JPH05205253A - 回転型磁気記録媒体 - Google Patents
回転型磁気記録媒体Info
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- JPH05205253A JPH05205253A JP1214592A JP1214592A JPH05205253A JP H05205253 A JPH05205253 A JP H05205253A JP 1214592 A JP1214592 A JP 1214592A JP 1214592 A JP1214592 A JP 1214592A JP H05205253 A JPH05205253 A JP H05205253A
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- G11B5/725—Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction containing a lubricant, e.g. organic compounds
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- G11B5/7257—Perfluoropolyether lubricant
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- Y10T428/31544—Addition polymer is perhalogenated
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- Lubricants (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】長期間の回転等に起因して飛散が起こりにく
い、信頼性の高い潤滑膜を備えた回転型磁気記録媒体提
供すること。 【構成】酸性の官能基を二つ以上持つフルオロポリエ−
テルと塩基性の官能基を二つ以上持つフルオロポリエ−
テルを含む潤滑膜6が、磁気ディスクの表面に形成され
る。上記潤滑膜6は、潤滑剤分子の末端に酸性の基をも
つ潤滑剤と末端に塩基性の基をもつ潤滑剤の適度な組合
せにより、潤滑膜6が安定なネットワ−ク構造を作るた
め、磁気ディスク等の回転による遠心力により飛散しに
くい潤滑膜を形成することができる。このため、本発明
の回転型磁気記録媒体は、長期にわたって優れた信頼性
を有する。
い、信頼性の高い潤滑膜を備えた回転型磁気記録媒体提
供すること。 【構成】酸性の官能基を二つ以上持つフルオロポリエ−
テルと塩基性の官能基を二つ以上持つフルオロポリエ−
テルを含む潤滑膜6が、磁気ディスクの表面に形成され
る。上記潤滑膜6は、潤滑剤分子の末端に酸性の基をも
つ潤滑剤と末端に塩基性の基をもつ潤滑剤の適度な組合
せにより、潤滑膜6が安定なネットワ−ク構造を作るた
め、磁気ディスク等の回転による遠心力により飛散しに
くい潤滑膜を形成することができる。このため、本発明
の回転型磁気記録媒体は、長期にわたって優れた信頼性
を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク等の回転を
伴う回転型磁気記録媒体にかかわり、特に信頼性の高い
潤滑剤を備えた回転型磁気記録媒体に関する。
伴う回転型磁気記録媒体にかかわり、特に信頼性の高い
潤滑剤を備えた回転型磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に磁気ディスク等の回転型磁気記録
媒体は、種々の基板の上に磁性層および必要に応じて保
護膜を形成した構成を有している。このような磁気記録
媒体は、記録再生の際に、該磁気記録媒体表面に浮上す
る磁気ヘッドにより摩耗されたり、あるいは塵埃等を介
して摩耗される。この摩耗により、磁性層が削られ、性
能低下の原因となる。従来技術においては、この問題に
対して、磁気記録媒体表面に潤滑剤層を設け、耐摩耗性
を付与することが一般的に行なわれている。
媒体は、種々の基板の上に磁性層および必要に応じて保
護膜を形成した構成を有している。このような磁気記録
媒体は、記録再生の際に、該磁気記録媒体表面に浮上す
