JPH08115178A - ページ記述言語における可変データフイールド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定像を有する高品質ページを生成する。 【解決手段】 マスターファイルは、位置パラメータと
ともに背景像情報と、ページ特定像領域データへのファ
イル参照とを記憶する。ページ特定データは、データベ
ースアプリケーションプログラムによって発生された、
一つ以上のデータファイルにおいて記憶される。マスタ
ーファイルとページ特定ファイルは、背景像が、ただ一
度ビットマップに変換され、ページ特定データが、各個
別ページを表現するためにこのビットマップを多様に修
正する如く組み合わされる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、同一背景像領域と、個
別データ要素を含む文書特定像領域とを有する複数文書
を作成するための方法に関する。方法は、デスクトップ
パブリッシングシステムにおいて、専門印刷物、例え
ば、ダイレクトメール又は個人用コピーのために使用さ
れる。

【０００２】

【従来技術及びその課題】ダイレクトメール目的のため
に又は個人用印刷物の生産において、文書の特定小領域
を除いて、同一内容の文書を１、０００〜１０、０００
通印刷することが必要である。通常、文書は、一枚の片
面用紙から成るが、そのような文書はまた、数枚の片面
又は両面シートから成ることもある。また、そのような
文書の数ページが、単一用紙に印刷又は組付けされなけ
ればならないことがある。一枚以上の組付けシートは、
その後、特定順序において折り畳まれ、及び／又は組み
立てられ、必要なレイアウトの折本又は小冊子を配布す
る。ここでは、個別化された片面シートが用意されなけ
ればならない時生ずる問題を議論するが、本発明は、よ
り複雑な構成に対してこれらの問題を解決する。

【０００３】個別化された片面シートの最も簡単なフォ
ーマットは、余白を有する一般テキストを具備する。余
白において、特定データが、ページ毎に記入される。伝
統的に、これは、次のようにして取り扱われる。一般テ
キスト−背景像上に示される−が、すべて同一の複数の
シートにおいて印刷される。一括印刷は、オフセットプ
リンター、写真複写機、又はデジタルプリンターによっ
て行われる。ページ特定情報が、第１印刷パスの直後
に、又は後の時点に付加される。これは、ページ毎に、
シートに付着した個別標識、手書き、タイプ書き、又は
コンピュータに結合したプリンターによる。そのような
プリンターは、インパクトプリンター、エレクトログラ
フィックレーザープリンター、インクジェットプリンタ
ー等である。この方法に対する問題は、背景像のインク
とページ特定データのインクの間の書き込みにおける可
視差である。さらに、ページ特定テキストは、通常、背
景テキストと適正に位置合わせされない。ページ特定デ
ータを付加する第２パスは、余分な時間と印刷装置を必
要とする。背景品質が高くなければならないならば、オ
フセット印刷が必要とされ、個別コピーの小バッチに対
して非常に高価となる。この方法の別の重要な欠点は、
重ね書きのみが可能であることである。背景像からはな
にも、局所的に消去されない。

【０００４】ビットマッププリンターを具備する現デジ
タル出力システム、例えば、デスクトップ応用におい
て、ページ記述言語において個別ページのデータストリ
ームを発生することができる。各ページが印刷されるた
めに、データストリームは、背景像の記述と個別像の記
述を具備する。各個別ページに対して、背景像と特定デ
ータを記述するデータストリームが、ビットマップに変
換されなければならない。背景像が複雑であるならば、
これは、ビットマップを発生するラスター像プロセッサ
ー（ＲＩＰ）に対して重要な負担を意味するが、シート
の小部分は、前シートとは異なる。さらに、背景データ
を記述するデータストリームのシート毎の伝送は、全シ
ステムに大きな性能低下を課する。伝送がネットワーク
上で行われるならば、この種類の印刷ジョブは、膨大な
負荷を接続に課し、これにより、同一ネットワークを使
用する他のタスクのスループットに影響を与える。

【０００５】伝送問題を軽減する方法は、「フォーム」
の生成である。フォームの定義及び使用をサポートする
ページ記述言語は、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔページ記述言
語のレベル２機能である。ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔは、Ａ
ｄｏｂｅ ＳｙｓｔｅｍｓＩｎｃ．の商標である。Ｐｏ
ｓｔＳｃｒｉｐｔ言語リファレンスマニュアル、第２
版、ＩＳＢＮ ０−２０１−１８１２７−４、４．７
節、ページ１７２〜１７５は、フォームの概念と使用を
記載する。固定テンプレートが、フォームにおいて規定
され、そして可変情報が、その上に描写される。フォー
ムの各実行は、同一出力を産出する。フォームのグラフ
出力は、キャッシュにおいてセーブされる。フォームが
使用される毎に、セーブされた出力は、フォームの定義
を再実行する代わりに、検索される。マニュアルには、
フォームが多数回使用される時、これが性能を大きく改
良することが記載される。キャッシュのやり方は、実現
依存性である。多くの実現において、キャッシュは、内
部表現−表示リスト−を記憶し、フォームが必要とされ
る毎にビットマップに変換される。とにかく、フォーム
が像を含むならば、全体像はキャッシュされなければな
らず、実質的な量のメモリを必要とする。さらに、表示
リストからのビットマップの発生は、なお、多量の作業
を必要とする。

【０００６】上記の方法はいずれも、前記の問題に満足
される解を与えない。

【０００７】このため、発明の第１目的は、同一背景像
と各ページにおける特定像を有する高品質ページを生成
する方法を提供することである。

【０００８】発明の一層の目的は、各ページが単一印刷
パスにおいて生成されることである。

【０００９】発明の特定目的は、第２ページ以降のペー
ジを生成させる計算努力が、ページ特定像領域を生成す
るために必要な作業に関して実質的に縮小されることで
ある。

【００１０】他の目的は、以後の説明から明らかになる
である。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明により、同一背景
像領域と少なくとも一つのページ特定像領域を有する複
数のページを印刷するための方法において、 ａ）該背景像領域のビットマップ表現を発生させ、該ビ
ットマップをビットマップメモリ手段に記憶する段階
と、 ｂ）各ページ特定像領域に対応する該ビットマップ表現
の部分をキャッシュメモリ手段にセーブする段階と、 ｃ）少なくとも一つのページ特定像領域に対するビット
マップ表現を発生させ、該ページ特定ビットマップを該
ビットマップメモリ手段に記憶する段階と、 ｄ）少なくとも一ページを印刷するためにマーキングエ
ンジンに該ビットマップメモリ手段の内容を出力する段
階と、 ｅ）該キャッシュメモリ手段から該ビットマップメモリ
手段に少なくとも一つの該セーブ部分を復元する段階
と、 ｆ）該複数のページが印刷されるまで段階ｃ）〜ｅ）を
繰り返す段階とを具備する方法が開示される。

【００１２】背景領域が背景像のビットマップ表現に直
接に変換され、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ「フォーム」コマ
ンドの実現における如く、後の検索のために分離キャッ
シュメモリにおいて内部フォーマットでは記憶されない
という特徴は、幾つかの利点を有する。

【００１３】− 内部フォーマットがビットマップフォ
ーマットでないならば、”ｅｘｅｃｆｏｒｍ”コマンド
の実行は、ビットマップの発生を必要とする。

【００１４】− 内部フォーマットがビットマップフォ
ーマットであるならば、大量のキャッシュメモリが、ビ
ットマップのために必要とされたメモリとは別に、フォ
ームを記憶するために必要とされる。さらに、”フォー
ム”機能性は、スケーリング、回転、及び他のグラフ状
態設定を行うために余分な非ビットマップコピーが保有
されることを必要とする。

【００１５】− フォームがビットマップフォーマット
において記憶されても、分離キャッシュメモリの内容
は、”ｅｘｅｃｆｏｒｍ”コマンドが実行される毎に、
ビットマップメモリに伝送されなければならない。４０
０ｄｐｉ Ａ３サイズ カラープリンターにおいて、こ
れは、１２０メガバイトのデータ複写を必要とし、４０
メガバイト／秒のバス帯域幅を有するシステムにおいて
３秒を必要とする。

【００１６】本発明の方法により、セーブされなければ
ならないビットマップメモリ手段の −ページ特定像領域に対応するービットマップ部分は、
通常、全ビットマップよりも実質的に小さい。これは、
少量のメモリが、ビットマップ部分をセーブするために
必要とされるという利点を有する。さらに、セーブ動作
と後の復元動作は、ラスター像プロセッサーに大きなデ
ータ伝送上の負担を課さない。

