JPH0520322A - 文書処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 文書情報印刷時の高速化および記憶手段の有
効利用を図る。 【構成】 ＲＡＭ２の文書情報エリアの文書情報のプリ
ンタ７へのプリントに際して、この文書情報中に定型フ
ォーマットがあるかどうかをＣＰＵ３が判別し、あると
きはその旨表示器５に表示し、定型フォーマットを除い
てプリントする指示がキーボードから入力されたときは
定型フォーマットを除いた文書情報をプリントする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】ワープロやタイプライターなどの
文書処理装置において、定型フォーマット文書情報を作
成・編集・記録する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】文書処理装置において、定型フォーマッ
トのある文書を編集し、印刷記録する場合、文書編集は
表示装置に定型フォーマットを表示しつつ全体の表示画
面を確認しながら行い、文書確認の印刷でも定型フォー
マット毎にまとめて文書の印刷記録を行う。

【０００３】葉書のあて名の様な定型フォーマットで
は、住所編集時には書式が決まっているため、フォーマ
ット上での情報入力は必要ないが、実際の出力のイメー
ジが損なわれる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては次のような問題がある。

【０００５】（１）定型フォーマットを含む文書を作成
編集し、文書の誤字・脱字等の校正を行う際に、文書の
印刷記録を行うが、定型フォーマットが確認には不要な
時でも定型フォーマットを印刷出力するため、印刷時間
やインク・フィルムの無駄が発生する。

【０００６】（２）更に、定型フォーマットは共通であ
るにもかかわらず、一文書としてフォーマットごと文書
保存するため、文書容量が大きくなり１記憶媒体あたり
での記憶文書量が制限される。

【０００７】本発明の目的は以上のような問題を解消し
た文書処理装置を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は記憶手段内の文書情報を記録する際に、当該文
書情報が定型フォーマットを含むか否かを判別する判別
手段と、該判別により定型フォーマットを含むときに当
該定型フォーマットを除いて前記文書情報を印刷するか
否かを指示する手段と、該指示が定型フォーマットを除
くときに当該定型フォーマットを除いて前記文書情報を
記録する手段とを具えたことを特徴とし、さらに、前記
記憶手段は、定型フォーマット判別用の情報記憶部を有
し、当該記憶手段内の定型フォーマットを含む文書情報
には前記情報記憶部内情報によって判別できる情報のみ
が当該定型フォーマットの全情報に代えて含まれている
ことを特徴とする。

【０００９】

【作用】本発明によれば、定型フォーマットを含む文書
情報から定型フォーマットが除かれて記録される。さら
に定型フォーマットの全情報の代りに一部情報を記憶す
ることによって１記憶媒体の記憶文書量が増加する。

【００１０】

【実施例】本発明実施例の文書処理装置を図２に示す。
この文書処理装置においては、表示用のＶＲＡＭ１（Vi
deo Random Access Memory）と文書処理用のワークエリ
アをもつＲＡＭ２（Random Access Memory) を有し、Ｃ
ＰＵ３による処理のプログラムや辞書・ＣＧ（Characto
r Generater)の情報を格納したＲＯＭ４（Read Only Me
mory) を有する。ＶＲＡＭ１内の情報は表示器５に表示
され、ＲＡＭ２の文書情報エリア１１内の情報をインタ
フェース６を介してプリンタ７でプリントする。８はＦ
Ｄ（Floppy Disk)、ＨＤ（Hard Disk)等の外部記憶メデ
ィアである。９は文字情報、後述の定型フォーマットの
印刷の可否を示す情報等を入力するキーボードである。
本発明においては、ＲＡＭ２の作成・編集用の文書を記
憶する文書情報エリア１１中に、定型フォーマット文書
判別用の定型フォーマット判別エリア１２を付加する。
前記定型フォーマット判別エリア１２の情報としては、
定型フォーマット文書／普通文書の判別・定型フォーマ
ットの種類等がある。

