JPH05206672A - プリント配線板のシールド板取付構造 - Google Patents
プリント配線板のシールド板取付構造Info
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- JPH05206672A JPH05206672A JP1041892A JP1041892A JPH05206672A JP H05206672 A JPH05206672 A JP H05206672A JP 1041892 A JP1041892 A JP 1041892A JP 1041892 A JP1041892 A JP 1041892A JP H05206672 A JPH05206672 A JP H05206672A
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- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/325—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】プリント配線板の表裏に２枚のシールド板をそ
れぞれ対称的に取付ける場合、そのシールド板の取付け
および取外しを容易にし、しかもシールド板をプリント
配線板に取付けたとき両者の接触を良くして接地を安定
化する。 【構成】プリント配線板１の表面側に取付けるシールド
板２の取付片３Ａの挿通孔５Ａとプリント配線板１の挿
通孔５Ａを貫通したねじ４の先端を裏面側に取付けるシ
ールド板２の取付片３Ａに設けた雌ねじ部８に螺合させ
ねじ４を締付けて固定する。
れぞれ対称的に取付ける場合、そのシールド板の取付け
および取外しを容易にし、しかもシールド板をプリント
配線板に取付けたとき両者の接触を良くして接地を安定
化する。 【構成】プリント配線板１の表面側に取付けるシールド
板２の取付片３Ａの挿通孔５Ａとプリント配線板１の挿
通孔５Ａを貫通したねじ４の先端を裏面側に取付けるシ
ールド板２の取付片３Ａに設けた雌ねじ部８に螺合させ
ねじ４を締付けて固定する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、両面に導体パターン
を有するプリント配線板のそれぞれの面にシールド板を
対称的に取付けるシールド板取付構造に関する。
を有するプリント配線板のそれぞれの面にシールド板を
対称的に取付けるシールド板取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１４はプリント配線板１の両面を２枚
のシールド板２で挟持し、このシールド板２の両端を折
曲げて断面形状を逆Ｌ字形，Ｌ字形とした取付片３Ａ，
３Ｂをプリント配線板１に取付けた状態の側面図であ
る。この場合のシールド板２は板厚0.５mmないし1.０mm
の金属板で、プリント配線板１の厚さは約1.６mm程度で
ある。図１５は図１４のＰ矢視平面図、図１６は図１５
の正面図、図１７は図１６の側面図であって、図１４と
同一符号で示すものは同一部品である。このシールド板
２の取付片３Ａ，３Ｂとプリント配線板１にはねじ４が
挿通し得る挿通孔５Ａ，５Ｂが設けられ、また挿通孔５
Ｂを囲んでプリント配線板１の表面および裏面に導体パ
ターン（パッド）６が形成されている。この導体パター
ン６はプリント配線板上の図示せぬ接地回路に接続され
ている。シールド板２をプリント配線板１に取付けると
きは、プリント配線板１の表裏面の導体パターン６にシ
ールド板取付片３Ａを接触させ、ねじ４を挿通孔５Ａ，
５Ｂ，５Ａに挿込みねじ４の先端にナットを螺合し締付
けて固定する。
のシールド板２で挟持し、このシールド板２の両端を折
曲げて断面形状を逆Ｌ字形，Ｌ字形とした取付片３Ａ，
３Ｂをプリント配線板１に取付けた状態の側面図であ
る。この場合のシールド板２は板厚0.５mmないし1.０mm
の金属板で、プリント配線板１の厚さは約1.６mm程度で
ある。図１５は図１４のＰ矢視平面図、図１６は図１５
の正面図、図１７は図１６の側面図であって、図１４と
同一符号で示すものは同一部品である。このシールド板
