JPH05208573A - 印刷製本方法および印刷製本装置、印刷製本システム - Google Patents

印刷製本方法および印刷製本装置、印刷製本システム

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JPH05208573A
JPH05208573A JP4015930A JP1593092A JPH05208573A JP H05208573 A JPH05208573 A JP H05208573A JP 4015930 A JP4015930 A JP 4015930A JP 1593092 A JP1593092 A JP 1593092A JP H05208573 A JPH05208573 A JP H05208573A
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Hisao Okada
久雄 岡田
Kunio Sato
国雄 佐藤
Takao Umeda
高雄 梅田
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F17/00Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for
    • B41F17/02Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for for printing books or manifolding sets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印刷に電子写真法を用いて、印刷量が少なくて
も短時間に複数の冊子が同時に印刷・製本できる印刷製
本方法及び印刷製本システムを提供すること。 【構成】ロール紙8を用紙前処理部20で給紙方向に直
角に切断してカット紙とした後、印刷部10でそのカッ
ト紙に冊子複数冊分同時に印刷し、1冊分の頁数印刷が
終了した後、用紙後処理部30で1冊毎に切り分け製本
して冊子5を得る。 【効果】電子写真法による印刷装置により一度に複数冊
の冊子を印刷製本でき、冊子の製作がスピードアップさ
れ、小品種多量の印刷及び製本システムを実用化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法による印刷
によって印刷用紙に画像情報を印刷し、印刷された印刷
用紙を冊子として本を製本する方法及び印刷製本装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】
(従来例1) 輪転機による印刷と製本の例 印刷された印刷用紙から本を製本する方法として、雑誌
や単行本のような輪転機による印刷法を用いた製本方法
がある。この製本の手順は、1枚の印刷用紙に1冊の本
の複数の頁を同時に印刷し、その印刷用紙を順次折り畳
んで折り丁を形成し、その折り丁を順次丁合いし、背糊
付けや綴じ付け、耳部の裁断等を行うものである。この
製本手順を図12を用いて詳しく説明する。
【0003】図12には100頁の本を作る場合の製本
手順を示している。この例では、印刷用紙は縦横ともに
本の縦横の寸法の2倍より大きいものと仮定し、例えば
1枚の印刷用紙に両面印刷して1冊の本5のうちの8頁
分が印刷される。印刷された印刷用紙をA1〜A13の
符号で示す。印刷用紙A1〜A13の頁中の数字はその
本の頁番号を示し、括弧を付けた数字は記録紙の裏面の
頁番号を示す。製本手順は以下のとおりである。
【0004】(手順1) 印刷工程 全頁を作る本の冊数分印刷する。1枚の印刷用紙には両
面で8頁印刷する。頁の配置は、印刷用紙を折りたたん
だ時に本の頁順になるように決められる。A1〜A12
には8頁ずつ印刷され、A13には4頁分(97頁から
100頁)が印刷される。
【0005】(手順2) 折り丁作成工程 印刷済みの印刷用紙を折りたたんで、8頁毎に頁順に並
ぶようにする。まず、印刷済み印刷用紙A1〜A13
を、折りたたみ線13で谷折りにし、折り丁B1〜B1
3にする。次に、B1〜B13を、折りたたみ線14で
谷折りにし、折り丁C1〜C13にする。この折り丁C
1には1頁から8頁,C2には9頁から16頁,C12
には89頁から96頁,C13には97頁から100頁
が、それぞれ頁順に並ぶ。
【0006】(手順3) 丁合い工程 折り丁を本の頁順に並べる丁合いを行う。手順2で作ら
れた折り丁C1〜C13を、上からC1,C2,…,C1
2,C13の順で重ねる。これによって、1頁から10
0頁まで、頁順に並んだことになる。
【0007】(手順4) 綴じ付け工程 手順3で頁順に並んだので、ばらばらにならないよう
に、それの綴じ付け部分16をスティプルで止めたり、
背糊付けを行ったりする。これによって1頁から100
頁の順に頁が並んだ本が出来上がる。なお、この状態で
は、綴じ付け部分16以外の部分は紙の端が不揃いなの
で、三方裁断機(本の周囲4辺のうち、1辺を直角ブロ
ックの角隅で揃えておいて他の3辺を裁断する装置)を
用いて、裁断線15で周辺を裁断する。
【0008】手順2から手順4までを必要な冊数分繰返
して所望の冊数の本が完成する。上記のうち、製本方法
や折り丁の作成方法については、特開昭59−96998 号公
報に「製本方法」として記載されている。また、折丁に
ついては、特開平1−97692号公報に記載されている。
【0009】(従来例2) 電子写真法による印刷と製
本の例 電子写真法により印刷された印刷用紙から本を製本する
先行技術としては、特開昭61−25889 号公報に「製本用
複写方法」として開示された技術や特開昭61−112694号
公報に「製本装置」として開示された技術がある。この
技術は、本の寸法と同じ寸法の印刷用紙に頁順に印刷
し、最後にスティプルで止め、綴じ付けして1冊の本を
作製するものである。この製本方法を図13を用いて詳
しく説明する。作る本の冊数は100頁で、印刷用紙T
の頁に書かれたの数字はその本の頁番号を示し、括弧付
の数字は印刷用紙の裏面の頁番号を示す。電子写真法に
よる印刷では1頁毎に印刷内容を変えられるので、本の
1頁の寸法と同じ寸法の印刷用紙に頁順に印刷し、1冊
分印刷終了する毎に綴じ付けを行えば1冊の本が完成す
る。この工程を所望の冊数分繰り返せばよい。1冊の本
を作る手順は以下のようになる。
【0010】(手順1) 印刷及び丁合い工程 本の頁順に1冊分印刷する。頁順に印刷されるので、印
刷機のスタッカには既に頁順に並んだ状態となる。
【0011】(手順2) 綴じ付け工程 印刷済の1冊分17をスティプルで止めたり、背糊付け
を行ったりする。これで1冊が出来上がる。
【0012】(従来例3) 連続帳票の自動製本断裁装
置の例 用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する技術として
は、特開昭58−18293 号公報に開示されている技術があ
る。この公報に開示された装置は、連続帳票を用いて複
数冊の冊子(書籍)を電子計算機からの出力情報により