る磁気ヘッドにより摩耗されたり、あるいは塵埃等を介
して摩耗される。この摩耗により、磁性層が削られ、性
能低下の原因となる。従来技術においては、この問題に
対して、磁気記録媒体表面に潤滑剤層を設け、耐摩耗性
を付与することが一般的に行なわれている。
【0003】例えば、従来から潤滑剤としてペルフルオ
ロポリエ−テルを使用し、摺動特性を向上させる方法
(米国特許第3778308号、米国特許第39197
19号、米国特許第4268556号)が提案されてい
る。また、ペルフルオロポリエ−テルの末端に−CH2
OH,−COOR,−CONHR,−COOCH3等の
極性基および種々の官能基を導入することにより、潤滑
膜と磁気記録媒体表面の接着性を改良したペルフルオロ
ポリエ−テルを用いる方法(特開昭61−155345
号公報、特開昭61−113126号公報、特開昭62
−270019号公報、特開平2−101626号公
報)などが提案されている。これにより、以前よりも信
頼性の高い潤滑膜が得られるようになってきた。
ロポリエ−テルを使用し、摺動特性を向上させる方法
(米国特許第3778308号、米国特許第39197
19号、米国特許第4268556号)が提案されてい
る。また、ペルフルオロポリエ−テルの末端に−CH2
OH,−COOR,−CONHR,−COOCH3等の
極性基および種々の官能基を導入することにより、潤滑
膜と磁気記録媒体表面の接着性を改良したペルフルオロ
ポリエ−テルを用いる方法(特開昭61−155345
号公報、特開昭61−113126号公報、特開昭62
−270019号公報、特開平2−101626号公
報)などが提案されている。これにより、以前よりも信
頼性の高い潤滑膜が得られるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、磁気ディスク
等において用いられる潤滑膜は、単に潤滑特性が優れて
いれば良いという訳ではない。すなわち、磁気ディスク
等は長期間回転した状態で使用されるため、長い間には
遠心力等により潤滑剤が飛散し、潤滑膜の信頼性が損な
われるという問題が発生する。この問題を解決するため
に、粘度の高い潤滑剤を用いたり、前述のように潤滑剤
分子の末端にディスク表面と接着性の良い官能基をもつ
潤滑剤が用いられる等の改良が図られた。しかし、これ
らの潤滑剤により、ある程度性能が改善されるものの、
長期間の使用に対しては、まだ十分な性能が得られてい
ないという問題点があった。
等において用いられる潤滑膜は、単に潤滑特性が優れて
いれば良いという訳ではない。すなわち、磁気ディスク
等は長期間回転した状態で使用されるため、長い間には
遠心力等により潤滑剤が飛散し、潤滑膜の信頼性が損な
われるという問題が発生する。この問題を解決するため
に、粘度の高い潤滑剤を用いたり、前述のように潤滑剤
分子の末端にディスク表面と接着性の良い官能基をもつ
潤滑剤が用いられる等の改良が図られた。しかし、これ
らの潤滑剤により、ある程度性能が改善されるものの、
長期間の使用に対しては、まだ十分な性能が得られてい
ないという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、潤滑剤分子の相互作用を
改良し、長期間の回転等による飛散が起こりにくい、信
頼性の高い潤滑膜を備えた回転型磁気記録媒体を提供す
ることにある。
改良し、長期間の回転等による飛散が起こりにくい、信
頼性の高い潤滑膜を備えた回転型磁気記録媒体を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の回転型磁
気記録媒体は、少なくとも二つ以上の酸性末端基または
塩基性末端基を有する複数種類のフルオロポリエ−テル
を混合して形成された潤滑剤層を表面に備えたことを特
徴としている。
気記録媒体は、少なくとも二つ以上の酸性末端基または
塩基性末端基を有する複数種類のフルオロポリエ−テル
を混合して形成された潤滑剤層を表面に備えたことを特
徴としている。
【0007】また、本発明の第2の回転型磁気記録媒体
は、潤滑剤分子が該潤滑剤分子中の官能基により相互に
イオン結合し、潤滑剤分子ネットワ−クを形成した潤滑
膜を表面に備えたことを特徴としている。
は、潤滑剤分子が該潤滑剤分子中の官能基により相互に