２の取付片３Ａ，３Ｂとプリント配線板１にはねじ４が
挿通し得る挿通孔５Ａ，５Ｂが設けられ、また挿通孔５
Ｂを囲んでプリント配線板１の表面および裏面に導体パ
ターン（パッド）６が形成されている。この導体パター
ン６はプリント配線板上の図示せぬ接地回路に接続され
ている。シールド板２をプリント配線板１に取付けると
きは、プリント配線板１の表裏面の導体パターン６にシ
ールド板取付片３Ａを接触させ、ねじ４を挿通孔５Ａ，
５Ｂ，５Ａに挿込みねじ４の先端にナットを螺合し締付
けて固定する。
【０００３】図１８は図１４とは異なる従来例を示す側
面図で、プリント配線板１１の表裏面を２枚のシールド
板１２で挟み、その両端を延長して９０度折曲げて形成
した取付片１３の先端をプリント配線板１１に設けられ
たスルーホール１４に差込み半田１５により接続した状
態を示す。図１９は図１８のＱ矢視平面図、図２０は図
１９の正面図、図２１は図２０の側面図であって、図１
８と同一符号で示すものは同一部品である。このシール
ド板１２の取付片１３は端部に細長部１３Ａを形成し、
この細長部１３Ａをプリント配線板１１に設けられたス
ルーホール１４に差込んで仮取付けし、このスルーホー
ル１４と取付片１３，細長部１３Ａを半田１５で溶着し
て固定する。このスルーホール１４はプリント配線板１
１上の図示せぬ接地回路に接続されている。
面図で、プリント配線板１１の表裏面を２枚のシールド
板１２で挟み、その両端を延長して９０度折曲げて形成
した取付片１３の先端をプリント配線板１１に設けられ
たスルーホール１４に差込み半田１５により接続した状
態を示す。図１９は図１８のＱ矢視平面図、図２０は図
１９の正面図、図２１は図２０の側面図であって、図１
８と同一符号で示すものは同一部品である。このシール
ド板１２の取付片１３は端部に細長部１３Ａを形成し、
この細長部１３Ａをプリント配線板１１に設けられたス
ルーホール１４に差込んで仮取付けし、このスルーホー
ル１４と取付片１３，細長部１３Ａを半田１５で溶着し
て固定する。このスルーホール１４はプリント配線板１
１上の図示せぬ接地回路に接続されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このようなシールド板
取付構造は取付け、取外しの際の作業が厄介で工数が多
くかかるという問題がある。すなわち、ねじとナットで
締付ける構造では取付け、取外し時にナットが空回りす
るのでこれを防ぐため小さなナットを何らかの方法で保
持しなくてはならないという煩わしさがあり、取付片の
細長部をスルーホールに差し込んで半田付けする構造で
は取付け時の半田付け作業，取外し時の半田を融かす作
業は何ずれも狭い場所で行われるので困難である。また
取付片が幅広の場合、ねじとナットで一個所のみを締付
けるのは取付片と導体パターンとの接触が悪くなりシー
ルド板の接地が不安定になるという問題がある。なお取
付片と導体パターンとの接触を良くするためには複数箇
所でねじとナットにより締付ける構造もあるが、この構
造は工数が多くかかり作業も困難であるので好ましくな
い。
取付構造は取付け、取外しの際の作業が厄介で工数が多
くかかるという問題がある。すなわち、ねじとナットで
締付ける構造では取付け、取外し時にナットが空回りす
るのでこれを防ぐため小さなナットを何らかの方法で保
持しなくてはならないという煩わしさがあり、取付片の
細長部をスルーホールに差し込んで半田付けする構造で
は取付け時の半田付け作業，取外し時の半田を融かす作
業は何ずれも狭い場所で行われるので困難である。また
取付片が幅広の場合、ねじとナットで一個所のみを締付
けるのは取付片と導体パターンとの接触が悪くなりシー
ルド板の接地が不安定になるという問題がある。なお取
付片と導体パターンとの接触を良くするためには複数箇
所でねじとナットにより締付ける構造もあるが、この構
造は工数が多くかかり作業も困難であるので好ましくな
い。
【０００５】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
プリント配線板にシールド板を取付けおよび取外すとき
の作業が容易で工数が少なくて済むシールド板取付構造