【００１７】各個別ページに対して実行されなければな
らない段階ｃ）、ｄ）とｅ）は、主に、ページ特定デー
タに対するビットマップ発生に制限される。ページ特定
像領域に対するビットマップデータは、単一ページが印
刷されなければならないかの如く、ビットマップメモリ
に直接に書き込まれる。それ自体、このビットマップ領
域に対する特定処理又は余分な処理時間は、必要とされ
ず、通常のビットマップ発生の高性能処理の使用をシス
テムに可能にする。マーキングエンジンへのビットマッ
プの出力−段階ｄ）−は、いずれにせよ、行われなけれ
ばならない。第３の本質的な段階ｅ）は、背景像を表現
するビットマップデータの復元である。これは、少なく
とも、次のページにおいて異なるビットマップ部分に対
して達成されなければならない。この復元の利点は、例
えばテキストが、常に、真の背景上に重ねられ、テキス
トが描写されない所で可視のままであることである。他
方、レイアウトにより何が必要とされても、テキストを
包含する箱がまた、背景上に置かれる。この箱のサイズ
さえも、連続シートの間で変化する。そのようなビット
マップ部分は、通常、背景ビットマップよりも実質的に
小さく、伝送は、迅速に行われる少量の作業を必要とす
る。さらに、背景ビットマップの復元は、他の計算努力
に係わらない単純なコピー動作によって達成される。コ
ピー動作は、ハードウェア能力に基づいて、あるいは時
として、機械言語又はマイクロコードにおける特定ソフ
トウェア実現により、劇的に最適化される。この伝送を
最適化するために、優先的に、各ビットマップ部分は、
一つ以上のページ特定像領域に完全に重なる水平及び垂
直辺を有する矩形領域から成る。ページ特定像領域は、
例えば、３０度にわたって回転される矩形である。その
場合、ビットマップ部分は、優先的に、回転された矩形
を囲む最小の水平指向矩形である。ページ特定像領域は
また、多角形又は他の閉パスによって画定される。ビッ
トマップ部分はまた、その場合、優先的に最小包絡水平
矩形である。

【００１８】印刷されなければならないシートは、通
常、用紙である。シートは、片面又は両面印刷される。
複数とは、同一背景像を有する少なくとも２枚のシート
が印刷されることを意味する。通常、同一背景像を有す
る一連の例えば数百枚のシートが印刷される。また、各
個別化シートは、２枚以上の同一コピーが各特定ページ
に対して必要とされる時、２回以上印刷されなければな
らない。また、同一「背景像」は、一枚のシートに例え
ば４回出現し、そのシートにおいて、４つの個別ページ
が準備されることがある。４つの「背景像」は、その場
合、この発明の教示において一つの大きな「背景像」を
形成し、その時、シートは、４つ、８つ、．．のシート
特定像領域を含む。そのような形式のページを記述する
背景データストリームは、通常、「ステップと繰り返
し」の組付けにより獲得され、その場合に、各必要シー
トは、一枚の印刷シートにおいて２回以上適合する。

【００１９】また、各個別文書が、２枚以上のシートか
ら成ることがある。その場合に、優先的に、各個別文書
の第１ページが、発生され、プリンターにまず出力さ
れ、次に各個別文書の第２ページが続く。その後、文書
はソートされ、一層のパスにおいて組み立てられる。

【００２０】同一背景像領域は、各シートにおいて出現
する像を保持するシートの部分である。背景像は、印刷
テキスト又はグラフィックス、又はコントーン像の再
現、あるいはこれらの「グラフィック対象」の組み合わ
せである。グラフィック対象は、白黒又はカラーであ
る。コントーンカラー又は白黒像は、２進中間調、多重
レベル中間調、又はコントーン再現プロセスにより各シ
ートにおいて再現される。２進多重レベル又はコントー
ンプロセスにより、ビットマップは、ピクセル毎、ビッ
トマップメモリ手段においてカラー当たり１以上の情報
ビット（２進桁）を必要とする。

【００２１】特定像領域は、人の名前、住所等の個人識
別データ、人の写真のデジタル表現、数値表現又は人の
登録番号のバーコード等を含む。特定像領域はまた、不
動産データベースにおける特定家屋の如く特定項目、又
は集合における特定対象を記述する。ページ特定像領域
は、背景像領域内に完全にあり、部分的にそれに重な
り、又はそれから完全に分離される。また、一つを超え
るページ特定像領域が、各シートにおいて存在すること
がある。例えば、人の名前が、シートの２つの異なる位
置に出現し、又はその名前が一ページの特定像領域に出
現し、その写真が、別のページ特定像領域において出現
することがある。一つを超えるページ特定像領域が存在
するならば、これらの領域が部分又は完全に重なること
がある。

【００２２】ビットマップ表現の発生は、シートに印刷
される像を記述する１つ以上のデータストリームを、シ
ートを印刷するラスター出力装置の空間及び濃度解像度
に応ずるフォーマットに変換するプロセスである。ラス
ター出力装置は、シートを、出力ピクセル又はレコーダ
要素と呼ばれる連結矩形セルに事実上分割し、特定濃度
レベルをそれに割り当てるために各レコーダ要素を個別
にアドレス指定する能力を有する。レコーダ要素毎に又
はレコーダ要素のグループ毎に、ビットマップは、対応
するレコーダ要素に割り当てられる濃度の表現を保持す
るために、一つのメモリセルを必要とする。２進ラスタ
ー出力装置において、２つの濃度レベルが、各レコーダ
要素に割り当てられ又は演色される。この形式の装置に
対して、ビットマップは、通常、各個別レコーダ要素に
対して−１又は０を記憶することができる−１ビットを
有する大メモリ配列又はマトリックスに包含される。２
レベルを超える高濃度解像度を有するラスター出力装置
に対して、レコーダ要素当たり２以上のビットが、各レ
コーダ要素に対して必要とされる。シートに印刷される
像のビットマップ表現が記憶されるメモリ手段は、ビッ
トマップメモリ手段と呼ばれる。このビットマップメモ
リ手段は、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）又は例え
ば、磁気ディスクによって実現される。いったんシート
が印刷されなければならないとすると、このメモリ手段
の内容は、プリンターエンジンに送信され、ビットマッ
プを表現する電気信号を、シートにおける可視像に変換
する。

【００２３】本発明の特別の特徴は、いったん背景像領
域に対するビットマップ表現が発生されたならば、該ビ
ットマップ表現の一つ以上の部分が、ビットマップメモ
リ手段から抽出されることである。各部分は、優先的
に、一ページ特定像領域に対応する。抽出される部分
は、優先的に、ページ特定像領域と一致するか、又は上
記の如く、該ページ特定像領域を具備する包絡矩形であ
る。出力装置が２進濃度演色能力のみを有するならば、
ビットマップメモリは、レコーダ要素当たり１ビットを
記憶する。ページ特定像の境界がバイト境界（通常８ビ
ットが１バイトにまとめられる）と一致しないならば、
境界ビットを具備する全バイトをセーブするか、又は１
６又は３２ビットのワードの如く大メモリユニットをセ
ーブすることが都合が良い。各ビットマップ部分は、キ
ャッシュメモリ手段において記憶される。これは、ビッ
トマップメモリ手段と重なりがないが、同一物理媒体に
位置するメモリ手段である。キャッシュメモリ手段は、
ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）であるが、それはま
た、磁気ディスク装置にも位置する。ビットマップ部分
が、比較的小さく、高速アクセスが必要とされるなら
ば、それらは、ＲＡＭに記憶される。これらの部分が大
きいならば、それらは、優先的に、ディスクの如く安価
な媒体において記憶される。

【００２４】背景像がビットマップ表現に変換され、ビ
ットマップメモリ手段に記憶されるのと同様にして、ペ
ージ特定データは、ビットマップ表現に変換され、該ビ
ットマップメモリ手段において記憶される。２つのペー
ジ特定像領域が各シートにおいて存在するならば、一方
のそのような領域は、２以上の連続ページで不変である
が、別の領域はページ毎に変化することがある。これ
は、例えば、各人が、２つ以上の異なる番号の個人化切
符を取得する場合である。その場合に、２つのオプショ
ンが開かれる。最初の作業方法において、その都度、両
像領域（名前、番号）のビットマップが発生され、ビッ
トマップメモリ手段において記憶される。他方のオプシ
ョンにおいて、可変領域（番号）のビットマップのみ
が、発生され、ビットマップメモリ手段において記憶さ
れるが、前シートにおいて印刷され、前復元段階によっ
て消去されない正しい像を含むために、他方の領域（名
前）は、不変にされる。