【００１１】ＲＡＭ２中において、定型フォーマット文
書として処理される文書情報は、例えば図３に示す形式
をとるもので、その構成は（ａ）全文書が（ｂ）変更文
書と（ｃ）フォーマット領域で分割構成可能なものであ
り、例えば、日報・月報・集計表・技術報告書等の類で
ある。このうち（ｃ）フォーマット領域は、事前にコピ
ーし、後から（ｂ）変更文書を加えること（この場合は
手書き）により（ａ）全文書を作成する場合が多い。本
発明では、（ｃ）フォーマット領域にワープロやタイプ
ライター等の文書処理装置で作成・編集した（ｂ）変更
文書を、ワープロやタイプライター等の文書処理装置で
印刷し（ａ）全文書を作成する。

【００１２】図１のフローチャートは上記処理におい
て、印刷時の指定により行なうものであり、（ｂ）変更
文書のみの記録を可能にすることにより文書の検証段階
での高速化と、インク消費量の削減を可能とする。すな
わち、図１に示すフローチャートは、一般の印刷処理で
の定型フォーマットを含む文書における本発明による印
刷処理の概念を示す。Ｓ１で文書情報が、定型フォーマ
ットを含むか否かを判別し（その結果は表示器に表示さ
せる）、定型フォーマットがなければＳ２で全文書を印
刷し、含む場合にはＳ３で、キーボードからの入力情報
が定型フォーマットを印刷するか否かを判断し、印刷す
るならＳ２にすすみ、しないならＳ４で文書のみ印刷す
る。

【００１３】更にこの機能を強化する方法として、定型
フォーマット文書での、（ｃ）フォーマット領域が常に
共通なことに着目し、この部分を上記定型フォーマット
文書判別用エリア１２の情報内に、種類を示すコードと
して持たせるようにし、定型フォーマットを含む作成・
編集した文書情報にはその定型フォーマットの種類を示
す情報（コード）のみを入れて記憶手段に記憶するよう
にすることにより記憶手段への記憶データ量の削減を行
なうことができる。

【００１４】図４のＳ４１に示すように、作成・編集用
に読み出された文書情報に定型フォーマット文書を示す
コードがあるか否かを判断する。すなわち、読み出され
た文書情報に定型フォーマット文書判別エリア１２の情
報（コード）と同じ情報（コード）が入っていれば、Ｓ
４２で該当する定型フォーマット文書を読み出す。この
読み出しは、Ｓ４３で、定型フォーマットが編集文書メ
ディアと同一メディアにあるかを判断し、あればＳ４４
で同じメディアから読出し、なければＳ４５で他のメデ
ィア（内蔵ＲＯＭ，付属外部記憶手段）にあるかを判断
し、あればＳ４６でその該当メディアから定型フォーマ
ットを読み出し、なければＳ４７で他のメディア挿入等
の指示を表示器等に表示し、当該挿入後に定型フォーマ
ットを読み出す。なお、この定型フォーマットは、前記
作成・編集用に読み出された文書情報と同じ記憶エリア
での処理や、他のエリアで非編集領域として前記文書の
編集を行なっても構わない。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、例
えば確認用印刷等の場合には、定型フォーマットを含む
文書であっても定型フォーマットを除いて印刷すること
ができ、したがって、記録時間の高速化、インク消費量
が削減でき経済的である。また、定型フォーマットを含
む文書の記憶容量を削減し、１記憶媒体での記憶文書量
をふやし情報の有効化を計れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の印刷処理の動作を示すフローチャート
である。

【図２】本発明文書処理装置のブロック図である。

【図３】定型文書のフォーマット例を示す図である。

【図４】本発明の文書読みだし処理のフローチャートで
ある。

【符号の説明】

２ ＲＡＭ ３ ＣＰＵ １２ 定型フォーマット判別エリア

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 記憶手段内の文書情報を記録する際に、
   当該文書情報が定型フォーマットを含むか否かを判別す
   る判別手段と、該判別により定型フォーマットを含むと
   きに当該定型フォーマットを除いて前記文書情報を印刷
   するか否かを指示する手段と、該指示が定型フォーマッ
   トを除くときに当該定型フォーマットを除いて前記文書
   情報を記録する手段とを具えたことを特徴とする文書処
   理装置。
2. 【請求項２】 前記記憶手段は、定型フォーマット判別
   用の情報記憶部を有し、当該記憶手段内の定型フォーマ
   ットを含む文書情報には前記情報記憶部内情報によって
   判別できる情報のみが当該定型フォーマットの全情報に
   代えて含まれていることを特徴とする請求項１に記載の
   文書処理装置。