印刷して複数冊の冊子に断裁するもので、連続帳票の幅
方向に2冊以上の頁分の内容を印刷し、冊子の幅方向の
辺をステッチャ等の製本装置で綴じ込んだのち、製本さ
れた冊子の辺に垂直な方向に冊子の2冊分以上を断裁す
る装置を備えている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術におい
て、従来例1のように輪転機により印刷する場合は、印
刷用の版、いわゆる版下(はんした)を作成する必要が
あるため、作る本の冊数が少ない場合でも1冊の本を完
成させるまでに版下の製作のための時間を要する。しか
し、輪転機による印刷では、従来例2のような電子写真
法により印刷する場合に比べて、一般に一旦印刷工程に
入ると印刷自体の所要時間が高速であることや、折り丁
機,丁合い機による作業時間自体は短いことから、作る
本の冊数が増大しても全体の工程の総作業時間は大して
増大しない。ここで、従来例3のように印刷した後の冊
子として断裁する場合に、問題が生じることがある。す
なわち、印刷の終わったものを揃えてずれないように押
えるが、切断用のカッターの刃の厚みにより刃が食い込
んだ印刷済み用紙の断裁面を押し広げる力が働いたり、
用紙に食い込んだ部分以外の断面で用紙が滑ってシワを
作ったりする問題がある。その結果、断裁後の冊子の外
観が乱れ、不良品が多発し、製本の歩留や製作時間,製
作価格のアップを招いていた。
【0014】一方、電子写真法により印刷する場合は、
版下の作成が不要であるため、作る本の冊数が少ない場
合には輪転機に比べて短時間で本ができ上がる。しか
し、全体の工程の総作業時間は、作る本の冊数に比例
し、ある程度冊数が多くなると輪転機より総作業時間は
長くなる。その理由は、印刷自体が輪転機より格段に遅
いからである。従って、冊数が少ない場合は電子写真方
式で印刷し、冊数が多い場合は輪転機で印刷した方が効
率が良いと考えられていた。
【0015】ところが近年、ワークステーションが普及
するとともにコンピュータネットワークも整備されてき
ている。これらの情報処理環境に対応するため、各種書
類の作成もワークステーションを用いて行い、印刷にも
ネットワークに接続されたそれらの電子写真方式プリン
タを用いて行われるようになってきた。そのため、書籍
やちょっとした冊子を作成したい場合、電子写真方式の
プリンタで印刷し、それを製本すれば早く本ができ上が
ることは知られていた。しかし、前述したように、従来
の電子写真方式のプリンタ、或いは複写機に製本機能を
持たせた程度の装置では、製本単位が1冊毎であるの
で、ある程度冊数の多い本を作る場合には輪転機で印刷
・製本する場合に比べて製作時間が極めて長くなるので
容易に適用できないでいた。
【0016】図14は以上の状況を表したグラフであ
る。横軸に製作冊数をとり、縦軸に製作時間をとってこ
れらの相関関係を示した。直線721は輪転機の場合
で、その製作所要時間は、版下の作成に要する時間Ti
と冊数に比例する製本の時間との和である。直線722
は、電子写真方式プリンタの場合であり、製作の所要時
間は単純に冊数に比例する。直線721は印刷,折り
丁,丁合いが速い場合の直線で、1冊当りの製本時間が
短くて済むため直線722に比べて傾きが小さい。直線
721と直線722の交点は723は、輪転機と電子写
真方式との分かれ目であり、交点723での冊数をn冊
としたとき、n冊より少ない場合は電子写真方式で印刷
し、n冊より多い場合は輪転機で印刷するようにすると
効率が良いことを示している。このnを大きくして直線
722の傾きを直線724の傾きに近付ける、すなわ
ち、電子写真法での印刷時間を早くしてやれば、電子写
真法で印刷し製本することの利点が拡大される。図14
のグラフ上で言うと、直線722(電子写真法)の傾き
を小さくしていって直線721(輪転機)の傾きに近付
づた結果、nよりも大きい冊数(m>n)で交点725
を持つようにしてやれば良い。
【0017】本発明の目的は、上記の先行技術の持つ問
題点を解決し、印刷に電子写真法を用いて、印刷量が少
なくても短時間に複数の冊子が同時に印刷・製本できる
印刷製本方法及び印刷製本システムを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次の手段を採用した。
【0019】冊子を多数冊分同時に印刷製本出来るよう
にする。このためには、印刷用紙1枚の中に多数冊分の
同じ頁を配置し、印刷を頁順に行い、全頁印刷後冊子1
冊毎に切り分け、背糊付けやスティプル止めを行って本
を形成すればよい。この方法では、印刷用紙1枚の中に
収まる冊子数毎に本が出来上がり、その分の時間短縮が
可能である。また、このためには電子写真方式プリンタ
は1回の印刷で大面積印刷できる方が好ましく、また、
印刷後の後処理装置として、冊子毎に切り分ける裁断機
を新たに設け、その後に製本機を設ける。
【0020】
【作用】以下、本発明によって、電子写真方式プリンタ
で印刷製本を高速に行えることを図15を用いて説明す
る。
【0021】図15は、100頁の本を作る場合の本発
明の印刷製本手順を示す。印刷に用いる電子写真方式プ
リンタは、印刷用紙1の両面に印刷できるものを用い
る。1回毎の印刷は、1枚または1区切りの印刷用紙1
に4冊分の同一頁を印刷する例を示す。1は印刷用紙
で、2は印刷用紙の境目を示すである。境目2の間隔
は、カット紙では、初めから切り離されているのでカッ
ト寸法で定まるが、フォーム紙ではミシン目に対応す
る。ロール紙の場合は、電子写真方式プリンタの感光体
の構造に依存する。すなわち、感光体が無端状(継目無
し)であれば、印刷を制御するソフトウエアで設定され
るか、印刷済の印刷用紙を蓄えるスタッカの寸法で決め
られる。ロール紙を用いる場合において、感光体が巻取
式(継目がある)の場合は、その継目を除いた感光体上
の縁面距離が印刷用紙の境目となる。破線3は冊子ごと
に切り分ける境界を示す。5は完成した本である。印刷
用紙1の頁の数字は本の頁番号を示し、括弧付数字は裏
面の頁番号を示す。
【0022】図15に示した印刷製本は以下の手順で行
われる。
【0023】(手順1) 印刷 4冊分同時に1冊分の頁数を、本の頁順に印刷する。ス
タッカには頁順に並んだ状態で印刷が終了した印刷用紙
が重なる。
【0024】(手順2) 裁断,丁合い 印刷された未分冊の冊子18を境界3で切り分け、未製
本の1冊分19が出来る。
【0025】(手順3) 綴じ付け 1冊分19をスティプルで止めたり、背糊付けを行った
りする。これで4冊が出来上がる。
【0026】以上の手順1から手順3を必要な冊数が得
られるまで繰り返せば、所望の数の本が完成する。この
ように、電子写真法によるプリンタを用い、同時に複数
冊印刷し、裁断して1冊毎に切り分けて製本することに
より、1度に複数冊を印刷製本できる。図14は、製作
冊数に対する製作時間の関係を表すグラフで、直線72
2は従来の製作能力線,直線724は本発明の製作能力
線である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0028】実施例1 (装置全体構成)図1は本発明の印刷製本装置の全体構