【００２５】いったん背景像とページ特定データが、ビ
ットマップメモリ手段におけるビットマップ表現である
ならば、該メモリ手段の内容は、ビットマップ表現をシ
ートにおける濃度分布に変換するためにマーキングエン
ジンに伝送される。通常、一枚のシートが、各特定文書
に対して印刷されなければならない。しかし、各文書が
２つ以上のコピーにおいて利用できなければならないこ
とがある。その場合に、修正ビットマップメモリ手段の
内容が、コピーが必要とされる回数分、マーキングエン
ジンに出力される。

【００２６】いったん修正ビットマップメモリ内容が必
要に応じて印刷されるならば、ビットマップメモリは、
次のシートが印刷されるために準備される。ちょうど一
ページ特定像領域が存在するならば、キャッシュメモリ
手段においてセーブされたビットマップ部分が検索さ
れ、ビットマップメモリ手段におけるその原位置に復元
される。その時点において、ビットマップメモリ手段
は、第１段階において発生された背景像表現を含む。２
つ以上の像特定領域（名前、番号）が各シートに存在
し、上記の２つのオプションのどちらが選択されるかに
よる（即ち、各領域又は変化する一方を復元する）なら
ば、一つ以上のビットマップ部分が、キャッシュメモリ
手段から検索され、ビットマップメモリ手段において復
元される。第２オプションが選択されるならば、時とし
て、ビットマップメモリ手段は、原背景像表現を含まな
い。

【００２７】ページ特定ビットマップを発生させ、シー
トを印刷し、ビットマップ部分を復元する上記の段階
は、すべてのページが印刷されるまで、何度も反復され
る。第１シート印刷前又は最終シート印刷後のビットマ
ップの復元は、オプションであり、編成上の考慮に基づ
き、実施される。

【００２８】発明は、添付の図を参照して実施例により
以後記載される。

【００２９】

【実施例】図１は、本発明の方法が実施される構成を示
す。システムは、例えば、デスクトップパブリッシング
環境において使用され、ページレイアウトを生成し、ペ
ージ特定データ要素を発生するためのワークステーショ
ン２１を具備する。システムは、通常、背景像、同様な
デジタル走査像、ロゴの如くグラフィックスとフォント
記述、並びにページ特定像領域のための個別レコードを
含むデータベース、及びデータに演算を施すために実行
可能プログラムを構成するための要素を永久的に記憶す
るための磁気ハードディスク２２を具備する。ワークス
テーションはまた、像取得のためにイメージスキャナー
に直接に結合されるか、あるいは像は、ネットワーク、
磁気又は光キャリヤ等を介してそれに伝送される。ワー
クステーションは、さらに、ポイントツーポイント又は
ネットワーク接続において、あるいはオフラインで磁気
又は光キャリヤを介して、ラスター像プロセッサー（Ｒ
ＩＰ）２３に結合される。下記の如く、ワークステーシ
ョンは、通常ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔの如くページ記述言
語において、背景像とページ特定像データを記述するデ
ータストリームを発生する。このデータストリームは、
ビットマップ表現に変換するラスター像プロセッサー２
３によって受け入れられる。このビットマップ表現は、
通常ラスター像プロセッサー２３内のランダムアクセス
メモリ（不図示）であるビットマップメモリ手段に記憶
される。ビットマップ部分は、ハードディスク２６であ
るキャッシュメモリ手段においてセーブされる。

【００３０】ビットマップ表現に対応する電気信号は、
ラスター像プロセッサー２３からマーキングエンジン２
４に送信され、印刷シートのスタックの如く、物理媒体
において表現を演色する。

【００３１】ワークステーション２１は、Ｍａｃ Ｑｕ
ａｄｒａ８００であり、ＡｐｐｌｅＴａｌｋ又はＥｔｈ
ｅｒＴａｌｋでコンフィギュレーションされる。優先的
に、オペレーティングシステムは、マッキントッシュシ
ステム７であり、ＬａｓｅｒＷｒｉｔｅｒプリンタード
ライバーバージョン７とＥｔｈｅｒＴａｌｋフェーズ２
をサポートする。

【００３２】本発明の方法を実施するために、優先的
に、次のアプリケーションプログラムがワークステーシ
ョン２１においてランされる。

【００３３】− デジタル像生成プログラム − データストリームＭＡＳＴＥＲ．ＰＳを生成するた
めのページレイアウトプログラム − データストリームＶＤＦｘ．ＰＳを生成するための
データベースアプリケーションプログラム − ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳ及びＶＤＦｘ．ＰＳデータスト
リームを組み合わせるための可変データフィールド（Ｖ
ＤＦ）マージャー 適切なデジタル像生成プログラムは、Ａｄｏｂｅ Ｓｙ
ｓｔｅｍｓ Ｉｎｃ．の商標であるＰｈｏｔｏｓｈｏｐ
バージョン２．５．１である。

【００３４】ページレイアウトプログラムは、Ｑｕａｒ
ｋ Ｉｎｃ．の商標であるＱｕａｒｋＸｐｒｅｓｓバー
ジョン３．３であるか、又はＡｌｄｕｓ Ｃｏｒｐｏｒ
ａｔｉｏｎの登録商標であるＰａｇｅＭａｒｋｅｒバー
ジョン４．２又は５．０である。これは、カラー、像デ
ータ、グラフィックス及びテキストを統合し、Ｅｎｃａ
ｐｓｕｌａｔｅｄ ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ又はＥＰＳフ
ァイルを発生する専用ページレイアウトプログラムであ
る。それは、一つ以上のページ区分を発生し、各ページ
区分は、各ページ特定像領域の位置パラメータととも
に、背景像を記述する。

【００３５】データベースアプリケーションプログラム
は、各ページ特定像領域ｘに対して、データベースフォ
ーマットにおけるデータから、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ互
換出力データストリームＶＤＦｘ．ＰＳを発生させ、即
時出力のためにＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ互換プリンター又
はファイルに振り向けられる。各ＶＤＦｘ．ＰＳデータ
ストリームは、可変データマージャーによってＭＡＳＴ
ＥＲ．ＰＳデータストリームにおけるプラグインとして
使用される。適切なデータベースアプリケーションプロ
グラムは、Ｃｌａｒｉｓ Ｉｎｃ．の商標であるＦｉｌ
ｅＭａｒｋｅｒＰｒｏバージョン２．０である。

【００３６】ラスター像プロセッサー（ＲＩＰ）２３
は、Ａｇｆａ ＣＲ−Ａシステムであり、ＣＲ−Ａは、
Ａｇｆａ−Ｇｅｖａｅｒｔ Ｎ．Ｖ．、Ｍｏｒｔｓｅｌ
Ｂｅｌｇｉｕｍの商号である。ＣＲ−Ａ ＲＩＰは、
ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔレベル１と本発明の方法を可能に
する特別な機能をサポートする。システムは、３３ＭＨ
ｚのクロック率において動作する２つのＭｏｔｏｒｏｌ
ａ ＭＣ６８０４０プロセッサーを具備し、さらに、マ
ーキングエンジン２３を駆動するためにＡｇｆａ特定Ｃ
ＶＩインターフェースボードを内蔵する。システムは、
さらに、３４０ＭＢｙｔｅ ＳＣＳＩ互換ハードディス
ク２６へのＳＣＳＩインターフェースボードと、ワーク
ステーション２１が連結された同一ネットワークにラス
ター像プロセッサー２３をフックするためのエサーネッ
ト接続部２７とを具備する。ＣＲ−Ａ ＲＩＰは、さら
に、アクセス時間８０ナノ秒の１２８ＭＢｙｔｅを記憶
することができる、ランダムアクセスメモリボード（不
図示）を具備する。

【００３７】マーキングエンジン２４は、優先的に、Ｘ
Ｃ３０５又はＸＣ３１５Ａｇｆａカラーコピアであり、
両者共、Ａｇｆａ−Ｇｅｖａｅｒｔ Ｎ．Ｖ．、Ｍｏｒ
ｔｓｅｌ、Ｂｅｌｇｉｕｍの商号である。

