JPS63293719A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPS63293719A
JPS63293719A JP13078587A JP13078587A JPS63293719A JP S63293719 A JPS63293719 A JP S63293719A JP 13078587 A JP13078587 A JP 13078587A JP 13078587 A JP13078587 A JP 13078587A JP S63293719 A JPS63293719 A JP S63293719A
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JP
Japan
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magnetic
layer
silicon compound
coat layer
fluorine
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Pending
Application number
JP13078587A
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English (en)
Inventor
Kenji Sumiya
角谷 賢二
Yoji Takeuchi
要二 竹内
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Priority to JP13078587A priority Critical patent/JPS63293719A/ja
Publication of JPS63293719A publication Critical patent/JPS63293719A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は磁気記録媒体に関し、さらに詳しくは走行性
、耐久性および耐食性に優れた磁気記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
一般に、磁性粉末を結合剤成分とともに基体フィルム上
に結着させるか、或いは強磁性金属またはそれらの合金
などを真空蒸着等によって基体フィルム上に被着してつ
くられる磁気記録媒体は、記録再生時に磁気ヘッド等と
激しく摺接するため磁性層が摩耗され易く、特に真空蒸
着等によって形成される強磁性金属薄膜型磁気記録媒体
は、高密度記録特性に優れる反面、磁気ヘッドとの摩擦
係数が大きくて摩耗や損傷を受は易く、また空気中で除
々に酸化を受けて最大磁束密度などの磁気特性が劣化す
るなどの難点がある。
また、一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体においては
、平滑性の良好な基体を使用し、磁性層表面も平滑であ
るため、走行時に磁気テープがガイドロール等に密着し
やすく、ガイドロール等に張りついたりする場合があり
、特に、金属もしくは合金などを真空蒸着等によって基
体上に被着してつくられる強磁性金属薄膜型磁気記録媒
体にあっては、基体の平滑性が強磁性金属薄膜層の平滑
性を直接反映して電磁変換特性に大きな影響を及ぼすこ
とから、非常に平滑性の良好な基体を用いているため、
基体の摩擦係数が大きくて走行時にガイドロール等に密
着しやすい。その結果、磁気テープがガイドロールに張
りついた状態になってテープに伸び変形をきたしたり、
またスキップスリップを起こしたり、ジッター特性を低
下させるなどの難点がある。
このため、磁性層上にパーフルオロポリエーテルなどの
フッ素系潤滑剤からなる保護層、あるいはパーフルオロ
ポリエーテルなどのフッ素系潤滑剤を含むバックコート
層を設けて、摩擦係数を充分に低減し、走行性、耐久性
および耐食性を改善することが行われている。(特開昭
60−109028号、特開昭60−212809号)
〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、従来から使用されているこの種のフッ素系潤
滑剤は、磁性層表面との相互作用が弱く、磁気ヘッドと
の摺接によって磁性層表面から離脱しやすいため、未だ
摩擦係数を充分に低減することができず、走行性、耐久
性および耐食性は充分に改善されていない。またこの種
のフッ素系潤滑剤をバックコート層中に含ませた場合も
いまひとつ走行性、耐久性および耐食性を充分に改善す