成を示し、図2は印刷製本の流れを示す。図1の印刷製
本装置の各部については、図3ないし図11で説明す
る。図1において、ロール紙8はその保持台6にセット
され、送りモータ7により用紙前処理部20に送られ
る。用紙前処理部20ではロール紙8の送り方向の長さ
を冊子の寸法に合わせて切断する。次に印刷部10で多
数冊分を同時に印刷し、用紙後処理部30に出力する。
印刷部10には印刷データ,作成する冊子数,作製する
冊子の1頁のサイズ等のデータを入力する操作部や本装
置全体を制御するための制御装置100を備えている。
用紙後処理部30では、冊子の1冊分の枚数の印刷が終
わった時点で、印刷済みの用紙を冊子1冊毎に切り分
け、スティプル止めや背糊付けを行い製本する。製本さ
れた冊子5は搬送台車70上に出力される。次に、印刷
製本手順を図2を用いて説明する。図2は1冊100頁
の冊子を5冊ずつ作る場合を示し、ロール紙8の印刷用
紙1に冊子の1頁分4の画像情報を5冊分横に並べて印
刷するようにしている。
【0029】(a)先ずロール紙8を冊子の寸法Hに合
わせて境目2で切断し、頁順に印刷する。例えば、冊子
の縦寸法で切断し、頁が小さくなる順に印刷する。各頁
の数字は頁番号を表わし、括弧付数字は裏面の頁番号で
ある。
【0030】(b)冊子1冊分の各頁の枚数分を印刷す
る。
【0031】(c)1冊分の枚数の印刷が終了したら、
揃えて未分冊の冊子18とする(頁順として見れば本と
して既に完成した5冊分の冊子がつながった状態にあ
る)。
【0032】(d)未分冊の冊子18を分冊境界3で切
り分けて分冊済みの冊子19とする。この後は、冊子1
9をスティプルで止めたり、背の部分に糊付けして製本
すれば冊子が完成する。なお、図2の330は印刷用紙
に5冊分配置した時の余白部であり、冊子の横寸法をロ
ール紙の寸法に併せて選べば、余白部なしに印刷できる
場合もある。
【0033】このような印刷製本装置によれば、従来の
ように1冊毎に印刷、ないし複写して製本する場合に比
べて、印刷する冊子が複数同時に完成するので製作時間
は1冊分の時間、すなわち欲しい冊数分の一の時間で済
むという効果がある。
【0034】(用紙前処理部)図3に用紙前処理部20
の構成例を示す。用紙前処理部20ではロール紙を所定
の長さに切断する。202は用紙長さ規制機構で、ロー
ル204,205と用紙先端検出機構203が一体とな
って左右に移動する。カッター211の刃の位置と用紙
先端検出機構203との距離Hを冊子の縦または横の寸
法に設定する。ロール210に挟まれたロール紙8はロ
ール210の回転により右方向に送られ、ロール207
と搬送ベルト201にも挟まれて更に右に送られて、そ
の先端が用紙先端検出機構203で検出されるとロール
紙8の送りは停止する。そして、カッター211とカッ
ター裏当て部材212で挟み込んでロール紙を切断す
る。次に用紙先端検出機構203が用紙の送りを妨げな
い位置に退避し、切断された用紙は搬送ベルト201と
ロール205,208で挟まれて用紙前処理部20から
出て印刷部10へ送られる。
【0035】ところで、冊子の寸法は多様であり、その
寸法通りの用紙を事前に用意しておくことは冊子の寸法
が決まっていなければ不可能である。また、規格寸法の
カット紙(例えばA4,A5,A6,B4,B5,B6
等の規格紙)を事前に用意しておけるが、その保管場所
が別に必要なので余分な場所をとり、管理上好ましくな
い。一方、本実施例のように、用紙前処理部20によっ
てロール紙を印刷ごとに所定の長さに切断して使うよう
にすれば、冊子の寸法毎に予め切断された規格用紙を用
意する必要がない。また、任意の寸法の冊子(例えばA
4とA5の中間の寸法)も製作できるので書籍としての
時代のニーズ(例えば、個性的な情報,人とのキャラク
ターを重視する傾向)に柔軟に対応できる本の印刷がで
きるようになる。
【0036】(用紙前処理部のその他の機能)図3の用
紙前処理部20で、カット紙9も使えるようにした。ロ
ール209でカット紙9を用紙ガイド215を通して搬
送ベルト201に導き、ロール208と搬送ベルト20
1で挟んで用紙前処理部20から出して印刷部10へ送
る。
【0037】印刷内容のチェックや校正印刷,テスト印
刷等の場合は、1冊分の印刷でこと足りる場合が多いの
で、カット紙を使うと都合がよい。この場合には冊子の
1頁分の内容が十分に収まる寸法のカット紙を用いれば
よい。ロール紙を用いると用紙寸法に改めてカットする
時間がかかるので、用紙前処理部20にカット紙を給紙
する機構を設ければ便利である。このように、印刷製本
する冊子が1冊のみの場合はカット紙も使えるように構
成すると良い。
【0038】(印刷部)図4は印刷部10の構成を示
し、具体的には電子写真方式のプリンタである。用紙前
処理部20から供給された用紙114は図4の左端部か
ら入り、印刷後に図4の右端部に排出されて次の工程
(用紙後処理部30)へと送られる。図4において、感
光体ドラム101の表面を帯電器102で帯電させ、露
光器103で画像情報に応じて露光し潜像を形成し、現
像機104でトナー像として可視化し、転写器105で
用紙に転写し、定着器106でトナーを用紙に溶融定着
させることによって画像が用紙に固定される。その後、
感光体ドラム101上に残ったトナーをクリーナ107
で除去し、再び次に印刷を繰り返す。用紙の動きに注目
すると、まず用紙前処理部20から送られてきた用紙
は、ロール113により搬送され、転写器105と感光
体ドラム101との間に挿通される。この転写部でトナ
ー像が転写された用紙は、定着器106で定着された
後、次の工程(用紙後処理部30)に送られる。ここ
で、片面印刷の場合は用紙経路切り替え機108が下方
に切り替わり、ロール115で用紙排出経路116に送
られて次の工程に写る。両面印刷の場合は片面印刷の場
合よりも少し複雑である。用紙経路切り替え機108が
上方に切り替わり、用紙は用紙反転経路110を通り、
用紙反転部111に入って、用紙反転ロール117が逆
回転し、用紙経路切り替え機109が下方に切り替わ
り、用紙は反転用紙ガイド118を通して再び転写部へ
送られてその他方の面にも転写され定着された後、次の
工程に送られる。
【0039】次に、印刷するための画像データの処理に
ついて説明する。
【0040】印刷開始は制御装置100により指示され
る。印刷すべき画像情報のデータは記憶媒体(磁気ディ
スク,光磁気ディスク,光ディスク,半導体メモり等)
に記憶されており、この記憶された画像情報を記憶媒体
入力部122に転送し、キー入力部120から印刷製本
に関する情報(例えば、希望する全体の印刷部数,冊子
寸法,同時に印刷製本する冊子の冊数に対応する画像情
報の数,同時に印刷する1枚の用紙上のレイアウトない
しはレイアウト指定情報)を入力する。これらの結果は
表示部121に表示される。入力が正しく完了したら、
印刷開始をキー入力部120から指示し、印刷が開始す
る。123はラスター展開処理部であり、外部記憶媒体
から読み込んだ印刷データをドットデータに展開し、露