を、さらにこのようなシールド板取付構造において接地
が確実に行なえるものを提供することにある。
プリント配線板にシールド板を取付けおよび取外すとき
の作業が容易で工数が少なくて済むシールド板取付構造
を、さらにこのようなシールド板取付構造において接地
が確実に行なえるものを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、平面
状の金属板よりなり、その両端にそれぞれ断面形状をＬ
字形，逆Ｌ字形に折曲げて形成した取付片を備えた２枚
のシールド板をプリント配線板の表面および裏面にそれ
ぞれ対称的に取付ける構造であって、プリント配線板の
一方の面に取付けられるシールド板の取付片には挿通孔
を、他方の面に取付けられるシールド板の取付片には雌
ねじ部を形成し、前記挿通孔とプリント配線板に設けた
貫通孔を貫通するねじを前記雌ねじ孔に螺合させて締付
け固定するものとする。さらにかかる構造において、プ
リント配線板の他方の面に取付けられるシールド板の取
付片に形成される雌ねじ部は、前記取付片にバーリング
加工し、この部分にタップ立てして形成したものであ
る。
状の金属板よりなり、その両端にそれぞれ断面形状をＬ
字形，逆Ｌ字形に折曲げて形成した取付片を備えた２枚
のシールド板をプリント配線板の表面および裏面にそれ
ぞれ対称的に取付ける構造であって、プリント配線板の
一方の面に取付けられるシールド板の取付片には挿通孔
を、他方の面に取付けられるシールド板の取付片には雌
ねじ部を形成し、前記挿通孔とプリント配線板に設けた
貫通孔を貫通するねじを前記雌ねじ孔に螺合させて締付
け固定するものとする。さらにかかる構造において、プ
リント配線板の他方の面に取付けられるシールド板の取
付片に形成される雌ねじ部は、前記取付片にバーリング
加工し、この部分にタップ立てして形成したものであ
る。
【０００７】また、前記の構成において取付片の肉厚が
充分な場合には、ねじに代わってドリルねじを使用す
る。さらにまた、シールド板の取付けの際に接地が問題
となる場合には、丸フランジ付ねじと角フランジ付ナッ
トとによりシールド板を締付け固定する。あるいはま
た、プリント配線板にスルーホールを形成し、このスル
ーホールにそれぞれ両面側からタブ端子を挿入し半田付
けにより固定し、このタブ端子にシールド板取付片の先
端を差し込んで固定する。
充分な場合には、ねじに代わってドリルねじを使用す
る。さらにまた、シールド板の取付けの際に接地が問題
となる場合には、丸フランジ付ねじと角フランジ付ナッ
トとによりシールド板を締付け固定する。あるいはま
た、プリント配線板にスルーホールを形成し、このスル
ーホールにそれぞれ両面側からタブ端子を挿入し半田付
けにより固定し、このタブ端子にシールド板取付片の先
端を差し込んで固定する。
【０００８】
【作用】この発明の構成によれば、ナットを用いないで
ねじもしくはドリルねじを用いて、これを締付け固定す
ることによりシールド板の取付け取外しは極めて容易と
なり工数も少なくなる。また、丸フランジ付ねじと角フ
ランジ付ナットを用いることによりシールド板取付片の
幅寸法が広い場合には締付け個所を一個所だけとしても
取付片と導体パターンとの接触面積が大きくなり接地が
確実に行える。さらにまた、プリント配線板にスルーホ
ールを形成し、このスルーホールに予めタブ端子を挿込
んで半田付けし、このタブ端子にシールド板取付片の先
端を差し込むことにより半田付け作業は容易となり、シ
ールド板の取付け，取外しも極めて容易となり工数は少
なくなる。
ねじもしくはドリルねじを用いて、これを締付け固定す
ることによりシールド板の取付け取外しは極めて容易と
なり工数も少なくなる。また、丸フランジ付ねじと角フ
ランジ付ナットを用いることによりシールド板取付片の
幅寸法が広い場合には締付け個所を一個所だけとしても
取付片と導体パターンとの接触面積が大きくなり接地が
確実に行える。さらにまた、プリント配線板にスルーホ
ールを形成し、このスルーホールに予めタブ端子を挿込
んで半田付けし、このタブ端子にシールド板取付片の先
端を差し込むことにより半田付け作業は容易となり、シ
ールド板の取付け，取外しも極めて容易となり工数は少