イオン結合し、潤滑剤分子ネットワ−クを形成した潤滑
膜を表面に備えたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、回転型磁気記録媒体の潤滑剤
として、フルオロポリエ−テルを基本骨格とし、末端基
の異なる二種類以上の潤滑剤分子を適当に組み合わせた
混合潤滑剤が用いられる。
として、フルオロポリエ−テルを基本骨格とし、末端基
の異なる二種類以上の潤滑剤分子を適当に組み合わせた
混合潤滑剤が用いられる。
【0009】また、潤滑剤分子が該潤滑剤分子中の官能
基により相互にイオン結合し、潤滑剤分子ネットワ−ク
を形成した潤滑膜が用いられる。
基により相互にイオン結合し、潤滑剤分子ネットワ−ク
を形成した潤滑膜が用いられる。
【0010】例えば、下記の構造式のようなフルオロポ
リエ−テルを主鎖骨格とする潤滑剤分子の両末端に酸性
の官能基を付加した潤滑剤と、塩基性の官能基を付加し
た潤滑剤の両方を準備し、両潤滑剤を混合した潤滑膜を
形成して磁気ディスク表面に塗布する。
リエ−テルを主鎖骨格とする潤滑剤分子の両末端に酸性
の官能基を付加した潤滑剤と、塩基性の官能基を付加し
た潤滑剤の両方を準備し、両潤滑剤を混合した潤滑膜を
形成して磁気ディスク表面に塗布する。
【0011】 構造式 −(CF2O)n(CF2CF2O)m− ただし、m,nは整数 具体的には、例えば、次の化1と化2で表現される潤滑
剤がある。
剤がある。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】すなわち、パ−フルオロポリエ−テルの両
末端にカルボキシル基(−CO2H)が付加された化1
で示される第1の潤滑剤とパ−フルオロポリエ−テルの
両末端にアミノ基(−NH2)が付加された化2で示さ
れる第2の潤滑剤とを混合して潤滑膜を形成すると、両
潤滑剤分子のカルボキシル基およびアミノ基が次第に変
化して、アミン塩形成が進行する。このため、潤滑剤分
子は相互に強い相互作用を及ぼし合い、潤滑剤分子によ
るイオン結合的ネットワ−クが形成される。
末端にカルボキシル基(−CO2H)が付加された化1
で示される第1の潤滑剤とパ−フルオロポリエ−テルの
両末端にアミノ基(−NH2)が付加された化2で示さ
れる第2の潤滑剤とを混合して潤滑膜を形成すると、両
潤滑剤分子のカルボキシル基およびアミノ基が次第に変
化して、アミン塩形成が進行する。このため、潤滑剤分
子は相互に強い相互作用を及ぼし合い、潤滑剤分子によ
るイオン結合的ネットワ−クが形成される。
【0015】また、潤滑剤分子の余った官能基はディス
ク表面に吸着する基として働き、その両者の作用により
潤滑剤の遠心力による飛散が抑制される。
ク表面に吸着する基として働き、その両者の作用により
潤滑剤の遠心力による飛散が抑制される。
【0016】上記の原理説明からわかるように、潤滑剤
分子は、分子ネットワ−クを形成するために一分子中に
二つ以上の官能基を持つことが必要である。また、ディ
スク表面と吸着または結合する余分の官能基を持ってい
てもよい。潤滑剤飛散は長期にわたって起こる現象であ
る、このため塗布直後に分子ネットワ−クが形成されな
くても、潤滑膜中で次第に強い結合が形成されても十分
な性能が発揮される。上記の潤滑剤を回転型磁気記録媒
体に適用する方法としては、例えば、回転塗布、スプレ
−塗布、ディップ塗布などの方法ある。本発明において
は、末端基の異なる二種類以上の潤滑剤分子を適当に組
み合わせた混合潤滑剤が用いられるが、潤滑膜形成にお
いては、これらを混合して塗布しても良いし、スプレ−
等を用いる場合には何回かにわたって一種類ずつ重ね塗
りしても良い。
分子は、分子ネットワ−クを形成するために一分子中に
二つ以上の官能基を持つことが必要である。また、ディ
スク表面と吸着または結合する余分の官能基を持ってい
てもよい。潤滑剤飛散は長期にわたって起こる現象であ
る、このため塗布直後に分子ネットワ−クが形成されな
くても、潤滑膜中で次第に強い結合が形成されても十分
な性能が発揮される。上記の潤滑剤を回転型磁気記録媒
体に適用する方法としては、例えば、回転塗布、スプレ
−塗布、ディップ塗布などの方法ある。本発明において
は、末端基の異なる二種類以上の潤滑剤分子を適当に組
み合わせた混合潤滑剤が用いられるが、潤滑膜形成にお
