JP3975707B2 - シート挿入装置及びシート挿入方法並びに該シート挿入装置を備えた後処理装置、画像形成システムとその制御方法 - Google Patents

シート挿入装置及びシート挿入方法並びに該シート挿入装置を備えた後処理装置、画像形成システムとその制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像が形成された記録紙の束の上下又は間に所定の用紙を挿入するシート挿入装置及びシート挿入方法並びに該シート挿入装置を備えた後処理装置、画像形成システムとその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、軽印刷分野への複写機の進出が活発になってきている。軽印刷の分野においては、モノクロコピーの間にカラーコピーを挿入する業務がしばしば発生する。この場合、機械の生産性、コピー単価等の関係から、カラーコピーはカラー複写機から、モノクロコピーはモノクロ複写機から出力し、その後、手作業でモノクロコピーの中にその挿入すべき位置に応じて、カラーコピーを挿入するのが一般的である。また、その他の方法としては、カラーコピーをコレーターと呼ばれる装置に挿入し、自動的に挿入していく方法もある。
【0003】
また、画像が形成された記録紙の束に対して綴じ止め処理(ステープル処理)、中折り処理等の後処理を行う後処理装置を用いて挿入紙を挿入する方法もある。このような後処理の技術として、特開昭60−183459号公報に記載されたものがある。該公報に記載された後処理技術では、画像形成装置から排出された記録紙が集積手段に集積される。一方、表用紙、裏用紙、仕切り用紙などの挿入紙も記録紙搬送路に送り込まれて集積手段に搬送され、記録紙の束の上下、又は間に挿入される。そして、更に集積手段で集積された記録紙と挿入紙の束はステープル手段、中折り手段等に送られて綴じ止め、中折り等の処理が施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の挿入紙の挿入方法では、以下に示す問題がある。
【0005】
まず、手作業で所定の用紙を挿入する方法では、作成する部数が多くなると手間がかかってしまい、また人手によるために挿入位置を間違えたり、挿入方向を間違えると言ったミスが生じやすい。また、コレーターを用いる場合は、装置が高価なことや、挿入できる原稿の種類がコレーターのビン数によって制限されるなどの制約事項があり、使いづらいものであった。
【0006】
また、シートフィーダーに類する挿入装置を用いて、用紙を挿入する場合において一番問題となる事柄に、挿入紙の誤挿入が上げられる。挿入途中で、ダブルフィード等のマルチフィードが発生すると、それ以降の挿入紙の順番が狂い、出力されたコピー/プリント紙全てが不良となるといった大きな問題発生の原因となる。そして、このような問題は、挿入紙が正しい位置に挿入されたかを適宜確認する方法がなく、後処理後の用紙束を確認しなければ不具合が発見できないことに起因しており、少なくともステープル処理や中折り処理をする前の段階で挿入ミスを確認することが重要である。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、モノクロコピーに対するカラーコピー等の挿入を容易にし、かつ、誤挿入を素早く検出し、大量のミスコピー/プリントを未然に防ぐことができるシート挿入装置及びシート挿入方法並びに該シート挿入装置を備えた後処理装置、画像形成システムとその制御方法を提供することにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート挿入装置は、画像形成装置より排出される複数の記録紙の所定のページに、予め定められたシーケンスに従って挿入紙を挿入し、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される束を繰り返し作成するシート挿入装置において、前記シート挿入装置内の前記挿入紙と識別紙の搬送経路上に、該搬送経路上の用紙の種別を検出する検出手段を備え、該検出手段により、前記用紙が、前記記録紙に挿入される前記挿入紙であるか、又は、前記束の間を仕切る所定の前記識別紙であるかが判断されるものである。
【0009】
本発明においては、前記シート挿入装置に制御手段を備え、該制御手段により、前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記挿入紙を前記記録紙の所定のページに挿入する処理が行われ、前記用紙が前記識別紙と判断された場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかが判断される。
【0010】
また、本発明においては、前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記制御手段によって、前記画像形成装置からの前記記録紙の排出を、前記記録紙の間に前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ遅延させる制御が行われることが好ましい。
【0011】
また、本発明においては、前記用紙が前記識別紙と判断された場合であって、前記識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致しないと判断された場合に、前記制御手段によって、前記シート挿入装置を停止する制御が行われ
【0012】
また、本発明においては、前記検出手段は、前記用紙からの光の強度、波長、又は、強度の変化のいずれか一を検出する機能を有し、該機能により前記用紙の種別を判断する構成とすることができる。
【0013】
また、本発明においては、前記識別紙が、白紙、光沢紙、前記検出手段で識別可能な所定の色を有する用紙、又は、所定のパターンが印刷されている用紙のいずれか一により構成されることが好ましく、前記所定のパターンがバーコードからなり、該バーコードに記録されている情報が前記検出手段により読み取られる構成とすることもできる。
【0014】
また、本発明においては、前記制御手段により、前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と共に同一の排紙部に排出する制御が行われる構成、又は、前記制御手段により、前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と異なる排出部に分別して排出する制御が行われる構成とすることができる。
【0015】
本発明の後処理装置は、ステープル手段、中折り手段、又はシフト手段の少なくとも一の手段を有する後処理装置であって、上記シート挿入装置を含むものである。
【0016】
本発明の画像形成システムは、画像形成装置と、上記後処理装置とを含む画像形成システムであって、前記検出手段により、前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記画像形成装置では、前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ、前記記録紙の排出を遅延する処理が行われ、前記用紙が前記識別紙と判断された場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかを判断し、合致しない場合は、前記記録紙の排出を中断する処理が行われるものである。