ることができない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明はかかる現状に鑑み、種々検討を行った結果な
されたもので、分子の骨格が、(但し、nは1〜18の
整数である。)を単位とするパーフルオロポリエーテル
重合体からなり、この骨格の少なくとも一方の末端にケ
イ素化合物を有する、式 (但し、mは6〜120の整数、p、qは0〜12の整
数、r、  sは1〜3の整数である。)で表されるケ
イ素化合物含有フッ素オイルを、少なくとも1種以上表
面に磁性層を有する磁気記録媒体の磁性層表面あるいは
裏面、もしくは表裏両面に含ませることによって、摩擦
係数を充分に低減し、走行性、耐久性および耐食性を充
分に向上させたものである。また、さらに、式 %式%) (但し、nは1〜40の整数、lは1〜50の整数であ
る。) で表されるフッ素系固形潤滑剤を、少なくとも1種以上
前記のケイ素化合物含有フッ素オイルと併用することに
よって、走行性、耐久性および耐食性をさらに一段と向
上させたものである。
この発明で使用される前記のケイ素化合物含有フッ素オ
イルは、前記のパーフルオロポリエーテル重合体を分子
の骨格として、骨格の少なくとも一方の末端に前記のケ
イ素化合物を有し、この分子末端に有するケイ素化合物
が親水性の磁性層との親和性に優れているため、これを
用いて磁性層上に保護層を形成すると、このケイ素化合
物が磁性層表面に配向されて強固に吸着される。そして
、吸着後反応して化学結合するため゛、長期間使用して
も磁性層表面から散逸せず、磁性層表面からの離税が充
分に抑制される。また、分子骨格のパーフルオロポリエ
ーテル重合体部分は磁性層側と反対の表面に配向されて
保護層が形成されるため、このパーフルオロポリエーテ
ル重合体部分の優れた潤滑機能および撥水撥油機能が保
護層表面で充分に発揮される。従って、この種のケイ素
化合物含有フッ素オイルは磁性層の表面に強固に被着さ
れて潤滑性に優れた保護層が形成され、磁気ヘッドとの
摺接によって保護層が剥離することもなく、摩擦係数が
充分に低減されて走行性が向上され、耐久性、スチルラ
イフ、ジッター特性および耐食性が充分に向上される。
また、この種のケイ素化合物含有フッ素オイルを用いて
表面に磁性層を形成した基体の裏面に直接バンクコート
層を形成するか、或いは既に基体の裏面に形成されたバ
ックコート層上にさらにこの種のケイ素化合物含有フッ
素オイルを塗布したバンクコート層を形成すると、バッ
クコート層の摩擦係数が低減するばかりか、一部のケイ
素化合物含有フッ素オイルが磁性層表面に移転して、走
行性、耐久性および耐食性が充分に向上される。
このような分子の少なくとも一方の末端にケイ素化合物
を有するケイ素化合物含有フッ素オイルとしては、たと
えば、式 (但し、mは6〜120の整数、p、qは0〜12の整
数、r、  sは1〜3の整数である。)で表されるも
のが好適なものとして、単独であるいは2種以上併用し
て使用される。これらの式におけるmは6〜120の整
数、p、qはO〜12の整数、r、sは1〜3の整数で
あることが好ましく、mが6より小さくては摩擦係数を
充分低下させることができず、mが120より大きくな
るとヘッド目づまりが発生して、磁気記録媒体に使用で
きない。また、p、qが12より大きくなると摩擦係数
が高くなる。
また、前記の式で示されるフッ素系固形潤滑剤は、固形
で優れた潤滑機能および撥水撥油機能を有し、前記の分
子の末端にケイ素化合物を有するフッ素オイルと相溶性
がよい。従って、このフッ素系固形潤滑剤を前記のケイ
素化合物含有フッ素オイルと併用すると、固液2相の潤
滑効果が充分に発揮され、摩擦係数が充分に低減されて
、走行性および耐久性がさらに一段と向上される。
このようなフッ素系固形潤滑剤としては、前記の式で表
されるものが、好適なものとして単独であるいは2種以
上前記のケイ素化合物含有フッ素オイルと併用して使用
される。これらの式におけるnは1〜40の整数、lは
1〜50の整数であることが好ましく、nが40より大
きくなると合成が困難で、lが50より大きくなると摩
擦係数が高くなる。
このようなフッ素系固形潤滑剤を前記のケイ素化合物含
有フッ素オイルと併用する場合、両者の配合割合は、フ
ッ素系固形潤滑剤対フッ素オイルの重量比にして1対1
0〜lO対1の範囲内にするのが好ましい。
このようなケイ素化合物含有フッ素オイルは、フレオン
などの適当な溶剤に溶解し、溶解によって得られた溶液
中に、基体表面に形成された磁性層、基体裏面、基体の
裏面に形成されたバックコート層を浸漬するか、あるい
は上記溶液を前記の磁性層、基体裏面、バンクコート層
の表面に塗布もしくは噴霧する等の方法で磁性層、基体
裏面、バックコート層上に被着される。被着量は、0.