光器103はそのドットデータに応じて感光体ドラム10
1を露光する。ところで、本発明では多数の冊子(例え
ば100冊)を作る場合、同時に印刷する上での用紙ス
ペースや顧客の都合(サンプル出荷の要求等)を考慮し
て5冊毎に印刷製本する例を示した。この場合、5冊毎
に同じ印刷データをドットデータに展開する処理を繰り
返さなければならず、途中でミスプリントに気付いて訂
正する場合を除き、印刷データが同一である限りは処理
時間が無駄になる。この処理時間が無駄の程度は、この
ドットデータへの展開に要する時間が1頁の印刷に要す
る時間より長い場合、例えば印刷データの情報量が多い
精細な図形データや写真のような画像データの場合には
とくに顕著である。このように情報量が多いデータを印
刷する毎にドットデータ展開していては、印刷を開始で
きず印刷工程が停止して、印刷製本システム自体のスル
ープットが低下する。そこで、印刷部10にアクセス速
度の速い高速記憶装置124を設け、この高速記憶装置
に展開済みのドットデータを記憶しておき、次の同じ頁
の印刷からは記憶させたドットデータを露光データとし
て用いるようにする。このようにすることで、以後の印
刷では印刷が停止することが無くなり、スループットが
向上する。なお、前述したように一度展開したドットデ
ータを記憶しておけば、途中でミスプリントに気付いて
訂正する場合でも訂正量が多くなければこの高速記憶装
置で修正すればドットデータの再展開処理を避けられ
る。
【0041】(用紙後処理部)図5は用紙後処理部30
の機構を示す構成図である。図6(a)は図5の機構を
上から見た平面図である。図6(b)は図5の機構を右
方向から見た側面図である。ただし、図6(a)には簡
単のため冊子の表示を省略して描いている。用紙後処理
部30では印刷済みの用紙をスタッカ131に収納し、
1冊分の頁数印刷が終了すると、スタッカ水平移動アー
ム134がスタッカ131のスタッカのつかみ部162
をつかんで、スタッカ保持台161の上に移動させる。
スタッカ水平移動アーム134はアーム駆動機構133
で水平移動させる。スタッカ131は複数用意しておき、
1台がスタッカ保持台161の上にある場合に残りは印
刷済み用紙を収納するために使う。このようにすれば印
刷を続けることができる。スタッカ131の交換手順は
後述する。スタッカ保持台161の上にあるスタッカ1
31に収納されている未分冊の冊子18は1冊分の幅だ
け紙面に垂直方向に送られ移送スタッカ150に移動す
る。移動は冊子搬送ベルト160で行うことができる。
冊子幅規制ストッパ151は紙面に垂直方向に移動し、
スタッカ131から送る量を1冊分の幅に規制する。そし
てカッター40とカッター裏当て部材41に挟まれて切
断され1冊分の冊子19になる。移送スタッカ150は
移送スタッカ移動機構で上下移動および回転し、またレ
ール136で紙面に垂直方向にも移動する。そして、移
送スタッカ150上の冊子19は、図6に示すガイドベ
ルト137とガイドロール138の間に移送される。そ
して、ガイドベルト137,139、ガイドロール138
でガイドしながら搬送ベルト142,143,144で
搬送され、冊子先端規制ストッパ155に規制され搬送
ベルト144上で停止する。搬送ベルト144上で冊子
19は揃えられて、冊子綴じ機147で綴じられ製本さ
れる。製本されると搬送ベルト144,145が動き、
用紙後処理部30から製本済みの冊子が出てくる。
【0042】(冊子移送機構の動作)カッターで切断し
た分冊された冊子19を、図6に示すガイドベルト13
7とガイドロール138の間に移送する動作手順を図7
に示す。図7で、移送スタッカ移動機構135は移送ス
タッカ150を回転させ、支柱170を上下に移動す
る。また、支柱170もレール上を左右に移動する。こ
の2つの動きで移送スタッカ150をガイドベルト13
7とガイドロール138の間に移動させることができ
る。手順は以下の通りである。先ず、図7(a)は切断
直後の状態である。次に、図7(b)のようにガイドロ
ール138を退避させ、移送スタッカ150を傾斜させ
る。更に、図7(c)のように移送スタッカ150の左
端を搬送ベルト142に接近させ、冊子幅規制ストッパ
151を左下にずらして分冊済みの冊子19を左下に滑
らせる。冊子幅規制ストッパ151の移動は、冊子幅規
制ストッパ移動軸153にねじを切っておき、それに噛
み合うようなねじを冊子幅規制ストッパ151にも切っ
ておき、冊子幅規制ストッパ移動153を冊子幅規制ス
トッパ軸回転機152で回転駆動すれば冊子幅規制スト
ッパ151を移動させられる。次に、図7(d)のよう
に移送スタッカ150を立てる。次に、図7(e)のよう
に、退避しておいたガイドロール138を移送スタッカ
150の移送スタッカ切れ込み154の間を通り抜けさ
せて分冊済みの冊子19を押さえるようにし、移送スタ
ッカ150を右方向にずらす。最後に移送スタッカ15
0を再び水平に戻すと図7(f)に示すように、元の状
態に戻る。以下、再び必要な回数以上の動作を繰り返
す。
【0043】(製本機構の動作)図8は製本の手順を示
す。図8(a)で、搬送ベルト144で搬送されてきた
分冊済みの冊子19は冊子先端規制ストッパ155で停
止され、また冊子押さえ機146で分冊済みの冊子19
の綴じる下部位置を挟んで揃える。図8(b)は上面か
ら見た図である。ガイドベルト140とガイドベルト1
41で分冊済みの冊子19を挟んで上下を揃える。次に
図8(c)に示すように、分冊済みの冊子19を保持し
ている機構全体を冊子先端規制ストッパ155側に傾け
る。これによって分冊済みの冊子19の左右の端を揃え
る。この時は、ガイドベルト140,ガイドベルト14
1,冊子押さえ機146をやや緩めて分冊済みの冊子1
9の用紙1枚1枚が動きやすくする。次に、図8(d)
に示すように、分冊済みの冊子19の綴じる位置を冊子
綴じ機147で綴じて製本が終了し、図8(e)に示す
ように、搬送ベルト144,搬送ベルト145を駆動し
て、冊子5を排出する。
【0044】(スタッカの水平移動機構)図9はスタッ
カ131の交換手順を示す。図9(a)はスタッカ13
1に1冊分の頁数の印刷が終了し未分冊の冊子18が収
納され、スタッカ131が水平になっている状態を示
す。アーム駆動機133でスタッカ移動アーム134を
送り出し、スタッカ移動アーム134でスタッカ131
をつかむ。スタッカ131には図6(a)に示すように
つかむためにスタッカつかみ部162が付いている。次
に図9(b)に示すように、スタッカ131を引いてス
タッカ保持台161の上にのせ、空のスタッカ131を
スタッカ保持ピン板181を1段上の用紙スタック位置
へ動かす。この時、2つあるスタッカ保持ピン板181
の上下位置を少しずらす。ずらし方は、スタッカ131
の左端が下方になるようにする。このようにすれば、印
刷部10から排出された用紙が揃いやすくなる。図9
(c)は、裁断が終了し、スタッカ保持台161の上に
のったスタッカ131に冊子が無くなり、スタッカ保持
ピン180で支えられたスタッカ131に次の未分冊の