なくなる。
【０００９】
【実施例】図１はこの発明の一実施例を示す平面図、図
２は図１の正面図、図３は図２の側面図で、図１５ない
し図１７と同一符号で示すものは同一部品である。この
実施例が従来例と異なる点はねじ４のねじ止め用として
ナットを使用しない点である。すなわちナットに代わる
ものとして裏面側のシールド板２の取付片３Ａに設けら
れるねじ挿通孔の内径をねじ４のねじ外径よりやや小さ
くし、この部分をバーリング加工しタップ立てして雌ね
じ部８を形成したもので、挿通孔５Ｂを貫通したねじ４
の先端を雌ねじ部８に螺合させ、ねじ４を締付けること
によりシールド板２を固定する。この取付構造はシール
ド板２の取付け、取外し時にはねじ４の締付け，緩め作
業を行うのみで容易であり工数も少ない。この取付構造
はシールド板４，取付片３Ａの板厚が比較的薄くてねじ
切りができない場合に適用されるもので、挿通孔の内径
部を内側に絞り込んでバーリング形状とすることにより
板厚を疑似的に厚くしてねじ切りが可能のようにするも
のである。シールド板４，取付片３Ａの板厚が比較的厚
くてねじ切りが可能な場合には次に示す第２の実施例が
採られる。
２は図１の正面図、図３は図２の側面図で、図１５ない
し図１７と同一符号で示すものは同一部品である。この
実施例が従来例と異なる点はねじ４のねじ止め用として
ナットを使用しない点である。すなわちナットに代わる
ものとして裏面側のシールド板２の取付片３Ａに設けら
れるねじ挿通孔の内径をねじ４のねじ外径よりやや小さ
くし、この部分をバーリング加工しタップ立てして雌ね
じ部８を形成したもので、挿通孔５Ｂを貫通したねじ４
の先端を雌ねじ部８に螺合させ、ねじ４を締付けること
によりシールド板２を固定する。この取付構造はシール
ド板２の取付け、取外し時にはねじ４の締付け，緩め作
業を行うのみで容易であり工数も少ない。この取付構造
はシールド板４，取付片３Ａの板厚が比較的薄くてねじ
切りができない場合に適用されるもので、挿通孔の内径
部を内側に絞り込んでバーリング形状とすることにより
板厚を疑似的に厚くしてねじ切りが可能のようにするも
のである。シールド板４，取付片３Ａの板厚が比較的厚
くてねじ切りが可能な場合には次に示す第２の実施例が
採られる。
【００１０】図４はこの発明の第２の実施例を示す平面
図、図５は図４の正面図、図６は図５の側面図で、図１
ないし図３と同一符号で示すものは同一部品である。こ
の実施例が第１の実施例と異なる点は家電製品の板金部
分の締付け用として広く採用されているドリルねじ４Ａ
を用いた点である。すなわちシールド板２，取付片３Ａ
の板厚が比較的に厚い場合は取付片３Ａの挿通孔に直接
ねじ切りが行なえるので、挿通孔の内径をドリルねじ４
Ａのねじ外径よりやや小さい寸法とし、表面側シールド
板２の取付片３Ａの挿通孔５Ａとプリント配線板１の挿
通孔５Ｂを貫通したドリルねじ４Ａの先端を前記挿通孔
（内径寸法がドリルねじのねじ外径寸法より小）に差し
込み、ドリルねじ４Ａをねじ込むことによりドリルねじ
４Ａの先端でねじきり行いながらねじ締めされる。なお
このドリルねじ４Ａは第１の実施例におけるねじの代わ
りに使用することもできる。この場合にはねじ挿通孔の
内径をねじ外径よりやや小さい寸法とし、この内径部を
内側に絞り込むだけでよく、タップ立ては必要としな
い。
図、図５は図４の正面図、図６は図５の側面図で、図１
ないし図３と同一符号で示すものは同一部品である。こ
の実施例が第１の実施例と異なる点は家電製品の板金部
分の締付け用として広く採用されているドリルねじ４Ａ
を用いた点である。すなわちシールド板２，取付片３Ａ
の板厚が比較的に厚い場合は取付片３Ａの挿通孔に直接
ねじ切りが行なえるので、挿通孔の内径をドリルねじ４
Ａのねじ外径よりやや小さい寸法とし、表面側シールド
板２の取付片３Ａの挿通孔５Ａとプリント配線板１の挿
通孔５Ｂを貫通したドリルねじ４Ａの先端を前記挿通孔
（内径寸法がドリルねじのねじ外径寸法より小）に差し
込み、ドリルねじ４Ａをねじ込むことによりドリルねじ
４Ａの先端でねじきり行いながらねじ締めされる。なお
このドリルねじ４Ａは第１の実施例におけるねじの代わ