01〜250■/nfの範囲内で被着させるのが好まし
く、少なすぎると所期の効果が得られず、多すぎるとヘ
ッド目づまり、出力低下あるいはドロップアウトの原因
になる。またケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系
固形潤滑剤を併用する場合は、これら両者をフレオンな
どの適当な溶剤に溶解し、前記と同様にして磁性層、基
体裏面、バックコート層上に被着される。被着量は、両
者の合計量で0.1〜250■/dの範囲内で被着させ
るのが好ましく、少なすぎると所期の効果が得られず、
多すぎると出力低下やドロップアウトの原因になる。
基体上に形成される磁性層は、γ−Fe203粉末、F
e3O4粉末、CO含有7Fe203粉末、CO含有F
e3O4粉末、CrO2粉末、Fe粉末、Co粉末、F
e−Ni粉末、バリウムフェライトなどの磁性粉末を結
合剤樹脂および有機溶剤等とともに混合分散して磁性塗
料を調製し、これを基体上に塗布、乾燥するか、あるい
は、00% Ni、、Fe、、Co−Ni、、Go−C
r、、Go−P、Co−N1−Pなどの強磁性材を真空
蒸着、イオンブレーティング、スパッタリング、メッキ
等の手段によって基体上に被着するなどの方法で形成さ
れる。
また、基体の裏面に形成されるバックコート層は、ベン
ガラ、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、カーボンブラッ
ク等の充填剤を、結合剤樹脂及び有機溶剤などとともに
混合分散してバックコート要用塗料を調製し、これを表
面に磁性層を形成した基体の裏面に、塗布、乾燥して形
成される。
磁気記録媒体としては、ポリエステルフィルムなどの合
成樹脂フィルムを基体とする磁気テープ、円盤やドラム
を基体とする磁気ディスクや磁気ドラムなど、磁気ヘッ
ドと摺接する構造の種々の形態を包含する。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1〜5 厚さ12μmのポリエステルフィルムを真空蒸着装置に
装填し、5X10−51−−ルの真空下でコバルトを加
熱蒸発させてポリエステルフィルム上に厚さ0.2μm
のコバルトからなる強磁性金属薄膜層を形成した。
次に、表面に強磁性金属薄膜層を形成したポリエステル
フィルムの裏面に、下記のバックコート層用塗料を塗布
、乾燥して厚さ1.0μmのバックコート層を形成した
バックコート層用塗料 カーボンブラック       270重量部ct−F
e203粉末       30〃ポリウレタン樹脂 
        70〃消化綿           
 100〃コロネートL(日本ポリウレ   30〃ン
工業社製、三官能性細分 子量イソシアネート化合物) シクロへキサノン        750〃トルエン 
          750〃次いで、これを下記の第
1表に示されるケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3
重量%フレオン溶液中に浸漬し、乾燥して強磁性金属薄
膜層およびバックコート層上に保護層および上層のバッ
クコート層を形成した後、所定の巾に裁断して磁気テー
プをつくった。このときのケイ素化合物含有フッ素オイ
ルの被着量はいずれも30〜80■/dであった。
実施例6 実施例2における保護層および上層のバンクコート層の
形成において、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3
重量%フレオン溶液に、さらにフッ素系固形潤滑剤CH
2=CHC00CH2CH2CIOF21の0.3重量
%フレオン溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して
保護層およびバックコート層を形成した以外は、実施例
2と同様にして強磁性金属薄膜層およびバックコート層
上に保護層および上層のバックコート層を形成し、磁気
テープをつくった。このときのケイ素化合物含有フッ素
オイルとフッ素系固形潤滑剤の被着量はいずれも45■
/イであった。
実施例7 実施例2における保護層および上層のバックコート層の
形成において、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3
重量%フレオン溶液に、さらにフッ素系固形潤滑剤CF
3  (CF2 ) y 302 N (C3Hy )
CH2CH20PO(OH)2の0.3重量%フレオン
溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して保護層およ
びバックコート層を形成した以外は、実施例2と同様に
して強磁性金属薄膜層およびバンクコート層上に保護層
および上層のバックコート層を形成し、磁気テープをつ
くった。
このときのケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系固
形潤滑剤の被着量はいずれも58■/Iであった。
実施例8 Fe磁性粉末          80重量部VAGH
(U、C,C社製、塩化ビ  16〃ニル−酢酸とニル
−ビニルア ルコール共重合体合体) タケネー)L−1007(武1) 4 〃薬品工業社製
、ウレタンプレ ポリマー) メチルイソブチルケトン     61〃トルエン  
         01〃この組成物をボールミル中で