【００３８】発明を実施する方法が、以下に、図２に関
連して記載される。背景像が、例えば、フォトプリント
におけるコントーンカラー像から獲得されたデジタル像
を具備するならば、デジタル像ソースファイルが、例え
ば、上記のＰｈｏｔｏｓｈｏｐアプリケーションプログ
ラム３０によって発生され、ＴＩＦＦ（タグ像ファイル
フォーマット、Ａｌｄｕｓ Ｉｎｃ．の商標）により、
ハードディスクにおけるＴＩＦＦ．ＥＰＳ３１と呼ばれ
るファイルにセーブされる。各ページ特定像領域に対し
て、優先的に、拡張子．ＶＤＦを有する分離ダミーＴＩ
ＦＦファイルが、Ｐｈｏｔｏｓｈｏｐによって生成され
る。第１ページ特定像領域４２のためのダミーファイル
３０は、ＴＩＦＦ１．ＶＤＦと呼ばれ、第２ページ特定
像領域４３に対して、ＴＩＦＦ２．ＶＤＦ３３と呼ばれ
る等である。これらのＴＩＦＦｘ．ＶＤＦ像ファイルの
内容は、実際には問題ではなく、それらの内容は、最終
ＶＤＦ．ＰＳ組み合わせデータストリーム４２には出現
しない。優先的に、それらは、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファ
イルに多くのデータを加えない如く、低解像度像を表現
する。代替的に、実ページ特定領域のテンプレートを具
備する像が生成され、下記の如く、背景像との適正な位
置合わせを行う。

【００３９】次の段階において、ＱｕａｒｋＸＰｒｅｓ
ｓ又はＰａｇｅＭａｋｅｒ５．０の如くページレイアウ
トプログラム３４が、呼び出される。通常、最初に、シ
ートに印刷されるテキストが、取り入れられ、文字フォ
ント、サイズ及び他の特性の如く選択オプションによ
り、ワークステーションの画面に示される。次に、すべ
ての背景組成像が、ページレイアウトプログラムを介し
て「取り入れ」られる。これは、必要とされた背景組成
像の低解像度バージョンが、ワークステーション２１の
ビデオモニターに示されるが、全体像は実際にアクセス
されないことを意味する。各背景組成像は、主に、並
進、回転及びスケーリングに関して、ページレイアウト
内のテキストに関して位置付けられる。必要なより多く
のテキストが、像に注釈をつけるために付加されるなら
ば、テキストは、再編成等される。また、ページ特定像
領域を表現するＴＩＦＦｘ．ＶＤＦ（３２、３３）像
が、ページレイアウト内に適正に位置付けられなければ
ならない。各ＴＩＦＦｘ．ＶＤＦ像が、ダミー像である
ならば、その像の矩形領域は、並進、矩形の各辺をリサ
イジング及び任意の角度での回転により、レイアウトの
残部に関して適正に位置付けられる。優先的に、各ＴＩ
ＦＦｘ．ＶＤＦファイルは、一ページ特定像領域の像表
現を含む。第１ページ特定像領域が人の名前を含むなら
ば、ＴＩＦＦ１．ＶＤＦは、優先的に、最終印刷シート
において必要とされたフォントとサイズで、任意の名前
の像を表現する。それ自体、名前を取り囲み、ＴＩＦＦ
１．ＶＤＦ像によって占有された矩形箱は、適正に位置
付けられ、背景像における周囲テキストと位置合わせさ
れる。この矩形箱は、ワークステーションのビデオモニ
ターにおけるテンプレートと最終結果の間の関係を不明
確にするために、いずれの次元においてもリサイズして
はならない。背景像内のページ特定像領域を適正に位置
合わせする別の方法は、ページ特定データが位置するテ
ストラインの一部又は全体を領域に組み込むことであ
る。領域は、一文書を印刷し、転置を測定し、領域を再
位置付けした後に、第１パスにおいて、できる限り正し
く位置付けられる。

【００４０】ページレイアウトプログラムは、選択ペー
ジ記述言語において出力データストリーム３５を発生さ
せる。優先的に、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔレベル１出力フ
ォーマットが選択される。出力データストリームは、優
先的に、マスターファイルＭＡＳＴＥＲ．ＰＳと呼ばれ
るハードディクスにおけるファイルに振り向けられる。
このマスターファイルは、背景像の全体記述を与える。
ページ特定像データのための背景組成像とダミーテンプ
レートの両方を表現する像データは、優先的に低解像度
フォーマットにおいて、マスターファイルに有効に包含
されるが、ファイル名を通してそれによって参照され
る。像がＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔファイルにおいて参照さ
れる方法は、オープンプリプレスインターフェース仕様
書１．２において記載された如く、ＯＰＩ（Ｏｐｅｎ
Ｐｒｅｐｒｅｓｓ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、Ａｌｄｕｓ
Ｉｎｃ．の商標）標準によって規定される。図３におい
て、ＰａｇｅＭａｋｅｒ５．０のＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ
出力からの抜粋を示す。先導％文字を有するコメント
は、ＯＰＩ標準により、”％ＡＬＤＩｍａｇｅＦｉｌｅ
Ｎａｍｅ： ”フィールドにおいてＴＩＦＦ１．ＶＤＦ
として像ファイル名を規定し、そしてさらに、像データ
がＴＩＦＦファーマットであることを指示する。像の次
元は、１４２ピクセル対１４２ラインとして指示され、
像がレイアウトにおいて占有する矩形領域は、コメン
ト”％ＡＬＤＩｍａｇｅＰｏｓｉｔｉｏｎ：”の下で点
（１”／７２）において測定されて与えられる。これ
は、像のサイズとレイアウト内のその位置が、与えられ
ることを意味する。像データは、”％％ＢｅｇｉｎＤａ
ｔａ”コメントラインの直後に挿入される。”ｉｓＣＬ
＾”コマンドは、ビットマップ内の正しい位置に振り向
けられる如く、これらのデータを消費する。”％ＡＬＤ
ＩｍａｇｅＰｏｓｉｔｉｏｎ”コメントにおいて与えら
れた４つのコーナー点によって画定された矩形領域は、
領域の位置、形状、サイズ及び方位の如く、ページ特定
像領域のための位置パラメータを規定する。すべてのペ
ージ特定データは、この領域内に適合しなければならな
い。下記の如く、この領域外のページ特定のすべてのも
のは、クリップされる。

【００４１】いったん、背景像のためのレイアウトが、
ページ特定像領域のための位置パラメータとともに固定
されるならば、各シートにおける各個別ページ特定像領
域のための情報内容が発生されなければならない。図２
に示された如く、これは、優先的に、ＦｉｌｅＭａｋｅ
ｒ Ｐｒｏバージョン２．０の如く、データベースアプ
リケーションプログラム３７によって行われる。このプ
ログラムにおいて、一組のレコードが、手入力又はデー
タベースファイル３６におけるデータをアクセスするこ
とにより取り入れられる。各レコードは、個別フィール
ドを含む。レコードは、例えば、顧客についての情報を
含む。レコードにおける第１フィールドは、姓を与え、
次のフィールドは、名を与え、次のフィールドは、住所
を与える等である。アプリケーションプログラム３７
は、フィールドを選び出し、特定レイアウトにおいてデ
ータをフォーマットすることができる。上例により、２
つのラインを含むレイアウトを定義することができる。
即ち、第１ラインは、姓フィールドに名フィールドが続
く内容を表現し、そして第２ラインは、住所フィールド
の内容を表現する。アプリケーションプログラム３７
は、カバーページの包含なしに、データベースからのレ
コードのすべて又は選択レコードのフォーマット化表現
を含む−ＶＤＦ１．ＰＳと呼ばれる−第１ＡＳＣＩＩ
ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔレベル１互換ページ特定データフ
ァイル３８を発生させる。そのファイルＶＤＦ１．ＰＳ
がＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔプリンターに送信されるなら
ば、各レコードに対する一ページが発生され、各ページ
は、上記の如くフォーマットされた２ラインを含む。Ｖ
ＤＦ１．ＰＳにおけるテキストライン、グラフィックデ
ータ又は像は、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔインタープリター
のための原位置である既知の基準、例えば各ページの下
左隅に関して位置付けられなければならない。その後、
この下左隅は、背景像内の矩形ページ特定像領域の下左
隅に位置付けられる。

【００４２】ＶＤＦ１．ＰＳは、手紙のアドレス区分を
反映し、手紙の下方に、姓が背景像に挿入されなければ
ならない。その目的のために、第２ページ特定Ｐｏｓｔ
ＳｃｒｉｐｔデータファイルＶＤＦ２．ＰＳ３９が発生
され、データベースからＶＤＦ１．ＰＳと同一レコード
を抽出するが、レコードの姓フィールドを各回含むちょ
うど一ラインをフォーマットする。ＶＤＦ２．ＰＳの印
刷は、ＶＤＦ１．ＰＳの印刷と同一量のページを発生さ
せるが、各ページにおいて、ちょうど姓が出現する。

