JP3420457B2 - 文書処理方法及び装置 - Google Patents

文書処理方法及び装置

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JP3420457B2 JP06085497A JP6085497A JP3420457B2 JP 3420457 B2 JP3420457 B2 JP 3420457B2 JP 06085497 A JP06085497 A JP 06085497A JP 6085497 A JP6085497 A JP 6085497A JP 3420457 B2 JP3420457 B2 JP 3420457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書処理方法及び
装置、特にドット・イメージを受信して印字を行なうイ
メージ・プリンタに対して、複数部の印刷を行なう場合
の、出力制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文書処理装置例えば、日本語処理装置、
いわゆる日本語ワードプロセッサは、文書作成機能、文書
保存/呼出し機能、及び印刷機能等を備え、近年わが国で
も一般的に使われるようになってきている。この種の装
置では、文書作成を行なう場合には、オペレータは文書作
成処理を選択し、キーボードから文字を入力する。漢字
を入力する場合にはキーボードからかな文字を入力し、
変換キーを押す。そうすると入力されたかな文字を読み
に持つ単語が単語辞書からサーチされ、漢字表記の候補
単語がディスプレイ上に表示される。これらの候補単語
の一つを選択すると、かな表記の単語が漢字表記の単語
に置き換えられる。また、文書保存処理を選択すること
により、上記で作成された文書をハードディスクやフロ
ッピー等の補助記憶装置に保存することができる。文書
の更新を行なう場合には、文書呼出し処理を選択し、ハー
ドディスクやフロッピーディスク等に保存されている文
書を文書メモリ上に呼出し、前記入力処理を行なう。印
刷を行ないたい場合には、印刷を選択する。そうすると、
文書メモリ上に格納されている各文字コードや図形・画
像等の情報をプリンタに出力する。
【0003】この種の装置に於いては、印字装置として
熱転写プリンタやインクジェット・プリンタのような、
いわゆるシリアル・プリンタが接続される場合が多い。
これは一体であっても別体であっても構わない。また近
年の日本語ワードプロセッサでは文字データだけでな
く、図形、グラフ、画像等のデータも扱われるようになっ
てきており、プリンタへの出力は従来のような文字コー
ドではなく、ドット・イメージで行なわれる場合が多くな
ってきている。また、シリアルプリンタであるので、ヘ
ッド高さ分つまり、少なくとも1頁の部分領域分の容量
のバッファを有してさえいれば印刷は実行できる。
【0004】プリンタに出力を行なう際には、文書中に
含まれる文字データ、図形データ、グラフデータ、画像デ
ータ等を全てドット・イメージに展開する必要がある。
【0005】この際、ドット・イメージを1頁分丸毎保持
するバッファ(=ページバッファ)をメモリ上に確保する
ことは、メモリ容量の関係から非常に困難であり、多くの
場合1頁のうちの一部分のドット・イメージを保持する
為のバッファ(ここでは『バンドバッファ』と呼ぶこと
にする)を持ち、1頁分のドットイメージを展開するまで
待つことなく、文書の1頁の一部分をドット・イメージ
に展開してはプリンタに出力する、という処理を繰り返
すことになる。即ち、図2に示すように、文書メモリ中の
1頁分のデータ(2.1) の中には、文字コードのみなら
ず、図形データ,画像データ,グラフデータ等のデータが
含まれる。該1頁分のデータの内、バンドバッファ(1.
5)のサイズに対応する矩形領域(2.3)中 に含まれる
文字コード,図形データ,画像データ,グラフデータ等が、
バンドバッファ(1.5) 上にドット・イメージ展開され
る。その後バンドバッファ(1.5)上のドット・イメー
ジがプリンタ(2.4)に出力される。図3は文書メモリ
中の1ページ分のデータが、バンドバッファ・サイズに
応じて、複数回に分割して描画・出力される様子を表わ
した図である。同図に於いて、(3.2)が1回目の展開
分、(3.3)が2回目の展開分、(3.4)が3回目の展開
分、(3.5)が4回目の展開分の領域をそれぞれ表わして
いる。
【0006】このような方式に於いて、印刷に要する時
間を表わしたのが、図4である。同図に於いてT1(4.