りに使用することもできる。この場合にはねじ挿通孔の
内径をねじ外径よりやや小さい寸法とし、この内径部を
内側に絞り込むだけでよく、タップ立ては必要としな
い。
【００１１】図７はこの発明の第３の実施例を示す平面
図、図８はその下面図、図９は図７，図８の正面図、図
１０は図９の側面図で、図１５ないし図１９と同一符号
で示すものは同一部品である。この実施例が従来例と異
なる点は丸フランジ付ねじ４Ｂと角フランジ付ナット７
Ａを使用した点で、主として取付片３Ａが幅広の場合に
適用される。すなわち取付片３Ａ の幅寸法Ｄが広い場
合（さらに長さ寸法ｄも長い場合）には従来のねじ、ナ
ットで一個所を締付けると、取付片３Ａと導体パターン
６との密着面積が少なくなり（取付片３Ａの板厚が薄い
場合特に顕著である−ねじ、ナットの締付けにより取付
片３Ａがまくれるから）、接地が不安定となる。そのた
め従来のねじと丸平座金を一体とした丸フランジ付ねじ
４Ｂを使用し、従来のナットと角平座金を一体とした角
フランジ付ナット７Ａを使用した。この場合ねじ側は回
動するので丸平座金を用い、ナット側は常時静止してい
るのでねじの締め込み時、緩め時の回り止めとして角平
座金を用いた。この丸フランジ付ねじ４Ｂと角フランジ
付ナット７Ａを使用して取付片３Ａを締付けるとその締
付け力は取付片３Ａと導体パターン６のほぼ全域にわた
って分散され、締付け後取付片３Ａと導体パターン６の
密着面積が多くなり接地が安定する。
図、図８はその下面図、図９は図７，図８の正面図、図
１０は図９の側面図で、図１５ないし図１９と同一符号
で示すものは同一部品である。この実施例が従来例と異
なる点は丸フランジ付ねじ４Ｂと角フランジ付ナット７
Ａを使用した点で、主として取付片３Ａが幅広の場合に
適用される。すなわち取付片３Ａ の幅寸法Ｄが広い場
合（さらに長さ寸法ｄも長い場合）には従来のねじ、ナ
ットで一個所を締付けると、取付片３Ａと導体パターン
６との密着面積が少なくなり（取付片３Ａの板厚が薄い
場合特に顕著である−ねじ、ナットの締付けにより取付
片３Ａがまくれるから）、接地が不安定となる。そのた
め従来のねじと丸平座金を一体とした丸フランジ付ねじ
４Ｂを使用し、従来のナットと角平座金を一体とした角
フランジ付ナット７Ａを使用した。この場合ねじ側は回
動するので丸平座金を用い、ナット側は常時静止してい
るのでねじの締め込み時、緩め時の回り止めとして角平
座金を用いた。この丸フランジ付ねじ４Ｂと角フランジ
付ナット７Ａを使用して取付片３Ａを締付けるとその締
付け力は取付片３Ａと導体パターン６のほぼ全域にわた
って分散され、締付け後取付片３Ａと導体パターン６の
密着面積が多くなり接地が安定する。
【００１２】図１１はこの発明の第４の実施例を示す平
面図、図１２は図１１の正面図、図１３は図１２の側面
図で、図１９ないし図２１と同一符号で示すものは同一
部品である。この実施例が従来例と異なる点は取付片１
３を接続するためにタブ端子を用いた点である。すなわ
ちこのタブ端子１６をコネクタとして使用するもので、
予めその先端をプリント配線板１１のスルーホール１４
にさし込み半田１５により溶着して固定する。この場合
の半田付け作業は周辺に邪魔物がないので極めて容易で
ある。スルーホール１４に半田付け固定されたタブ端子
１６の導体接続側１６Ａにシールド板１２の取付片１３
の先端を挿込めばシールド板１２は取付けられる。この
場合タブ端子１６の導体接続側１６Ａとシールド板１２
の取付片１３とは密着しているのでシールド板１２の接
地は確実に行われ、しかも取付片１３の挿入、抜取りは
簡単であるのでシールド板１２の取付け、取外しは容易
であり工数も少ない。
面図、図１２は図１１の正面図、図１３は図１２の側面
図で、図１９ないし図２１と同一符号で示すものは同一
部品である。この実施例が従来例と異なる点は取付片１
３を接続するためにタブ端子を用いた点である。すなわ
ちこのタブ端子１６をコネクタとして使用するもので、
予めその先端をプリント配線板１１のスルーホール１４
にさし込み半田１５により溶着して固定する。この場合
の半田付け作業は周辺に邪魔物がないので極めて容易で
ある。スルーホール１４に半田付け固定されたタブ端子