【００４３】ダミーファイルＴＩＦＦｘ．ＶＤＦ（３
２、３３）毎に、対応するページ特定データファイルＶ
ＤＦｘ．ＰＳ（３８、３９）が発生されなければならな
い。通常、ＴＩＦＦｘ．ＶＤＦファイルの数は、ＶＤＦ
ｘ．ＰＳファイルの数と同一である。しかし、一つのＶ
ＤＦｘ．ＰＳファイルの内容が、２つの異なるページ特
定像領域に対して使用されることがある。これらの領域
に対して、異なるダミーファイルＴＩＦＦｘ．ＶＤＦと
ＴＩＦＦｙ．ＶＤＦが発生されたならば、ちょうど一つ
のＶＤＦｘ．ＰＳを発生することが適切である。この場
合、また、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳ ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ
ファイルにおいて２回ＴＩＦＦｘ．ＶＤＦファイルを参
照することが適切であった。

【００４４】通常、すべてのページ特定像ファイルＶＤ
Ｆｘ．ＰＳ、ＶＤＦｙ．ＰＳ、．．は、同一量のページ
を表現する。それ自体、最終印刷出力の第１シートは、
ＶＤＦｘ．ＰＳにおいて記述された第１ページ区分とＶ
ＤＦｙ．ＰＳにおいて記述された第１ページ区分に対応
するデータを含む。同じことは、第２ページ以降のペー
ジにあてはまる。しかし、Ｎ＋Ｎページを記述するＶＤ
Ｆｘ．ＰＳファイルと、ちょうの２ページを記述するＶ
ＤＦｙ．ＰＳファイルを発生することができる。その
時、第１印刷シートは、ＶＤＦｘ．ＰＳページ区分１と
ＶＤＦｙ．ＰＳページ区分１の内容を含む。第２ページ
は、ＶＤＦｘ．ＰＳページ区分２とＶＤＦｙ．ＰＳペー
ジ区分２の内容を含む。第３ページは、ＶＤＦｙ．ＰＳ
が使い尽くされ循環的に反復されるために、ＶＤＦｘ．
ＰＳページ区分３とＶＤＦｙ．ＰＳページ区分１の内容
を再び含む。第４ページは、ＶＤＦｘ．ＰＳページ区分
４とＶＤＦｙ．ＰＳページ区分２の内容を含む等であ
る。

【００４５】いったんマスターファイルＭＡＳＴＥＲ．
ＰＳ３５とページ特定像ファイルＶＤＦｘ．ＰＳ３８、
３９の両方が生成されるならば、これらのファイルは、
所望の結果を生み出すために組み合わされる。このた
め、可変データフィールドアプリケーションプログラム
又は可変データマージャー４０が呼び出され、次のオプ
ションを与える。

【００４６】各個別シートに対するコピー数は、選択す
ることができる。各文書が２つ以上の同一コピーを必要
とするならば、これは、このコピー数によって設定され
る。背景レイアウトが印刷されなければならない用紙サ
イズはまた、自由に選択される。ＯＰＩ互換コマンドに
おいて参照されるすべての像は、検索され、明白に包含
されなければならない。ファイル拡張子．ＶＤＦによっ
て参照されるこれらのダミー像は、それ自体として包含
されてはならないが、下記の如く取り扱われなければな
らない。可変データマージャーは、ＡＳＣＩＩ Ｐｏｓ
ｔＳｃｒｉｐｔレベル１互換組合せデータストリーム４
１を発生させる。このデータストリームは、例えばハー
ドディスクにおけるファイルに、又はＰｏｓｔＳｃｒｉ
ｐｔページ記述言語を受け取り、言語によって表現され
た像を印刷するプリンターシステムに直接に振り向けら
れる。データストリームがファイルに振り向けられるな
らば、このファイルは、記憶媒体に一時的に記憶され、
後日に、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ互換印刷システムに送信
される。

【００４７】可変データマージャー４０は、ＭＡＳＴＥ
Ｒ．ＰＳファイル３５を分析し、拡張子．ＶＤＦを有す
るファイルへの参照のすべての発生をつき止める。上例
により、プログラムは、ＴＩＦＦ１．ＶＤＦ、ＴＩＦＦ
２．ＶＤＦを見付ける。プログラムは、操作者にＴＩＦ
Ｆ１．ＶＤＦ参照の代用を促す。上例により、操作者
は、ファイル名ＶＤＦ１．ＰＳを導入する。次に、プロ
グラムは、ＴＩＦＦ２．ＶＤＦの代用を促す。操作者
は、ＶＤＦ２．ＰＳを導入する。

【００４８】図４〜６におけるＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔコ
ードにより、可変データマージャー４０が、種々の入力
ファイル、一つのＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイル３５、数
個のＶＤＦｘ．ＰＳファイル３８、３９、及び背景像に
包含されなければならない像を表現する多分異なるＴＩ
ＦＦファイル３１を所有する方法を以下に記載する。こ
のため、ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔファイルがＤＳＣ推奨に
より構造化される方法を想起する必要がある。

【００４９】上記のＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ言語リファレ
ンスマニュアル、ページ６１１〜７０８における文書構
造化規約において規定されたＤＳＣにより、ＰｏｓｔＳ
ｃｒｉｐｔファイルは、３つの主要区分を含む。

【００５０】− プロローグスクリプト − ページ区分 − 文書トレーラー プロローグスクリプトは、さらに、 − ヘッダ区分 − 手順区分 − 文書設定 を具備する。

【００５１】手順区分は、文書設定とページ区分におい
て主に使用される規則的な基本ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ表
現により手順の定義を与える。文書設定は、文書のすべ
ての後続ページに対して妥当な初期化を行う。ページ区
分は、各後続ページに対して、ページを表現するビット
マップを完全に描写し、ビットマップ内容をマーキング
エンジンに発行するために必要なコマンドを含む。ペー
ジ区分内の各ページは、ＤＳＣ規約により、”％％Ｐａ
ｇｅ Ｌ Ｎ”コメントで始まる。ここで、Ｌはラベル
を表現し、そしてＮはアラビア数字におけるページ番号
を表現する。トレーラー区分は、ＤＳＣ規約により、コ
メントライン”％％Ｔｒａｉｌｅｒ”で始まる。

【００５２】可変データマージャーアプリケーションプ
ログラムは、次の方式でその出力データストリームを生
成する。特定ヘッダ区分が生成される。次に、ＭＡＳＴ
ＥＲ．ＰＳファイルが読み取られ、そして．ＶＤＦファ
イル参照及びテンプレートが、データベースアプリケー
ションプログラムによって発生された出力によって置き
換えられる。可変データマージャーによって生成された
データストリームの一般構造は、次の如く要約される。

【００５３】− 可変データマージャー特定手順の定義 − ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルのプロローグ区分（Ｐ
ａｇｅＭａｋｅｒ出力） − ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルのページ区分−ページ
１のみ（ＰａｇｅＭａｋｅｒ出力）．ＶＤＦ像なら
ば、”％％ＢｅｇｉｎＯｂｊｅｃｔ．．．％％ＥｎｄＯ
ｂｊｅｃｔ”の省略 − ページ特定領域に応じてすべてのビットマップ部分
をセーブする − ＶＤＦｘ．ＰＳにおける各ページに対して、 ＋ ページ特定領域の左下隅に座標系を並進及び回転さ
せる ＋ ＶＤＦｘ．ＰＳファイルのプロローグ区分（Ｆｉｌ
ｅＭａｋｅｒ Ｐｒｏ出力） ＋ ＶＤＦｘ．ＰＳファイルにおける現ページのページ
区分 ＋ ＶＤＦｘ．ＰＳファイルのトレーラ区分（Ｆｉｌｅ
Ｍａｋｅｒ Ｐｒｏ出力） ＋ すべてのセーブされたビットマップ部分を復元する
修正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマンドを発行する（最終ペ
ージにおける”ｓｈｏｗｐａｇｅ”は、キャッシュメモ
リからすべてのセーブされたビットマップ部分を除去す
る） ＋ ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルのトレーラ区分（Ｐａ
ｇｅＭａｋｅｒ出力） 上記の各区分をさらに詳細に議論する。可変データマー
ジャー特定手順の定義は、事実、アプリケーション特定
手順の区分である。図４において、ページサイズ初期化
又は同等物が行われる時常に実行されなければならな
い”ＰａｇｅＳｉｚｅＲｅｑｕｅｓｔ”手順が規定され
る。これが、ＶＤＦｘ．ＰＳファイルの処理中行われる
ならば、標準ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ”ｉｎｉｔｇｒａｐ
ｈｉｃｓ”手順が、呼び出され、そしてページ特定像領
域が、クリップ領域として規定され、この領域外には何
も描写されない。次に、すべての形式のページ、用紙ト
レイ及びページ装置要求（例えば、／ａ３等）が通知さ
れ、上記のＰａｇｅＳｉｚｅＲｅｑｕｅｓｔコマンドの
実行に変換される。辞書をスタックに残すデータベース
アプリケーションプログラムに対処する文脈セーブ及び
復元手順が、規定される。