1)は1回目のドット・イメージ展開処理に要する時間、
P1(4.3)は当該ドット・イメージをプリンタに出力す
るのに要する時間、T2(4.2)は2回目のドット・イメ
ージ展開に要する時間、P2(4.4)は当該ドット・イメー
ジをプリンタに出力するのに要する時間、…、Pm(4.5)
は1頁の最終展開分のドット・イメージをプリンタに出
力するのに要する時間を、それぞれ表わしている。図4
からも明らかなように、この場合の印刷時間は下式で求
められる;
【0007】
【外1】
【0008】このような文書処理装置に於いて、複数部
数(印刷部数≧2)の印刷を行なおうとした場合、従来の
この種の装置に於いては、1頁の印刷処理を、単純に印刷
部数分だけ繰り返すような構成になっていた。この為、
1部目のみならず2部目以降に於いても毎回パターン展
開処理が実行されてしまうことになる。この場合の印刷
時間は、
【0009】
【外2】 となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方式
によると、複数部数(印刷部数≧2)の印刷を行なおうと
した場合、1頁(の一部)をドット・イメージに展開する処
理を、印刷部数の回数分だけ繰り返さなければならない
ことになり、特に図形、グラフ、画像等のドット・イメージ
展開に時間の掛かる文書の場合、従来の印刷処理方式で
は印刷の効率を上げることができない、という欠点があ
った。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の文書処理装置は、1部目を印刷する場合、
文書要素に基づきドットイメージをRAM内のバッファ
に展開し、RAM内のバッファに展開されたドットイメ
ージをハードディスクに書き込むとともにプリンタに出
力する処理を行う第1処理手段と、2部目以降を印刷す
る場合、ハードディスクからRAM内のバッファにドッ
トイメージを読み出し、RAM内のバッファに読み出さ
れたドットイメージをプリンタに出力する処理を行う第
2処理手段とを有し、前記第1処理手段は、RAM内の
バッファに白データしか存在しない場合には、白データ
しか存在しないことを示すフラグを立て、ハードディス
クへの書き込みを省略し、前記第2処理手段は、前記フ
ラグを参照し、白データしか存在しないことが判明した
場合ハードディスクからの読み出しを行わず、RAM内
のバッファに白データを書き込むことを特徴とする。
【0012】また、本発明の文書処理装置は、プリンタ
と、1部目を印刷する場合、文書要素に基づきドットイ
メージをRAM内のバッファに展開し、RAM内のバッ
ファに展開されたドットイメージをハードディスクに書
き込むとともにプリンタに出力する処理を行う第1処理
手段と、2部目以降を印刷する場合、ハードディスクか
らRAM内のバッファにドットイメージを読み出し、R
AM内のバッファに読み出されたドットイメージを前記
プリンタに出力する処理を行う第2処理手段とを有し、
前記第1処理手段は、RAM内のバッファに白データし
か存在しない場合には、白データしか存在しないことを
示すフラグを立て、ハードディスクへの書き込みを省略
し、前記第2処理手段は、前記フラグを参照し、白デー
タしか存在しないことが判明した場合ハードディスクか
らの読み出しを行わず、RAM内のバッファに白データ
を書き込むことを特徴とする。
【0013】また、本発明の文書処理方法は、1部目を
印刷する場合、文書要素に基づきドットイメージをRA
M内のバッファに展開し、RAM内のバッファに展開さ
れたドットイメージをハードディスクに書き込むととも
にプリンタに出力する処理を行う第1処理ステップと、
2部目以降を印刷する場合、ハードディスクからRAM
内のバッファにドットイメージを読み出し、RAM内の
バッファに読み出されたドットイメージをプリンタに出
力する処理を行う第2処理ステップとを有し、前記第1
処理ステップは、RAM内のバッファに白データしか存
在しない場合には、白データしか存在しないことを示す
フラグを立て、ハードディスクへの書き込みを省略し、
前記第2処理ステップは、前記フラグを参照し、白デー
タしか存在しないことが判明した場合には、ハードディ
スクからの読み出しを行わず、RAM内のバッファに白
データを書き込むことを特徴とする。
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、一実施例に沿って本発明
の内容を詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の特徴を最もよく表わしたも
のである。同図に於いて1.1はマイクロプロセッサ(C
PU)であり、文書処理の為の演算・論理判断等を行い、コ
ントロールバス(CB)、データ・バス(DB)、及びアドレ
ス・バス(AB)を介して各パスに接続された各構成要素
を制御する。
【0018】1.2は読み出し専用メモリ(ROM)であ
り、後述のフローチャートで示される様に、マイクロプ
ロセッサ(CPU)が実行すべき制御手順及び固定のデー
タ等を記憶している。1.3はランダムアクセス・メモリ
(RAM)であり、各構成要素からの各種データの一時保
存用、及びマイクロプロセッサが各種処理を行なう為の
ワーク領域等に使用される。
【0019】1.4は文書メモリ(DBUF)であり、1.