いては、これらを混合して塗布しても良いし、スプレ−
等を用いる場合には何回かにわたって一種類ずつ重ね塗
りしても良い。
【0017】このようにして形成した潤滑膜層の膜厚
は、単分子膜厚以上の膜厚であっても、潤滑膜の飛散の
抑制力がディスク表面との接着力のみによるだけでな
く、分子間力によるためある程度厚い潤滑膜に対しても
効果がある。本発明の潤滑膜は、十分な被覆状態が得ら
れ、高密度の記録に適した薄い潤滑膜厚範囲、10〜2
00Åの範囲で適用される。下限の膜厚10Åは、上記
化1化2で表される潤滑剤の分子幅からの制約であり、
上限の200Åは磁気ヘッドの浮上高さに対する考慮か
らの制約である。
は、単分子膜厚以上の膜厚であっても、潤滑膜の飛散の
抑制力がディスク表面との接着力のみによるだけでな
く、分子間力によるためある程度厚い潤滑膜に対しても
効果がある。本発明の潤滑膜は、十分な被覆状態が得ら
れ、高密度の記録に適した薄い潤滑膜厚範囲、10〜2
00Åの範囲で適用される。下限の膜厚10Åは、上記
化1化2で表される潤滑剤の分子幅からの制約であり、
上限の200Åは磁気ヘッドの浮上高さに対する考慮か
らの制約である。
【0018】
【実施例】以下添付の図面に示す実施例により、さらに
詳細に本発明について説明する。先ず、本発明の実施例
で用いる潤滑剤の構造を表1に示す。
詳細に本発明について説明する。先ず、本発明の実施例
で用いる潤滑剤の構造を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1において、No.1の潤滑剤は、基本
構造が −F2CO(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端に水酸基CH2OHを備えたものである。
構造が −F2CO(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端に水酸基CH2OHを備えたものである。
【0021】また、表1において、No.2の潤滑剤
は、基本構造が −(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端にカルボキシル基CO2Hを備えたもので
ある。
は、基本構造が −(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端にカルボキシル基CO2Hを備えたもので
ある。
【0022】また、表1において、No.3の潤滑剤
は、基本構造が −(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端にアミノ基CO2NHCH2CH2NH2を備
えたものである。
は、基本構造が −(CF2O)n(CF2CF2O)mCF2− であり、両端にアミノ基CO2NHCH2CH2NH2を備
えたものである。
【0023】また、表1において、No.4に示す潤滑
剤は、基本構造が −〔CF(CF3)CF2O〕n− のパーフロポリエーテエルである。
剤は、基本構造が −〔CF(CF3)CF2O〕n− のパーフロポリエーテエルである。
【0024】次に、磁気ディスクの構造について、図1
を用いて説明する。図1に示すように、最初に直径5イ
ンチのAl合金から成る基板1上にNiPがメッキさ
れ、これにより第1の下地膜2が形成される。次に、A
rガス中で高周波スパッタリング法により膜厚0.25
μmのCr膜が形成され、これにより第2の下地膜3が
形成される。次に、第2の下地膜2上に膜厚0.06μ
mのCo−Ni−Zr構造の金属磁性膜4が形成され
る。次に、金属磁性膜4上に膜厚0.04μmのカ−ボ
ン層が形成され、これにより保護膜5が形成される。
を用いて説明する。図1に示すように、最初に直径5イ
ンチのAl合金から成る基板1上にNiPがメッキさ
れ、これにより第1の下地膜2が形成される。次に、A
rガス中で高周波スパッタリング法により膜厚0.25
μmのCr膜が形成され、これにより第2の下地膜3が
形成される。次に、第2の下地膜2上に膜厚0.06μ
mのCo−Ni−Zr構造の金属磁性膜4が形成され
る。次に、金属磁性膜4上に膜厚0.04μmのカ−ボ
ン層が形成され、これにより保護膜5が形成される。
【0025】(実施例1)表1に示すNo.2とNo.
