロック本体として用いることが
できるため、この大きな開口において、底打ちコンクリ
ートの打設や側溝底面の均し作業を容易に行い得ると共
に、側溝底面を形成した後は、開口部を蓋板で適宜閉蓋
することにより、前後長さの小さい(例えば約50cm
程度)仕切枠体を取り付けることが可能となる。このよ
うに本発明によるときは、仕切枠体の前後長さを、排水
性や側溝の維持管理に必要な最小限度のものに設定可能
となるため、開口部を大きくせざるを得なかった従来の
側溝用ブロックに比し仕切枠体を目立ちにくくでき、そ
れだけ都市景観向上を図り得ることとなるのである。
【0045】 仕切枠体を側壁部に固定するために、
覆体上を自動車が走行する際の騒音発生を確実に防止で
きる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】側溝用ブロックを示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】ブロック本体を蓋板で閉蓋した状態を示す断面
図である。
【図4】側溝用ブロックの使用状態を説明する断面図で
ある。
【図5】仕切枠体を示す斜視図である。
【図6】仕切枠体の他の態様をその使用状態で示す断面
図である。
【図7】側溝用ブロックの使用状態を示す斜視図であ
る。
【図8】側溝用ブロックの使用状態を舗装材を敷設した
状態で示す斜視図である。
【図9】側溝用ブロックの他の態様を示す斜視図であ
る。
【図10】その使用状態を示す断面図である。
【図11】仕切枠体を示す斜視図である。
【図12】側溝用ブロックのその他の態様を示す斜視図
である。
【図13】その使用状態を示す断面図である。
【図14】仕切枠体を示す斜視図である。
【図15】ブロック本体に対する仕切枠体の取付けの他
の態様を示す平面図である。
【図16】従来の側溝用ブロックを用いた景観上の問題
点を説明する斜視図である。
【図17】その問題点を解決する従来の側溝用ブロック
を示す斜視図である。
【図18】その使用状態を示す断面図である。
【図19】従来汎用されている側溝ブロックを示す斜視
図である。
【図20】その閉蓋状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 側溝用ブロック 2 ブロック本体 3 側壁部 5 連結梁 7 開口部 9 蓋嵌合凹部 12 蓋板 16 覆体 17 仕切枠体 19 仕切片 20 連結片 21 底片部 23 外側の立上り片部 25 仕切片部 29 内側の立上り片部 34 枠部 35 収容凹所 37 透孔 39 インサート 40 固定ボルト 43 支持部 46 舗装材

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右対向する側壁部の上部がその前後端
    部分においてのみ連結梁で一体に連結されると共に、該
    前後の連結梁間に形成された開口部が、左右側壁部の上
    端部分の内側に設けられた蓋嵌合凹部に左右側部分が嵌
    合する蓋板により閉蓋可能とされたブロック本体を具
    え、 前記開口部の前後方向の一部分に仕切枠体を固定してな
    り、該仕切枠体は、前記側壁部の上端の上方向に突出す
    る突出部を有し且つ前記開口部の前後方向に延びる左右
    の仕切片の前の端部相互及び後の端部相互が、前記側壁
    部の上端の上方向に突出する突出部を有した連結片で連
    結されると共に、前記側壁部への固定部を有する如く構
    成され、前記左右の仕切片の突出部と前記前後の連結片
    の突出部とが、矩形筒状又は正方形筒状の枠部を形成
    し、且つ該枠部の上端が略面一に形成されており、 該仕切枠体内に着脱可能に嵌め込み設置される覆体によ
    り前記開口部の一部分を覆うことができると共に、前記
    開口部の内、前記仕切枠体に隣り合う部分を前記蓋板で
    閉蓋可能としたことを特徴とする側溝用ブロック。
  2. 【請求項2】 左右対向する側壁部の上部がその前後端
    部分においてのみ連結梁で一体に連結されると共に、両
    側壁部間の下部が開放状態とされ、又前記前後の連結梁
    間に形成された開口部が、左右側壁部の上端部分の内側
    に設けられた蓋嵌合凹部に左右側部分が嵌合し且つ該蓋
    嵌合凹部の底面で支持される蓋板により閉蓋可能とされ
    たブロック本体を具え、 前記開口部の前後方向の一部分に仕切枠体を固定してな
    り、該仕切枠体は、前記側壁部の上端の上方向に突出す
    る突出部を有し且つ前記開口部の前後方向に延びる左右
    の仕切片の前の端部相互及び後の端部相互が、前記側壁
    部の上端の上方向に突出する突出部を有した連結片で連
    結されると共に、前記側壁部への固定部を有する如く構
    成され、前記左右の仕切片の突出部と前記前後の連結片
    の突出部とが、矩形筒状又は正方形筒状の枠部を形成
    し、且つ該枠部の上端が略面一に形成されており、 該仕切枠体内に着脱可能に嵌め込み設置される覆体によ
    り前記開口部の一部分を覆うことができると共に、前記
    開口部の内、前記仕切枠体に隣り合う部分を前記蓋板で
    閉蓋可能としたことを特徴とする側溝ブロック。
  3. 【請求項3】 前記仕切枠体内に着脱可能に嵌め込み設
    置される覆体は、前記蓋嵌合凹部にコンクリートを打設
    して形成した支持部により下方から支持されることを特
    徴とする請求項1又は2記載の側溝用ブロック。
  4. 【請求項4】 前記仕切枠体内に着脱可能に嵌め込み設
    置される覆体は、前記側壁部の上端で下方から支持され
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の側溝用ブロッ
    ク。
  5. 【請求項5】 前記仕切枠体を構成する仕切片は、前記
    蓋嵌合凹部の底面に載置され且つ固定される底片部と、
    該底片部の外側の縁部に連設され且つ前記蓋嵌合凹部の
    立面に沿って立ち上がる外側の立上り片部と、該立上り
    片部の上端において上方向に突出する仕切片部と、前記
    底片部の内側の縁部において上方向に突出し且つその上
    端が側壁部の上端に略等しい高さを有する内側の立上り
    片部を有し、該底片部と外側の立上り片部と内側の立上
    り片部とにより形成される収容空所の両端が端面部で閉
    塞されており、該閉塞された収容空所にコンクリートが
    打設されることによって、前記仕切枠体内に嵌め込み設
    置される覆体を下方から支持する支持部が形成されるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の側溝用ブロック。
  6. 【請求項6】 前記仕切枠体を構成する仕切片は、側壁
    部の上端部分の外面に固定される固定片部と、該固定片
    部の上端において上方に突出する前記突出部とからなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の側溝用ブロッ
    ク。
  7. 【請求項7】 前記仕切枠体を構成する仕切片は、側壁
    部の上端に固定される固定片部と、側壁部の上端の上方
    に突出する前記突出部とからなることを特徴とする請求
    項1又は2記載の側溝用ブロック。
  8. 【請求項8】 前記仕切枠体の、前記開口部の前後方向
    に沿う長さは、前記蓋板の前後長さに略等しく設定さ
    れ、前記開口部の内、仕切枠体に隣り合う部分を前記蓋
    板の一枚又は複数枚を以って閉蓋可能としたことを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の側溝用ブロッ
    ク。
  9. 【請求項9】 前記仕切枠体は、前記側壁部に埋設した
    インサートに螺合するボルトを用いて該側壁部に固定さ
    れることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の
    側溝用ブロック。
  10. 【請求項10】 前記仕切枠体内に嵌め込み状態で設置
    される覆体はグレーチングであることを特徴とする請求
    項1〜9のいずれかに記載の側溝用ブロック。
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