6のキーボードから入力された文書データを記憶する。
1.5はバンドバッファ(BBUF)であり、文書データ
の1頁の一部分の矩形領域をドット・イメージに展開し
た場合のドット・イメージ・データを、一時的に保持する
のに使用される。これは、1.3のRAM内に設けられ
てもよい。1.6はキーボード(KB)であり、文字や記号
等の入力、及び印刷動作の指示(印刷・中断・中 止等)等に
使用される。
【0020】1.7は陰極線管や液晶表示器のような表
示器(CRT)であり、文書メモリ中の文書データの表示
等を行う。1.8はキャラクタジェネレータ(CG)であ
り、1.7に表示する文字及び1.10のプリンタに印字
する文字のドット・パターンを発生する。1.10はワイ
ヤドット・プリンタ、熱転写プリンタ、インクジェット・プ
リンタのような、所謂シリアル・ドット・プリンタであり、
文書メモリ(DBUF)に記憶されている文書データの印
字を行う。より具体的には、バンドバッファ(BBUF)
上に展開された、ドット・イメージが、これらのプリンタ
に印字出力される。1.9はハードディスク(HD)のよ
うな、大容量の補助記憶装置であり、文書データやその他
のデータの補助記憶として使用される。また、1頁分の
ドット・イメージを保持する為のページバッファ(詳細は
後述)も、当該補助記憶装置上の一つのファイルとして確
保される。1.11はコントロール・バス(CB)であり、
マイクロプロセッサ(CPU)の制御の対象となる各構成
要素の制御信号を、各構成要素との間でやり取りする。
【0021】1.12はデータ・バス(DB)であり、各構
成要素間のデータの転送を行う。
【0022】1.13はアドレス・パス(AB)であり、マ
イクロプロセッサ(CPU)の制御の対象となる各構成要
素を指示するアドレス信号を転送する。
【0023】図14はページバッファ(PBUF)の構成
を表わした図である。ページバッファは、補助記憶装置
(HD)上の一つのファイルとして確保される領域であ
り、文書データの1頁分のドット・イメージを保持するの
に十分なサイズを持っているものとする。当該ファイル
は内部的には、バンドバッファ(BBUF)のサイズ単位
で分割して管理されるものとする。同図に於いて14.