72時間混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性塗料
を厚さ12μmのポリエステルフィルム上に乾燥厚が6
μmとなるように塗布、乾燥して磁性層を形成し、また
実施例2と同様にしてバックコート層を形成した。次い
で、これを実施例2と同様にしてケイ素化合物含有フッ
素オイルの0.3M量%フレオン溶液中に浸漬し、乾燥
して磁性層およびバックコート層上に保護層および上層
のバックコート層を形成した後、所定の巾に裁断して磁
気テープをつくった。このときのケイ素化合物含有フッ
素オイルの被着量はいずれも85■/dであった。
実施例9 実施例8における保護層及びバックコート層の形成にお
いて、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3重量%フ
レオン溶液に、さらにフッ素系固形潤滑剤CH2=CH
COOCH2CH2C+o F21の0.3重量%フレ
オン溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して保護層
およびバンクコート層を形成した以外は、実施例8と同
様にして磁性層およびバックコート層上に保護層および
上層のバックコート層を形成し、磁気テープをつくった
。このときのケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系
固形潤滑剤の被着量はいずれも75■/rdであった。
実施例10 実施例2において、ケイ素化合物含有フッ素オイルのフ
レオン溶液中への浸漬処理を省き、グラビア法で磁性層
表面に、実施例2で使用したのと同じケイ素化合物含有
フッ素オイルの0.3重量%フレオン溶液を塗布し、バ
ックコート層表面に、下記の第1表に示されるパーフル
オロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布し
た以外は、実施例2と同様にして磁気テープをつくった
実施例11 実施例6において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法で磁性層表面に、実施例6で使用したのと
同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系固形潤滑
剤の0.3M量%フレオン溶液を塗布し、バックコート
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布した以外は、
実施例6と同様にして磁気テープをつ(うた。
実施例12 実施例7において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法で磁性層表面に、実施例7で使用したのと
同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系固形潤滑
剤の0.3重量%フレオン溶液を塗布し、バックコート
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布した以外は、
実施例7と同様にして磁気テープをつくった。
実施例13 実施例8において、ケイ素化合物含有フッ素オイルのフ
レオン溶液中への浸漬処理を省き、グラビア法で磁性層
表面に、実施例8で使用したのと同じケイ素化合物含有
フッ素オイルの0.3重量%フレオン溶液を塗布し、バ
ックコート層表面に、下記の第1表に示されるパーフル
オロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布し
た以外は、実施例8と同様にして磁気テープをつくった
実施例14 実施例9において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法で磁性層表面に、実施例9で使用したのと
同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系固形潤滑
剤の0.3重量%フレオン溶液を塗布し、バックコート
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布した以外は、
実施例9と同様にして磁気テープをつくった。
実施例15 実施例2において、ケイ素化合物含有フッ素オイルのフ
レオン溶液中への浸漬処理を省き、グラビア法でバック
コート層表面に、実施例2で使用したのとおなしケイ素
化合物含有フッ素オイルの0.3重量%フレオン溶液を
塗布し、磁性層表面に、下記の第1表に示されるパーフ
ルオロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布
した以外は、実施例2と同様にして磁気テープをつくっ
た。
実施例16 実施例6において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法でバックコート層表面に、実施例6で使用
したのと同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系
固形潤滑剤の0.3重量%フレオン溶液を塗布し、磁性
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重it%フレオン溶液を塗布した以外は
、実施例6と同様にして磁気テープをつくった。