【００５４】図５において、標準”ｓｈｏｗｐａｇｅ”
及び”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマンドが、各ページに対す
るコピー必要数が印刷される如く再定義される。下記の
如く、”／ｓｈｏｗｐａｇｅ”と”／ｃｏｐｙｐａｇ
ｅ”手順が、発明を実施するために特定の副効果を有す
る。さらに、ＡＧＦＡ＿ＭＡＫＥ＿ＴＲＡＮＳ＿ＦＲＯ
Ｍ＿ＲＥＣＴは、マスターファイルにおけるＯＰＩコメ
ントから獲得された矩形座標のセットから並進及び回転
パラメータを計算し、ＰａｇｅＳｉｚｅＲｅｑｕｅｓｔ
において使用されるこれらの隅点を記憶する。ＡＧＦＡ
＿ＣＬＥＡＲ＿ＲＥＣＴコマンドは、ラスター像プロセ
ッサーが、下記の”ｓｅｔｖａｒｉａｂｌｅｄａｔａｂ
ｏｘ”手順をサポートしないならば、現ページ特定像領
域をクリアする。ＲＩＰがこのコマンドをサポートする
ならば、基本的に、何も特別なことは行われない。ＡＧ
ＦＡ＿ＳＡＶＥ＿ＶＤＦ＿ＢＯＸにおいて、ＡｇｆａＳ
ｃｒｉｐｔ（Ａｇｆａ−Ｇｅｖａｅｒｔ Ａ．Ｇ．、Ｌ
ｅｖｅｒｋｕｓｅｎ、Ｇｅｒｍａｎｙの商標）特定コマ
ンドの使用が見られる。ＡｇｆａＳｃｒｉｐｔは、Ｐｏ
ｓｔＳｃｒｉｐｔ言語インタープリターである。ｓｅｔ
ｖａｒｉａｂｌｅｄａｔａｂｏｘコマンドは、スタック
から５つのパラメータを消費する。

【００５５】１）ｂｉｔｍａｐ＿ｐｏｒｔｉｏｎ＿ｉ
ｄ：一つの特定ビットマップ部分を参照するための一意
的な識別子 ２）ｂｉｔｍａｐ＿ｐｏｒｔｉｏｎ＿ｌｅｆｔ：ビット
マップ部分の最左位置 ３）ｂｉｔｍａｐ＿ｐｏｒｔｉｏｎ＿ｂｏｔｔｏｍ：ビ
ットマップ部分の最下位置 ４）ｂｉｔｍａｐ＿ｐｏｒｔｉｏｎ＿ｒｉｇｈｔ：ビッ
トマップ部分の最右位置 ５）ｂｉｔｍａｐ＿ｐｏｒｔｉｏｎ＿ｔｏｐ：ビットマ
ップ部分の最上位置 このコマンドの実行は、ビットマップメモリ手段からキ
ュッシュメモリ手段へビットマップの水平矩形部分を伝
送する。下記の如く、”ｃｏｐｙｐａｇｅ”は、このコ
マンドによってセーブされたすべてのビットマップ部分
を復元し、そして”ｓｈｏｗｐａｇｅ”は、キュッシュ
メモリからこれらのすべてのビットマップ部分を除去す
る。

【００５６】最後に、通常の”ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマ
ンドが、ページレイアウト又はデータベースプログラム
によって呼び出された時効果がない如く再定義される。

【００５７】ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳ ＰａｇｅＭａｋｅｒ
出力ファイルのプロローグ区分は、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳ
ファイルの開始において始まり、第１ＤＳＣ”％％Ｐａ
ｇｅ”コメント（の直前）まで進行する。

【００５８】ページ区分は、該”％％Ｐａｇｅ”コマン
ドにおいて始まり、次のＤＳＣ”％％Ｐａｇｅ”コマン
ド又はＤＳＣ”％％Ｔｒａｉｌｅｒ”コメント（の直
前）まで進行する。このページ区分の内容は、走査さ
れ、．ＶＤＦファイルを参照するＯＰＩコメントライン
が検出されるまで出力される。その場合に、図３におい
て示された如く、”％％ＢｅｇｉｎＯｂｊｅｃｔ：ｉｍ
ａｇｅ”と”ＥｎｄＯｂｊｅｃｔ”によって囲まれた次
の区分は、出力データストリームから除去される。この
ページ区分の残部は、さらに、出力データストリームに
伝送される。非．ＶＤＦファイルが背景像のために包含
されなければならない場合は常に、それは、出力データ
ストリームに付加される。いったんＰａｇｅＭａｋｅｒ
によって生成されたマスターファイルからのこのページ
区分が、出力データストリームに完全に伝送されるなら
ば、背景像は、ビットマップメモリ手段において完全に
描写され、そして像特定領域は、全データレコードでの
ループにおいて、記入されなければならない。この手順
が始められる前に、全状態が、”＿ＡＧＦＡ＿ＳＡＶＥ
＿ＣＯＮＴＥＸＴ”手順の実行によってセーブされる。
各像特定領域のための矩形座標の略記が定義される（例
えば、＿ＡＧＦＡ＿ＶＤＦ＿ＲＥＣＴ＿１１定義）。回
転された矩形の４つの隅点の位置を規定する８つの数が
必要とされる。これらの数は、上記の如く、ＯＰＩコメ
ントから検索され、そしてページ特定像領域の位置パラ
メータを規定する。

【００５９】ページ特定像領域に対応するビットマップ
メモリ手段からの各部分は、ＡｇｆａＳｃｒｉｐｔ特
定”ｓｅｔｖａｒｉａｂｌｅｄａｔａｂｏｘ”コマンド
を呼び出す機能によってセーブされる。例えば、１ ３
９６ ６５０ ５３８ ７９３＿ＡＧＦＡ＿ＳＡＶＥ＿
ＶＤＦ＿ＢＯＸである。上記の如く、そのような部分
は、水平矩形領域であり、ページ特定像領域を完全に覆
う。この部分の下左及び上右隅の座標は、それを完全に
記述するために十分である。現シートが一つを超えるペ
ージ特定像領域を含むならば、キャッシュメモリにおい
てビットマップ部分をセーブするための複数のコマンド
が、優先的に領域当たり一つ、発行される。

【００６０】次に、ＦｉｌｅＭａｋｅｒ Ｐｒｏによっ
て生成されたＶＤＦｘ．ＰＳファイルにおける各ページ
に対するループが開始される。起こる第１のことは、”
ｓｅｔｖａｒｉａｂｌｅｄａｔａｂｏｘ”をサポートし
ないＲＩＰのためのページ特定像領域をクリアすること
である。これは、コマンド＿ＡＧＦＡ＿ＶＤＦ＿ＲＥＣ
Ｔ＿１１と＿ＡＧＦＡ＿ＣＬＥＡＲ＿ＲＥＣＴによって
行われる。最終コマンドは、該コマンドが知られないな
らば、領域をクリアする。次に、グラフィック状態が、
標準ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ”ｇｓａｖｅ”コマンドにお
いてセーブされる。次に、原点が、矩形ページ特定像領
域の下左隅に並進され、そしてこの矩形の正しい回転
が、＿ＡＧＦＡ＿ＶＤＦ＿ＲＥＣＴ＿１１と＿ＡＧＦＡ
＿ＭＡＫＥ＿ＴＲＡＮＳ＿ＦＯＲＭ＿ＲＥＣＴコマンド
によって行われる。最終コマンドにより、領域に対して
設けられた矩形ページ特定像領域を越えるデータがま
た、クリップされる。これは、背景像が領域外で乱され
ないという利点を有する。