冊子18が揃った状態を示す。次に、図9(d)に示す
ように、スタッカ保持ピン180を1段上にずらすとと
もに、スタッカ保持台161の上にある空になったスタ
ッカ131をスタッカ移動アーム134で左へ送り出
す。次に、スタッカ保持ピン180を下へ1段ずらす
と、再び図9(a)の状態になる。以上がスタッカ13
1の交換手順である。このようにスタッカ131を複数
用意しておき、印刷が終了した用紙の収納と切断の両方
で使えるようにしておけば、切断が終了するまで次の印
刷が待たされることが無く、本印刷製本システムのスル
ープットを低下させない。
【0045】(スタッカの上下移動機構)図10はスタ
ッカ131の上下移動機構を示したものである。スタッ
カ保持ピン180はスタッカ保持ピン板181に取り付
けられたピンであり、スタッカ保持ピン板181はガイ
ド板182でガイドされるとともにチェーン184につ
ながっており、チェーン184はチェーン巻き上げ機1
85にチェーン固定部186で固定されている。チェーン
巻き上げ機185を回転させることにより、スタッカ保
持ピン板181を上下移動させることができる。
【0046】(冊子の集積)図11は製本が済んだ冊子
5を集積する装置を示す。図11は、図5の用紙後処理
部30を右方向から見ている。製本されて用紙後処理部
30から出てきた冊子5は冊子ガイド73にガイドされ
ながら滑り落ちて、冊子スタッカ71に積み重ねられ
る。積み重なった重量に応じてバネ72が縮み、一定冊
数積み重なったら搬送台車74で運び出し、代わりに空
の搬送台車74を持ってくる。
【0047】以上に説明したように、多数冊分頁順に印
刷し、それを1冊分の頁印刷が完了した後、冊子1冊毎
に切り分けて製本するようにすれば、多数の冊子を従来
より短い時間で製作することが可能である。なお、本実
施例では、印刷の前にロール紙の送り方向を冊子の縦ま
たは横の寸法で切断してカット紙にする例を示したが、
ロール紙のまま印刷して印刷後に送り方向の切断と冊子
1冊毎の切断を行ってもよい。更に、ロール紙を先ず冊
子の幅に切り分けて、印刷後ロール紙の送り方向を切断
して1冊毎に分冊してもよい。
【0048】また、各機構の動作はシーケンサやマイク
ロプロセッサで制御できるものであり、用紙前処理部
2,印刷部10,用紙後処理部30,更には冊子搬送台
車70,保持台6が接続されたとき、各部間で制御信号
が接続されるようにしておき、制御装置100で装置全
体の制御が可能である。
【0049】実施例2 図20は、制御装置の制御系の関係を示すブロック図で
ある。図20において、用紙前処理部20,印刷部1
0,用紙後処理部30,冊子搬送台車70,保持台6の
各機構部には、これらを制御する各制御装置820,8
10,830,870,860が備えられている。隣合
う機構部間は互いに制御信号を送受信を行なっており、
順次シーケンシャルに連携をとりながら動作するように
なっている。
【0050】例えば、用紙前処理部20と印刷部10と
の間では、印刷部10での印刷すべき用紙無信号を印刷
部制御装置810から用紙前処理部制御装置820へ送
信し、用紙前処理部20から印刷部10へ用紙を搬送す
る。全体制御部100は、各機構部との間で互いに制御
信号の送受信を行なっており、全体の動作の指示ないし
管理を行なっている。他の部分についても同様に制御信
号の授受が行なわれ、各部間の処理タイミングの同期が
とられ、全体制御部100の統括のもとに像値全体が円
滑に動作する。また、各部間、各部と全体制御部間と
は、制御信号だけでなく、装置の状態信号の授受も行な
い、装置のトラブルを含めた制御が行なわれる。状態信
号としては、例えば、用紙詰り等の異常信号があり、異
常の状況を操作部の表示パネルなどに表示,警告するこ
ともできる。
【0051】なお、各部間の信号の伝達授受は、電気的
な信号の接続により簡単に行なうことができる。移動す
る冊子搬送台車70と用紙後処理部30との間の接続
は、電気的な信号でもできるが、赤外線や電波,超音波
等の非接触式手段にすると操作性が良い。
【0052】全体制御部100では、全体の動作の指示
ないし管理の他に、ユーザインターフェースとしての役
目、例えば印刷製本に要する各部の処理時間を予測し、
操作部に出力することにより印刷の進行状況を逐次知ら
せることもでき、使用者側の準備の助けとなるような情
報を外部に出すことができる。
【0053】例えば、100冊の本を作る場合、1回に
5冊分の同一頁を印刷するとき、最初に5冊の印刷製本
の所要時間t5 を実測しておき、残りの95冊分の所要
時間t95は、 t95=19・t5………………(数式1) として予測できる。この予測時間を表示すると、次の印
刷の準備をいつごろにすれば良いかが分かるので使用者
は作業計画や用紙の在庫管理ができるようになって、便
利である。さらに、通信回線を介して印刷すべき画像情
報データを送信元900から本発明の印刷製本装置の全
体制御部100へ送信する場合は、印刷製本装置側での
現在の印刷が終了する時刻をデータ送信元へ送り返して
やれば送信元900において印刷すべき画像情報データ
の送信開始時刻を決められる。つまり、送信元で本印刷
製本装置の動作ないし進行状況をモニタする必要がなく
なり、その分の処理に要する負荷が軽減され、制御装置
の性能を余計に高くしなくて済むという効果がある。
【0054】なお、上記において、最初の5冊の印刷が
終了していない時点であっても、現在の印刷製本装置の
処理状態を表わす情報とともに予測した印刷終了時間を
送信すれば良い。また、印刷,製本の途中で用紙の紙詰
り等の異常により印刷ないし製本動作が中断した場合
は、その中断時間だけを表示,送信したりその時間も加
算して終了時刻を表示,送信すれば良い。これらのデー
タ送信は、異常の発生の毎でも、データ送信元からの要
求があったとき毎でも良い。
【0055】実施例3 以上の実施例では、印刷用紙1に対して同じ向きに1列
に冊子を配置して印刷する場合を説明したが、一般には
1列とする必要はなく、冊子の向きが異なる配置を含ん
でもよい。冊子の向きが異なる場合は、特別のルールを
設けて配置にするようにすると効率が良い。図16及び
図17は印刷用紙1に冊子の頁をどの様に配置するかを
示す配置図である。ただし、図17は本発明において好
ましくは避けるべき(禁止する)配置の実施例である。
図16において、冊子は次の手順で分冊される。
【0056】(手順1)先ず、裁断線531で切り分け
る。冊子501と余り510の組と、冊子502,503
と余り511の組に分離される。
【0057】(手順2)次に裁断線532,533,5
34で切り分ける。冊子501,502,503と余り5
10,511が全て分離される。
【0058】これで冊子毎に分冊され、縁を揃えて製本
すれば冊子が出来上がる。なお、本実施例では印刷用紙
1に余り510,511が生じるが、冊子毎の分冊を行
なうために必要な余りである。
【0059】図17は、用紙の余白部が少なくなるよう
に冊子を配置した例である。余白部512は、図16の
配置より少なくなっており、印刷用紙1の利用効率は高