１６の導体接続側１６Ａにシールド板１２の取付片１３
の先端を挿込めばシールド板１２は取付けられる。この
場合タブ端子１６の導体接続側１６Ａとシールド板１２
の取付片１３とは密着しているのでシールド板１２の接
地は確実に行われ、しかも取付片１３の挿入、抜取りは
簡単であるのでシールド板１２の取付け、取外しは容易
であり工数も少ない。
【００１３】
【発明の効果】この発明によればナットを用いずにねじ
を締付けるようにしたので、シールド板の取付け、取外
しが容易となり、工数も削減される。しかも比較的板厚
の薄いシールド板から比較的板厚の厚いシールド板まで
適用できる。また、シールド板の接地が問題となる場合
には、丸フランジ付ねじおよび角フランジ付ナットを使
用することによりシールド板の面積が大きい場合でも唯
一個所のみ締付けても取付片と導体パターンとの密着面
積が広くなりシールド板の接地が安定する。さらにタブ
端子をスルーホールに予め半田付けし、コネクタとして
使用することによりシールド板の取付け、取外しが容易
となりかつ接地も安定する。
を締付けるようにしたので、シールド板の取付け、取外
しが容易となり、工数も削減される。しかも比較的板厚
の薄いシールド板から比較的板厚の厚いシールド板まで
適用できる。また、シールド板の接地が問題となる場合
には、丸フランジ付ねじおよび角フランジ付ナットを使
用することによりシールド板の面積が大きい場合でも唯
一個所のみ締付けても取付片と導体パターンとの密着面
積が広くなりシールド板の接地が安定する。さらにタブ
端子をスルーホールに予め半田付けし、コネクタとして
使用することによりシールド板の取付け、取外しが容易
となりかつ接地も安定する。
【図１】この発明の実施例を示す平面図
【図２】図１の正面図
【図３】図２の側面図
【図４】この発明の第２の実施例を示す平面図
【図５】図４の正面図
【図６】図５の側面図
【図７】この発明の第３の実施例を示す平面図
【図８】この発明の第３の実施例を示す下面図
【図９】図７，図８の正面図
【図１０】図９の側面図
【図１１】この発明の第４の実施例を示す平面図
【図１２】図１１の正面図
【図１３】図１２の側面図
【図１４】従来の実施例を示すシールド板とプリント配
線板の側面図
線板の側面図
【図１５】図１４のＰ矢視平面図
【図１６】図１５の側面図
【図１７】図１６の側面図
【図１８】従来の異なる実施例を示すシールド板とプリ
ント配線板の側面図
ント配線板の側面図
【図１９】図１８のＱ矢視平面図
【図２０】図１９の正面図
【図２１】図２０の側面図
１ プリント配線板 ２ シールド板 ３Ａ 取付片 ４ ねじ ４Ａ ドリルねじ ４Ｂ 丸フランジ付ねじ ５Ａ 挿通孔 ５Ｂ 挿通孔 ６ 導体パターン ７Ａ 角フランジ付ナット ８ 雌ねじ部 ９ ドリル孔 １１ プリント配線板 １２ シールド板 １３ 取付片 １４ スルーホール １５ 半田 １６ タブ端子
Claims (5)
- 【請求項１】平面状の金属板よりなり、その両端にそれ
ぞれ断面形状をＬ字形，逆Ｌ字形に折曲げて形成した取
付片を備えた２枚のシールド板をプリント配線板の表面
および裏面にそれぞれ対称的に取付ける構造であって、
プリント配線板の一方の面に取付けられるシールド板の
取付片には挿通孔を、他方の面に取付けられるシールド
板の取付片には雌ねじ部を形成し、前記挿通孔とプリン
ト配線板に設けた貫通孔を貫通するねじを前記雌ねじ孔
に螺合させて締付け固定したことを特徴とするプリント
配線板のシールド板取付構造。 - 【請求項２】請求項１記載のものにおいて、プリント配
線板の他方の面に取付けられるシールド板の取付片に形
成される雌ねじ部は、前記取付片にバーリング加工し、
この部分にタップ立てして形成したことを特徴とするプ
リント配線板のシールド板取付構造。 - 【請求項３】平面状の金属板よりなり、その両端にそれ
ぞれ断面形状をＬ字形，逆Ｌ字形に折曲げて形成した取
付片を備えた２枚のシールド板をプリント配線板の表面
および裏面にそれぞれ対称的に取付ける構造であって、
プリント配線板の一方の面に取付けられるシールド板の
取付片には挿通孔を、他方の面に取付けられるシールド
板の取付片には前記挿通孔より内径の小さいドリル孔を