【0017】
また、本発明のシート挿入方法は、画像形成装置より排出される複数の記録紙の所定のページに、予め定められたシーケンスに従って挿入紙を挿入し、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される束を繰り返し作成するシート挿入方法において、前記シート挿入装置内の前記挿入紙と識別紙の搬送経路上に、該搬送経路上の用紙の種別を検出する検出手段を備え、該検出手段により、前記用紙が、前記記録紙に挿入される前記挿入紙であるか、又は、前記束の間を仕切る所定の前記識別紙であるかを判断するステップを少なくとも有するものである。
【0018】
本発明においては、前記用紙を、前記記録紙が先頭ページから出力される場合は、ページ順の小さい挿入紙が上になるように積載し、前記記録紙が最終ページから出力される場合は、ページ順の大きい挿入紙が上になるように積載する構成とすることができる。
【0019】
また、本発明の後処理方法は、上記シート挿入方法を用いて形成した前記記録紙と前記挿入紙とをシフト処理、又は、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束に対して、ステープル処理又は中折り処理の少なくとも一の処理を施すものである。
【0020】
また、本発明の制御方法は、画像形成装置と、上記後処理を行う後処理装置とを含む画像形成システムにおける制御方法であって、前記検出手段により、前記用紙を前記挿入紙と判断した場合には、前記画像形成装置において、前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ、前記記録紙の排出を遅延する処理を行い、前記用紙を前記識別紙と判断した場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかを判断し、合致しない場合は、前記記録紙の排出を中断する処理を行うものである。
【0021】
このように本発明は、後処理を行う用紙の束の間に所定の識別紙を挿入し、シート挿入装置に設けた検出手段で識別紙を判別して処理シーケンスとの整合性を確認することにより、誤挿入を素早く検出し、大量のミスコピー/プリントを未然に防ぐことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について、図1乃至図11を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態に係るシート挿入手段を備えた画像形成システム全体の構成を示す図であり、図2は、記録紙及び挿入紙の搬送経路を示す図である。また、図3は、シート挿入手段の機能を説明するための図であり、図4は、識別シートの具体例を示す図である。また、図5乃至図8は、本実施形態のシート挿入手段を用いたシート挿入方法を示す図であり、図9乃至図11は、従来のシート挿入方法の問題点を説明するための図である。
【0023】
まず、本実施形態に係るシート挿入手段について記載する前に、画像形成システム全体の構成及び各構成手段の機能について説明する。
【0024】
図1に示すように、画像形成システム1は、原稿を挿入する自動原稿送り装置2と、公知の電子写真方式によって画像を形成する画像形成装置3と、本発明の特徴であるシート挿入処理やシフト処理、中綴じ処理、中折り処理等の後処理を行う後処理装置4とから構成される。
【0025】
自動原稿送り装置2は、原稿載置台2a上に載置された原稿を1枚ずつ分離し、画像読み取り位置に搬送し、排紙台2b上に排紙する装置である。この自動原稿送り装置2は、原稿を画像読み取り位置に搬送した後、表裏を反転させて再度画像読み取り位置に搬送し、排紙台2b上に排紙できるようにも構成されており、原稿の片面のみ、或いは、原稿の両面を後述する画像読み取り手段5によって読み取らせることができる。なお、図では、自動原稿送り装置2は、原稿を画像読み取り位置上を搬送するように構成し、後述する画像読み取り手段5によって、搬送している原稿の画像を読み取るように構成しているが、搬送した原稿を一旦静止させ、静止している原稿を読み取るようにしてもよい。
【0026】
また、画像形成装置3は、画像読み取り手段5と画像処理手段6と画像形成手段7と記録紙収納手段8と給紙手段9と反転・排紙手段10等をにより構成されている。
【0027】
画像読み取り手段5は、原稿の画像を読み取り画像データを取得する手段であり、本実施の形態では、自動原稿送り装置2によって搬送される原稿の画像を読み取る手段である。具体的には、自動原稿送り装置2によって搬送されている原稿を、静止状態にある光学系を介して撮像手段であるCCDイメージセンサ5aによって光電変換して原稿の画像データを得る。なお、上述したように、静止状態にある原稿を、光学系を移動させながら原稿の画像データを得るようにしてもよい。また、本実施の形態では、画像読み取り手段5を備えた画像形成装置3を図示しているが、画像読み取り手段5を有さずに、ネットワーク、ケーブル等を介してパソコンに接続され、パソコンからのデータを取得し、該データに基づいて画像形成する形態であってもよい。
【0028】
画像処理手段6は、CCDイメージセンサ5aにより光電変換されたアナログ信号に対し、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行なう手段であり、該画像処理手段6による画像処理後、必要に応じて画像データを記憶する記憶手段(メモリ)を介して、画像形成手段7の画像書き込み部7aに信号を送る。
【0029】
画像形成手段7は、記録紙R上に画像を形成する手段であり、本実施の形態では、公知の電子写真方式によって画像を形成する手段である。画像処理手段7は、画像書込み部7aと画像形成部7bと定着部7cとを有している。画像書き込み部7aは、画像読み取り手段5によって読み取られ、画像処理手段6によって画像処理された画像データに基づいて、後述する画像形成部7bの感光体ドラム7d上に露光し、画像の潜像を形成する手段である。すなわち、画像データに基づいた半導体レーザからの出力光が、画像形成部7bの感光体ドラム7dに照射され、潜像が形成される。一方、画像形成部7bは、感光体ドラム7dに対して、帯電、露光、現像の処理を行い、感光体ドラム7d上にトナー像を形成し、別途搬送されてくる記録紙R上にトナー像を転写し、該記録紙Rを感光体ドラム7dから分離し、分離した後の感光体ドラム7d上に残留したトナーをクリーニングする等の処理を行う手段である。定着部7cは、画像形成部7bによって記録紙R上に転写されたトナー像を定着する手段である。
【0030】
記録紙収納手段8は、画像形成手段7によって画像が形成される記録紙Rを収納する手段であり、本実施の形態では、トレイ8a、大容量トレイ(LCT)8b、8c及び手差しトレイ8dの複数の記録紙収納手段を有している。
【0031】
給紙手段9は、複数の記録紙収納手段8a〜8dのいずれか1つから記録紙Rを1枚ずつ送り出し、画像形成手段7へと給紙する手段である。この給紙手段9は、各記録紙収納手段8a〜8dに対応して設けられ、各記録紙収納手段8a〜8dから記録紙Rを送り出す第1給紙手段と、第1給紙手段より送り出された記録紙Rを画像形成手段7aに搬送する第2給紙手段(レジストローラともいう)とを有している。