い。しかし、裁断線541,542,543,544が
印刷用紙1の両端まで突き抜けておらず、例えば印刷用
紙の端400から用紙内部の裁断線の交差部401まで
切り分けようとすると、用紙切断手段(例えばカッター
等)には刃の厚みがあるので印刷用紙1を切り分けなが
ら切った用紙を刃の両側に押し分ける。そのため、交差
部401で切り終わろうとしても、その先まで破くよう
にして冊子522まで切ってしまうことになる。従っ
て、図17のような配置はできることなら避けられるべ
き(禁止すべき)である。
【0060】冊子の用紙上配置ルールとしては次のよう
になる。分冊境界の線を、裁断線の少なくとも一方の端
が用紙の内部で終わっている線を半裁断線、両端が用紙
の周辺まで到達している裁断線を全裁断線としたとき、
裁断前、裁断中において、半裁断線のみで交差すること
が無いように頁を配置をする。
【0061】このルールを図16に適用すると、裁断線
532,533,534は半裁断線であるが、全裁断線
531と交差しており、全裁断線531で裁断した後
は、裁断線532,533,534は全裁断線になる。一
方、図17では、裁断線541,542,543,54
4は半裁断線のみで交差しており、前述の理由で冊子5
21,522,523,524を破くこと無く切り分け
ることは難しくなる。しかし、分冊境界を幅広くとって
切り分けた後、周辺を改めて切り落したり、余白部51
2を木材にノミでほぞ穴を開けるような要領で取り除い
てから裁断線で切り分けるようにすれば交差部401で
他の冊子を破くことはなくなる。このように、同時に印
刷する印刷データの配置如何によっては、以後の機械に
よる工程での作業効率,作業性,作業実現性等を良くも
悪くもする。好ましくは無人であるべき機械作業工程で
は、トラブルのない、信頼性の高い、安全な装置ないし
はシステムとすべきである。本発明は、このような視点
からも有用なアイディアである。
【0062】実施例4 図18は裁断機の他の実施例である。40はカッター、
41はカッター裏当て部材、42は印刷済みの印刷用紙
を載せる保持台、43は印刷用紙を移動させるリフトで
ある。カッター40は上下動及び回転が可能で、カッタ
ー裏当て部材41は上下動可能、リフト43は上下,左
右,前後の3方向に移動可能である。この裁断機を用い
て冊子1冊分をまとめて裁断する手順を図19を用いて
説明する。図19で、18は1冊分の頁が重なった未分
冊の冊子で、3は分冊の境界である。まず、分冊の境界
3がカッター40の下に無い場合、保持台42の溝にリ
フト43を差し込んで未分冊の冊子18を持ち上げ、同
時にカッター裏当て部材41を下げる。リフト43を左
右に動かし、分冊の境界3がカッター40に下に来るよ
うにする。リフト43を下げて、未分冊の冊子18を保
持台42に載せ、リフト43を引き抜く。カッター裏当
て部材41を上げて、18の後から押し当てる。次にカ
ッター40を下げて18を押し切る。これで未製本の1
冊分19が分冊される。以上が裁断機の動作である。な
お、図19の裁断線3と直交する方向の裁断線で裁断す
る場合は、カッター40を90度回転させ、リフト43
を保持台の溝に差し込み、未分冊の冊子18を持ち上
げ、紙面に垂直方向に移動させて、裁断線がカッターの
下に来るようにする。
【0063】本実施例の裁断機を用いることによって、
図16に示すような配置、実施例6に述べた配置ルール
に従った配置ならば、分冊境界で冊子を切り分けること
が可能である。
【0064】本発明によれば、印刷に電子写真方式のプ
リンタを用いた場合にも、1枚または1区切りの印刷用
紙に同時に多数冊分頁順に印刷し、それを1冊分の頁印
刷が完了した後、冊子1冊毎に切り分けて製本すれば、
多数の冊子を印刷製本する場合でも従来の数分の1の時
間で同じ数の冊子を製作可能である。また、以上の説明
において、印刷すべきデータをワードプロセッサやワー
クステーション等で作り印刷してもよいし、既にできあ
がっている冊子があれば、それをイメージスキャナで読
み込み、1枚の印刷用紙上に多数複写しても同じことで
ある。また、以上の実施例では冊子は全て同じ内容とし
て説明したが、表紙や裏表紙の印刷においては、配布先
や冊子のシリアルナンバーを冊子毎に変えて印刷するこ
とが可能であり、冊子の配布の便宜が良くなり、印刷文
書の管理も容易になる効果がある。
【0065】なお、印刷装置としては、電子写真方式の
プリンタと同様に印刷する内容を1頁ごとに変えられる
印刷装置であれば本発明の印刷製本装置に適用できる。
【0066】本発明に用いる印刷装置としての電子写真
方式プリンタは、幅の広い用紙(広幅用紙)に印刷でき
るものが好ましい。広幅用紙の印刷については、24イ
ンチ幅の用紙に印刷できるゼロックスコピーフロー24
Cプリンタ(出典:R.M.シャファート著、井上英一
監訳、電子写真、共立出版、118頁)が実現されてい
る。例えば27インチ幅の印刷が可能な電子写真方式プ
リンタを用いれば、9インチ幅に収まるA4の冊子は同
時に3冊印刷可能であり、同じ印刷用紙に印刷するなら
ばA5の冊子は同時に6印刷可能である。それぞれの印
刷のスループットは、1冊毎の印刷に比べて3倍,6倍
となる。また、広幅のプリンタでA5版やA6版等の小
さな寸法の用紙に印刷する場合は、用紙がプリンタの感
光体ドラムに巻きついたり、途中で詰ったりするトラブ
ルが発生することがある。大量に印刷する場合、トラブ
ルに伴う処理の中断によって生じるロスタイムは、最終
的な生産物である冊子のコストアップを招く。その点
で、本発明を適用すればコストアップが避けられる。特
にロール紙等の紙面の広く使える連続紙に印刷すること
により、さらにまた、その印刷後に用紙の切断工程を設
けるようにすれば、それらのトラブルはほとんど生じな
くすることも可能である。
【0067】図21は、幅広感光体を用いたプリンタの
構成図である。画像情報データとしてラスタデータメモ
リへ1頁分のラスタデータを受け取り、1ラインずつラ
インメモリへ送出され、各露光器毎に分割されたライン
メモリへ一旦蓄え、各露光器毎のデータバッファに送ら
れて各レーザ駆動回路で変調されてレーザ発振器が駆動
され、ポリゴンミラーによって感光ドラム101の表面
を必要な感光体の幅だけ重複させながら分割露光するよ
うに構成されている。重複露光させる理由は、感光体上
で露光される画像データにつなぎ目を作らないようにす
るためで、重複露光部の露光量は露光過多にならないよ
う露光量を調整する必要がある。同期検出器は、ポリゴ
ンミラーからのレーザ光の一部を導いて複数の露光器の
操作タイミングを同期させるためのものである。図22
は、図21でのラスタデータメモリとラインメモリとの
対応関係を示すもので、幅広感光体を露光する画像情報
の構成図である。
【0068】実施例5 図23は上記の印刷製本装置に情報通信機能を付加し
て、冊子供給システムに応用した実施例である。冊子の
供給元または供給先としては、従来の書店や会社のオフ
ィス,新聞社の本庁または支局,官公庁の本庁または支
庁,雑誌社の編集局またはその支局等があり得る。要は
画像情報を通信手段、例えば、狭域ないし広域ネットワ