3の潤滑剤を1:1の割合で混合し、それを図1に示す
潤滑膜6として120Åの膜厚に塗布した。上記の潤滑
剤を回転型磁気記録媒体に適用する方法としては、例え
ば、回転塗布、スプレ−塗布、ディップ塗布などの方法
ある。本実施例においては、末端基の異なるNo.2と
No.3の潤滑剤が用いられるが、潤滑膜形成において
は、これらを混合して塗布しても良いし、スプレ−等を
用いる場合には何回かにわたって一種類ずつ重ね塗りし
ても良い。潤滑剤6の膜厚は、フ−リェ変換型赤外分光
器(以後FT−IRと略す)により測定した。
3の潤滑剤を1:1の割合で混合し、それを図1に示す
潤滑膜6として120Åの膜厚に塗布した。上記の潤滑
剤を回転型磁気記録媒体に適用する方法としては、例え
ば、回転塗布、スプレ−塗布、ディップ塗布などの方法
ある。本実施例においては、末端基の異なるNo.2と
No.3の潤滑剤が用いられるが、潤滑膜形成において
は、これらを混合して塗布しても良いし、スプレ−等を
用いる場合には何回かにわたって一種類ずつ重ね塗りし
ても良い。潤滑剤6の膜厚は、フ−リェ変換型赤外分光
器(以後FT−IRと略す)により測定した。
【0026】磁気ディスクの回転による潤滑膜の飛散評
価は、回転数12,000rpmの高速で加速しFT−
IRにより潤滑膜厚の経時的変化を測定し評価した。そ
の結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は99.1
パーセントであった。本実施例における試験結果を表2
の実施例No.1に示す。
価は、回転数12,000rpmの高速で加速しFT−
IRにより潤滑膜厚の経時的変化を測定し評価した。そ
の結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は99.1
パーセントであった。本実施例における試験結果を表2
の実施例No.1に示す。
【0027】
【表2】
【0028】(実施例2)表1に示すNo.2とNo.
3の各潤滑剤を1:1の割合で混合し、この混合組成物
にNo.4の潤滑剤を約30%加え、膜厚105Åの潤
滑膜6を形成した。本実施例における試験結果を表2の
実施例No.2に示す。その結果、1000時間回転後
の潤滑膜残存率は98.3パーセントであった。なお、
評価方法等は、実施例1の場合と同様である。
3の各潤滑剤を1:1の割合で混合し、この混合組成物
にNo.4の潤滑剤を約30%加え、膜厚105Åの潤
滑膜6を形成した。本実施例における試験結果を表2の
実施例No.2に示す。その結果、1000時間回転後
の潤滑膜残存率は98.3パーセントであった。なお、
評価方法等は、実施例1の場合と同様である。
【0029】(比較例1)表1に示すNo.1とNo.
2の潤滑剤を1:1の割合で混合し、それを図1に示す
潤滑剤6として124Åの膜厚に塗布した。この比較例
1の試験結果を表2の比較例No.1に示す。その結
果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は62.5パー
セントであった。なお、評価方法等は、実施例1の場合
と同様である。
2の潤滑剤を1:1の割合で混合し、それを図1に示す
潤滑剤6として124Åの膜厚に塗布した。この比較例
1の試験結果を表2の比較例No.1に示す。その結
果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は62.5パー
セントであった。なお、評価方法等は、実施例1の場合
と同様である。
【0030】(比較例2)表1に示すNo.2の潤滑剤
を用い、潤滑剤6として110Åの膜厚に塗布した。こ
の比較例2の試験結果を表2の比較例No.2に示す。
その結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は70.
3パーセントであった。なお、評価方法等は、実施例1
の場合と同様である。
を用い、潤滑剤6として110Åの膜厚に塗布した。こ
の比較例2の試験結果を表2の比較例No.2に示す。
その結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は70.
3パーセントであった。なお、評価方法等は、実施例1
の場合と同様である。
【0031】(比較例3)表1に示すNo.3の潤滑剤
を用い、潤滑剤6として113Åの膜厚に塗布した。こ
の比較例3の試験結果を表2の比較例No.3に示す。
その結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は42.
0パーセントであった。なお、評価方法等は、実施例1
の場合と同様である。
を用い、潤滑剤6として113Åの膜厚に塗布した。こ
の比較例3の試験結果を表2の比較例No.3に示す。
その結果、1000時間回転後の潤滑膜残存率は42.