【００６１】次に、ＶＤＦｘ．ＰＳファイルのプロロー
グ区分が、出力データストリームに伝送される。プロロ
ーグ区分は、ファイルＶＤＦｘ．ＰＳファイルの開始か
ら始まり、そして第１ＤＳＣ”％％Ｐａｇｅ”コメント
（の直前）まで進行する。この区分の後に、現ページの
ための適切なページ区分が、付加されなければならな
い。この区分は、正しいページ番号Ｎを有する”％％Ｐ
ａｇｅ Ｌ Ｎ”コメントが検出されるまで、ＶＤＦ
ｘ．ＰＳファイルを走査することにより検出される。Ｖ
ＤＦｘ．ＰＳファイルにおけるこの位置からＶＤＦｘ．
ＰＳファイル内の次のＤＳＣ”％％Ｐａｇｅ”コメント
又はＤＳＣ”％％Ｔｒａｉｌｅｒ”コメント（の直前）
までのすべてのものは、出力データストリームにおいて
包含される。このデータストリームは、ビットマップメ
モリ手段における適切なグラフィックデータでページ特
定像領域を描写する。この動作の後、ビットマップは、
印刷される準備が整う。その後、単一ページ区分は、Ｆ
ｉｌｅＭａｋｅｒ Ｐｒｏによって生成されたＶＤＦ
ｘ．ＰＳファイルからのトレーラ区分によって従われ
る。このトレーラ区分は、ＤＳＣ”％％Ｔｒａｉｌｅ
ｒ”コメントで始まり、ＶＤＦｘ．ＰＳファイルにおけ
る最終文字において止まる。

【００６２】次に、上記の”ｇｓａｖｅ”コマンドの前
に妥当なグラフィック状態が、標準ＰｏｓｔＳｃｒｉｐ
ｔ”ｇｒｅｓｔｏｒｅ”コマンドによって復元される。
前並進及び回転が、こうして復元される。ビットマップ
メモリ手段は、＿ＡＧＦＡ＿ＣＯＰＹＰＡＧＥコマンド
によって印刷される。これは、ビットマップメモリ手段
の内容をマーキングエンジンに発行し、ビットマップ表
現をシートにおける光可視像に変換する。ビットマップ
メモリの内容は、この動作によって失われない。この修
正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマンドは、可変データマージ
ャー作用子によって必要とされる同一コピー量を発行す
る。修正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマンドは、別のＡｇｆ
ａＳｃｒｉｐｔ特定副効果を有する。いったんすべての
必要なコピーが印刷されるならば、”ｓｅｔｖａｒｉａ
ｂｌｅｄａｔａｂｏｘ”コマンドによってキャッシュメ
モリ手段においてセーブされたすべての矩形部分は、ビ
ットマップメモリ手段において復元される。それ自体、
背景像は、ビットマップメモリ手段において完全に復元
される。

【００６３】より多くのページがＶＤＦｘ．ＰＳファイ
ルにおいて存在するならば、手順が、再び開始される。
即ち、”ｓｅｔｖａｒｉａｂｌｅｄａｔａｂｏｘ”をサ
ポートしないＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ装置におけるページ
特定像領域をクリアし、グラフィック状態をセーブし、
矩形を並進させ、回転させ、及びクリップし、Ｆｉｌｅ
Ｍａｋｅｒ Ｐｒｏプロローグを発行し、正しいページ
区分を選択及び発行し、ＦｉｌｅＭａｋｅｒ Ｐｒｏト
レーラ区分を発行し、グラフィック状態を復元し、必要
ページを演色するために修正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマ
ンドを発行し、矩形ビットマップ部分を復元し、手順を
再開する。

【００６４】ＶＤＦｘ．ＰＳファイルによる最終ページ
が印刷されなければならないならば、修正”ｃｏｐｙｐ
ａｇｅ”は、可変データマージャーアプリケーションプ
ログラム作用子によって必要とされるほどの同一コピー
を発行する修正”ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマンドによって
代用されるが、ビットマップメモリの内容は、この動作
によって失われる。ビットマップメモリ手段の内容は、
次ページのデータを受け取る準備ができた”ｂｌａｎｋ
ｐａｇｅ”を表現するためにリセットされる。修正”
ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマンドは、別のＡｇｆａＳｃｒｉ
ｐｔ特定副効果を有する。いったんすべての必要なコピ
ーが印刷されるならば、”ｓｅｔｖａｒｉａｂｌｅｄａ
ｔａｂｏｘ”コマンドによってキャッシュメモリ手段に
おいてセーブされたすべての矩形部分は、キャッシュメ
モリ手段から消去される。それ自体、これらの部分は、
後続のＡｇｆａＳｃｒｉｐｔ特定”ｃｏｐｙｐａｇｅ”
又は到来する”ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマンドに対してさ
えも、アクセス不能にされる。

【００６５】最終の修正”ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマンド
の後に、”＿ＡＧＦＡ＿ＳＡＶＥ＿ＣＯＮＴＥＸＴ”コ
マンドによって記憶された全文脈が、”＿ＡＧＦＡ＿Ｒ
ＥＳＴＯＲＥ＿ＣＯＮＴＥＸＴ”コマンドによって復元
される。そして最後に、ＰａｇｅＭａｋｅｒから出力さ
れたＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルからのトレーラ区分
が、出力データストリームにおいて発行される。このト
レーラ区分は、ＤＳＣ”％％Ｔｒａｉｌｅｒ”コマンド
において始まり、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルの最終文
字において終端する。

【００６６】上記の記述は、一シート背景像と背景像内
の一ページ特定像領域に制限される。しかし、マスター
ファイルは、より多くのページを含む。その場合に、優
先的に、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルにおける第１ペー
ジ区分に対応する最初のすべてのシートが、印刷され
る。その後、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルにおける第２
ページ区分に対応するすべてのシートが、印刷される等
である。これを達成するために、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳフ
ァイルのトレーラ区分が出力データストリームに導入さ
れる段階は、延期され、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルの
ページ区分−ページ２のみーの出力において再開始する
反復によって置き換えられる。他の段階は、ＭＡＳＴＥ
Ｒ．ＰＳファイルにおけるページ１と同一の順序に従
う。通常の如く、ページ区分は、ＤＳＣ”％％Ｐａｇ
ｅ”コメントで始まり、次の”％％Ｐａｇｅ”コメント
が出現するところ又は最終ページ区分を終了させる最
終”％％Ｔｒａｉｌｅｒ”コメントで終端する。”％％
Ｔｒａｉｌｅｒ”コメントが満たされない限り、プロセ
スは、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルの次ページ区分を取
り扱うために繰り返される。いったんトレーラ区分を検
出するならば、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルの現ページ
区分は、拡張ＶＤＦｘ．ＰＳファイルの包含により処理
され、そして出力データストリームが、ＭＡＳＴＥＲ．
ＰＳファイルのトレーラ区分によって終結される。

【００６７】また、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルのペー
ジ区分は、一つを超えるＶＤＦｘ．ＰＳファイル、例え
ば、ＶＤＦｘ．ＰＳとＶＤＦｙ．ＰＳを参照することが
できる。その場合に、ＡＧＦＡ＿ＳＡＶＥ＿ＶＤＦ＿Ｂ
ＯＸは、２つのビットマップ部分に対して呼び出され、
各ビットマップ部分は、両ページ特定像領域の一方を囲
む。修正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”又は”ｓｈｏｗｐａｇ
ｅ”コマンドの発行は、並進と回転の新反復、ＶＤＦ
ｙ．ＰＳファイルのプロローグ区分、ＶＤＦｙ．ＰＳフ
ァイルにおける現ページのページ区分、及びＶＤＦｙ．
ＰＳファイルのトレーラ区分の後に起こるために延期さ
れる。第３ＶＤＦｘ．ＰＳファイルがＭＡＳＴＥＲ．Ｐ
Ｓファイルの現ページにおいて参照されたならば、プロ
セスは、再び、並進と回転から反復される。各参照ＶＤ
Ｆｘ．ＰＳファイルの”ｃｕｒｒｅｎｔ ｐａｇｅ”
が、対応するプロローグ及びトレーラ区分とともに包含
された後、修正”ｃｏｐｙｐａｇｅ”コマンド−又はＶ
ＤＦｘ．ＰＳファイルにおける最終ページ区分に対して
は、修正”ｓｈｏｗｐａｇｅ”コマンド−が発行され、
その後、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルの次ページ区分又
は最終トレーラ区分が取り扱われる。

【００６８】一つを超えるページ特定像領域が背景像領
域において存在するならば、これらの像領域の２つ以上
が、重なる部分を有することがある。その場合、どのペ
ージ特定像領域が、共通部分に対して他方に対して可視
でなければならないかを判定することは重要である。こ
のオーバーラップシーケンスは、可変データマージャー
に伝送されなければならない。そのシーケンスは、複数
のＶＤＦｘ．ＰＳファイルの各現ページがデータストリ
ームにおいて包含される順序を賦課する。ＶＤＦｙ．Ｐ
Ｓによって記述されたページ特定領域によって覆われた
ページ特定像領域を記述するＶＤＦｘ．ＰＳファイル
は、ＶＤＦｙ．ＰＳファイルデータの前に、各ページの
出力データストリームにおいて出現する。