【0032】
そして、第1給紙手段によって、各記録紙収納手段8a〜8dに収納された記録紙Rは1枚ずつ分離され、第2給紙手段で一旦記録紙R先端を停止し、画像形成手段7によって形成される感光体ドラム7d上のトナー像と同期をとって再給紙が開始され、画像形成手段7の転写位置へと搬送される。そして、この転写位置で、感光体ドラム7d上のトナー像が記録紙R上に転写され画像形成がなされる。
【0033】
反転・排紙手段10は、トナー像が定着された記録紙Rを、画像形成装置3外に排紙する排紙手段と、記録紙Rを反転して排紙する反転排紙手段と、記録Rへの表裏を反転させ、再度画像形成手段7へと搬送する反転手段とを兼用する手段である。この反転・排紙手段10は、画像形成装置3外に排紙するための排紙ローラ10aと、記録紙Rの裏表を反転する反転部10bと、定着部7cを出た記録紙Rを排紙ローラ10a側或いは反転部10b側へ搬送するために経路を切り替える切換部10cと、反転部10bで反転された記録紙Rを、再度画像形成手段7へと搬送するための搬送部10dとを有している。
【0034】
そして、トナー像が定着された記録紙Rをそのまま排紙する場合は、切換部10cによって、記録紙Rは排紙ローラ10a側へと案内され、画像形成装置3外に、すなわち、後処理装置4側へと搬送される。また、トナー像が定着された記録紙Rの表裏を反転して排紙する場合は、切換部10cによって、記録紙Rは反転部10b側へと一旦案内されて搬送された後、進行方向が逆転されて排紙ローラ10a側へと搬送され、画像形成装置3外に搬送される。また、トナー像が定着された記録紙Rの反対面に画像を形成する場合は、切換部10cによって、記録紙Rは反転部10b側へと案内されて搬送された後、進行方向が逆転され、搬送部10dによって、第2給紙部の搬送方向上流側へと搬送され、上述と同様に、画像形成手段7によって、反対面に画像が形成される。
【0035】
次に、後処理装置4について説明する。後処理装置4は、画像形成装置3から排紙された画像形成済みの記録紙Rを1枚ずつ受け入れ、一組の記録紙Rの束の上、下、又は、記録紙Rの間に、表用紙K、裏用紙K、又は、仕切り用紙Kを挿入する装置である。さらに、本実施の形態の後処理装置4においては、ステープル(綴じ止め)処理、シフト処理、中折り処理などの後処理を行なうことができる装置である。この後処理装置4は、画像形成装置3から排紙された記録紙Rが集積する本体排紙皿(サブトレイ)11、集積部12、昇降排紙皿13及び固定排紙皿14と、後処理手段として、シート挿入手段15と、シフト手段16、ステープル手段17、及び、中折り手段18と、記録紙R或いは用紙Kを搬送する搬送手段とを有している。そして、図1の上方から、本体排紙皿11、シート挿入手段15、シフト手段16、集積部12、ステープル手段17、中折り手段18がほぼ縦に配置されている。
【0036】
本体排紙皿(サブトレイ)11は、画像形成装置3から排紙された記録紙Rに対して、用紙Kの挿入、シフト処理、ステープル処理或いは中折り処理を行なわずに、排紙される手段である。集積部(スタッカ)12は、画像形成装置3から排紙された記録紙R、或いは、更にシート挿入手段15から搬送された用紙Kを集積する集積手段であり、本実施の形態では、ステープル手段17でステープル処理をするために集積する手段でもある。また、本実施の形態では、この集積部12は、ステープルされた記録紙R、或いは、更に用紙Kの束を、昇降排紙皿13側へと搬送したり、中折り手段18側へ搬送したりできるように、一対のローラ間に懸架されたベルトで構成している。さらに、この集積部12には、図1において紙面垂直方向に往復動する規制板が設けられており、集積部12上に記録紙R、或いは、更に用紙Kが集積される毎に往復動して、集積部12上の記録紙R、或いは、更に用紙Kの整合を行なうようになっている。
【0037】
昇降排紙皿13は、シフト手段16によってシフト処理された記録紙R、或いは、更に用紙Kを集積する手段であり、図示しない移動機構を有しており、この移動機構によって、図1に示す如く上下方向に移動可能に構成されている。なお、本実施の形態では、この昇降排紙皿13は、ステープル手段17によってステープル処理された記録紙R、或いは、更に用紙Kを集積する手段でもある。固定排紙皿14は、中折り手段18によって中折り処理された記録紙R、或いは、更に用紙Kを集積する手段である。
【0038】
シート挿入手段15は、表用紙、仕切り用紙、裏用紙などに用いられる用紙Kを収納し、後処理装置4又は画像形成装置3に設けた制御部からの信号に基づいて記録紙Rの束に用紙Kを挿入する手段であり、本実施形態では、このシート挿入手段15に収納した用紙Kの搬送経路中に、用紙Kの位置及び用紙Kが通常の挿入紙であるか又は特別の識別シートであるかを検出する用紙センサ30が取り付けられており、識別シートを検出することによって誤挿入を防止することが可能である。なお、このシート挿入手段15は、後処理装置4本体に一体的に設けてもよく、また、後処理装置4とは分離した独立の装置とし構成してもよい。シート挿入手段15の詳細な構造及び動作については後述する。
【0039】
シフト手段16は、記録紙R、或いは、更に用紙Kを、搬送方向に直交する方向(図1において紙面垂直方向)にシフトさせる手段である。画像形成装置3から排紙された記録紙Rを通過させる際に、1部毎、或いは、ジョブ毎に、このシフト手段16によるシフト量を変えたシフト処理を施し、昇降排紙皿13上に排紙することにより、部毎、或いは、ジョブ毎の区切りをユーザーに容易に知らしめることができ、部間、或いは、ジョブ間の記録紙Rの交ざりを防ぐことができる。
【0040】
ステープル手段17は、集積部12に積載された記録紙R、或いは、更に用紙Kの束を、ステープル(綴じ止め)処理を行なう手段である。本実施の形態では、集積部12上に搬送されてきた記録紙R、或いは、更に用紙Kはストッパ17aによってその下端が揃えられ、また、規制板によって紙面垂直方向に整合され、所定の枚数分(1部)集積すると、ステープル手段17によって、綴じ止め処理がなされる。なお、本実施の形態は、ストッパ17aによって規制された束をステープル手段17によって記録紙Rの端をステープル処理するだけでなく、ストッパ17bによって下端が規制された束をステープル手段17によって、記録紙Rの中央部をステープル処理する(いわゆる、中綴じ)こともできるように構成されている。
【0041】
中折り手段18は、ステープル手段17によって中綴じがなされ、搬送されてきた束を中折りする手段である。この中折り手段18は、搬送されてきた束の先端を規制するストッパ18aと、ストッパ18aで所定位置に保持・規制された束の中央部を突き出す突き出し部18bと、突き出し部18bで突き出され、2つ折りにされた束を圧着・搬送する一対のベルト/ローラ18cとを有し、中折り処理を行なう。
【0042】