実施例17 実施例7において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法でバックコート層表面に、実施例7で使用
したのと同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系
固形潤滑剤の0.3重量%フレオン溶液を塗布し、磁性
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布した以外は、
実施例7と同様にして磁気テープをつくった。
実施例18 実施例8において、ケイ素化合物含有フッ素オイルのフ
レオン溶液中への浸漬処理を省き、グラビア法でバック
コート層表面に、実施例8で使用したのとおなしケイ素
化合物含有フッ素オイルの0.3重量%フレオン溶液を
塗布し、磁性層表面に、下記の第1表に示されるパーフ
ルオロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布
した以外は、実施例8と同様にして磁気テープをつくっ
た。
実施例19 実施例9において、ケイ素化合物含有フッ素オイルとフ
ッ素系固形潤滑剤のフレオン溶液中への浸漬処理を省き
、グラビア法でバックコート層表面に、実施例9で使用
したのと同じケイ素化合物含有フッ素オイルとフッ素系
固形潤滑剤の0.3重量%フレオン溶液を塗布し、磁性
層表面に、下記の第1表に示されるパーフルオロポリエ
ーテルの0.3重量%フレオン溶液を塗布した以外は、
実施例9と同様にして磁気テープをつくった。
比較例1 実施例1における保護層およびバックコート層の形成に
おいて、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3重量%
フレオン溶液に代えて、下記の第1表に示されるパーフ
ルオロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を使用
した以外は実施例1と同様にして、強磁性金属薄膜層お
よびバラフコ・−ト層上に保護層および上層のバックコ
ート層を形成し、磁気テープをつくった。このときのパ
ーフルオロポリエーテルの被着量はいずれも38■/f
frであった。
比較例2 比較例1における保護層および上層のバックコート層の
形成において、パーフルオロポリエーテルの0.3重量
%フレオン溶液に、さらにフッ素系固形潤滑剤CH2=
 CHC00CH2CH2C10F 21の0.3重量
%フレオン溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して
保護層およびバックコート層を形成した以外は、比較例
1と同様にして強磁性金属薄膜層およびバックコート層
上に保護層および上層のバックコート層を形成し、磁気
テープをつくった。このときのパーフルオロポリエーテ
ルとフッ素系固形潤滑剤の被着量はいずれも35■/r
rrであった。
比較例3 比較例1における保護層および上層のバックコート層の
形成において、パーフルオロポリエーテルの0.3重置
%フレオン溶液に、さらにフッ素系固形潤滑剤CF3 
 (CF2 ) y SO2N (Ca Hy ) C
H2CH20P O(OH) 2 (D O,3重量%
フレオン溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して保
護層およびバックコート層を形成した以外は、比較例1
と同様にして強磁性金属WI#膜層およびバックコート
層上に保護層および上層のバックコート層を形成し、磁
気テープをつくった。このときのパーフルオロポリエー
テルとフッ素系固形潤滑剤の被着量はいずれも43■/
dであった。
比較例4 実施例1において、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0
.3重量%フレオン溶液中への浸漬処理を省き、保護層
および上層のバックコート層の形成を省いた以外は、実
施例1と同様にして磁気テープをつくった。
比較例5 実施例1における保護層およびバックコート層の形成に
おいて、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3重量%
フレオン溶液に代えて、ミリスチン酸の0.3重量%メ
チルエチルケトン溶液を使用した以外は、実施例1と同
様にして強磁性金属薄膜層およびバンクコート層上に保
護層および上層のバックコート層を形成し、磁気テープ
をつくった。このときのミリスチン酸の被着量は28■
/rrlであった。
比較例6 実施例8における保護層およびバックコート層の形成に
おいて、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3M量%
フレオン溶液に代えて、下記の第1表に示されるパーフ
ルオロポリエーテルの0.3重量%フレオン溶液を使用
した以外は、実施例8と同様にして磁性層およびバック
コート層上に保護層および上層のバックコート層を形成
し、磁気テープをつくった。このときのパーフルオロポ
リエーテルの被着量はいずれも45■/イであった。
比較例7 比較例6における保護層及びバンクコート層の形成にお
いて、パーフルオロポリエーテルの0.3重量%フレオ
ン溶液に、さらに、フッ素系固形潤滑剤CH2=CHC
OOCH2CH2CIOF21の0.3重量%フレオン
溶液を加え、これらの混合溶液中に浸漬して保護層およ