【００６９】本発明による方法の別の重要な利点は、組
付けからのＶＤＦｘ．ＰＳファイルの独立である。幾つ
かの背景像が、例えば、ＰａｇｅＭａｋｅｒアプリケー
ションプログラムによって準備され、出力ファイルＭＡ
ＳＴＥＲ．ＰＳを生じさせる。組付けプログラムは、出
力ファイルＭＡＳＴＥＲ．ＰＳのページ区分を再配置
し、一枚以上のシートが折り畳まれ、異なるページの論
理シーケンスを構成する如く、シート上に一つ以上の背
景像を正しく位置付けるために必要とされる並進と直交
回転を含む。ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルを生成する
時、ページ特定像領域は、背景像内に正しく位置する。
ＯＰＩ推奨に準拠して、これらのページ特定像領域の位
置と方位は、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルにおいて符号
化される。このファイルは、ページ特定データによって
最終的に置き換えられなければならない多様なダミー像
ファイルを参照する。ファイルは、組付けアプリケーシ
ョンプログラムに提供され、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイ
ルを、例えば、ＭＡＳＴＥＲＩ．ＰＳファイルに変換す
る。包含されるダミー像ファイルの位置パラメータを記
述するＯＰＩコメントは、背景像の新位置及び方位によ
り、組付けプログラムによって変更された。ダミー像と
して背景レイアウトにおいてページ特定像領域を組み込
む最も重要な利点は、それらがファイル名と拡張子を介
して、ＯＰＩコメントによって参照され、そして背景像
内の位置パラメータがまた、ＯＰＩコメントによって指
示されるという事実である。可変データマージャーは、
可変データが導入されなければならない点を容易に検索
し、そして位置パラメータは、多くの組付けプログラム
の如く、ＯＰＩ準拠アプリケーションによって処置され
る。このように、専門ページレイアウトアプリケーショ
ンとデータベースアプリケーションの如く種々のアプリ
ケーションが、それらを統合する又は完全に書き直す必
要なしに併合される。可変データマージャープログラム
は、ＭＡＳＴＥＲ．ＰＳファイルに対して作用したと同
様にしてＭＡＳＴＥＲＩ．ＰＳファイルに作用する。最
終結果を獲得するために必要な各ＶＤＦｘ．ＰＳファイ
ルは、行われた組付けについての知識を有する必要はな
い。これはまた、組付けプログラムにおける負担を軽減
する。これは、背景像を記述するＭＡＳＴＥＲ．ＰＳフ
ァイル内のデータのみを処理し、データベースにおける
多数のレコードに関して実質的な量のデータになるペー
ジ特定データを全く処理しない。

【００７０】本発明の好ましい実施態様を詳細に記載し
たが、技術における当業者には、次のクレイムにおいて
記載された発明の範囲に反することなく、多数の修正を
行うことができることは明らかである。

【００７１】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。

【００７２】１．同一背景像領域と少なくとも一つのペ
ージ特定像領域を有する複数のページを印刷するための
方法において、 ａ）該背景像領域のビットマップ表現を発生させ、該ビ
ットマップ表現をビットマップメモリ手段に記憶する段
階と、 ｂ）各ページ特定像領域に対応する該ビットマップ表現
の部分をキャッシュメモリ手段にセーブする段階と、 ｃ）少なくとも一つのページ特定像領域に対するビット
マップ表現を発生させ、該ページ特定ビットマップ表現
を該ビットマップメモリ手段に記憶する段階と、 ｄ）少なくとも一ページを印刷するためにマーキングエ
ンジンに該ビットマップメモリ手段の内容を出力する段
階と、 ｅ）該キャッシュメモリ手段から該ビットマップメモリ
手段に少なくとも一つの該セーブ部分を復元する段階
と、 ｆ）該複数のページが印刷されるまで、段階ｃ）〜ｅ）
を繰り返す段階とを具備する方法。

【００７３】２．該ページ特定像領域が矩形形状を有す
る上記１に記載の方法。

【００７４】３．該ビットマップ部分が、水平矩形形状
を有する上記１に記載の方法。

【００７５】４．該ビットマップ部分が、少なくとも一
つの該ページ特定像領域を完全に覆う上記１に記載の方
法。

【００７６】５．各反復において、ビットマップ表現
が、各ページ特定像領域に対して発生され、そして各セ
ーブビットマップ部分が復元される上記１に記載の方
法。

【００７７】６．同一背景像領域と少なくとも一つのペ
ージ特定像領域を有する複数のページを印刷するための
方法において、 ａ）１）該背景像領域と、 ２）各該ページ特定像領域に対する位置パラメータとを
記述する背景データストリームを発生する段階と、 ｂ）各ページ特定像領域を記述するページ特定データス
トリームを発生する段階と、 ｃ）該背景データストリームと該ページ特定データスト
リームを組み合わせる段階と、 ｄ）各ページ特定領域を含む背景像を表現するマーキン
グエンジン信号の連続セットを、該組み合わせデータス
トリームから発生する段階と、 ｅ）マーキングエンジン信号の各連続セットによって表
現された像を印刷する段階とを具備する方法。

【００７８】７．位置パラメータが、 − 該背景像に関する位置と、 − 形状と、 − サイズと、 − 方位とを含む上記６に記載の方法。

【００７９】８．位置パラメータが、さらに、像データ
ファイルへの参照を含む上記７に記載の方法。

【００８０】９．該データストリームを組み合わせる段
階が、該背景データストリームにおける像データファイ
ルへの該参照を検索する段階を具備する上記８に記載の
方法。

【００８１】１０．該背景データストリームと該ページ
特定データストリームを組み合わせる段階が、組付けの
ために必要とされた該背景データストリームにおいて並
進を行う段階によって先行される上記６に記載の方法。

【００８２】１１．信号のセットを発生する段階が、該
位置パラメータに基づいて、ページ特定像データをクリ
ップする段階を具備する上記６に記載の方法。

【００８３】１２．組み合わせ段階が、各ページ特定像
領域の処理を順序付ける段階を具備する上記６に記載の
方法。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による方法を実施するための特定実施態
様を示す。

【図２】発明を実施するために使用されるいろいろなア
プリケーションプログラムの間の論理関係を示す。

【図３】像データの包含を記述するＯＰＩコメントのセ
ットを示す。

【図４】発明を実施するためのＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔデ
ータストリームの抜粋を示す。

【図５】発明を実施するためのＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔデ
ータストリームの抜粋を示す。

【図６】発明を実施するためのＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔデ
ータストリームの抜粋を示す。

【符号の説明】

２１ ワークステーション ２２ 磁気ハードディスク ２３ ラスター像プロセッサー ２４ マーキングエンジン ２６ 互換ハードディスク

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 同一背景像領域と少なくとも一つのペー
   ジ特定像領域を有する複数のページを印刷するための方
   法において、 ａ）該背景像領域のビットマップ表現を発生させ、該ビ
   ットマップ表現をビットマップメモリ手段に記憶する段
   階と、 ｂ）各ページ特定像領域に対応する該ビットマップ表現
   の部分をキャッシュメモリ手段にセーブする段階と、 ｃ）少なくとも一つのページ特定像領域に対するビット
   マップ表現を発生させ、該ページ特定ビットマップ表現
   を該ビットマップメモリ手段に記憶する段階と、 ｄ）少なくとも一ページを印刷するためにマーキングエ
   ンジンに該ビットマップメモリ手段の内容を出力する段
   階と、 ｅ）該キャッシュメモリ手段から該ビットマップメモリ
   手段に少なくとも一つの該セーブ部分を復元する段階
   と、 ｆ）該複数のページが印刷されるまで、段階ｃ）〜ｅ）
   を繰り返す段階とを具備する方法。
2. 【請求項２】 同一背景像領域と少なくとも一つのペー
   ジ特定像領域を有する複数のページを印刷するための方
   法において、 ａ）１）該背景像領域と、 ２）各該ページ特定像領域に対する位置パラメータとを
   記述する背景データストリームを発生する段階と、 ｂ）各ページ特定像領域を記述するページ特定データス
   トリームを発生する段階と、 ｃ）該背景データストリームと該ページ特定データスト
   リームを組み合わせる段階と、 ｄ）各ページ特定領域を含む背景像を表現するマーキン
   グエンジン信号の連続セットを、該組み合わせデータス
   トリームから発生する段階と、 ｅ）マーキングエンジン信号の各連続セットによって表
   現された像を印刷する段階とを具備する方法。