後処理装置4内の搬送手段は、図1及び図2に示すように、画像形成装置3から排紙された記録紙Rを搬送する搬送ローラ19と、該搬送ローラ19によって送られてきた記録紙Rをシフト手段16やステープル手段17、中折り手段18方向に搬送する搬送ローラ20と、該搬送ローラ20によって送られてきた記録紙Rを集積部12へと搬送する搬送ローラ21と、シート挿入手段15に収納されている用紙Kを1枚ずつ送り出す用紙給紙ローラ22と、用紙給紙ローラ22によって送り出された用紙Kを搬送ローラ20へ搬送する搬送ローラ23と、搬送ローラ19によって送られてきた記録紙Rを本体排紙皿11へ排紙する本体排紙ローラ24と、シフト手段16によってシフト処理された記録紙R或いはステープル手段17によってステープル処理された記録紙Rを昇降排紙皿13へ排紙する昇降排紙ローラ25と、中折り手段18によって中折り処理された記録紙Rを固定排紙皿14へ排紙する固定排紙ローラ26とを有しており、図に示す如く、記録紙Rや用紙Kを矢示の方向に搬送する。
【0043】
また、第1の切換部27は、搬送ローラ19によって画像形成装置3から搬送された(図1の▲1▼)記録紙Rを、本体排紙ローラ24側、すなわち、本体排紙皿11方向(図1の▲2▼)、或いは、搬送ローラ20側、すなわち、シフト手段16、ステープル手段17方向(図1の▲3▼)に搬送経路を切り替える手段であり、第2の切換部28は、第1の切換部27から搬送される記録紙R(図1の▲3▼)或いは用紙給紙ローラ22及び搬送ローラ23によって搬送される用紙K(図1の▲4▼)を搬送ローラ21側、すなわち、ステープル手段17、中折り手段18側、或いは、搬送ローラ25側、すなわち、シフト手段16側に、搬送経路を切り替える手段である。
【0044】
また、図3(a)に示すように、上記搬送経路には、画像形成装置3から排出される記録紙Rやシート挿入手段15から送出される用紙Kの位置を検出するためのセンサが設けられている。具体的には、シート挿入手段15に収納される用紙Kの有無及び用紙Kの種類を検出する用紙センサ30が設けられている。この用紙センサ30としては、光センサやマイクロスイッチなどの種々のセンサを用いることができるが、本発明では、用紙Kの有無を確認するのみならず、用紙Kの種類、すなわち、用紙Kが通常の挿入紙であるのか特別の識別シートであるのかを判断することを特徴としているため、用紙Kの色や形、所定のパターンを検出することができる機能を有することが好ましい。
【0045】
なお、本実施形態では、用紙センサ30は、シート挿入手段15の収納部に収納される用紙Kの給紙方向後端側を検出するように設けられており、給紙により用紙Kが搬送されている途中の段階であっても、次の用紙Kの有無及び種類を早期に検出できるようにしている。なお、この用紙センサ30は、給紙方向後端側に一つ設ける構成に限らず、収納部及び搬送経路▲4▼上に複数設けてもよく、複数設けることにより、用紙Kの搬送位置を正確に知ることができ、また、用紙Kが各々の用紙センサ30を通過するタイミングから用紙Kのサイズを検出することもできる。
【0046】
また、本実施形態では、後述する用紙Kの搬送タイミングを決定するために、後処理装置4の記録紙Rの搬送経路入口側(搬送ローラ19手前)に、記録紙Rの搬送、すなわち、画像形成装置3からの記録紙Rの排出を検出する排紙センサ29が設けられている。この排紙センサ29は、本実施形態では後処理装置4内に設けているが、画像形成装置3内や後処理装置4と画像形成装置3との間に設けてもよい。
【0047】
ここで、図9乃至図11を参照して、従来の識別シートの検出機能を有さないシート挿入手段を用いた用紙Kの挿入方法について説明する。図9は、画像形成装置3から排出される記録紙Rと従来のシート挿入手段により挿入される用紙Kとから用紙の束が形成される様子を模式的に示す図であり、図10は記録紙R及び用紙Kの搬送のタイミングを示すタイミングチャート図である。
【0048】
なお、以下の説明では、図9に示すように、画像形成装置3側からは用紙A1、AとB1、Bが順次排出され、シート挿入手段側からは用紙A2、A4とB2、B4とが搬送されるものとする。また、用紙A1とA3との間にA2が挿入され、用紙A3の後にA4が挿入されて束となり、ステープル手段によって綴じ止め処理されて固定排紙皿14に排出され、用紙B1とB3との間にB2が挿入され、用紙B3の後にB4が挿入されて束となり、同様にステープル手段によって綴じ止め処理されて固定排紙皿14に排出されるものとする。
【0049】
このような用紙Kの挿入が行われる場合の各部の動作について、図10のタイミングチャートに基づいて説明する。図10は、記録紙R及び用紙Kの搬送に着目した画像形成システム1のタイミングチャートである。図10において、横軸は時間軸であり、縦軸は記録紙R及び用紙Kの搬送経路上の位置を示しており、上が上流、下が下流をそれぞれ示している。具体的には、図10における横線aは記録紙収納手段8(トレイ8a)の起点(最も上流側に位置するローラ)位置、横線bは画像形成手段7の入口の搬送ローラ位置、横線cは排紙センサ29の位置、横線dは記録紙Rと用紙Kとの合流位置(搬送ローラ20位置)、横線eは集積部12の位置、横線f1は昇降排紙皿13の位置、横線f2は固定排紙皿14の位置、横線gは用紙センサ30の位置、横線hはシート挿入手段15の起点(最も上流側に位置する用紙給紙ローラ22)位置を示している。
【0050】
まず、画像形成装置3で画像形成が開始されると、1頁目の記録紙A1が記録紙収納手段8のトレイ8aから給紙され、画像形成手段7の前で一旦停止した後、画像形成部7bによって形成される感光体ドラム7dのトナー像と同期を取って再給紙が開始される。そして、記録紙A1は、上述したように画像読み取り手段5によって読み取られ、画像形成部7bによって形成された感光体ドラム7d上のトナー像が転写され、定着部7cで定着された後、画像形成装置3外に排紙される。
【0051】
排紙された記録紙A1は、後処理装置4内へと送られ、排紙センサ29によって検出され、その後、搬送ローラ19、20、21を通って集積部12に搬送される。ここで、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2を挿入するように設定されているため、後処理装置4は、記録紙A1が排紙センサ29によって検出されると、所定時間(L2)遅延した後、シート挿入手段15の収納部に収納されている挿入紙A2を用紙給紙ローラ22によって送出し、搬送ローラ23、20、21によって記録紙A1が積載されている集積部12に搬送する。
【0052】
なお、この所定時間L2は、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2が挿入可能な時間に設定されている。そして、挿入紙A2の後端が用紙センサ30を抜けた後の時点で、挿入紙A2に続く用紙Kの有無が確認され、挿入紙A4があることを画像形成装置3へと出力する。また、集積部12に搬送された挿入紙A2は規制板によって整合される。
【0053】
一方、1頁目の記録紙A1を給紙した後、トレイ8aから2頁目の記録紙A3を給紙するが、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2を挿入するため、2頁目の記録紙A3の給紙を遅延させている。すなわち、用紙を挿入しない場合であれば、1頁目の記録紙A1給紙後、所定時間L1後に記録紙A3を給紙するが、挿入紙A2を挿入するため、ここでは所定時間L3(L1×2)後に給紙を開始する。そして、遅延されて給紙された2頁目の記録紙A3は、同様に画像形成手段7の前で一旦停止した後、再搬送され、トナー画像の転写、定着がなされて画像形成装置3から排紙され、搬送ローラ19、20、21によって記録紙A1、挿入紙A2が積載されている集積部12へ搬送され、規制板によって整合される。