形成し、前記貫通孔とプリント配線板に設けた貫通孔を
貫通するドリルねじを前記ドリル孔に嵌め込んで締付け
固定したことを特徴とするプリント配線板のシールド板
取付構造。 - 【請求項４】平面状の金属板よりなり、その両端にそれ
ぞれ断面形状をＬ字形，逆Ｌ字形に折曲げて形成した取
付片を備えた２枚のシールド板をプリント配線板の表面
および裏面にそれぞれ対称的に取付ける構造であって、
前記２枚のシールド板の取付片にそれぞれ挿通孔を設
け、前記挿通孔とプリント配線板に設けた貫通孔を貫通
するねじとこのねじの先端に嵌め合わされるナットとに
より前記２枚のシールド板を締め付け固定するものにお
いて、前記ねじを丸フランジ付ねじとし、前記ナットを
角フランジ付ナットとしたことを特徴とするプリント配
線板のシールド板取付構造。 - 【請求項５】平面状の金属板よりなり、その両端にそれ
ぞれ９０度折曲げて形成した取付片を備えた２枚のシー
ルド板をプリント配線板の表面および裏面にそれぞれ対
称的に取付ける構造であって、プリント配線板にスルー
ホールを形成し、このスルーホールにそれぞれ両面側か
らタブ端子を挿入し半田付けにより固定し、このタブ端
子にシールド板取付片の先端を差し込んで固定したこと
を特徴とするプリント配線板のシールド板取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1041892A JPH05206672A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | プリント配線板のシールド板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1041892A JPH05206672A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | プリント配線板のシールド板取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05206672A true JPH05206672A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11749603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1041892A Pending JPH05206672A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | プリント配線板のシールド板取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05206672A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0832269A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-02-02 | Nec Kansai Ltd | 高周波電子機器 |
| JP2011077446A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Sanyo Electric Co Ltd | シールドケース及び画像表示装置 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1041892A patent/JPH05206672A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0832269A (ja) * | 1994-07-14 | 1996-02-02 | Nec Kansai Ltd | 高周波電子機器 |
| JP2011077446A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-14 | Sanyo Electric Co Ltd | シールドケース及び画像表示装置 |
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