1はページバッファのファイル全体を表わし、14.2〜
14.6は当該ファイル中でバンドバッファのサイズ毎
に区切られた領域を表わしている。
【0024】次に本実施例での印刷の処理方法について
説明する。図8は印刷処理を表わした図である。印刷処
理ではまず、初期化処理(8.1)を行った後、1頁印刷処
理(8.2)を実行する。当該処理は文書データの終端に
到達するまで(8.3)繰り返される。文書データの全て
に対して印刷処理が完了したならば、終了処理(8.4)を
行い、印刷処理は終了する。
【0025】図9は初期化処理の処理手順を表わした図
である。初期化処理では、まず印刷で使用される用紙の
サイズと、バンドバッファ(BBUF)のサイズとから、文
書データの1頁の内一度に展開できる矩形領域のサイ
ズ、及び1頁当たりの展開回数を求める(9.1)。次に、
用紙サイズから、補助記憶装置上に確保される頁バッフ
ァ(PBUF)の必要サイズ(=1頁分のドット・イメージ
を保持するのに必要なサイズ)を求め(9.2)、ページバ
ッファ・ファイルを補助記憶装置上に作成する(9.3)。
【0026】図10は、1頁印刷処理の流れを表わした
図である。1頁印刷処理では、まず印刷済み部数を初期
化する(10.1)。次に印刷済み部数が0(=1部目の印
刷)かどうかを判定(10. 2)する。ここで1部目の印
刷であった場合には、1頁中での展開すべき矩形領域を
指すポインタを初期化(=頁先頭を指す)(10.3)した
後、指定された矩形領域中に含まれる文書要素 (文字コ
ード,図形データ,画像データ,グラフデータ等)をドット
・イメージに展開する(10.4)。当該処理により、バン
ドバッファ(BBUF)上には、上記矩形領域に対応する
ドット・イメージ・データが作成される)。なお、ここでは
ドット・イメージ展開処理の詳細については省略する。
次に、ページバッファ保存処理(詳細は後述)を実行して、
バンドバッファ上のドット・イメージを、ページバッファ
(PBUF)ファイル中の対応する位置に書き込む(10.
5)。
【0027】この時同時に、バンドバッファ(BBUF)
上のドット・イメージをプリンタにも出力する(10.
6)。その後展開ポインタを矩形領域のサイズ分下にず
らし、1頁の終端に到達している かどうかを判定する
(10.7)。もし到達していなければ、1頁の展開は完了
していないので、(10.4)からの処理を繰り返す。到達
していれば、1頁の展開及び印字処理は完了しているの
で、印刷済み部数を更新する(10.8)。ここで印刷部数
分の印刷が完了していれば、処 理を終了する。印刷部数
分に達していなかった場合には、(10.2)の処理に戻
る。
【0028】なお、(10.2)に於いて印刷済み部数が1
以上(2部目以降)の場合には、以下の処理を実行する。
即ち展開ポインタを初期化した後(10.10)、ドット・
イメージ展開処理(10.4) の代わりに、ページバッフ
ァ読み出し処理(10.11)を実行し、展開ポインタに対
応するドット・イメージのデータをページバッファ・ファ
イル(PBUF)からバンドバッファ(BBUF)に読み出
した後、当該バンドバッファ上のドット・イメージをプリ
ンタに出力する(10. 12).その後、1頁の終端に到
達しているかどうかを判定(10.13)し、未だ到達して
なければ(10.11)の処理に戻る。(10.13)に於い
て、1頁の終端に到達していたならば、(10.8)の処理
に移行する。
【0029】図11は、終了処理の流れを表わした図で
ある。当該処理では、初期化処理で開いていたページバ
ッファ・ファイル(PBUF)を閉じる(11.1)を行い、
処理を終了する。
【0030】図12は、ページバッファ保存処理の手順
を表わしている。当該処理では、まず展開ポインタの値
により、ページバッファ(PBUF)中の書き込み位置を
求める。次に、ページバッファ・ファイル(PBUF)の当
該書き込み位置から、バンドバッファ(BBUF)上のド
ット・イメージを書き込む。
【0031】図13は、ページバッファ読み出し処理の
手順を表わしている。当該処理では、まず展開ポインタ
の値により、ページバッファ(PBUF)中の読み出し位
置を求める。次に、ページバッファ・ファイル(PBUF)
の当該読み出し位置から、バンドバッファ(BBUF)上
にドット・イメージのデータを読み出す。
【0032】以上説明してきた本実施例での動作の概要
を図で示したのが、図5及び図6である。文書データの
ある頁を印刷する場合、まず1部目の場合には、図5に示
すように、文書デー タ(DBUF1.4上)の内1頁分の
データが、バンドバッファ(BBUF1.5)のサイズに
対応した矩形領域単位で、バンドバッファ(BBUF1.