【0054】
その後、同様に挿入紙A4が挿入されて、記録紙A1、挿入紙A2、記録紙A3、挿入紙A4が集積部12に積載され、整合させた後、ステープル手段17、中折り手段18によってステープル処理、中折り処理等の後処理が施され、その後、固定排紙皿14へと排出され、1部目の処理が完了する。このような動作を繰り返すことによって2部目(B1〜B4)以降の処理が次々に行われる。
【0055】
上記シート挿入方法によって、記録紙Rに用紙Kを所定の順番で挿入した用紙の束を順次形成することができるが、例えば、ダブルフィード等のマルチフィードが発生したり、本来挿入すべき用紙を入れ忘れた場合や余分な用紙を挿入してしまった場合には、それ以降の用紙K挿入の順番が全て狂ってしまい、誤挿入された用紙の束が多数発生してしまうという問題がある。この問題について図11を参照して説明する。
【0056】
図11は、画像形成装置3から排出される記録紙Rと従来のシート挿入手段により挿入される用紙Kにより用紙の束が形成される様子を模式的に示す図であり、図9との違いは、本来挿入すべき挿入紙A4が何らかの理由、例えばダブルフィードや入れ忘れ等によって欠落していることである。このような状態において、上述した従来のシート挿入手段で記録紙Rに用紙Kを挿入すると、記録紙A3の次に、本来はシート挿入手段15の収納部に収納されている挿入紙A4が搬送されて集積部12に積載されるが、挿入紙A4が欠落しているために収納部に収納されている次の挿入紙B2が搬送されてしまう。
【0057】
ここで、従来のシート挿入手段には、挿入紙の有無や位置、場合によってはサイズを検出する用紙センサが設けられているが、この用紙センサには用紙の種類を検出する機能はなく、搬送される用紙が挿入紙A4であるのか挿入紙B2であるのかを判別することはできない。従って、画像形成装置3から排出された記録紙Rが排紙センサ29を通過すると、所定の時間(L2)後に自動的に挿入紙B2を搬送し、ステープル処理、中折り処理等の後処理を施してしまう。
【0058】
そして、順番に狂いが生じたまま次の記録紙B1が排出され、図11に示すような順番(記録紙B1、挿入紙B4、記録紙B3、挿入紙C2)で集積部12に積載され、所定の後処理が施されることになる。このように用紙が欠落し挿入位置がずれてしまっていることを発見するのは、最後の束の最終頁に挿入する用紙Kを搬送する際に用紙センサ30が用紙Kを検知できない時点であり、それ以前に処理した用紙の束は全て不良となって大量の用紙を無駄にしてしまうことになる。
【0059】
そこで、本発明では、このような誤挿入を防止するために、シート挿入手段15に設ける用紙センサ30として、挿入される用紙Kの有無のみならず種類を判別する機能を設け、作成する束の間に特別な用紙(識別シート)を挿入し、識別シートが検出された場合にのみ次の束の処理を行い、識別シートが検出されない場合には、その後の処理を中断して、不正な挿入がなされた束の発生を防止している。以下、図3乃至図8を参照して本実施形態のシート挿入手段15及び該シート挿入手段15を備えた後処理装置3並びに画像形成システム1の構成及び動作について説明する。
【0060】
図3(a)は、本発明の一実施形態に係るシート挿入手段15を備えた後処理装置4の記録紙R及び用紙Kの搬送経路を模式的に示す図、(b)はシート挿入手段15の機能を示すブロック図であり、図4は、識別シートの具体例を示す図である。図3(a)に示すように、本実施形態の後処理装置4には、画像形成装置3から排出される記録紙Rを受け入れ、第1の切替部27に搬送する経路▲1▼と、第1の切替部27から後処理を施さずに本体排紙皿11に搬送する経路▲2▼と、第1の切替部27からシフト手段16、ステープル手段17、中折り手段18等の後処理を施す経路▲3▼と、本実施形態の特徴部分であるシート挿入手段15から第2の切替部28に通常の挿入紙又は識別シートを搬送する経路▲4▼とを有しており、経路▲1▼には記録紙Rの搬送を検出する排紙センサ29が設けられ、経路▲4▼には用紙Kの有無及び種類を判別する用紙センサ30が設けられている。
【0061】
また、図3(b)に示すように、シート挿入装置15は、例えば、画像形成装置3や後処理装置4に設けた制御手段からの信号を受信する入力手段15bと、用紙センサ30と、用紙センサ30からの信号を受信し用紙Kの種別を判定する判断手段15eと、シート挿入手段15内の状態を画像形成装置3や後処理装置4に通知する出力手段15fと、ローラを駆動するモータ等のローラ駆動手段15bと、用紙Kを給紙又は搬送する用紙給紙ローラ又は搬送ローラ15cと、これらを制御する制御手段15aとから構成される。この制御手段15aは後処理装置4全体の制御手段に含まれる構成でもよい。また、シート挿入手段15内で行う処理内容等を設定する設定手段15gを設けてもよく、また、この設定は後処理装置4又は画像形成装置3に備える設定手段を用いて行ってもよい。
【0062】
なお、用紙センサ30によって通常の挿入紙と識別シートとを判別する方法としては、例えば、識別シートとして反射率の高い用紙(白紙や光沢紙等)、又は、用紙センサ30が識別できる特定の色の用紙を用いたり、用紙センサ30の検出領域に金属箔等の反射部材32を塗布した用紙(図4(a)参照)を用い、反射光の強度が所定の値以上であった場合に、該用紙Kが識別シートであると判断したり、また、検出領域にバーパターン33等の所定のパターン(図4(b)参照)を設け、反射光の信号が所定の周期で変動する場合に該用紙Kが識別シートであると判断することができる。また、識別シートを通常の挿入紙と異なる形状、例えば、搬送に影響がない部分に突起34(図4(c)参照)や貫通孔35(図4(d)参照)等の識別部分を設け、該識別部分が検出されたら該用紙Kが識別シートであると判断することもできる。
【0063】
このような用紙センサ30を具備したシート挿入手段15及び識別シートを用いて画像形成装置3から排出される記録紙Rに用紙Kを挿入する方法について、図5乃至図8を参照して説明する。図5は、画像形成装置3から排出される記録紙Rと本実施形態のシート挿入手段15により挿入される用紙Kにより用紙の束が形成される様子を模式的に示す図である。また、図6は後処理装置4の動作手順を示すフローチャート図、図7は画像形成装置3の動作手順を示すフローチャート図、図9は画像形成システム1全体の記録紙R及び用紙Kの搬送のタイミングを示すタイミングチャート図である。
【0064】
以下の説明では、図5に示すように、画像形成装置3側からは用紙A1、A2とB1、B2が順次排出され、シート挿入手段15側からは挿入紙A2及びA4とB2及びB4とが搬送され、更に、各々の束の仕切り位置を示す識別シートを挿入紙A4と挿入紙B2との間に挿入している。なお、上記構成は一例であり、各々の束の間に所定の識別シートを挿入する限りにおいて、記録紙Rの構成、用紙Kの構成は任意に設定することができる。
【0065】