びバックコート層を形成した以外は、比較例6と同様に
して磁性層およびバックコート層上に保護層および上層
のバックコート層を形成し、磁気テープをつくった。こ
のときのパーフルオロポリエーテルとフッ素系固形潤滑
剤の被着量はいずれも37■/rrKであった。
比較例8 実施例8における保護層およびバックコート層の形成に
おいて、ケイ素化合物含有フッ素オイルの0.3重量%
フレオン溶液に代えて、ミリスチン酸の0.3重量%メ
チルエチルケトン溶液を使用した以外は、実施例8と同
様にして磁性層および下層のバンクコート層上に保護層
および上層のバックコート層を形成し、磁気テープをつ
くった。このときのミリスチン酸の被着量はいずれも2
5mg/dであった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
摩擦係数、出力劣化を測定し、ジッター特性、スチルラ
イフ、磁気ヘッドの目づまりおよび耐久性を試験した。
また耐食性を試験し、写真評価を行った。摩擦係数は表
面粗度0.2s、外径4mmの円筒ピンに得られた磁気
テープを巻き角90度で巻きつけ、荷重21gをかけて
送り速度1.4cflI/秒で送り、同じところを繰り
返し測定して20回目の磁性層側とバックコート層側の
両方の側の摩擦係数を測定した。また出力劣化は磁気テ
ープをビデオデツキに充填してビデオ信号を記録し、4
0℃、80%RHの条件下に放置して、所定期間毎に再
生出力を測定し、初期の出力からの出力の低下度を調べ
た。さらにジッター特性試験は、得られた磁気テープを
ビデオデツキに装填してビデオ信号を記録再生し、その
再生信号の15.75KHzの水平同期信号の間隔を読
み取り、そのときの1秒間の水平同期信号の間隔のずれ
を測定し、またシフターが初期の1.5倍になるまでの
走行回数を測定して行った。また耐久性試験は25℃、
60%RHの条件下に、得られた磁気テープをヘッド荷
M5g、走行速度3.3cm/secで走行させて再生
し、出力が初期出力より3dB低下するまでの走行回数
を測定して行った。さらにスチルライフは25℃、50
%RH雰囲気中におけるスチル再生を行い、その再生出
力が、3dB低下するまでの時間(スチルライフ)を調
べた。また耐食性試験は得られた磁気テープを60℃、
90%RHの条件下に放置し、所定の期間毎に最大磁束
密度を測定して行った。なお、測定値は放置前の磁気テ
ープの最大磁束密度を100%とし、これと比較した値
で表した。また写真評価は60℃、90%RHの条件下
に300日放置し、表面の錆の程度を観察して行い、錆
が認められない場合を(○)、やや認められる場合を(
△)、顕著に認められる場合を(×)で評価した。さら
にヘッド目づまりは光学顕微鏡で観察して行い、ヘッド
目づまりが認められない場合を(○)、やや認められる
場合を(△)として評価した。
下記第2表および第3表はその結果である。
上記第2表および第3表から明らかなように、この発明
で得られた磁気テープ(実施例1〜19)は、いずれも
従来の磁気テープ(比較例1〜8)に比し、摩擦係数、
出力劣化およびジッター特性が小さく、ジッターの走行
回数が多くて、耐久性、スチルライフおよび耐食性がよ
く、さらに写真評価でも錆が認められず、目づまりもな
(、このことからこの発明によって得られる磁気記録媒
体は走行性、耐久性および耐食性が一段と改善されてい
ることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体表面に磁性層を設けた磁気記録媒体の表面また
    は裏面もしくは表裏両面に、分子の骨格が、 −[C_nF_2_nO]− (但し、nは1〜18の整数である。) を単位とするパーフルオロポリエーテル重合体からなり
    、この骨格の少なくとも一方の末端にケイ素化合物を有
    するフッ素オイルを含有させたことを特徴とする磁気記
    録媒体 2、パーフルオロポリエーテル重合体からなる骨格の少
    なくとも一方の末端にケイ素化合物を有するフッ素オイ
    ルが、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、mは6〜1.20の整数、p、qは0〜12の
    整数、r、sは1〜3の整数である。)で表されるケイ
    素化合物含有フッ素オイルである特許請求の範囲第1項
    記載の磁気記録媒体。 3、磁気記録媒体の表面または裏面もしくは表裏両面に
    、さらに、式 C_nF_2_n_+_1(CH_2)_lOCOC(
    CH_3)−ClC_nF_2_n_+_1(CH_2
    )_lOCOCH=CH_2C_nF_2_nSO_2
    N(C_3H_7)C_2H_4OPO(OH)C_n
    F_2_n_+_1COOH C_nF_2_n_+_1(CH_2CH_2O)_l
    COOHC_nF_2_n_+_1CH_2CH_2O
    H▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、nは1〜40の整数、lは1〜50の整数であ
    る。) で表されるフッ素系固形潤滑剤から選ばれる少なくとも
    1種以上のフッ素系固形潤滑剤を含有させた特許請求の
    範囲第1項および2項記載の磁気記録媒体。
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