ーク(ローカルエリア・ネットワーク)、公衆回線(現
状の電話回線,ISDN,広域ISDN)、衛星通信回
線等により結んで、送信・受信すれば、冊子として運搬
することなく希望する本ないしは冊子としての情報を居
ながらにして手に入れることができて便利である。現在
のファクシミリ装置との違いは、画像情報を端なるペー
パー単位の情報としてやり取りするのではなく、印刷製
本された冊子を小品種でも多量に供給できるか否かに大
きな作用,効果の差がある。また、やり取りする情報と
しては印刷すべき画像情報や印刷に関連する付加的な情
報(印刷状況データ,トラブルデータ等)の他に印刷す
べき画像情報の元になる基礎情報のデータベースを構築
することにより刻々と変化する社会の情勢にマッチした
活きた情報をオンラインで収集すれば、さらに動的な使
い方ができるようになる。例えば、集めたデータを編集
してその都度、タイミング良く書籍として発行したり、
過去の情報を検索して時代の変遷からの切り口で本を発
行することもできる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、用紙に画像情報を印刷
して冊子に製本する印刷製本において、同時に複数冊を
印刷製本することにより、短時間で必要数の冊子を得る
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷製本手順を示す図。
【図2】本発明の印刷製本装置全体を示す図。
【図3】本発明の印刷用紙前処理部構造を示す図。
【図4】本発明の電子写真方式印刷部構造を示す図。
【図5】本発明の用紙後処理部構造を示す図。
【図6】本発明の用紙後処理部機構を示す図。
【図7】本発明の用紙搬送手順を示す図。
【図8】本発明の印刷用紙の頁配置と裁断手順を説明す
る図。
【図9】スタッカ搬送機構を説明する例。
【図10】スタッカ上下動機構を示す図。
【図11】冊子の排出積み重ね装置を示す図。
【図12】印刷に輪転機を用いた場合の製本手順を示す
図。
【図13】従来の電子写真印刷で冊子を作る手順を示す
図。
【図14】冊子の製作数と製作時間の関係を示す図。
【図15】本発明の印刷製本手順の第2例を示す図。
【図16】本発明の頁配置と裁断手順を示す図。
【図17】本発明で禁止する頁配置を示す図。
【図18】本発明の第2の裁断機の例を示す図。
【図19】本発明の第2の裁断機の動作を説明する図。
【図20】機構の制御部の関係を示すブロック図。
【図21】幅広感光体を用いたプリンタの構成図。
【図22】幅広感光体を露光する画像情報の構成図。
【図23】本発明の印刷製本システムを情報通信と組合
わせて応用した印刷製本システムの構成図。
【符号の説明】
1…印刷用紙、2…印刷用紙の境目、3…冊子の分冊境
界、4…冊子1頁分、5…冊子、6…保持台、7…送り
モータ、8…ロール紙、9…カット紙、10…印刷部、
13,14…折たたみ線、15…裁断線、16…冊子の
綴じ付け部分、17…印刷済の1冊分、18…未分冊の
冊子、19…分冊済みの冊子、20…用紙前処理部、3
0…用紙後処理部、40…カッター、41…カッター裏
当て部材、42…保持台、43…リフト、70…搬送台
車、71…冊子スタッカ、72…バネ、73…冊子ガイ
ド、74…搬送台、100…制御装置、101…感光体
ドラム、102…帯電器、103…露光器、104…現
像機、105…転写器、106…定着機、107…クリ
ーナ、108…用紙経路切り替え機、109…用紙経路
切り替え機、110…用紙反転経路、111…用紙反転
部、113…給紙ロール、114…用紙、115…排紙
ロール、116…用紙排出経路、117…用紙反転ロー
ル、118…反転用紙ガイド、120…キー入力部、1
21…表示部、122…外部記憶媒体入力部、123…
画像データ展開部、124…高速記憶装置、131…ス
タッカ、132…スタッカ上下移動機構、133…アー
ム駆動機、134…スタッカ水平移動アーム、135…
移送スタッカ移動機構、136…レール、137…ガイド
ベルト、138…ガイドロール、139,140,14
1…ガイドベルト、142,143,144,145…
搬送ベルト、146…冊子押さえ機、147…冊子綴じ
機、150…移送スタッカ、151…冊子幅規制ストッ
パ、152…冊子幅規制ストッパ軸回転機、153…冊
子幅規制ストッパ移動軸、154…移送スタッカ切れ込
み、155…冊子先端規制ストッパ、160…冊子搬送
ベルト、161…スタッカ保持台、162…スタッカ掴
み部、170…支柱、180…スタッカ保持ピン、18
1…スタッカ保持ピン板、182…ガイド板、184…チ
ェーン、185…チェーン巻き上げ機、186…チェー
ン固定部、201…用紙搬送ベルト、202…用紙長さ
規制機構、203…用紙先端検出機構、204,205
…ロール、207,208,209,210…ロール、
211…カッター、212…カッター裏当て部材、21
3…駆動ロール、214…従動ロール、215…用紙ガ
イド、330…印刷用紙の余白部、400…印刷用紙の
端、401…裁断線の交差部、501〜503…冊子、
510,511…印刷用紙の余白部、512…印刷用紙
の余白部、521〜524…冊子、531〜534…冊
子の分冊境界、541〜544…冊子の分冊境界、72
1…印刷に輪転機を用いた場合の冊数対製作時間、72
2…印刷に電子写真方式を用いた場合の冊数対製作時
間、723,725…グラフの交点、724…本発明の
冊数対製作時間、810…印刷部制御装置、820…用
紙前処理部制御装置、830…用紙後処理部制御装置、
860…保持台制御装置、870…冊子搬送台車制御装
置、900…印刷データ送信元、A1〜A13…印刷済
み記録用紙、B1〜B13…折り丁、C1〜C13…折
り丁、T…記録用紙。Ti…印刷版下作成時間。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本方法において、 同時に製本する冊子の冊数に対応する数の画像情報を1
    頁に印刷し、これを繰り返して前記製本する冊子の画像
    情報の内容に対応した頁を印刷することにより製本すべ
    き冊子の頁数分を印刷する印刷工程と、 前記印刷工程で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離工程と、 前記複数の冊子を製本する製本工程とを有することを特
    徴とする印刷製本方法。
  2. 【請求項2】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本方法において、 同時に製本する冊子の冊数に対応する数の画像情報を1
    頁に印刷し、これを繰り返して前記製本する冊子の画像
    情報の内容に対応した頁を冊子の頁の降順または上順に
    印刷することにより製本すべき冊子の頁数分を印刷する
    印刷工程と、 前記印刷工程で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離工程と、 前記複数の冊子を製本する製本工程とを有することを特