5)上にドット・イメージ展開される。当該バンドバッフ
ァ(1.5)上のドット・イメージは、プリンタ(1.10)
に印字出力されると同時に、ページバッファ(5.4)上
の、対応する位置に保存される。
【0033】2部目以降の印刷の場合には、図6に示す
ように、文書データからのドット・イメージ展開は実行さ
れず、その代わりに補助記憶装置(1.9)上のページ
バッファ(5.4)の対応する位置からバンドバッファ
(1.5)上にドット・イメージの読み出しが行われる。
当該バンドバッファ上に読み出されたドット・イメージ
は、その後プリンタ(1.10)に対して印字出力され
る。
【0034】(他の実施例)上記の実施例では、1部目
の印刷処理に於いてバンドバッファ(BBUF1.5)上
に展開されたドット・イメージは、無条件に補助記憶装置
上のページバッファ(PBUF5.4)に書き込み/読み
出しが行なわれるようになっていたが、文書によっては
ドット・イメージ展開すべき領域中に文字や図形,画像,
グラフ等の情報が一切含まれていない場合がある。この
場合には、バンドバッファ(BBUF1.5)上には白デ
ータのみしか存在しないことになる。このような場合に
は、当該展開分には白データのみしか存在しないことを
示すフラグを立てておき、補助記憶装置への保存を省略
するようにしても良い。この場合、2部目以降の印刷処
理では、当該フラグを参照し、白データのみしか存在しな
いことが判明した場合には、ページバッファからの読み
出し処理を行なわず、その代わりにバンドバッファに全
て白のデータを書き込み、当該データをプリンタに出力
するようにする訳である。これにより、白データしか存
在しない場合には、補助記憶装置への読み書きを行なわ
ずに済ませることができ、より印刷の高速化を図ること
が可能になる。
【0035】尚、文書処理ソフトウエアが記憶媒体に記
憶されて販売され、その一部の機能が本願発明により実
現されていてもよい。つまり、上述のフローチャートに
示すプログラムが、機能の一部として、該記憶媒体に格
納されていてもよい。そのためには、本願発明を構成す
る各機能モジュールが、記憶媒体に記憶され必要に応じ
てその機能を呼び出すためのインデックス情報もともに
記憶されていることは言うまでもない。
【0036】以上説明してきたように、本願によれば、複
数部数(印刷部数≧2)の印刷を行う場合、1部目の印刷
の場合には、従来通りドット・イメージへの展開処理が実
行されるが、2部目以降の印刷の場合には、ドット・イメ
ージ処理は実行されず、その代わりに補助記憶装置上に
保存されていた(1部目に展開/保存されていた)ドット・
イメージを読み出して印字出力することになる。
【0037】この為、1部目に関しては従来例と同様の
時間が掛かる(図4参照)が、2部目以降については図7
に示すように、1回目のページバッファ(PBUF)から
の読み出し時間をR1、2回目の読み出し時間をR2、3回
目の読み出し時間をR3、…、最終の読み出し時間をRmと
した場合、印刷に要する時間は
【0038】
【外3】 となる。ページバッファ(PBUF)からの読み出しに要
する時間(Ri)が、ドット・イメージ 展開に要する時間
(Ti)よりも十分に小さい場合には、2部目以降の印刷が
高速化される、という効果がある。しかも、補助記憶装置
を備えた文書作成装置であれば、大量のメモリ(RAM)
を搭載していなくても実現できる。
【0039】なお、補助記憶装置からの読み出しに要す
る時間は、読み出しのサイズのみによって決まりほぼ一
定なので、ドット・イメージ展開の時間の掛かる複雑な文
書(図形,画像,グラフ等を多数含んだ文書)ほど、より大
きな効果を得られることになる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、複数部数の印刷を行う場合、2部目以降の印刷の場合
には、ドット・イメージ処理は実行されず、その代わりに
記憶装置上に保存されていた(1部目に展開/保存されて
いた)ドット・イメージを読み出して印字出力することが
でき、2部目以降については高速化される、という効果
がある。
【0041】しかも、補助記憶装置を備えた文書作成装
置であれば、大量のメモリ(RAM)を搭載していなくて
も実現できる。
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を最も良く表わしている図
【図2】従来方式での文書の印字方式を表わした図
【図3】文書データの1頁分が、何回かに分割してドッ
ト・イメージ展開→プリンタ出力される様子を表わした
【図4】従来方式による印刷処理の処理のシーケンスを
表わした図
【図5】本実施例において、1部目の印刷を行なう場合
の流れを概念的に表わした図
【図6】本実施例において、2部目以降の印刷を行なう
場合の流れを、概念的に表わした図
【図7】本実施例を採用した場合の、印刷処理のシーケ