上記識別シートを用いて記録紙Rに用紙Kを挿入する場合の後処理装置4及び画像形成装置3の動作について、図6及び図7のフローチャートに基づいて説明する。まず、後処理装置4側では、図6のステップS101において、画像形成装置3又は後処理装置4に設けた制御手段(コントロールパネル等)を用いて挿入モードを選択する。その際、画像形成装置3から搬送される記録紙Rの数、用紙Kを挿入する頁位置、用紙束の部数等の所定の項目を入力する。また、用紙Kを挿入後に用紙束に対してステープル処理、中折り処理等の後処理を行う場合には、その指示も行う。
【0066】
なお、画像形成装置3が記録紙Rを先頭ページから出力する場合には、シート挿入手段15の収納部にはページ順の小さい挿入紙が上になるように積載し、画像形成装置3が記録紙Rを最終ページから出力する場合には、ページ順の大きい挿入紙が上になるように挿入紙と識別シートとを配列して収納部に積載しておく。
【0067】
次に、ステップS102で、後処理装置4の制御手段は画像形成装置3から用紙Kの挿入紙要求があるか否かを判断し、挿入紙要求がある場合には、ステップS103で所定のタイミング、例えば、記録紙Rが排紙センサ29に検出された時点から所定の遅延時間後に挿入紙の搬送を行い、挿入紙要求がない場合には処理を終了又は次の処理に移行する。なお、用紙Kを挿入する場合の遅延時間は後処理装置4又はシート挿入手段15により設定することが好ましい。
【0068】
その後、挿入紙を搬送経路▲4▼を介して所定の位置、例えばステープル処理を行うための集積部12に搬送する時間を確保するために、ステップS104で画像形成装置3に対して次の記録紙Rの排紙を停止するように要求する。
【0069】
次に、ステップS105において、搬送された用紙Kを用紙センサ30で検出し、用紙Kが通常の挿入紙であるのか識別シートであるのかを判断し、識別シートでない場合は処理を終了又は次の処理に移行し、用紙Kが識別シートである場合には、該識別シートを検出するタイミングが予め制御手段で設定した処理シーケンスに合致しているか否か、すなわち、ある束の処理が終了し、次の束の処理が開始される前のタイミングであるかを判断する。
【0070】
そして、識別シートの検出タイミングが処理シーケンスに合致している場合は処理を終了又は次の処理に移行し、合致しない場合には挿入紙の挿入位置に不具合が発生したと判断し、ステップS107で画像形成装置3に通知し、ステップS108で後処理装置4を停止して、以降の不具合の発生を未然に防止する。そして、ユーザは後処理装置4又は画像形成装置3を診断して不具合箇所の確認を行う。
【0071】
一方、画像形成装置3側では、図7のステップS201において、画像形成装置3又は後処理装置4に設けた制御手段(コントロールパネル等)を用いて挿入モードを選択する。その際、画像形成を行う記録紙Rの数、用紙Kを挿入する頁位置、用紙束の部数、後処理の指定等の所定の項目を入力する。次に、ステップS202で、画像形成装置3から排出する記録紙Rがあるか否かを判断し、出力紙がある場合にはステップS203において後処理装置4側から用紙Kを挿入するための出力紙停止要求があるか否かを判断する。そして、出力紙停止要求がある場合には、ステップS204で所定の時間、記録紙Rの排出を遅延させ、出力紙停止要求がない場合には、ステップ205で出力紙を搬送し、後処理装置4に排出する。
【0072】
このように、用紙Kの各グループ(A2、A4やB2、B4)の間に用紙センサ30で識別可能な識別シートを挟み、識別シートが所定の処理シーケンスに従って検出される場合には、予め設定した処理シーケンスに従って記録紙Rの排紙、用紙Kの挿入、後処理等を続行し、識別シートが所定のタイミングで検出されなかった場合には、画像形成装置3に通知して記録紙Rの排出を止めると共に、後処理装置4を停止して、不具合の発生箇所を確認することができる。これにより、ダブルフィード等の挿入紙の挿入ミスが生じた場合であっても、それ以降の不具合を最小限にとどめることができる。
【0073】
このような識別シートが挿入される場合の各部の動作について、図8のタイミングチャート図に基づいて説明する。図8は、記録紙R及び用紙K(通常の挿入紙及び識別シート)の搬送に着目した画像形成システム1のタイミングチャートである。横軸のa〜h、縦軸は前記した図10と同様である。
【0074】
まず、画像形成装置3で画像形成が開始されると、1頁目の記録紙A1が記録紙収納手段8のトレイ8aから給紙され、画像形成手段7の前で一旦停止した後、画像形成部7bによって形成される感光体ドラム7dのトナー像と同期を取って再給紙が開始される。そして、記録紙A1は、上述したように画像読み取り手段5によって読み取られ、画像形成部7bによって形成された感光体ドラム7d上のトナー像が転写され、定着部7cで定着された後、画像形成装置3外に排紙される。
【0075】
排紙された記録紙A1は、後処理装置4内へと送られ、排紙センサ29によって検出され、その後、搬送ローラ19、20、21を通って集積部12に搬送される。ここで、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2を挿入するように設定されているため、後処理装置4は、記録紙A1を排紙センサ29によって検出し、該用紙が識別シートではないことが確認されると、所定時間(L2)遅延した後、シート挿入手段15の収納部に収納されている挿入紙A2を用紙給紙ローラ22によって送出し、搬送ローラ23、20、21によって記録紙A1が積載されている集積部12に搬送する。
【0076】
なお、この所定時間L2は、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2を挿入可能な時間に設定されている。そして、挿入紙A2の後端が用紙センサ30を抜けた後の時点で、挿入紙A2に続く用紙Kの有無及び種類が確認され、挿入紙A4が待機していることを画像形成装置3へと出力し、画像形成装置3は処理シーケンスが正常であるか否かを確認する。また、集積部12に搬送された挿入紙A2は規制板によって整合される。
【0077】
一方、1頁目の記録紙A1を給紙した後、トレイ8aから2頁目の記録紙A3を給紙するが、記録紙A1と記録紙A3との間に挿入紙A2を挿入するため、前述したように、2頁目の記録紙A3の給紙を遅延させている。そして、後処理装置3から出力紙の停止要求が出されていないことを確認した後、遅延されて給紙された2頁目の記録紙A3は、同様に画像形成手段7の前で一旦停止した後、再搬送され、トナー画像の転写、定着がなされて画像形成装置3から排紙され、搬送ローラ19、20、21によって記録紙A1、挿入紙A2が積載されている集積部12へ搬送され、規制板によって整合される。
【0078】
その後、排紙された記録紙A3は、後処理装置4内へと送られ、排紙センサ29によって検出され、搬送ローラ19、20、21を通って集積部12に搬送される。ここで、本実施形態では記録紙A3の後に挿入紙A4を挿入するように設定されているため、後処理装置4は、記録紙A3が排紙センサ29によって検出されると、所定時間(L2)遅延した後、シート挿入手段15の収納部に収納されている挿入紙A4を用紙給紙ローラ22によって送出し、搬送ローラ23、20、21によって記録紙A1、挿入紙A2、記録紙A3が積載されている集積部12に搬送する。
【0079】