0パーセントであった。なお、評価方法等は、実施例1
の場合と同様である。
【0032】表2から次の事が明らかになる。すなわ
ち、実施例1、2のように、潤滑剤分子として酸性の基
(カルボキシル基)を含むフルオロポリエーテルと塩基
性の基(アミノ基)を含むフルオロポリエーテルとを混
合して構成された潤滑膜6を備えた磁気ディスクは、比
較例1〜3のように上記組合せを持たない潤滑膜6を備
えた磁気ディスクに比べ、回転による潤滑膜厚減少量が
大幅に少ないのである。これは、潤滑剤分子によるイオ
ン結合的ネットワ−クが原因と思われる。すなわちフル
オロポリエ−テルの両末端にカルボキシル基(−CO2
H)が付加された潤滑剤とパ−フルオロポリエ−テルの
両末端にアミノ基(−NH2)が付加された潤滑剤とを
混合した潤滑膜を形成すると、両潤滑剤分子のカルボキ
シル基およびアミノ基が次第に変化して、アミン塩形成
が進行する。このため、潤滑剤分子は相互に強い相互作
用を及ぼし合い、潤滑剤分子によるイオン結合的ネット
ワ−クが形成される。また、潤滑剤分子の余った官能基
はディスク表面に吸着する基として働き、その両者の作
用により潤滑剤の遠心力による飛散が抑制されるのであ
る。
ち、実施例1、2のように、潤滑剤分子として酸性の基
(カルボキシル基)を含むフルオロポリエーテルと塩基
性の基(アミノ基)を含むフルオロポリエーテルとを混
合して構成された潤滑膜6を備えた磁気ディスクは、比
較例1〜3のように上記組合せを持たない潤滑膜6を備
えた磁気ディスクに比べ、回転による潤滑膜厚減少量が
大幅に少ないのである。これは、潤滑剤分子によるイオ
ン結合的ネットワ−クが原因と思われる。すなわちフル
オロポリエ−テルの両末端にカルボキシル基(−CO2
H)が付加された潤滑剤とパ−フルオロポリエ−テルの
両末端にアミノ基(−NH2)が付加された潤滑剤とを
混合した潤滑膜を形成すると、両潤滑剤分子のカルボキ
シル基およびアミノ基が次第に変化して、アミン塩形成
が進行する。このため、潤滑剤分子は相互に強い相互作
用を及ぼし合い、潤滑剤分子によるイオン結合的ネット
ワ−クが形成される。また、潤滑剤分子の余った官能基
はディスク表面に吸着する基として働き、その両者の作
用により潤滑剤の遠心力による飛散が抑制されるのであ
る。
【0033】なお、上記実施例においては、フルオロポ
リエーテルが末端に2つのカルボキシル基を備えている
例により説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、3つ以上のカルボキシル基を備えたフルオロポ
リエーテルを用いても有効である。3つ以上のカルボキ
シル基を備えたフルオロポリエーテルとしては、次の化
3で表される潤滑剤が存在する。
リエーテルが末端に2つのカルボキシル基を備えている
例により説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、3つ以上のカルボキシル基を備えたフルオロポ
リエーテルを用いても有効である。3つ以上のカルボキ
シル基を備えたフルオロポリエーテルとしては、次の化
3で表される潤滑剤が存在する。
【0034】
【化3】
【0035】また、上記実施例においては、フルオロポ
リエーテルが末端に2つのアミノ基を備えている例によ
り説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、3つ以上のアミノ基を備えたフルオロポリエーテル
を用いても有効である。3つ以上のアミノ基を備えたフ
ルオロポリエーテルとしては、次の化4で表される潤滑
剤が存在する。
リエーテルが末端に2つのアミノ基を備えている例によ
り説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、3つ以上のアミノ基を備えたフルオロポリエーテル
を用いても有効である。3つ以上のアミノ基を備えたフ
ルオロポリエーテルとしては、次の化4で表される潤滑
剤が存在する。
【0036】
【化4】
【0037】また、上記実施例においては、酸性官能基
として(−COOH)を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば次の化5で表されるものを
用いることができる。
として(−COOH)を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば次の化5で表されるものを
用いることができる。
【0038】
【化5】
【0039】また、上記実施例においては、塩基性官能
基として(−NH2)を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば次の化6で表されるものを
用いることができる。
基として(−NH2)を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば次の化6で表されるものを
用いることができる。
【0040】
【化6】
【0041】以上の説明から明らかなように、本実施例
の磁気記録媒体は、いずれの場合においても良好な潤滑
剤保持能力を示し、磁気記録媒体として優れた信頼性を
有することがわかる。また、本発明の磁気ディスクを用
いた磁気ディスク装置は、潤滑膜が長期間保持され装置
の信頼性は良好であった。
の磁気記録媒体は、いずれの場合においても良好な潤滑
剤保持能力を示し、磁気記録媒体として優れた信頼性を
有することがわかる。また、本発明の磁気ディスクを用
いた磁気ディスク装置は、潤滑膜が長期間保持され装置
の信頼性は良好であった。
【0042】本発明が適用されるのは、磁気ディスクの
ように回転型磁気記録媒体である。磁気記録媒体は基板
上に磁性膜が形成され、その上に必要に応じて保護膜が
形成されて構成されるが、潤滑剤に直接かかわるのは磁
性膜および保護膜である。しかし、本発明の効果は主に
潤滑剤分子の相互作用に依存するため従来の全ての磁性
膜および保護膜を持つ磁気記録媒体に適用できる。
ように回転型磁気記録媒体である。磁気記録媒体は基板
上に磁性膜が形成され、その上に必要に応じて保護膜が
形成されて構成されるが、潤滑剤に直接かかわるのは磁
性膜および保護膜である。しかし、本発明の効果は主に
潤滑剤分子の相互作用に依存するため従来の全ての磁性
膜および保護膜を持つ磁気記録媒体に適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