    徴とする印刷製本方法。
  3. 【請求項3】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本方法において、 同時に製本する冊子の1頁のサイズと、前記冊子の冊数
    と、前記冊数に対応する数の画像情報とを入力して前記
    用紙に前記画像情報を印刷する配置を決定する印刷情報
    配置工程と、 前記冊数に対応する数の画像情報を1頁に印刷し、これ
    を繰り返して前記製本する冊子の画像情報の内容に対応
    した頁を順次印刷することにより製本すべき冊子の頁数
    分を印刷する印刷工程と、 前記印刷工程で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離工程と、 前記複数の冊子を製本する製本工程とを有することを特
    徴とする印刷製本方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の印刷製本方法において、 前記印刷工程は、前記冊子の画像情報の内容に対応した
    頁を、最初の頁の印刷にドット展開された印刷すべき画
    像情報のデータを用いて印刷する工程を有することを特
    徴とする印刷製本方法。
  5. 【請求項5】請求項1の印刷製本方法において、 前記印刷工程は、印刷用紙としてロール紙を用い、前記
    ロール紙の幅方向に冊子の1頁分を重なり合わないよう
    に同一方向に複数配置し、前記ロール紙の給紙方向と同
    じ方向の冊子辺寸法を境界として前記印刷用紙に冊子の
    頁の並び順に印刷する工程を有し、 前記分離工程は、前記境界で前記ロール紙を切断し、冊
    子の1冊分の印刷後丁合いし、印刷用紙内の前記境界に
    て裁断して未製本の冊子1冊毎に分離する工程を有し、 前記製本工程は、分離された前記未製本の冊子を製本す
    る工程を有することを特徴とする印刷製本方法。
  6. 【請求項6】請求項1の印刷製本方法において、 前記印刷情報配置工程は、裁断する線の少なくとも一方
    の端が前記用紙の内部で終わっている線を半裁断線と
    し、両端が用紙の周辺に到達している線を全裁断線とし
    たとき、前記半裁断線で交差しないように用紙内に冊子
    の頁を配置する工程を有することを特徴とする印刷製本
    方法。
  7. 【請求項7】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本装置において、 同時に製本する冊子の冊数に対応する数の画像情報を1
    頁に印刷し、これを繰り返して前記製本する冊子の画像
    情報の内容に対応した頁を印刷することにより製本すべ
    き冊子の頁数分を印刷する印刷手段と、 前記印刷手段で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離手段と、 前記複数の冊子を製本する製本手段とを有することを特
    徴とする印刷製本装置。
  8. 【請求項8】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本装置において、 同時に製本する冊子の冊数に対応する数の画像情報を1
    頁に印刷し、これを繰り返して前記製本する冊子の画像
    情報の内容に対応した頁を冊子の頁の降順または上順に
    印刷することにより製本すべき冊子の頁数分を印刷する
    印刷手段と、 前記印刷手段で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離手段と、 前記複数の冊子を製本する製本手段とを有することを特
    徴とする印刷製本装置。
  9. 【請求項9】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本する
    電子写真法による印刷製本装置において、 同時に製本する冊子の1頁のサイズと、前記冊子の冊数
    と、前記冊数に対応する数の画像情報とを入力する入力
    手段と、 前記入力手段により入力された情報に基づいて、前記用
    紙に前記画像情報を印刷する配置を決定する決定手段
    と、 前記決定手段により決められた配置で前記冊数に対応す
    る数の画像情報を1頁に印刷し、これを繰り返して前記
    製本する冊子の画像情報の内容に対応した頁を順次印刷
    することにより製本すべき冊子の頁数分を印刷する印刷
    手段と、 前記印刷手段で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界
    で複数の冊子に分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された前記複数の冊子を製本す
    る製本手段とを有することを特徴とする印刷製本装置。
  10. 【請求項10】請求項7記載の印刷製本装置において、 前記印刷手段は、印刷すべき画像情報のデータをドット
    展開したデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段か
    ら前記ドット展開されたデータを読み出す読み出し手段
    とを有し、前記冊子の画像情報の内容に対応した頁を、
    前記ドット展開されたデータを用いて印刷することを特
    徴とする印刷製本装置。
  11. 【請求項11】請求項7の印刷製本装置において、 前記決定手段は、前記ロール紙の幅方向に冊子の1頁分
    を重なり合わないように同一方向に複数配置し、 前記印刷手段は、印刷用紙としてロール紙を用い、前記
    ロール紙の給紙方向と同じ方向の冊子辺寸法を境界とし
    て前記印刷用紙に冊子の頁の並び順に前記冊子の1冊分
    を印刷し、 前記分離手段は、前記境界で前記ロール紙を切断して未
    製本の冊子とし、 前記製本手段は、印刷用紙内の前記境界にて裁断して前
    記未製本の冊子1冊毎に分離することを特徴とする印刷
    製本装置。
  12. 【請求項12】用紙に画像情報を印刷して冊子に製本す
    る電子写真法による印刷製本システムにおいて、 印刷すべき画像情報、または印刷を制御するための印刷
    に関連する制御情報を入力する入力操作手段と、前記画
    像情報または前記制御情報を伝送するための通信手段
    と、同時に製本する冊子の冊数に対応する数の画像情報
    を1頁に印刷し、これを繰り返して前記製本する冊子の
    画像情報の内容に対応した頁を印刷することにより製本
    すべき冊子の頁数分を印刷する印刷装置と、前記印刷工
    程で印刷された頁の画像情報の冊数毎の境界で複数の冊
    子に分離する分離装置と、前記複数の冊子を製本する製
    本装置とからなる印刷製本装置と、 前記印刷すべき画像情報を構築するデータベースとを有
    することを特徴とする印刷製本システム。
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