その際、挿入紙A4の後端が用紙センサ30を抜けた後の時点で、挿入紙A4に続く用紙Kの有無及び種類が確認され、この場合は識別シートが待機していることを画像形成装置3へと出力する。画像形成装置3又は後処理装置4では、識別シートが検出されるタイミングが予め設定された処理シーケンスに合致しているか否かを判断し、合致している場合には処理を続行し、合致していない場合には処理を中断(具体的には、画像形成装置3の排紙を中断し、後処理装置4を停止)する。
【0080】
その後、識別シートを用紙給紙ローラ22によって送出し、排紙皿に排紙する。なお、識別シートは後処理を施した束と同じ排紙皿に排出しても異なる排紙皿に排出してもよい。識別シートを後処理を施した束に含めない場合には、第2の切替手段28によりステープル手段17側と異なる搬送経路、この場合はシフト手段16側に搬送して昇降排紙皿13に排出する。このような動作を繰り返すことによって、識別シートが所定のタイミングで検出される限りにおいて、2部目(B1〜B4)以降の処理が次々に行われ、所望の位置に用紙Kを挿入する処理を確実に行うことができる。
【0081】
このように、用紙センサ30を備えたシート挿入手段15と所定の識別シートとを用い、後処理を行う用紙の束の間に所定の識別シートを挿入し、用紙センサ30で識別シートを判別して処理シーケンスを確認して、識別シートの検出タイミングと処理シーケンスが合致しない場合に後処理装置を停止させることにより、誤挿入を素早く検出し、大量のミスコピー/プリントを未然に防ぐことができる。
【0082】
なお、上記実施の形態では、用紙センサ30をシート挿入手段15の収納部の後端側に設け、用紙Kが静止している状態で検出する例について記載したが、識別シートに印刷した所定のパターンを検出する場合には、用紙Kが移動している状態で検出した方が検出が容易な場合もある。その場合は、用紙センサ30を搬送経路の途中に設置すればよい。
【0083】
また、上記実施形態では、用紙センサ30は挿入される用紙Kが通常の挿入紙であるか識別シートであるかだけを判断する場合について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、識別シートに画像形成システムで行う処理の内容を含むバーパターンを書き込んでおき、用紙センサ30でバーパターンを読み取り、画像形成システム全体又はその一部を制御する構成とすることもできる。このように識別シートに処理の内容を記録することにより、繰り返して同じ処理が行われる場合に、その度に制御手段に処理内容を入力する手間を省くことができ、利便性を向上させることができる。
【0084】
また、上記説明では、識別シートは仕切りの確認のために用い、後処理を施す用紙の束には含めない構成としたが、識別シートを挿入紙として用いてもよく、その場合は、束の最終ページに相当する挿入紙(例えば、図5のA4)の一部に用紙センサ30で識別可能な反射部材やバーパターンを配設する構成とすればよい。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシート挿入装置及びシート挿入方法並びに該シート挿入装置を備えた後処理装置、画像形成システムとその制御方法によれば、後処理を行う用紙の束の間に所定の識別シートを挿入し、シート挿入手段に設けた用紙センサで識別シートを判別して処理シーケンスを確認することにより、誤挿入を素早く検出し、大量のミスコピー/プリントを未然に防ぐことができる。
【0086】
また、識別シートに所定の情報を記録したパターンを書き込み、用紙センサで該情報を読み取って、画像形成システム全体又はその一部の処理を実行することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るシート挿入手段を含む画像形成システムの全体構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る後処理装置における記録紙及び用紙の搬送経路を示す図である。
【図3】(a)は本発明の一実施の形態に係る後処理装置内の記録紙、用紙の搬送経路及びセンサ取り付け位置を示す図であり、(b)はシート挿入手段の機能を示す図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る識別シートの具体例を示す図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係るシート挿入手段により記録紙及び用紙から束を形成する様子を示す図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る後処理装置の処理手順を示すフローチャート図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の処理手順を示すフローチャート図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る画像形成システムにおける搬送のタイミングを示すタイミングチャート図である。
【図9】従来のシート挿入手段により記録紙及び用紙から束を形成する様子を示す図である。
【図10】従来の画像形成システムにおける搬送のタイミングを示すタイミングチャート図である。
【図11】従来のシート挿入手段により記録紙及び用紙から束を形成する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成システム
2 自動原稿送り装置
3 画像形成装置
4 後処理装置
5 画像読み取り手段
5a CCDイメージセンサ
6 画像処理手段
7 画像形成手段
7a 画像書き込み部
7b 画像形成部
7c 定着部
7d 感光体ドラム
8 記録紙収納手段
8a トレイ
8b、8c 大容量トレイ
8d 手差しトレイ
9 給紙手段
10 反転・排紙手段
10a 排紙ローラ
10b 反転部
10c 切替部
10d 搬送部
11 本体排紙皿
12 集積部
13 昇降排紙皿
14 固定排紙皿
15 用紙収納手段
15a 制御手段
15b ローラ駆動手段
15c 用紙給紙ローラ又は搬送ローラ
15d 入力手段
15e 判断手段
15f 出力手段
15g 設定手段
16 シフト手段
17 ステープル手段
17a、17b ストッパ
18 中折り手段
18a ストッパ
18b 突き出し部
18c ベルト/ローラ
20、21、23 搬送ローラ
22 用紙給紙ローラ
24 本体排紙ローラ
25 昇降排紙ローラ
26 固定排紙ローラ
27 第1の切替部
28 第2の切替部
29 排紙センサ
30 用紙センサ
31 識別シート
32 反射部材
33 バーパターン
34 突起
35 貫通孔

Claims (19)

  1. 画像形成装置より排出される複数の記録紙の所定のページに、予め定められたシーケンスに従って挿入紙を挿入し、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される束を繰り返し作成するシート挿入装置において、
    前記シート挿入装置内の前記挿入紙及び識別紙の搬送経路上に、該搬送経路上の用紙の種別を検出する検出手段を備え、該検出手段により、前記用紙が、前記記録紙に挿入される挿入紙であるか、又は、前記束の間を仕切る所定の識別紙であるかが判断されるとともに、