回転型磁気記録媒体によれば、潤滑剤分子の末端に酸性
の基をもつ潤滑剤と末端に塩基性の基をもつ潤滑剤の適
度な組合せにより、潤滑膜が安定なネットワ−ク構造を
作るため、磁気ディスク等の回転による遠心力により飛
散しにくい潤滑膜を形成することができる。このため、
本発明の回転型磁気記録媒体は、長期にわたって優れた
信頼性を有する。
回転型磁気記録媒体によれば、潤滑剤分子の末端に酸性
の基をもつ潤滑剤と末端に塩基性の基をもつ潤滑剤の適
度な組合せにより、潤滑膜が安定なネットワ−ク構造を
作るため、磁気ディスク等の回転による遠心力により飛
散しにくい潤滑膜を形成することができる。このため、
本発明の回転型磁気記録媒体は、長期にわたって優れた
信頼性を有する。
【図1】本発明の磁気記録媒体の一例を示す断面図。
1…基板(Al合金基板)、2…下地層(Ni−Pメッ
キ層)、3…下地層(Cr層)、4…金属磁性膜(Co
−Ni−Zr層)、5…保護膜(カ−ボン層)、6…潤
滑膜。
キ層)、3…下地層(Cr層)、4…金属磁性膜(Co
−Ni−Zr層)、5…保護膜(カ−ボン層)、6…潤
滑膜。
Claims (5)
- 【請求項1】一分子中に二つ以上の酸性末端基または塩
基性末端基を少なくとも二つ以上有する複数種類のフル
オロポリエ−テルを含み、少なくとも一種類のフルオロ
ポリエ−テルは酸性末端基を有し、少なくとも他の一種
類のフルオロポリエ−テルは塩基性末端基を有する潤滑
剤から形成された潤滑剤層を表面に備えた回転型磁気記
録媒体。 - 【請求項2】上記フルオロポリエ−テルの主鎖構造は次
の一般式で表され、 −(CF2O)n(CF2CF2O)m− ただし、m,
nは整数 かつ、第1のフルオロポリエ−テルは両末端に酸性末端
基を備え、第2のフルオロポリエ−テルは両末端に塩基
性末端基を備えたことを特徴とする請求項第1項記載の
回転型磁気記録媒体。 - 【請求項3】上記酸性末端基はカルボキシル基であり、
上記塩基性末端基はアミノ基であることを特徴とする請
求項1又は2記載の回転型磁気記録媒体。 - 【請求項4】上記潤滑膜層の厚さが10〜200Åであ
ることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の回転型
磁気記録媒体。 - 【請求項5】潤滑剤分子が該潤滑剤分子中の官能基によ
り相互にイオン結合し、潤滑剤分子ネットワ−クを形成
した潤滑膜を表面に備えたことを特徴とする回転型磁気
記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214592A JPH05205253A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 回転型磁気記録媒体 |
US08/270,536 US5498457A (en) | 1992-01-27 | 1994-07-05 | Magnetic recording medium having a lubricant layer comprising ionically interbonded fluoropolyethers with acidic and basic terminal groups |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214592A JPH05205253A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 回転型磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05205253A true JPH05205253A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11797334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214592A Pending JPH05205253A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | 回転型磁気記録媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5498457A (ja) |
JP (1) | JPH05205253A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07141645A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-06-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
JP2001158895A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Nec Corp | 潤滑剤、これを塗布した磁気記録媒体及び磁気ヘッドスライダ、並びにこれらを用いた磁気記録装置 |
JP2017031391A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | フジ エレクトリック (マレーシア) エスディーエヌ ビーエイチディー | イオン性パーフルオロポリエーテル潤滑剤 |
Families Citing this family (13)
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---|---|---|---|---|
JPH0877541A (ja) * | 1994-09-05 | 1996-03-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
JPH08106628A (ja) * | 1994-10-07 | 1996-04-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | 磁気記録媒体 |
KR960019113A (ko) * | 1994-11-07 | 1996-06-17 | 가나이 쯔도무 | 자기 디스크 및 자기 디스크 장치 |