ンスを表わした図
【図8】本実施例における印刷処理のフローチャート
【図9】本実施例における初期化処理のフローチャート
【図10】本実施例における1頁印刷処理のフローチャ
ート
【図11】本実施例における終了処理のフローチャート
【図12】本実施例におけるページバッファ保存処理の
フローチャート
【図13】本実施例におけるページバッファ読出し処理
のフローチャート
【図14】本実施例におけるページバッファ(PBU
F)の構成を表わした図
【符号の説明】
1.9 HD 5.4 PBUF 1.5 BBUF 1.1 CPU 1.4 BBUF

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1部目を印刷する場合、文書要素に基づ
    きドットイメージをRAM内のバッファに展開し、RA
    M内のバッファに展開されたドットイメージをハードデ
    ィスクに書き込むとともにプリンタに出力する処理を行
    う第1処理手段と、 2部目以降を印刷する場合、ハードディスクからRAM
    内のバッファにドットイメージを読み出し、RAM内の
    バッファに読み出されたドットイメージをプリンタに出
    力する処理を行う第2処理手段とを有し、 前記第1処理手段は、RAM内のバッファに白データし
    か存在しない場合には、白データしか存在しないことを
    示すフラグを立て、ハードディスクへの書き込みを省略
    し、 前記第2処理手段は、前記フラグを参照し、白データし
    か存在しないことが判明した場合ハードディスクからの
    読み出しを行わず、RAM内のバッファに白データを書
    き込むことを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 プリンタと、 1部目を印刷する場合、文書要素に基づきドットイメー
    ジをRAM内のバッファに展開し、RAM内のバッファ
    に展開されたドットイメージをハードディスクに書き込
    むとともにプリンタに出力する処理を行う第1処理手段
    と、 2部目以降を印刷する場合、ハードディスクからRAM
    内のバッファにドットイメージを読み出し、RAM内の
    バッファに読み出されたドットイメージを前記プリンタ
    に出力する処理を行う第2処理手段とを有し、 前記第1処理手段は、RAM内のバッファに白データし
    か存在しない場合には、白データしか存在しないことを
    示すフラグを立て、ハードディスクへの書き込みを省略
    し、 前記第2処理手段は、前記フラグを参照し、白データし
    か存在しないことが判明した場合ハードディスクからの
    読み出しを行わず、RAM内のバッファに白データを書
    き込むことを特徴とする文書処理装置。
  3. 【請求項3】 RAM内のバッファサイズと用紙サイズ
    とから1頁あたりの展開回数を求める手段を有すること
    を特徴とする請求項1、または2記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 用紙サイズからハードディスクのサイズ
    を求める手段を有することを特徴とする請求項1、また
    は2記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 1部目を印刷する場合、文書要素に基づ
    きドットイメージをRAM内のバッファに展開し、RA
    M内のバッファに展開されたドットイメージをハードデ
    ィスクに書き込むとともにプリンタに出力する処理を行
    う第1処理ステップと、 2部目以降を印刷する場合、ハードディスクからRAM
    内のバッファにドットイメージを読み出し、RAM内の
    バッファに読み出されたドットイメージをプリンタに出
    力する処理を行う第2処理ステップとを有し、 前記第1処理ステップは、RAM内のバッファに白デー
    タしか存在しない場合には、白データしか存在しないこ
    とを示すフラグを立て、ハードディスクへの書き込みを
    省略し、 前記第2処理ステップは、前記フラグを参照し、白デー
    タしか存在しないことが判明した場合には、ハードディ
    スクからの読み出しを行わず、RAM内のバッファに白
    データを書き込むことを特徴とする文書処理方法。
  6. 【請求項6】 RAM内のバッファサイズと用紙サイズ
    とから1頁あたりの展開回数を求めるステップを有する
    ことを特徴とする請求項5記載の文書処理方法。
  7. 【請求項7】 用紙サイズからハードディスクのサイズ
    を求めるステップを有することを特徴とする請求項5記
    載の文書処理方法。
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