    前記シート挿入装置は制御手段を備え、該制御手段により、前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記挿入紙を前記記録紙の所定のページに挿入する処理が行われ、前記用紙が前記識別紙と判断された場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかが判断され、
    前記用紙が前記識別紙と判断された場合であって、前記識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致しないと判断された場合に、前記制御手段によって、前記シート挿入装置を停止する制御が行われることを特徴とするシート挿入装置。
  2. 前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記制御手段によって、前記画像形成装置からの前記記録紙の排出を、前記記録紙の間に前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ遅延させる制御が行われることを特徴とする請求項1記載のシート挿入装置。
  3. 前記検出手段は、前記用紙からの光の強度、波長、又は、強度の変化のいずれか一を検出する機能を有し、該機能により前記用紙の種別を判断することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のシート挿入装置。
  4. 前記識別紙が、白紙、光沢紙、前記検出手段で識別可能な所定の色を有する用紙、又は、所定のパターンが印刷されている用紙のいずれか一により構成されることを特徴とする請求項記載のシート挿入装置。
  5. 前記所定のパターンがバーコードからなり、該バーコードに記録されている情報が前記検出手段により読み取られることを特徴とする請求項記載のシート挿入装置。
  6. 前記制御手段により、前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と共に同一の排紙部に排出する制御が行われることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のシート挿入装置。
  7. 前記制御手段により、前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と異なる排出部に分別して排出する制御が行われることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のシート挿入装置。
  8. ステープル手段、中折り手段、又はシフト手段の少なくとも一の手段を有する後処理装置であって、請求項1乃至のいずれか一に記載のシート挿入装置を含むことを特徴とする後処理装置。
  9. 画像形成装置と、請求項8記載の後処理装置とを含む画像形成システムであって、前記検出手段により、前記用紙が前記挿入紙と判断された場合には、前記画像形成装置では、前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ、前記記録紙の排出を遅延する処理が行われ、前記用紙が前記識別紙と判断された場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかを判断し、合致しない場合は、前記記録紙の排出を中断する処理が行われることを特徴とする画像形成システム。
  10. 画像形成装置より排出される複数の記録紙の所定のページに、予め定められたシーケンスに従って挿入紙を挿入し、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される束を繰り返し作成するシート挿入方法において、シート挿入装置内の前記挿入紙及び識別紙の搬送経路上に、該搬送経路上の用紙の種別を検出する検出手段を備え、該検出手段により、前記用紙が、前記記録紙に挿入される前記挿入紙であるか、又は、前記束の間を仕切る所定の前記識別紙であるかを判断するステップ及び、前記用紙を前記挿入紙と判断した場合には、前記挿入紙を前記記録紙の所定のページに挿入し、前記用紙を前記識別紙と判断した場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかを判断するステップを有し、
    前記用紙を前記識別紙と判断した場合であって、前記識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致しないと判断した場合に、前記シート挿入装置を停止することを特徴とするシート挿入方法。
  11. 前記用紙を前記挿入紙と判断した場合には、前記画像形成装置に対して前記記録紙の排出を所定の時間だけ遅延する指示を送出することを特徴とする請求項1記載のシート挿入方法。
  12. 前記用紙を、前記記録紙が先頭ページから出力される場合は、ページ順の小さい挿入紙が上になるように積載し、前記記録紙が最終ページから出力される場合は、ページ順の大きい挿入紙が上になるように積載することを特徴とする請求項10乃至11のいずれか一に記載のシート挿入方法。
  13. 前記検出手段として、前記用紙からの光の強度、波長、又は、強度の変化のいずれか一を検出するセンサを用い、該センサにより前記用紙の種別を判断することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一に記載のシート挿入方法。
  14. 前記識別紙として、白紙、光沢紙、前記検出手段で識別可能な所定の色を有する用紙、又は、所定のパターンが印刷されている用紙のいずれか一を用いることを特徴とする請求項1記載のシート挿入方法。
  15. 前記所定のパターンがバーコードからなり、該バーコードに記録されている情報を前記検出手段により読み取り、該情報を参照して挿入処理を制御することを特徴とする請求項1記載のシート挿入方法。
  16. 前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と共に同一の排紙部に排出することを特徴とする請求項10乃至15のいずれか一に記載のシート挿入方法。
  17. 前記識別紙を、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束と異なる排出部に分別して排出することを特徴とする請求項10乃至16のいずれか一に記載のシート挿入方法。
  18. 請求項10乃至17のいずれか一に記載のシート挿入方法を用いて形成した前記記録紙と前記挿入紙とをシフト処理、又は、前記記録紙と前記挿入紙とで構成される前記束に対して、ステープル処理又は中折り処理の少なくとも一の処理を施すことを特徴とする後処理方法。
  19. 画像形成装置と、請求項1記載の後処理を行う後処理装置とを含む画像形成システムにおける制御方法であって、前記検出手段により、前記用紙を前記挿入紙と判断した場合には、前記画像形成装置において、前記挿入紙を挿入可能な所定の時間だけ、前記記録紙の排出を遅延する処理を行い、前記用紙を前記識別紙と判断した場合には、該識別紙が検出されるタイミングが前記シーケンスと合致するかを判断し、合致しない場合は、前記記録紙の排出を中断する処理を行うことを特徴とする画像形成システムにおける制御方法。
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