US6468947B1 (en) | 1999-03-26 | 2002-10-22 | Seagate Technology Llc | Lubricants with improved stability for magnetic recording media |
JP4297461B2 (ja) * | 1999-06-17 | 2009-07-15 | 富士電機デバイステクノロジー株式会社 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
US6627302B1 (en) | 2001-03-27 | 2003-09-30 | Seagate Technology Llc | Lubricant overcoat for recording media and a process for making the same |
US6761974B1 (en) | 2001-05-04 | 2004-07-13 | Seagate Technology Llc | Polymeric lubricants with improved stability and thin film recording media comprising same |
JP4332832B2 (ja) * | 2001-07-06 | 2009-09-16 | 富士電機デバイステクノロジー株式会社 | 垂直磁気記録媒体およびその製造方法 |
US7510999B2 (en) * | 2004-05-28 | 2009-03-31 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Lubricant composition for magnetic recording media |
US7998912B2 (en) * | 2009-09-14 | 2011-08-16 | Wd Media, Inc. | Composite lubricant for hard disk media |
CN103842398B (zh) | 2011-08-04 | 2016-08-17 | 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 | 可电离氟聚合物的组合物 |
CN104968700B (zh) | 2012-12-13 | 2017-09-05 | 索尔维特殊聚合物意大利有限公司 | 非水氟聚合物组分物 |
WO2020030678A1 (en) | 2018-08-10 | 2020-02-13 | Solvay Specialty Polymers Italy S.P.A. | Compositions of ionisable organosiloxane polymers |
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US3919719A (en) * | 1974-04-04 | 1975-11-11 | Iit Res Inst | Surface lubrication of magnetic media |
US4268556A (en) * | 1979-01-08 | 1981-05-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Rigid magnetic recording disks lubricated with fluorinated telechelic polyether |
US5037710A (en) * | 1986-10-15 | 1991-08-06 | Unisys Corp. | Anti-spin-off coating for disc records |
JPH0224829A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Hitachi Ltd | 磁気記録媒体およびその製造法ならびにその表面処理剤 |
JPH07105035B2 (ja) * | 1989-04-06 | 1995-11-13 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録媒体およびその製造方法 |
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US5091269A (en) * | 1989-12-14 | 1992-02-25 | Sony Corporation | Magnetic recording medium lubricant consisting of an amine salt of carboxylic acid, an amine salt of perfluoroalkyl carboxylic acid or an fluoro amine salt of perfluoro carboxylic acid |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP1214592A patent/JPH05205253A/ja active Pending
-
1994
- 1994-07-05 US US08/270,536 patent/US5498457A/en not_active Expired - Lifetime
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JPH07141645A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-06-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気記録媒体 |
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US10269383B2 (en) | 2015-07-31 | 2019-04-23 | Fuji Electric (Malaysia) Sdn, Bhd. | Ionic perfluoropolyether lubricant |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5498457A (en) | 1996-03-12 |
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